JP2010221599A - プリンタ - Google Patents

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Abstract

【課題】サーマルプリンタにおけるサーマルヘッド走行距離の記憶管理を効率的に行うこと。
【解決手段】サーマルプリンタ100は、サーマルヘッド22の走行距離を記憶する不揮発性メモリ32と、不揮発性メモリ32に対する走行距離の書き込み頻度を制御する制御部10と、を備える。この構成によれば、不揮発性メモリ32に対するサーマルヘッド22の走行距離の書き込み頻度を制御することにより、サーマルプリンタ100に備えられた不揮発性メモリ32の記憶資源を有効に活用することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、サーマルヘッドを備えたプリンタに関する。
サーマルヘッドにより印刷を行うサーマルプリンタでは、サーマルヘッドの走行距離を管理することにより、サーマルヘッドを寿命により交換する時期の目安とすることが行なわれている。
また、上記の走行距離をはじめとするプリンタの各種設定情報を、揮発性メモリとは別に設けられた不揮発性メモリ(例えば、フラッシュメモリ)に記憶する手段を備えたプリンタが知られている。このようなプリンタは、例えば特許文献1に記載されている。
特開2006−35768号公報
プリンタに搭載された不揮発性メモリの中には、書き込み可能な回数が比較的少ないものがある。例えば、フラッシュメモリの平均的な書き込み回数は10万回程度である。これに対し、サーマルヘッドの走行距離は印刷が行われる度に更新される。従って、走行距離が更新される度に不揮発性メモリへの書き込みを行うと、不揮発性メモリの寿命が短期間で尽きてしまうおそれがあった。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、サーマルヘッドの走行距離を記憶する不揮発性メモリの記憶資源を有効に活用することのできるプリンタを提供することを目的とする。
本プリンタは、サーマルヘッドの走行距離を記憶する不揮発性メモリと、前記不揮発性メモリに対する前記走行距離の書き込み頻度を制御する制御部と、を備える。この構成によれば、不揮発性メモリへの走行距離の書き込み頻度を制御することにより、プリンタに備えられた不揮発性メモリの記憶資源を有効に活用することができる。
上記構成において、前記制御部は、前記サーマルヘッドの現走行距離に基づいて、前記不揮発性メモリへの書き込みを行うか否かを判定する構成とすることができる。この構成によれば、印刷の度に走行距離の書き込みを行う場合に比べ、不揮発性メモリへの書き込み頻度を抑制することができる。
上記構成において、前記制御部は、前記サーマルヘッドの現走行距離及び前記不揮発性メモリに記憶された前記サーマルヘッドの走行距離に基づいて、前記不揮発性メモリへの書き込みを行うか否かを判定する構成とすることができる。この構成によれば、印刷の度に走行距離の書き込みを行う場合に比べ、不揮発性メモリへの書き込み頻度を抑制することができる。
上記構成において、前記制御部は、前記プリンタの電源オフ時に前記不揮発性メモリへの書き込みを行う構成とすることができる。この構成によれば、印刷の度に走行距離の書き込みを行う場合に比べ、不揮発性メモリへの書き込み頻度を抑制することができる。
上記構成において、前記制御部は、前記不揮発性メモリに対する書き込み回数に基づいて、前記不揮発性メモリへの書き込みを行うか否かを判定する構成とすることができる。この構成によれば、不揮発性メモリに対する書き込み回数を考慮することで、不揮発性メモリの記憶資源をさらに有効に活用することができる。
上記構成において、前記制御部は、前記不揮発性メモリに対する書き込み回数が所定値より大きい場合は、前記プリンタの電源オフ時に限り前記不揮発性メモリへの書き込みを行う構成とすることができる。この構成によれば、不揮発性メモリの寿命が近づいた場合に書き込みのタイミングを電源オフ時に制限することで、不揮発性メモリの記憶資源をさらに有効に活用することができる。
