JP2010206135A - 電子部品の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】角部分付近からメッキ液等の水分が素体内に進入することを防止し、電子部品の信頼性を向上させることができる電子部品の製造方法を提供する。
【解決手段】端面2a,2bの外縁の角部分9に曲率半径が形成されている素体2について、第一ペースト層16を形成した後、スクリーン印刷することによって第二ペースト層17を形成する。スクリーンメッシュ51を角部分16aまで周り込ませることによって、角部分16aにおける導電性ペーストの付着部分の表面積を大きくする。また、スクリーンメッシュ51が引き剥がされる際に角部分16a付近で導電性ペーストが切れて垂れ、更に表面張力の影響により、角部分16a付近の導電性ペーストの量を多くする。以上によって、第二ペースト層17の厚みを素体2の角部分9付近で大きくすることで、角部分9付近の外部電極3の厚みを十分に確保する。
【選択図】図4

Description

本発明は、電子部品の製造方法に関するものである。
従来の電子部品の製造方法として、グリーンシートと内部電極材料を交互に積層して焼成することによって形成したエレメント(素体)の端面を電極材料ペイント(導電性ペースト)に浸漬させて第1層を形成した後、引き上げて再び電極材料ペイントに浸漬させて第2層を形成し、焼成して外部電極を形成するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−144660号公報
上述の電子部品の製造方法においては、素体を形成した後、導電性ペーストに端部を浸漬させて焼成することによって外部電極を形成している。しかしながら、この製造方法では、浸漬後に素体を引き離す際、端面の中央位置付近で導電性ペーストが引張られることによって、ペースト膜の中央位置付近の厚みが大きくなる一方、素体の端面と側面の間の角部分付近の厚みが薄くなっていた。この結果、外部電極の厚みは、湾曲した角部分付近で薄くなり、焼成工程後のメッキ工程において、薄くなった部分からメッキ液等の水分が素体内に進入する虞があった。従って、従来の製造方法によって製造された電子部品では、メッキ工程の際に素体内に進入した水分の影響によって、電子部品の特性が劣化してしまう虞があった。
本発明は、角部分付近からメッキ液等の水分が素体内に進入することを防止し、電子部品の信頼性を向上させることができる電子部品の製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係る電子部品の製造方法は、一対の端面と端面同士を連結する四つの側面を有する略直方体の素体と、素体の端面に形成された外部電極とを備える電子部品の製造方法であって、端面と側面との間の角部分が湾曲した素体を準備する素体準備工程と、端面、角部分を導電性ペーストに浸漬させることによって、第一ペースト層を形成する第一ペースト層形成工程と、第一ペースト層を乾燥させる乾燥工程と、乾燥させた第一ペースト層をスクリーンメッシュで覆ってスクリーン印刷することによって、第二ペースト層を形成する第二ペースト層形成工程と、を有することを特徴とする。
本発明に係る電子部品の製造方法では、端面と側面との間の角部分が湾曲した素体について、端面及び角部分を覆うように浸漬により第一ペースト層を形成し、その第一ペースト層をスクリーンメッシュで覆ってスクリーン印刷することによって第二ペースト層を形成する第二ペースト層形成工程を有している。第一ペースト層は浸漬によって形成されているため、その角部分は丸みをおびる。スクリーンメッシュを用いて、丸みをおびた角部分を有する第一ペースト層に対してスクリーン印刷を行った場合、スクリーンメッシュが柔軟性を有しているため、スキージに押付けられることによってスクリーンメッシュが角部分まで周り込む。このように、湾曲した角部分に対してスクリーンメッシュでスクリーン印刷を行うと、湾曲していないものに比べて、角部分における導電性ペーストの付着部分の表面積を大きくすることができ、これによって、導電性ペーストの付着量を多くすることができる。また、スキージが押し当てられていないときの角部分の曲面とスクリーンメッシュとは離間しているため、角部分の曲面とスクリーンメッシュの上面との間のマージンはスクリーンメッシュの厚みよりも大きくなる。従って、第一ペースト層の角部分には、導電性ペーストが溜まり易くなる。
