JP5487915B2 - 保護板一体型液晶表示パネルの製造方法 - Google Patents

保護板一体型液晶表示パネルの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、表示面に保護板を設けた保護板一体型液晶表示パネルを製造する方法に関する。
従来、表示品位の向上、並びに液晶表示パネルの保護のため、液晶表示パネルの表示面に保護板を設けることが行われている。具体的には、液晶表示パネル(11)の表ガラス(12)の表面に、表偏光板(15)が貼り付けられている。そして、表ガラスの表面に、表偏光板の外周に沿って複数のスペーサー(16)が配置されている。そして、表偏光板の上に液状の接着剤(18)を塗布して、液晶表示パネルと表面保護ガラス(17)とを貼り合わせ、液晶表示パネルと表面保護ガラスとの間が接着剤で充填された状態となるようにしている(特許文献1参照)。
特開2005−055641号公報
この貼り合わせ方法では、個々のスペーサーを短く形成する、或いは、隣り合うスペーサーとスペーサーの間隔を広く取る等して空気の通り道を十分に確保しないと、接着剤を塗り広げる際に接着剤とスペーサーとの間に気泡が残ってしまう。一方、スペーサーを長く設けて接着剤を囲まないと、接着剤がスペーサーとスペーサーとの間から漏れ出してしまう。このため、気泡の減少、接着剤の漏出の問題を同時に解決することは困難であった。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、液晶表示パネルと保護板とを貼り合わせる際に、接着剤をとスペーサーとの間に存在する気泡を減少させるとともに、スペーサーとスペーサーの間から接着剤を漏れ出しにくくすることである。
以上の課題を解決するため、本発明の一の態様によれば、
液晶表示パネルと、
前記液晶表示パネルの表示面上に間隔を空けて対向配置されて前記表示面を保護する保護板とが、接着剤を介して貼り合わされた保護板一体型液晶表示パネルの製造方法において、
前記表示面上に設けられた表示領域の周囲に、通気性及び液体を遮断する性質を有する材料からなる本体と該本体の上下面に設けられた粘着層とを有し、前記表示領域を囲む枠型形状に形成されたスペーサーを配置し、
次いで、前記表示面上であって前記表示領域内に硬化前の液状の前記接着剤を塗布し、
次いで、前記液晶表示パネルと前記保護板との間に前記接着剤及び前記スペーサーが介在した状態となるように前記保護板を前記表示面に重ね合わせ、
次いで、重ね合わせた状態の前記液晶表示パネルと前記保護板とのうち少なくとも一方を、前記液晶表示パネルと前記保護板とが互いに近づく方向へ加圧することにより、前記接着剤を前記表示領域内に塗り広げるとともに、前記液晶表示パネル前記保護板及び前記スペーサーによって囲まれる空間に存在する気体のうち少なくとも一部を、前記スペーサーを通過させることにより前記空間外へ排出し、且つ、前記保護板と前記スペーサーとを接触させて、
次いで、重ね合わせた状態の前記液晶表示パネル及び前記保護板を真空チャンバー内に配置し、前記真空チャンバー内を減圧することにより、前記接着剤と前記スペーサーとの間に残された気体のうち少なくとも一部を、前記スペーサーを通して前記表示領域外へ排出し、重ね合わせた状態の前記液晶表示パネル及び前記保護板を前記真空チャンバーから取り出して大気圧の下に置いて、
次いで、前記接着剤を硬化させて前記液晶表示パネルと前記保護板とを接着することを特徴とする保護板一体型液晶表示パネルの製造方法が提供される。
好ましくは、前記スペーサーは、多孔質材料からなる
好ましくは、前記接着剤は、紫外線硬化性接着剤または熱硬化性接着剤である。
好ましくは、前記液晶表示パネルは、前記保護板が配置された側の面に設けられた偏光板を有し、
前記偏光板の外周と前記スペーサーの内周とが一致するように、前記スペーサーを配置する。
本発明によれば、液晶表示パネルと保護板とを貼り合わせる際に、接着剤とスペーサーとの間に存在する気泡を減少させるとともに、スペーサーとスペーサーの間から接着剤を漏れ出しにくくすることができる。
