JP2010202367A - 塵芥収集車 - Google Patents

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武伸 清上
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Abstract

【課題】緊急時に緊急停止指示手段による緊急停止だけでなく、正確に摺動板を上昇させることが可能な塵芥収集車の提供。
【解決手段】塵芥積込装置8による塵芥の積込動作を緊急停止させる緊急停止指示ボタン22eと、摺動板を上昇させる上昇指示ボタン22cとを含む複数の指示ボタン22a〜22eが設けられた操作装置を備え、緊急停止指示ボタン22eおよび上昇指示ボタン22cは、互いに異なる外観を有するものであり、かつ操作装置の他の指示ボタン22a,22b,22dとは異なる外観を有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、車体上に搭載された塵芥収容箱と、この塵芥収容箱の後方開口部に連設され、内部に塵芥積込装置を装備した塵芥投入箱とを備えた塵芥収集車に関する。
従来、塵芥収集車において、塵芥投入箱の投入口の下部に緊急停止装置を設け、作業者が塵芥の塵芥投入箱への投入作業時に、緊急停止レバーを操作して緊急停止装置を作動させることで塵芥積込装置の作動を停止して、作業者が塵芥積込装置に巻き込まれないようにした安全装置を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
また、緊急停止レバーに加えて、積込動作を緊急停止させる緊急停止ボタンを含む複数の押込ボタンが設けられた積込操作ボックスを備えた塵芥収集車が知られている(例えば、特許文献2参照。)。この積込操作ボックスには、緊急停止ボタンの他にも、塵芥積込装置の圧縮板を圧縮動作させる積込ボタン、摺動板を下降させる下降ボタン、摺動板を上昇させる上昇ボタン、圧縮板を反転動作させる反転ボタンが並べて設けられている。
特開2005−67745号公報 特開2008−184308号公報
ところで、この積込操作ボックスは、各ボタンを含めて操作面の全体が一つのゴムカバーにより覆われている。ゴムカバーには各ボタンに対応する位置に凹凸が設けられており、各ボタンはこのゴムカバーを介して押し込まれる。また、このゴムカバーはゴム成型品であるため、単色無地であるが、緊急停止ボタンの部分だけはそれと分かるように赤色に着色されている。
これにより、塵芥積込装置に作業者の手足が挟まれてしまった場合には、この赤色に着色された緊急停止ボタンを容易に識別することができるので、即座にこの緊急停止ボタンを押し込んで積込動作を緊急停止させることが可能である。そして、上昇ボタンを押し込めば、摺動板を上昇させて待避させることができ、作業者が塵芥積込装置に巻き込まれないようにしている。
ところが、実際に塵芥積込装置に作業者の手足が挟まれてしまうと、作業者は気が動転していることがあるため、赤色に着色された緊急停止ボタンは正確に押し込むことができたとしても、似たような複数の押込ボタンの中から正確に上昇ボタンを識別して押し込み、摺動板を上昇させるような待避操作ができるとは限らない。
そこで、本発明においては、緊急時に緊急停止ボタンのような緊急停止指示手段による緊急停止だけでなく、正確に摺動板を上昇させるような待避操作を行うことが可能な塵芥収集車を提供することを目的とする。
本発明の塵芥収集車は、車体上に搭載され、後方開口部を有する塵芥収容箱と、この塵芥収容箱の後方開口部に連設され、塵芥の投入口を有する塵芥投入箱と、この塵芥投入箱に装備される塵芥積込装置であり、上下方向に摺動する摺動板と、この摺動板に軸支されて車体前後方向に揺動する圧縮板とを備えた塵芥積込装置とを含み、摺動板の摺動動作および圧縮板の揺動動作により、摺動板と圧縮板とが反転、下降、圧縮および上昇を1サイクルとして作動することで、塵芥投入箱に投入された塵芥を塵芥収容箱に積み込むように構成された塵芥収集車であって、塵芥積込装置による塵芥の積込動作を緊急停止させる緊急停止指示手段と、摺動板を上昇させる上昇指示手段とを含む複数の操作手段が設けられた操作装置を塵芥投入箱の投入口近傍に備え、緊急停止指示手段および上昇指示手段は、互いに異なる外観を有するものであり、かつ操作装置の他の操作手段とは異なる外観を有するものである。
