JP6398697B2 - データ受信装置、データ受信方法及びプログラム - Google Patents

データ受信装置、データ受信方法及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6398697B2
JP6398697B2 JP2014258375A JP2014258375A JP6398697B2 JP 6398697 B2 JP6398697 B2 JP 6398697B2 JP 2014258375 A JP2014258375 A JP 2014258375A JP 2014258375 A JP2014258375 A JP 2014258375A JP 6398697 B2 JP6398697 B2 JP 6398697B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
received data
information
storage unit
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014258375A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016119579A (ja
Inventor
康徳 佐藤
康徳 佐藤
長谷部 孝
孝 長谷部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2014258375A priority Critical patent/JP6398697B2/ja
Publication of JP2016119579A publication Critical patent/JP2016119579A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6398697B2 publication Critical patent/JP6398697B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)

Description

本発明は、データ受信装置、データ受信方法及びプログラムに関する。
従来、通信回線を介してデータを受信するデータ受信装置として、ファクシミリ等の装置があり、例えば、ファクシミリでは印刷する用紙の消費を節約するために、受信したデータを直ちに用紙に印刷等して出力することなく、データを一時的に記憶手段に記憶するメモリ受信が存在する。
このようなメモリ受信に用いられる記憶手段としては、電源電圧が喪失等しても受信したデータを保持することができるHDD(Hard disk drive)等を用いる場合が多い。但し、HDDは、起動時間が長く、転送時間が長く、衝撃に弱い等の欠点を有するため、そのような欠点がない書き換え可能な半導体不揮発性メモリであるNAND型フラッシュメモリ(以下、単にフラッシュメモリと呼ぶ。)を搭載したSSD(Solid state drive)やeMMC(embedded Multi Media Card)を用いる場合も増えている。
フラッシュメモリには、データの書き込み処理として、SLC(Single Level Cell)とMLC(Multi Level Cell)の2通りの書き込み処理が存在し、SLCでは1つのセルに1ビットの情報を書き込むため、書き込まれる情報量は少ないものの、1つのセルに複数ビットの情報を書き込むMLCと比較して、データ保持の信頼性が高い。
一方、データ受信装置に記憶されているデータの種類(例えば、オペレーティングシステム(OS)、プログラムデータ、変更履歴データ等)によっては、データ保持の信頼性が大変重要なデータ(OS等)や、データ保持の信頼性はさほど重要視されないデータ(変更履歴データ等)が存在し、このようなデータの種類に応じて、書き込み処理を適宜選択する不揮発性半導体記憶装置が開示されている(特許文献1参照)。
特開2012−009112号公報
しかしながら、特許文献1に記載された不揮発性半導体記憶装置は、データの種類に対して予め設定された書き込み処理で、フラッシュメモリにデータを書き込むものであり、装置の使用状況の変化に応じて、記憶されているデータに対して必要とされるデータ保持の信頼性が変化した場合であっても、柔軟に書き込み処理を選択することができないといった問題点があった。
本発明の課題は、装置の使用状況の変化に応じて柔軟に書き込み処理を選択することができるデータ受信装置、データ受信方法及びプログラムを提供することにある。
上記課題を達成するため、請求項1に記載の発明のデータ受信装置は、
通信回線を介してデータを受信するデータ受信装置において、
