JP2010215410A - エレベータのロープ揺れ検出装置及びそれを用いた地震自動復旧運転制御方法 - Google Patents

エレベータのロープ揺れ検出装置及びそれを用いた地震自動復旧運転制御方法 Download PDF

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【課題】高価な長周期振動感知器に代わり、地震耐震対策で巻上機等に取り付けられているロープ外れ止めガイドに安価なロープ揺れ検出センサを取り付けることにより、建物の揺れによるロープ揺れを検出するようにしたエレベータのロープ揺れ検出装置を得る。
【解決手段】エレベータのロープが巻き掛けられる巻上機2、そらせ車3、コンペンシーブ9、かご上返し車等に近接して設けられたロープ外れ止めガイド12と、ロープ外れ止めガイド又はその近傍に設けられ、建物の揺れによるロープ揺れ又はロープの引っ掛かりを振動データとして検出するロープ揺れ検出センサ13とを備える。
【選択図】図2

Description

この発明は、エレベータのロープ揺れ検出装置及びそれを用いた地震自動復旧運転制御方法に関するものである。なお、ロープの揺れは建物の揺れが原因であり、建物の揺れは地震と風が原因となるので、ここでは、地震だけでなく、風などにより建物が揺れた際の振動も対象としている。
従来、100km以上離れた震度3〜4程度の地区において、建物揺れの固有周期が長い超高層ビルで、建物揺れが地震動に共振し、揺れが更に大きくなり、エレベータのロープが昇降路機器と引っ掛かるという被害が発生している。通常、地震自動復旧運転では、震度4〜5程度の中規模地震を対象にエレベータが機器の異常の有無を自動診断して復旧するが、高層ビルに適用する際には、長周期振動の発生の有無を考慮せずに実施してしまうと、機器破損を発生させてしまう恐れが考えられる。ここで、地震による長周期振動は、次のように定義される。「長周期地震動:地震で発生する、周期が数秒から十数秒のゆっくりとした長い揺れ。遠くまで伝わり、特に平野部で揺れる。人間はあまり感じないが、高層ビルなど巨大構造物が共振して大きな被害が出る。従来の免震構造・制震構造では防げない可能性が指摘されている。」(出典:小学館「大辞泉」)。
また、従来技術として、長周期地震が発生した際に、長周期地震を検知する長周期地震検知装置を備え、長周期地震検知装置により長周期地震を検知した場合、エレベータの管制運転を行うエレベータの地震管制運転システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。また、エレベータロープのストランド破断を検出し、その破断検出結果に基づいてエレベータを制御するエレベータの制御装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。また、災害によりかごを停止させた後、かごを走行させながらエレベータ装置の異常の有無を判定するエレベータの自動点検方法が知られている(例えば、特許文献3参照)。更に、巻上機の綱車の主ロープ出口近傍に設けられ、綱車の主ロープ出口近傍のロープ変位を測定するロープ変位検知手段を備え、ロープ変位検知手段は、綱車の主ロープ出口近傍の通常時のロープ位置を測定して予め記憶しておき、地震発生時にエレベータが地震管制運転で停止してから一定時間経過したら綱車の主ロープ出口近傍のロープ位置を測定し、通常時の主ロープ位置と比較し、閾値を超えた場合にロープ引っ掛りの発生を検知するエレベータロープ類の引っ掛り検知装置が知られている(例えば、特許文献4参照)。
特開2007−320719号公報 特開平8−301543号公報 特開2007−112537号公報 特開2008−184253号公報
従来のエレベータの地震管制運転システムに用いられる長周期地震を検知する長周期振動感知器は既に存在しているが、数秒から十数秒周期のゆっくりとした揺れを検出するセンサを使用するため、センサ自体が比較的高価なものとなっている。