本発明の塵芥収集車によれば、緊急停止指示手段および上昇指示手段が、互いに異なる外観を有し、かつ操作装置の他の操作手段とは異なる外観を有するので、緊急停止指示手段および上昇指示手段を他の操作手段とは明確に識別することができ、緊急時には緊急停止指示手段および上昇指示手段を正確に操作することができ、確実に積込動作の緊急停止および摺動板の上昇を行うことが可能となる。
これにより、操作装置が、上昇指示手段に加えて、摺動板と圧縮板とを順次反転、下降、圧縮および上昇させて積込動作させる積込指示手段と、摺動板を下降させる下降指示手段と、圧縮板を反転動作させる反転指示手段とを含む複数の操作手段が並べて設けられたものである場合であっても、緊急時には緊急停止指示手段および上昇指示手段を操作して正確に積込動作の緊急停止および摺動板の上昇を行うことが可能であり、緊急停止指示手段および上昇指示手段と並べて設けられた積込指示手段、下降指示手段または反転指示手段を誤って操作することが防止される。
また、本発明の塵芥収集車は、緊急停止指示手段および上昇指示手段は良視認性を有するものであり、積込指示手段、下降指示手段および反転指示手段を含む複数の操作手段は劣視認性を有するものであることが望ましい。この場合、緊急停止指示手段および上昇指示手段が、他の積込指示手段、下降指示手段および反転指示手段を含む複数の操作手段と比較して特に際立って見えるため、複数の操作手段の中から緊急停止指示手段および上昇指示手段を容易かつ明確に識別することができる。
また、上昇指示手段は、緊急停止指示手段を含む他の操作手段とは色および形のいずれか一方または両方が異なるものであることが望ましい。これにより、摺動板を上昇させる場合には、緊急停止指示手段を含む他の操作手段とは色および形のいずれか一方または両方が異なる上昇指示手段を容易に識別して正確に操作することができる。
また、本発明の塵芥収集車は、積込指示手段、下降指示手段および反転指示手段を含む複数の操作手段が無地のボタン、緊急停止指示手段が赤色に着色されたボタン、上昇指示手段が黄色に着色されたボタンであることが望ましい。これにより、塵芥積込装置に作業者の手足が挟まれてしまった場合に、赤色に着色されたボタンを直感的に識別して押し込むことで、最優先の積込動作の緊急停止を行うことができるとともに、積込動作の緊急停止後は、黄色に着色されたボタンを識別して押し込むことで、揺動板を上昇させることができる。
また、本発明の別の塵芥収集車は、車体上に搭載され、後方開口部を有する塵芥収容箱と、この塵芥収容箱の後方開口部に連設され、塵芥の投入口を有する塵芥投入箱と、この塵芥投入箱に装備される塵芥積込装置であり、車体前後方向に揺動する押込板と、この押込板の下端付近に回転中心を有して正逆転する回転板とを備えた塵芥積込装置とを含み、押込板の揺動動作および回転板の回転動作により、回転板の後方から前方への下回りの正回転により掻き集め、この掻き集めた塵芥を、後方開口部に対応する対応位置にて回転板を停止させた状態で、押込板を後方から前方へ揺動させることで、後方開口部を経て塵芥を塵芥収容箱に積み込むように構成された塵芥収集車であって、塵芥積込装置による塵芥の積込動作を緊急停止させる緊急停止指示手段と、回転板を逆回転させる逆転指示手段とを含む複数の操作手段が設けられた操作装置を塵芥投入箱の投入口近傍に備え、緊急停止指示手段および逆転指示手段は、互いに異なる外観を有するものであり、かつ操作装置の他の操作手段とは異なる外観を有するものである。
本発明の塵芥収集車によれば、緊急停止指示手段および逆転指示手段が、互いに異なる外観を有し、かつ操作装置の他の操作手段とは異なる外観を有するので、緊急停止指示手段および逆転指示手段を他の操作手段とは明確に識別することができ、緊急時には緊急停止指示手段および逆転指示手段を正確に操作することができ、確実に積込動作の緊急停止および回転板の逆回転を行うことが可能となる。
これにより、操作装置が、逆転指示手段に加えて、押込板の揺動動作および回転板の回転動作により積込動作させる積込指示手段と、押込板を車体後方から前方へ揺動させる押込指示手段と、押込板を車体前方から後方へ揺動させる後退指示手段とを含む複数の操作手段が並べて設けられたものである場合であっても、緊急時には緊急停止指示手段および逆転指示手段を操作して正確に積込動作の緊急停止および回転板の逆回転を行うことが可能であり、緊急停止指示手段および逆転指示手段と並べて設けられた積込指示手段、押込指示手段または後退指示手段を誤って操作することが防止される。
