JP2010218488A - メダル投出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】長年月の使用により外周が叩かれてつぶれ、厚みの増大や変形が生じたメダルであっても、投げ出しまでの内部の経路を確実に滞りなく通過させることができるようにし、メダル取込み回転ディスクの回転のロックなどの障害を未然に防ぐ。
【解決手段】メダル投出装置のメダル取込み回転ディスクにおいて、上面の開口部から取り込まれ、投げ出されるまでにメダルMが通過する隙間Sは、メダルの通過が停滞乃至停止し易いメダルの渋滞位置がある。このようなメダル位置において、メダルMの縁部Meが通過する部分には、凹み部417を設ける。これにより、メダルMの移動が停止したり、デッドロックしたりすることを防ぐ。
【選択図】図19

Description

本発明は、メダル取込み回転ディスク上に上方に開いて、円周方向に並べて形成されたメダルが入る大きさの複数の開口部から該ディスクに取り込まれたメダルを、該ディスクを回転させて外周外側方向に、所定数投げ出すようにしたメダル投出装置に係り、特に、長年月の使用により外周が叩かれてつぶれ、厚みの増大や変形が生じたメダルであっても、投げ出しまでの内部の経路を確実に滞りなく通過させることができるようにし、メダル取込み回転ディスクの回転のロックなどの障害を未然に防ぐことができるメダル投出装置に関する。
従来のメダル投出装置は、メダルが入る大きさの複数の開口部が、上方に開き下面まで連通し、円周方向に並べられて形成されたメダル取込み回転ディスクを回転させ、該メダル取込み回転ディスクの外周外側方向に、上方から該開口部に取り込まれたメダルを、所定数投げ出すようになっている。
メダル取込み回転ディスクは、ベース部材の上面に回転可能に搭乗されている。又、このメダル取込み回転ディスクの下面には、該ベース部材の上面を、ディスク回転と共に摺動し、メダル取り込みの開口部から取り込まれたメダルを、メダル取込み回転ディスクの回転に従動させる押出部が、上述の開口部が形成されたメダル取込み回転ディスクの裏面に形成されている。
この押出部は、メダル取込み回転ディスクの裏面より、メダルの厚み+α突出し、メダル取込み回転ディスクの回転と共に、ベース部材の上面を摺動し、ディスク裏面及びベース部材の間に、メダルが該ベース部材を摺動可能な空間を形成する。前記開口部から取り込まれたメダルは、該空間において、この押出部に押されながら、メダル取込み回転ディスクの回転に従動し、該従動の遠心力と共に、ディスク中心から離れる方向に移動する。
又、メダル取込み回転ディスク41の外周に設けられた、メダルが径方向に通過可能な投出し部の開口から投げ出される。該開口も、メダルがその厚み+αで通過可能になっている。なお、この+αは、メダルの通過や移動が円滑になるための余裕量である。
ここで、特許文献1では、このようなメダル投出装置において、計数ミスを生じることなくコインを確実に計数、投出し、且つ投出ミスが生じたときでもコインのロックが発生しないようにするための技術が開示されている。この特許文献1では、コインが非投出方向に移動しつつ検出ローラを押したときに、該検出ローラがコイン投出用の隙間を開く方向に揺動することなく、検出ベースと共に揺動され、コインのロック及び誤投出を防止している。
特開2000−339508号公報(段落[0013])
ここで、メダル取込み回転ディスクの裏面側の空間をメダルが摺動するためにも、又、投出し部の開口をメダルが通過するためにも、これら空間や開口の高さは、メダルの厚みより大である必要がある。しかしながら、メダルは、使用しているうちに外周部が叩かれ、外周部の厚みのある縁が厚く変形していくことになる。
上述のような空間や開口を通過する際、外周部の縁が厚くなると、該通過が滞ったり、場合によっては不可能になったりしてしまう。
通過が滞るような場合で、ディスク下面とベースの間に挟まったり、摩擦が増大したりすることで、ディスク下面及びベースの間に取り込まれたメダルが、ディスク回転に不必要に従動し続ける場合がある。この場合、予定外の部位にメダルが移動し、嵌り込まれるおそれがある。
例えば、ディスク回転に従動しながら移動した後、メダル数を計数しながら投げ出す構造のメダル投出装置では、外へ押し出されメダルが最初に接触する部位は、ベアリングを用いてメダル接触時になめらかに回転可能な円筒部位(以下単に検出ベアリングと呼ぶ)を備えている。