また、従来のエレベータロープ類の引っ掛り検知装置では、巻上機の綱車のかご側主ロープ出口近傍、及びそらせ車の釣合いおもり側主ロープ出口近傍にそれぞれ主ロープのロープ変位を測定するロープ変位検知手段としてのロープ変位検知センサを設置しており、主ロープは通常複数本で構成されているので、ロープ変位検知センサの測定部は、複数本のロープに対応するために複数のセンサ測定部を備えた構成であるので、構成が複雑になるという問題点がある。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、比較的高価な長周期振動感知器に代わり、地震耐震対策で巻上機等に取り付けられているロープ外れ止めガイドに安価なロープ揺れ検出センサを取り付けることにより、建物の揺れによるロープ揺れを検出するようにしたエレベータのロープ揺れ検出装置及びそれを用いた地震自動復旧運転制御方法を提供するものである。
この発明に係るエレベータのロープ揺れ検出装置においては、エレベータのロープが巻き掛けられる巻上機、そらせ車、コンペンシーブ、かご上返し車等に近接して設けられたロープ外れ止めガイドと、ロープ外れ止めガイド又はその近傍に設けられ、建物の揺れによるロープ揺れ又はロープの引っ掛かりを振動データとして検出するロープ揺れ検出センサとを備えたものである。
また、ロープ外れ止めガイドは地震耐震対策で取り付けられたものであり、ロープ揺れ検出センサは振動データを捕らえることが可能な加速度計、マイク、接触センサのいずれかである。
また、ロープ外れ止めガイドは片持ちロープガイドであり、ロープ揺れ検出センサは前記片持ちロープガイドの取付基部側又は取付基部近傍の取付カバーに設けたものである。
また、ロープ外れ止めガイドは両持ちロープガイドであり、ロープ揺れ検出センサは前記両持ちロープガイドの取付基部側又は取付基部近傍の取付カバーに設けたものである。
また、エレベータのかごの上部に設けられ、主ロープが巻き掛けられたかご上返し車と、エレベータのかごの上部に設けられ、かご上返し車を内部に収納するかご上返し車カバーと、かご上返し車に近接して設けられたロープ外れ止めガイドと、かご上返し車カバーに設けられ、建物の揺れによるロープ揺れ又はロープの引っ掛かりを振動データとして検出するロープ揺れ検出センサとを備えたものである。
また、この発明に係るエレベータの地震自動復旧運転制御方法においては、エレベータのロープが巻き掛けられる巻上機、そらせ車、コンペンシーブ、かご上返し車等に近接して設けられたロープ外れ止めガイドと、ロープ外れ止めガイド又はその近傍に設けられ、建物の揺れによるロープ揺れ又はロープの引っ掛かりを振動データとして検出するロープ揺れ検出センサとを備えたエレベータのロープ揺れ検出装置を用いたものであって、一定規模以下の地震発生時、ロープ揺れ検出装置が動作したか否かを判断するステップと、ロープ揺れ検出装置が動作しなかった場合、自動診断運転の開始条件が成立したか否かを判断し、成立した場合は自動診断運転を開始するステップと、自動診断運転の診断内容に異常が検出されたか否かを判断するステップと、自動診断運転でロープ揺れ検出装置が動作したか否かを判断し、動作しなかった場合は自動診断運転を完了して自動復旧するステップとを備えたものである。
この発明によれば、比較的高価な長周期振動感知器に代わり、地震耐震対策で巻上機等に取り付けられているロープ外れ止めガイドに安価なロープ揺れ検出センサを取り付けるだけの簡単な構成で、建物の揺れによるロープ揺れ又はロープの引っ掛かりを振動データとして検出することができるという効果がある。
この発明の実施例1におけるエレベータのロープ揺れ検出装置の全体構成を示すシステム構成図である。 この発明の実施例1におけるエレベータのロープ揺れ検出装置の概略構成を示す要部の断面図である。 この発明の実施例1におけるエレベータのロープ揺れ検出センサの出力信号の例を示す特性図である。 この発明の実施例1におけるエレベータのロープ揺れ検出装置を巻上機に片持ちロープガイドで取り付けた状態を示す説明図である。 この発明の実施例1におけるエレベータのロープ揺れ検出装置を用いた地震自動復旧運転制御方法の動作を説明するためのフローチャートである。 この発明の実施例2におけるエレベータのロープ揺れ検出装置を巻上機に両持ちロープガイドで取り付けた状態を示す説明図である。 この発明の実施例3におけるエレベータのロープ揺れ検出装置をかご返し車に取り付けた状態を示す正面図である。 この発明の実施例3におけるエレベータのロープ揺れ検出装置をかご返し車に取り付けた状態を示す断面図である。 この発明の実施例3におけるエレベータのロープ揺れ検出装置にロープの引っ掛かりが発生した状態を説明するための要部正面図である。
