JP2010203321A - 内燃機関のegrシステム - Google Patents

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孝 小川
Shinobu Ishiyama
忍 石山
Tomoyuki Ono
智幸 小野
Yoshinori Yanase
佳紀 柳瀬
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Abstract

【課題】本発明は、内燃機関において低温燃焼が行われている時にその運転状態が緩加速運転となり低温燃焼領域から通常燃焼領域に移行する際に、EGRガス量をより好適に制御することでNOx排出量を低減することを目的とする。
【解決手段】低温燃焼領域Aでは、高圧EGR弁の開度を全開にすると共にスロットル弁の開度を基準開度よりも小さくすることでEGRガスを導入させ、低温燃焼領域Aよりも機関負荷が高い通常燃焼領域Bでは、高圧EGR弁を全開に制御し且つノズルベーンの開度を基準開度よりも小さくすることでEGRガスを導入させるEGR制御手段を備え、内燃機関の運転状態が低温燃焼領域Aから通常燃焼領域Bに移行する過渡運転時は、定常運転時に比べて低温燃焼領域Aを高負荷側に拡大する。
【選択図】図4

Description

本発明は、内燃機関のEGRシステムに関する。
従来、内燃機関から排出されるNOxを低減するために、内燃機関の排気をEGRガスとして吸気系に導入する技術が知られている。また、気筒内のEGRガス率をスモークの発生量が最大となる割合よりも高くすることでスモークの発生量を抑制する燃焼状態である低温燃焼を所定の運転領域で行う技術も知られている。
特許文献1には、EGRガスの導入方法に関する技術が開示されている。該特許文献1では、低負荷時にEGRガスを導入させる際にはターボチャージャのノズルベーンを開制御すると共にスロットル弁を閉制御し、中負荷時にEGRガスを導入させる際にはスロットル弁を開制御すると共にノズルベーンを閉制御する。
特開平10−266866号公報 特開2005−055952号公報 特開2007−255323号公報
本発明は、内燃機関において低温燃焼が行われている時にその運転状態が緩加速運転となり低温燃焼領域から通常燃焼領域に移行する際に、EGRガス量をより好適に制御することでNOx排出量を低減することが可能な技術を提供することを目的とする。
本発明は、内燃機関の運転状態が緩加速運転となり低温燃焼領域から通常燃焼領域に移行する場合、低温燃焼領域を高負荷側に拡張するものである。
より詳しくは、本発明に係る内燃機関のEGRシステムは、
内燃機関の排気通路におけるターボチャージャのタービンよりも上流側の部分と内燃機関の吸気通路におけるターボチャージャのコンプレッサよりも下流側の部分とを連通するEGR通路と、
該EGR通路に設けられ吸気通路に導入されるEGRガスの量を制御するEGR弁と、
吸気通路における前記コンプレッサよりも下流側且つ前記EGR通路の接続部分よりも上流側に設けられたスロットル弁と、
前記タービンに設けられた可変ノズルベンーンと、
内燃機関の運転状態が第一の所定領域にあるときは気筒内のEGR率を上昇させて低温燃焼を行い、内燃機関の運転状態が該第一の所定領域以外の領域にあるときは通常燃焼を行う燃焼状態制御手段と、
内燃機関の運転状態が前記第一の所定領域にあるときは、前記EGR弁の開度を全開にすると共にスロットル弁の開度を基準開度よりも小さくし且つ前記ノズルベーンの開度を基準開度よりも大きくすることでEGRガスを導入させ、内燃機関の運転状態が前記第一の所定領域と隣接し且つ前記第一の所定領域よりも機関負荷が高い第二の所定領域にあるときは、前記EGR弁を全開にすると共にスロットル弁の開度を基準開度に制御し且つ前記ノズルベーンの開度を基準開度よりも小さくすることでEGRガスを導入させるEGR
制御手段と、を備え、
内燃機関の運転状態が前記第一の所定領域から前記第二の所定領域に移行する過渡運転時は、定常運転時に比べて前記第一の所定領域を高負荷側に拡大することを特徴とする。