データを受信する受信部と、
書き換え可能な半導体不揮発性メモリから構成され、送信先情報若しくは通信履歴情報が格納される記憶部と、
受信データの送信元情報が前記送信先情報若しくは通信履歴情報に一致するか否かを判別する判別部と、
受信データの送信元情報が、前記送信先情報若しくは通信履歴情報に一致する場合には、第1の書き込み処理を選択して前記受信データを前記記憶部に書き込み、前記送信先情報若しくは通信履歴情報に一致しない場合には、前記第1の書き込み処理よりも信頼性の低い第2の書き込み処理を選択して前記受信データを前記記憶部に書き込む制御部と、
を備えることを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のデータ受信装置において、
出力部を備え、
前記制御部は、所定の期間が経過し、且つ、前記受信データを前記出力部で出力済みの場合、前記第1の書き込み処理により書き込まれている前記受信データは前記第2の書き込み処理により書き換え、前記第2の書き込み処理により書き込まれている前記受信データは維持し、
所定の期間が経過し、且つ、前記受信データを前記出力部で出力されていない場合、前記第1の書き込み処理により書き込まれている前記受信データは前記第2の書き込み処理により書き換え、前記第2の書き込み処理で書き込まれている前記受信データは削除することを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のデータ受信装置において、
前記制御部は、前記送信先情報若しくは通信履歴情報が更新され、更新された前記送信先情報若しくは通信履歴情報に一致する送信元情報に対応する前記受信データが、前記第2の書き込み処理により書き込まれている場合、前記第1の書き込み処理により書き換えることを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載のデータ受信装置において、
表示部と、
操作部とを備え、
前記制御部は、前記送信先情報若しくは通信履歴情報が前記記憶部に格納されていない場合、前記表示部に前記受信データの書き込み処理の選択画面を表示させ、前記操作部における選択入力を取り込み、選択された書き込み処理により前記受信データを前記記憶部に書き込むことを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、請求項に記載のデータ受信装置において、
表示部を備え、
前記制御部は、前記記憶部から前記受信データを削除する場合に、前記表示部に前記受信データ削除を実行する旨の表示を行うことを特徴としている。
請求項6に記載の発明は、
通信回線を介してデータを受信するデータ受信方法であって、
データを受信する受信ステップと、
受信データの送信元情報が書き換え可能な半導体不揮発性メモリから構成された記憶部に格納された送信先情報若しくは通信履歴情報に一致するか否かを判別する判別ステップと、
受信データの送信元情報が、前記送信先情報若しくは通信履歴情報に一致する場合には、第1の書き込み処理を選択して前記受信データを前記記憶部に書き込み、前記送信先情報若しくは通信履歴情報に一致しない場合には、前記第1の書き込み処理よりも信頼性の低い第2の書き込み処理を選択して前記受信データを前記記憶部に書き込む選択書込ステップと、
を含むことを特徴としている。
請求項7に記載の発明は、
通信回線を介してデータを受信するプログラムであって、
コンピュータを、
データを受信する受信手段と、
受信データの送信元情報が書き換え可能な半導体不揮発性メモリから構成された記憶部に格納された送信先情報若しくは通信履歴情報に一致するか否かを判別する判別手段と、
受信データの送信元情報が、前記送信先情報若しくは通信履歴情報に一致する場合には、第1の書き込み処理を選択して前記受信データを前記記憶部に書き込み、前記送信先情報若しくは通信履歴情報に一致しない場合には、前記第1の書き込み処理よりも信頼性の低い第2の書き込み処理を選択して前記受信データを前記記憶部に書き込む選択書込手段と、
して機能させる。
本発明によれば、装置の使用状況の変化に応じて柔軟に書き込み処理を選択することができるデータ受信装置、データ受信方法及びプログラムを提供することができる。
本発明を適用した実施形態のデータ受信装置の機能構成を示すブロック図である。 メモリ受信時の制御部の動作説明するフローチャートである。 電話帳と受信データの一例を示す説明図である。 所定時間経過後の制御部の動作を説明するフローチャートである。 メモリ受信したデータ一覧の一例を示す説明図である。 電話帳更新時の制御部の動作を説明するフローチャートである。 メモリ受信したデータ一覧の他の一例を示す説明図である。
