JP2014032582A - 画像処理装置、画像処理装置のストレージデバイス制御方法、及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 書き換え制限がある記憶手段が書き換え寿命となって機能処理を実行できなくなる前に、書き換え制限のない記憶手段を用いる処理に切り替える。
【解決手段】
書き換え回数に制限のあるSSDと、書き換え回数に制限のないHDDと、異なる機能処理を実行する複数の機能処理手段と、を備える画像処理装置において、SSDから書き換え回数情報を取得する毎に、SSDの書き換え制限に対応づけられる現在の寿命レベルを算出する。そして、算出された現在の寿命レベルと、設定された寿命レベルとを比較して、1つの機能処理をSSDを用いて実行させる処理モードの処理を、HDDを用いる処理に切り替えることを特徴とする。
【選択図】 図6

Description

本発明は、画像処理装置、画像処理装置のストレージデバイス制御方法、およびプログラムに関するものである。
画像処理装置、特に高機能なMFP(Multi Function Printer)では高速処理及び高速起動の要求に対して、ストレージデバイスの高速化が求められている。前記高速処理の要求に対しては、HDD(Hard Disk Drive)を複数個用いるストライピング処理にて対応していたが、消費電力が大きくなること、起動時のスピンアップ時間により起動時間が遅いなどの問題点があった。
近年、HDDの代替として低消費電力で、高速起動及び高速処理可能なSSD(Solid State Drive)が注目をされている。一部のモバイルノートPCでは、SSDを搭載したモデルが既に製品化されている。
然しながら、SSDは、前述の利点がある一方で、HDDに比較するとバイト単価が高い、すなわち、必然的に記憶容量も小さい第1の課題がある。従って、現状のMFPに搭載されるHDDの記憶容量と同等のSSDを搭載すると非常に高価なものになってしまい現実的ではない。
第2の課題として、SSDは製品寿命が短い。SSDは、NANDフラッシュメモリで構成されるため、書き換え回数制限が発生する。高集積可能で比較的安価なMLC(Multi Level Cell)タイプであるとウェアレべリング処理を実施した場合でも使用方法如何では、MFPの製品保証期間前にSSDが使用不能になる可能性がある。
第2の課題を補う方法として、主記憶装置として揮発性のメモリを、補助記憶装置にSSDを割り当て、画像処理において前記主記憶装置に必要な空き領域が確保できるかどうかを判定する手段を有し、必要最低限のSSD使用に留めることで寿命の延長を行い、さらに、SSDの不良ブロック数が所定のしきい値を超えたら、SSDへの書き込みを規制する方法が提案されている。(例えば、特許文献1参照)
特開2009−55457号公報
然しながら、特許文献1の方法であると主記憶装置が揮発性のメモリであるため、一般的に記憶容量は小さい。従って、扱う処理データが小さい場合には有効であるが、処理データが大きくなると、結局毎回SSDを利用する必要があるため延命効果が十分に得られない可能性がある。また、全ての処理に対して対等にSSDを使用する権利があるため、ある時点で前記書き込み規制が入ると、大半の処理でSSDが使用不能となってしまう。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、
本発明では、記憶容量に対する第1の課題については、SSDの記憶容量を必要最低限に留め、HDDとSSDを混載することで解決する。
寿命に対する前記第2の課題については、まずStep1として、システムで実行される各処理単位に対してHDDとSSDの使い分けを行う事で第1の延命処置を実施し、Step2で使用対象ストレージがSSDに設定されている前記処理単位に対しては優先順位を考慮し、SSDの寿命状況を示す危険度レベルに応じて優先度の低い処理から徐々にSSDの使用に制限を掛ける事で第2の延命処置を行う
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、書き換え制限がある記憶手段が書き換え寿命となって機能処理を実行できなくなる前に、書き換え制限のない記憶手段を用いる処理に切り替えることができる仕組みを提供することである。
上記目的を達成する本発明の画像処理装置は以下に示す構成を備える。
