JP2010207509A - 機能追加モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】既存の簡易な電子血圧計に対して機能を付加することのできる機能追加モジュールを提供する。
【解決手段】機能追加モジュール1は既存の血圧計2にエア管10Aで接続するための接続部1Aと、カフ5にエア管10Bで接続するための接続部1Bとを備え、内蔵される圧力センサでカフ5の内圧変化を検出して圧力値を算出する。機能追加モジュール1は、機能としてたとえばメモリ機能を有し、算出した血圧値をメモリに記憶する。
【選択図】図1

Description

この発明は機能追加モジュールに関し、特に、電子血圧計に接続する機能追加モジュールに関する。
旧来の電子血圧計は、血圧を測定しその結果を表示器に表示する機能を搭載しただけの簡易なものが主流であった。血圧管理の研究が進むに従って、家族の構成員ごとに長期の測定値を記憶する機能や、血圧値の傾向を自動で分析する機能を持つ電子血圧計が開発されている。
旧来の簡易な電子血圧計を所有するユーザに、上述のような、開発された新しい機能を追加させたいという要望が生じる場合がある。既存の簡易な電子血圧計に対してそのような機能を追加するには、1つには、予め電子血圧計に、たとえばコネクタやプログラムなどの、機能を追加するため仕組みを含ませておくことが考えられる。
しかしながら、実際には、簡易な電子血圧計に対して機能を追加したいという要望は、該電子血圧計を購入した後に生じるものであるため、既存の簡易な電子血圧計に対して後から上記仕組みを追加することはできない、という問題がある。この場合、新たに高機能の電子血圧計を取得せざるを得ない。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであって、電子血圧計に接続し、機能を付加することのできる機能追加モジュールを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明のある局面に従うと、機能追加モジュールは電子血圧計に接続するためのモジュールであって、第1のエア管を接続するための第1の接続部と、第2のエア管を接続するための第2の接続部と、第1の接続部および第2の接続部を含む空気路に接続される圧力センサと、空気路が、少なくとも第1のエア管を間に挟んで電子血圧計と接続され、少なくとも第2のエア管を間に挟んで空気袋と接続された状態で、圧力センサで検出される空気袋の内圧変化に基づき、空気袋が装着された被測定者の血圧値を算出するための算出手段と、算出された血圧値を記憶するための記憶手段とを備える。
好ましくは、機能追加モジュールは、空気路が、少なくとも第1のエア管を間に挟んで電子血圧計と接続され、少なくとも第2のエア管を間に挟んで空気袋と接続された状態で、圧力センサで検出される空気袋の内圧変化に基づいて、空気袋の内圧変化の期間のうち、電子血圧計での血圧値の算出に用いられる期間を判断するための第1の判断手段をさらに備え、算出手段は、空気路が、少なくとも第1のエア管を間に挟んで電子血圧計と接続され、少なくとも第2のエア管を間に挟んで空気袋と接続された状態で、圧力センサで検出される空気袋の内圧変化のうち、判断された期間における内圧変化に基づいて血圧値を算出する。
より好ましくは、第1の判断手段は、空気袋の内圧変化量が予め記憶されている所定範囲である場合に、当該内圧変化の期間を電子血圧計での血圧値の算出に用いられる期間であると判断する。
好ましくは、機能追加モジュールは、空気路が、少なくとも第1のエア管を間に挟んで電子血圧計と接続され、少なくとも第2のエア管を間に挟んで空気袋と接続された状態で、圧力センサで検出される空気袋の内圧変化と、予め電子血圧計に関連付けて記憶されている空気袋の内圧変化のパタンとに基づいて、第1のエア管を間に挟んで接続された電子血圧計が予め記憶されている電子血圧計であるか否かを判断する第2の判断手段をさらに備え、算出手段は、空気路が、少なくとも第1のエア管を間に挟んで予め記憶されている電子血圧計と接続され、少なくとも第2のエア管を間に挟んで空気袋と接続された状態で、圧力センサで検出される空気袋の内圧変化に基づいて血圧値を算出する。
好ましくは、記憶手段は、被験者に対応付けられた記憶領域を含み、機能追加モジュールは、空気袋が装着される被験者を指定する操作を受付けるための操作手段をさらに備え、記憶手段は、指定された被験者に対応付けられた記憶領域に算出された血圧値を記憶する。
好ましくは、機能追加モジュールは、当該機能追加モジュールに対して電力を供給するための電源と、前記圧力センサで検出される空気路の内圧変化が予め記憶されている所定量以上である場合に、電源から当該機能追加モジュールに対して電力を供給するよう制御するための制御手段とをさらに備える。
好ましくは、機能追加モジュールは、外部装置に電気的に接続するための第3の接続部と、記憶手段に記憶される情報を第3の接続部に接続される外部装置に対して出力するための出力手段とをさらに備える。
この発明によると、既存の電子血圧計とエア管を接続することで、既存の電子血圧計に対して機能を付加することができる。