このようなメダル投出装置では、本来、メダル取込み回転ディスクの外へ押し出され、従って、ディスクとの接触がなくなってから、メダルは検出ベアリングに接触する。しかしながら、メダルがディスク回転に不必要に従動し続けると、ディスクの部位と接触したまま検出ベアリングに接触し、更にこの時のメダル中心がこれら接触部位間の直線上に位置すると、場合によっては、メダルが挟まれて、メダルの移動や、メダル取込み回転ディスクの回転がデッドロックしてしまうことがある。
デッドロックが生じた場合、前述の特許文献1を適用することで、これを解消することができる場合もある。しかしながら、メダルの縁の厚みが増大していると、この解消は難しくなる。
本発明は、前記従来の問題点を解決するためのもので、長年月の使用により外周が叩かれてつぶれ、厚みの増大や変形が生じたメダルであっても、投げ出しまでの内部の経路を確実に滞りなく通過させることができるようにし、メダル取込み回転ディスクの回転のロックなどの障害を未然に防ぐことができるメダル投出装置を提供することを課題とする。
本発明は、メダル取込み回転ディスク上に上方に開いて、円周方向に並べて形成されたメダルが入る大きさの複数の開口部から該ディスクに取り込まれたメダルを、該ディスクを回転させて外周外側方向に、所定数投げ出すようにしたメダル投出装置において、該メダル取込み回転ディスクを回転可能に搭乗させるベース部材の上面、及び、該ディスクの下面部材との間に、前記開口部から取り込まれたメダルを通過させるための、メダル厚より大の隙間が設けられるように、前記開口部付近に該ディスクの下面部材が形成されていると共に、該隙間が、メダル外周の縁部の厚みより大であり、且つ、メダルの通過が停滞乃至停止し易いメダルの渋滞位置において、メダルの縁部が通過する部分のみ厚さ方向に拡張された凹み部が形成されていることにより、前記課題を解決したものである。
ここで、前記メダル渋滞位置が、前記メダル取込み回転ディスク下面から突出し、前記開口部から取り込まれたメダルに接触することでメダルをディスク回転に従動させる押出部、及び、該従動時に、メダルをディスク円周方向に導く内周面に、共に接触するメダル位置であって、該メダル渋滞位置に応じて、前記凹み部を形成することができる。
又、前記メダル渋滞位置が、前記メダル取込み回転ディスク下面から突出し、前記開口部から取り込まれたメダルに接触することでメダルをディスク回転に従動させる押出部、及び、該従動に伴って、前記メダル取込み回転ディスク外へ押し出されメダルが最初に接触する部位に、共に接触するメダル位置であって、該メダル渋滞位置に応じて、前記凹み部を形成することができる。
本発明によれば、中心部より本来から厚い外周の縁部が、長年月の使用の叩かれで厚みが増しても、メダル外周の縁部の通過や移動が容易になるように、ディスク下面の部位に凹み部を形成している。従って、メダル外周の縁部の厚みが、経年変化により増加しても、これに対応する点で有利になる。例えば、経年変化で縁の厚くなったメダルが混入しても、遊技を停止することなくスムーズに払い出すことができる。又、このようなメダルでも、検出ベアリングとディスク押出部との間にメダルがデッドロックすることを軽減でき、装置の寿命が向上できる。
本発明が適用された実施形態のメダル投出装置全体の斜視図 上記実施形のメダル投出装置全体の正面図 前記実施形のメダル投出装置全体の右側面図 前記実施形のメダル投出装置全体の上面図 前記実施形のメダル投出装置全体の全体分解斜視図 前記実施形のメダル投出装置全体の全体分解正面図 前記実施形態の払い出しユニット部の分解斜視図 上記該払い出しユニット部のメダル取込み回転ディスク周辺の平面図 前記実施形態に対比される従来例に用いられるメダル取込み回転ディスクの下面を示す斜視図 上記斜視図のB1部の拡大図 前記実施形態に用いられるメダル取込み回転ディスクの下面を示す斜視図 上記斜視図のB1部の拡大図 前記実施形態の払い出しユニット部が備えるメダル取込み回転ディスク周辺の断面図 前記実施形態に用いられ又従来から用いられているメダルの平面図 上記メダルの側面図 新品のメダルにおける図15のC部のメダル縁部の拡大側面図 長年月の使用で変形したメダルにおける図15のC部のメダル縁部の拡大側面図 従来例における、払い出しユニット部においてメダルが通過する隙間Sを示す概要図 前記実施形態における、払い出しユニット部においてメダルが通過する隙間Sを示す概要図 前記実施形態において、メダル取込み回転ディスクの開口部に取り込まれたメダルが払い出しユニット部から投げ出されるまでの第1段階の、メダル取込み回転ディスク及びメダルの状態を示す平面断面図 同第2段階の上記状態を示す平面断面図 同第3段階の上記状態を示す平面断面図 同第4段階の上記状態を示す平面断面図 従来におけるメダル取込み回転ディスクのデッドロック状態になり得るメダル、及びメダル取込み回転ディスクの状態を示す平面図 前記実施形態におけるメダル取込み回転ディスクのデッドロック状態になり得るメダル、及びメダル取込み回転ディスクの状態を示す平面図
