以下、本発明の一実施の形態について、図面を用いて説明する。
まず、本実施の形態に係る画像形成装置としてのMFP(Multifunction Peripheral)の構成について説明する。
図1は、本実施の形態に係るMFP10のブロック図である。
図1に示すように、MFP10は、種々の操作が入力されるボタンなどの入力デバイスである操作部11と、種々の情報を表示するLCD(Liquid Crystal Display)などの表示デバイスである表示部12と、用紙などの記録媒体に印刷を実行する印刷デバイスであるプリンター13と、原稿から画像を読み取る読取デバイスであるスキャナー14と、図示していない外部のファクシミリ装置と公衆電話回線などの通信回線経由でファックス通信を行うファックスデバイスであるファックス通信部15と、LAN(Local Area Network)、インターネットなどのネットワーク経由で外部の装置と通信を行うネットワーク通信デバイスであるネットワーク通信部16と、MFP10全体を制御する制御部17と、各種の情報を記憶する半導体記憶装置としてのSSD(Solid State Drive)20と、各種の情報を記憶する記憶装置としてのハードディスクドライブ(HDD)30とを備えている。
SSD20などの半導体記憶装置は、HDD30と比較して、データの書き込み速度やデータの読み出し速度など、アクセス速度が速いという利点を有している。ここで、記憶装置に対するアクセス速度は、この記憶装置を備えているMFP10の処理速度に影響する。
一方、SSD20などの半導体記憶装置は、データの書き込み回数に応じた残り寿命の減少量がHDD30と比較して大きいという欠点を有している。ここで、記憶装置が使用不可能になると、この記憶装置を備えているMFP10が適切に動作を実行することができなくなるので、記憶装置の残り寿命は、この記憶装置を備えているMFP10の残り寿命に影響する。
制御部17は、SSD20の残り寿命[%]を任意の方法によって取得することが可能である。例えば、制御部17は、SSD20が保証期間中に書き込むことが可能なデータの合計サイズを示すTBW(Tera Byte Written)と、現在までに実際にSSD20に書き込まれたデータの合計サイズを示すXとに基づいて、(1−X/TBW)×100をSSD20の残り寿命[%]として取得しても良い。また、制御部17は、(1−(SSD20の実際の平均消去回数)/(SSD20のベンダーが保証しているSSD20の平均消去回数))×100をSSD20の残り寿命[%]として取得しても良い。以上の計算に必要な値については、SSD20のS.M.A.R.T.(Self−Monitoring, Analysis and Reporting Technology)情報から取得することが可能である。また、制御部17は、S.M.A.R.T.情報に残り寿命の情報が含まれる場合には、S.M.A.R.T.情報に含まれる残り寿命をSSD20の残り寿命[%]として取得しても良い。
なお、半導体記憶装置は、本実施の形態においてSSD20を例に説明するが、SSD以外のNAND型フラッシュメモリーなど、SSD以外の半導体記憶装置でも良い。
HDD30は、MFP10におけるデータの処理を制御するデータ処理プログラム30aを記憶している。データ処理プログラム30aは、MFP10の製造段階でMFP10にインストールされていても良いし、SDカード、USB(Universal Serial Bus)メモリーなどの外部の記憶媒体からMFP10に追加でインストールされても良いし、ネットワーク上からMFP10に追加でインストールされても良い。
HDD30は、SSD20およびHDD30へのアクセスを管理するためのアクセス管理テーブル30bを記憶している。
図2は、アクセス管理テーブル30bの一例を示す図である。
図2に示すアクセス管理テーブル30bは、データの種類を特定するための「データの種類」欄と、「データの種類」欄によって特定されたデータに対して要求されているアクセス速度を示す「速度要件」欄と、「データの種類」欄によって特定されたデータがSSD20に書き込まれた場合にデータをHDDにバックアップするか否かを示す「バックアップ」欄と、「データの種類」欄によって特定されたデータの当月における書き込み先へのアクセスの頻度を示す「アクセス頻度(回数/月)」欄と、「データの種類」欄によって特定されたデータが当月において書き込まれた合計サイズを示す「アクセスサイズ(MB/月)」欄と、「データの種類」欄によって特定されたデータに対する書き込み先の決定のモードを示す「モード」欄とを含んでいる。
「データの種類」欄は、データの種類の大きな分類を示す「大分類」欄と、「大分類」欄によって示される分類を更に詳細に分けた分類を示す「小分類」欄とで構成されている。
「大分類」欄の値は、例えば、ネットワーク通信部16によって受信されてプリンター13によって印刷される画像のデータを示す「PRINT画像」と、スキャナー14によって原稿から読み取られてプリンター13によって印刷される画像のデータを示す「Copy画像」と、利用者に関する設定のデータを示す「ユーザー設定」と、MFP10によって管理されているデータを示す「機器管理」とを含んでいる。