書き換え回数に制限のある第1の記憶手段と、書き換え回数に制限のない第2の記憶手段と、異なる機能処理を実行する複数の機能処理手段と、前記第1の記憶手段から書き換え回数情報を取得する取得手段と、前記書き換え回数情報を取得する毎に、前記第1の記憶手段の書き換え制限に対応づけられる現在の寿命レベルを算出する算出手段と、1つの機能処理を前記第1の記憶手段を用いて実行させる処理モードを、前記第2の記憶手段を用いる処理に切り替えるために、前記1つの機能処理に対応づける第1の記憶手段の寿命レベルを設定する設定手段と、算出された現在の寿命レベルと、設定された寿命レベルとを比較して、1つの機能処理を前記第1の記憶手段を用いて実行させる処理モードの処理を、前記第2の記憶手段を用いる処理に切り替える制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、書き換え制限がある記憶手段が書き換え寿命となって機能処理を実行できなくなる前に、書き換え制限のない記憶手段を用いる処理に切り替えることができる。
画像処理装置を含む画像処理システムの構成を説明するブロック図である。 図1に示したメインコントローラと不揮発性メモリとの接続態様を示す図である。 図1に示したメインコントローラに接続される対象ストレージの選択管理テーブルの例を示す図である。 図1に示したストレージデバイス制御のソフト的な階層構造を示す図である。 画像処理装置の制御方法を説明するフローチャートである。 画像処理装置の制御方法を説明するフローチャートである。 競合動作の判定方法で使用するフラグレジスタの構造を説明する図である。
次に本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
<システム構成の説明>
〔第1実施形態〕
図1は、本実施形態を示す画像処理装置を含む画像処理システムの構成を説明するブロック図である。本例は、画像処理装置の一例として、特にMFPでシステムを構成した例である。なお、本発明を適用する装置は、上記画像処理装置に限らず、ストレージデバイスとしてHDD、SSDを搭載される装置であれば、本発明を適用可能である。また、本実施形態では、書き換え回数に制限のある記憶手段と、書き換え回数に制限のない記憶手段とでストレージを構築されるシステムにおいて、書き換え回数の制限を超えないように書き換え制限のない記憶手段を用いた処理に切り替える例を説明する。
図1において、CPU(中央処理演算器)101は、システム制御や演算処理を行う。メモリ制御部102は、各種メモリデバイスへの入出力制御やDMA(ダイレクト・メモリ・アクセス)制御を行う。
ROM(リード・オンリー・メモリ)103は、フラッシュメモリに代表されるリード専用メモリである。起動プログラム、各種処理及び制御プログラムや制御パラメータが格納される。フラッシュメモリを接続すれば、オンボードでの書き換えも可能である。
RAM(ランダム・アクセス・メモリ)104は、DDR(Double−Data−Rate)メモリに代表される書き換え専用メモリである。プログラムの作業領域や印刷データの格納領域等の用途に用いられる。
LAN−IF105は、印刷装置に接続されるローカル・エリア・ネットワーク106とのインタフェースを行う。一般的にはTCP/IPプロトコルに対応する。ネットワークケーブルを介して外部HOSTコンピュータ107などのネットワーク対応機器と接続され、ネットワーク経由でのプリントを行うことができる。また、ルーターを介してインターネットに接続することも可能である。
Reader−IF108は、スキャナ装置109との通信制御を行う。前記スキャナ装置109によってスキャンした画像データを入力することでコピー機能を実現する。FAX−IF110は、FAX装置111との通信制御を行う。電話回線に接続された前記FAX装置111とのデータ送受信を行う。
画像処理部112は、前記LAN−IF105、Reader−IF108、FAX−IF110を介して取り込んだ画像データに対して、各種画像処理を行う。
パネルIF113は、パネル装置114との通信制御を行う。UI(ユーザ・インターフェイス)として、パネル上の液晶表示やボタン等を操作することにより印刷装置の各種設定及び状態の確認ができる。
SATA−IF0115及びSATA−IF1116は、SATA(Serial Advanced Technology Attachment)規格に準拠した不揮発性記憶デバイスであるHDD117及びSSD(Solid State Drive)118とのデータ入出力制御を行う。ビデオIF119は、印字部120とのコマンド/ステータスの通信制御や印刷データの転送を行う。
印字部120は、ここでは図示しないが印刷装置本体と給紙系及び排紙系から構成され、主に前記ビデオIF119からのコマンド情報に従い、印刷データを紙に印刷する。
システムバス121は、制御バス、データバス及び任意ブロック間のローカルバスを便宜的にまとめて表現したものである。なお、図1に示すメインコントローラの構成は、外部装置及び印刷部本体を除き、1つ以上のASIC(Application Specific Integrated Circuit)の形で実装されるのが一般的である。なお、本実施形態では、書き換え回数に制限のある第1の記憶手段をSSD(ソリッドステートデバイス)と、書き換え回数に制限のない第2の記憶手段をHDD(ハードディスクデバイス)を用いる例である。また、異なる機能処理を実行する複数の機能処理手段は、ハードウエアとソフトウエアとから構成される。ここで、複数の機能処理には、図2に示す処理内容303に対応づけた機能処理を実行可能に構成されている。