実施の形態にかかる機能追加モジュール(以下、モジュールと略する)の血圧計への接続を説明する図である。 実施の形態にかかるモジュールのハードウェア構成の具体例を示すブロック図である。 既存の電子血圧計のハードウェア構成の具体例を示すブロック図である。 カフの構成の具体例を示すブロック図である。 実施の形態にかかるモジュールで測定動作を行なうための機能を示すブロック図である。 血圧測定時の、カフ圧の変化の具体例を示す図である。 実施の形態にかかるモジュールでの動作の具体的な流れを表わすフローチャートである。 実施の形態にかかるモジュールでの動作の第1の変形例を表わすフローチャートである。 変形例2にかかるモジュールの構成の具体例を示す図である。 変形例2にかかるモジュールの外観の具体例を示す図である。 血圧測定時の、カフ圧の変化の他の具体例を示す図である。 実施の形態にかかるモジュールでの動作の第3の変形例を表わすフローチャートである。
以下に、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。
図1を参照して、本実施の形態にかかる機能追加モジュール(以下、モジュールと略する)1は、既存の電子血圧計である血圧計2とエア管10Aで接続され、空気袋51(図4参照)を内包するカフ5とエア管10Bで接続される。
血圧計2単体で血圧測定を行なう際には、血圧計2と空気袋51とがエア管10で接続される。血圧計2および空気袋51は、各々、エア管10を接続するための接続部2A,5Aを有する。モジュール1は、血圧計2と接続するための接続部1Aおよびカフ5と接続するための接続部1Bを有する。接続部1A,1Bは接続部2A,5Aと同じ形状である。このため、エア管10A,10Bとしてエア管10と同じ形状のエア管を用いることができる。
モジュール1の正面には、測定結果等を表示する表示部14と、電源のON/OFFを指示するためのスイッチ41および後述する演算の実行を指示するためのスイッチ42を含む操作部4とが配備される。
図2を参照して、接続部1A,1Bは空気路1Cに備えられ、空気路1Cにはさらに圧力センサ13が接続される。圧力センサ13はさらに発振回路18に接続され、発振回路18はCPU(Central Processing Unit)11に接続される。接続部1Aがエア管10Aを挟んで血圧計2と接続され、接続部1Bがエア管10Bを挟んでカフ5に内包される空気袋51(図4参照)と接続されることで、エア管10A、血圧計2、エア管10B、および空気袋51で閉空間が構成される。
CPU11には、さらに、表示部14と、メモリ15,16と、インタフェース(以下、I/Fと略する)17と、電源19と、操作部4とが接続される。メモリ15は、CPU11で実行される制御プログラムや、演算プログラムや、制御や演算に用いられる値などを記憶するために用いられる。また、メモリ15は、CPU11がプログラムを実行する際の作業領域としても用いられる。メモリ16は、測定結果や演算結果などを記憶するために用いられる。I/F17は、モジュール1がパーソナルコンピュータや記録媒体書込装置などの他の装置と通信を行なう場合に、これら装置と通信ケーブルで接続し、通信するためのインタフェースである。
制御プログラムとしては、モジュール1で血圧測定動作を行なわせるためのプログラムや、メモリ16に記憶される測定結果を管理するためのプログラムや、指定された値を表示するためのプログラム、などが記憶される。演算プログラムとしては、たとえば、メモリ16に記憶されている測定結果の平均値を演算して出力するためのプログラムや、メモリ16に記憶されている測定結果と予め記憶されているしきい値とを比較してその結果を出力するためのプログラムや、メモリ16に記憶されている測定結果を時間帯や日付ごとに比較して分析するためのプログラム、などが該当する。
圧力センサ13は静電容量形の圧力センサであり、空気路1C内の内圧変化により容量値が変化する。発振回路18は、圧力センサ13の容量値に応じた発振周波数のセンサ信号をCPU11に入力する。接続部1Aがエア管10Aを挟んで血圧計2と接続され、接続部1Bがエア管10Bを挟んでカフ5に内包される空気袋51(図4参照)と接続されることで、圧力センサ13ではこれらで構成された閉空間内の内圧変化が検出される。
CPU11は、電源19から電力供給を受けて駆動する。CPU11は、操作部4から入力される操作信号に基づいてメモリ15に記憶されている所定のプログラムを実行する。実行するプログラムが測定を行なうためのプログラムである場合、CPU11は、予め記憶している係数を用いて、圧力センサ13からの上記センサ信号に基づいて空気袋51の内圧を決定する。CPU11は、空気袋51の内圧変化に基づいて血圧値を算出し、測定結果を表示部14に表示させるための処理を行ない、表示させるためのデータと制御信号とを表示部14に出力する。実行するプログラムが、操作部4から入力される操作信号に応じた演算を行なうためのプログラムである場合、CPU11は、指定された測定値をメモリ16の所定領域から読み出して、該プログラムに従って演算し、演算結果を表示部14に表示させるための処理を行なって表示させるためのデータと制御信号とを表示部14に出力する。