また、本発明の塵芥収集車は、緊急停止指示手段および逆転指示手段は良視認性を有するものであり、積込指示手段、押込指示手段および後退指示手段を含む複数の操作手段は劣視認性を有するものであることが望ましい。この場合、緊急停止指示手段および逆転指示手段が、他の積込指示手段、押込指示手段および後退指示手段を含む複数の操作手段と比較して特に際立って見えるため、複数の操作手段の中から緊急停止指示手段および逆転指示手段を容易かつ明確に識別することができる。
また、逆転指示手段は、緊急停止指示手段を含む他の操作手段とは色および形のいずれか一方または両方が異なるものであることが望ましい。これにより、回転板を逆回転させる場合には、緊急停止指示手段を含む他の操作手段とは色および形のいずれか一方または両方が異なる逆転指示手段を容易に識別して正確に操作することができる。
また、本発明の塵芥収集車は、積込指示手段、押込指示手段および後退指示手段を含む複数の操作手段が無地のボタン、緊急停止指示手段が赤色に着色されたボタン、逆転指示手段が黄色に着色されたボタンであることが望ましい。これにより、塵芥積込装置に作業者の手足が挟まれてしまった場合に、赤色に着色されたボタンを直感的に識別して押し込むことで、最優先の積込動作の緊急停止を行うことができるとともに、積込動作の緊急停止後は、黄色に着色されたボタンを識別して押し込むことで、回転板を逆回転させることができる。
(1)摺動板の摺動動作および圧縮板の揺動動作により、摺動板と圧縮板とが反転、下降、圧縮および上昇を1サイクルとして作動することで、塵芥投入箱に投入された塵芥を塵芥収容箱に積み込むように構成された塵芥収集車であって、塵芥積込装置による塵芥の積込動作を緊急停止させる緊急停止指示手段と、摺動板を上昇させる上昇指示手段とを含む複数の操作手段が設けられた操作装置を塵芥投入箱の投入口近傍に備え、緊急停止指示手段および上昇指示手段が、互いに異なる外観を有するものであり、かつ操作装置の他の操作手段とは異なる外観を有するものであることにより、緊急停止指示手段および上昇指示手段を他の操作手段とは明確に識別することができるため、緊急時には緊急停止指示手段および上昇指示手段を正確に操作することができる。これにより、緊急時に緊急停止ボタンのような緊急停止指示手段による緊急停止だけでなく、正確に摺動板を上昇させるような待避操作を行うことが可能となる。
(2)操作装置が、上昇指示手段に加えて、摺動板と圧縮板とを順次反転、下降、圧縮および上昇させて積込動作させる積込指示手段と、摺動板を下降させる下降指示手段と、圧縮板を反転動作させる反転指示手段とを含む複数の操作手段が並べて設けられたものである場合であっても、緊急時には緊急停止指示手段および上昇指示手段を操作して正確に積込動作の緊急停止および摺動板の上昇を行うことが可能であり、緊急停止指示手段および上昇指示手段と並べて設けられた積込指示手段、下降指示手段または反転指示手段を誤って操作することが防止される。
(3)緊急停止指示手段および上昇指示手段が良視認性を有するものであり、積込指示手段、下降指示手段および反転指示手段を含む複数の操作手段が劣視認性を有するものであることにより、複数の操作手段の中から特に際立って見える緊急停止指示手段および上昇指示手段を容易かつ明確に識別することができるので、より正確に緊急停止および摺動板上昇を行うことが可能となる。
(4)上昇指示手段が、緊急停止指示手段を含む他の操作手段とは色および形のいずれか一方または両方が異なるものであることにより、摺動板を上昇させる場合には、緊急停止指示手段を含む他の操作手段とは色および形のいずれか一方または両方が異なる上昇指示手段を容易に識別して正確に操作することができ、より正確に緊急停止および摺動板上昇を行うことが可能となる。
(5)積込指示手段、下降指示手段および反転指示手段を含む複数の操作手段が無地のボタン、緊急停止指示手段が赤色に着色されたボタン、上昇指示手段が黄色に着色されたボタンであることにより、塵芥積込装置に作業者の手足が挟まれてしまった場合に、赤色に着色されたボタンを直感的に識別して押し込むことで、最優先の積込動作の緊急停止を行うことができるとともに、積込動作の緊急停止後は、黄色に着色されたボタンを識別して押し込むことで、揺動板を上昇させることができる。