上記構成において、前記制御部は、前記不揮発性メモリに対する書き込み回数が所定値より小さい場合は、前記サーマルヘッドの現走行距離に基づいて前記不揮発性メモリへの書き込みを行うか否かを判定するとともに、前記プリンタの電源オフ時に前記不揮発性メモリへの書き込みを行う構成とすることができる。この構成によれば、不揮発性メモリの寿命が十分にある場合には、電源オフ時以外にも書き込みを行うことで、走行距離をより的確に管理することができる。
上記構成において、前記不揮発性メモリは、前記不揮発性メモリに対する書き込み回数を記憶する構成とすることができる。
上記構成において、前記サーマルヘッドの現走行距離を一時的に記憶する揮発性メモリを更に備え、前記制御部は、印刷が行われる度に前記揮発性メモリへの現走行距離の書き込みを行うとともに、所定の条件に基づいて前記揮発性メモリに記憶された現走行距離の前記不揮発性メモリへの書き込みを行う構成とすることができる。この構成によれば、実質的に書き込み回数が無制限の揮発性メモリを不揮発性メモリと併用することで、不揮発性メモリの記憶資源をさらに有効に活用することができる。
上記構成において、前記サーマルヘッドの走行距離を外部に通知する通知手段を更に備える構成とすることができる。この構成によれば、サーマルヘッドの走行距離を目安として、サーマルヘッドの交換時期を的確に把握することができる。
上記構成において、前記制御部は、前記サーマルヘッドの交換時に前記不揮発性メモリに記憶された走行距離をリセットする構成とすることができる。
上記構成において、前記不揮発性メモリは、フラッシュメモリである構成とすることができる。
本発明によれば、不揮発性メモリに対するサーマルヘッドの走行距離の書き込み頻度を制御することにより、プリンタに備えられた不揮発性メモリの記憶資源を有効に活用することができる。
図1は、実施例1に係るプリンタの構成を示したブロック図である。 図2は、実施例1に係るプリンタの制御におけるメインルーチンのフローチャートである。 図3は、実施例1に係るプリンタの制御における初期化時のフローチャートである。 図4は、実施例1に係るプリンタの制御における印刷時のフローチャートである。 図5は、実施例1に係るプリンタの制御における割り込み判定処理時のフローチャートである。 図6は、実施例1に係るプリンタの制御における不揮発性メモリへの書き込み回数更新処理時のフローチャートである。 図7は、実施例1に係るプリンタの制御におけるコマンド処理時のフローチャートである。
以下、図面を用い本発明に係る実施例について説明する。
図1は、実施例1に係るサーマルプリンタ100の構成を示したブロック図である。サーマルプリンタ100は、制御部10、機械部20、記憶部30、操作部40、及び入出力部50を備えている。制御部10は、サーマルプリンタ100の各部の動作制御を行うもので、例えばCPU(Central Processing Unit)及び各種の駆動回路から構成される。
機械部20は、サーマルヘッド22を含む。サーマルヘッド22は制御部10に接続されており、走行距離が制御部10に伝えられる構成となっている。機械部20は他にも、サーマルヘッド22の温度を検出するサーミスタや、用紙送りモータ(いずれも不図示)を含んでいてもよい。
記憶部30は、不揮発性メモリ32及び揮発性メモリ34を含む。不揮発性メモリ32は、サーマルプリンタ100に関する各種の設定情報を記憶するもので、例えばフラッシュメモリが用いられる。各種の設定情報には、サーマルヘッド22の走行距離及び不揮発性メモリ32への書き込み回数が含まれる。揮発性メモリ34は、上記の各種設定情報や外部から送信された印刷データを一時的に記憶するもので、例えばSRAM(Static Random Access Memory)が用いられる。特に本実施例では、揮発性メモリ34はサーマルヘッド22の走行距離を一時的に記憶する走行距離カウンタ、及び不揮発性メモリ32への書き込み回数を一時的に記憶する書き込み回数カウンタとして機能する。
