JP2003331335A - コイン投出装置 - Google Patents

コイン投出装置

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JP2003331335A
JP2003331335A JP2002134769A JP2002134769A JP2003331335A JP 2003331335 A JP2003331335 A JP 2003331335A JP 2002134769 A JP2002134769 A JP 2002134769A JP 2002134769 A JP2002134769 A JP 2002134769A JP 2003331335 A JP2003331335 A JP 2003331335A
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JP
Japan
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coin
bearing
drive shaft
rotating disk
main body
Prior art date
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Application number
JP2002134769A
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English (en)
Inventor
Kazumasa Ando
一雅 安藤
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JUKI SEIMITSU KK
Juki Corp
Original Assignee
JUKI SEIMITSU KK
Juki Corp
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Publication date
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Priority to JP2002134769A priority Critical patent/JP2003331335A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転ディスクを構成するうちで駆動軸を軸受
けする部位の良好な耐久性能を満たしつつ、駆動軸と回
転ディスクとを容易に組付け可能とするコイン投出装置
を提供する。 【解決手段】 コインを貯留するコイン容器2と、コイ
ン容器2の底部に配され取り込んだコインを回転に伴わ
せて投出する回転ディスク3と、回転ディスク3に回転
駆動力を伝達する駆動軸41とを備えるコイン投出装置
1である。回転ディスク3は、本体部31と、本体部3
1内に埋設されるとともに駆動軸41を軸受けし、駆動
軸41より受ける駆動を本体部31に伝達する軸受部8
を備える。軸受部8は、本体部31よりも硬質な材料に
よって構成され、本体部31への埋設方向と直交する断
面形状が多角形状に設定されている。駆動軸41は、駆
動軸41の外面412を介して軸受部8に駆動伝達可能
となるように軸受部8に挿入されている。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、コイン投出装置に
関する。 【0002】 【従来の技術】従来より、例えばスロットマシン等の遊
技機、或いは、両替機等に用いられるコイン投出装置が
知られている。このようなコイン投出装置は、上側に向
け開口する箱形に形成されコインを貯留するコイン容器
と、このコイン容器の底部に開口する開口部を介してコ
イン容器内に配され、例えばモータ駆動により回転する
回転ディスク等を備えている。この回転ディスクは、内
部にコインを取込可能な複数のコイン取込穴と、このコ
イン取込穴内にコインを取り込んだ状態で回転する際
に、該回転ディスクの遠心方向にコインを押し出して投
出するための押出部(「ひれ」ともいう。)とを備えて
いる。従って、回転ディスクは、コイン取込穴によりコ
インを取り込んで回転するのに伴わせて該コインを順次
投出することができる。このようなコイン投出装置にお
いては、モータの回転駆動力は、該モータの駆動軸を介
して回転ディスクに伝達されるようになっているが、従
来、モータの駆動軸は、回転ディスクの軸受部に対し、
例えばビス等の止着部材により固定され、該止着部材を
介して駆動軸から回転ディスクに駆動伝達するようにし
ている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のよう
