JP4736931B2 - 内燃機関の排気還流装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関の排気還流装置に関する。
排気通路にタービンを有し且つ吸気通路にコンプレッサを有するターボチャージャを備え、タービンよりも下流の排気通路とコンプレッサよりも上流の吸気通路とを接続し内燃機関からの排気の一部を吸気通路に還流させる低圧EGR通路を備える内燃機関の排気還流装置が知られている。また、タービンよりも上流の排気通路とコンプレッサよりも下流の吸気通路とを接続し内燃機関からの排気の一部を吸気通路に還流させる高圧EGR通路を備える内燃機関の排気還流装置が知られている。
そして、低圧EGR通路および高圧EGR通路を備え、内燃機関の運転条件に応じて低圧EGR通路および高圧EGR通路の何れからEGRガスを供給するか選択し、またはこれらのEGRガスを混合して供給する技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−150319号公報 特開2002−276405号公報 特開2005−76456号公報 特開2005−76508号公報
しかし、低圧EGR通路は、温度の低いEGRガスが流れるため、該低圧EGR通路内にパティキュレートマター(以下、PMという。)が堆積しやすい。PMが堆積すると低圧EGR通路の抵抗が増加して、低圧EGR通路を流れるEGRガス量と高圧EGR通路を流れるEGRガス量との比が変化する。
また、低圧EGR通路が接続される箇所よりも上流の排気通路にパティキュレートフィルタが備えられている場合には、該パティキュレートフィルタにPMが堆積することにより、排気通路の抵抗が大きくなる。これにより、低圧EGR通路が接続される箇所の排気通路の圧力が低くなるので、やはり低圧EGRガスと高圧EGRガスとの比が変化する。
そのため、低圧EGRガス及び高圧EGRガスの目標となる割合と実際の割合とが異なることになり、煤の発生やパティキュレートフィルタの温度低下等が起こるおそれがある。
本発明は、上記したような問題点に鑑みてなされたものであり、内燃機関の排気還流装置において、低圧EGR通路からのEGRガスと高圧EGR通路からのEGRガスとを適正な比で供給することができる技術を提供することを目的とする。
上記課題を達成するために本発明による内燃機関の排気還流装置は、以下の手段を採用した。すなわち、本発明による内燃機関の排気還流装置は、
内燃機関の排気通路にタービンを有し且つ吸気通路にコンプレッサを有するターボチャージャと、
前記タービンよりも下流の排気通路と前記コンプレッサよりも上流の吸気通路とを接続し内燃機関からの排気の一部を吸気通路に還流させる低圧EGR通路と、
前記タービンよりも上流の排気通路と前記コンプレッサよりも下流の吸気通路とを接続し内燃機関からの排気の一部を吸気通路に還流させる高圧EGR通路と、
前記低圧EGR通路を流通するEGRガスの量と前記高圧EGR通路を流通するEGRガスの量との比を決定するEGR比決定手段と、
前記低圧EGR通路が接続されるよりも上流で且つ前記高圧EGR通路が接続されるよりも下流の排気通路、前記低圧EGR通路、または前記低圧EGR通路が接続されるよりも下流で且つ前記高圧EGR通路が接続されるよりも上流の吸気通路の少なくとも1つの詰まり度合いを判定する詰まり判定手段と、
前記詰まり判定手段により判定される詰まり度合いに応じて、前記EGR比決定手段により決定される値を補正する補正手段と、
を備えることを特徴とする。
低圧EGR通路には、内燃機関から排出された後タービン等を通過した温度の低い排気が導入される。一方、高圧EGR通路には、内燃機関から排出された直後の温度の高い排気が導入される。
そして、EGR比決定手段は、例えば内燃機関の運転状態、車両の状態、または雰囲気の状態等に基づいて低圧EGR通路を流通するEGRガス(以下、低圧EGRガスという。)の量と高圧EGR通路を流通するEGRガス(以下、高圧EGRガスという。)の量との比を決定する。これは、気筒内に供給する全EGRガスのなかの低圧EGRガスと高圧EGRガスとの比を決定しているとしてもよい。この低圧EGRガスと高圧EGRガスとの比は、例えば吸気の温度または吸気中の酸素濃度がそのときの運転状態等に応じた最適値となるように決定される。
