JP2010217631A - 平面表示モジュールとその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】表示面に保護板を装着することによる表示品位の低下が防止され、且つ保護板を設けることによるモジュールの厚型化を可及的に抑制した平面表示モジュールとその製造方法を提供する。
【解決手段】液晶表示パネルの前偏光板上に枠状スペーサ81を位置決めして載置し(SA1)、枠状スペーサ81が囲繞する枠内空間にUV接着剤を所定量だけ滴下した(SA2)後、液晶を挟持する一対の前、後ガラス基板の各外面にそれぞれ前、後偏光板が貼着されてなる液晶表示パネルを真空チャンバ内にセットし(SA3)、チャンバ内を真空化した(SA4)状態で、保護板を枠状スペーサ81上に押圧載置し、滴下したUV接着剤を枠内空間の隅々まで押し広げて隙間無く充填し(SA5)、次いで、チャンバ内を大気圧に戻した(SA6)後、UV接着剤に紫外線を照射して硬化させる(SA7)。
【選択図】 図2

Description

この発明は、液晶表示モジュール等のFPD(フラットパネルディスプレイ:Flat Panel Display)モジュールとその製造方法に関する。
近年、液晶表示モジュール等のFPDモジュールは、携帯電話機やPDA(Personal Digital Assistance)等のモバイル電子機器におけるディスプレイとして多用されている。
モバイル電子機器は、ユーザが不用意に落下させたり、壁等にぶつける虞が高いため、そのディスプレイとしてのFPDモジュールの表示面には、通常、損傷防止用の保護板が装着されている。
また、モバイル電子機器には、その携帯性の向上という点から小型薄型化の要求が本質的に強く、そのうちでもスペース占有率の大きいディスプレイとしてのFPDに対しては、薄型化が特に強く要求されている。この薄型化の要求に対して、上記保護板が障害となっている。
そこで、保護板が可及的に薄型化の障害にならないように、特許文献1に示されるように、保護板をFPDの表示面に接着剤を用いて直接貼着する方法が提案されている。
再公表特許 WO2002/067044
上述した特許文献1の方法による場合、保護板を貼り合せる際に接着剤中に気泡が混入することがあり、この混入気泡が、表示品位を低下させる原因となる。また、保護板と液晶表示パネル間の間隙つまり接着剤層厚が同一製品内或いは製品毎にばらつき易い。同一製品内で接着剤層厚がばらつくと表示むら等が生じて表示品位が低下し、製品毎に接着剤層厚がばらつくと製品としての厚さがばらつくことになり薄型化にも逆行することになる。
本発明の目的は、表示面に保護板を装着することによる表示品位の低下が防止され、且つ保護板を設けることによるモジュールの厚型化を可及的に抑制した、平面表示モジュールとその製造方法を提供する。
本発明の請求項1に記載された平面表示モジュールの製造方法の発明は、平坦な表示面を備える表示パネルの前記表示面の表示が行われる有効表示領域の周囲の額縁状の非表示領域に対応させて外枠部材を配置し、前記外枠部材が囲む前記表示領域に対応する領域内に未硬化の接着剤を所定量だけ滴下し、前記表示パネルをセットしたチャンバ内を排気して真空状態とし、真空状態下で透明な材料からなる保護板を前記外枠部材と前記接着剤に密着させて被装し、前記チャンバ内を大気圧に戻し、接着剤を硬化させることにより、前記保護板と前記外枠部材と前記表示パネルの表示面とにより形成される空間内に隙間無く充填された透明な接着剤充填層とする、ことを特徴とするものである。
本発明の請求項2に記載された平面表示モジュールの製造方法の発明は、平坦な表示面を備える表示パネルの前記表示面の表示が行われる有効表示領域の周囲の額縁状の非表示領域に対応させて外枠部材を配置し、前記表示パネルをセットしたチャンバ内を排気して真空状態とし、前記外枠部材が囲む前記表示領域に対応する領域内に未硬化の接着剤を所定量だけ滴下し、真空状態下で透明な材料からなる保護板を前記外枠部材と前記接着剤に密着させて被装し、前記チャンバ内を大気圧に戻し、接着剤を硬化させることにより、前記保護板と前記外枠部材と前記表示パネルの表示面とにより形成される空間内に隙間無く充填された透明な接着剤充填層とする、ことを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の平面表示モジュールの製造方法において、前記接着剤が紫外線硬化型接着剤であることを特徴とするものである。