図2は、図1に示したメインコントローラ201と不揮発性メモリとの接続態様を示す図である。本例では、接続されるHDD117は、高速処理領域202に対応づけられる外周部から保存領域203に対応づけられる内周部に向かうほどに処理帯域が小さくなる性質を持つ。最近のHDDの外周部では、連続アクセスで100MB/s程度のデータ転送速度を確保することができる。また、パソコンやHDDレコーダの普及により、記憶容量はTB(テラバイト)級のサイズが一般的になりつつある。
一方、SSD118は、連続アクセスで200MB/s程度のデータ転送速度を出すことができる。
特にランダムアクセスにおいては、HDDと比較すると100倍程度高速処理が可能である。然しながら、記憶容量面では、MFPの製品コストを考慮すると搭載可能な容量は現状32GB程度であり、HDDには遠く及ばない。さらに、上述したように寿命(書き換え回数制限)に対する大きな課題がある。本実施形態では、前述のHDDとSSDの特性を考慮してSSDの寿命を延長する方法の提案を行う。
MFPの全ての処理(書き込み処理を含むもの)に対して、SSDのデータ転送能力(帯域)が必要な分けではない。従って、Step1として各処理単位でSSDとHDD(外周部)を使い分けることでSSDの書き換え回数を減らすこと(寿命の延長)ができる例を以下に示す。
まず、図2に示すようにHDDを外周の高速処理領域202と内周の保存領域203に分けて、必要量の高速処理領域を確保する。次に、MFPの各処理単位(もしくは、アプリケーション単位)及びそれらの競合動作時に要求されるストレージデバイスに対するパフォーマンス(帯域値)を求める。最後に、前記要求パフォーマンスから使用する対象ストレージを決定する。
図3は、図1に示したメインコントローラ201に接続される対象ストレージの選択管理テーブル301の例を示す図である。本実施形態では、1つの機能処理をSSDを用いて実行させる処理モードを、HDDを用いる処理に切り替えるために、1つの機能処理に対応づけるSSDの寿命レベル(EMレベル306参照)を設定する例を説明する。
さらに、1つの機能処理をSSDを用いて実行させる第1の処理モードと、1つ以上の機能処理をSSD、およびHDDを用いて並列して実行させる第2の処理モードとの処理を、HDDを用いる処理に切り替えるために、1つの機能処理または1つ以上の機能処理に対応づけるSSDの寿命レベルを設定する例を説明する。
図3において、"処理モード302"は、処理単位又はそれらの競合動作に処理コードを割り振ったものである(頭文字Mのものは単体処理、頭文字Cのものは競合動作を示す)。次の列に各処理単位での処理内容303が記載されている。
"要求PM304"は、各処理モードでストレージデバイスに対する要求パフォーマンス(帯域値)を示している。次の列の"対象305"には、"要求PM304"の条件を満たすストレージデバイスを指定する。ここで、ストレージデバイスを指定する際には、当然ながらHDD帯域で満足できる処理は、基本的に全てHDDを指定する。
例えば、各ストレージデバイスの帯域を、SSD帯域=200MB/s、HDD帯域=100MB/sとする時、選択管理テーブル301の例であると、単体処理のM1:PDL1(高解像度のネットワークプリント)、競合動作時の処理モードC1及びC2にSSDを指定する以外は、基本的にHDDで処理可能である。その他、例外的にSSD帯域は必要ないが、システムの都合上SSDに特殊なパラメータ(可変)を書き込む処理などに使用されるケースもあり得る。(M9、C7のケース)
以上説明したように、Step1として、前記選択管理テーブル301の"要求PM304"及び"対象305"の項目から、処理単位(処理内容)毎にSSDとHDDの使い分け(HDD単体使用、SSD単体使用、HDD+SSD両方使用)を管理することでSSDの寿命延長を実施する。
ここで、図3に示した選択管理テーブル301の管理について説明する。
図4は、図1に示したストレージデバイス制御のソフト的な階層構造を示す図である。
図4において、上位からアプリケーション601、ファイルシステム602、ドライバ603、実デバイス(HDD、SSD)604を表している。
各層で前記選択管理テーブル301を管理するための、最適な階層はファイルシステム602である。ファイルシステム602では、どのアプリケーションから、どのような内容でページ要求をしているのかを知る事ができ、前記選択管理テーブル301に指定された対象デバイスを選択して記憶領域を確保することができる。