本発明では、内燃機関の運転状態が第一の所定領域にある場合、即ち低温燃焼を行う場合は、スロットル弁を閉弁側に制御し且つノズルベーンを開弁側に制御することで、吸入空気量を抑制しつつ高EGR率を実現する。一方、内燃機関の運転状態が第二の所定領域にある場合は、スロットル弁の開度を基準開度に制御し且つノズルベーンを閉弁側に制御することで高過給・大量EGRを実現する。
ここで、内燃機関の運転状態が緩加速運転となり第一の所定領域から第二の所定領域に移行した場合、EGRガスの導入方法を変更する必要がある。しかしながら、過給圧の上昇には応答遅れがある。そのため、第一の所定領域と第二の所定領域との閾値を定常運転時と同一としたままで第二の所定領域に移行後直ちにEGRガスの導入方法を変更すると、EGRガス量が不足し、NOx排出量の増加を招く虞がある。
そこで、本発明では、内燃機関の運転状態が第一の所定領域から第二の所定領域に移行する過渡運転時は、定常運転時に比べて第一の所定領域を高負荷側に拡大する。
これによれば、定常運転時であれば第二の所定領域に属する領域においても低温燃焼が継続され、これによってEGRガス量が確保される。また、過給圧がより高くなった状態で内燃機関の運転状態が第二の所定領域に移行するため、移行後のEGRガス量も確保することが出来る。その結果、NOx排出量を低減することが出来る。
本発明によれば、内燃機関の運転状態が低温燃焼領域から通常燃焼領域に移行する際に、EGRガス量をより好適に制御することが出来、以って、NOx排出量を低減することが出来る。
第一の実施例に係る内燃機関およびその吸排気系の概略構成を示す図である。 第一の実施例に係る内燃機関の運転状態と低温燃焼領域及び中負荷通常燃焼領域との関係を示す図である。 第一の実施例に係る、加速運転時における内燃機関の運転状態と低温燃焼領域及び中負荷通常燃焼領域との関係を示す図である。 第一の実施例に係る、加速運転時におけるスロットル弁の開度、ノズルベーンの開度及びEGR弁の開度の推移を示す図である。 第二の実施例に係る内燃機関およびその吸排気系の概略構成を示す図である。 第二の実施例に係る、加速運転時における各スロットル弁の開度、ノズルベーンの開度及び各EGR弁の開度の推移を示す図である。
以下、本発明の具体的な実施形態について図面に基づいて説明する。本実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置等は、特に記載がない限りは発明の技術的範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
<実施例1>
本発明の第一の実施例について図1〜4に基づいて説明する。
(内燃機関およびその吸排気系の概略構成)
図1は、本実施例に係る内燃機関およびその吸排気系の概略構成を示す図である。内燃機関1は4つの気筒2を有する車両駆動用のディーゼルエンジンである。各気筒2には該気筒2内に燃料を直接噴射する燃料噴射弁3が設けられている。
内燃機関1には、インテークマニホールド5およびエキゾーストマニホールド7が接続されている。インテークマニホールド5には吸気通路4が接続されている。エキゾーストマニホールド7には排気通路6が接続されている。尚、本実施例においては、インテークマニホールド5及び吸気通路4を含んで本発明に係る吸気通路が構成され、エキゾーストマニホールド7及び排気通路6を含んで本発明に係る排気通路が構成される。
吸気通路4にはターボチャージャ8のコンプレッサ8aが設置されている。排気通路6にはターボチャージャ8のタービン8bが設置されている。タービン8bにはノズルベーン14が設けられている。つまり、ターボチャージャ8は、ノズルベーン14の開度を変更することでターボ出力を変更可能な可変容量型ターボチャージャである。
インテークマニホールド5には、吸気管圧を検出する吸気管圧力センサ23が設けられている。吸気通路4におけるコンプレッサ8aよりも下流側にはスロットル弁9が設けられている。排気通路6におけるタービン8bよりも下流側には、パティキュレートフィルタ等によって構成される排気浄化装置10が設けられている。