以下、図を用いて本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1〜図6は、それぞれ、本発明が適用された実施形態のメダル投出装置全体の斜視図、正面図、右側面図、上面図、全体分解斜視図、全体分解正面図である。
まず、フレーム部2は、メダル投出装置1全体を、パチスロ、スロットマシン、両替機、自動販売機等の内部に配置するものである。又、これらの図に示されるように、このフレーム部2の傾斜した上方の開口部に、所定枚数のメダルを投出する機構を有する払い出しユニット部4が固定され、更にその上に、投出するためのメダルを貯留するためのメダル容器部3が配置される。該メダル容器部3には、メダルがメダル受け皿30に大量に投入されたとき、余分なメダルを受け皿外に排出するためのシュート31が備えられる。
次に、図7及び図8は、それぞれ、本実施形態の払い出しユニット部4の分解斜視図、該払い出しユニット部4のメダル取込み回転ディスク41周辺の上方から見た平面図である。
払い出しユニット部4のベース部材40上面に取り付けられるディスクガイド42には、メダル取込み回転ディスク41が回転自在に搭載される。メダル取込み回転ディスク41は、ベース部材40の下面中央に取り付ける駆動モータ43のモータ軸431により、図8において時計回りの方向に回転駆動される。又ベース部材40には、投げ出すメダルの数を計数する計数装置5が取り付けられる。
メダル取込み回転ディスク41は、メダルを1枚ずつ分離するための、該メダル取込み回転ディスク41円周方向に並べられたメダルが入る大きさの複数の開口部412が形成されている。又、図9〜図12を用いて後述するように、メダル取込み回転ディスク41の下面には、該開口部412から取り込まれ1枚ずつに分離されたメダルを、メダル払出し口402に押し出し、搬送するための押出部414を備える。該搬送の際、ディスクガイド42は、メダル取込み回転ディスク41の回転に伴い押出部414により押されて、メダル摺動面401に片面を接し摺動するメダルを、その内周面422に沿って、メダル取込み回転ディスク41の円周方向に摺動するように案内する。
メダル払出し口402(図2)は、メダル摺動面401と連続面をなしており、メダル取込み回転ディスク41の回転に伴い、メダルをメダル摺動面401より遠心方向に向けてメダル投出装置1外に投出する。
この間、計数検出ユニット5は、投出されるメダル数を計数する。又、該計数検出ユニット5に対向して、排出プレート45(図7)が設けられ、これにより、これら計数検出ユニット5に取り付いている検出ベアリング44と排出プレート45の間を通過するメダル数を、計数検出ユニット5が確実に計数できるようになっている。該計数検出ユニット5は、メダル通過時に作動するレバーの回転運動により、フォトインタラプタの光軸を遮光させ、電気信号に変換させてメダルを計数する機構を備えている。
図9は、本実施形態に対比される従来例に用いられるメダル取込み回転ディスク41の下面を示す斜視図である。図10は、該斜視図のB1部の拡大図である。
図10で拡大されるB1部にある開口部412の下方には、開口部412から取り込んだメダルを囲むような、メダル径より大の円形を形成する形状に、メダル取込み回転ディスク41の下面において突出する、押出部414及び下面部材416が形成されている。但し、押出部414は、メダル厚より大の厚み分だけ余計に、下面部材416より下方に突出している。
このため、メダル取込み回転ディスク41の回転時、余計に突出している押出部414はベース部材40上面を摺動する一方、突出が少ない下面部材416は、ベース部材40上面を摺動することなく、このため、該上面及び下面部材416との間には、投げ出されるメダルが通過するための、上記の厚み分の隙間が形成される。駆動モータ43によるメダル取込み回転ディスク41の回転に伴って、メダルは矢印B2の方向に移動し、この隙間を通過することになる。なお、この隙間は、後述する図18や図19の符号Sのものに対応する。
図11は、本実施形態に用いられるメダル取込み回転ディスク41の下面を示す斜視図である。図12は、該斜視図のB1部の拡大図である。