「PRINT画像」の「小分類」欄の値は、例えば、MFP10に事前に記憶させておいて操作部11を介した指示に応じてプリンター13によって印刷される画像のデータを示す「JobRetention」と、部数印刷のための画像のデータを示す「部数印刷」とを含んでいる。「Copy画像」の「小分類」欄の値は、例えば、スキャナー14によって原稿から読み取られてプリンター13によって印刷される画像のデータそのものを示す「Copy画像保存」と、スキャナー14によって原稿から読み取られてプリンター13によって印刷される画像の属性のデータを示す「Copy画像属性」とを含んでいる。「ユーザー設定」の「小分類」欄の値は、例えば、利用者の一覧のデータを示す「ユーザーリスト」と、利用者のアドレス帳のデータを示す「アドレス帳」とを含んでいる。「機器管理」の「小分類」欄の値は、例えば、メンテナンス回数などの課金以外のカウンターのデータを示す「カウンター」と、カラーの印刷に対する課金や部数印刷に対する課金など、課金のカウンターのデータを示す「課金モード」とを含んでいる。
「速度要件」欄の値は、普通の速度のアクセスが要求されていることを示す「中」と、普通の速度より高速のアクセスが要求されていることを示す「高」と、普通の速度より低速のアクセスが要求されていることを示す「低」とを含んでいる。「速度要件」欄の値は、固定であっても良いし、利用者によって設定可能であっても良い。
なお、「JobRetention」のデータに対して要求されているアクセス速度が「低」である理由は、利用者が図示していないクライアントPC(Personal Computer)の設置位置からクライアントPC経由でMFP10に画像のデータを送信してから、利用者がMFP10の位置まで移動してMFP10の操作部11を操作するまでにそもそも少なからず時間が経過するので、「JobRetention」のデータに対して高速のアクセスを要求する意味がないからである。また、「ユーザーリスト」のデータに対して要求されているアクセス速度が「低」である理由は、「ユーザーリスト」のデータが「アドレス帳」のデータと比較して利用者に確認される機会が少ないからである。また、「カウンター」および「課金モード」のデータに対して要求されているアクセス速度が「高」である理由は、これらのデータがリアルタイム性の求められる極めて重要なデータであるからである。
図2に示す例における「バックアップ」欄によれば、「ユーザーリスト」、「アドレス帳」、「カウンター」および「課金モード」のデータは、SSD20に書き込まれた場合にHDDにバックアップされる。「バックアップ」欄の値は、固定であっても良いし、利用者によって設定可能であっても良い。
「アクセス頻度(回数/月)」欄の値と、「アクセスサイズ(MB/月)」欄の値とは、「データの種類」欄によって特定されたデータに対するアクセスが発生する度に更新される。すなわち、制御部17の後述する書き込み先切り替え手段17bは、「アクセス頻度(回数/月)」欄の値と、「アクセスサイズ(MB/月)」欄の値とを、「データの種類」欄によって特定されたデータに対するアクセスが発生する度に更新する。なお、「アクセス頻度(回数/月)」欄の値は、「データの種類」欄によって特定されたデータに対する利用者によるアクセスの指示の回数であり、SSD20やHDD30に対する実際の書き込みの回数や、実際の読み出しの回数とは必ずしも一致しない。例えば、利用者による部数印刷の指示が1回あった場合、その部数印刷においてSSD20やHDD30に対する実際の書き込みや、実際の読み出しが複数回生じたとしても、「アクセス頻度(回数/月)」欄の値は、1だけ増加する。
「モード」欄は、「速度要件」欄の値、「アクセス頻度(回数/月)」欄の値、「アクセスサイズ(MB/月)」欄の値、および、SSD20の残り寿命の少なくとも1つに応じてデータの書き込み先を自動で切り替えるモードとしての自動モードを示す「自動」欄と、データの処理速度が重視されるモードとしての速度重視モードを示す「速度重視」欄と、製品寿命、すなわち、MFP10の寿命が重視されるモードとしての寿命重視モードを示す「寿命重視」欄と、速度重視モードより製品寿命が重視されるとともに、寿命重視モードよりデータの処理速度が重視される標準モードを示す「標準」欄とを含んでいる。
なお、「速度要件」欄の値と、「モード」欄の値の少なくとも一部は関連付けられていても良い。例えば、「モード」欄の値は、「速度要件」欄の値が「高」である種類のデータに対して「SSD」から変更不可能であっても良い。
図1に示すように、HDD30は、「データの種類」欄によって特定されたデータ毎の「速度重視」欄、「標準」欄および「寿命重視」欄それぞれの初期値を示すモード初期値30c(図3参照。)を記憶している。
なお、「速度要件」欄の値と、「速度重視」欄の初期値、「標準」欄の初期値および「寿命重視」欄の初期値の少なくとも1つとは関連付けられていても良い。例えば、「標準」欄の初期値は、「速度要件」欄の値が「高」または「中」である種類のデータに対して「SSD」であるとともに、「速度要件」欄の値が「低」である種類のデータに対して「HDD」であっても良い。また、「寿命重視」欄の初期値は、「速度要件」欄の値が「高」である種類のデータに対して「SSD」であるとともに、「速度要件」欄の値が「中」または「低」である種類のデータに対して「HDD」であっても良い。また、「速度重視」欄の初期値は、「速度要件」欄の値に関わらず、全ての種類のデータに対して「SSD」であっても良い。