本発明の請求項4に記載された平面表示モジュールの発明は、平坦な表示面を備える表示パネルと、前記表示面を保護するために前記表示面に対向して設置される保護板と、 前記保護板と前記表示面との間に介設され、前記表示面の表示が行われる表示領域の周囲の額縁状の非表示領域に対応させて配置されたスペーサとなる外枠部材と、前記外枠部材が囲む前記表示領域に対応する空間内に隙間無く充填された透明な接着剤により形成された接着剤充填層とを、有することを特徴とするものである。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の平面表示モジュールにおいて、前記平坦な表示面を備える表示パネルが、一対のガラス基板間に液晶を挟持してなる液晶表示パネルである、ことを特徴とするものである。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の平面表示モジュールにおいて、前記表示パネルの表示面となるガラス基板の外面に偏光板が貼着されており、前記偏光板が貼り付けられたガラス基板面と保護板面を対向配置させ、前記偏光板が貼り付けられたガラス基板面と前記保護板面との間に前記接着剤充填層が介設されている、ことを特徴とするものである。
請求項7に記載の発明は、請求項5に記載の平面表示モジュールにおいて、前記保護板の一方の面に偏光板が貼着され、前記保護板の前記偏光板が貼着された面と前記表示パネルの表示面となる前記ガラス基板面とを対向配置させ、前記保護板の前記偏光板が貼着された面と表示面となる前記ガラス基板面との間に前記接着剤充填層が介設されている、ことを特徴とするものである。
請求項8に記載された発明は、請求項4乃至請求項7のうちの何れかに記載された平面表示モジュールにおいて、前記外枠部材が光の透過を遮断する遮光材料で形成されている、ことを特徴とするものである。
本発明によれば、表示面に保護板を装着することによる表示品位の低下が防止され、且つ、保護板を設けることによる平面表示モジュールの厚型化が可及的に抑制される。
(a)は本発明の一実施形態としての液晶表示モジュールを示した模式的断面図で、(b)はそのうちの主要部材単体を示した平面図である。 本発明の一実施形態としての液晶表示モジュールを製造する方法を示すフローチャート図である。 本発明の他の実施形態としての液晶表示モジュールを示した模式的断面図である。 本発明の他の実施形態としての液晶表示モジュールの製造方法を示したフローチャート図である。
図1(a)は本発明の一実施形態としての液晶表示モジュールを示す模式的断面図で、(b)はそのうちの一主要部材を示す平面図である。
電極(不図示)が形成された一対の矩形をなすガラス基板1、2を、それぞれの電極形成面を対向させて枠状シール材(不図示)により所定の間隙を保って接合し、枠状シール材で囲まれたガラス基板1、2間に液晶(不図示)が封入されている。一対のガラス基板1、2各外面には、矩形をなす一対の偏光板3、4がそれぞれ貼着されている。
一対の表示面となるガラス基板1と対向配置されたガラス基板2の一端面を前ガラス基板1の対応する端面よりも所定の長さに突出させ、一枚板部21が形成されている。この一枚板部21には図示されていない液晶を駆動するための入力信号配線が形成されており、液晶駆動用ドライバチップ5が、COG(Chip On Glass)方式により搭載されている。また、一枚板部21の突出縁部に形成された入力信号配線の接続端子アレイ部には、フレキシブル配線基板6が導通接合されている。このフレキシブル配線基板6の他端部は図示されていない外部駆動制御回路基板に電気接続されている。したがって、外部からの表示駆動制御信号は、フレキシブル配線基板6と図示されていない一枚板部21上の入力信号配線を介してドライバチップ5に入力され、これに応じてドライバチップ5から出力される駆動信号電圧が、各電極から引き出された出力配線(不図示)を通じて表示領域内の各電極に印加される。
上述のように構成された液晶表示パネルの表示面つまり前ガラス基板1に貼着された前偏光板3の表側には、実質的に透明な保護板7が設置されている。保護板7としては、強化ガラス或いはポリカーボネイト等のプラスチック板が好適に用いられる。