これら図11及び図12の本実施形態のメダル取込み回転ディスク41についても、従来例の図9及び図10と同様に、拡大されるB1部にある開口部412の下方には、開口部412から取り込んだメダルを囲むような、メダル径より大の円形を形成する形状に、押出部414及び下面部材416が形成されている。押出部414は、メダル厚より大の厚み分だけ多く、下面部材416より下方に突出している。
ここで、本実施形態のメダル取込み回転ディスク41の場合、これら図11及び図12に示されるように、下面部材416の両端には、本発明を適用した凹み部417が形成されている。これにより、下面部材416及びベース部材40上面の隙間を、メダル中心が通過する際に縁が通過する部分のみ、隙間が拡張される。該隙間は、後述の図18や図19の符号Sのものに対応する。
図13は、本実施形態の払い出しユニット部4が備えるメダル取込み回転ディスク41周辺の断面図である。
この図は、下面部材416の両端の、凹み部417下面より低く、下面部材416下面より高い位置の平面における断面となっている。従って、下面部材416は、凹み部417を除いた部分の輪郭が図示される。
図14及び図15は、それぞれ、本実施形態に用いられ又従来から用いられているメダルの平面図、側面図である。図16及び図17は、それぞれ、新品、あるいは長年月の使用で変形した、図15のC部のメダルの縁部の拡大側面図である。
メダルMの縁部Meは、図14に示すようにメダルMの外周部であり、図15又図16に示すように、中央部より厚みがある。メダルMは、使用に際し、外周から打撃されることになり、長年月の使用で変形し、図17に示すように、縁部Meの厚みが増加する。ここで、新品の図16のメダルMの厚みW1より、長年月の使用による変形によって、図17のメダルMの厚みW2の方が大となっている。
図18及び図19は、それぞれ、従来例、あるいは本実施形態における、払い出しユニット部4においてメダルMが通過する隙間Sを示す概要図である。
この隙間Sは、前述の下面部材416及びベース部材40の上面の間に形成されるものである。図示されるように、メダルの縁部Meの厚みはW2であり、該隙間Sの厚みはW3である。該隙間SをメダルMが通過する際、まず、メダルMの進行方向先端側の縁部Meが該隙間Sを通過し、この後、メダルの中心を含む部分や、進行方向尾端側の縁部Meが該隙間Sを通過する。
ここで、進行方向先端側や尾端側の縁部Meは、該隙間Sの中央付近を通過し、メダルの中心を含む部分が通過する際には、縁部Meは、該隙間Sの両端側を通過する。従って、この隙間Sの幅W3は、両端側及び中央付近又どの部分も、厚みW2の縁部Meが通過できるように、(W3>W2)である必要がある。
又、後述するように、隙間SをメダルMが通過する際、メダルMの通過や、メダル取込み回転ディスク41の回転が停滞乃至停止しデッドロックが生じやすい、メダルMの通過位置(渋滞位置)がある。
本実施形態では、このような渋滞位置のメダル通過位置において、縁部Meが通過する部分の隙間Sを拡張することで、このようなデッドロックを回避するようにしている。例えば、図19では、隙間Sの両端側の部分に凹み部417が設けられ、隙間Sが幅W4に拡張されている。なお、図19において、寸法W5は、凹み部417の深さである。
ここで、図20〜図23は、それぞれ、本実施形態においてメダル取込み回転ディスク41の開口部412に取り込まれたメダルが払い出しユニット部4から投げ出されるまでの第1〜第4段階の、メダル取込み回転ディスク41及びメダルの状態を示す平面断面図である。
これら図20〜図23では、このような第1〜第4段階において、上段、中段、下段に、3種類のメダル取込み回転ディスク41の図示がなされている。
まず、上段のメダル取込み回転ディスク41の図では、ディスクの押出部414のみが見えるように断面表示している。即ち、メダル取込み回転ディスク41から突出が多い押出部414は横切り、下面部材416は横切らない平面の断面図である。これにより、払出動作が明瞭になるようになっている。
次に、中段のメダル取込み回転ディスク41の図では、メダル取り込み穴も見えるように断面表示している。即ち、押出部414及び下面部材416は横切り、凹み部417は横切らない平面の断面図である。これにより、払出動作が明瞭になるようになっている。なお、中段のメダル取込み回転ディスク41の図は、図9及び図10の従来例のメダル取込み回転ディスク41における、払出動作を示すものともいうことができる。
続いて、下段のメダル取込み回転ディスク41の図では、メダル取り込み穴も見えるように断面表示している。即ち、押出部414、下面部材416及び凹み部417を横切る平面の断面図である。これにより、凹み部417の位置が明瞭になるようになっている。