(実施形態)
[1.構成の説明]
以下に、本発明について、図面を用いて具体的な態様を説明する。但し、発明の範囲は、図示例に限定されない。
図1は、本発明を適用した実施形態のデータ受信装置100の機能構成を示すブロック図である。また、データ受信装置100の一例としてファクシミリを用いて具体的に説明する。
図1に示す本実施形態のデータ受信装置100は、受信したデータを直ちに用紙に印刷する等の出力することなく記憶部に記憶させるメモリ受信を行う機能を有している。
具体的には、本実施形態のデータ受信装置100は、受信部1と、記憶部2と、判別部3と、表示部4と、操作部5と、出力部6と、制御部7等を備えて構成されている。
受信部1は、電話回線やインタネット回線等の通信回線(不図示)を介してデータを受信する。例えば、受信部1としては、ファクシミリの送受信装置やネットワークインターフェース等であってよい。また、通信回線については有線である無線であるかを問わない。
記憶部2は、書き換え可能な半導体不揮発性メモリであるフラッシュメモリで構成され、受信部1で受信した受信データを順次記憶して保存する。また、記憶部2には、ファクシミリにおける電話帳に相当する送信先情報や、通信履歴情報等が格納されている。
また、記憶部2は、受信データを信頼性の比較的高い第1の書き込み処理により書き込むSLCブロック21と、受信データを第1の書き込み処理よりも信頼性の低い第2の書き込み処理により書き込むMLCブロック22との2種類のブロックを有し、制御部7により、受信データをどちらのブロックに書き込むかが設定される。
例えば、記憶部2は、第1の書き込み処理(SLC)で書き込むフラッシュメモリと、第2の書き込み処理(MLC)で書き込むフラッシュメモリの2種類のフラッシュメモリから構成されてもよいし、1種類のフラッシュメモリの記憶領域を2つに分割して、SLCブロック21及びMLCブロック22としてもよい。
判別部3は、受信部1で受信した受信データの送信元情報が、記憶部2に格納されている送信先情報若しくは通信履歴情報に一致するか否かを判別する。
表示部4は、制御部7から出力された表示制御信号に基づいた画像を表示画面に表示する。例えば、表示部4は、LCD(Liquid Crystal Display)、有機EL(Electro Luminescence)素子を用いたFPD(Flat Panel Display)などであってよい。また、スマートフォン等のように表示部4は、操作部5と一体的に形成されたタッチパネルなどであってもよい。
操作部5は、ユーザからの操作入力を受け付け、当該操作入力に応じた操作信号を制御部7へ出力する。例えば、操作部5は、文字入力キー、数字入力キー、カーソルキー、その他各種機能に対応付けられたキーなどを有するキー入力部であってよい。また、スマートフォンのように操作部5は、表示部4と一体的に形成されたタッチパネルなどであってもよい。
出力部6は、受信データを必要に応じて用紙に印刷して出力する。例えば、出力部6は、プリンタであってよい。また、出力部6として記憶部2から受信データを読み出して、表示部4にプレビュー表示させるものであってもよい。
制御部7は、例えば、CPU(Central Processing Unit)71、ROM(Read Only Memory)72、RAM(Random Access Memory)73等を備えて構成されている。
CPU71は、ROM72から処理内容に応じたプログラムを読み出してRAM73に展開し、展開されたプログラムと協働してデータ受信装置100の各ブロック(受信部1、記憶部2、判別部3、表示部4、操作部5、出力部6等)の動作を集中制御する。このとき、例えば、フラッシュメモリで構成された記憶部2に格納されている各種データが参照される。
また、プログラムを実行することにより、制御部7は、データを受信する受信手段と、受信データの送信元情報が書き換え可能な半導体不揮発性メモリから構成された記憶部に格納された前記送信先情報若しくは通信履歴情報に一致するか否かを判別する判別手段と前記送信先情報若しくは通信履歴情報に一致する場合には、第1の書き込み処理(SLC)を選択して前記受信データを前記記憶部に書き込み、前記送信先情報若しくは通信履歴情報に一致しない場合には、第2の書き込み処理(MLC)を選択して前記受信データを前記記憶部に書き込む選択書込手段と、してそれぞれ機能する。
ここで、制御部7は、例えば、ネットワークインターフェース等で構成された受信部1を介して、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等の通信回線に接続された外部の装置(例えばパーソナルコンピュータ)との間で各種データの送受信を行っても良い。