フラッシュメモリをはじめとする不揮発性メモリ32は、データの書き込みや消去の際に記憶素子の一部を破壊するため、所定の寿命(書き込み回数の上限)が存在する。これに対し、揮発性メモリ34では書き込みや消去の際における記憶素子の破壊が行われないため、書き込み回数が実質的に無制限である。なお、走行距離の記憶部30への書き込み及び消去は、制御部10により行われる。
操作部40は電源スイッチ42を含み、ユーザが電源をオンまたはオフする動作を制御部10へと伝達する。入出力部50は、外部端末(例えば、パーソナルコンピュータ)との間で情報の入出力を行う。また、本サーマルプリンタ100の制御部10は、プリンタに関する各種の設定情報をユーザに対して通知する通知手段として機能する。例えば、制御部10が入出力部50を介して設定情報を外部の表示装置等に出力することで、サーマルヘッド22の走行距離や交換時期を、ユーザに対して通知することができる。
図2は、実施例1に係るプリンタの制御におけるメインルーチンのフローチャートである。最初に、ユーザが電源スイッチ42を操作することによりサーマルプリンタ100の電源がオンになる。制御部10は、電源がオンになったことを検出すると(ステップS10)、プリンタ立ち上げ時の初期化処理を行う(ステップS12)。その後、外部からのリセット要求があった場合には(ステップS14)、制御部10はステップS12の前段階に戻り、再び初期化処理を行う。ステップS12の初期化処理については後述の図3で詳細に説明する。
続いて、制御部10は印刷すべき印刷データが存在するか否かを判定し(ステップS16)、印刷データがある場合には印刷処理を行う(ステップS18)。ステップS18の印刷処理については後述の図4で詳細に説明する。
続いて、制御部10は不揮発性メモリ32に対する書き込み要求があるか否かを判定し(ステップS20)、要求があった場合にはサーマルヘッド22の走行距離の記憶処理を行う(ステップS22)。次に、制御部10は操作部40からの電源オフ要求があるか否かを判定し(ステップS24)、要求があった場合にはステップS22と同様の記憶処理(ステップS26)を行った後に、電源オフ処理を行いサーマルプリンタ100の電源をオフにする(ステップS28)。ステップS20及びS24の割り込み要求処理については、後述の図5で詳細に説明する。また、図22及びS26の記憶処理については、後述の図6で詳細に説明する。
続いて、制御部10はプリンタエラーの検出を行い(ステップS30)、エラーが検出された場合にはステップS14の前段へと戻る。エラーが検出されなかった場合は、制御部10はコマンド解析処理を行い(ステップS32)、当該処理が完了した後ステップS14の前段へと戻る。ステップS32のコマンド解析処理については後述の図7で詳細に説明する。以後は、ステップS24における電源オフ要求があるまで、ステップS14からステップS32までのメインルーチンが繰り返される。
なお、ステップS20における不揮発性メモリ32への書き込み要求と、ステップS24における電源オフ要求は、プリンタの状態検出割り込み処理内で実行される。割り込み処理の詳細については、後述の図5にて説明する。
図3は、図1のステップS12における初期化処理時のフローチャートである。開始時において、記憶部30の不揮発性メモリ32には、前回までのサーマルヘッド22の走行距離と、不揮発性メモリ32への書き込み回数の両方が記憶されている。
最初に、制御部10が不揮発性メモリ32からサーマルヘッド22の走行距離を読み出し(ステップS40)、走行距離カウンタとしての揮発性メモリ34へと記憶する(ステップS42)。続いて、制御部10が不揮発性メモリ32から書き込み回数を読み出し(ステップS44)、書き込み回数カウンタとしての揮発性メモリ34へと記憶する(ステップS46)。以上の処理により、サーマルヘッド22の走行距離及び不揮発性メモリ32への書き込み回数が、それぞれ揮発性メモリ34へと一時的に記憶される。