当然ながら、図3に示した選択管理テーブル301の管理は、アプリケーション601又はドライバ603で実施してもよく、ファイルシステム602に限定する意味ではない。また、選択管理テーブル301の例では、HDD及びSSDを各1個、合計2個の例を用いて説明したが、他の種類の不揮発性デバイスも含めて3個以上を搭載するシステムでも本発明は適用可能である。
Step1では、各処理単位(処理内容)に必要なストレージデバイスの要求パフォーマンス(帯域値)からHDDとSSDの使い分けを、選択管理テーブル301を用いて管理することにより、不必要にSSDの使用を避けることで寿命の延長を実施する方法を説明した。
然しながら、Step1のみを実施してもSSDの寿命延長には不十分である。例えば、選択管理テーブル301の処理モードM1(PDL1)を酷使するユーザである場合には、やはり製品保証期間以前にSSDの寿命が尽き、使用不能となる可能性が考えられる。そこで、Step2として、使用対象がSSDに指定されている処理単位に対して、優先順位を考慮した寿命の危険度レベルを割り当てることでSSDの使用制限をかける方法を実施する。以下、Step2について説明する。
NANDフラッシュメモリのMLCタイプ(MLC型(Multi Level Cell)多値 NAND)であると、記憶単位である1Cell当たりの書き換え回数は約3000回〜1万回と言われている。ここで、書き換え回数の制限値からSSDの各Cellの平均的な書き換え回数を寿命の危険度レベルとして定義する。例えば、レベル1:30%以下、レベル2:60%以下、レベル3:80%以下、レベル4:90%以上。1Cell当たりの最大書き換え回数=1万回に置くと、レベル1ではSSDに使用されているCellの平均的な書き換え回数は、3000回以下となる。具体的には、SSDから取得する書き換え回数情報に含まれる現在の書き換え回数値と、SSDの最大書き換え回数の制限値とから寿命レベルを後述する危険度レベルとして算出する。
次に、使用対象がSSDに指定されている処理単位に、SSD使用の優先度を考慮して危険度レベルを割り振る。図3に示した選択管理テーブル301の項目で"EMレベル306"が危険度レベルを割り当てた例である。次の項目"現在のEM307"は、現状のSSD寿命に対する危険度値を表している。
図5は、本実施形態を示す画像処理装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、上述した危険度値の算出処理例である。なお、各ステップはCPU101がROM103等に記憶された制御プログラムをRAM104にロードして実行することで実現される。なお、以下の説明では、CPU101が実行するプログラムを主体として説明する。
SATA規格に準拠したSSDであれば、HDDと同様に自己診断機能であるS.M.R.A.T.(Self−Monitoring Analysis and Reporting Technology)情報を取得することができる。(図2の204)特にSSDでは寿命問題があるため、少なくともCellの総書き換え回数の情報はどのSSD製品であっても取得可能である。
S401において、危険度値を算出するSSD寿命診断プログラムは、ドライバ経由でSSDに対してSMARTコマンドを発行することで総書き換え回数情報を取得する。
S402において、SSD寿命診断プログラムは、取得した総書き換え回数をSSDに含まれるCell数で割ることにより、1Cell当たりの書き換え回数平均値を算出する。
さらに、S403において、SSD寿命診断プログラムは、算出した平均値から前記定義した危険度レベルを参照して、前記危険度値を算出する。S404において、SSD寿命診断プログラムは、選択管理テーブル301の項目"現在のEM307"を更新する。
以上、S401〜S404のステップを所定のタイミング、例えば、毎回の起動時に実行することによって、現在のSSDの寿命状況を示す前記危険度値が常に更新される。
次に、Step1及びStep2を実施するための本発明の基本的な処理フローについて、図6を用いて説明する。
図6は、本実施形態を示す画像処理装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、基本的な処理例である。なお、各ステップはCPU101がROM103等に記憶された制御プログラムをRAM104にロードして実行することで実現される。なお、以下の説明では、CPU101が実行するプログラムを主体として、ストレージデバイス制御方法について説明する。ここで、ストレージデバイスとは、HDD、SSDである場合を想定する。以下、算出された現在の寿命レベルと、設定された寿命レベルとを比較して、1つの機能処理をSSDを用いて実行させる処理モードの処理を、HDDを用いる処理に切り替えるストレージ制御について詳述する。
S501において、図4に示したアプリケーション601は、自己の処理に必要なメモリ確保をファイルシステム602に要求する。この時、ファイルシステム602には処理内容を示す処理コードが渡される。