[2.メモリ受信動作の説明]
ここで、データ受信装置100のメモリ受信時の動作を図2に示すフローチャートを用いて説明する。図2のフローチャートに示すように、制御部7は、受信部1にデータの着信があったか否かを判断し(ステップS21:受信ステップ)、もし、受信部1に着信がないと判断した場合には(ステップS21:No)、ステップS21に戻る。
制御部7は、受信部1にデータの着信があったと判断した場合には(ステップS21:Yes)、受信側に対してファクシミリ信号であることを通知するためのCNG(calling signal)信号があるか否かを判断する(ステップS22)。
制御部7は、CNG信号がないと判断した場合には(ステップS22:No)、ファクシミリ以外の着信であるので処理を終了する。また、制御部7は、CNG信号があると判断した場合には(ステップS22:Yes)、データ受信装置100においてメモリ受信の設定がされているか否かを判断する(ステップS23)。
そして、制御部7は、メモリ受信の設定がされていないと判断した場合には(ステップS23:No)、通常のファクシミリの受信動作、言い換えれば、出力部6により受信データを用紙に順次印刷して出力させ(ステップS24)、処理を終了する。
一方、制御部7は、メモリ受信の設定がされていると判断した場合には(ステップS23:Yes)、制御部7は、判別部3に受信データの送信元情報が、記憶部2に格納された送信先情報若しくは通信履歴情報に一致するか否かを判別させる(ステップS25:判別ステップ)。
制御部7は、判別部3が一致すると判別した場合(ステップS25:Yes)、受信データをSLCブロック21に書き込む設定をし(ステップS26)、判別部3が一致しないと判別した場合(ステップS25:No)、受信データをMLCブロック22に書き込む設定をする(ステップS27)。
最後に、制御部7は、受信データを記憶部2の先に設定されたブロック(SLCブロック21若しくはMLCブロック22)に書き込んで記憶させ(ステップS28:選択書込ステップ)、通信が完了していない場合には(ステップS29:No)、ステップ28に戻り、通信が完了した場合には(ステップS29:Yes)、処理を終了する。
すなわち、受信データの送信元情報が、記憶部2に格納された送信先情報若しくは通信履歴情報に一致する場合には、データ保持の信頼性が比較的高い第1の書き込み処理(SLC)が設定され、一致しない場合には、データ保持の信頼性が第1の書き込み処理よりも低い第2の書き込み処理(MLC)が設定されて記憶部2に書き込まれて記憶される。
例えば、記憶部2に格納されている送信先情報である電話帳が、図3(a)に示すような情報である場合、図3(b)に示す受信データの送信元情報(電話番号0xx−xxxx−xxx1)は、「××商事」として当該電話帳に登録されているので、このような受信データは、データ保持の信頼性が比較的高い第1の書き込み処理(SLC)が設定される。
一方、図3(c)に示す受信データの送信元情報(電話番号0xx−xxxx−xxx8)は、当該電話帳に登録されていないので、このような受信データは、データ保持の信頼性が第1の書き込み処理よりも低い第2の書き込み処理(MLC)が設定される。
すなわち、送信先情報若しくは通信履歴情報は、装置の使用に伴って、その内容が時間と共に追加、削除、変更等されるものであり、現状、記憶部2に格納されている送信先情報若しくは通信履歴情報に基づき受信データの書き込み処理を選択することにより、データ受信装置100の使用状況の変化に応じて柔軟に書き込み処理を選択することができる。
以上のように、本実施形態のデータ受信装置100によれば、データを受信する受信部1と、書き換え可能な半導体不揮発性メモリから構成され、送信先情報若しくは通信履歴情報が格納される記憶部2と、受信データの送信元情報が送信先情報若しくは通信履歴情報に一致するか否かを判別する判別部3と、送信先情報若しくは通信履歴情報に一致する場合には、信頼性の高い書き込み処理(SLC)を選択して受信データを前記記憶部に書き込み、送信先情報若しくは通信履歴情報に一致しない場合には、信頼性が比較的高い第1の書き込み処理(SLC)を選択して受信データを前記記憶部に書き込み、送信先情報若しくは通信履歴情報に一致しない場合には、信頼性が第1の書き込み処理よりも低い第2の書き込み処理(MLC)を選択して受信データを記憶部2に書き込む制御部7とを備えることにより、装置の使用状況の変化に応じて柔軟に書き込み処理を選択することができるデータ受信装置100を提供することができる。
[3.所定時間経過後の動作の説明]