図4は、図1のステップS18における印刷処理時のフローチャートである。最初に、制御部10がサーマルヘッド22を駆動し、印刷を実行する(ステップS50)。次に、制御部10が印刷により増加したサーマルヘッドの走行距離を揮発性メモリ34へと記憶し、走行カウンタを更新する(ステップS52)。以上の処理により、揮発性メモリ34に現在のサーマルヘッド22の走行距離が記憶される。
不揮発性メモリ32への書き込みが行われるまでは、不揮発性メモリ32及び揮発性メモリ34に記憶されている走行距離の値は異なるものとなる。以下の説明では、揮発性メモリ34に記憶されている走行距離を現走行距離と称し、不揮発性メモリ32に記憶されている走行距離と区別する。揮発性メモリ34に記憶される現走行距離は、印刷が行われる度に更新される。
図5は、図1のメインルーチンに対する割り込み判定処理時のフローチャートである。最初に、制御部10がタスクカウンタの更新を行い(ステップS60)、続いて走行距離の監視タスクであるか否かを判定する(ステップS62)。
走行距離の監視タスクである場合、制御部10は揮発性メモリ34に記憶された現走行距離を、不揮発性メモリ32に記憶された走行距離と比較し(ステップS64)、前回不揮発性メモリ32に書き込みが行われた走行距離から一定以上の更新が行われたか否かを判定する(ステップS66)。これは例えば、更新された走行距離が不揮発性メモリ34に記憶されている走行距離の10%を超えたか否かにより判定することができる。一定以上の更新が行われていない場合、制御部10は不揮発性メモリ32への書き込みを行わない。
ステップS66で走行距離が一定以上更新されている場合、制御部10は揮発性メモリ34(書き込み回数カウンタ)に記憶された不揮発性メモリ32への書き込み回数を所定の閾値と比較し(ステップS68)、不揮発性メモリ32への書き込み回数の多少を判定する(ステップS70)。所定の閾値は、例えば不揮発性メモリの書き込み回数制限(フラッシュメモリであれば10万回程度)の80%とすることができる。書き込み回数が閾値より多い場合には、制御部10は不揮発性メモリ32への書き込みを行わない。書き込み回数が閾値より少ない場合には、制御部10は不揮発性メモリ32への書き込み要求(図1ステップS20)の設定を行う(ステップS72)。
ステップS62で走行距離の監視タスクでない場合、制御部10は電源スイッチの監視タスクであるか否かの判定を行う(ステップS74)。電源スイッチの監視タスクである場合、制御部10は操作部40の電源スイッチ42が押下されたか否かを判定する(ステップS76)。電源スイッチが押下された場合には、制御部10は電源オフ要求(図1ステップS24)の設定を行う(ステップS78)。
ステップS74で電源スイッチの監視タスクでない場合は、制御部10はステップS60で更新されたタスクカウンタに応じて、サーマルプリンタ100のエラーチェックを実行する(ステップS79)。
図6は、図1のステップS22及びS26における不揮発性メモリ32への記憶処理時のフローチャートである。不揮発性メモリ32への書き込み要求(図1ステップS20)または電源オフ要求(図1ステップS24)があった場合、制御部10は揮発性メモリ34の走行距離カウンタに記憶されたサーマルヘッド22の現走行距離を、不揮発性メモリ32へと書き込む(ステップS80)。
続いて、不揮発性メモリ32への書き込み処理実行を受けて、制御部10が揮発性メモリ34の書き込み回数カウンタを更新する(ステップS82)。その後、制御部10は書き込み回数カウンタに記憶された不揮発性メモリ32への書き込み回数を、不揮発性メモリ32へと書き込む(ステップS84)。以上の処理により、サーマルヘッド22の走行距離及び不揮発性メモリ32への書き込み回数が、電源オフ後も保持される。