(6)押込板の揺動動作および回転板の回転動作により、回転板の後方から前方への下回りの正回転により掻き集め、この掻き集めた塵芥を、後方開口部に対応する対応位置にて回転板を停止させた状態で、押込板を後方から前方へ揺動させることで、後方開口部を経て塵芥を塵芥収容箱に積み込むように構成された塵芥収集車であって、塵芥積込装置による塵芥の積込動作を緊急停止させる緊急停止指示手段と、回転板を逆回転させる逆転指示手段とを含む複数の操作手段が設けられた操作装置を塵芥投入箱の投入口近傍に備え、緊急停止指示手段および逆転指示手段が、互いに異なる外観を有するものであり、かつ操作装置の他の操作手段とは異なる外観を有するものであることにより、緊急停止指示手段および逆転指示手段を他の操作手段とは明確に識別することができるため、緊急時には緊急停止指示手段および逆転指示手段を正確に操作することができる。これにより、緊急時に緊急停止ボタンのような緊急停止指示手段による緊急停止だけでなく、正確に回転板を逆回転させるような待避操作を行うことが可能となる。
(7)操作装置が、逆転指示手段に加えて、押込板の揺動動作および回転板の回転動作により積込動作させる積込指示手段と、押込板を車体後方から前方へ揺動させる押込指示手段と、押込板を車体前方から後方へ揺動させる後退指示手段とを含む複数の操作手段が並べて設けられたものである場合であっても、緊急時には緊急停止指示手段および逆転指示手段を操作して正確に積込動作の緊急停止および回転板の逆回転を行うことが可能であり、緊急停止指示手段および逆転指示手段と並べて設けられた積込指示手段、押込指示手段または後退指示手段を誤って操作することが防止される。
(8)緊急停止指示手段および逆転指示手段が良視認性を有するものであり、積込指示手段、押込指示手段および後退指示手段を含む複数の操作手段が劣視認性を有するものであることにより、複数の操作手段の中から特に際立って見える緊急停止指示手段および逆転指示手段を容易かつ明確に識別することができるので、より正確に緊急停止および回転板の逆回転を行うことが可能となる。
(9)逆転指示手段が、緊急停止指示手段を含む他の操作手段とは色および形のいずれか一方または両方が異なるものであることにより、回転板を逆回転させる場合には、緊急停止指示手段を含む他の操作手段とは色および形のいずれか一方または両方が異なる逆転指示手段を容易に識別して正確に操作することができ、より正確に緊急停止および回転板の逆回転を行うことが可能となる。
(10)積込指示手段、押込指示手段および後退指示手段を含む複数の操作手段が無地のボタン、緊急停止指示手段が赤色に着色されたボタン、逆転指示手段が黄色に着色されたボタンであることにより、塵芥積込装置に作業者の手足が挟まれてしまった場合に、赤色に着色されたボタンを直感的に識別して押し込むことで、最優先の積込動作の緊急停止を行うことができるとともに、積込動作の緊急停止後は、黄色に着色されたボタンを識別して押し込むことで、回転板を逆回転させることができる。
本発明の第1の実施の形態における塵芥収集車の後部を断面にて示す側面断面図である。 図1の塵芥投入箱における摺動用開口およびその周辺の拡大側面図である。 図1の塵芥収集車の背面図および部分詳細図である。 図1の塵芥収集車の油圧回路構成を示す回路図である。 塵芥積込装置の上昇終了位置を説明する概略縦断面図である。 塵芥積込装置の反転終了位置を説明する概略縦断面図である。 塵芥積込装置の下降終了位置を説明する概略縦断面図である。 塵芥積込装置の最前方位置の状態を説明する概略縦断面図である。 本発明の第2の実施の形態における塵芥積込装置の回転板の正回転初期位置を示す塵芥投入箱の概略縦断面図である。 回転板による塵芥の掻き集め動作を示す塵芥投入箱の概略縦断面図である。 回転板を対応位置に停止させた状態での押込板による押込動作を示す塵芥投入箱の概略縦断面図である。 押込板の押込状態を示す塵芥投入箱の概略縦断面図である。 本発明の第2の実施の形態における塵芥積込装置の操作装置の拡大図である。
(実施の形態1)
図1は本発明の第1の実施の形態における塵芥収集車の後部を断面にて示す側面断面図、図2は図1の塵芥投入箱における摺動用開口およびその周辺の拡大側面図である。なお、以下の説明において、前後方向は車体の前後方向と同じ方向を指すものとし、左右方向は車体の前方に向かって左右方向を指すものとする。
図1において、塵芥収集車1の車体2上には塵芥収容箱3が搭載されている。この塵芥収容箱3の後端の後方開口部4には、塵芥投入箱5が連設されている。塵芥投入箱5は、後方開口部4の上方で投入箱支持ピン6により軸支されている。塵芥投入箱5は、塵芥収容箱3と塵芥投入箱5との間に設けられた回動シリンダ24(図4参照。)の伸縮動作により、投入箱支持ピン6を中心に回動自在となっている。