HDD30は、「自動」欄の値の切り替えの規則、すなわち、自動モードでの書き込み先の切り替えの規則を示す書き込み先切り替え規則30dを記憶している。
図4は、書き込み先切り替え規則30dの一例を示す図である。
図4に示す書き込み先切り替え規則30dは、規則41および規則42を含む多数の規則を記憶している。規則41は、SSD20の残り寿命が50%を超えている場合に、当月における書き込み先へのアクセスの頻度が1000回を超えていて、低速のアクセスが要求されている種類のデータに対する書き込み先がHDDであるという条件と、書き込み先をSSDに切り替えるという処理とを含んでいる。規則42は、SSD20の残り寿命が50%未満である場合に、当月において書き込まれた合計サイズが100MBを超えていて、普通の速度のアクセスが要求されている種類のデータに対する書き込み先がSSDであるという条件と、書き込み先をHDDに切り替えるという処理とを含んでいる。
図1に示すように、HDD30は、速度重視モード、標準モードおよび寿命重視モードの切り替えの規則を示すモード切り替え規則30eを記憶している。
図5は、モード切り替え規則30eの一例を示す図である。
図5に示すモード切り替え規則30eは、規則51および規則52を含んでいる。規則51は、SSD20の残り寿命が50%以下である場合に、書き込み先の決定のモードが速度重視モードであるという条件と、書き込み先の決定のモードを標準モードに切り替えるという処理とを含んでいる。規則52は、SSD20の残り寿命が10%以下である場合に、書き込み先の決定のモードが標準モードであるという条件と、書き込み先の決定のモードを寿命重視モードに切り替えるという処理とを含んでいる。
制御部17は、例えば、CPU(Central Processing Unit)と、プログラムおよび各種のデータを記憶しているROM(Read Only Memory)と、CPUの作業領域として用いられるRAM(Random Access Memory)とを備えている。CPUは、SSD20、HDD30またはROMに記憶されているプログラムを実行する。
制御部17は、HDD30に記憶されているデータ処理プログラム30aを実行することによって、SSD20およびHDD30の少なくとも1つにデータを書き込むデータ書き込み手段17a、および、データ書き込み手段17aによるデータの書き込み先をSSD20およびHDD30のうちデータの種類に応じた少なくとも1つに切り替える書き込み先切り替え手段17bとして機能する。
なお、MFP10は、以上において、データ処理プログラム30a、アクセス管理テーブル30b、モード初期値30c、書き込み先切り替え規則30dおよびモード切り替え規則30eをHDD30に記憶している。しかしながら、MFP10は、これらの情報の少なくとも一部をSSD20に記憶しても良いし、SSD20およびHDD30の何れでもない図示していない不揮発性記憶装置に記憶しても良い。
次に、MFP10の動作について説明する。
まず、アクセス管理テーブル30bを設定する場合のMFP10の動作について説明する。
MFP10の書き込み先切り替え手段17bは、アクセス管理テーブル30bを設定する動作の開始が操作部11を介して指示されると、図6に示す動作を実行する。
図6は、アクセス管理テーブル30bを設定する場合のMFP10の動作のフローチャートである。
図6に示すように、書き込み先切り替え手段17bは、アクセス管理テーブル30bを設定するためのテーブル設定画面60(図7参照。)を表示部12に表示する(S201)。
図7に示すテーブル設定画面60は、アクセス管理テーブル30bを設定するためのパネルボタン61と、アクセス管理テーブル30bを入力するためのインポートボタン62と、アクセス管理テーブル30bを出力するためのエクスポートボタン63と、アクセス管理テーブル30bの少なくとも一部の値を初期状態に戻すためのリセットボタン64と、テーブル設定画面60を閉じるための戻るボタン65とを含んでいる。
図6に示すように、書き込み先切り替え手段17bは、S201の処理の後、パネルボタン61、インポートボタン62、エクスポートボタン63、リセットボタン64および戻るボタン65の何れかが押されたと判断するまで、パネルボタン61、インポートボタン62、エクスポートボタン63、リセットボタン64および戻るボタン65の何れかが押されたか否かを判断する(S202)。
書き込み先切り替え手段17bは、パネルボタン61、インポートボタン62、エクスポートボタン63、リセットボタン64および戻るボタン65の何れかが押されたとS202において判断すると、押されたボタンを判断する(S203)。
書き込み先切り替え手段17bは、パネルボタン61が押されたとS203において判断すると、テーブル設定画面60の表示を終了した(S204)後、後述のパネル設定処理を実行して(S205)、S201の処理を実行する。
書き込み先切り替え手段17bは、インポートボタン62が押されたとS203において判断すると、テーブル設定画面60の表示を終了した(S206)後、後述のインポート処理を実行して(S207)、S201の処理を実行する。