本発明の実施形態における液晶表示装置を示した分解斜視図である。 図1のII−II断面図である。 同実施形態における保護板一体型液所ディスプレイパネルの製造工程を示すフローチャートである。 同実施形態における保護板一体型液所ディスプレイパネルの製造工程を示す正面図である。 同実施形態における保護板一体型液所ディスプレイパネルの製造工程を示す正面図である。 同実施形態における保護板一体型液所ディスプレイパネルの製造工程を示す正面図である。 同実施形態におけるスペーサーの変形例を示す正面図である。
以下に、本発明を実施するための好ましい形態について図面を用いて説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
まず、液晶表示装置1の全体構成について説明する。図1は、液晶表示装置1の分解斜視図である。
図1に示したように、この液晶表示装置1は、バックライト3と、保護板6とスペーサー7と液晶ディスプレイパネルが順に重ねられて形成される保護板一体型液晶ディスプレイパネル4と、バックライト3及び保護板一体型液晶ディスプレイパネル4を内側に保持するケース2等を備えている。
ケース2は、上ケース21と、下ケース22を有している。上ケース21の天板21aには、矩形の表示窓21bが開口している。下ケース22にはバックライト3が収納され、バックライト3の背面(図1の下側)が下ケース22の底板22aに当接している。バックライト3の上(図1の上側)から保護板一体型液晶ディスプレイパネル4が重ねられ、バックライト3の発光面3aと保護板一体型液晶ディスプレイパネル4の背面とが対向している。保護板一体型液晶ディスプレイパネル4の上(図1の上側)から上ケース21が被せられ、天板21aが保護板一体型液晶ディスプレイパネル4の正面(図1の上側)に当接している。下ケース22は上ケース21に収納され、バックライト3及び保護板一体型液晶ディスプレイパネル4が上ケース21と下ケース22とに挟持されている。
バックライト3は、保護板一体型液晶ディスプレイパネル4に向けて面発光するものである。バックライト3は、例えば、LED等の点発光素子をマトリクス状に配列したもの、配列されたLED等の点発光素子と導光板を組み合わせたもの、冷陰極管等の線状発光素子と導光板を組み合わせたもの、または、エレクトロルミネッセンス素子等の面発光素子を用いたものである。また、バックライト3には、フレキシブル配線基板(FPC)31が接続されている。このフレキシブル配線基板31がメイン回路基板(図示省略)に接続されている。メイン回路基板からフレキシブル配線基板31を通じてバックライト3に電力が供給されることにより、バックライト3が発光する。
次に、保護板一体型液晶ディスプレイパネル4の具体的構成について説明する。図2は、保護板一体型液晶ディスプレイパネル4のII−II断面図である。
保護板一体型液晶ディスプレイパネル4は、図1に示したように、液晶ディスプレイパネル5、保護板6、スペーサー7等を備え、これらが接着剤充填層8によって一体化されている。
液晶ディスプレイパネル5は、アクティブマトリクス方式のもので、所定間隔を空けて対向配置された観察側(図1の上側)とその反対側(図1の下側)の一対の透明基板51,52を備えている。観察側の透明基板51の、透明基板52と対向する面と反対側の面は、矩形の表示面51aとなっている。透明基板51,52間の間隙には液晶(図示省略)が封入されている。一対の透明基板51,52の互いに向き合う内面には、第一と第二の透明電極(図示省略)が設けられている。第一と第二の透明電極は、電圧の印加により液晶層の液晶分子の配向状態を変化させて光の透過を制御する複数の画素を形成している。透明基板51と透明基板52とが貼り合わされることにより、背面側の透明基板52には、観察側の透明基板51から張り出すドライバ搭載部52aが形成されている。ドライバ搭載部52aの中央部には、上記の透明電極間に駆動電圧を印加するためのドライバ素子53が搭載されている。また、ドライバ搭載部52aの端部には、フレキシブル配線基板54が接続されている。メイン回路基板からフレキシブル配線基板54を通じてドライバ素子53に制御信号が入力され、透明電極間に所定の信号が送られることにより、液晶ディスプレイパネル5が駆動する。
また、透明基板51と透明基板52とが重なる部分には、画像を表示する表示領域55(図4に図示)が形成されている。表示領域55の正面視の形状は、透明基板51よりも一回り小さな矩形となっている。表示領域55の周囲は画像を表示しない非表示領域となっている。表示面51aには偏光板56が貼り付けられている。他方、背面側の透明基板52の外面にも偏光板(図示省略)が貼り付けられている。偏光板56の正面視の形状は、表示領域55よりも僅かに大きく、透明基板51より一回り小さい矩形となっている。