塵芥投入箱5の後部には投入口7が開口されている。この投入口7は、昇降可能なテールゲート19(図3参照。)を降下させることにより、閉塞させることができる。塵芥投入箱5の内部には、圧縮式の塵芥積込装置8が装備されている。塵芥積込装置8は、塵芥投入箱5内に投入口7を通じて投入された塵芥を圧縮して、塵芥収容箱3内に積み込むためのものである。
塵芥投入箱5の左右両側壁には、溝型鋼で形成された案内溝部材9が補強枠を兼ねて前方上部より後方下部に向かって敷設されている。塵芥投入箱5内には、その横幅一杯に広がる摺動板10が収容されている。この摺動板10の左右両側縁の上下には、案内ローラ11が回転可能に設けられている。これらの案内ローラ11は、案内溝部材9の内壁に沿って摺動自在に嵌入されている。
図2に示すように、摺動板10の背面上部の左右端部にはボス部12が設けられている。このボス部12には、摺動板支持軸13が挿通されている。この摺動板支持軸13は、塵芥投入箱5の左右両側壁に形成された摺動用開口5aを越えて塵芥投入箱5の内側より外側に突出するように配置されている。
また、図2に示すように、塵芥投入箱5の左右両側壁からそれぞれ外側に突出した摺動板支持軸13と塵芥投入箱5の下部間には、左右それぞれ塵芥投入箱5の外側に案内溝部材9の傾斜方向に沿って配置された摺動シリンダ18がそれぞれ連結されている。摺動シリンダ18は、棒状のシリンダロッド18aと、塵芥投入箱5の側壁に取り付けられた円筒状のシリンダチューブ18bとを備えている。シリンダチューブ18bには、油圧配管を接続するための円筒状の配管用ポート18cが突出して形成されている。この摺動シリンダ18の伸縮動作によって、摺動板10は案内溝部材9に沿って上下に往復移動する。
図1に戻って、摺動板10の下端には、塵芥投入箱5の横幅一杯に広がる圧縮板15が前後方向に揺動自在に支持されている。この圧縮板15の先端は前方に向かって若干屈折形成されている。また、圧縮板15の左右両背面には接続部15aが突設されている。この左右それぞれの接続部15aと、摺動板10の背面上部に設けられた摺動板支持軸13の左右両端部との間には、それぞれ揺動シリンダ14が連結されている。この揺動シリンダ14の伸縮作動によって、圧縮板15は前後に揺動する。
塵芥収容箱3内には排出板16が車体前後方向に摺動自在に配設されている。排出板16は、塵芥収容箱3の横幅および上下高さと略同じ大きさに形成された板状体である。この排出板16は、排出シリンダ17の伸縮動作により塵芥収容箱3内を前後に摺動する。
図3は図1の塵芥収集車の背面図および部分詳細図である。図3に示すように、塵芥投入箱5の投入口7の左側方には、塵芥積込装置8の動作を制御するための操作装置20が設けられている。操作装置20は、塵芥積込装置8による塵芥の積込動作を緊急停止させる緊急停止指示手段としての緊急停止指示ボタン22eを含む複数のプッシュ式のスイッチが設けられたスイッチボックス21で構成されている。
スイッチボックス21には、緊急停止指示ボタン22eの他にも、摺動板10と圧縮板15とを順次反転、下降、圧縮および上昇させて積込動作させる積込指示手段としての積込指示ボタン22aと、摺動板10を下降させる下降指示ボタン22bと、摺動板10を上昇させる上昇指示ボタン22cと、圧縮板15を反転動作させる反転指示ボタン22dとが設けられている。
なお、このスイッチボックス21は、各指示ボタン22a〜22eを含めて操作面の全体が一つのゴムカバーにより覆われている。ゴムカバーには各指示ボタン22a〜22eに対応する位置に凹凸が設けられており、各指示ボタン22a〜22eはこのゴムカバーを介して押し込まれる。また、このゴムカバーはゴム成型品であり、下地の色が黒色の単色無地であるが、緊急停止指示ボタン22eの部分は赤色に、上昇指示ボタン22cの部分は黄色に、それぞれ着色されている。
次に本実施形態における塵芥収集車の油圧回路構成について説明する。図4は図1の塵芥収集車の油圧回路構成を示す回路図である。
図4に示すように、この油圧回路30では、揺動シリンダ14、排出シリンダ17、摺動シリンダ18、ロックシリンダ23および回動シリンダ24の5種類のシリンダをそれぞれ油圧制御している。揺動シリンダ14は、圧縮板15を車体前後方向に揺動させるためのものである。摺動シリンダ18は、摺動板10を上下方向に摺動させるためのものである。