書き込み先切り替え手段17bは、エクスポートボタン63が押されたとS203において判断すると、テーブル設定画面60の表示を終了した(S208)後、後述のエクスポート処理を実行して(S209)、S201の処理を実行する。
書き込み先切り替え手段17bは、リセットボタン64が押されたとS203において判断すると、アクセス管理テーブル30bの「モード」欄の値を初期化して(S210)、S202の処理を実行する。S210における初期化は、アクセス管理テーブル30bの「速度重視」欄の値、「標準」欄の値、「寿命重視」欄の値を、それぞれ、モード初期値30cに設定されている初期値にするとともに、「自動」欄の値を「標準」欄の値に揃える。なお、S210における初期化は、「自動」欄の値を初期化しなくても良い。また、S210における初期化は、「自動」欄の値、「速度重視」欄の値、「標準」欄の値、および、「寿命重視」欄の値のうち、初期化の対象が操作部11を介して指定されても良い。
書き込み先切り替え手段17bは、戻るボタン65が押されたとS203において判断すると、テーブル設定画面60の表示を終了した(S211)後、図6に示す動作を終了する。
図8は、S205のパネル設定処理のフローチャートである。
図8に示すように、書き込み先切り替え手段17bは、操作部11を介してアクセス管理テーブル30bを設定するためのパネル設定画面70(図9参照。)を表示部12に表示する(S231)。
図9に示すパネル設定画面70は、操作部11を介してアクセス管理テーブル30bの「速度重視」欄の値を設定するための速度重視設定ボタン71と、操作部11を介してアクセス管理テーブル30bの「標準」欄の値を設定するための標準設定ボタン72と、操作部11を介してアクセス管理テーブル30bの「寿命重視」欄の値を設定するための寿命重視設定ボタン73と、パネル設定画面70を閉じるための戻るボタン74と、アクセス管理テーブル30bの「モード」欄の値のうち速度重視設定ボタン71、標準設定ボタン72および寿命重視設定ボタン73経由で設定された値を実際にアクセス管理テーブル30bに適用するための適用ボタン75とを含んでいる。
書き込み先切り替え手段17bは、操作部11を介して速度重視設定ボタン71が押されると、「速度重視」欄の値をデータの種類毎に設定するための図示していない画面を表示部12に表示して、操作部11を介した「速度重視」欄の値の設定を受け付ける。速度重視設定ボタン71について説明したが、標準設定ボタン72、寿命重視設定ボタン73についても同様に、それぞれ、「標準」欄の値、「寿命重視」欄の値の設定を受け付ける。なお、「モード」欄の値は、「速度要件」欄の値が「高」である種類のデータに対して「SSD」から変更不可能であっても良い。
図8に示すように、書き込み先切り替え手段17bは、S231の処理の後、適用ボタン75が押されたか否かを判断する(S232)。
書き込み先切り替え手段17bは、適用ボタン75が押されたとS232において判断すると、アクセス管理テーブル30bの「モード」欄の値のうち速度重視設定ボタン71、標準設定ボタン72および寿命重視設定ボタン73経由で設定された値を実際にアクセス管理テーブル30bに適用する(S233)。
書き込み先切り替え手段17bは、適用ボタン75が押されていないとS232において判断するか、S233の処理が終了すると、戻るボタン74が押されたか否かを判断する(S234)。
書き込み先切り替え手段17bは、戻るボタン74が押されていないとS234において判断すると、S232の処理を実行する。
書き込み先切り替え手段17bは、戻るボタン74が押されたとS234において判断すると、パネル設定画面70の表示を終了した(S235)後、図8に示すパネル設定処理を終了する。
図10は、S207のインポート処理のフローチャートである。
図10に示すように、書き込み先切り替え手段17bは、操作部11を介して指定されたアクセス管理テーブルをアクセス管理テーブル30bとして入力するためのインポート画面80(図11参照。)を表示部12に表示する(S261)。
図11に示すインポート画面80は、インポート元のアクセス管理テーブルの場所を示すパスが操作部11を介して入力されるためのテキストボックス81と、ディレクトリー構造をツリー形式で表示することによってインポート元のアクセス管理テーブルを指定するためのボタン82と、インポート画面80を閉じるための戻るボタン83と、テキストボックス81に表示されているパスによって示されるアクセス管理テーブルをアクセス管理テーブル30bとして入力するための入力ボタン84とを含んでいる。ボタン82によって指定されたアクセス管理テーブルの場所を示すパスは、テキストボックス81に自動的に入力される。
図10に示すように、書き込み先切り替え手段17bは、S261の処理の後、入力ボタン84が押されたか否かを判断する(S262)。
書き込み先切り替え手段17bは、入力ボタン84が押されたとS262において判断すると、テキストボックス81に表示されているパスによって示されるアクセス管理テーブルをアクセス管理テーブル30bとして入力する(S263)。
書き込み先切り替え手段17bは、入力ボタン84が押されていないとS262において判断するか、S263の処理が終了すると、戻るボタン83が押されたか否かを判断する(S264)。