内燃機関1の吸排気系には高圧EGR装置11が設けられている。高圧EGR装置11は、高圧EGR通路12及びEGR弁13を備えている。高圧EGR通路12は、その一端がエキゾーストマニホールド7に接続されており、その他端が吸気通路4におけるスロットル弁9よりも下流側に接続されている。
EGR弁13は、高圧EGR通路12に設けられており、高圧EGR通路12を通ってエキゾーストマニホールド7から吸気通路4に導入されるEGRガスの流量を制御する。尚、本実施例においては、高圧EGR12及びEGR弁13が、本発明に係るEGR通路及びEGR弁に相当する。
以上述べたように構成された内燃機関1には電子制御ユニット(ECU)20が併設されている。ECU20には、吸気管圧力センサ23、クランクポジションセンサ21及びアクセル開度センサ22が電気的に接続されている。これらの出力信号がECU20に入力される。クランクポジションセンサ21は、内燃機関1のクランク角を検出するセンサである。また、アクセル開度センサ22は、内燃機関1を搭載した車両のアクセル開度を検出するセンサである。
また、ECU20には、燃料噴射弁3、スロットル弁9、ノズルベーン14及びEGR弁13が電気的に接続されている。ECU20によってこれらが制御される。
(燃焼状態及びEGR制御)
次に、本実施例に係る内燃機関の運転状態と燃焼状態及びEGR制御方法との関係について図2に基づいて説明する。図2において、縦軸は内燃機関1の機関負荷Qeを表しており、横軸は内燃機関1の機関回転数Neを表している。
本実施例においては、高圧EGR装置11によって、排気がEGRガスとして内燃機関1に導入される、所謂EGR制御が実行される。また、本実施例に係る内燃機関1は、通常燃焼と低温燃焼とを運転状態に応じて切り替え可能な内燃機関である。図2においては
、領域A(斜線部)が低温燃焼を行う領域を表している(以下、領域Aを低温燃焼領域Aと称する)。
また、従来、スロットル弁9より下流側の吸気管圧(以下、単に吸気管圧と称する)Pinとタービン8bより上流側の排気管圧(以下、単に排気管圧と称する)とがほぼ等しくなる領域(以下、Pin≒Pex領域と称する)は破線部で示す領域となっていた。しかしながら、本実施例では、内燃機関1のポンプ損失を低減させためにターボチャージャ8の小容量化が図られており、その結果、Pin≒Pex領域が一点鎖線で表す領域となっている。
ここで、図2に示すように、本実施例においては、Pin≒Pex領域と低温燃焼領域Aとが重なっている。しかしながら、低温燃焼領域Aでは低温燃焼を実現させるためのEGRガス量を確保するために、エキゾーストマニホールド7におけるEGR通路12の接続部分と吸気通路4におけるEGR通路12の接続部分とで差圧(以下、吸排気差圧と称する)を生じさせる必要がある。
また、Pin≒Pex領域における低温燃焼領域Aを除いた領域である領域B(以下、中負荷通常燃焼領域Bと称する)においても、NOx排出量を低減させるためのEGRガス量を確保するために、吸排気差圧を生じさせる必要がある。
そこで、本実施例では、低温燃焼領域A及び中負荷通常燃焼領域Bにおいて、それぞれ次の方法で吸排気差圧を生じさせてEGR制御を実行する。つまり、低温燃焼領域Aにおいては、スロットル弁9の開度を基準開度よりも小さくすることで吸排気差圧を生じさせる。このとき、EGR弁13を全開に制御し且つノズルベーン14の開度を基準開度よりも大きくする。ここで、基準開度とは、通常の場合(EGR制御を実行しない場合)の開度であって内燃機関1の運転状態に基づいて定まる開度である。
上記方法によれば、ノズルベーン14の開度を基準開度よりも大きくすることで過給圧が低下するため、吸気の総量を抑制しつつ気筒2内のEGR率を上昇させることが出来る。また、EGR弁13が全開となっているため、ポンプ損失の増加を抑制することが出来る。以下、上記方法を第一EGR制御と称する。
また、中負荷通常燃焼領域Bにおいては、ノズルベーン14の開度を基準開度よりも小さくすることで吸排気差圧を生じさせる。このとき、EGR弁13を全開に制御し且つスロットル弁9の開度を基準開度に制御する。この方法によれば、吸排気差圧が生じると共に過給圧が上昇する。そのため、高過給・大量EGRを実現することが出来る。また、第一EGR制御と同様、EGR弁13が全開となっているため、ポンプ損失の増加を抑制することが出来る。以下、この方法を第二EGR制御と称する。