図1はこの発明の実施例1におけるエレベータのロープ揺れ検出装置の全体構成を示すシステム構成図、図2はこの発明の実施例1におけるエレベータのロープ揺れ検出装置の概略構成を示す要部の断面図、図3はこの発明の実施例1におけるエレベータのロープ揺れ検出センサの出力信号の例を示す特性図、図4はこの発明の実施例1におけるエレベータのロープ揺れ検出装置を巻上機に片持ちロープガイドで取り付けた状態を示す説明図、図5はこの発明の実施例1におけるエレベータのロープ揺れ検出装置を用いた地震自動復旧運転制御方法の動作を説明するためのフローチャートである。
図1において、1はエレベータが設置されている高層ビルに設けられた地震感知器、2は巻上機、3はそらせ車、4はエレベータのかご、5は釣合いおもり、6は巻上機2及びそらせ車3に巻き掛けられてその両端にかご4の上端及び釣合いおもり5の上端がそれぞれ接続された主ロープ、7は調速機ロープ、8は制御ケーブル、9はコンペンシーブ、10はコンペンシーブ9に巻き掛けられてその両端がかご4の下端及び釣合いおもり5の下端がそれぞれ接続されたコンペンロープ、11はこの発明によるロープ揺れ検出装置で、例えば、巻上機2、そらせ車3、コンペンシーブ9、かご上返し車等に設けられている。このロープ揺れ検出装置11の概略構成は、例えば、図2に示すような構成である。すなわち、巻上機2の綱車2aに巻き掛けられた主ロープ6の外周に地震耐震対策で取り付けられているロープ外れ止めガイド12又はその近傍に、振動データを捕らえることが可能な加速度計やマイクや接触センサ等のロープ揺れ検出センサ13を追加して取り付け、このロープ揺れ検出センサ13により建物の揺れによるロープ揺れ又はロープの引っ掛かりを検出するものである。地震耐震対策で取り付けられているロープ外れ止めガイド12は、主ロープ6が地震の振動で巻上機2の綱車2aの溝から外れるのを防止するために、主ロープ6に接近するように設けられているので、地震、風などにより建物が揺れた際にも、主ロープ6が昇降路機器等に引っ掛かると、ロープ外れ止めガイド12に当たって振動する可能性が高い。したがって、主ロープ6の当りをロープ揺れ検出センサ13により振動データとして検出することができる。ロープ揺れの場合は、ロープが揺れて外れ止めにぶつかり、外れ止めが振動する(衝撃が加わる)ことを検知する。また、ロープ揺れ検出センサ13は、ロープ引っ掛かり、ロープ揺れの他に、ロープ乗り上げ(ロープが揺れて滑車上の隣のロープに乗り上げる)を検知する目的があり、ロープが滑車上に乗り上げるとロープが外れ止めにぶつかるため、外れ止めが振動するので検知できる。
図3はロープ揺れ検出センサ13の出力信号の例である。この場合のロープ揺れ検出センサ13は、具体的には加速度センサで、縦軸は加速度、横軸は時間である。図3に示した乗り上げ発生区間でロープ乗り上げが発生している。例えば、図3に示した検知閾値を超えた場合に乗り上げ発生と判別することができる。
図4は巻上機2にクランク状の片持ちロープガイド12aによりロープ揺れ検出センサ13が取り付けられた状態を示す説明図である。ロープ揺れ検出センサ13は、クランク状の片持ちロープガイド12aの巻上機2の取付カバー14への取付基部近傍(取り付け位置a)、クランク状の片持ちロープガイド12aの中間部(取り付け位置b)、及びクランク状の片持ちロープガイド12aの先端部(取り付け位置c)のいずれかに設置されるものである。ロープ揺れ検出センサ13の取り付け位置は、取付作業性の面から見れば、巻上機2の取付カバー14への取付基部近傍(取り付け位置a)や、クランク状の片持ちロープガイド12aの中間部(取り付け位置b)が望ましく、先端部(取り付け位置c)は主ロープ6が直接当って破損したり、取付作業性が悪い場合がある。そして、このロープ揺れ検出センサ13により建物の揺れによるロープ揺れを検出するものである。なお、ロープ揺れ検出装置11は、巻上機2に限らず、そらせ車3やコンペンシーブ9、かご上返し車等に設けても良いものである。
次に、図5によりこの発明のロープ揺れ検出装置を用いた地震自動復旧運転制御方法の動作について説明する。