更に、スクリーン印刷において、スクリーンメッシュが引き離される際、スクリーンメッシュ側に付着した導電性ペーストは、第一ペースト層に形成された第二ペースト層の角部分付近で引っ張られ、当該位置で切り離される。スクリーンメッシュ側に付着した導電性ペーストのうち、第二ペースト層に引張られ、切れて当該第二ペースト層側に残留した導電性ペーストは、湾曲した角部分側に垂れて、角部分付近の第二ペースト層の一部となる。特に、上述のように、角部分とスクリーンメッシュとの間のマージンが大きいため、角部分には、導電性ペーストが溜まり易くなっている。このような作用によって、第二ペースト層を形成する導電性ペーストは角部分付近に多く付着する。従って、表面張力の影響により、第一ペースト層上面の中央位置付近の導電性ペーストが角部分に引張られる。これによって、第一ペースト層上面の中央位置付近では導電性ペーストの量が少なくなり、角部分付近の導電性ペーストの量が更に多くなる。
以上によって、第二ペースト層の厚みは、第一ペースト層の角部分付近(すなわち素体の角部分)で大きくなる。この状態で焼成、メッキを行うことによって、素体の角部分付近の外部電極の厚みを十分に確保することが可能となる。従って、メッキを行う際に、素体の角部分付近からメッキ液等の水分が素体内に進入することを防止し、電子部品の信頼性を向上させることができる。
特に、例えば第一ペースト層をスクリーン印刷で形成し第二ペースト層を浸漬により形成した場合、製造誤差によって素体の角部分の曲率半径の大きさにばらつきが生じることによって第一ペースト層の角部分付近の厚みが十分確保できず、その結果角部分付近の外部電極の厚みを確保できない場合があり、更に、素体の側面における外部電極の厚み(H寸法)の大きさが大きくなりすぎる場合がある。しかし、本発明に係る製造方法によれば、浸漬により第一ペースト層を形成するため、自然に角部分に丸みが形成される。従って、素体の角部分の曲率半径のばらつきに関わらず、確実に素体の角部分付近の外部電極の厚みを確保することができる。更に、素体の側面における外部電極の厚み(H寸法)が大きくなりすぎることを防止できるため、実装時のはんだ付け性を改善することが可能となり、実装不良を低減することができる。
また、第一ペースト層形成工程で、端面を覆うように導電性ペーストに浸漬させて、第一ペースト層を形成することによって、外部電極のうち、端面と直交する四つの側面に周り込む部分の大きさ(B寸法)を大きくすることができる。これによって、電子部品の実装時におけるチップ立ちを防止することが可能となる。更に、柔軟性を有するスクリーンメッシュを用いて第二ペースト層を形成しているため、スクリーン印刷のために素体の保持を行う際に、保持された素体の間で高さ方向あるいは水平方向にばらつきがあった場合であっても、素体同士で略均一な厚み及び形状の第一ペースト層を形成することができる。これによって、電子部品の生産性を向上させることができる。また、素体の端面に対してスクリーンメッシュを通して導電性ペーストを付着させるため、スクリーンメッシュのフィルトレーション効果によって、外部電極に異物が混入することを抑制することができる。
また、本発明に係る電子部品の製造方法では、第一ペースト層形成工程の後、端面を平面板に押し当てるブロット工程を更に有することが好ましい。これによって、端面の中央位置付近の第一ペースト層の厚みを調整し、外部電極の寸法を調整することが可能となる。