しかし、(1)前記低圧EGR通路が接続されるよりも上流で且つ前記高圧EGR通路が接続されるよりも下流の排気通路、(2)前記低圧EGR通路、または(3)前記低圧EGR通路が接続されるよりも下流で且つ前記高圧EGR通路が接続されるよりも上流の吸気通路、の少なくとも1つで詰まりが発生すると、低圧EGRガスの量が減少する。なお、通路の詰まりには、該通路に備わる機器における詰まりをも含んでいる。
すなわち、前記低圧EGR通路が接続されるよりも上流で且つ前記高圧EGR通路が接続されるよりも下流の排気通路には、例えばタービン、触媒、またはフィルタが取り付けられ、これらが詰まるおそれがある。また、低圧EGR通路には、例えばEGRクーラまたはEGR弁等が備えられ、これらが詰まるおそれがある。いずれの場合にも、高圧EGR通路側の排気通路の圧力が上昇し、さらには低圧EGR通路側の排気通路の圧力が下降するため、高圧EGRガスの量が増加し、且つ低圧EGRガスの量が減少する。
また、前記低圧EGR通路が接続されるよりも下流で且つ前記高圧EGR通路が接続されるよりも上流の吸気通路には、例えばコンプレッサまたはインタークーラ等が備えられ、これらが詰まるおそれがある。この場合には、高圧EGR通路側の吸気通路の圧力が下降し、さらには低圧EGR通路側の吸気通路の圧力が上昇するため、高圧EGRガスの量が増加し、且つ低圧EGRガスの量が減少する。
そこで、詰まり判定手段は、これら通路の少なくとも1つの詰まり度合いを判定する。詰まり判定手段は、例えばこれら通路の抵抗がどの程度増加しているのかに基づいて詰まりを判定する。これにより、詰まりの度合いと関連する値を得ることができる。
そして、補正手段は、詰まり度合いに応じて低圧EGRガス量および高圧EGRガス量を補正する。詰まり度合いが大きいほど、低圧EGRガスの量が減少するため、低圧EGRガスの量が増加するように補正を行う。一方、詰まり度合いが大きいほど、高圧EGR
ガスの量が増加するため、高圧EGRガスの量が減少するように補正を行う。すなわち、詰まり度合いが進むと、気筒内に供給されるEGRガス中の高圧EGRガスの割合が高くなり、低圧EGRガスの割合が低くなるので、低圧EGRガスの割合が高くなるように補正を行う。
このようにして、実際のEGRガスの比が、前記EGR比決定手段により決定される比となるように、低圧EGR通路または高圧EGR通路を流通するEGRガスの量が調節される。これにより、所望のEGR比とすることができる。
本発明においては、前記低圧EGR通路に該低圧EGR通路の断面積を変更する低圧EGR弁が備えられ、
前記高圧EGR通路に該高圧EGR通路の断面積を変更する高圧EGR弁が備えられ、
前記詰まり判定手段により判定される詰まり度合いが高いほど、前記低圧EGR弁の開度を大きくするか前記高圧EGR弁の開度を小さくするかの少なくとも一方を行なうことができる。
低圧EGR弁の開度を大きくすると通路断面積が増加するので、低圧EGRガスの量が増加する。一方、高圧EGR弁の開度を小さくすると通度断面積が減少するので、高圧EGRガスの量が減少する。すなわち、詰まり度合いが高いほど、前記低圧EGR弁の開度を大きくするか前記高圧EGR弁の開度を小さくするかすれば、実際のEGRガスの比を、前記EGR比決定手段により決定される比に近づけることができる。
本発明においては、前記低圧EGR通路が接続されるよりも下流の排気通路に該排気通路の断面積を変更する排気絞り弁が備えられ、
前記補正手段により補正されて前記低圧EGR弁が全開となった後は、前記詰まり判定手段により判定される詰まり度合いが高いほど、前記排気絞り弁の開度を小さくすることができる。
ここで、排気絞り弁を閉じ側または全閉とすると、それに応じて該排気絞り弁よりも上流の排気通路内の圧力が上昇する。そのため、低圧EGR通路の排気通路側と吸気通路側との圧力差が大きくなり、低圧EGR通路を流れる低圧EGRガスの量が増加する。すなわち、EGRガス中の低圧EGRガスの割合を高くすることができる。
また、低圧EGR通路にEGR弁を備えている場合において、該EGR弁を全開としても低圧EGRガスの増加量は限られる。しかし、低圧EGR通路に備えられるEGR弁を全開としつつ排気絞り弁を閉じることにより、低圧EGRガスを増量することができる。