S502において、ファイルシステム602は、処理コードを前記選択管理テーブル301の項目"処理モード302"と比較することで、管理対象の処理かどうかを判定する。
S503において、S502の判定結果がNOである場合、その他の指定領域(例えばメインメモリ)にメモリ領域を確保(S504)して、アプリケーションの処理が開始される(S513)。
S503において、S502の判定結果がYESである場合、S505に進み、選択管理テーブル301の項目"対象305"に記載された内容から対象ストレージがHDD又はSSDなのかの判定処理を行う。
ここで、競合動作の判定方法の一例を説明する。
図7は、本実施形態を示す画像処理装置における競合動作の判定方法で使用するフラグレジスタ701の構造を説明する図である。
図7において、アプリケーションからの要求によりメモリ確保を実行すると、処理コードに対応するビットに'1'を書き込む。以後、その処理が完了するまで維持し、確保したメモリが解放されると'0'を書き込む。ファイルシステム602は、選択管理テーブル301から前記対象ストレージの判定を行う際に、前記処理フラグレジスタ701を確認することで、競合動作の有無を判別することが可能となる。
S506において、S505の判定結果がYES、すなわち、HDD対象である場合には、HDDにメモリ領域を確保(S507)して、アプリケーションの処理が開始される(S513)。
S506において、S505の判定結果がNO、すなわち、SSD対象であるとアプリケーション601が判断した場合には、さらに、アプリケーション601が選択管理テーブル301の項目"EMレベル306"と"現在のEM307"との比較処理を行う(S508)。
比較結果、割り振られた危険度レベル(EMレベル306)が、現在の危険度レベル(現在のEM307)より小さい処理モードに対しては、アプリケーション601は、対象ストレージをSSDからHDDへ切り替えて処理する。例えば、選択管理テーブル301であると、"現在のEM307"=2であるから、C2とC3はHDDを用いて処理されることになる。また、"現在のEM307"=3であればC1が、"現在のEM307"=4の最高危険度レベルに達すると全ての処理にHDDが用いられる。このように本発明であると、SSDの使用制限に処理の優先度を付加することができる。
S509において、アプリケーション601がS508の判定結果がNOであると判断した場合、S510に進む。S510において、アプリケーション601が選択管理テーブル301の項目"現在のEM307"=4の最高危険度レベルでるかどうかの判定を行う。S510の判定結果がYESであるとアプリケーション601が判断した場合、管理者へ警告の通知を行い(S511)、507へ進み、S510でそれ以外であるとアプリケーション601が判断した場合には、HDDにメモリ領域を確保して、アプリケーションの処理が開始される(S513)。
一方、S509において、S508の判定結果がYESであるとアプリケーション601が判断した場合、S512に進み、SSDにメモリ領域を確保して、アプリケーションの処理が開始して(S513)、本処理を終了する。
これにより、書き換え制限のあるストレージデバイスに対して寿命を延長することができる。また、前記ストレージデバイスを使用対象とする各種処理単位に対して、寿命状況に応じた優先順位を付けることで前記ストレージデバイスの使用制限を掛けることが可能となるため、前記ストレージデバイスを必要とする優先度の高い処理を極力最後まで温存することができ、全体的に処理バランスのとれた画像処理システムを構築できる。
本発明の各工程は、ネットワーク又は各種記憶媒体を介して取得したソフトウエア(プログラム)をパソコン(コンピュータ)等の処理装置(CPU、プロセッサ)にて実行することでも実現できる。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。
101 CPU
117 HDD
118 SSD

Claims (9)

  1. 書き換え回数に制限のある第1の記憶手段と、
    書き換え回数に制限のない第2の記憶手段と、
    異なる機能処理を実行する複数の機能処理手段と、
    前記第1の記憶手段から書き換え回数情報を取得する取得手段と、
    前記書き換え回数情報を取得する毎に、前記第1の記憶手段の書き換え制限に対応づけられる現在の寿命レベルを算出する算出手段と、
    1つの機能処理を前記第1の記憶手段を用いて実行させる処理モードを、前記第2の記憶手段を用いる処理に切り替えるために、前記1つの機能処理に対応づける第1の記憶手段の寿命レベルを設定する設定手段と、
    算出された現在の寿命レベルと、設定された寿命レベルとを比較して、1つの機能処理を前記第1の記憶手段を用いて実行させる処理モードの処理を、前記第2の記憶手段を用いる処理に切り替える制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 書き換え回数に制限のある第1の記憶手段と、