ここで、透明保護板7は、前偏光板3表面に複合介装体8を介し密接設置されている。複合介装体8は、前偏光板3と同じ外形の枠状スペーサ81とその枠内に充填された接着剤充填層82とからなる。
本実施形態の枠状スペーサ81は、黒色のポリエチレンテレフタレート(PET:polyethylene terephthalate)からなる厚さが0.1mm程度の薄膜スペーサであり、図1(b)に示されるように、平面外形が前偏光板3と同じ矩形をなしている。この矩形枠状スペーサ81の枠幅wは全周にわたり一定で、液晶表示パネルの有効表示領域Zに対応する領域を全周にわたり均等に囲む寸法に設定され、本実施形態では約1mm程度に設定されている。このような黒色の矩形枠状スペーサ81を設置することにより、表示エリアが明瞭に画定され、表示の視認性が向上する。
枠状スペーサ81が囲む有効表示領域Zに対応する高さが0.1mmの空間には、実質的に透明な材質の接着剤が隙間無く充填され、接着剤充填層82が形成されている。本実施形態の接着剤充填層82は、透明なアクリル系紫外線硬化型接着剤を用いて形成されている。ここで使用されるアクリル系紫外線硬化型接着剤は、PETフィルムやポリカーボネイト等のプラスチックス及びガラス等のセラミックスとの接着耐久性に優れていることに加え、硬化させる際の取り扱いが容易である
以上のように構成された本実施形態の液晶表示モジュールでは、液晶表示パネルの表示面に保護板7が0.1mm程度の薄い複合介装体8を介して密接装着されているから、複合介装体8がモジュール全体の厚さを増加させることは殆ど無く、保護板7が装着された液晶表示モジュールを薄型化に逆行することなく可及的に薄く得ることができる。
また、従来の単一接着層を枠状スペーサ81を用いた複合介装体8としたから、接着剤充填層82の厚さが全体にわたり枠状スペーサ81と同じ厚さに成形され、保護板7と前偏光板3間の間隙が全体にわたり0.1mm程度に均一に保持され、観察者が表示を、保護板7を介し常に均一な画質で視認することができる。
次に、上述の液晶表示モジュールの製造方法について、図2のフローチャートに基づき説明する。
保護板7が装着されていない液晶表示パネルの表示面に枠状スペーサ81を前偏光板3上に正確に位置決めして載置する(SA1)。この際、前偏光板3と同じ平面外形の枠状スペーサ81を外側端面が前偏光板3の対応する端面に重なるように正確に位置合わせを行い載置する。この位置合わせにおける各端面のずれ量が枠幅wよりも大きい場合は論外であるが、枠幅以内つまり1mm以内のずれ量であっても、枠状スペーサ81と前偏光板3表面間の密着性に悪影響を及ぼすため、可及的に正確な位置合わせが要求される。なお、前記状スペーサ81を前記前偏光板3に接着剤または両面テープで固定してもよい。
次に、枠状スペーサ81内の前偏光板3上にアクリル系紫外線硬化型接着剤(以下、アクリル系UV接着剤という)を滴下する(SA2)。この場合の滴下量は、枠状スペーサ81で囲まれる高さが0.1mmの空間容積よりも若干多い量に設定される。これにより、接着材の硬化収縮による気泡の発生を防止することができる。
この後、液晶表示パネルを真空チャンバ内にセットする(SA3)。
そして、真空チャンバ内を排気して真空状態にする(SA4)。
次に、真空状態を維持して、保護板7を枠状スペーサ81上に載置する(SA5)。この際も、保護板7を枠状スペーサ81に対してずれないように位置決めした後、加圧しながら載置する。これにより、滴下されているアクリル系UV接着剤が枠内空間内に押し広げられて隙間なく充填され、真空雰囲気下であるから表示領域に気泡が発生することがない。
次に、真空チャンバを大気圧に戻す(SA6)。
この後、アクリル系UV接着剤を介し保護板7が接着された液晶表示パネルに紫外線を照射しアクリル系UV接着剤を硬化させて接着剤充填層82とする(SA7)。大気圧に戻すことにより保護板7と液晶表示パネルが互いに均一に押し付けられ、間隔が一定になった後、接着剤が硬化するので、保護板7が枠状スペーサ81と接着剤充填層82からなる複合介装体8を介し前偏光板3の全面にわたり均一に0.1mmの間隙を保って接着される。
なお、SA2とSA3の工程の順序を変えてもよい。すなわち、液晶表示パネルを真空チャンバ内にセットした後に、アクリル系UV接着剤を滴下することにより、埃等の異物が未硬化の接着剤の表面に付着することを防止できる。