保護板6は、液晶ディスプレイパネル5の表示面51aに所定間隔を空けて重ねられるように対向配置され、表示面51aを保護するものである。図1に示したように、保護板6の観察側の面の周縁部が上ケース21の天板21aに当接し、保護板6の中央部が表示窓21bから露出している。保護板6は、ガラス等の硬く透明な材料で形成されている。保護板6の正面視の形状は、透明基板51とほぼ等しい矩形となっている。
スペーサー7は、液晶ディスプレイパネル5と保護板6との間に介在し、液晶ディスプレイパネル5と保護板6との間隔を保つものである。スペーサー7は、図2に示したように、本体71、粘着層72,73を有する。本体71は、多孔質材料からなるシート(日東電工 サンマップ LC0.1mmt等)を枠型形状に切り抜くことにより形成されている。この多孔質材料は、通気性及び液体を通さない性質を有している。本体71の正面視の外周形状は、透明基板51や保護板6よりも僅かに小さい矩形となっている。本体71の内周形状は、偏光板56の形状とほぼ等しい矩形となっている。粘着層72,73は、本体71の両面に貼り付けられた本体71の平面形状と同形状の両面テープである。粘着層72,73により、本体71の一方の面が液晶ディスプレイパネル5に、他方の面が保護板6にそれぞれ貼り付けられている。スペーサー7の厚さは何処も一定で、偏光板56よりも厚く形成されている。
接着剤充填層8は、液晶ディスプレイパネル5と保護板6との間であってスペーサー7の内側に設けられ、液晶ディスプレイパネル5と保護板6とを接着するものである。接着剤充填層8は、偏光板56、保護板6及びスペーサー7によって囲まれる空間Sに充填された液状の透明な接着剤8aが硬化したものである。接着剤8aは、例えば高分子材料の重合体からなる樹脂系接着剤であり、紫外線硬化性または熱硬化性を有している。
以上のようにして、保護板一体型液晶ディスプレイパネル4並びに液晶表示装置1が構成されている。
次に、保護板一体型液晶ディスプレイパネル4の製造方法について説明する。図3は、保護板一体型液晶ディスプレイパネル4の製造工程を示したフローチャート、図4から図6は、保護板一体型液晶ディスプレイパネル4の各製造工程をそれぞれ示した正面図である。
(スペーサー配置工程:S1)
まず、液晶ディスプレイパネル5を、製造装置のステージ(図示省略)に載置する。具体的には、液晶ディスプレイパネル5を製造装置に備えられたアーム(図示省略)で吸着し、所定位置に水平に載置する。そして、表示面51aにスペーサー7を配置する。図4に示したように、スペーサー7の粘着層72を、上面視で偏光板56の外周とスペーサー7の内周とが一致するように表示面51aの周縁部に沿って貼り付ける。すると、偏光板56がスペーサー7の内側に収まり、表示領域55がスペーサー7によって囲まれる。スペーサー7の内周は、表示領域55から僅かに離間した状態となる。このとき、スペーサー7の内周の全体を偏光板56の周縁部と当接させている。
(接着剤塗布工程:S2)
次に、表示面51aに接着剤8aを塗布する。具体的には、図5に示したように、接着剤8aを表示面51a上であって表示領域55の中央部に塗布する。接着剤8aの塗布は製造装置に備えられた接着剤8aの吐出ノズル(図示省略)を水平方向に移動させながら行う。塗布する接着剤8aの量は、空間Sの体積とほぼ等しくなるようにする。このため、図5に示した状態の接着剤8aは、側面視で接着剤8aがスペーサー7の厚みよりも高く盛り上がった状態となる。
(保護板貼付工程:S3)
次に、保護板6を液晶ディスプレイパネル5に重ねる。具体的には、保護板6をアームで吸着し、液晶ディスプレイパネル5の上方に移動させ、保護板6を液晶ディスプレイパネル5に対向させる。そして、保護板6の位置及び角度を調節することにより、上面視で保護板6の外周と透明基板51の外周を一致させるとともに、保護板6を表示面51aと平行にする。位置決め後、保護板6と表示面51aとが互いに平行な状態を維持したまま保護板6を吸着しているアームを保護板6が液晶ディスプレイパネルに近づくように下ろし、保護板6をスペーサー7及び接着剤8aの上に被せる。このとき、接着剤8aがスペーサー7の厚みよりも高く盛ってあるので、保護板6がスペーサー7に接触する前に、保護板6が接着剤8aに接触する。