また、本発明に係る電子部品の製造方法では、素体が、一対の端面同士が対向する方向と直交する方向に複数の誘電体層と複数の内部電極とを交互に積層させることによって構成され、誘電体層と内部電極とが交互に積層される領域である第一領域と、第一領域を積層方向に挟み込む少なくとも一対の誘電体層からなる領域である第二領域とを有する場合において、第一領域の内部電極のうち最も第二領域側の内部電極の位置における第一ペースト層の厚みをF1とすると共に第二ペースト層の厚みをF2とし、第一領域の中央位置における第一ペースト層の厚みをT1とすると共に第二ペースト層の厚みをT2とした場合、(T2−T1)<(F2−F1)の関係が成り立つことが好ましい。以上によって、第二ペースト層の角部分付近の大きさを大きくし、第一領域の中央位置付近の大きさを小さくすることで、外部電極の角部分付近の厚みを確保してメッキをする際における水分の進入を防止しつつ、製品規格寸法に合わせた厚みの外部電極を形成することができる。ここで、(T2−T1)<(F2−F1)の関係を成り立たせることが特に好ましい理由について以下に述べる。すなわち、本発明者らは、第二ペースト層の角部の厚さである寸法R2を厚く形成することでメッキ液の浸入を防止することが可能であるが、積層方向の最も外側の内部電極により近い領域に影響を及ぼす寸法Fを調整する方が、メッキ液の浸入に対して一層効果が顕著であることを見出した。この理由として、積層方向の最も外側の内部電極の位置における外部電極の厚みが、メッキ工程にて素体に水分が到達する際における最短距離となるからであることも見出した。従って、本発明においては、(T2−T1)<(F2−F1)の関係を成り立たせることによって、単に寸法R2を大きくする場合に比して、メッキ液の浸入に対して一層有利な効果を得ることができる。
本発明によれば、角部分付近からメッキ液等の水分が素体内に進入することを防止し、電子部品の信頼性を向上させることができる。
本発明の実施形態に係る製造方法によって製造された電子部品を示す断面図である。 電子部品の製造方法を示すフロー図である。 第一ペースト層形成工程からメッキ工程までの工程内容を示す図である。 第二ペースト層形成工程の工程内容を示す図である。 第二ペースト層形成工程の工程内容を示す図であって、素体の端面にスキージを押し当てる様子を示す拡大断面図である。 第二ペースト層形成工程の工程内容を示す図であって、素体の端面にスキージを押し当てた後の様子を示す拡大断面図である。 本発明の実施形態に係る電子部品の製造方法における第二ペースト層形成工程を終えた後の電子部品の一例を示す断面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
図1を参照して、本発明の実施形態に係る電子部品の製造方法によって製造された電子部品1の構成を説明する。図1は、本発明の実施形態に係る製造方法によって製造された電子部品1を示す断面図である。
図1に示すように、電子部品1は、例えば、セラミックコンデンサなどの電子部品であり、複数の板状のセラミックグリーンシートを積層して一体化することによって略直方体形状に構成された素体2と、素体2の両端面に形成された外部電極3,4とを備えて構成される。素体2は、素体2の長手方向に向かい合って互いに平行をなす一対の端面2a,2bと、端面2a,2bと直交すると共に端面2a,2b同士を連結する四つの側面2cを有する。外部電極3は、一方の端面2a及び端面2aと直交する四つの側面2cの各縁部の一部を覆うように形成されている。この四つの側面2cを覆う部分の大きさ、すなわち、外部電極3の端面2aを覆う部分における厚みが最大となる位置と側面2cを覆う部分における端部との間の寸法(図1においてBで示される)を以下B寸法と呼ぶ。このB寸法は、例えば、0.5〜0.6mm程度に設定される。また、外部電極4は、他方の端面2b及び端面2bと直交する四つの側面2cの各縁部の一部を覆うように形成されている。電子部品1は、例えば、縦が1.9〜2.2mm程度に設定され、横が1.1〜1.3mm程度に設定され、厚みが1.1〜1.3mm程度に設定されている。
外部電極3,4は、素体2の外面にCuやNi、あるいはAg、Pd等を主成分とする導電性ペーストを後述の方法によって付着させた後に所定温度(例えば、700℃程度)にて焼き付け、更に電気メッキを施すことにより、形成される。電気メッキには、Ni、Sn等を用いることができる。