以上のように、本実施形態の製造方法では、真空状態下でアクリル系UV接着剤を枠状スペーサ81の囲繞空間内に押し広げて充填するから、充填されるアクリル系UV接着剤中に気泡が混入する不具合の発生が確実に防止され、その結果保護板7を、複合介装体8を介し前偏光板3の全面にわたり均一に0.1mmの間隙を保って接着することができる。
次に、本発明の他の実施形態について、図3に基づき説明する。なお、上記実施形態と同一の構成要素については同一の符号を付して、その説明を省略する。
本実施形態の液晶表示モジュールは、液晶表示パネルの前偏光板を保護板側に貼着してある点で上記実施形態の液晶表示モジュールと構成が異なっている。
液晶表示パネルの偏光板が貼着されていない前ガラス基板1の表面(反液晶挟持側表面)に、複合介装体10を介し、前偏光板11が裏面(反観察側表面)に貼着された保護板12が接着されている。
複合介装体10は、上記実施形態における複合介装体8とは枠状スペーサ101が黒色ではなく透明な樹脂で形成されている点で構成が異なっているが、接着剤充填層102としては同じアクリル系UV接着剤が使用されている。
前偏光板11は、後偏光板4よりも大面積に、従って上記実施形態における前偏光板3よりも大面積に、形成されている。
上述の前偏光板11は透明なポリカーボネイトからなる保護板12の裏面に貼着されているが、この保護板12の裏面(複合介装体8との接着面)には、ブラックマスク13が印刷により塗布形成されている。ブラックマスク13は液晶表示パネルの有効表示領域Zに対応する領域を囲む矩形枠状に塗布されている。
以上のように構成された本実施形態の液晶表示モジュールでは、前述した上記実施形態の液晶表示モジュールと同様の効果が奏されることに加え、保護板12の裏面に表示画面を画定するためのブラックマスク13が塗布形成されているから、前記ブラックマスク13の端面と前記透明な枠状スペーサとの位置決めが容易であり、上記実施形態のように黒色枠状スペーサ81により表示画面を画定する場合に比べて表示画面がより正確に画定され、表示領域が損なわれないので表示の視認性がより向上する。
次に本実施形態の液晶表示モジュールの製造方法について、図4のフローチャートに基づき説明する。
まず、前偏光板11が装着されていない液晶表示パネルを真空チャンバ内にセットする(SB1)
次いで、枠状スペーサ101を前ガラス基板1上に位置決めして載置する(SB2)。この際、上記実施形態の場合のように共に同じ外形の枠状スペーサ81を前偏光板3に正確に整合して重ねる必要がなく、枠状スペーサ101を有効表示領域Zに対応させて前ガラス基板1上に載置するだけでよく、位置決め作業がより容易となる。
この後、真空チャンバ内を排気して実質的に真空化された雰囲気を得る(SB3)。
次に、真空状態を維持したまま、枠状スペーサ101内の前ガラス基板1上にアクリル系UV接着剤を滴下する(SB4)。この場合の滴下量も、上記実施形態の場合と同様に、枠状スペーサ101で囲まれる高さが0.1mmの囲繞空間容積よりも若干多い量に設定される。
次に、裏面に前偏光板11が貼着されたブラックマスク13付き保護板12を、その裏側の前偏光板の縁辺が枠状スペーサ101に接するように載置する(SB5)。この際も、枠状スペーサ101に対して保護板12を位置決めしつつ押圧載置する。これにより、滴下されているアクリル系UV接着剤が囲繞空間内に押し広げられるが、真空雰囲気下であるからアクリル系UV接着剤内に気泡が巻き込まれることが無い。その結果、囲繞空間内にアクリル系UV接着剤が隙間無く充填される。
次に、保護板12を介して紫外線を照射しアクリル系UV接着剤を硬化させて接着剤充填層102とする(SB6)。この硬化作用によるアクリル系UV接着剤の体積収縮量は余剰量を相殺できる程度の僅かな量である。言い換えれば、前述した滴下ステップ(SB4)において、アクリル系UV接着剤が硬化による収縮量で相殺される程度の量を余剰量として滴下される。これにより、前偏光板11付き保護板12が複合介装体10を介し前ガラス基板1の表面の所定位置に均一に0.1mmの間隙を保って接着される。
この後、真空チャンバ内を大気開放して真空状態を解除し、ブラックマスク付き保護板12が接着された液晶表示モジュールを採り出す(SB7)。この段階では、アクリル系UV接着剤の硬化が完了しているため、接着剤充填層102に気泡が混入する虞はない。
