JP4635974B2 - ディーゼル機関の制御装置 - Google Patents
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Description
ディーゼル機関の筒内に、1サイクル中に、メイン噴射と該メイン噴射に先立つパイロット噴射とを含む複数回の燃料噴射を行う燃料噴射手段と、
前記ディーゼル機関の吸気弁および排気弁のバルブタイミングのうち、少なくとも吸気弁のバルブタイミングを連続的に可変とする可変動弁機構と、
前記ディーゼル機関の負荷および回転速度に基づいて、前記可変動弁機構の目標バルブタイミングを決定する目標バルブタイミング決定手段と、
前記可変動弁機構の実バルブタイミングを検出する実バルブタイミング検出手段と、
前記目標バルブタイミングと前記実バルブタイミングとの偏差に基づいて、前記ディーゼル機関のスワール比に関するスワール比情報を推定するスワール比推定手段と、
前記目標バルブタイミングと前記実バルブタイミングとの偏差に基づいて、前記ディーゼル機関のEGR率に関するEGR率情報を推定するEGR率推定手段と、
前記スワール比情報および前記EGR率情報に基づいて、前記複数回の燃料噴射のうちの少なくとも一つの噴射時期と、パイロット噴射量との一方または両方を補正する補正手段と、
を備えることを特徴とする。
前記燃料噴射手段は、大噴孔と、前記大噴孔より開口面積が小さい小噴孔とを有しており、前記補正手段により前記パイロット噴射量が増量される場合には、前記小噴孔から燃料を噴射することを特徴とする。
[システム構成の説明]
図1は、本発明の実施の形態1のシステム構成を説明するための図である。図1に示すシステムは、4サイクルのディーゼル機関10を備えている。ディーゼル機関10は、車両に搭載され、その動力源とされているものとする。本実施形態のディーゼル機関10は、直列4気筒型であるが、本発明におけるディーゼル機関の気筒数および気筒配置はこれに限定されるものではない。
(可変噴孔インジェクタ)
図3は、ディーゼル機関10が備えるインジェクタ12のノズル先端部を示す断面図である。以下に説明するように、本実施形態では、インジェクタ12は、開口面積の異なる2種の噴孔を備えた可変噴孔インジェクタで構成されている。図3では、大噴孔72から燃料を噴射しているときの状態が中心線の右側に、小噴孔74から燃料を噴射しているときの状態が中心線の左側に、それぞれ表されている。
ディーゼル機関10では、吸気可変動弁機構54によって吸気弁52のバルブタイミングを変化させることにより、スワール比を高い自由度で変化させることができる。その場合の吸気弁52のバルブタイミングの変化のさせ方は、特に限定されないが、例えば次のような方法でスワール比を変化させることができる。ここでは、一気筒当たりに、スワール比の高いヘリカルポートと、スワール比の低いタンジェンシャルポートとの二つの吸気ポート35が設けられている場合を例に説明する。この場合、二つの吸気ポート35にそれぞれ吸気弁52が設けられている。そして、タンジェンシャルポート側の吸気弁52をヘリカルポート側の吸気弁52より早く閉じることで、スワール比を増大させることができる。タンジェンシャルポート側の吸気弁52が閉じ、ヘリカルポート側の吸気弁52のみが開いている状態では、ヘリカルポートから流入する空気が作る強いスワールが、打ち消されずにそのまま残る。よって、タンジェンシャルポート側の吸気弁52の閉じ時期を早くするほどスワール比を大きくすることができる。
ディーゼル機関10では、吸気可変動弁機構54および排気可変動弁機構58によって吸気弁52および排気弁56のバルブタイミングを変化させることにより、内部EGR量を高い自由度で変化させることができる。すなわち、ディーゼル機関10では、吸気可変動弁機構54および排気可変動弁機構58により、排気行程と吸気行程との境界付近において、排気弁56と吸気弁52とが共に開いている期間(バルブオーバーラップ)、あるいは排気弁56と吸気弁52とが共に閉じている期間(負のバルブオーバーラップ)を生じさせることができる。そして、そのバルブオーバーラップあるいは負のバルブオーバーラップを大きくするほど、内部EGR量を多くすることができる。