次に、図20〜図23に順に示される、第1〜第4段階それぞれについて説明すると、まず、図20の第1段階は、メダルMAが、開口部412に捕獲された後、コイン摺動面401を摺動し、搬送されている段階である。
又、この図20のメダルMCは、ベース部材40に平行になった状態で、開口部412に入った状態である。このメダルMCは、自重や、メダル取込み回転ディスク41に従動する回転運動による遠心力などにより、図20のメダルBのように、ディスクガイド42の内周面422と、押出部414に接触しながら、ベース部材40上のコイン摺動面401上を摺動して移動し、メダル払出し口402へ向かってゆき、続いて、この図20のメダルMAの状態となる。
次に、図21の第2段階は、メダルMAが検出ベアリング44に接触するまでメダル取込み回転ディスク41が回転した段階である。前述の第1段階からメダル取込み回転ディスク41が回転していくと、メダルMAは、第2段階の図21のように、排出プレート45と検出ベアリング44に接触するようになる。
次に、図22の第3段階は、メダルMAが検出ベアリング44に接触に接触しつつ計数検出ユニット5側に移動している段階である。又、図23の第4段階は、メダルMAが検出ベアリング44を離れ投げ出しユニット部4から飛び出しつつある段階である。メダルがない初期状態では、排出プレート45及び検出ベアリング44の間は、メダルの直径より小さい距離である。メダルが接触することで、該距離が押し広げられる。そして、メダルの直径を超えたあたりで、ばねにて引っ張られている検出ベアリング44が初期状態に戻り、メダルは勢い良く出口から飛び出していく。
なお、図23の第4段階のメダルMBは、次の段階では、図20の第1段階のメダルMAと同じ状態になる。又、この後には、図21〜図23の第2〜第4段階のいずれもメダルMAと同じ状態を、この順に辿ることになる。
ここで、図22のメダルMCは、同図メダルMBや図23のメダルMCの位置、図23のメダルMBの位置を経て、図20のメダルMAの位置に至るまで、ディスクガイド42の内周面422に沿って、ベース部材40上面、及びメダル取込み回転ディスク41下面の間のスペースにおいて、ベース部材40上面のコイン摺動面401を摺動し、搬送される。このベース部材40上面、及びメダル取込み回転ディスク41下面の間のスペースは、メダル取込み回転ディスク41下面の押出部414の突出が、ベース部材40上面を摺動することで、メダルの厚さより若干広く維持される。
このベース部材40上面、及びメダル取込み回転ディスク41下面の間のスペースは、広すぎると、メダルが2枚重なって、メダル取込み回転ディスク41の開口部412から取り込まれるおそれがあるため、薄いメダル2枚重ねの厚みより狭められている。又、該スペースは、長年月の使用で縁が厚くなったメダルの厚みより広い。
しかしながら、このような厚みでも、縁が厚くなったメダルの場合、開口部412からメダルが入り込めなかったり、上記のスペースをスムーズに搬送できなかったり、挟まったりするおそれがある。このため、本発明を適用し、前述の下面部材416には、凹み部417を設けるようにしている。
次に、図24、及び図25は、それぞれ、従来、あるいは本実施形態におけるメダル取込み回転ディスク41のデッドロック状態になり得るメダル、及びメダル取込み回転ディスク41の状態を示す平面図である。
前述の図20の第1段階の際、メダルMAが、ディスクガイド42の外側に投げ出されつつある。ここで、この第1段階で、メダルMAが、ディスクガイド42の外側に出ずに、メダル取込み回転ディスク41内で、該メダル取込み回転ディスク41の回転と共に移動してしまうとする。すると、メダルは、図24や図25に示されるように、押出部414と、検出ベアリング44との間に挟まれるようになる。特に、メダルが押出部414に接している点、メダルの中心点、及び、メダルが検出ベアリング44に接している点、これら3点が一直線上になると、デッドロックの状態になる可能性がある。
通常は、特許文献1に実施例が示されている検出ベアリング44の揺動により、デッドロック状態を解除できる。しかしながら、縁が厚くなったメダルでデッドロックした場合、このような揺動でもメダルの位置が変化せず、デッドロックを解除できないことがあった。