に、モータの駆動軸を回転ディスクの軸受部に止着部材
により固定するのは、面倒であるし、部品点数も多くな
ってしまうため、あまり好ましくない。そこで、駆動軸
と回転ディスクとの組付けを容易になし得るために、モ
ータの駆動軸を回転ディスクの本体部により直接的に駆
動軸を軸受けすることが考えられる。しかしながら、回
転ディスクは、軽量化および低コスト化を可能とすると
ともに、表面(ひょうめん;特に裏側の面)の良好な潤
滑性(回転性能を高めるための、他部材に対する滑動
性)を得るために、樹脂により構成することが望まれて
いる。ただし、樹脂成形の回転ディスクにより直接的に
金属製の駆動軸を軸受けすると、該駆動軸を軸受けする
軸受孔が駆動軸からの力学作用により簡単に変形してガ
タが生じ、回転ディスクの回転にブレが生じてしまう。
つまり、軸受部(の軸受孔)の耐久性に問題があるた
め、樹脂成形の回転ディスクにより直接的に金属製の駆
動軸を軸受けすることは困難である。 【0004】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたもので、回転ディスクを構成するうち
で駆動軸を軸受けする部位の良好な耐久性能を満たしつ
つ、駆動軸と回転ディスクとを容易に組付け可能とする
コイン投出装置を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、コインを貯留するコイン容
器2と、このコイン容器の底部に配され取り込んだコイ
ンを回転に伴わせて投出する回転ディスク3と、該回転
ディスクに回転駆動力を伝達する駆動軸41と、を備え
るコイン投出装置1において、前記回転ディスクは、本
体部31と、前記本体部内に埋設されるとともに前記駆
動軸を軸受けし、該駆動軸より受ける駆動を該本体部に
伝達する軸受部8とを備え、前記軸受部は、前記本体部
よりも硬質な材料によって構成されているとともに、該
本体部への埋設方向と直交する断面形状が多角形状に設
定され、前記駆動軸は、該駆動軸の外面を介して前記軸
受部に駆動伝達可能となるように、該軸受部に挿入され
ていることことを特徴としている。 【0006】ここで、回転ディスクの本体部は、盤状
(具体的には例えば円盤状)に構成されている。この本
体部は、軽量化および低コスト化を可能とするととも
に、良好な潤滑性を確保するために、樹脂により構成す
ることが好ましい。他方、軸受部は、例えば、多孔質焼
結合金に含油させることにより構成されていることが、
耐久性および潤滑性の観点から好ましい。さらに、軸受
部は、本体部内に脱着可能に圧入固定されていることが
好ましい。また、軸受部は、本体部への嵌入(埋設)方
向と直交する断面形状が三角形状であることが最も好ま
しい。他方、回転ディスクの本体部において、軸受部が
嵌入される凹部(嵌入凹部)は、軸受部の挿入方向と直
交する内空断面形状が、軸受部の前記断面形状と略等し
く設定されていることが好ましい。また、同様に、駆動
軸が、該駆動軸の外面を介して軸受部に駆動伝達可能と
するために、駆動軸を構成するうちで軸受部に挿入され
る挿入部は、軸受部の軸受孔への挿入方向と直交する断
面形状が、円形と異なる形状であることが好ましい。よ
り具体的には、着脱を繰り返しても、駆動軸の軸周りに
おける回転ディスクの回転位相が一定となる形状である
ことが好ましく、この具体例としては、駆動軸の挿入部
の前記断面形状が、例えば略D字状をなすことが好まし
い一例である。他方、軸受部の軸受孔は、駆動軸の挿入
方向と直交する内空断面形状が、駆動軸の挿入部の前記
断面形状と略等しく設定されていることが好ましい。よ
り具体的には、軸受孔の前記内空断面形状が、略D字状
をなす(軸受孔が、いわゆるDカット形状である)こと
が好ましい一例である。 【0007】請求項1記載の発明によれば、回転ディス
クを構成するうちで駆動軸を軸受けする軸受部は、本体
部への埋設方向と直交する断面形状が多角形状に設定さ
れているので、軸受部は、駆動軸より受ける駆動を、該
軸受部の外面を介して本体部へと好適に伝達することが
できる。また、駆動軸は、該駆動軸の外面を介して軸受
部に駆動伝達可能となるように、該軸受部に挿入されて
いるので、例えば従来のように止着部材を介することな
く、駆動軸から軸受部に直接的に駆動伝達することがで
きる。よって、例えばモータ等の駆動軸を回転ディスク
の軸受部に止着部材により固定する必要が無く、該駆動
軸を軸受部に挿入するだけで該駆動軸より軸受部に駆動
伝達可能な状態にできる。つまり、駆動軸と回転ディス
クとを容易に組付け可能となる。しかも、軸受部は、回
転ディスクの本体部よりも硬質な材料によって構成され
ているので、該軸受部は好適な耐久性能を満たす。よっ