図3を参照して、血圧計2には、エア管10Aを挟んでモジュール1に接続される圧力センサ23、ポンプ21、および弁22が含まれる。圧力センサ23、ポンプ21、および弁22は、各々、発振回路28、駆動回路26、および駆動回路27に接続され、さらに、発振回路28、駆動回路26、および駆動回路27は、各々、血圧計2全体を制御するCPU20に接続される。
CPU20には、さらに、表示部24と、メモリ25と、操作部3とが接続される。メモリ25は、CPU20で実行される制御プログラムを記憶するための用いられる。さらに、メモリ25は、CPU20がプログラムを実行する際の作業領域としても用いられる。制御プログラムとしては、通常の血圧測定動作を行なわせるための測定用プログラムが記憶される。
CPU20は、操作部3から入力される操作信号に基づいてメモリ25に記憶されている制御プログラムを実行し、駆動回路26および駆動回路27に制御信号を出力する。駆動回路26および駆動回路27は、制御信号に従ってポンプ21および弁22を駆動させる。ポンプ21は、CPU20からの制御信号に従った駆動回路26によって駆動が制御されて、接続部2Aから空気を排気する。弁22は、CPU20からの制御信号に従った駆動回路27によってその開閉が制御される。接続部2Aにエア管10Aが接続されて、エア管10Aを挟んでさらに閉空間に接続されている場合、ポンプ21が駆動されることで該閉空間に空気が注入される。弁22が開放されることで該閉空間内の空気が排出される。
圧力センサ23は静電容量形の圧力センサであり、該閉空間の内圧変化により容量値が変化する。発振回路28は、圧力センサ23の容量値に応じた発振周波数のセンサ信号をCPU20に入力する。
CPU20は、電源29から電力供給を受けて駆動する。CPU20は予め記憶している係数を用いて、圧力センサ23からの上記センサ信号に基づいて空気袋51の内圧を決定する。CPU20は、空気袋51の内圧変化に基づいて血圧値を算出し、測定結果を表示部24に表示させるための処理を行ない、表示させるためのデータと制御信号とを表示部24に出力する。
図4を参照して、カフ5は空気袋51を内包する。
図5を参照して、モジュール1は、測定動作を行なうための機能として、入力部101、圧力記憶部102、判断部103、算出部104、しきい値記憶部105、パタン記憶部106、表示処理部107、および格納部108を含む。これら機能は、CPU11が操作部4からの操作信号に応じてメモリ15に記憶される制御プログラムを読み出して実行することで、主にCPU11に形成される。しかしながら、少なくともこれら機能のうちの一部は、図2に示されたいずれかのハードウェア構成を含んで形成されてもよい。
入力部101は圧力センサ13からのセンサ信号の入力を受付け、圧力記憶部102、判断部103、および算出部104に該センサ信号の示す値を入力する。圧力記憶部102はCPU11に含まれる記憶装置、メモリ15、またはメモリ16の一部の領域で構成され、入力部101から入力された値を一時的に記憶する。判断部103は、入力部101から入力された値および圧力記憶部102に記憶された値を用いて、入力部101から入力された値を用いて血圧算出を行なうか否かを判断する。その際、後述する、しきい値記憶部105に予め記憶されているしきい値、および/または後述する、パタン記憶部106に予め記憶されているパタンを用いて該判断を行なってもよい。算出部104は、判断部103での該判断に従って入力部101から入力された値から血圧を算出し、表示処理部107および格納部108に入力する。表示処理部107は、算出された血圧を測定結果として表示部14に表示するためのデータを生成し、制御信号を表示部14に出力する。格納部108は算出された血圧を測定結果としてメモリ16の所定領域に記憶させるための処理を行なう。
血圧計2で血圧を測定する場合、CPU20の制御に従ってポンプ21が空気袋51に空気を注入し、空気袋51の内圧が所定圧となるまで加圧する。所定圧は、最高血圧よりも高い圧力である。所定圧に達すると、弁22が開放されて空気袋51内の空気が排出され、空気袋51の内圧が減圧される。電子血圧計で空気袋の内圧変化に基づいて血圧を測定する場合には、上述の加圧過程での内圧変化に基づいて血圧値を算出する方法と、上述の減圧過程での内圧変化に基づいて血圧値を算出する方法とがある。前者の方法を採用した場合を加圧測定式と称し、後者の方式を採用した場合を減圧測定式と称する。血圧計2が加圧測定式である場合、空気袋51の内圧変化は図6(A)に表わされるように、ST1期間に徐々に加圧され、ST2期間に急速に減圧される。血圧計2が減圧測定式である場合、空気袋51の内圧変化は図6(B)に表わされるように、ST3期間に急速に加圧され、ST4期間に徐々に減圧される。最低血圧が算出された後となるST5期間では急速に減圧される。血圧値算出のためのセンサ値を得る期間に徐々に空気袋51の内圧を変化させることで、測定精度を向上させるためである。加圧測定式においては、好ましくは加圧速度を、規定の測定精度が得られる所定範囲内とする。同様に、減圧測定式においては、好ましくは減圧速度を、規定の測定精度が得られる所定範囲内とする。図6(A)において、上記所定範囲は、加圧時の圧力変化に相当する傾きが直線L2の傾きから直線L1の傾きまでの間で表わされている。図6(B)において、上記所定範囲は、減圧時の圧力変化に相当する傾きが直線L4の傾きから直線L3の傾きまでの間で表わされている。