排出シリンダ17は、塵芥収容箱3内に配設された排出板16を車体前後方向に摺動させるためのものである。排出板16は、塵芥収容箱3に塵芥40を積込む際には、塵芥収容箱3内の最後方位置に配置しておく。そして、塵芥積込装置8により積込まれる塵芥40が排出板16を押圧する力が所定以上に達した際に、排出シリンダ17を縮退させることで、排出板16が徐々に前方に移動するようにしている。このような排出板16の移動動作によって、塵芥40を圧縮しながら塵芥収容箱3内へ積み込むことができるようになっている。
また、塵芥収容箱3が塵芥で満杯状態になったときには、排出シリンダ17を伸長させることで、塵芥収容箱3の前部に位置する排出板16を後方に移動させ、塵芥収容箱3内に収容された塵芥40を排出することができるようになっている。なお、排出シリンダ17は、塵芥収容箱3内の限られた収容スペースにおいてできるだけ長い伸縮量を確保するために、多段伸縮式のテレスコピックシリンダで構成されている。
ロックシリンダ23は、塵芥投入箱5を閉じた位置でロックするためのものである。このロックシリンダ23は、塵芥処理場において塵芥収容箱3内の塵芥を廃棄する際に伸長させて、塵芥投入箱5のロックを解除し、塵芥投入箱5を開いて後方開口部4を開放することができるようになっている。回動シリンダ24は、塵芥投入箱5を、投入箱支持ピン6を中心にして上方に回動させて、塵芥収容箱3の後部を開放状態にするためのものである。
各シリンダ14,17,18,23,24は、油圧配管30aを介して油圧切替部31に接続されている。この油圧切替部31は、図示しない複数の電磁弁を備えており、これらの電磁弁の開閉ポートを切り替えることにより、油圧ポンプ32から吐出された作動油が所望のシリンダに対して供給される。これにより、各シリンダ14,17,18,23,24の伸縮動作の切り替えが制御され、または動作が停止される。
油圧回路30は、作動油を貯留する油圧タンク33を備える。油圧回路30は、油圧タンク33内の作動油を油圧ポンプ32で吸い上げて供給側の油圧配管30bに流通させ、油圧切替部31に供給されるように構成されている。そして、油圧切替部31を通過した作動油は、回収側の油圧配管30cに流通させ、リターンフィルタ34で濾過された後、油圧配管30c’を流通させて、再び油圧タンク33に回収されるようになっている。
また、前述の操作装置20には、運転席内に設けられたコントローラ35が接続されている。操作装置20は、積込指示ボタン22aが押し込まれた際には、コントローラ35に対して、摺動板10と圧縮板15とを順次反転、下降、圧縮および上昇させて積込動作させる積込信号を出力する。同様に、操作装置20は、下降指示ボタン22bまたは上昇指示ボタン22cが押し込まれた際には、コントローラ35に対して、各ボタン22b,22cが押し込まれている間、それぞれ摺動板10を下降または上昇させる下降信号または上昇信号を出力する。
また、操作装置20は、反転指示ボタン22dが押し込まれた際には、コントローラ35に対して、圧縮板15を反転動作させる反転信号を出力する。さらに、操作装置20は、緊急停止指示ボタン22eが押し込まれた際には、コントローラ35に対して積込動作を緊急停止させる停止信号を出力する。コントローラ35は、これらの操作装置20から出力された各種信号を受信すると、油圧切替部31に対し、各種信号に応じて電磁弁の開閉ポートを切り替えて、摺動シリンダ18および揺動シリンダ14を伸縮動作、または停止させるように制御する制御信号を出力する。
次に、上記構成の塵芥積込装置8の運転動作について図5から図8を参照して説明する。図5は塵芥積込装置8の上昇終了位置を説明する概略縦断面図、図6は塵芥積込装置8の反転終了位置を説明する概略縦断面図、図7は塵芥積込装置8の下降終了位置を説明する概略縦断面図、図8は塵芥積込装置8の最前方位置の状態を説明する概略縦断面図である。なお、図5〜図8において、簡略化のために、摺動シリンダ18は省略している。
図5に示すように、摺動シリンダ18および揺動シリンダ14がいずれも伸長して摺動板10が上昇終了位置(最上位置)にある状態で、投入口7を通して塵芥40を塵芥投入箱5内に投入し、積込指示ボタン22aを押し込み操作する。積込指示ボタン22aによる積込指示がなされると、操作装置20はコントローラ35に対して前述の積込信号を出力する。そして、コントローラ35は、この積込信号を受けて、以下の積込動作を行うように油圧切替部31の動作を制御する。