本発明においては、前記低圧EGR通路が接続されるよりも上流の吸気通路に該吸気通路の断面積を変更する吸気絞り弁が備えられ、
前記補正手段により補正されて前記低圧EGR弁が全開となった後は、前記詰まり判定手段により判定される詰まり度合いが高いほど、前記吸気絞り弁の開度を小さくすることができる。
ここで、吸気絞り弁を閉じ側または全閉とすると、それに応じて該吸気絞り弁よりも下流の吸気通路内の圧力が下降する。そのため、低圧EGR通路の排気通路側と吸気通路側との圧力差が大きくなり、低圧EGR通路を流れる低圧EGRガスの量が増加する。すなわち、EGRガス中の低圧EGRガスの割合を高くすることができる。そして、低圧EGR通路に備えられるEGR弁を全開としつつ吸気絞り弁を閉じることにより、低圧EGRガスを増量することができる。
本発明に係る内燃機関の排気還流装置は、低圧EGR通路からのEGRガスと高圧EGR通路からのEGRガスとを適正な比で供給することができる。
以下、本発明に係る内燃機関の排気還流装置の具体的な実施態様について図面に基づいて説明する。
図1は、本実施例に係る内燃機関の排気還流装置を適用する内燃機関とその吸・排気系の概略構成を示す図である。図1に示す内燃機関1は、4つの気筒2を有する水冷式の4サイクル・ディーゼルエンジンである。
内燃機関1には、吸気管3および排気管4が接続されている。この吸気管3の途中には、排気のエネルギを駆動源として作動するターボチャージャ5のコンプレッサハウジング5aが設けられている。また、コンプレッサハウジング5aよりも上流の吸気管3には、該吸気管3内を流通する吸気の流量を調節する第1吸気絞り弁6が設けられている。この第1吸気絞り弁6は、電動アクチュエータにより開閉される。第1吸気絞り弁6よりも上流の吸気管3には、該吸気管3内を流通する吸気の流量に応じた信号を出力するエアフローメータ7が設けられている。このエアフローメータ7により、内燃機関1の吸入空気量が測定される。
コンプレッサハウジング5aよりも下流の吸気管3には、吸気と外気とで熱交換を行うインタークーラ8が設けられている。そして、インタークーラ8よりも下流の吸気管3には、該吸気管3内を流通する吸気の流量を調整する第2吸気絞り弁9が設けられている。この第2吸気絞り弁9は、電動アクチュエータにより開閉される。また、第2吸気絞り弁9よりも下流の吸気管3には、該吸気管3を流通する吸気の温度を検出する吸気温度センサ12が取り付けられている。
一方、排気管4の途中には、前記ターボチャージャ5のタービンハウジング5bが設けられている。また、タービンハウジング5bよりも下流の排気管4には、パティキュレートフィルタ(以下、単にフィルタという。)10が設けられている。このフィルタ10には、吸蔵還元型NOx触媒(以下、単にNOx触媒という。)が担持されている。このパティキュレートフィルタは、排気中の粒子状物質を捕集する。また、NOx触媒は、該NOx触媒に流入する排気の酸素濃度が高いときは排気中の窒素酸化物(NOx)を吸蔵し、一
方、該NOx触媒に流入する排気の酸素濃度が低下したときは吸蔵していたNOxを放出する。その際、排気中に炭化水素(HC)や一酸化炭素(CO)等の還元成分が存在していれば、該NOx触媒から放出されたNOxが還元される。
フィルタ10には、該フィルタ10の上流側と下流側との圧力差を測定する差圧センサ11が取り付けられている。この差圧センサ11により、フィルタ10に堆積している粒子状物質(以下、PMともいう。)の量を検出することができる。また、低圧EGR通路31が接続されている箇所よりも下流の排気管4には、該排気管4内を流通する排気の流量を調整する排気絞り弁19が設けられている。この排気絞り弁19は、電動アクチュエータにより開閉される。
そして、内燃機関1には、排気管4内を流通する排気の一部を低圧で吸気管3へ再循環させる低圧EGR装置30が備えられている。この低圧EGR装置30は、低圧EGR通路31、低圧EGR弁32、およびEGRクーラ33を備えて構成されている。