素体2は、図1に示すように、複数の長方形板状の誘電体層6と、複数の内部電極7及び内部電極8とが積層された積層体として構成されている。内部電極7と内部電極8とは、素体2内において誘電体層6の積層方向(以下、単に「積層方向」と称する。)に沿ってそれぞれ一層ずつ配置されている。内部電極7と内部電極8とは、少なくとも一層の誘電体層6を挟むように対向配置されている。実際の電子部品1では、複数の誘電体層6は、互いの間の境界が視認できない程度に一体化されている。この素体2は、内部電極7,8と誘電体層6とが交互に複数積層される領域である第一領域2Aと、第一領域2Aを積層方向に挟み込む一対の誘電体層6からなる領域である第二領域2Bとを有している。なお、第二領域2Bは、二対以上の複数の誘電体層6から形成されていてもよい。素体2には、端面2a,2bと側面2cの間の角部分9が湾曲して所定の曲率半径を有するように面取り加工が施されている。図示されていないが、側面2cの外縁の角部分も湾曲して曲率半径を有するように面取り加工が施されている。素体2の角部分9の曲率半径は、例えば0.05〜0.15mm程度とされている。
内部電極7,8は例えば、NiやCuなどの導電材を含んでいる。内部電極7,8の厚みは、例えば1〜5μm程度である。内部電極7,8は、積層方向から見て互いに重なりあう領域を有するような形状であれば、特に形状は限定されず、例えば矩形状などの形状をなしている。内部電極7,8は、上記導電性材料を含む導電性ペーストの焼結体として構成される。内部電極7は外部電極3と電気的に接続されており、内部電極8は外部電極4と電気的に接続されている。
続いて、図2〜4を参照して本発明の実施形態に係る電子部品1の製造方法について説明する。図2は、電子部品1の製造方法を示すフロー図である。
図2に示すように、電子部品1の製造工程は、素体準備工程S1から工程を開始する。この素体準備工程S1では以下の処理がなされる。すなわち、誘電体層6となるセラミックグリーンシートを形成した後、当該セラミックグリーンシート上に内部電極7,8のパターンを導電性ペーストで印刷し、乾燥することによって電極パターンを形成する。このように電極パターンが形成されたセラミックグリーンシートを複数枚重ね合わせ、そのセラミックグリーンシートの積層体をそれぞれ素体2の大きさのチップとなるように切断する。続いて、ポリエチレン等の材料からなる密閉回転ポットに水と複数のチップと研磨用のメディアを入れて、この密閉回転ポットを回転させることによって、チップの角部分9の面取りが行われ、それぞれの角部分9が湾曲して所定の曲率半径を有することとなる(バレル研磨)。面取り加工を施したチップに所定温度で所定時間加熱処理を施すことによって脱バインダを行う。脱バインダを行った後、更に高温で加熱して焼成を行うことで素体2を得る。以上の処理によって、素体準備工程S1が終了する。
素体準備工程S1の後、素体保持工程S2が行われる。この素体保持工程S2は、素体準備工程S1で準備した素体2を複数並べて保持する工程である。素体保持工程S2では、キャリアプレートなどの公知の保持冶具50を用いて、素体2の一方の端面2aが上方を向くように他方の端面2b側において側面2cを保持する(図4)。
図3は第一ペースト層形成工程S3からメッキ工程S8までの工程内容を示す図である。素体保持工程S2の後、第一ペースト層形成工程S3が行われる。第一ペースト層形成工程S3は、保持冶具50で保持された素体2の端面2aをプレート状の塗布用ベッド上に載せられた導電性ペースト中に浸漬させることによって、第一ペースト層16を形成する工程である。この第一ペースト層形成工程S3を行うことによって、端面2aを周り込ませて素体2の四つの側面2cにも導電性ペーストを付着させることができる。これによって、図3(a)に示すような第一ペースト層16が形成される。