書き込み先切り替え手段17bは、戻るボタン83が押されていないとS264において判断すると、S262の処理を実行する。
書き込み先切り替え手段17bは、戻るボタン83が押されたとS264において判断すると、インポート画面80の表示を終了した(S265)後、図10に示すインポート処理を終了する。
なお、以上のインポート処理においては、アクセス管理テーブル30b全体がインポートされるが、「速度重視」欄の値、「標準」欄の値、および、「寿命重視」欄の値など、アクセス管理テーブル30bの一部のみがインポートされても良い。
図12は、S209のエクスポート処理のフローチャートである。
図12に示すように、書き込み先切り替え手段17bは、操作部11を介して指定されたアクセス管理テーブルとしてアクセス管理テーブル30bを出力するためのエクスポート画面90(図13参照。)を表示部12に表示する(S291)。
図13に示すエクスポート画面90は、エクスポート先のアクセス管理テーブルの場所を示すパスが操作部11を介して入力されるためのテキストボックス91と、ディレクトリー構造をツリー形式で表示することによってエクスポート先のアクセス管理テーブルを指定するためのボタン92と、エクスポート画面90を閉じるための戻るボタン93と、テキストボックス91に表示されているパスによって示されるアクセス管理テーブルとしてアクセス管理テーブル30bを出力するための出力ボタン94とを含んでいる。ボタン92によって指定されたアクセス管理テーブルの場所を示すパスは、テキストボックス91に自動的に入力される。
図12に示すように、書き込み先切り替え手段17bは、S291の処理の後、出力ボタン94が押されたか否かを判断する(S292)。
書き込み先切り替え手段17bは、出力ボタン94が押されたとS292において判断すると、テキストボックス91に表示されているパスによって示されるアクセス管理テーブルとしてアクセス管理テーブル30bを出力する(S293)。
書き込み先切り替え手段17bは、出力ボタン94が押されていないとS292において判断するか、S293の処理が終了すると、戻るボタン93が押されたか否かを判断する(S294)。
書き込み先切り替え手段17bは、戻るボタン93が押されていないとS294において判断すると、S292の処理を実行する。
書き込み先切り替え手段17bは、戻るボタン93が押されたとS294において判断すると、エクスポート画面90の表示を終了した(S295)後、図12に示すエクスポート処理を終了する。
なお、以上のエクスポート処理においては、アクセス管理テーブル30b全体がエクスポートされるが、「速度重視」欄の値、「標準」欄の値、および、「寿命重視」欄の値など、アクセス管理テーブル30bの一部のみがエクスポートされても良い。
次に、書き込み先の決定のモードの指定を受け付ける場合のMFP10の動作について説明する。
MFP10の書き込み先切り替え手段17bは、書き込み先の決定のモードの指定を受け付ける動作の開始が操作部11を介して指示されると、図14に示す動作を実行する。
図14は、書き込み先の決定のモードの指定を受け付ける場合のMFP10の動作のフローチャートである。
図14に示すように、書き込み先切り替え手段17bは、SSD20の残り寿命がモード切り替え規則30eの規則51の条件と同一の50%以下であるか否かを判断する(S301)。
書き込み先切り替え手段17bは、SSD20の残り寿命が50%以下であるとS301において判断すると、SSD20の残り寿命がモード切り替え規則30eの規則52の条件と同一の10%以下であるか否かを判断する(S302)。
書き込み先切り替え手段17bは、SSD20の残り寿命が50%以下ではないとS301において判断すると、書き込み先の決定のモードの指定を受け付けるためのモード受付画面100(図15参照。)を表示部12に表示する(S303)。
図15に示すモード受付画面100は、自動モードを選択するためのラジオボタン101と、速度重視モードを選択するためのラジオボタン102と、標準モードを選択するためのラジオボタン103と、寿命重視モードを選択するためのラジオボタン104と、モード受付画面100を閉じるためのCancelボタン105と、ラジオボタン101〜104によって選択されたモードを現在のモードとして設定するためのOKボタン106とを含んでいる。ラジオボタン101〜104は、常に何れか1つのみが選択された状態になる。ラジオボタン101〜104は、モード受付画面100が表示された時点では、現在設定されているモードが選択された状態になる。
図14に示すように、書き込み先切り替え手段17bは、SSD20の残り寿命が10%以下ではないとS302において判断すると、速度重視モードを選択不可能にしたモード受付画面100(図16参照。)を表示部12に表示する(S304)。
図16に示すモード受付画面100は、速度重視モードが選択不可能になったことを通知するメッセージ107が表示されている。また、図16に示すモード受付画面100は、ラジオボタン102がグレーアウトされて選択不可能になっている。なお、図16に示すモード受付画面100において、現在設定されているモードが速度重視モードである場合、Cancelボタン105がグレーアウトされて操作不可能にされることと、ラジオボタン101、ラジオボタン103またはラジオボタン104が選択されるまでOKボタン106もグレーアウトされて操作不可能にされることとが実行されても良い。