ここで、データ受信装置100の所定時間経過後の動作を図4に示すフローチャートを用いて説明する。図4のフローチャートに示すように、制御部7は、予め設定された所定期間を経過したか否かを判断し(ステップS51)、もし、所定期間を経過していないと判断した場合には(ステップS51:No)、ステップS51に戻る。
ここで、所定の時間とは、受信データが記憶部2に書き込まれた時点から所定の時間であってもよいし、受信データが記憶部2に書き込まれるタイミングには無関係に、周期的(例えば、1時間毎、1日毎等)な期間であってもよい。
制御部7は、所定期間を経過したと判断した場合には(ステップS51:Yes)、出力部6による出力動作が実施済みであるか否かを判断する(ステップS52)。ここで、出力部6による出力動作が実施済みとは、出力部6により受信データを用紙に印刷済み、あるいは、出力部6により受信データを表示部4にプレビュー表示済みであることを示す。
制御部7は、出力部6による出力動作が実施済みであると判断した場合には(ステップS52:Yes)、保存されている受信データはSLCに記憶されているか否かを判断する(ステップS53)。
そして、制御部7は、保存されている受信データはSLCに記憶されていると判断した場合には(ステップS53:Yes)、受信データをMLCブロック22に書き換え(ステップS54)、保存されている受信データはSLCに記憶されていないと判断した場合には(ステップS53:No)、MLCブロック22の受信データを維持する(ステップS55)。
一方、制御部7は、出力部6による出力動作が実施済みではないと判断した場合には(ステップS52:No)、保存されている受信データはSLCに記憶されているか否かを判断する(ステップS56)。
そして、制御部7は、保存されている受信データはSLCに記憶されていると判断した場合には(ステップS56:Yes)、受信データをMLCブロック22に書き換え(ステップS57)、保存されている受信データはSLCに記憶されていないと判断した場合には(ステップS56:No)、MLCブロック22の受信データを削除する(ステップS58)。
例えば、図5はメモリ受信したデータ一覧の一例を示す説明図であり、各受信データDT51〜DT53は、下記のような状況である。
受信データDT51:出力動作が実施済み、SLCブロック21に記憶。
受信データDT52:出力動作が未実施、SLCブロック21に記憶。
受信データDT53:出力動作が未実施、MLCブロック22に記憶。
そして、所定期間が経過した場合には、図4に示すフローチャートにしたがって、受信データDT51及びDT52はMLCブロック22に書き換えられ、受信データDT53は記憶部2から削除される。
以上のように、本実施形態のデータ受信装置100によれば、出力部6による出力動作が実施済みではない受信データは、さほど重要ではない受信データに相当するので、所定期間経過後は、SLCブロック21に記憶されている受信データは、MLCブロック22に書き換え、MLCブロック22に記憶されている受信データは削除することにより、できるだけ、不要な受信データは削除し、記憶部2の記憶容量を有効に活用することができる。
また、出力部6による出力動作が実施済みの受信データであっても、所定期間経過後は、SLCブロック21に記憶されている受信データは、MLCブロック22に書き換え、MLCブロック22に記憶されている受信データを維持することにより、SLCブロック21を開放して、記憶部2の記憶容量(特に、SLCブロック21)を有効に活用することができる。
[4.電話帳変更時の動作の説明]
ここで、データ受信装置100の電話帳変更時の動作を図6に示すフローチャートを用いて説明する。図6のフローチャートに示すように、制御部7は、電話帳が変更されたか否かを判断し(ステップS61)、もし、電話帳が変更されていないと判断した場合には(ステップS61:No)、処理を終了する。
制御部7は、電話帳が変更されたと判断した場合には(ステップS61:Yes)、変更された電話帳の情報に基づき保存されている受信データの情報を変更する(ステップS62)。
例えば、図7(a)に示すメモリ受信したデータ一覧の一例を示す説明図において、受信時には電話帳に電話番号が登録されていなかった受信データDT71の当該電話番号が電話帳に登録(変更)された場合、図7(b)の受信データDT72に示すように送信元の情報を「不明」から「△△(株)」に変更する。
逆に、受信時には電話帳に電話番号が登録されていた受信データの当該電話番号が電話帳から削除(変更)された場合には、当該受信データの送信元の情報を「不明」に変更する。
そして、制御部7は、判別部3に記憶されている受信データの送信元情報が、記憶部2に格納された送信先情報若しくは通信履歴情報に一致するか否かを判別させる(ステップS63)。