第一ペースト層形成工程S3が行われた後、ブロット工程S4が行われる。第一ペースト層形成工程S3において、端面2aを導電性ペーストに浸漬させて引き上げると、付着した第一ペースト層16が引張られて端面2aの中央位置付近の厚みが大きくなる。従って、ブロット工程S4では、第一ペースト層16をプレートに押付けて引き離すことによって厚みの大きな部分の導電性ペーストを拭い取り、中央位置における第一ペースト層16の厚みを薄くすることができる。導電性ペーストを拭い取った後、乾燥工程S5が行われる。乾燥工程S5では、150〜170℃で7〜9分加熱して乾燥を行って第一ペースト層16を硬化させる。ここで、乾燥工程S5における乾燥を自然乾燥で行った場合は、角部分9のペーストが表面張力によるレベリングによって平坦化してしまい、厚みが更に薄くなってしまう虞がある。しかし、本実施形態では、乾燥工程S5における乾燥を積極的に加熱して行うことによって、角部分9におけるペーストの厚みが薄くなってしまうことを防止することができる。
乾燥工程S5の後、第二ペースト層形成工程S6が行われる。図4は、第二ペースト層形成工程S6の工程内容を示す図である。この第二ペースト層形成工程S6は、端面2aに形成された第一ペースト層16をスクリーンメッシュ51で覆ってスクリーン印刷することによって、第一ペースト層16を覆うように第二ペースト層17を形成する工程である。第二ペースト層形成工程S6では、具体的には、図4に示すように、保持冶具50に固定された素体2の端面2aの第一ペースト層16をスクリーンメッシュ51で上方から覆い、スクリーンメッシュ51の上面側で、導電性ペースト52を一の方向Dに向かって掻き寄せるようにスキージ53を移動させる。これによって、スキージ53で素体2の端面2aの第一ペースト層16にスクリーンメッシュ51が押し当てられる際に第一ペースト層16に導電性ペースト52が印刷され、第二ペースト層17が形成される。端面2a側の第二ペースト層形成工程S6の後、上述の素体保持工程S2から第二ペースト層形成工程S6まで同様の工程内容が行われることによって、端面2b側にも第一ペースト層16及び第二ペースト層17が形成される。あるいは、端面2a側に第一ペースト層16を形成した後、端面2b側に第一ペースト層16を形成し、その後第二ペースト層17を形成してもよい。
第二ペースト層形成工程S6が終了すると、焼成工程S7が行われる。焼成工程S7では、700〜800℃で熱処理を行うことによって、図3(c)に示すように外部電極3,4を焼成する。焼成工程S7が行われた後、メッキ工程S8が行われる。メッキ工程S8は、電子部品1の表面にNiメッキ層やSnメッキ層を形成する工程である。具体的に、このメッキ工程S8では、バレル内のメッキ液に電子部品1を浸漬させた後、バレルを回転させつつ電子部品1の表面にメッキが施される。以上によって、図2に示す工程が終了し、電子部品1を得ることができる。
次に、本発明の第一実施形態に係る電子部品1の製造方法の作用・効果について、図5及び図6を参照して説明する。図5は、第二ペースト層形成工程S6の工程内容を示す図であって、素体2の第一ペースト層16にスキージ53を押し当てる様子を示す拡大断面図である。図6は、第二ペースト層形成工程S6の工程内容を示す図であって、素体2の第一ペースト層16にスキージ53を押し当てた後の様子を示す拡大断面図である。
従来の電子部品の製造方法においては、素体を形成した後、導電性ペーストに端部を一回、あるいは複数回浸漬させるのみの工程を行い(本実施形態のS3と同様の処理を行う)、焼成することによって外部電極を形成していた。しかし、この製造方法では、浸漬後に素体を引き離す際、端面の中央位置付近で導電性ペーストが引張られることによって、ペースト膜の中央位置付近の厚みが大きくなる一方、素体の角部分付近の厚みが薄くなっていた。この結果、外部電極の厚みは、曲率半径を有する角部分付近で薄くなり、焼成工程後のメッキ工程において、薄くなった部分からメッキ液等の水分が素体内に進入する虞があった。従って、従来の製造方法によって製造された電子部品では、メッキ工程の際に素体内に進入した水分の影響によって、電子部品の特性が劣化してしまう虞があった。特に、セラミックコンデンサにおいては、絶縁抵抗が小さくなるため、漏れ電流が発生するという不具合が生じる虞があった。更に、導電性ペーストに端部を複数回浸漬させて外部電極を形成した場合は、端面の中央位置における外部電極の厚み(T寸法)が厚くなりすぎてしまい、製品の規格寸法に対し余分な肉厚が形成される可能性がある。