て、軸受部において駆動軸を軸受けする軸受孔が駆動軸
からの力学作用により簡単に変形してしまうことを防止
できるので、回転ディスクの回転にブレを生じさせるこ
となく当該コイン投出装置を長期間使用できる。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明に
係る実施の形態について説明する。 【0009】先ず、コイン投出装置の概略構成について
説明する。図1に示すように、本実施の形態のコイン投
出装置1は、例えばスロットマシン用であり、コインを
貯留するコイン容器2と、このコイン容器2の底部に配
され取り込んだコインを回転に伴わせて当該コイン投出
装置1外に投出する回転ディスク3(図3等)と、この
回転ディスク3を回転駆動させる駆動装置としての駆動
モータ(図示略)と、該回転ディスク3の回転に伴い投
出されるコインを計数するための計数装置(図示略)
と、これら計数装置、駆動モータおよび回転ディスク3
等を保持した本体部5等を備えて概略構成されている。 【0010】このうち、コイン容器2は、上方に開口す
る箱形形状をなしていて、底部に形成された開口部(図
示略)を介して、該コイン容器2内に回転ディスク3が
臨まされることで、該回転ディスク3がコイン容器2の
底部に配されている。 【0011】また、本体部5は、例えば箱形形状をな
し、例えば屋根型の上面には、図2および3に示すよう
に、例えば略平面に形成されているとともに水平面に対
し傾斜したベース面51を備えている。このベース面5
1は、コイン摺動面511と、コイン投出通路512
と、上段部513とを備えて構成されている。なお、こ
れらコイン摺動面511、コイン投出通路512、上段
部513は、例えば何れも金属により構成されている。
このうち、コイン摺動面511は、図3に示すように、
外周が回転ディスク3と略等しい円形状に設定されてい
る。そして、回転ディスク3に取り込まれたコインは、
該回転ディスク3の回転に伴い、該回転ディスク3の円
周方向に沿って、コイン摺動面511に片面を接した状
態で摺動する。また、コイン投出通路512は、コイン
摺動面511と連続面をなしている。このコイン投出通
路512は、回転ディスク3の回転に伴い、コインをコ
イン摺動面511より遠心方向に向けて当該コイン投出
装置1外に投出する際にコインを通過させる。なお、上
段部513は、これらコイン投出通路512およびコイ
ン摺動面511よりも上段に形成されることで、これら
コイン摺動面511およびコイン投出通路512の外周
壁部(コインの案内壁部として機能する)を形成してい
る。また、本体部5は、内部に駆動モータ(図示略)を
保持していて、図3に示すように、該駆動モータの駆動
軸41は、ベース面51のコイン摺動面511の中央よ
り該コイン摺動面511に対し垂直に突出している。そ
して、回転ディスク3は、該回転ディスク3の裏面に形
成された摺動部37(図7、図8;後述)がコイン摺動
面511に当接するとともに、該回転ディスク3の全体
により図2に示すようにコイン摺動面511を覆うよう
に、駆動軸41に軸受けされている(詳細後述)。この
ため、回転ディスク3は、水平面に対し傾斜状態で配さ
れている。この状態で、回転ディスク3は、駆動モータ
により該回転ディスク3の盤面方向(矢印A方向(図
2))に回動駆動されるようになっている。 【0012】回転ディスク3は、例えば図2に示すよう
に、略円盤状に構成された本体部31を備える。この本
体部31には、該本体部31の表側の面に開口し、該開
口より内部にコインを取り込み可能なコイン取込穴32
が形成されている。このコイン取込穴32は、より具体
的には、直径がコインより大きく設定された円形の穴で
あり、本体部31の表裏を貫通した状態に形成されてい
る。このようなコイン取込穴32は、例えば、複数(具
体的には例えば3つ)が本体部31の円周方向に並んで
配されている。なお、各コイン取込穴32は、回転ディ
スク3の回転中心に対しオフセットされた配置となって
いる。このコイン取込穴32によりコイン容器2内のコ
インを取り込んだ状態で回転ディスク3が回転すると、
コインは、コイン摺動面511に対し片面を接するとと
もに、上段部513に対し外周端面を接した状態で、円
弧状にコイン摺動面511に対し摺動する。 【0013】ここで、回転ディスク3の裏面とベース面
51との間には、コイン取込穴32内に取り込まれたコ
インを、コイン摺動面511に対し回転ディスク3の遠
心方向に位置するコイン投出通路512側へと導出可能
な隙間が形成されている。この隙間は、具体的には、例
えば、スクリュー状の押出部36(図4等;後述)どう
しの間隔部分により構成されている。そして、コイン取
込穴32内に取り込まれたコインが、回転ディスク3が