    書き換え回数に制限のない第2の記憶手段と、
    異なる機能処理を実行する複数の機能処理手段と、
    前記第1の記憶手段から書き換え回数情報を取得する取得手段と、
    前記書き換え回数情報を取得する毎に、前記第1の記憶手段の書き換え制限に対応づけられる現在の寿命レベルを算出する算出手段と、
    1つの機能処理を前記第1の記憶手段を用いて実行させる第1の処理モードと、1つ以上の機能処理を前記第1の記憶手段、および第2の記憶手段を用いて並列して実行させる第2の処理モードとの処理を、前記第2の記憶手段を用いる処理に切り替えるために、前記1つの機能処理または1つ以上の機能処理に対応づける第1の記憶手段の寿命レベルを設定する設定手段と、
    算出された現在の寿命レベルと、設定された寿命レベルとを比較して、1つの機能処理を前記第1の記憶手段を用いて実行させる第1の処理モードと、1つ以上の機能処理を前記第1の記憶手段、および第2の記憶手段を用いて並列して実行させる第2の処理モードとの処理を、前記第2の記憶手段を用いる処理に切り替える制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  3. 算出された現在の寿命レベルと、設定された寿命レベルとを比較して、1つの機能処理を前記第1の記憶手段を用いて実行させる処理モードの処理を、前記第2の記憶手段を用いる処理に切り替える旨の警告を通知する通知手段を備えることを特徴とする請求項1または2記載の画像処理装置。
  4. 前記算出手段は、取得する書き換え回数情報に含まれる現在の書き換え回数値と、前記第1の記憶手段の最大書き換え回数の制限値とから寿命レベルを算出することを特徴とする請求項1または2記載の画像処理装置。
  5. 前記第1の記憶手段は、ソリッドステートデバイスであることを特徴とする請求項1または2記載の画像処理装置。
  6. 前記第2の記憶手段は、ハードディスクデバイスであることを特徴とする請求項1または2記載の画像処理装置。
  7. 書き換え回数に制限のある第1の記憶手段と、
    書き換え回数に制限のない第2の記憶手段と、
    異なる機能処理を実行する複数の機能処理手段と、を備える画像処理装置のストレージ制御方法であって、
    前記第1の記憶手段から書き換え回数情報を取得する取得工程と、
    前記書き換え回数情報を取得する毎に、前記第1の記憶手段の書き換え制限に対応づけられる現在の寿命レベルを算出する算出工程と、
    1つの機能処理を前記第1の記憶手段を用いて実行させる処理モードを、前記第2の記憶手段を用いる処理に切り替えるために、前記1つの機能処理に対応づける第1の記憶手段の寿命レベルを設定する設定工程と、
    算出された現在の寿命レベルと、設定された寿命レベルとを比較して、1つの機能処理を前記第1の記憶手段を用いて実行させる処理モードの処理を、前記第2の記憶手段を用いる処理に切り替える制御工程と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置のストレージ制御方法。
  8. 書き換え回数に制限のある第1の記憶手段と、
    書き換え回数に制限のない第2の記憶手段と、
    異なる機能処理を実行する複数の機能処理手段と、を備える画像処理装置のストレージ制御方法であって、
    前記第1の記憶手段から書き換え回数情報を取得する取得工程と、
    前記書き換え回数情報を取得する毎に、前記第1の記憶手段の書き換え制限に対応づけられる現在の寿命レベルを算出する算出工程と、
    1つの機能処理を前記第1の記憶手段を用いて実行させる第1の処理モードと、1つ以上の機能処理を前記第1の記憶手段、および第2の記憶手段を用いて並列して実行させる第2の処理モードとの処理を、前記第2の記憶手段を用いる処理に切り替えるために、前記1つの機能処理または1つ以上の機能処理に対応づける第1の記憶手段の寿命レベルを設定する設定工程と、
    算出された現在の寿命レベルと、設定された寿命レベルとを比較して、1つの機能処理を前記第1の記憶手段を用いて実行させる第1の処理モードと、1つ以上の機能処理を前記第1の記憶手段、および第2の記憶手段を用いて並列して実行させる第2の処理モードとの処理を、前記第2の記憶手段を用いる処理に切り替える制御工程と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置のストレージ制御方法。
  9. 請求項7または8に記載の画像処理装置のストレージ制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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