地震が発生すると、先ず地震感知器1で一定規模以下の地震か否かを判断する(ステップS1)。一定規模を越える地震であれば、エレベータは休止し、専門技術者による復旧を待つ(ステップS2)。ステップS1で一定規模以下の地震であれば、ステップS3でロープ揺れ検出装置11が動作したか否かを判断する。ここで、ロープ揺れ検出装置11は、例えば巻上機2の綱車2aに巻き掛けられた主ロープ6の外周に地震耐震対策で取り付けられているロープ外れ止めガイド12に、振動データを捕らえることが可能な加速度計やマイクや接触センサ等のロープ揺れ検出センサ13を追加で取り付けているので、高価な長周期振動感知器を設けなくても、建物の揺れによるロープ揺れを検出することができる。ステップS3でロープ揺れ検出装置11が動作した場合は、エレベータは休止し、専門技術者による復旧を待つ(ステップS4)。ステップS3でロープ揺れ検出装置11が動作しなかった場合は、ステップS5でエレベータの自動診断運転の開始条件が成立したか否かを判断する。ここで、自動診断運転の開始条件は、かご内に人物無し、一定時間待機、安全回路正常等、である。ステップS5で自動診断運転の開始条件が成立しなければ、エレベータは休止し、専門技術者による復旧を待つ(ステップS6)。ステップS5で自動診断運転の開始条件が成立すれば、ステップS7で自動診断運転を開始する。自動診断運転中はステップS8で診断内容に異常が検出されたか否かを判断する。ここで、診断内容は、巻上機トルク値、異常音、戸開閉状態等、である。ステップS8で異常が検出された場合は、エレベータは休止し、専門技術者による復旧を待つ(ステップS9)。ステップS8で診断内容に異常が検出されない場合は、ステップS10でロープ揺れ検出装置11が動作したか否かを判断する。ステップS10でロープ揺れ検出装置11が動作した場合は、エレベータは休止し、専門技術者による復旧を待つ(ステップS11)。ステップS10でロープ揺れ検出装置11が動作しなかった場合は、ステップS12でエレベータの自動診断運転完了し、自動復旧し、エレベータは利用開始する(ステップS13)。なお、地震による長周期振動だけでなく、風などにより建物が揺れた際の振動も対象としていることは勿論である。
図6はこの発明の実施例2におけるエレベータのロープ揺れ検出装置を巻上機に両持ちロープガイドで取り付けた状態を示す説明図である。
上記実施例1では、巻上機2にクランク状の片持ちロープガイド12aによりロープ揺れ検出センサ13を取り付けた場合について説明したが、この実施例2においては、図6に示すように、ロープ揺れ検出センサ13は、直線状の両持ちロープガイド12bの巻上機2の一方の取付カバー14aへの取付基部(取り付け位置a)、取付カバー14aの任意部(取り付け位置b)、及び直線状の両持ちロープガイド12bの他方の端部(取り付け位置c)のいずれかに設置されるものである。そして、このロープ揺れ検出センサ13により建物の揺れによるロープ揺れを検出するものである。なお、ロープ揺れ検出装置11は、巻上機2の直線状の両持ちロープガイド12bに限らず、かご上返し車用ロープガイドにも適用することができる。
図7はこの発明の実施例3におけるエレベータのロープ揺れ検出装置をかご返し車に取り付けた状態を示す正面図、図8はこの発明の実施例3におけるエレベータのロープ揺れ検出装置をかご返し車に取り付けた状態を示す断面図、図9はこの発明の実施例3におけるエレベータのロープ揺れ検出装置にロープの引っ掛かりが発生した状態を説明するための要部正面図である。
上記実施例1と実施例2では、ロープ揺れ検出装置11を巻上機2、そらせ車3、コンペンシーブ9等に設けた場合について説明したが、この実施例3においては、ロープ揺れ検出装置11をかご上返し車のカバーに設けたものである。