本発明の第一実施形態に係る電子部品1の製造方法では、端面2a,2bの外縁の角部分9に曲率半径が形成されている素体2について、端面2a,2b及び角部分9を覆うように浸漬により第一ペースト層16を形成し、その第一ペースト層16をスクリーンメッシュ51で覆ってスクリーン印刷することによって第二ペースト層17を形成する第二ペースト層形成工程S6を有している。スクリーンメッシュ51を用いて、丸みをおびた角部分16aを有する第一ペースト層16に対してスクリーン印刷を行った場合、スクリーンメッシュ51が柔軟性を有しているため、図5(a)に示すように、スキージ53に押付けられることによってスクリーンメッシュ51が角部分16aまで周り込む。角部分16aにまでスクリーンメッシュ51が周り込むことによって、角部分16aの曲面の略全体に導電性ペーストを付着させることができる。仮に、角部分が丸みを帯びていないような角部分にスクリーン印刷をした場合、スクリーンメッシュ51は角部分に周り込むことはできない。従って、大きな曲率半径を有する第一ペースト層16の角部分16aに対してスクリーンメッシュ51でスクリーン印刷を行うと、角部分16aにおける導電性ペーストの付着部分の表面積を大きくすることができ、これによって、導電性ペーストの付着量を多くすることができる。
また、図5(b)に示すように、第一ペースト層16とスクリーンメッシュ51の上面との間のマージンはスクリーンメッシュ51の厚みと同等の寸法となるため、第一ペースト層16の上面に付着する導電性ペーストの厚みはスクリーンメッシュ51の厚みと略同一となる。一方、スキージ53が押し当てられていないときの角部分16aの曲面とスクリーンメッシュ51とは離間しているため、角部分16aの曲面とスクリーンメッシュ51の上面との間のマージンはスクリーンメッシュ51の厚みよりも大きくなる(図5においてはマージンの最大寸法M1を示す)。従って、角部分16aには、導電性ペーストが溜まり易くなる。
図6に示すように、端面2aの第一ペースト層16をスキージ53が通過してスクリーンメッシュ51が引き離される様子が素体2Aにおいて示されている。スクリーンメッシュ51が引き離される際、スクリーンメッシュ51側に付着した導電性ペースト52は、端面2a側に形成された第二ペースト層17に、角部分16a付近で引っ張られ、当該位置で切り離される。スクリーンメッシュ51の導電性ペースト52が第一ペースト層16から切り離された後の様子が素体2Bにおいて示されている。スクリーンメッシュ51の導電性ペースト52のうち、第二ペースト層17に引張られ、切れて当該第二ペースト層17側に残留した導電性ペーストは、湾曲した角部分16a側に垂れて、角部分16a付近の第二ペースト層17の一部となる。特に、上述のように、角部分16aとスクリーンメッシュ51との間のマージンが大きいため、角部分16aには、導電性ペースト52が溜まり易い構成となっており、第二ペースト層17の厚みは角部分16a付近で大きくなる。
更に、導電性ペーストが角部分16a付近に垂れた後の様子が素体2Cにおいて示されている。上述の作用によって、第二ペースト層17を形成する導電性ペーストは角部分16a付近に多く付着する。従って、表面張力の影響により、第一ペースト層16上面の中央位置付近の導電性ペーストが角部分16aに引張られる。これによって、第一ペースト層16上面の中央位置付近では導電性ペーストの量が少なくなり、角部分16a付近の導電性ペーストの量が更に多くなる。なお、導電性ペーストは、表面張力により角部分16aで留まるため、第一ペースト層16の側面側にまでは周り込まない。従って、素体2の側面2cにおける外部電極の厚み(H寸法)が大きくなりすぎることを防止できる。
以上によって、第二ペースト層17の厚みは、角部分16a付近で大きくなる。この状態で第二ペースト層17を形成し、焼成、メッキを行うことによって、角部分9付近の外部電極3の厚みを十分に確保することが可能となる。従って、焼成工程S7後のメッキ工程S8において、角部分9付近からメッキ液等の水分が素体2内に進入することを防止し、電子部品1の信頼性を向上させることができる。