回転することによりコイン投出通路512に臨む位置に
達すると、該コインは遠心力に伴い上記隙間を介してコ
イン投出通路512側へと導出されて、図2のコインC
の状態となる。ここで、計数装置は、検出ローラ61を
先端に有する検出レバー(図示略)を備え、この検出ロ
ーラ61は、コイン摺動面511とコイン投出通路51
2との境界部においてベース面51よりも上側に突出し
ているとともに、該境界部の間隔Wを狭める方向に付勢
されている。そして、コインが回転ディスク3の裏側の
上記隙間を介してコイン取込穴32内よりコイン投出通
路512側へと導出される度に、検出ローラ61が付勢
に抗して移動し、この移動に伴い検出レバーも揺動す
る。そして、検出レバーの揺動回数を検出することによ
り、コインの投出回数を計数することが可能となってい
る。なお、常時は、検出ローラ61と上段部513との
間隔Wが、コインの直径よりも小さく設定されているの
に加え、上記のように検出ローラ61は付勢されている
ため、遠心力によりコインが導出されるのは図2の状態
までである。そして、この状態よりも回転ディスク3の
遠心方向にコインが導出されるのは、以下に説明するよ
うに、回転ディスク3の裏面に形成されたスクリュー状
の押出部36(図4等)の作用による。すなわち、回転
ディスク3裏面の押出部36(「ひれ」ともいう。)
は、図2に示す状態のコインCを、回転ディスク3の回
転に伴い矢印B方向に後押しして、該コインCを介して
検出ローラ61を付勢に抗して移動させることにより、
該検出ローラ61と上段部513との間隔Wを押し広げ
る。この結果、コインは、押出部36によりさらに後押
しされてコイン投出通路512へと導出され、引き続き
該コイン投出通路512およびコイン投出口7(図1)
を介して当該コイン投出装置1外へと投出される。な
お、コイン投出口7は、本体部5とコイン容器2との隙
間に形成されるスリット状の開口である。このように、
コイン投出装置1は、回転ディスク3の上面側よりコイ
ン取込穴32を介して取り込んだコインを、該回転ディ
スク3の裏面側の上記隙間等を介して、該回転ディスク
3の回転に伴わせて1枚ずつ当該コイン投出装置1の外
部に順次投出することができる。 【0014】次に、本発明に係る要部について説明す
る。 【0015】本実施形態の回転ディスクは、本体部31
等の上記した構成に加え、図4等に示すように、駆動モ
ータの駆動軸41を軸受けする軸受部8を備える。この
軸受部8は、図5および図6に示すように、本体部31
を含むその他の部分とは別部材により構成されている。
この軸受部8は、本体部31よりも硬質な材料によって
構成されている。すなわち、回転ディスク3を構成する
うちで駆動軸41を軸受けする軸受部8は、当該回転デ
ィスク3の本体部31よりも硬質な材料によって構成さ
れている。ここで、本体部31等は、軽量化および低コ
スト化を可能とするとともに、良好な潤滑性(後述する
ように、ベース面51のコイン摺動面511に対する潤
滑性)を確保するために、例えば樹脂からなる。他方、
軸受部8は、耐久性および潤滑性(コイン摺動面511
および駆動軸41に対する潤滑性)を確保するために、
例えば多孔質焼結合金(樹脂よりも硬質材料)に十分に
含油させることにより構成されている。 【0016】軸受部8は、図5に示すように、駆動軸4
1が挿入される軸受孔82を中央部に有する。そして、
軸受部8は、図4に示すように、本体部31の裏面より
該本体部31内に圧入により埋設(嵌入)されて、該本
体部31に固定されている。なお、この埋設(嵌入)方
向は、軸受孔82の軸心方向に略等しい。また、該圧入
固定の際に(僅かに)変形するのは、主に、軸受部8よ
りも柔らかい本体部31の方である。 【0017】ここで、軸受部8は、駆動軸41より受け
る駆動を、外周面81を介して本体部31に伝達可能と
するために、本体部31への嵌入(埋設)方向と直交す
る断面形状が、多角形状に設定されている。本実施形態
の場合、具体的には、例えば、軸受部8の前記断面形状
は、図5等に示すように、三角形状(正三角形状)に設
定されている。なお、軸受部8の前記断面形状は、これ
に限らず、例えばその他の多角形状でも良い。なお、軸
受部8の本体部31への埋設方向と直交する断面形状
は、コイン取込穴32が3つなら三角形状にし、コイン
取込穴32が4つなら四角形状にし、コイン取込穴が5
つなら五角形状にするといったように、頂点の数がコイ
ン取込穴32の数と等しい多角形状であることが好まし
く、さらに、この場合に、軸受部8の各頂点部分を、各
コイン取込穴32どうしの間隔に入り込ませるようにす
ることが、駆動伝達効率の観点から好ましい。他方、本
体部31は、図6に示すように、軸受部8が嵌入される