図7〜図9において、4はエレベータのかご、15はかご4の上部に設けられた枠状の返し車取付部、16は返し車取付部15に取り付けられたかご上返し車で、主ロープ6が巻き掛けられてかご4を吊持している。17はかご4の上部に設けられたケース状のかご上返し車カバーで、かご上返し車16を収納するものである。ここで、かご上返し車カバー17は、かご内でかご上返し車16のロープ噛み込み音が聞こえないようにするため、安全上から専門技術者が点検時に巻き込まれないようにするため、ロープ油のかご上への飛散防止のために設けられている。そして、かご上返し車カバー17内のかご上返し車16に巻き掛けられた主ロープ6の外周に地震耐震対策でロープ外れ止めガイド12が取り付けられている。また、ロープ揺れ検出装置11のロープ揺れ検出センサ13は、かご上返し車カバー17の上部外壁面に取り付けられている。このロープ揺れ検出センサ13は、主ロープ6が地震の揺れによって昇降路機器等に引っ掛かると又はかごが昇降路機器等の引っ掛かり箇所に近付くと、図9の拡大図に示すように、主ロープ6がかご上返し車カバー17の上部と接触するので、ロープ揺れ検出装置11のロープ揺れ検出センサ13により振動データとして捕らえることができるものである。
1 地震感知器
2 巻上機
2a 綱車
3 そらせ車
4 エレベータのかご
5 釣合おもり
6 主ロープ
7 調速機ロープ
8 制御ケーブル
9 コンペンシーブ
10 コンペンロープ
11 ロープ揺れ検出装置
12 ロープ外れ止めガイド
12a クランク状の片持ちロープ外れ止めガイド
12b 直線状の両持ちロープ外れ止めガイド
13 ロープ揺れ検出センサ
14、14a 取付カバー
15 枠状の返し車取付部
16 かご上返し車
17 ケース状のかご上返し車カバー

Claims (7)

  1. エレベータのロープが巻き掛けられる巻上機、そらせ車、コンペンシーブ、かご上返し車等に近接して設けられたロープ外れ止めガイドと、
    前記ロープ外れ止めガイド又はその近傍に設けられ、建物の揺れによるロープ揺れ又はロープの引っ掛かりを振動データとして検出するロープ揺れ検出センサと、
    を備えたことを特徴とするエレベータのロープ揺れ検出装置。
  2. ロープ外れ止めガイドは地震耐震対策で取り付けられたものであり、ロープ揺れ検出センサは振動データを捕らえることが可能な加速度計、マイク、接触センサのいずれかであることを特徴とする請求項1記載のエレベータのロープ揺れ検出装置。
  3. ロープ外れ止めガイドは片持ちロープガイドであり、ロープ揺れ検出センサは前記片持ちロープガイドの取付基部側又は取付基部近傍の取付カバーに設けたことを特徴とする請求項2記載のエレベータのロープ揺れ検出装置。
  4. ロープ外れ止めガイドは両持ちロープガイドであり、ロープ揺れ検出センサは前記両持ちロープガイドの取付基部側又は取付基部近傍の取付カバーに設けたことを特徴とする請求項2記載のエレベータのロープ揺れ検出装置。
  5. エレベータのかごの上部に設けられ、主ロープが巻き掛けられたかご上返し車と、
    エレベータのかごの上部に設けられ、前記かご上返し車を内部に収納するかご上返し車カバーと、
    前記かご上返し車に近接して設けられたロープ外れ止めガイドと、
    前記かご上返し車カバーに設けられ、建物の揺れによるロープ揺れ又はロープの引っ掛かりを振動データとして検出するロープ揺れ検出センサと、
    を備えたことを特徴とするエレベータのロープ揺れ検出装置。
  6. ロープ揺れ検出センサは、かご上返し車カバーの上部外壁面に設けられたことを特徴とする請求項5記載のエレベータのロープ揺れ検出装置。
  7. エレベータのロープが巻き掛けられる巻上機、そらせ車、コンペンシーブ、かご上返し車等に近接して設けられたロープ外れ止めガイドと、前記ロープ外れ止めガイド又はその近傍に設けられ、建物の揺れによるロープ揺れ又はロープの引っ掛かりを振動データとして検出するロープ揺れ検出センサとを備えたエレベータのロープ揺れ検出装置を用いたものであって、
    一定規模以下の地震発生時、前記ロープ揺れ検出装置が動作したか否かを判断するステップと、
    前記ロープ揺れ検出装置が動作しなかった場合、自動診断運転の開始条件が成立したか否かを判断し、成立した場合は自動診断運転を開始するステップと、
    前記自動診断運転の診断内容に異常が検出されたか否かを判断するステップと、
    前記自動診断運転でロープ揺れ検出装置が動作したか否かを判断し、動作しなかった場合は自動診断運転を完了して自動復旧するステップと、
    を備えたことを特徴とするエレベータの地震自動復旧運転制御方法。
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