低圧EGR通路31は、フィルタ10よりも下流側の排気管4と、コンプレッサハウジング5aよりも上流且つ第1吸気絞り弁6よりも下流の吸気管3と、を接続している。この低圧EGR通路31を通って、排気が低圧で再循環される。そして、本実施例では、低圧EGR通路31を通って再循環される排気を低圧EGRガスと称している。また、低圧EGR弁32は、低圧EGR通路31の通路断面積を調整することにより、該低圧EGR通路31を流れる低圧EGRガスの量を調整する。さらに、EGRクーラ33は、該EGRクーラ33を通過する低圧EGRガスと、内燃機関1の冷却水とで熱交換をして、該低圧EGRガスの温度を低下させる。
また、内燃機関1には、排気管4内を流通する排気の一部を高圧で吸気管3へ再循環させる高圧EGR装置40が備えられている。この高圧EGR装置40は、高圧EGR通路41、および高圧EGR弁42を備えて構成されている。
高圧EGR通路41は、タービンハウジング5bよりも上流側の排気管4と、第2吸気絞り弁9よりも下流の吸気管3と、を接続している。この高圧EGR通路41を通って、排気が高圧で再循環される。そして、本実施例では、高圧EGR通路41を通って再循環される排気を高圧EGRガスと称している。また、高圧EGR弁42は、高圧EGR通路41の通路断面積を調整することにより、該高圧EGR通路41を流れる高圧EGRガスの量を調整する。
また、フィルタ10よりも下流で且つ低圧EGR通路31が接続される付近の排気管4には、排気の圧力を検出する排気圧力センサ13が取り付けられている。第1吸気絞り弁6よりも下流で且つコンプレッサハウジング5aよりも上流の吸気管3であって低圧EGR通路31が接続される付近の吸気管3には、吸気の圧力を検出する吸気圧力センサ18が取り付けられている。ここで、排気圧力センサ13により検出される圧力と吸気圧力センサ18により得られる圧力との差は、低圧EGR通路31の上流側と下流側との差圧に等しいものとする。
以上述べたように構成された内燃機関1には、該内燃機関1を制御するための電子制御ユニットであるECU20が併設されている。このECU20は、内燃機関1の運転条件や運転者の要求に応じて内燃機関1の運転状態を制御するユニットである。また、ECU20には、上記センサの他、運転者がアクセルペダル14を踏み込んだ量に応じた電気信号を出力し機関負荷を検出可能なアクセル開度センサ15、及び機関回転数を検出するクランクポジションセンサ16が電気配線を介して接続され、これら各種センサの出力信号がECU20に入力されるようになっている。一方、ECU20には、第1吸気絞り弁6、第2吸気絞り弁9、排気絞り弁19、低圧EGR弁32、及び高圧EGR弁42が電気配線を介して接続されており、該ECU20によりこれらの機器が制御される。
そして、本実施例では、フィルタ10の詰まり度合いや低圧EGR通路31の詰まり度合いに応じて低圧EGR弁32及び高圧EGR弁42の開度を調節する。これにより、気筒2内における低圧EGRガスと高圧EGRガスとの比を適正に保つ。
ここで、フィルタ10の詰まり度合いが高くなるほど、または低圧EGR通路31の詰まり度合いが高くなるほど、気筒2内における高圧EGRガスの比率が高くなり、低圧EGRガスの比率が低くなる。すなわち、フィルタ10の詰まりの度合いが高くなるほど、または低圧EGR通路31の詰まり度合いが高くなるほど、低圧EGRガスをより多く流すようにすれば、低圧EGRガスと高圧EGRガスとの比を適正に保つことができる。
そして、低圧EGRガスを、高圧EGR弁42を閉じ側へ動かす、低圧EGR弁32を開き側に動かす、第1吸気絞り弁6を閉じ側へ動かす、または排気絞り弁19を閉じ側へ
動かす等によって増量することができる。これらは、個々に行なってもよく、組み合わせて行なってもよい。また、個々に行なっても低圧EGRガスと高圧EGRガスとの比を適正に保つことができない場合に、組み合わせて行なってもよい。
次に、本実施例による低圧EGRガスと高圧EGRガスとの比を適正化するフローについて説明する。図2は、本実施例による低圧EGRガスと高圧EGRガスとの比を適正化するフローを示したフローチャートである。本ルーチンは、所定の時間毎に繰り返し実行される。