嵌入凹部311を裏面側に開口した状態に備えている。
この嵌入凹部311は、軸受部8の嵌入方向と直交する
内空断面形状が、軸受部8の前記断面形状および寸法と
略等しいか、或いは、寸法が若干小さく設定されてい
る。 【0018】こうして、軸受部8は、駆動軸41より受
ける駆動を、該軸受部8の外周面81を介して本体部3
1に伝達することができるようになっている。 【0019】また、図3に示すように、駆動モータの駆
動軸41は、回転ディスク3の軸受部8の軸受孔82に
挿入される挿入部411を有している。そして、この挿
入部411の軸周り外周面(外面)412を介して軸受
部8に駆動伝達可能となるように、該軸受部8が挿入部
411に外挿されている(逆に言えば、挿入部411が
軸受部8の軸受孔82に挿入されている)。 【0020】ここで、駆動軸41が、挿入部411の外
周面412を介して軸受部8に駆動伝達可能とするため
に、該挿入部411は、軸受部8の軸受孔82への挿入
方向と直交する断面形状が、円形と異なる形状に設定さ
れている。より具体的には、軸受部8の駆動軸41への
着脱を繰り返しても、駆動軸41の軸周りにおける回転
ディスク3の回転位相が一定となる形状であることが好
ましく、本実施形態の場合、具体的には、例えば、駆動
軸41の挿入部411の前記断面形状は、図3等に示す
ように、略D字状に設定されている。他方、軸受部8の
軸受孔82は、駆動軸41の挿入方向と直交する内空断
面形状が、駆動軸41の挿入部411の前記断面形状お
よび寸法と略等しく設定されている。 【0021】こうして、駆動軸41は、該駆動軸41の
軸周りの回転駆動を、該駆動軸41の外周面412を介
して軸受部8に伝達することができるようになってい
る。 【0022】なお、駆動軸41において、ベース面51
のコイン摺動面511からの突出基端部には、図3に示
すように、挿入部411よりも大径の大径部413が固
定されている。他方、図4等に示すように、軸受部8の
裏面には、大径部413が嵌入可能な凹部83が形成さ
れている。つまり、これら凹部83および大径部413
により嵌合構造をなしていて、回転ディスク3のベース
面51に対する座りを良好にしている(回転ディスク3
の盤面方向をベース面51に略平行に維持しやすくなっ
ている)。 【0023】また、例えば図6に示すように、本体部3
1には、軸受部取り外し用の小さな孔部39が、該本体
部31の表側の面から裏側の面に貫通した状態に形成さ
れている。そして、本体部31の孔部39を介して、該
本体部31の表側から裏側に向け、ピン等を押し込むこ
とにより、該ピンにより軸受部8を、本体部31内より
押し出して、該本体部31より取り外すことができるよ
うになっている。すなわち、軸受部8は本体部31に対
し脱着可能に圧入固定されている。 【0024】なお、軸受部8は、図5等に示すように、
前記外周面81を有する本体部8a(具体的には、例え
ば略三角柱状をなす)と、該本体部8aよりも当該軸受
部8の本体部31への嵌入方向に直交する外形が小さ
く、該本体部8aより軸受孔82の軸心方向に突出する
突出部8b(具体的には、例えば円筒状をなす)と、を
備えている。そして、軸受部8を本体部31に埋設した
際に、該軸受部8の突出部8bが、本体部31の嵌入凹
部311奥に形成された突出部嵌入孔312(図6)内
に嵌入されるようになっている。ここで、軸受孔82
は、図5等に示すように、突出部8b内にも達している
(亘っている)とともに、駆動軸41の挿入部411
は、該突出部8b内にも挿入されている。従って、本体
部31の肉厚が限られているために、軸受部8の本体部
8aを厚肉に構成できない場合にも、軸受部8に対する
駆動軸41の挿入長さを極力長く設定することが可能と
なっている。よって、より確実に駆動軸41から軸受部
8へと駆動伝達が可能となる。 【0025】ところで、本実施形態のコイン投出装置1
は、回転ディスク3が、直接ベース面51に接してい
て、該ベース面51(のコイン摺動面511)に対し摺
動して回転することも一つの特徴としている。すなわ
ち、回転ディスク3は、該回転ディスク3に取り込まれ
たコインCが片面を接した状態で該回転ディスク3の回
転に伴い摺動するコイン摺動面511に当接状態となる
ように配され、該コイン摺動面511に対し摺動して回
転する。また、このことを可能とするために、図7およ
び図8に示すように、回転ディスク3の裏面の例えば中
央部には、該裏面より台状に突出する摺動部37が形成
されている。この摺動部37は、コイン摺動面511に
当接する当接面37aを有し、この当接面37aは、例
えば平面に形成されている。また、回転ディスク3を構
成するうちで、少なくとも摺動部37の当接面37a
は、金属面に対する潤滑性の高い(滑らかに滑動可能