まず、図5に示す状態で、揺動シリンダ14が縮退作動して圧縮板15が反転作動し、反転終了位置(図6参照。)に達する(反転工程)。この後、摺動シリンダ18が縮退作動して摺動板10が下降し、これに伴って圧縮板15が下降する(下降工程)。そして、圧縮板15が下降終了位置(図7参照。)に達すると、揺動シリンダ14を伸長させて圧縮板15を前方に揺動させ、圧縮工程に移行する。
そして、圧縮板15が最前方位置(図8参照。)まで揺動する(圧縮行程)と、摺動シリンダ18を伸長させて圧縮板15を上昇させる(上昇工程)。この圧縮板15が上昇終了位置に達すると(図5参照。)、一連の積込動作を終了する。これにより反転、下降、圧縮、上昇の各工程を1サイクルとして塵芥積込動作を繰り返して行うことができる。
なお、上記一連の積込動作中、緊急停止指示ボタン22eによる緊急停止指示がなされると、操作装置20はコントローラ35に対して積込動作を緊急停止させる停止信号を出力する。そして、コントローラ35は、この停止信号を受けて、摺動シリンダ18および揺動シリンダ14の伸縮動作を停止するように油圧切替部31の動作を制御する。
以上説明したように、本実施形態おける塵芥収集車1によれば、摺動板10や圧縮板15に作業者の手足が挟まれて巻き込まれそうになっても、緊急停止指示ボタン22eを押すことで、摺動板10および圧縮板15は緊急停止し、作業者の巻き込みを防止することができる。
特に、この塵芥収集車1においては、この緊急停止指示を行う際の緊急停止指示ボタン22eが、赤色に着色されており、同じスイッチボックス21に並べて配置されている他の指示ボタン22a〜22dとは異なる外観を有するため、これらの他の指示ボタン22a〜22dとは明確に識別することができ、緊急時に正確に操作することが可能である。
また、この緊急停止後に、塵芥積込装置8に作業者の手足が挟まれてしまっている場合には、黄色に着色された上昇指示ボタン22cを押すことで、摺動板10を上昇させることが可能である。このとき、操作装置20は、コントローラ35に対して上昇指示ボタン22cが押し込まれている間、摺動板10を上昇させる上昇信号を出力し、コントローラ35は摺動シリンダ18を伸長させて摺動板10を上昇させる。
このように、この塵芥収集車1では、上昇指示ボタン22cが黄色に着色されており、同じスイッチボックス21に並べて配置されている他の指示ボタン22a,22b,22d,22eとは異なる外観を有するため、これらの他の指示ボタン22a,22b,22d,22eとは明確に識別することができ、緊急停止指示ボタン22eによる緊急停止だけでなく、正確に摺動板を上昇させることが可能である。
したがって、この塵芥収集車1では、緊急時には赤色に着色された緊急停止指示ボタン22eおよび黄色に着色された上昇指示ボタン22cを操作して正確に積込動作の緊急停止および摺動板10の上昇を行うことが可能であり、同じスイッチボックス21に並べて設けられた他の指示ボタン22a,22b,22dを誤って操作することが防止されている。
なお、本実施形態における塵芥収集車1では、緊急停止指示ボタン22eが赤色に着色され、上昇指示ボタン22cが黄色に着色され、他の指示ボタン22a,22b,22dが黒色の単色無地であるが、これらを別の色とすることも可能である。あるいは、緊急停止ボタン22eおよび上昇指示ボタン22cを他の指示ボタン22a,22b,22dとは形が異なるものとすることも可能である。
要するに、緊急停止指示ボタン22eおよび上昇指示ボタン22cが良視認性を有するものであり、他の指示ボタン22a,22b,22dが劣視認性を有するものであれば良い。但し、緊急停止指示ボタン22eと上昇指示ボタン22cとは別の色あるいは別の形で構成する。これにより、複数の指示ボタン22a〜22eの中から特に際立って見える緊急停止指示ボタン22eおよび上昇指示ボタン22cを容易かつ明確に識別することが可能となる。
(実施の形態2)
図9〜図12は本発明の第2の実施の形態における塵芥積込装置を示す図であって、図9は回転板の正回転初期位置を示す塵芥投入箱の概略縦断面図、図10は回転板による塵芥の掻き集め動作を示す塵芥投入箱の概略縦断面図、図11は回転板を対応位置に停止させた状態での押込板による押込動作を示す塵芥投入箱の概略縦断面図、図12は押込板の押込状態を示す塵芥投入箱の概略縦断面図である。
第2実施形態と第1実施形態との違いは、圧縮式の塵芥積込装置8に代えて、回転式の塵芥積込装置50を用いて積込作業を行う点にある。以下、第1実施形態との共通部分については同一符号を付し、相違点についてのみ説明する。