ステップS101では、目標EGR比率が算出される。目標EGR比率とは、低圧EGRガス及び高圧EGRガスの比率であって、内燃機関1の回転数と負荷とに基づいて決定される。低圧EGRガス及び高圧EGRガスの比率と、内燃機関1の回転数と、内燃機関1の負荷との関係は、予め実験等により求めてマップ化しECU20に記憶させておく。例えば、機関回転数又は機関負荷が大きくなるほど低圧EGRガスの比率を高くする。
なお、EGRガスの比率に代えて低圧EGRガスの量及び高圧EGRガスの量を夫々目標値として算出してもよい。そして、本実施例ではステップS101の処理を行なうECU20が、本発明におけるEGR比決定手段に相当する。
ステップS102では、目標フィルタ差圧ΔPCTが算出される。また、目標低圧EGR通路差圧ΔPLTが算出される。
目標フィルタ差圧ΔPCTとは、フィルタ10の上流側と下流側との差圧の目標値であって、内燃機関1の回転数と負荷とに基づいて算出される。この目標フィルタ差圧ΔPCTは、フィルタ10に詰まりが発生していないとすることのできる値である。
目標低圧EGR通路差圧ΔPLTとは、低圧EGR通路31の排気管4側と吸気管3側との差圧の目標値であって、内燃機関1の回転数と負荷とに基づいて算出される。この目標低圧EGR通路差圧ΔPLTは、低圧EGR通路31に詰まりが発生していないとすることのできる値である。ここで、低圧EGR通路31の詰まりには、低圧EGR弁32及び低圧EGRクーラ33の詰まりを含んでいる。
目標フィルタ差圧ΔPCTまたは目標低圧EGR通路差圧ΔPLTと、機関回転数と、機関負荷との関係は予め実験等により求めてマップ化しておく。なお、そのときの空燃比、吸気温度、さらには低圧EGR弁32の開度や高圧EGR弁42の開度等に基づいて、目標フィルタ差圧ΔPCTまたは目標低圧EGR通路差圧ΔPLTを算出してもよい。
ステップS103では、低圧EGR弁32および高圧EGR弁42の目標開度が夫々算出される。目標開度は、ステップS101で算出されたEGR比率となるように夫々決定される。低圧EGR弁32および高圧EGR弁42の目標開度とEGR比率との関係は予め実験等により求めてマップ化しておく。
ステップS104では、低圧EGR弁32及び高圧EGR弁42が制御される。このときには、ステップS103で算出された目標開度となるように、低圧EGR弁32及び高圧EGR弁42が制御される。
ステップS105では、フィルタ10の上流側と下流側との実際の差圧(実フィルタ差圧ΔPCA)が、目標フィルタ差圧ΔPCTよりも大きいか否か、または低圧EGR通路31の排気管4側の圧力と吸気管3側の圧力との実際の差(実低圧EGR通路差圧ΔPLA)が、目標低圧EGR通路差圧ΔPLTよりも大きいか否か判定される。
実フィルタ差圧ΔPCAは、差圧センサ11により測定される。実フィルタ差圧ΔPCAが目標フィルタ差圧ΔPCTよりも大きいときには、フィルタ10の詰まり度合いが大きいときであり、低圧EGRガスの比率が低くなるおそれがある。
また、実低圧EGR通路差圧ΔPLAは、排気圧力センサ13により得られる圧力と吸気圧力センサ18により得られる圧力との差として測定される。実低圧EGR通路差圧ΔPLAが目標低圧EGR通路差圧ΔPLTよりも大きいときには、低圧EGR通路31の詰まり度合いが大きいときであり、やはり低圧EGRガスの比率が低くなるおそれがある。
そのため、本ステップでは、低圧EGR弁32及び高圧EGR弁42の開度の調節が必要か否か判定される。
ステップS105で肯定判定がなされた場合にはステップS106へ進み、一方否定判定がなされた場合には本ルーチンを一旦終了させる。
ステップS106では、低圧EGR弁32を規定量開き、高圧EGR弁42を規定量閉じる。すなわち、低圧EGR通路31に低圧EGRガスが流れやすくなる。これにより、実フィルタ差圧ΔPCAまたは実低圧EGR通路差圧ΔPLAが低下し得る。
ステップS107では、実フィルタ差圧ΔPCAが目標フィルタ差圧ΔPCTよりも大きいか否か、または実低圧EGR通路差圧ΔPLAが目標低圧EGR通路差圧ΔPLTよりも大きいか否か判定される。すなわち、ステップS106の処理により実フィルタ差圧ΔPCAまたは実低圧EGR通路差圧ΔPLAが変化するので、ステップS105の条件が再度判定される。
ステップS107で肯定判定がなされた場合にはステップS108へ進み、一方否定判定がなされた場合には本ルーチンを一旦終了させる。なお、本実施例では、ステップS105またはステップS107の処理を行なうECU20が、本発明における詰まり判定手段に相当する。