図14に示すように、書き込み先切り替え手段17bは、SSD20の残り寿命が10%以下であるとS302において判断すると、速度重視モードおよび標準モードを選択不可能にしたモード受付画面100(図17参照。)を表示部12に表示する(S305)。
図17に示すモード受付画面100は、速度重視モードおよび標準モードが選択不可能になったことを通知するメッセージ108が表示されている。また、図17に示すモード受付画面100は、ラジオボタン102およびラジオボタン103がグレーアウトされて選択不可能になっている。なお、図17に示すモード受付画面100において、現在設定されているモードが速度重視モードまたは標準モードである場合、Cancelボタン105がグレーアウトされて操作不可能にされることと、ラジオボタン101またはラジオボタン104が選択されるまでOKボタン106もグレーアウトされて操作不可能にされることとが実行されても良い。
図14に示すように、書き込み先切り替え手段17bは、S303、S304またはS305の処理の後、OKボタン106が押されたか否かを判断する(S306)。
書き込み先切り替え手段17bは、OKボタン106が押されたとS306において判断すると、ラジオボタン101〜104によって選択されたモードを現在のモードとして設定する(S307)。
書き込み先切り替え手段17bは、OKボタン106が押されていないとS306において判断すると、Cancelボタン105が押されたか否かを判断する(S308)。
書き込み先切り替え手段17bは、Cancelボタン105が押されていないとS308において判断すると、S306の処理を実行する。
書き込み先切り替え手段17bは、S307の処理を終了するか、Cancelボタン105が押されたとS308において判断すると、図14に示す動作を終了する。
次に、アクセス管理テーブル30bの「自動」欄の値を更新する場合のMFP10の動作について説明する。
MFP10の書き込み先切り替え手段17bは、毎月の月末に、図18に示す動作を実行する。
図18は、アクセス管理テーブル30bの「自動」欄の値を更新する場合のMFP10の動作のフローチャートである。
図18に示すように、書き込み先切り替え手段17bは、「速度要件」欄の値、「アクセス頻度(回数/月)」欄の値、「アクセスサイズ(MB/月)」欄の値、および、SSD20の残り寿命と、「自動」欄の値と、書き込み先切り替え規則30dの条件とに基づいて、書き込み先切り替え規則30dの条件を満たす「自動」欄の値が存在するか否かを判断する(S331)。例えば、書き込み先切り替え手段17bは、アクセス管理テーブル30bが図2に示すものであって、書き込み先切り替え規則30dが図4に示すものである場合、SSD20の残り寿命が50%を超えているとき、「JobRetention」のデータに対する「自動」欄の値が書き込み先切り替え規則30dの規則41の条件を満たすと判断する。また、書き込み先切り替え手段17bは、アクセス管理テーブル30bが図2に示すものであって、書き込み先切り替え規則30dが図4に示すものである場合、SSD20の残り寿命が50%未満であるとき、「Copy画像保存」のデータに対する「自動」欄の値が書き込み先切り替え規則30dの規則42の条件を満たすと判断する。
書き込み先切り替え手段17bは、書き込み先切り替え規則30dの条件を満たす「自動」欄の値が存在すると判断すると、書き込み先切り替え規則30dの条件を満たす「自動」欄の値を、書き込み先切り替え規則30dにおける処理に応じて変更する(S332)。例えば、書き込み先切り替え手段17bは、アクセス管理テーブル30bが図2に示すものであって、書き込み先切り替え規則30dが図4に示すものである場合、SSD20の残り寿命が50%を超えているとき、「JobRetention」のデータに対する「自動」欄の値を書き込み先切り替え規則30dの規則41における処理に応じて図19に示すようにSSDに変更する。また、書き込み先切り替え手段17bは、アクセス管理テーブル30bが図2に示すものであって、書き込み先切り替え規則30dが図4に示すものである場合、SSD20の残り寿命が50%未満であるとき、「Copy画像保存」のデータに対する「自動」欄の値を書き込み先切り替え規則30dの規則42における処理に応じて図20に示すようにHDDに変更する。
書き込み先切り替え手段17bは、書き込み先切り替え規則30dの条件を満たす「自動」欄の値が存在しないとS331において判断するか、S332の処理を実行すると、図18に示す動作を終了する。
なお、書き込み先切り替え手段17bは、本実施の形態において1か月毎にアクセス管理テーブル30bの「自動」欄の値を更新するが、「自動」欄の値の更新の期間は1か月以外の期間であっても良い。