モジュール1は、血圧計2が加圧測定式である場合には加圧期間であるST1期間のセンサ信号に基づいて血圧値を算出する。血圧計2が減圧測定式である場合には減圧期間であるST4期間のセンサ信号に基づいて血圧値を算出する。そこで、判断部103は、入力部101から入力された値と、その直前に入力部101から入力されて圧力記憶部102に記憶されている値とから、加圧期間であるか否か、または減圧期間であるか否か、を判断する。
より好ましくは、モジュール1は、血圧計2が加圧測定式である場合には加圧期間であるST1期間であって、かつその加圧速度が直線L2の傾きから直線L1の傾きまでである場合に、その期間のセンサ信号に基づいて血圧値を算出する。同様に、血圧計2が減圧測定式である場合には減圧期間であるST4期間であって、かつその加圧速度が直線L4の傾きから直線L3の傾きまでである場合に、そのセンサ信号に基づいて血圧値を算出する。そこで、しきい値記憶部105は、血圧測定に適した加圧期間であるか否かを判断するためのしきい値として直線L1,L2の傾きを記憶し、血圧測定に適した減圧期間であるか否かを判断するためのしきい値として直線L3,L4の傾きを記憶する。判断部103は、入力部101から入力された値と、その直前に入力部101から入力されて圧力記憶部102に記憶されている値とから、血圧測定に適した加圧期間であるか否か、または血圧測定に適した減圧期間であるか否か、を判断する。
図7を用いて、モジュール1での動作の具体的な流れとして、血圧計2が加圧測定式である場合の動作の流れについて説明する。CPU11が操作部4からの操作信号に従ってメモリ15に記憶されている制御プログラムを読み出して実行し、図5に示される各機能を発揮させることによって一連の動作が実現される。図7に表わされるモジュール1の動作は、スイッチ41が押下されてCPU11に電源19から電力が供給されると開始される。または、電源OFF状態であっても電源19からはCPU11に低電力が供給された低電力状態であり、該低電力状態において、CPU11が圧力センサ13から空気路1C内の内圧変化が所定量(たとえば、予め記憶されているしきい値以上)検出された場合に、電源ONと判断して、電源19に対して起動電力を供給するよう制御してもよい。そして図7に表わされるモジュール1の動作は、起動電力が供給されると開始されてもよい。
図7を参照して、ステップS101で圧力センサ13でエア管10A,10Bを挟んで接続された閉空間である空気袋51内の圧力が測定され、入力部101にセンサ信号が入力される。判断部103は、ステップS101で入力されたセンサ信号の表わす値と、圧力記憶部102に記憶されているその直前に測定された値とを比較することで、現時点が加圧中、すなわち図6(A)のST1期間であるか否かを判断する。このとき、好ましくは、判断部103は、さらに、しきい値記憶部105に記憶されている上記直線L1,L2の傾きであるしきい値と、ステップS101で入力されたセンサ信号の表わす値および圧力記憶部102に記憶されているその直前に測定された値から得られる傾きとを比較することで、加圧中であって、かつ、その加圧速度が直線L2の傾きから直線L1の傾きまでである血圧測定に適した加圧速度での加圧中であるか否かを判断する。従って、血圧計2が加圧測定式である場合、図7のステップS103では、加圧中であるか否かの判断結果によって以降の動作が分岐する。
判断部103で、ステップS101で測定された時点が加圧中と判断された場合、または、加圧中であって、かつ、その加圧速度が血圧測定に適した加圧速度であると判断された場合(ステップS103でYES)、ステップS105で算出部104はステップS101での測定値より血圧値を算出する。
ステップS101〜S105の動作は、ステップS105での算出によって血圧算出が完了するまで、すなわち、最高血圧と最低血圧とが算出されるまで繰り返される。ステップS105での算出によって血圧算出が完了するまで、すなわち、最高血圧と最低血圧とが算出されると(ステップS107でYES)、ステップS109で格納部108は、ステップS105で得られた最高血圧と最低血圧とを表わす値を測定結果としてメモリ16の所定領域に記憶させるための処理を実行し、測定結果を記憶させる。さらに、ステップS111で表示処理部107は、ステップS105で得られた最高血圧と最低血圧とを表わす値を測定結果として表示部14に表示させるためのデータを生成し、表示部14に表示させる。ステップS111では、表示に替えて(または加えて)、I/F17から接続された他の装置(たとえばパーソナルコンピュータ等)に対して測定結果を出力する処理が行なわれてもよい。以降の説明も同様である。その後、CPU11は、一連の動作を終了する。