制御部7は、判別部3が一致しないと判別した場合(ステップS63:No)、処理を終了し、判別部3が一致すると判別した場合(ステップS63:Yes)、受信データがMLCブロック22に記憶されているか否かを判断する(ステップS64)。
制御部7は、受信データがMLCブロック22に記憶されていないと判断した場合には(ステップS64:No)、処理を終了し、受信データがMLCブロック22に記憶されていると判断した場合には(ステップS64:Yes)、受信データをSLCブロック21に書き換える(ステップS65)。
以上のように、本実施形態のデータ受信装置100によれば、受信時には電話帳に電話番号が登録されていなかった受信データであっても、その後、当該電話番号が電話帳に登録(変更)された場合には、受信データがMLCブロック22からSLCブロック21に書き換えられて、信頼性の高い書き込み処理に変更されるので、装置の使用状況の変化に応じて柔軟に書き込み処理を選択することができる。
(変形例1)
[5.送信先情報若しくは通信履歴情報が未格納]
実施形態の説明に際しては、制御部7は、記憶部2に送信先情報若しくは通信履歴情報が格納されていることを前提としているが、例えば、データ受信装置100を新規に設置した場合には、記憶部2に送信先情報若しくは通信履歴情報が格納されていない場合も想定される。
このため、制御部7は、データの受信時に、記憶部2に送信先情報若しくは通信履歴情報が格納されていない場合には、表示部4に受信データの書き込み処理の選択画面を表示させ、操作部5における選択入力を取り込んで、選択された書き込み処理で受信データを記憶部2に書き込むようにしてもよい。
この場合、データ受信装置100を新規に設置して、電話帳には電話番号等はまだ設定されていない場合であっても、初期段階でユーザに受信データの書き込み処理を選択させることにより、全ての受信データが信頼性の低いMLCブロック22に書き込まれることを防止することができ、必要に応じて受信データを信頼性の高いSLCブロック21に書き込むことができる。
(変形例2)
[6.受信データ削除の確認]
実施形態の説明に際しては、制御部7は、所定の期間が経過し、且つ、受信データを出力部6で出力されていない場合、第2の書き込み処理(MLC)で書き込まれている受信データを削除しており、受信データは自動的に削除されてしまう。
このため、制御部7は、記憶部2から受信データを削除する場合に、表示部4に受信データの削除を実行する旨の表示を行って、受信データの削除をユーザに確認させてもよい。また、必要に応じて、ユーザに受信データ削除の是非を操作部5から入力させて、受信データの削除を認めない入力操作があった場合には、当該受信データを維持してもよい。
この場合には、受信データの削除に際しては、ユーザの受信データの削除を確認する動作が発生するので、必要性の高い受信データを不用意に削除してしまうことを防止することができる。
なお、実施形態の説明に際しては、データ受信装置の一例としてフラッシュメモリで構成される記憶部を有するファクシミリを例示して説明しているが、電子メールを送受信するパーソナルコンピュータやその他通信装置であってもフラッシュメモリで構成される記憶部を有する装置であれば適用は可能である。
また、実施形態の説明に際して、制御部7は、受信時に、受信データの送信元情報が送信先情報若しくは通信履歴情報に一致するか否かによってデータの書き込み処理を選択していたが、SLCブロック21の容量に余裕がある場合は、一旦、全ての受信データをSLCブロック21に書き込み、SLCブロック21の容量が一杯になった時点で、送信先情報若しくは通信履歴情報との一致/不一致を判別して、該当する受信データをMLCブロック22に書き換えてもよい。
この場合には、SLCブロック21の容量に余裕がある場合は、全ての受信データがSLCブロック21に書き込まれるので、信頼性の高いSLCブロック21を有効に活用することができる。
また、[4.電話帳変更時の動作の説明]に際して、制御部7は、記憶されている受信データの送信元情報が、記憶部2に格納された送信先情報若しくは通信履歴情報に一致し、且つ、MLCブロック22に記憶されている場合に、受信データをSLCブロック21に書き換えているが、勿論、その逆に、電話帳の変更により、記憶されている受信データの送信元情報が、記憶部2に格納された送信先情報若しくは通信履歴情報に一致せず、且つ、SLCブロック21に記憶されている場合に、受信データをMLCブロック22に書き換えてもよい。
100 データ受信装置
1 受信部
2 記憶部
3 判別部
4 表示部
5 操作部
6 出力部
7 制御部(受信手段、判別手段、選択書込手段)