これに対して、本発明を適用し、前述のメダル取込み回転ディスク41の下面部材416には、メダルの縁が接触乃至接近する部分に、凹み部417を設けることで、メダルの縁が下面部材416に接触することがなくなり、デッドロックの回避は容易になる。例えば、前述の特許文献1を適用することで、メダルつまりを発生させることなく、メダルの払出ができる。
なお、本実施形態における下面部材416の凹み部417は、デッドロックや、メダル通過が滞るおそれがある、下面部材416において、メダルの縁が接触乃至接近する部分に設ける。
例えば、第1段階の図20の下段(本発明の払出動作)において、メダルMBの外周は、ディスクガイド42の内周面422と、メダル取込み回転ディスク41押出部414とに接触するようになる。図21〜図23の下段のメダルMBも同様に接触した状態にある。
この状態では、押出部414及び下面部材416の円形部分より、メダルMBの縁の一部が外になり、下面部材416及びベース部材40の上面との隙間部分から覘くことになる。このメダルMBの縁は、その直径の外側1〜2mm、直径の内側1〜2mm程度の部分である。
このため、下面部材416及びベース部材40の上面との隙間部分に、メダルMBの縁の一部が位置することになる。本実施形態では、この部分に、凹み部417を設けるようにしている。この凹み部417の凹み量(図19の寸法W5)は、メダルの上面や下面に対する縁部の段差寸法以上必要であるが、0.2mm〜0.5mm程度で効果を発揮できる。
なお、本実施形態では、メダル取込み回転ディスク41の個々の開口部412に対して、下面部材416は1つで、この両端に都合2つの凹み部417を設けている。又、この2つの凹み部417は、長さ及び凹み量が互いに略等しくなっている。ここで、本発明は、凹み部417の形状や長さ又凹み量を具体的に限定するものではない。例えば、メダル取込み回転ディスク41において、中心に近い方の凹み部417と、遠い方の凹み部417とで、その形状や長さ又凹み量を異なるものであってもよい。このような凹み部417の形状や長さ又凹み量は、メダル取込み回転ディスク41の回転に従動するメダルの振る舞いに応じて決定すればよい。
1…メダル投出装置
2…フレーム部
3…メダル容器部
30…メダル受け皿
31…シュート
34…外周側壁面
34a…外周側壁面の垂直部分
34b…外周側壁面の容積拡張部分
34d…上部拡張部分
36…垂直壁
4…払い出しユニット部
40…ベース部材
401…コイン摺動面
402…メダル払出し口
41…メダル取込み回転ディスク
42…ディスクガイド
412…開口部
414…押出部
416…下面部材
417…凹み部
422…内周面
43…駆動モータ
431…モータ軸
44…検出ベアリング
45…排出プレート
5…計数検出ユニット
M…メダル
Me…メダル外周の縁部
S…隙間

Claims (3)

  1. メダル取込み回転ディスク上に上方に開いて、円周方向に並べて形成されたメダルが入る大きさの複数の開口部から該ディスクに取り込まれたメダルを、該ディスクを回転させて外周外側方向に、所定数投げ出すようにしたメダル投出装置において、
    該メダル取込み回転ディスクを回転可能に搭乗させるベース部材の上面、及び、該ディスクの下面部材との間に、前記開口部から取り込まれたメダルを通過させるための、メダル厚より大の隙間が設けられるように、前記開口部付近に該ディスクの下面部材が形成されていると共に、
    該隙間が、メダル外周の縁部の厚みより大であり、且つ、メダルの通過が停滞乃至停止し易いメダルの渋滞位置において、メダルの縁部が通過する部分のみ厚さ方向に拡張された凹み部が形成されていることを特徴とするメダル投出装置。
  2. 前記メダル渋滞位置が、前記メダル取込み回転ディスク下面から突出し、前記開口部から取り込まれたメダルに接触することでメダルをディスク回転に従動させる押出部、及び、該従動時に、メダルをディスク円周方向に導く内周面に、共に接触するメダル位置であって、
    該メダル渋滞位置に応じて、前記凹み部が形成されていることを特徴とする請求項1記載のメダル投出装置。
  3. 前記メダル渋滞位置が、前記メダル取込み回転ディスク下面から突出し、前記開口部から取り込まれたメダルに接触することでメダルをディスク回転に従動させる押出部、及び、該従動に伴って、前記ディスク外へ押し出されメダルが最初に接触する部位に、共に接触するメダル位置であって、
    該メダル渋滞位置に応じて、前記凹み部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のメダル投出装置。
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