(加圧工程:S4)
次に、保護板6を加圧する。具体的には、保護板6と表示面51aとが互いに平行な状態を維持しながら、保護板6に垂直且つ液晶ディスプレイパネル5へ向かう方向の圧力を、保護板6の上面全体に均一にかける。この加圧は、アームの先端に設けられた吸着部をパルスモータで上下動させることにより行う。すると、図6に示したように、接着剤8aが、保護板6と液晶ディスプレイパネル5とに圧迫されて周囲へ塗り広げられていく。このとき、保護板6とスペーサー7とはまだ離間しているので、空間Sに存在する空気はほぼ保護板6とスペーサー7の間から排出される。
加圧が進行すると、粘着層73によって保護板6とスペーサー7とが接着する。このとき、空間Sの周縁部にはまだ空気が残っている。保護板6とスペーサー7とが接触してもなお、粘着層72,73が弾力を有しているため、加圧を続けると粘着層72,73が圧縮されて保護板6が下がり、接着剤8aが更に塗り広げられる。スペーサー7は通気性を有しており、空間Sの周縁部に残された空気はスペーサー7と接している。このため、空間S内の空気は、接着剤8aに押され、スペーサー7を通過して空間Sの外へ排出される。
(減圧工程:S5)
加圧後もなお、空間Sの周縁部に表示領域55にかかる程度の空気が残る場合がある。そのときは、液晶ディスプレイパネル5と保護板6とを貼り合わせたものを、真空チャンバー(図示省略)内に配置し、真空チャンバー内を真空状態になるまで減圧する。真空状態とは例えば1Pa以下(7.5x10−3Torr以下)の圧力のことを言う。空間S内の空気圧は大気圧と等しくなっているため、空間Sに残された空気は、その気圧差によりスペーサー7を通過して空間Sの外へ排出される。こうすることにより、接着剤8aが更に塗り広げられて空間Sは接着剤8aでほぼ充填され、少なくとも表示領域55内からは空気が完全に除去される。なお、液晶ディスプレイパネル5と保護板6とを貼り合わせたものを真空チャンバーから取り出して大気圧の下に置いても、接着剤8aの粘性により空気がスペーサー7を通過して再び空間Sの内部に戻ることは無い。
(接着剤硬化工程:S6)
次に、接着剤8aを硬化させる。接着剤8aが紫外線硬化性である場合には、液晶ディスプレイパネル5と保護板6とを貼り合わせたものに対して紫外線を照射する。一方、接着剤8aが熱硬化性である場合には、この貼り合わせたものを加熱する。すると、接着剤8aが硬化して、空間Sに接着剤充填層8が形成されるとともに、液晶ディスプレイパネル5と保護板6とが、スペーサー7及び接着剤充填層8を介して接着され、一体化される。
以上のようにして、保護板一体型液晶ディスプレイパネル4が製造される。
本実施形態によれば、スペーサー7を空気が通過するので、液晶ディスプレイパネル5と保護板6とを貼り合わせる際に、接着剤8aとスペーサー7との間に存在する気泡を減少させることができる、という効果を奏する。また、スペーサー7を表示領域55の周囲に長く設けることが可能となるので、接着剤8aが漏れ出すのを防ぐことができる、という効果も奏する。
更に、液晶ディスプレイパネル5と保護板6とを貼り合わせたものを加圧した後に、真空チャンバーに配置して真空条件下に置くことにより、接着剤8aとスペーサー7との間に存在する気泡を更に減少させることができる、という効果も奏する。
更に、スペーサー7を、表示領域55を囲む枠型形状に形成することにより、貼り合わせや加圧の際に接着剤8aが漏れ出すことを完全に防ぐことができる、という効果も奏する。また、枠状のスペーサーを用いて液晶ディスプレイパネル5と保護板6とを張り合わせる場合、従来は空気が入らないように真空条件下で張り合わせを行っていたが、多孔質材料から成るスペーサーを用いたため、液晶ディスプレイパネル5と保護板6との貼り合わせを常圧下で行うことができる、という効果も奏する。
更に、スペーサー7の内周の全体を偏光板56と当接させているので、偏光板56と透明基板51との接合部の外周と硬化前の接着剤8aとが接触しづらいので、硬化前の接着剤8aが偏光板56と透明基板51との接合状態に影響を及ぼすことを抑制できる。
(変形例)
なお、本実施形態では、矩形枠型形状のスペーサー7を用い、表示領域55を隙間なく囲むこととしたが、図7に示したように、直方体状に形成されたスペーサー107を、表示領域55の周囲に沿って所定間隔を空けて複数並べた配置としてもよい。