図7は、図1のステップS32におけるコマンド処理時のフローチャートである。最初に、制御部10が入出力部50等から与えられたコマンドデータを解析する(ステップS90)。制御部10は、コマンドが不揮発性メモリ32の記憶内容の通知コマンドであるか否かを判定する(ステップS92)。記憶内容の通知コマンドである場合には、制御部10は続いて走行距離の通知コマンドであるか否かを判定し(ステップS94)、YESの場合には不揮発性メモリ32に記憶された走行距離を通知し(ステップS96)、NOの場合には同じく不揮発性メモリ32に記憶された書き込み回数を通知する(ステップS98)。これらの通知は、例えば制御部10が外部の表示装置に文字や図形を表示させることにより行うことができる。
ステップS92で記憶内容の通知コマンドでない場合には、制御部10はコマンドが走行距離のリセットコマンドであるか否かを判定し(ステップS100)、YESの場合には不揮発性メモリ32に記憶された走行距離を消去するリセット処理を行う(ステップS102)。なお、当該リセットコマンドは、例えばサーマルヘッド22の交換時に出される構成とする個とができる。ステップS100でリセットコマンドでない場合、制御部10はその他のコマンド内容に応じたコマンド解析処理を実行する(ステップS104)。
以上説明したように、本実施例ではサーマルヘッド22の走行距離を不揮発性メモリ32に記憶するにあたり、制御部10がその記憶頻度の制御を行う。これにより、印刷の度に不揮発性メモリ32への書き込みを行う場合に比べ、不揮発性メモリ32の寿命への到達期間を長くすることができる。すなわち、不揮発性メモリ32の記憶資源を有効に活用することができるため、サーマルプリンタ100への余分なメモリの設置や頻繁なメモリの交換を行わなくてもよい。
不揮発性メモリ32への書き込み頻度を制御する方法には種々あるが、例えばサーマルヘッド22の現走行距離に基づいて書き込みを行うか否かを判定することができる。特に、図5のステップS64及びS66のように、揮発性メモリ34に記憶された現走行距離及び不揮発性メモリ32に記憶された走行距離の双方に基づいて、書き込みを行うか否かを判定してもよい。
また、図1のステップS24及びS26にあるように、サーマルプリンタ100の電源オフ時に不揮発性メモリ32への走行距離の書き込みを行っても良い。これにより、サーマルプリンタ100の使用時に少なくとも1回は走行距離が不揮発性メモリ32に書き込まれるため、サーマルヘッド22の走行距離の管理を行うことができる。
また、図5のステップS68及びS70にあるように、不揮発性メモリ32に対する現在までの書き込み回数に基づいて、不揮発性メモリ32への書き込みを行うか否かを判定してもよい。不揮発性メモリ32の書き込み回数(寿命)を考慮して書き込み頻度を制御することで、不揮発性メモリ32の寿命への到達期間をさらに長くすることができる。
不揮発性メモリ32の寿命を考慮した書き込み頻度の制御方法には種々あるが、一般的には現在までの書き込み回数が多いほど以後の書き込み頻度を少なくし、逆に書き込み回数が少なければ書き込み頻度を多くすることが考えられる。本実施例では図5に示すように、書き込み回数が所定の閾値より小さい場合は、サーマルヘッド22の現走行距離に基づく書き込み判定処理(及び書き込み処理)と、電源オフ時における書き込み処理の両方を行う。一方、書き込み回数が所定の閾値より小さい場合は、電源オフ時に限り不揮発性メモリ32への走行距離の書き込みを行う。不揮発性メモリ32への書き込み回数に基づく書き込み頻度の制御は、上記以外の形態であってもよい。また、閾値も本実施例のように1つではなく、複数の閾値を設定して書き込み頻度を調整してもよい。
不揮発性メモリ32への書き込み回数は、電源オン時には揮発性メモリ34の書き込み回数カウンタにより管理される。また、書き込み回数を不揮発性メモリ32にも記憶させることにより、電源オフ時にもその値を保持することができる。本実施例では、図6のステップS82及びS84にあるように、書き込みカウンタが更新されると同時に不揮発性メモリ32に書き込み回数を記憶しているが、不揮発性メモリ32への書き込み回数の記憶は、電源オフ時に限ってもよい。