特に、例えば第一ペースト層16をスクリーン印刷で形成し第二ペースト層17を浸漬により形成した場合、製造誤差により素体2の角部分9の曲率半径の大きさにばらつきが生じることによって第一ペースト層16の角部分9付近の厚みが十分確保できず、その結果角部分9付近の外部電極の厚みを確保できない場合があり、更に、素体2の側面2cにおける外部電極の厚み(H寸法)の大きさが大きくなりすぎる場合がある。しかし、本実施形態の製造方法によれば、浸漬により第一ペースト層16を形成するため、自然に角部分16aに丸みが形成される。従って、素体2の角部分9の曲率半径のばらつきに関わらず、確実に角部分9付近の外部電極の厚みを確保することができる。更に、素体2の側面2cにおける外部電極の厚み(H寸法)が大きくなりすぎることを防止できるため、実装時のはんだ付け性を改善することが可能となり、実装不良を低減することができる。
また、第一ペースト層形成工程S3で、端面2a,2bを導電性ペーストに浸漬させて、第一ペースト層16を形成することによって、外部電極3,4のうち、端面2a,2bと直交する四つの側面2cに周り込む部分の大きさ、すなわちB寸法を大きくすることができる。これによって、電子部品1の実装時におけるチップ立ちを防止することが可能となる。
また、金属製のマスクプレートでペースト層を形成する場合は、素体保持工程S2において、保持された素体2の間で高さ方向あるいは水平方向にばらつきがあった際にペースト層の厚みや形状が素体2ごとに異なってしまう。しかし、本実施形態においては、柔軟性を有するスクリーンメッシュ51を用いて第二ペースト層を形成しているため、素体保持工程S2において、保持された素体2の間で高さ方向あるいは水平方向にばらつきがあった場合であっても、素体2同士で略均一な厚み及び形状の第一ペースト層を形成することができる。これによって、電子部品1の生産性を向上させることができる。
また、素体2の端面2a,2bに形成された第一ペースト層16に対してスクリーンメッシュ51を通して導電性ペーストを付着させるため、スクリーンメッシュ51のフィルトレーション効果によって、外部電極3,4に異物が混入することを抑制することができる。
また、本実施形態に係る電子部品1の製造方法では、第一ペースト層形成工程S3の後、端面2a,2bを平面板に押し当てるブロット工程S4を更に有している。これによって、端面2a,2bの中央位置付近の第一ペースト層16の厚みを調整し、外部電極3,4の寸法を調整することが可能となる。
ここで、図7は、本発明の実施形態に係る電子部品1の製造方法における第二ペースト層形成工程S6を終えた後の電子部品1の一例を示す断面図である。図7に示すように、本発明の実施形態に係る製造方法によって製造される電子部品1では、素体2の第一領域2Aと第二領域2Bの境界部分、すなわち積層方向の最も外側の内部電極8の位置における第二ペースト層17の厚さ(当該位置における第二ペースト層17の外側端部と素体2の端面2aとの間の距離であり、図7においてF2と示される)と第一ペースト層16の厚さ(当該位置における第一ペースト層16の外側端部と素体2の端面2aとの間の距離であり、図7においてF1と示される)の差を、第二ペースト層17のうち、素体2の第一領域2Aの中央位置に対応する部分における厚さ(当該位置における第二ペースト層17の外側端部と素体2の端面2aとの間の距離であり、図7においてT2と示される)と第一ペースト層16の厚さ(当該位置における第一ペースト層16の外側端部と素体2の端面2aとの間の距離であり、図7においてT1と示される)の差に比べて大きくすることができる。すなわち寸法T2、寸法T1、寸法F1、寸法F2との間には、(T2−T1)<(F2−F1)の関係が成り立つ。以上によって、第二ペースト層17の角部分9付近の大きさを大きくし、第一領域2Aの中央位置付近の大きさを小さくすることで、外部電極3,4の角部分9付近の厚みを確保してメッキ工程S8における水分の進入を防止しつつ、製品規格寸法に合わせた厚みの外部電極3,4を形成することができる。ここで、本発明者らは、角部分9付近の外部電極の厚み(寸法R1や寸法R2)を厚く形成することでメッキ液の浸入を防止することが可能であるが、積層方向の最も外側の内部電極8により近い領域に影響を及ぼす寸法Fを調整する方が、メッキ液の浸入に対して一層効果が顕著であることを見出した。この理由として、積層方向の最も外側の内部電極8の位置における外部電極3,4の厚みが、メッキ工程S8にて素体2に水分が到達する際における最短距離となるからであることも見出した。従って、本実施形態においては、(T2−T1)<(F2−F1)の関係を成り立たせることによって、単に寸法Rを大きくする場合に比して、メッキ液の浸入に対して一層有利な効果を得ることができる。