また、書き込み先切り替え手段17bは、本実施の形態において、「自動」欄の値の更新に使用されるアクセスの頻度およびサイズの収集期間が「自動」欄の値の更新時、すなわち、月末を基準とした過去1か月であるとともに、「自動」欄の値の更新の期間が1か月である。しかしながら、書き込み先切り替え手段17bは、「自動」欄の値の更新に使用されるアクセスの頻度およびサイズの収集期間が「自動」欄の値の更新の期間より長くても良い。例えば、書き込み先切り替え手段17bは、「自動」欄の値の更新に使用されるアクセスの頻度およびサイズの収集期間が「自動」欄の値の更新時を基準とした過去1か月であるとともに、「自動」欄の値の更新の期間が10日であっても良い。
また、書き込み先切り替え手段17bは、定期的に更新するのではなく、アクセスの頻度と、アクセスのサイズと、SSD20の残り寿命との何れかが変化した場合に、「自動」欄の値を更新しても良い。
次に、モードを変更する場合のMFP10の動作について説明する。
MFP10の書き込み先切り替え手段17bは、毎月の月末に、図21に示す動作を実行する。
図21は、モードを変更する場合のMFP10の動作のフローチャートである。
図21に示すように、書き込み先切り替え手段17bは、SSD20の残り寿命がモード切り替え規則30eの規則51の条件と同一の50%以下であるか否かを判断する(S361)。
書き込み先切り替え手段17bは、SSD20の残り寿命が50%以下であるとS361において判断すると、書き込み先の決定のモードがモード切り替え規則30eの規則51の条件と同一の速度重視モードであるか否かを判断する(S362)。
書き込み先切り替え手段17bは、書き込み先の決定のモードが速度重視モードであるとS362において判断すると、モード切り替え規則30eの規則51における処理に応じて書き込み先の決定のモードを標準モードに切り替える(S363)。
書き込み先切り替え手段17bは、書き込み先の決定のモードが速度重視モードではないとS362において判断するか、S363の処理を終了すると、SSD20の残り寿命がモード切り替え規則30eの規則52の条件と同一の10%以下であるか否かを判断する(S364)。
書き込み先切り替え手段17bは、SSD20の残り寿命が10%以下であるとS364において判断すると、書き込み先の決定のモードがモード切り替え規則30eの規則52の条件と同一の標準モードであるか否かを判断する(S365)。
書き込み先切り替え手段17bは、書き込み先の決定のモードが標準モードであるとS365において判断すると、モード切り替え規則30eの規則52における処理に応じて書き込み先の決定のモードを寿命重視モードに切り替える(S366)。
書き込み先切り替え手段17bは、SSD20の残り寿命が50%以下ではないとS361において判断するか、SSD20の残り寿命が10%以下ではないとS364において判断するか、書き込み先の決定のモードが標準モードではないとS365において判断するか、S366の処理を終了すると、図21に示す動作を終了する。
なお、書き込み先切り替え手段17bは、本実施の形態において1か月毎にモードを更新しているが、モードの更新の期間は1か月以外の期間であっても良い。
また、書き込み先切り替え手段17bは、定期的にモードを更新するのではなく、SSD20の残り寿命が変化した場合に、モードを更新しても良い。
次に、データを書き込む場合のMFP10の動作について説明する。
MFP10の制御部17は、図示していない他の処理からデータの書き込みが依頼されると、図22に示す動作を実行する。
図22は、データを書き込む場合のMFP10の動作のフローチャートである。
図22に示すように、書き込み先切り替え手段17bは、他の処理から書き込みが依頼されたデータ(以下「対象データ」と言う。)の種類を判定する(S391)。
次いで、書き込み先切り替え手段17bは、現在の書き込みのモードを確認する(S392)。ここで、現在の書き込みのモードは、最新のS307の処理の後に図21の処理によってモードが切り替えられていない場合には、最新のS307の処理によって設定されたモードである。また、現在の書き込みのモードは、最新のS307の処理の後に図21の処理によってモードが切り替えられている場合には、図21の処理による切り替え後のモードである。
書き込み先切り替え手段17bは、S392の処理の後、S391において判定した種類と、S392において確認したモードと、現在のアクセス管理テーブル30bとに基づいて、対象データの書き込み先を決定する(S393)。例えば、書き込み先切り替え手段17bは、S391において判定した種類が「JobRetention」であって、S392において確認したモードが自動モードであって、現在のアクセス管理テーブル30bが図2に示すものである場合、対象データの書き込み先としてHDD30を決定する。また、書き込み先切り替え手段17bは、S391において判定した種類が「JobRetention」であって、S392において確認したモードが自動モードであって、現在のアクセス管理テーブル30bが図19に示すものである場合、対象データの書き込み先としてSSD20を決定する。
データ書き込み手段17aは、S393の処理の後、S393において決定された書き込み先に対象データを書き込む(S394)。