な)樹脂等の材質からなる。なお、回転ディスク3は、
具体的には、本体部31、押出部36および摺動部37
等が樹脂成形により一体形成されている。従来、回転デ
ィスク3は、コイン摺動面511等に対し直接的に接し
て摺動するものではなく、該コイン摺動面511との間
に、例えばニードルベアリング等の回動補助部材を必要
としていたが、本実施形態によれば、このような回動補
助部材を必要としないので、部品点数を減らしてコスト
を低減できるとともにコイン投出装置1の組み立てを容
易にすることが可能となる。 【0026】以上のような実施の形態によれば、回転デ
ィスク3を構成するうちで駆動軸41を軸受けする軸受
部8は、本体部31内への埋設方向と直交する断面形状
が多角形状に設定されているので、軸受部8は、駆動軸
41より受ける駆動を、該軸受部の外面を介して本体部
31へと好適に伝達することができる。また、駆動軸4
1は、軸受部8に挿入される挿入部411の外周面41
2を介して該軸受部8に駆動伝達可能となるように、該
軸受部8に挿入されているので、例えば従来のように止
着部材を介することなく、駆動軸41から軸受部8に直
接的に駆動伝達することができる。よって、駆動軸41
を軸受部8に挿入するだけで該駆動軸41より軸受部8
に駆動伝達可能な状態にできる。つまり、駆動軸41と
回転ディスク3とを容易に組付け可能となる。しかも、
軸受部8は、回転ディスク3の本体部31よりも硬質な
材料によって構成されているので、該軸受部8は好適な
耐久性能を満たす。よって、軸受部8の軸受孔82が駆
動軸41からの力学作用により簡単に変形してしまうこ
とを防止できるので、回転ディスク3の回転にブレを生
じさせることなく当該コイン投出装置1を長期間使用で
きる。 【0027】なお、上記の実施の形態では、スロットマ
シン用のコイン投出装置について説明したが、本発明は
これに限らず、例えば両替機用など、その他の用途のコ
イン投出装置に適用しても良い。 【0028】 【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、回転デ
ィスクを構成するうちで駆動軸を軸受けする軸受部は、
本体部への埋設方向と直交する断面形状が多角形状に設
定されているので、軸受部は、駆動軸より受ける駆動
を、該軸受部の外面を介して本体部へと好適に伝達する
ことができる。また、駆動軸は、軸受部に挿入される挿
入部の外面を介して該軸受部に駆動伝達可能となるよう
に軸受部に挿入されているので、例えば従来のように止
着部材を介することなく、駆動軸から軸受部に直接的に
駆動伝達することができる。しかも、軸受部は、回転デ
ィスクの本体部よりも硬質な材料によって構成されてい
るので、該軸受部は好適な耐久性能を満たす。
【図面の簡単な説明】 【図1】コイン投出装置を示す全体斜視図である。 【図2】コイン容器を取り外した状態のコイン投出装置
を示す斜視図である。 【図3】コイン投出装置の本体部と回転ディスクの分解
斜視図である。 【図4】回転ディスクの裏面を示す斜視図である。 【図5】軸受部を示す拡大斜視図である。 【図6】回転ディスクの本体部と軸受部の分解斜視図で
ある。 【図7】回転ディスクの側面図である。 【図8】回転ディスクの裏面中央部を示す拡大斜視図で
ある。 【符号の説明】 1 コイン投出装置 2 コイン容器 3 回転ディスク 31 本体部 8 軸受部 41 駆動軸 411 挿入部 412 外周面(外面)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 コインを貯留するコイン容器と、このコ
    イン容器の底部に配され取り込んだコインを回転に伴わ
    せて投出する回転ディスクと、該回転ディスクに回転駆
    動力を伝達する駆動軸と、を備えるコイン投出装置にお
    いて、 前記回転ディスクは、 本体部と、 前記本体部内に埋設されるとともに前記駆動軸を軸受け
    し、該駆動軸より受ける駆動を該本体部に伝達する軸受
    部とを備え、 前記軸受部は、前記本体部よりも硬質な材料によって構
    成されているとともに、該本体部への埋設方向と直交す
    る断面形状が多角形状に設定され、 前記駆動軸は、該駆動軸の外面を介して前記軸受部に駆
    動伝達可能となるように、該軸受部に挿入されているこ
    とを特徴とするコイン投出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010218488A (ja) * 2009-03-19 2010-09-30 Juki Corp メダル投出装置

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