以上のように、本実施形態の製造方法では、上記実施形態と同様に真空状態下でアクリル系UV接着剤による接着作業を行うから、充填されるアクリル系UV接着剤中に気泡が混入する不具合の発生が同様に確実に防止されることに加え、大面積の前偏光板10を貼着した保護板12を複合介装体10を介して前ガラス基板1表面に接着する手順としたから、上記実施形態のように前偏光板3上に同じ外形の複合介装体8を正確に整合させて載置する位置決め作業が不要となり、保護板12の接着作業性が向上する。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。
例えば、本発明は、液晶表示モジュールに限らず、有機ELディスプレイモジュールやプラズマディスプレイモジュール等の種々のFPDモジュールに広く適用可能である。
1 前ガラス基板
2 後ガラス基板
3、11 前偏光板
4 後偏光板
8、10 複合介装体
81、101 枠状スペーサ
82、102 接着剤充填層
7、12 保護板
13 ブラックマスク

Claims (8)

  1. 平坦な表示面を備える表示パネルの前記表示面の表示が行われる有効表示領域の周囲の額縁状の非表示領域に対応させて外枠部材を配置し、
    前記外枠部材が囲む前記表示領域に対応する領域内に未硬化の接着剤を所定量だけ滴下し、
    前記表示パネルをセットしたチャンバ内を排気して真空状態とし、
    真空状態下で透明な材料からなる保護板を前記外枠部材と前記接着剤に密着させて被装し、
    前記チャンバ内を大気圧に戻し、接着剤を硬化させることにより、前記保護板と前記外枠部材と前記表示パネルの表示面とにより形成される空間内に隙間無く充填された透明な接着剤充填層とする、ことを特徴とする平面表示モジュールの製造方法。
  2. 平坦な表示面を備える表示パネルの前記表示面の表示が行われる有効表示領域の周囲の額縁状の非表示領域に対応させて外枠部材を配置し、
    前記表示パネルをセットしたチャンバ内を排気して真空状態とし、
    前記外枠部材が囲む前記表示領域に対応する領域内に未硬化の接着剤を所定量だけ滴下し、
    真空状態下で透明な材料からなる保護板を前記外枠部材と前記接着剤に密着させて被装し、
    前記チャンバ内を大気圧に戻し、接着剤を硬化させることにより、前記保護板と前記外枠部材と前記表示パネルの表示面とにより形成される空間内に隙間無く充填された透明な接着剤充填層とする、ことを特徴とする平面表示モジュールの製造方法。
  3. 前記接着剤は紫外線硬化型接着剤であることを特徴とする請求項1または2に記載の平面表示モジュールの製造方法。
  4. 平坦な表示面を備える表示パネルと、
    前記表示面を保護するために前記表示面に対向して設置される保護板と、
    前記保護板と前記表示面との間に介設され、前記表示面の表示が行われる表示領域の周囲の額縁状の非表示領域に対応させて配置されたスペーサとなる外枠部材と、前記外枠部材が囲む前記表示領域に対応する空間内に隙間無く充填された透明な接着剤により形成された接着剤充填層とを、有することを特徴とする平面表示モジュール。
  5. 前記平坦な表示面を備える表示パネルは、一対のガラス基板間に液晶を挟持してなる液晶表示パネルであることを特徴とする請求項4に記載の平面表示モジュール。
  6. 前記表示パネルの表示面となるガラス基板の外面に偏光板が貼着されており、前記偏光板が貼り付けられたガラス基板面と保護板面を対向配置させ、前記偏光板が貼り付けられたガラス基板面と前記保護板面との間に、前記接着剤充填層が介設されていることを特徴とする請求項5に記載の平面表示モジュール。
  7. 前記保護板の一方の面に偏光板が貼着され、前記保護板の前記偏光板が貼着された面と前記表示パネルの表示面となる前記ガラス基板面とを対向配置させ、前記保護板の前記偏光板が貼着された面と表示面となる前記ガラス基板面との間に、前記接着剤充填層が介設されていることを特徴とする請求項5に記載の平面表示モジュール。
  8. 前記外枠部材が光の透過を遮断する遮光材料で形成されていることを特徴とする請求項4乃至請求項7のうちの何れかの請求項に記載の平面表示モジュール。
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