次に、上述の製造方法によって製造した電子部品1の実施例を示す。この実施例において、第一ペースト層16を形成する導電性ペーストの粘度は、10回転粘度が60Pa・sであり、100回転粘度が22.3Pa・sである。また、第二ペースト層17の粘度は、10回転粘度が30Pa・sであり、100回転粘度が23.2Pa・sである。この粘度は、「JIS Z 8803」に示す測定方法に基づいて、共軸二重円筒形回転粘度計により測定した値である。
この条件で各ペースト層を形成した場合、図7に示す寸法T1、T2、F1、F2、R1、R2、B1、B2、H1、H2はそれぞれ表1に示す値となる。寸法B2は、第二ペースト層17の厚みが最大となる位置と側面2c側まで回り込んだ部分の端部との間の寸法であり、寸法B1は、第一ペースト層16の厚みが最大となる位置と側面2cまで回り込んだ部分の端部との間の寸法である。なお、表1中のrとは素体2の角部分9の曲率半径である。また、寸法H1と寸法H2は略同一の大きさとなる。
Figure 2010206135
以上、本発明の好適な実施形態について説明してきたが、本発明は必ずしも上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
例えば、本実施形態では、第一ペースト層形成工程S3の後にブロット工程S4を行ったが、必ずしも必要ではなく、ブロット工程S4を行わずに乾燥工程S5を行ってもよい。
1…電子部品、2…素体、2a,2b…端面、2c…側面、2A…第一領域、2B…第二領域、3,4…外部電極、6…誘電体層、7,8…内部電極、9…角部分、16…第一ペースト層、17…第二ペースト層、51…スクリーンメッシュ、S2…素体準備工程、S3…第一ペースト層形成工程、S4…ブロット工程、S5…乾燥工程、S6…第二ペースト層形成工程。

Claims (3)

  1. 一対の端面と前記端面同士を連結する四つの側面を有する略直方体の素体と、前記素体の前記端面に形成された外部電極とを備える電子部品の製造方法であって、
    前記端面と前記側面との間の角部分が湾曲した前記素体を準備する素体準備工程と、
    前記端面、前記角部分を導電性ペーストに浸漬させることによって、第一ペースト層を形成する第一ペースト層形成工程と、
    前記第一ペースト層を乾燥させる乾燥工程と、
    乾燥させた前記第一ペースト層をスクリーンメッシュで覆ってスクリーン印刷することによって、第二ペースト層を形成する第二ペースト層形成工程と、
    を有することを特徴とする電子部品の製造方法。
  2. 前記第一ペースト層形成工程の後、前記端面を平面板に押し当てるブロット工程を更に有することを特徴とする請求項1記載の電子部品の製造方法。
  3. 前記素体が、一対の前記端面同士が対向する方向と直交する方向に複数の誘電体層と複数の内部電極とを交互に積層させることによって構成され、前記誘電体層と前記内部電極とが交互に積層される領域である第一領域と、前記第一領域を積層方向に挟み込む少なくとも一対の誘電体層からなる領域である第二領域とを有する場合において、
    前記第一領域の前記内部電極のうち最も前記第二領域側の内部電極の位置における前記第一ペースト層の厚みをF1とすると共に前記第二ペースト層の厚みをF2とし、前記第一領域の中央位置における前記第一ペースト層の厚みをT1とすると共に前記第二ペースト層の厚みをT2とした場合、(T2−T1)<(F2−F1)の関係が成り立つことを特徴とする請求項1又は2記載の電子部品の製造方法。
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