ステップS101で測定された時点が加圧中でない場合、または、加圧中であっても加圧速度が血圧測定に適した加圧速度でない場合には(ステップS103でNO)、CPU11は、そのまま一連の動作を終了してもよいし、図7に示されるように、ステップS111で表示処理部107が、予め記憶されている表示用データを用いて表示部14にエラー表示を行なった後に、一連の動作を終了してもよい。
血圧計2が減圧測定式である場合も、モジュール1では図7に表わされた動作が行なわれる。すなわち、この場合、判断部103は、ステップS101で入力されたセンサ信号の表わす値と、圧力記憶部102に記憶されているその直前に測定された値とを比較することで、現時点が減圧中、すなわち図6(B)のST4期間であるか否かを判断する。このとき、好ましくは、判断部103は、さらに、しきい値記憶部105に記憶されている上記直線L3,L4の傾きであるしきい値と、ステップS101で入力されたセンサ信号の表わす値および圧力記憶部102に記憶されているその直前に測定された値から得られる傾きとを比較することで、減圧中であって、かつ、その減圧速度が直線L4の傾きから直線L3の傾きまでである血圧測定に適した減圧速度での減圧中であるか否かを判断する。従って、血圧計2が減圧測定式である場合、図7のステップS103では、減圧中であるか否かの判断結果によって以降の動作が分岐する。判断部103で、ステップS101で測定された時点が減圧中と判断された場合、または、減圧中であって、かつ、その減圧速度が血圧測定に適した減圧速度であると判断された場合に(ステップS103でYES)、以降、上述のように、血圧値を算出し、記憶・表示する動作が行なわれる。
モジュール1が上述の動作を行なうことで、血圧計2で測定動作が行なわれていない期間のセンサ信号から血圧が算出されたり、血圧計2で測定が中止された後の血圧が算出されたり、誤って加圧測定式用のモジュール1が減圧測定式の血圧計に接続された場合における加圧期間(図6(B)のST3期間)のセンサ信号から血圧が算出されたり、誤って減圧測定式用のモジュール1が加圧測定式の血圧計に接続された場合における減圧期間(図6(A)のST2期間)のセンサ信号から血圧が算出されたり、して、適切な値が算出されないという事態を自動的に防ぐことができ、精度よく血圧を測定することができる。
さらに、モジュール1が上述の動作を行なうことで、血圧計2で血圧を測定する際に、同様にして、モジュール1でも血圧が測定され、測定結果がメモリ16の所定領域に記憶される。そのため、血圧計2がメモリ機能を備えていない場合であっても、モジュール1で記憶させることができる。さらに、モジュール1のメモリ15には上述の演算プログラムが記憶されている。そのため、血圧計2が演算機能を備えていない場合であっても、モジュール1で、メモリ16に記憶された測定結果を用いて各種演算を行なうことができる。すなわち、血圧計2が低機能であっても、モジュール1を血圧計2とカフ5との間にエア管10A,10Bで接続することで、測定結果に対してモジュール1の備える機能を用いることができる。そのため、血圧計2に替えてモジュール1の備える機能を備えた高機能を備えた新たな血圧計を用意することなく、モジュール1を用意することで、これら機能を備えた血圧計とすることができる。図2および図3に表わされるように、モジュール1は血圧計に対して内圧制御のための機構を含まないため、血圧計2よりも小型・軽量であり、使用者にとって取り扱いが容易である。また、これら機構が含まれないために、新たな血圧計を用意するよりも低価格で高機能が得られる。
[変形例1]
上の例では、モジュール1は、血圧計2が加圧測定式または減圧測定式のいずれであるかによって異なる動作を行なっている。そのため、予めモジュール1はいずれかの測定方式用として適した血圧計2を接続するようにするか、または、図示しないスイッチを設けて、血圧計2の測定方式を指定するようにする必要がある。後者の場合、図7の動作が開始されるとまず血圧計2の測定方式の指定を受付けて、それに応じた制御プログラムを読み出すことで、加圧測定式用の動作(図7)または減圧測定式用の動作に分岐する。
より好ましい例として、図8を用いて、モジュール1の動作の第1の変形例として、測定される圧力から血圧計2がいずれの測定方式であるかを判断し、自動的に動作分岐する例を説明する。図9の動作もまた、CPU11が操作部4からの操作信号に従ってメモリ15に記憶されている制御プログラムを読み出して実行し、図5に示される各機能を発揮させることによって実現される。