また、本実施例のサーマルプリンタ100は、不揮発性メモリ32及び揮発性メモリ34の両方を備えている。図4に示すように、揮発性メモリ34の走行距離カウンタは、印刷が行われる度に更新される。そして、図1及び図5に示すように、所定の条件が満たされた場合に揮発性メモリ34に記憶された走行距離が不揮発性メモリ32へと書き込まれる。このように、2種類のメモリを併用することで、不揮発性メモリ32の記憶資源を有効にさらに活用することができる。
また、図7のステップS96及びS98にあるように、サーマルヘッド22の走行距離及び不揮発性メモリ32への書き込み回数を外部に通知することで、ユーザがサーマルヘッド22及び不揮発性メモリ32の寿命を知るための目安とすることができる。また、サーマルヘッド22の交換時に走行距離をリセット(図7ステップS102)することで、サーマルヘッド22の交換後も同様に走行距離の管理を行うことができる。
本実施例の構成は、不揮発性メモリ32としてフラッシュメモリを使用するサーマルプリンタに特に適しているが、書き込み回数制限のある不揮発性メモリであれば、他のメモリを用いてもよい。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 制御部
20 機械部
22 サーマルヘッド
30 記憶部
32 不揮発性メモリ
34 揮発性メモリ
40 操作部
42 電源スイッチ
50 入出力部

Claims (12)

  1. サーマルヘッドの走行距離を記憶する不揮発性メモリと、
    前記不揮発性メモリに対する前記走行距離の書き込み頻度を制御する制御部と、
    を備えることを特徴とするプリンタ。
  2. 前記制御部は、前記サーマルヘッドの現走行距離に基づいて、前記不揮発性メモリへの書き込みを行うか否かを判定することを特徴とする請求項1記載のプリンタ。
  3. 前記制御部は、前記サーマルヘッドの現走行距離及び前記不揮発性メモリに記憶された前記サーマルヘッドの走行距離に基づいて、前記不揮発性メモリへの書き込みを行うか否かを判定することを特徴とする請求項2記載のプリンタ。
  4. 前記制御部は、前記プリンタの電源オフ時に前記不揮発性メモリへの書き込みを行うことを特徴とする請求項1から3いずれか1項記載のプリンタ。
  5. 前記制御部は、前記不揮発性メモリに対する書き込み回数に基づいて、前記不揮発性メモリへの書き込みを行うか否かを判定することを特徴とする請求項1から4いずれか1項記載のプリンタ。
  6. 前記制御部は、前記不揮発性メモリに対する書き込み回数が所定値より大きい場合は、前記プリンタの電源オフ時に限り前記不揮発性メモリへの書き込みを行うことを特徴とする請求項1記載のプリンタ。
  7. 前記制御部は、前記不揮発性メモリに対する書き込み回数が所定値より小さい場合は、前記サーマルヘッドの現走行距離に基づいて前記不揮発性メモリへの書き込みを行うか否かを判定するとともに、前記プリンタの電源オフ時に前記不揮発性メモリへの書き込みを行うことを特徴とする請求項6記載のプリンタ。
  8. 前記不揮発性メモリは、前記不揮発性メモリに対する書き込み回数を記憶することを特徴とする請求項5から7いずれか1項記載のプリンタ。
  9. 前記サーマルヘッドの現走行距離を一時的に記憶する揮発性メモリを更に備え、
    前記制御部は、印刷が行われる度に前記揮発性メモリへの現走行距離の書き込みを行うとともに、所定の条件に基づいて前記揮発性メモリに記憶された現走行距離の前記不揮発性メモリへの書き込みを行うことを特徴とする請求項1から8いずれか1項記載のプリンタ。
  10. 前記サーマルヘッドの走行距離を外部に通知する通知手段を更に備えることを特徴とする請求項1から9いずれか1項記載のプリンタ。
  11. 前記制御部は、前記サーマルヘッドの交換時に前記不揮発性メモリに記憶された走行距離をリセットすることを特徴とする請求項1から10いずれか1項記載のプリンタ。
  12. 前記不揮発性メモリは、フラッシュメモリであることを特徴とする請求項1から11いずれか1項記載のプリンタ。
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