Claims (7)

  1. 通信回線を介してデータを受信するデータ受信装置において、
    データを受信する受信部と、
    書き換え可能な半導体不揮発性メモリから構成され、送信先情報若しくは通信履歴情報が格納される記憶部と、
    受信データの送信元情報が前記送信先情報若しくは通信履歴情報に一致するか否かを判別する判別部と、
    受信データの送信元情報が、前記送信先情報若しくは通信履歴情報に一致する場合には、第1の書き込み処理を選択して前記受信データを前記記憶部に書き込み、前記送信先情報若しくは通信履歴情報に一致しない場合には、前記第1の書き込み処理よりも信頼性の低い第2の書き込み処理を選択して前記受信データを前記記憶部に書き込む制御部と
    備えることを特徴とするデータ受信装置。
  2. 出力部を備え、
    前記制御部は、所定の期間が経過し、且つ、前記受信データを前記出力部で出力済みの場合、前記第1の書き込み処理により書き込まれている前記受信データは前記第2の書き込み処理により書き換え、前記第2の書き込み処理により書き込まれている前記受信データは維持し、
    所定の期間が経過し、且つ、前記受信データを前記出力部で出力されていない場合、前記第1の書き込み処理により書き込まれている前記受信データは前記第2の書き込み処理により書き換え、前記第2の書き込み処理で書き込まれている前記受信データは削除することを特徴とする請求項1に記載のデータ受信装置。
  3. 前記制御部は、前記送信先情報若しくは通信履歴情報が更新され、更新された前記送信先情報若しくは通信履歴情報に一致する送信元情報に対応する前記受信データが、前記第2の書き込み処理により書き込まれている場合、前記第1の書き込み処理により書き換えることを特徴とする請求項1又は2に記載のデータ受信装置。
  4. 表示部と、
    操作部とを備え、
    前記制御部は、前記送信先情報若しくは通信履歴情報が前記記憶部に格納されていない場合、前記表示部に前記受信データの書き込み処理の選択画面を表示させ、前記操作部における選択入力を取り込み、選択された書き込み処理により前記受信データを前記記憶部に書き込むことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のデータ受信装置。
  5. 表示部を備え、
    前記制御部は、前記記憶部から前記受信データを削除する場合に、前記表示部に前記受信データ削除を実行する旨の表示を行うことを特徴とする請求項に記載のデータ受信装置。
  6. 通信回線を介してデータを受信するデータ受信方法であって、
    データを受信する受信ステップと、
    受信データの送信元情報が書き換え可能な半導体不揮発性メモリから構成された記憶部に格納された送信先情報若しくは通信履歴情報に一致するか否かを判別する判別ステップと、
    受信データの送信元情報が、前記送信先情報若しくは通信履歴情報に一致する場合には、第1の書き込み処理を選択して前記受信データを前記記憶部に書き込み、前記送信先情報若しくは通信履歴情報に一致しない場合には、前記第1の書き込み処理よりも信頼性の低い第2の書き込み処理を選択して前記受信データを前記記憶部に書き込む選択書込ステップと、
    を含むことを特徴とするデータ受信方法。
  7. 通信回線を介してデータを受信するプログラムであって、
    コンピュータを
    データを受信する受信手段と、
    受信データの送信元情報が書き換え可能な半導体不揮発性メモリから構成された記憶部に格納された送信先情報若しくは通信履歴情報に一致するか否かを判別する判別手段と、
    受信データの送信元情報が、前記送信先情報若しくは通信履歴情報に一致する場合には、第1の書き込み処理を選択して前記受信データを前記記憶部に書き込み、前記送信先情報若しくは通信履歴情報に一致しない場合には、前記第1の書き込み処理よりも信頼性の低い第2の書き込み処理を選択して前記受信データを前記記憶部に書き込む選択書込手段と、
    して機能させるプログラム。
JP2014258375A 2014-12-22 2014-12-22 データ受信装置、データ受信方法及びプログラム Active JP6398697B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014258375A JP6398697B2 (ja) 2014-12-22 2014-12-22 データ受信装置、データ受信方法及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014258375A JP6398697B2 (ja) 2014-12-22 2014-12-22 データ受信装置、データ受信方法及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016119579A JP2016119579A (ja) 2016-06-30
JP6398697B2 true JP6398697B2 (ja) 2018-10-03