図5は、上記の機能を実現するために本実施形態においてECU50が実行するルーチンのフローチャートである。本ルーチンは、所定時間毎に繰り返し実行されるものとする。以下では、図4のように点Aから点Bへと運転状態が移り変わっている過渡運転中に本ルーチンが実行されている場合について説明する。
この場合には、EGR量が最適な量より少なくなっていると判断される。EGR量が少ないと、燃焼を緩慢にするEGRの効果が薄れるので、燃焼速度が速くなり、その結果、燃焼騒音が増加し易い。そこで、この場合には、燃焼騒音の増加を抑制することのできる方策として、燃料噴射時期を遅くする(遅角する)補正が行われる。また、筒内温度が低いなどの理由によって燃料噴射時期の遅角補正ができない場合には、これに代えて、パイロット噴射量を増量する補正が行われる。パイロット噴射量を増加させることで、筒内圧の急上昇を抑制することができるので、燃焼騒音が増加するのを抑制することができる。また、燃料噴射時期の遅角と、パイロット噴射量の増量との双方を行ってもよい。
この場合には、EGR量が最適な量より多くなっていると判断される。EGR量が多いと、その分だけ筒内の空気量が少なくなるので、スモークを排出し易くなる。そこで、この場合には、スモークの増加を抑制することのできる方策として、燃料噴射時期を早くする(進角する)補正が行われる。燃料噴射時期を進角することにより、噴射された燃料がより燃え易くなるので、スモークの増加を抑制することができる。また、燃料噴射時期の進角に代えて、パイロット噴射量を減量する補正をしてもよい。パイロット噴射量が多いとスモークを排出し易いので、パイロット噴射量を減少することで、スモークの増加を抑制することができる。また、燃料噴射時期の進角と、パイロット噴射量の減量との双方を行ってもよい。
この場合には、スワールの強さが最適な値より強くなっており、噴射された燃料の拡散が、最適な状態よりも更に促進されていることになる。このため、燃料噴射時期を遅角補正しても、燃料を十分に拡散させることが可能であると判断できる。そこで、燃焼騒音の増加を抑制するべく、燃料噴射時期の遅角補正が行われる。また、燃料噴射時期の遅角とともに、あるいは、燃料噴射時期の遅角に代えて、パイロット噴射量を増量する補正をしても良い。
12 インジェクタ
14 コモンレール
18 排気通路
20 排気マニホールド
22 排気ポート
24 ターボ過給機
26 排気浄化装置
28 吸気通路
34 吸気マニホールド
35 吸気ポート
36 吸気絞り弁
38 エアフローメータ
40 外部EGR通路
44 EGR弁
48 アクセル開度センサ
50 ECU
52 吸気弁
54 吸気可変動弁機構
56 排気弁
58 排気可変動弁機構
62 クランク角センサ
64 ピストン
70 ノズルボディー
72 大噴孔
74 小噴孔
76 アウターニードル
78 インナーニードル
80,82 燃料溜まり
Claims (2)
- ディーゼル機関の筒内に、1サイクル中に、メイン噴射と該メイン噴射に先立つパイロット噴射とを含む複数回の燃料噴射を行う燃料噴射手段と、
前記ディーゼル機関の吸気弁および排気弁のバルブタイミングのうち、少なくとも吸気弁のバルブタイミングを連続的に可変とする可変動弁機構と、
前記ディーゼル機関の負荷および回転速度に基づいて、前記可変動弁機構の目標バルブタイミングを決定する目標バルブタイミング決定手段と、
前記可変動弁機構の実バルブタイミングを検出する実バルブタイミング検出手段と、
前記目標バルブタイミングと前記実バルブタイミングとの偏差に基づいて、前記ディーゼル機関のスワール比に関するスワール比情報を推定するスワール比推定手段と、
前記目標バルブタイミングと前記実バルブタイミングとの偏差に基づいて、前記ディーゼル機関のEGR率に関するEGR率情報を推定するEGR率推定手段と、
前記スワール比情報および前記EGR率情報に基づいて、前記複数回の燃料噴射のうちの少なくとも一つの噴射時期と、パイロット噴射量との一方または両方を補正する補正手段と、
を備えることを特徴とするディーゼル機関の制御装置。 - 前記燃料噴射手段は、大噴孔と、前記大噴孔より開口面積が小さい小噴孔とを有しており、前記補正手段により前記パイロット噴射量が増量される場合には、前記小噴孔から燃料を噴射することを特徴とする請求項1記載のディーゼル機関の制御装置。
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