ステップS108では、低圧EGR弁32が全開となっているか否か判定される。すなわち、低圧EGR弁32の開度調節により実フィルタ差圧ΔPCAおよび実低圧EGR通路差圧ΔPLAがこれ以上改善できない状態であるか否か判定される。
ステップS108で肯定判定がなされた場合にはステップS109へ進み、一方否定判定がなされた場合にはステップS106へ戻る。すなわち、低圧EGR弁32が全開となるまで、またはステップS107で否定判定がなされるまでは、フィードバック制御により、低圧EGR弁32および高圧EGR弁42の開度が繰り返し制御される。
ステップS109では、吸気絞り弁19の開度が小さくされる。これにより、低圧EGRガスの比率を高めることができる。また、同時に排気絞り弁19による吸気温度のフィードバック制御が行われる。
つまり、吸気温度センサ12により測定される吸気温度が目標温度となるように排気絞り弁19の開度が調節される。ここで、排気絞り弁19の開度が変わると、全EGRガス中の低圧EGRガスと高圧EGRガスとの比が変わる。そして、高圧EGRガスのほうが低圧EGRガスよりも温度が高いため、高圧EGRガスの比率が高くなると吸気の温度が高くなる。つまり、吸気温度が目標温度よりも高い場合には、排気絞り弁19を閉じて低
圧EGRガスの比率を上げることにより吸気温度を下降させる。一方、吸気温度が目標温度よりも低い場合には、排気絞り弁19を開いて高圧EGRガスの比率を上げることにより吸気温度を上昇させる。
また、同時に高圧EGR弁42の開度を小さくしてもよい。なお、本実施例ではステップS106またはステップS109の処理を行なうECU20が、本発明における補正手段に相当する。
ステップS110では、ステップS103で算出された目標EGR弁開度に対する現時点でのEGR弁開度の比を補正値として記憶する。併せて現時点での排気絞り弁19の開度も記憶する。次回に同じ機関回転数及び機関負荷となったときには、予め補正した値を適用する。このようにして、機関回転数及び機関負荷に応じた補正値のマップを作成しておく。
このようにして、フィルタ10の詰まりの度合いや低圧EGR通路31の詰まり度合いに応じて低圧EGRガスの比率を補正するので、気筒2内での低圧EGRガスと高圧EGRガスとの比を適正化することができる。また、吸気温度を適正化することもできる。そのため、NOxまたは煤の発生を抑制することができる。さらに、フィルタ10やNOx触媒の温度低下を抑制することができる。
また、ステップS108で低圧EGR弁32が全開と判定された場合には、フィルタ10の温度を上昇させて該フィルタ10に堆積しているPMを酸化させてもよい。すなわち、排気絞り弁19を閉じることで低圧EGRガスの比率を適正化できるものの、排気絞り弁19を閉じるとポンプ損失の増大等により燃費が悪化するおそれがある。これに対し、フィルタ10の再生処理を行なうと燃費を向上させることができる。
同様に、低圧EGR通路31内の温度を上昇させて、該低圧EGR通路31内に堆積しているPMを酸化させてもよい。
なお、本実施例では、フィルタ10の詰まり及び低圧EGR通路31の詰まりを測定しているが、これに代えて又はこれと共に、インタークーラ8等の他の部材の詰まりを測定して低圧EGR弁32、高圧EGR弁42および排気絞り弁19を制御してもよい。すなわち、吸気管3の詰まりを測定してもよい。
また、本実施例では、低圧EGRガスを増量するときに、排気絞り弁19を閉じているが、これに代えて又はこれと共に、第1吸気絞り弁6を閉じるようにしてもよい。すなわち、前記ステップS110において、排気絞り弁19の代わりに第1吸気絞り弁6を閉じてもよいし、排気絞り弁19および第1吸気絞り弁6の両方を閉じてもよい。第1吸気絞り弁6を閉じることによっても、低圧EGR通路31の上流側と下流側との圧力差を大きくすることができるので、低圧EGR通路31に低圧EGRガスを流すことができる。第1吸気絞り弁6を閉じる条件は、排気絞り弁19を閉じるときと同じである。