図8を参照して、ステップS201で圧力センサ13でエア管10A,10Bを挟んで接続された閉空間である空気袋51内の圧力が測定され、入力部101にセンサ信号が入力される。判断部103は、ステップS201で入力されたセンサ信号の表わす値と、圧力記憶部102に記憶されているその直前に測定された値とを比較することで、現時点が加圧測定式での加圧中であるか否かを判断する。具体的に判断部103は、ステップS201で入力されたセンサ信号の表わす値および圧力記憶部102に記憶されているその直前に測定された値から加圧中であるか否かを判断し、さらに、しきい値記憶部105に記憶されている上記直線L1,L2の傾きであるしきい値と、ステップS201で入力されたセンサ信号の表わす値および圧力記憶部102に記憶されているその直前に測定された値から得られる傾きとを比較することで、加圧速度が直線L2の傾きから直線L1の傾きまでである血圧測定に適した加圧速度での加圧中であるか否かを判断する。つまり、判断部103で、加圧中であっても、減圧測定式の加圧期間(図6(B)のST3期間)ではなく、加圧測定式の加圧期間(図6(A)のST1期間)であることが判定される。そのように判断された場合には(ステップS203でYES)、ステップS205で算出部104はステップS201での測定値より血圧値を算出し、算出部104で最高血圧と最低血圧とが算出されるまで上記動作が繰り返される。その後、図7の動作と同様に、測定結果が記憶・表示される(ステップS209,S211)。
一方、ステップS201で測定された時点が図6(A)のST1期間で表わされた、加圧測定式の加圧期間でないと判断された場合(ステップS203でNO)、判断部103は、ステップS201で入力されたセンサ信号の表わす値および圧力記憶部102に記憶されているその直前に測定された値から減圧中であるか否かを判断する。減圧中でない、すなわち、加圧測定式の加圧期間ではない加圧期間(たとえば図6(B)のST3期間など)である、と判断された場合(ステップS212でNO)、減圧中となるまで、判断部103は入力された値に基づいた上記判断を繰り返す。なお、CPU11はこの動作の繰り返しを予め規定された時間(たとえば、1回の血圧測定動作に必要な時間、等)実行し、その時間が経過した時点で(ステップS213でYES)、強制的に動作を終了する。
ステップS201で測定された時点が減圧中と判断された場合(ステップS212でYES)、判断部103は、さらに、しきい値記憶部105に記憶されている上記直線L3,L4の傾きであるしきい値と、ステップS201で入力されたセンサ信号の表わす値および圧力記憶部102に記憶されているその直前に測定された値から得られる傾きとを比較することで、減圧中であって、かつ、その減圧速度が直線L4の傾きから直線L3の傾きまでである血圧測定に適した減圧速度での減圧中であるか否かを判断する。そのように判断された場合には(ステップS214でYES)、ステップS215で算出部104はステップS201での測定値より血圧値を算出し、算出部104で最高血圧と最低血圧とが算出されるまで上記動作が繰り返される。その後、図7の動作と同様に、測定結果が記憶・表示される(ステップS219,S211)。
ステップS201で測定された時点が加圧中であっても加圧測定式での血圧測定に適した加圧速度でない加圧のまま減圧に転じることなく規定時間経過した場合(ステップS203でNO、S212でNO、かつS213でNO)や、減圧中であっても減圧測定式での血圧測定に適した減圧速度でない場合(ステップS203でNO、S212でYES、かつS214でNO)、CPU11は、そのまま一連の動作を終了してもよいし、図8に示されるように、ステップS211で表示処理部107が、予め記憶されている表示用データを用いて表示部14にエラー表示を行なった後に、一連の動作を終了してもよい。
モジュール1が上述の第1の変形例にかかる動作を行なうことで、血圧計2が加圧測定式であっても減圧測定式であっても、自動的に判別して適した動作を行なって血圧を測定することができる。そのため、使用者はモジュール1を血圧計2の測定方式に応じて使い分ける必要がない。また、使用者は血圧計2がいずれの測定方式であるかを判別して指示する操作を行なう必要がない。さらに、上の判断によって、減圧測定式の加圧期間(図6(B)のST3期間)のセンサ信号から血圧が算出されたり、加圧測定式の減圧期間(図6(A)のST2期間)や減圧測定式の急速に減圧する期間(図6(B)のST5期間)のセンサ信号から血圧が算出されたり、血圧計2で測定が中止された後の血圧が算出されたり、して、適切な値が算出されないという事態を自動的に防ぐことができ、精度よく血圧を測定することができる。
[変形例2]
複数の被測定者の血圧を血圧計2を用いて測定し、被測定者ごとに測定結果を記憶させるという用いられ方が考えられる。血圧計2がメモリ機能を有さない場合、モジュール1で該機能を実現することができる。
モジュール1のメモリ16が一人の被測定者用の記憶領域を備える場合、被測定者に対応したモジュール1を図1に示されるように血圧計2とカフ5との間に接続することで、メモリ16に対応する被測定者についての測定結果を記憶させることができる。つまり、被測定者ごとにモジュール1を接続し直すことで、対応する被測定者についての測定結果を記憶させることができる。
他の方法として、図9に示されるように、血圧計2とカフ5との間に、各々被測定者に対応付けられている複数のモジュール1を接続し、そのうちの対応するモジュール1で測定させることで、該モジュール1に対応する被測定者についての測定結果を記憶させることもできる。