尚、本実施例においては、低温燃焼領域Aが本発明に係る第一の所定領域に相当し、中負荷通常燃焼領域Bが本発明に係る第二の所定領域に相当する。
(加速運転時の燃焼制御及びEGR制御)
次に、本実施例に係る加速運転時の燃焼制御及びEGR制御について図3及び4に基づいて説明する。図3は、図2と同様、内燃機関の運転状態と低温燃焼領域A及び中負荷通常燃焼領域Bとの関係を示す図である。
内燃機関1の運転状態が低負荷状態から緩加速運転となると、該運転状態が低温燃焼領域Aから中負荷通常燃焼領域Bに移行する場合がある。この場合、燃焼状態を低温燃焼から通常燃焼に変更すると共にEGR制御を第一EGR制御から第二EGR制御に変更する
必要がある。
このとき、本実施例では、図3に示すように、低温燃焼領域Aを定常運転時に比べて高負荷側に拡大する。即ち、定常運転時であれば通常燃焼及び第二EGR制御を実行している運転状態となっても、暫くの間は低温燃焼及び第一EGR制御を継続する。そして、機関負荷がより高くなってから燃焼状態及びEGR制御方法を切り替える。
図4は、加速運転時におけるスロットル弁9の開度Vs、ノズルベーン14の開度Vn及びEGR弁13の開度Vegrの推移を示す図である。図4において横軸は機関負荷Qeを表している。また、図4において、破線はそれぞれの基準開度の推移を表しており、実線は本実施例における加速運転時の開度の推移を表している。また、図4のスロットル弁9の開度Vs及びノズルベーン14の開度Vnにおける一点鎖線は各領域A、Bを定常運転時と同様とした場合の開度の推移を表している。
図4に示すように、加速運転時は定常運転時に比べて低温燃焼領域Aが高負荷側に拡張されるため、スロットル弁9の開度Vsは、定常運転時であれば中負荷通常燃焼領域Bに属する機関負荷Qeであっても暫くの間は基準開度よりも閉弁側に制御される。また、ノズルベーン14の開度Vnの開度は、定常運転時であれば中負荷通常燃焼領域Bに属する機関負荷Qeであっても基準開度よりも開弁側に制御される。これらのような制御により第一EGR制御が継続されることになる。
上記によれば、第二EGR制御に切り替えても過給圧の上昇の応答遅れによってEGRガス量が不足する虞がある間は低温燃焼及び第一EGR制御が継続されるため、十分なEGRガス量を確保することが可能となる。その結果、緩加速運転時におけるNOx排出量を低減することが出来る。
(フィードバック制御)
尚、本実施例においては、内燃機関1の運転状態が領域A又はBにある場合、EGR弁13は全開となっているため、気筒2内のEGR率のフィードバック制御をEGR弁13の開度制御によって行うことが出来ない。そこで、内燃機関1の運転状態が低温燃焼領域Aにあるときは、気筒2内のEGR率のフィードバック制御をスロットル弁9の開度を制御することによって行ってもよい。また、内燃機関1の運転状態が中負荷通常燃焼領域Bにあるときは、気筒2内のEGR率のフィードバック制御をノズルベーン14の開度を制御することによって行ってもよい。
このように、各領域A、BにおけるEGR率のフィードバック制御を、スロットル弁9及びノズルベーン14のうち予め定めたいずれか一方のバルブ開度の制御によって行うことで、該フィードバック制御の制御性及び応答性を向上させることが出来る。
(排気管圧検出方法)
本実施例においては、吸入空気量、燃料噴射量、ノズルベーン14の開度及び吸気管圧力センサ23によって検出される吸気管圧力Pinと排気管圧力Pexとの関係がマップとして予めECU20に記憶されている。そして、該マップに基づいて排気管圧力Pexが導出され、導出された排気管圧力Pexの値を用いてタービン8bより上流側の排気温度、EGR率及び作動ガス量等が推定される。
ここで、本実施例では、上述したように、内燃機関1の運転状態が低温燃焼領域A又は中負荷通常燃焼領域BにあるときであってEGR制御が実行される前(即ち、吸排気差圧を生じさせる前)は、吸気管圧力Pin≒排気管圧力Pexとなっている。そこで、このときに吸気管圧力センサ23によって検出される吸気管圧力Pinの値を排気管圧力Pe