スペーサー107とスペーサー107の間隔を接着剤8aの粘性に応じて調節することにより、接着剤8aをスペーサー107とスペーサー107の間から漏れ出しにくくすることができる、という効果を奏する。また、スペーサー107とスペーサー107の間から空気が容易に排出されるので、より確実に表示領域55内の空気を除去することができる、という効果も奏する。
また、スペーサー7には、多孔質材料のシートの代わりに気液分離膜を用いてもよいし、多孔質シートと気液分離膜を併用してもよい。
また、液晶ディスプレイパネル5と保護板6を貼り合わせた後であって加圧を行う前に、液晶ディスプレイパネル5と保護板6とを貼り合わせたものを真空チャンバー内に配置し、真空条件下で加圧を行うようにしてもよい。
また、本実施形態では、スペーサー7を偏光板56の外側に配置したが、スペーサー7をその少なくとも一部が偏光板56と保護板6との間に介在させるように配置してもよい。更に、枠型形状のスペーサー7の内周縁の全体が偏光板56上に配置されるようにしてもよい。この場合、偏光板56と透明基板51との接合部の外周と硬化前の接着剤8aとがより接触しづらいので、硬化前の接着剤8aが偏光板56と透明基板51との接合状態に及ぼす影響をより低減できる。
また、本実施形態では、スペーサー7の内周の全体を偏光板56と当接させているが、スペーサー7の内周の少なくとも一部が偏光板56と当接していなくてもよい。この場合、スペーサー7を表示面51aに容易に配置することができる。
4 保護板一体型液晶ディスプレイパネル
5 液晶ディスプレイパネル
51,52 透明基板
51a 表示面
55 表示領域
56 偏光板
6 保護板
7,107 スペーサー
71 本体
72,73 粘着層
8 接着剤充填層
8a 接着剤
S 空間

Claims (4)

  1. 液晶表示パネルと、
    前記液晶表示パネルの表示面上に間隔を空けて対向配置されて前記表示面を保護する保護板とが、接着剤を介して貼り合わされた保護板一体型液晶表示パネルの製造方法において、
    前記表示面上に設けられた表示領域の周囲に、通気性及び液体を遮断する性質を有する材料からなる本体と該本体の上下面に設けられた粘着層とを有し、前記表示領域を囲む枠型形状に形成されたスペーサーを配置し、
    次いで、前記表示面上であって前記表示領域内に硬化前の液状の前記接着剤を塗布し、
    次いで、前記液晶表示パネルと前記保護板との間に液状の前記接着剤及び前記スペーサーが介在した状態となるように前記保護板を前記表示面に重ね合わせ、
    次いで、重ね合わせた状態の前記液晶表示パネルと前記保護板とのうち少なくとも一方を、前記液晶表示パネルと前記保護板とが互いに近づく方向へ加圧することにより、液状の前記接着剤を前記表示領域内に塗り広げるとともに、前記液晶表示パネル前記保護板及び前記スペーサーによって囲まれる空間に存在する気体のうち少なくとも一部を、前記スペーサーを通過させることにより前記空間外へ排出し、且つ、前記保護板と前記スペーサーとを接触させて、
    次いで、重ね合わせた状態の前記液晶表示パネル及び前記保護板を真空チャンバー内に配置し、前記真空チャンバー内を減圧することにより、液状の前記接着剤と前記スペーサーとの間に残された気体のうち少なくとも一部を、前記スペーサーを通して前記表示領域外へ排出し、重ね合わせた状態の前記液晶表示パネル及び前記保護板を前記真空チャンバーから取り出して大気圧の下に置いて、
    次いで、前記接着剤を硬化させて前記液晶表示パネルと前記保護板とを接着することを特徴とする保護板一体型液晶表示パネルの製造方法。
  2. 前記スペーサーは、多孔質材料からなることを特徴とする請求項1に記載の保護板一体型液晶表示パネルの製造方法。
  3. 前記接着剤は、紫外線硬化性接着剤または熱硬化性接着剤であることを特徴とする請求項1または2に記載の保護板一体型液晶表示パネルの製造方法。
  4. 前記液晶表示パネルは、前記保護板が配置された側の面に設けられた偏光板を有し、
    前記偏光板の外周と前記スペーサーの内周とが一致するように、前記スペーサーを配置することを特長とする請求項1から3のいずれか一項に記載の保護板一体型液晶表示パネルの製造方法。
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