または、モジュール1のメモリ16が複数の被測定者の各々に対応付けられた記憶領域を含む場合、測定結果を指定された被測定者に対応する記憶領域に記憶させることもできる。その場合、好ましくは、モジュール1の操作部4には、図10に示されるように、被測定者を指定するためのスイッチ43,44が含まれる。これらスイッチは被測定者に対応付けられており、その人数に応じた数含まれる。格納部108は、予め、スイッチ43,44に対応するメモリ16の記憶領域を記憶している。CPU11が測定開始時などの所定のタイミングに操作部4から被測定者を指定する操作信号を受信した場合には、ステップS109で格納部108は、操作されたスイッチに対応するメモリ16の記憶領域に測定結果を記憶する。
モジュール1がこのように用いられることで、または図9に示されるような構成および動作を行なうことで、測定結果が、モジュール1に被測定者に関連付けて記憶される。そのため、血圧計2が演算機能を備えていない場合であっても、モジュール1で、メモリ16に被測定者ごとに記憶された測定結果を用いて各種演算を行なうことができる。
[変形例3]
上の例では、血圧計2が一般的な、加圧測定式または減圧測定式の電子血圧計であれば、どのような電子血圧計であってもモジュール1で血圧を測定し、各種演算が可能である構成が示されている。しかしながら、電子血圧計の中には、特殊な方法で加圧または減圧を行なうものもある。そして、モジュール1を、特にそのような特定の電子血圧計に対して用いることを許可し、その他の電子血圧計に対しては用いることを許可しないこともできる。
加圧測定式の電子血圧計であって、上記特殊な方法で加圧を行なう電子血圧計の具体例としては、たとえば、本願出願人は、特開平4−158833号公報において、ファジイ理論を利用して加圧速度を変化させる方法を開示している。また、特開平10−314132号公報において、曲線的に加圧速度を変化させる方法を開示している。減圧測定式の電子血圧計であって、上記特殊な方法で加圧を行なう電子血圧計の具体例としては、たとえば、本願出願人は、特開平6−38935号公報や特開平7−8464号公報において、測定する帯域までは急速に減圧し、該帯域では緩やかに減圧する方法を開示している。
血圧計2がこれら特殊な方法で加圧または減圧を行なう電子血圧計である場合、空気袋51の内圧は所定のパタンで変化する。たとえば、血圧計2が特開平10−314132号公報に開示されているような曲線的に加圧速度を変化させて血圧を測定する電子血圧計である場合、空気袋51の内圧は図11(A)に表わされるように、ST1期間で曲線的に変化する。また、血圧計2が特開平6−38935号公報や特開平7−8464号公報に開示されているように段階的に減圧速度を変化させて血圧を測定する電子血圧計である場合、空気袋51の内圧は図11(B)に表わされるように、ST3’期間で急激に減少する。第3の変形例にかかるモジュール1は、パタン記憶部106に、たとえば図11(A)や図11(B)に表わされたような、内圧変化の所定のパタンを記憶しておく。判断部103は、入力部101から入力された値とその直前に入力部101から入力されて圧力記憶部102に記憶されている値とから得られる空気袋51の内圧変化と、パタン記憶部106に記憶されているパタンとを比較することで、これらが一致、またはほぼ一致と言えるか否かを判断する。具体的には、たとえば、判断部103は、入力部101から入力された値とその直前に入力部101から入力されて圧力記憶部102に記憶されている値とから得られる直線(または曲線)と、パタン記憶部106に記憶されているパタンである直線(または曲線)との相関を求め、その相関が予め規定されている所定値以上である場合に、該パタンに一致している、つまり、接続されている血圧計2が許可されている電子血圧計であると判断することができる。
図12を用いて、モジュール1の動作の第3の変形例として、接続されている血圧計2の認証を含む動作について説明する。図12の動作もまた、CPU11が操作部4からの操作信号に従ってメモリ15に記憶されている制御プログラムを読み出して実行し、図5に示される各機能を発揮させることによって実現される。
図12を参照して、図7と同様にステップS101で圧力センサ13でエア管10A,10Bを挟んで接続された閉空間である空気袋51内の圧力が測定され、入力部101にセンサ信号が入力される。判断部103は、入力部101から入力された値とその直前に入力部101から入力されて圧力記憶部102に記憶されている値とから得られる空気袋51の内圧変化と、パタン記憶部106に記憶されているパタンとを比較することで、これらが一致、またはほぼ一致と言えるか否かを判断する。第3の具体例での判断部103においては、圧力記憶部102に記憶されている値が、図7や図8に表わされた動作における該判断時よりも多く用いられてもよい。
判断部103において、入力部101から入力された値とその直前に入力部101から入力されて圧力記憶部102に記憶されている値とから得られる空気袋51の内圧変化と、パタン記憶部106に記憶されているパタンとが一致、またはほぼ一致していると判断されると(ステップS103’でYES)、以降、図7のステップS105からの動作と同じ動作が行なわれて、算出部104で血圧値が算出されて、記憶・表示される。