xの値として上記マップを修正してもよい。これにより、排気管圧力Pexをより高精度で導出することが可能となる。
また、排気管圧力Pexを検出する排気管圧力センサを設ける場合、内燃機関1の運転状態が低温燃焼領域A又は中負荷通常燃焼領域BにあるときであってEGR制御が実行される前の吸気管圧力センサ23の検出値と排気管圧力センサの検出値とが同一の値となるように排気管圧力センサの誤差補正の学習を行ってもよい。これにより、排気管圧力センサによる排気管圧力Pexの検出精度を向上させることが出来る。
上記のように、排気管圧力Pexをより高精度で導出又は検出することが可能となることで、例えば、2ターボシステムを採用した場合に1つのターボチャージャを作動させた状態から2つのターボチャージャを作動させる状態への切り替え(または、小型のターボチャージャから大型のターボチャージャへの切り替え)をより好適なタイミングで行うことが可能となる。
<実施例2>
本発明の第二の実施例について図5及び6に基づいて説明する。尚、ここでは、第一の実施例と異なる点についてのみ説明する。
(内燃機関およびその吸排気系の概略構成)
本実施例では、内燃機関1の吸排気系に、高圧EGR装置11に加え、低圧EGR装置15が設けられている。低圧EGR装置15は、低圧EGR通路16及びEGR弁17を備えている。低圧EGR通路16は、その一端が排気通路6における排気浄化装置10より下流側に接続されており、その他端が吸気通路4におけるコンプレッサ8aより上流側に接続されている。EGR弁17は、低圧EGR通路16に設けられており、低圧EGR通路16を通って排気通路6から吸気通路4に導入されるEGRガスの流量を制御する。
また、吸気通路4における低圧EGR通路16の接続部分よりも上流側にはスロットル弁18が設けられている。EGR弁17及びスロットル弁18は、ECU20に接続されており、ECU20によって制御される。
以下、スロットル弁9及びスロットル弁18を第一スロットル弁9及び第二スロットル弁18と称し、EGR弁13及びEGR弁17を高圧EGR弁13及び低圧EGR弁17と称する。また、高圧EGR装置11を用いたEGR制御を高圧EGR制御と称し、低圧EGR装置15を用いたEGR制御を低圧EGR制御と称する。
(燃焼制御及びEGR制御)
本実施例においても、内燃機関の運転状態と燃焼状態との関係は図2に示すような関係となっている。ここで、本実施例に係る低温燃焼領域A及び中負荷通常燃焼領域BにおけるEGR制御方法について図6に基づいて説明する。
図6は、加速運転時における第二スロットル弁18の開度Vs2、第一スロットル弁9の開度Vs1、ノズルベーン14の開度Vn、低圧EGR弁17の開度Vegr2及び高圧EGR弁13の開度Vegr1の推移を示す図である。図4において横軸は機関負荷Qeを表している。また、図6において、破線はそれぞれの基準開度の推移を表しており、実線は本実施例における加速運転時の開度の推移を表している。尚、本実施例においては、定常運転時と加速運転時とにおける各領域A、Bの閾値は同様である。
図6に示すように、低温燃焼領域Aにおいては、第二スロットル弁18の開度Vs2を基準開度よりも閉弁側に制御すると共に低圧EGR弁17を開弁する。これにより、低圧
EGR制御が実行されることになる。また、高圧EGR弁13を全開に制御すると共に第一スロットル弁9の開度Vs1を加速運転終了後の機関負荷に応じた開度に制御する。これにより、吸排気差圧が抑制される。また、第一の実施例における低温燃焼領域Aの場合と同様、ノズルベーン14の開度Vnを基準開度よりも大きくする。これにより、吸気の総量が抑制される。
つまり、低温燃焼領域Aでは、主に低圧EGR制御によって低温燃焼に必要なEGRガス量を確保し、吸排気差圧を抑制することでポンプ損失の増加を抑制する。また、第2スロットル弁18の開度Vs2を基準開度よりも閉弁側に制御することでコンプレッサ8aに流入する空気量を減少させることが出来るため、これによってもポンプ損失の増加を抑制することが出来る。