Family

ID=56243200

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014258375A Active JP6398697B2 (ja) 2014-12-22 2014-12-22 データ受信装置、データ受信方法及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6398697B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2023044471A (ja) 2021-09-17 2023-03-30 キオクシア株式会社 メモリシステム及びメモリ制御方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010198407A (ja) * 2009-02-26 2010-09-09 Sony Corp 情報処理装置、およびデータ記録制御方法、並びにプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016119579A (ja) 2016-06-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN108958643B (zh) 数据存储装置及其操作方法
JP2014048679A (ja) Ssd(ソリッドステートドライブ)装置
JP2015125598A (ja) メモリ制御装置、メモリ制御方法、およびプログラム
CN111045603A (zh) 一种固态硬盘的坏块替换方法和装置
CN101796495A (zh) 存储器设备和文件系统
JP4966422B1 (ja) 情報処理装置及びデータ保護方法
JP6398697B2 (ja) データ受信装置、データ受信方法及びプログラム
JP2010185957A (ja) 表示装置、表示データ削除プログラム及び表示データ削除方法
JP5219410B2 (ja) 携帯端末装置
JP2007331356A (ja) 画像形成装置
US20150294196A1 (en) Electronic device and image forming apparatus
JP2008225672A (ja) 半導体メモリ装置
JP2007053735A (ja) 画像形成装置及び画像データ記憶領域入替方法
JP2006301993A (ja) メモリコントローラ、不揮発性記憶装置及び不揮発性記憶システム
JP2016081301A (ja) プログラマブル・ロジック・コントローラ、システム、制御方法およびプログラム
JP4749766B2 (ja) 情報記憶装置及び情報記憶方法
JP6410055B2 (ja) 画像形成装置およびデータ処理プログラム
CN114420183A (zh) 数据存储控制方法、电子设备及存储介质
JP2008262287A (ja) 通信制御装置および通信ログ保存方法
JP6636930B2 (ja) フラッシュメモリ内蔵マイコン、マイコンに内蔵されたフラッシュメモリへのデータ書込み方法、および、フラッシュメモリへのデータを書込むプログラム
US20110082995A1 (en) Information processing apparatus
JP2017134603A (ja) 画像形成装置およびデータ処理プログラム
JP2006126919A (ja) フラッシュメモリのデータ管理装置およびフラッシュメモリの制御方法
JP2009104432A (ja) 情報管理装置
US20240152347A1 (en) Firmware updating method and data storage device utilizing the same

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171109

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180522

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180703

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180807

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180820

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6398697

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150