他の動作例として、いずれと判断された場合にも算出部104で血圧値が算出され、パタンと一致、またはほぼ一致していると判断された場合に、表示処理部107で測定結果を表示する処理がなされてもよい。
モジュール1が図11に表わされたようなパタンを記憶し、上述の第3の変形例にかかる動作を行なうことで、予めパタンが登録された許可された電子血圧計が血圧計2として接続された場合に、測定結果が記憶されることになる。このようにすることで、信頼性の高い電子血圧計を許可し、そうでない電子血圧計を不許可とする、などの用い方をすることができ、信頼性の高い測定結果を得ることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 モジュール、1A,1B,2A,5A 接続部、1C 空気路、2 血圧計、3,4 操作部、5 カフ、10,10A,10B エア管、11,20 CPU、13,23 圧力センサ、14,24 表示部、15,16,25 メモリ、17 I/F、18,28 発振回路、19,29 電源、21 ポンプ、22 弁、26,27 駆動回路、51 空気袋、41〜44 スイッチ、101 入力部、102 圧力記憶部、103 判断部、104 算出部、105 しきい値記憶部、106 パタン記憶部、107 表示処理部、108 格納部。

Claims (7)

  1. 電子血圧計に接続するためのモジュールであって、
    第1のエア管を接続するための第1の接続部と、
    第2のエア管を接続するための第2の接続部と、
    前記第1の接続部および前記第2の接続部を含む空気路に接続される圧力センサと、
    前記空気路が、少なくとも前記第1のエア管を間に挟んで前記電子血圧計と接続され、少なくとも前記第2のエア管を間に挟んで空気袋と接続された状態で、前記圧力センサで検出される前記空気袋の内圧変化に基づき、前記空気袋が装着された被測定者の血圧値を算出するための算出手段と、
    前記算出された血圧値を記憶するための記憶手段とを備える、機能追加モジュール。
  2. 前記空気路が、少なくとも前記第1のエア管を間に挟んで前記電子血圧計と接続され、少なくとも前記第2のエア管を間に挟んで空気袋と接続された状態で、前記圧力センサで検出される前記空気袋の内圧変化に基づいて、前記空気袋の内圧変化の期間のうち、前記電子血圧計での血圧値の算出に用いられる期間を判断するための第1の判断手段をさらに備え、
    前記算出手段は、前記空気路が、少なくとも前記第1のエア管を間に挟んで前記電子血圧計と接続され、少なくとも前記第2のエア管を間に挟んで空気袋と接続された状態で、前記圧力センサで検出される前記空気袋の内圧変化のうち、前記判断された期間における内圧変化に基づいて前記血圧値を算出する、請求項1に記載の機能追加モジュール。
  3. 前記第1の判断手段は、前記空気袋の内圧変化量が予め記憶されている所定範囲である場合に、当該内圧変化の期間を前記電子血圧計での血圧値の算出に用いられる期間であると判断する、請求項2に記載の機能追加モジュール。
  4. 前記空気路が、少なくとも前記第1のエア管を間に挟んで前記電子血圧計と接続され、少なくとも前記第2のエア管を間に挟んで空気袋と接続された状態で、前記圧力センサで検出される前記空気袋の内圧変化と、予め電子血圧計に関連付けて記憶されている前記空気袋の内圧変化のパタンとに基づいて、前記第1のエア管を間に挟んで接続された前記電子血圧計が予め記憶されている電子血圧計であるか否かを判断する第2の判断手段をさらに備え、
    前記算出手段は、前記空気路が、少なくとも前記第1のエア管を間に挟んで前記予め記憶されている電子血圧計と接続され、少なくとも前記第2のエア管を間に挟んで空気袋と接続された状態で、前記圧力センサで検出される前記空気袋の内圧変化に基づいて前記血圧値を算出する、請求項1〜3のいずれかに記載の機能追加モジュール。
  5. 前記記憶手段は、被験者に対応付けられた記憶領域を含み、
    前記空気袋が装着される前記被験者を指定する操作を受付けるための操作手段をさらに備え、
    前記記憶手段は、前記指定された被験者に対応付けられた記憶領域に前記算出された血圧値を記憶する、請求項1〜4のいずれかに記載の機能追加モジュール。
  6. 当該機能追加モジュールに対して電力を供給するための電源と、
    前記前記圧力センサで検出される前記空気路の内圧変化が予め記憶されている所定量以上である場合に、前記電源から当該機能追加モジュールに対して電力を供給するよう制御するための制御手段とをさらに備える、請求項1〜5のいずれかに記載の機能追加モジュール。
  7. 外部装置に電気的に接続するための第3の接続部と、
    前記記憶手段に記憶される情報を前記第3の接続部に接続される前記外部装置に対して出力するための出力手段とをさらに備える、請求項1〜6のいずれかに記載の機能追加モジュール。
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