一方、中負荷通常燃焼領域Bにおいては、第一の実施例における中負荷通常燃焼領域Bの場合と同様、ノズルベーン14の開度Vnを基準開度よりも小さくすることで吸排気差圧を生じさせる。そして、高圧EGR弁13を全開に制御し且つ第一スロットル弁9の開度Vs1を基準開度に制御する。また、第二スロットル弁18の開度Vs2を基準開度に制御し、低圧EGR弁17の開度Vegr2を基準開度よりも開弁側に制御する。
つまり、中負荷通常燃焼領域Bでは、第一の実施例と同様に高圧EGR制御を実行すると共に、低圧EGR制御を併用する。
本実施例によれば、低温燃焼領域Aにおいても中負荷通常燃焼領域Bにおいても、低圧EGR制御を実行することで、高圧EGR制御のみの場合に比べてポンプ損失の増加を抑制しつつEGRガス量を確保することが出来る。
1・・・内燃機関
2・・・気筒
3・・・燃料噴射弁
4・・・吸気通路
5・・・インテークマニホールド
6・・・排気通路
7・・・エキゾーストマニホールド
8・・・ターボチャージャ
8a・・コンプレッサ
8b・・タービン
9・・・スロットル弁(第一スロットル弁)
10・・排気浄化装置
11・・高圧EGR装置
12・・高圧EGR通路
13・・EGR弁(高圧EGR弁)
14・・ノズルベーン
15・・低圧EGR装置
16・・低圧EGR通路
17・・EGR弁(低圧EGR弁)
18・・スロットル弁(第二スロットル弁)
20・・ECU20

Claims (1)

  1. 内燃機関の排気通路におけるターボチャージャのタービンよりも上流側の部分と内燃機関の吸気通路におけるターボチャージャのコンプレッサよりも下流側の部分とを連通するEGR通路と、
    該EGR通路に設けられ吸気通路に導入されるEGRガスの量を制御するEGR弁と、
    吸気通路における前記コンプレッサよりも下流側且つ前記EGR通路の接続部分よりも上流側に設けられたスロットル弁と、
    前記タービンに設けられたノズルベンーンと、
    内燃機関の運転状態が第一の所定領域にあるときは気筒内のEGR率を上昇させて低温燃焼を行い、内燃機関の運転状態が該第一の所定領域以外の領域にあるときは通常燃焼を行う燃焼状態制御手段と、
    内燃機関の運転状態が前記第一の所定領域にあるときは、前記EGR弁を全開にすると共にスロットル弁の開度を基準開度よりも小さくし且つ前記ノズルベーンの開度を基準開度よりも大きくすることでEGRガスを導入させ、内燃機関の運転状態が前記第一の所定領域と隣接し且つ前記第一の所定領域よりも機関負荷が高い第二の所定領域にあるときは、前記EGR弁を全開にすると共にスロットル弁の開度を基準開度に制御し且つ前記ノズルベーンの開度を基準開度よりも小さくすることでEGRガスを導入させるEGR制御手段と、を備え、
    内燃機関の運転状態が前記第一の所定領域から前記第二の所定領域に移行する過渡運転時は、定常運転時に比べて前記第一の所定領域を高負荷側に拡大することを特徴とする内燃機関のEGRシステム。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018145909A (ja) * 2017-03-07 2018-09-20 三菱重工業株式会社 二段過給式排気ターボ過給機、エンジン、及び二段過給式排気ターボ過給機の制御方法
JP7512319B2 (ja) 2021-04-06 2024-07-08 エムエーエヌ・エナジー・ソリューションズ・フィリアル・アフ・エムエーエヌ・エナジー・ソリューションズ・エスイー・ティスクランド 機械的エネルギー及び加圧ガスを届けるための大型ターボ過給式2ストローク内燃機関及び方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018145909A (ja) * 2017-03-07 2018-09-20 三菱重工業株式会社 二段過給式排気ターボ過給機、エンジン、及び二段過給式排気ターボ過給機の制御方法
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