次いで、書き込み先切り替え手段17bは、S391において判定した種類と、現在のアクセス管理テーブル30bとに基づいて、対象データのバックアップが必要であるか否かを判断する(S395)。例えば、書き込み先切り替え手段17bは、S391において判定した種類が「JobRetention」であって、現在のアクセス管理テーブル30bが図2に示すものである場合、図2に示すアクセス管理テーブル30bにおける「JobRetention」のデータに対する「バックアップ」欄の値に基づいて、対象データのバックアップが必要ではないと判断する。一方、書き込み先切り替え手段17bは、S391において判定した種類が「アドレス帳」であって、現在のアクセス管理テーブル30bが図2に示すものである場合、図2に示すアクセス管理テーブル30bにおける「アドレス帳」のデータに対する「バックアップ」欄の値に基づいて、対象データのバックアップが必要であると判断する。
書き込み先切り替え手段17bは、対象データのバックアップが必要であるとS395において判断すると、対象データのバックアップを予約する(S396)。
書き込み先切り替え手段17bは、対象データのバックアップが必要ではないとS395において判断するか、S396の処理を終了すると、図22に示す動作を終了する。
次に、対象データをバックアップする場合のMFP10の動作について説明する。
MFP10のデータ書き込み手段17aは、S396においてバックアップが予約された対象データに対して、事前に設定されているタイミングでHDDへのバックアップを実行する。例えば、事前に設定されているタイミングとは、図22に示す動作の直後のタイミングでも良いし、MFP10が利用者に使用される可能性が低い夜間の特定の時刻などのタイミングでも良い。なお、データ書き込み手段17aは、対象データのバックアップのためのHDDがHDD30以外のHDDである場合には、対象データを通常通りHDDにバックアップすれば良いが、対象データのバックアップのためのHDDがHDD30である場合には、図23に示す動作によってバックアップを実行する。
図23は、HDD30に対象データをバックアップする場合のMFP10の動作のフローチャートである。
図23に示すように、データ書き込み手段17aは、HDD30に対して他のアクセス、すなわち、書き込みまたは読み出しが実行されていないと判断するまで、HDD30に対して他のアクセスが実行されているか否かを判断する(S401)。
データ書き込み手段17aは、HDD30に対して他のアクセスが実行されていないとS401において判断すると、HDD30への対象データのバックアップを開始する(S402)。
次いで、データ書き込み手段17aは、HDD30に対して他のアクセスが実行されているか否かを判断する(S403)。
データ書き込み手段17aは、HDD30に対して他のアクセスが実行されているとS403において判断すると、対象データのバックアップを一時停止する(S404)。
次いで、データ書き込み手段17aは、HDD30に対して他のアクセスが実行されていないと判断するまで、HDD30に対して他のアクセスが実行されているか否かを判断する(S405)。
書き込み先切り替え手段17bは、HDD30に対して他のアクセスが実行されていないとS405において判断すると、S404において一時停止していたバックアップを再開する(S406)。
データ書き込み手段17aは、HDD30に対して他のアクセスが実行されていないとS403において判断するか、S406の処理を終了すると、対象データのバックアップが終了したか否かを判断する(S407)。
データ書き込み手段17aは、対象データのバックアップが終了していないとS407において判断すると、S403の処理を実行する。
データ書き込み手段17aは、対象データのバックアップが終了したとS407において判断すると、図23に示す動作を終了する。
以上に説明したように、MFP10は、データの書き込み先をSSD20およびHDD30のうちデータの種類に応じた少なくとも1つに切り替える(S393およびS396)ので、データを適切な速度で処理することができるとともに、製品寿命、すなわち、MFP10自身の寿命を延ばすことができる。更に、MFP10は、データの種類に応じた書き込み先がそれぞれ設定された複数のモードのうち、指定可能なモードをSSD20の残り寿命に応じて切り替える(S301〜S305)ので、データを更に適切な速度で処理することができるとともに、製品寿命を更に延ばすことができる。
MFP10は、SSD20の残り寿命に応じてモードを切り替える(S363およびS366)ので、データを適切な速度で処理することができるとともに、製品寿命を延ばすことができる。一方、MFP10は、SSD20の残り寿命に応じてモードを切り替えない限り、利用者によって指定されたモードでデータを書き込むので、利用者がデータの処理速度を重視する場合に、SSD20の残り寿命が十分あるとき、特定の期間において書き込み先に書き込まれたデータの合計サイズが大きかったとしても、データの書き込み先をSSD20からHDD30に切り替えることを抑えることができる。
なお、MFP10は、図18に示す動作と、図21に示す動作との少なくとも1つを実行しないようになっていても良い。
本発明の画像形成装置は、本実施の形態においてMFPであるが、プリンター専用機、コピー専用機、ファックス専用機、スキャナー専用機など、MFP以外の画像形成装置でも良い。