さらに、第1吸気絞り弁6のみを閉じる場合には、排気絞り弁19を設ける必要はない。また排気絞り弁19は、低圧EGR通路31が排気管4に接続される箇所よりも内燃機関1側の排気管4に取り付けられていてもよい。このような所に排気絞り弁19が取り付けられていても、低圧EGR通路31内の圧力差を大きくすることができる。また、排気絞り弁19の取り付け箇所の選択幅を広くすることができる。
一方、排気絞り弁19のみを閉じる場合には、第1吸気絞り弁6を設ける必要はない。また第1吸気絞り弁6は、低圧EGR通路31が吸気管3に接続される箇所よりも内燃機
関1側の吸気管3に取り付けられていてもよい。このような所に第1吸気絞り弁6が取り付けられていても、低圧EGR通路31内の圧力差を大きくすることができる。また、第1吸気絞り弁6の取り付け箇所の選択幅を広くすることができる。
実施例に係る内燃機関の排気還流装置を適用する内燃機関とその吸・排気系の概略構成を示す図である。 実施例による低圧EGRガスと高圧EGRガスとの比を適正化するフローを示したフローチャートである。
符号の説明
1 内燃機関
2 気筒
3 吸気管
4 排気管
5 ターボチャージャ
5a コンプレッサハウジング
5b タービンハウジング
6 第1吸気絞り弁
7 エアフローメータ
8 インタークーラ
9 第2吸気絞り弁
10 パティキュレートフィルタ
11 差圧センサ
12 吸気温度センサ
13 排気圧力センサ
14 アクセルペダル
15 アクセル開度センサ
16 クランクポジションセンサ
18 吸気圧力センサ
19 排気絞り弁
20 ECU
30 低圧EGR装置
31 低圧EGR通路
32 低圧EGR弁
33 EGRクーラ
40 高圧EGR装置
41 高圧EGR通路
42 高圧EGR弁

Claims (3)

  1. 内燃機関の排気通路にタービンを有し且つ吸気通路にコンプレッサを有するターボチャージャと、
    前記タービンよりも下流の排気通路と前記コンプレッサよりも上流の吸気通路とを接続し内燃機関からの排気の一部を吸気通路に還流させる低圧EGR通路と、
    前記タービンよりも上流の排気通路と前記コンプレッサよりも下流の吸気通路とを接続し内燃機関からの排気の一部を吸気通路に還流させる高圧EGR通路と、
    前記低圧EGR通路を流通するEGRガスの量と前記高圧EGR通路を流通するEGRガスの量との比を決定するEGR比決定手段と、
    前記低圧EGR通路が接続されるよりも上流で且つ前記高圧EGR通路が接続されるよりも下流の排気通路、前記低圧EGR通路、または前記低圧EGR通路が接続されるよりも下流で且つ前記高圧EGR通路が接続されるよりも上流の吸気通路の少なくとも1つの詰まり度合いを判定する詰まり判定手段と、
    前記詰まり判定手段により判定される詰まり度合いに応じて、前記EGR比決定手段により決定される値を補正する補正手段と、
    を備え
    前記低圧EGR通路に該低圧EGR通路の断面積を変更する低圧EGR弁が備えられ、
    前記高圧EGR通路に該高圧EGR通路の断面積を変更する高圧EGR弁が備えられ、
    前記詰まり判定手段により判定される詰まり度合いが高いほど、前記低圧EGR弁の開度を大きくするか前記高圧EGR弁の開度を小さくするかの少なくとも一方を行なうことを特徴とする内燃機関の排気還流装置。
  2. 前記低圧EGR通路が接続されるよりも下流の排気通路に該排気通路の断面積を変更する排気絞り弁が備えられ、
    前記補正手段により補正されて前記低圧EGR弁が全開となった後は、前記詰まり判定手段により判定される詰まり度合いが高いほど、前記排気絞り弁の開度を小さくすることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の排気還流装置。
  3. 前記低圧EGR通路が接続されるよりも上流の吸気通路に該吸気通路の断面積を変更する吸気絞り弁が備えられ、
    前記補正手段により補正されて前記低圧EGR弁が全開となった後は、前記詰まり判定
    手段により判定される詰まり度合いが高いほど、前記吸気絞り弁の開度を小さくすることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の排気還流装置。
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