図9に示すように、塵芥積込装置50は、塵芥投入箱5の後部に開口された投入口7の内部に装備されている。塵芥積込装置50は、車体前後方向に揺動する押込板51と、この押込板51の下端付近に回転中心を有して正逆転する回転板52とを備えている。
押込板51は、塵芥投入箱5の幅方向全体に亘って延設され、かつ後方開口部4に対向するように配設されている。この押込板51の上部は、塵芥投入箱5の左右両側壁の中央付近に、中心軸51aを介して回動自在に支持されている。押込板51には、その中心軸51aよりも上方に延びる延設部54が設けられている。この延設部54の先端には、左右一対の押込シリンダ53の先端が連設されている。押込シリンダ53は、その基端が投入箱支持ピン6に回動自在に支持されている。この押込シリンダ53の伸縮動作により、押込板51が中心軸51a周りに車体前後方向に揺動するようになっている。
一方、回転板52は、押込板51の下側に設けられている。回転板52は、押込板51の下端付近に回転中心としての回転軸52aを有し、塵芥投入箱5の断面略半円弧状に形成された底壁55に沿って回転軸52a周りに回転するように構成されている。また、回転軸52aの一方は、正逆回転可能なモータ(図示せず。)に減速機構を介して駆動連結されており、このモータにより回転力がトルクアップされた状態で、モータと同期して正逆回転するように構成されている。
また、塵芥投入箱5の投入口7の左側方には、塵芥積込装置50の動作を制御するための操作装置60(図13参照。)が設けられている。操作装置60は、塵芥積込装置50による塵芥の積込動作を緊急停止させるための緊急停止指示手段としての緊急停止指示ボタン62eを含む複数のプッシュ式のスイッチが設けられたスイッチボックス61で構成されている。
スイッチボックス61には、緊急停止指示ボタン62eの他にも、押込板51の揺動動作および回転板52の回転動作により積込動作させる積込指示手段としての積込指示ボタン62aと、回転板52を逆回転させる逆転指示ボタン62bと、押込板51を車体後方から前方へ揺動させる押込指示ボタン62cと、押込板51を車体前方から後方へ揺動させる後退指示ボタン62dとが設けられている。
スイッチボックス61は、各指示ボタン62a〜62eを含めて操作面の全体が一つのゴムカバーにより覆われている。ゴムカバーには各指示ボタン62a〜62eに対応する位置に凹凸が設けられており、各指示ボタン62a〜62eはこのゴムカバーを介して押し込まれる。また、このゴムカバーはゴム成型品であり、下地の色が黒色の単色無地であるが、緊急停止指示ボタン62eの部分は赤色に、逆転指示ボタン62bの部分は黄色に、それぞれ着色されている。
このように構成された塵芥積込装置50では、まず、図12に示す状態で、投入口7を通して塵芥40を塵芥投入箱5内に投入し、積込指示ボタン62aを押し込み操作することで、回転板52が正回転(図9において右回り)し始める。これより遅れて、回転板52が押込板51と干渉しない位置まで回転すると、押込シリンダ53が縮退作動して押込板51が後方位置(図10参照。)に位置する。
そして、回転板52の正回転により塵芥40が掻き集められ、回転板52の先端が後方開口部4の下縁に対応する対応位置に達すると、回転板52が停止する(図11参照。)。次に、この回転板52を停止させた状態で、押込シリンダ53を伸長させることによって、押込板51が後方位置から前方位置(図12参照。)へ揺動する。これにより、掻き集められた塵芥40は後方開口部4を経て塵芥収容箱3内に押し込まれ、一連の積込動作が終了する。
なお、上記一連の積込動作中、緊急停止指示ボタン62eによる緊急停止指示がなされると、操作装置60は押込シリンダ53および回転板52を回転させるモータを緊急停止する。そして、この緊急停止後に、塵芥積込装置50に作業者の手足が挟まれてしまっている場合には、黄色に着色された逆転指示ボタン62bを押すことで、回転板52を逆回転させることが可能である。
このように、この塵芥積込装置50においては、逆転指示ボタン62bが黄色に着色されており、同じスイッチボックス21に並べて配置されている他の指示ボタン62a,62b,62c,62eとは異なる外観を有するため、これらの他の指示ボタン62a,62b,62c,62eとは明確に識別することができ、緊急停止指示ボタン22eによる緊急停止だけでなく、正確に摺動板を上昇させることが可能である。
したがって、この塵芥積込装置50では、緊急時には赤色に着色された緊急停止指示ボタン62eおよび黄色に着色された逆転指示ボタン62bを操作して正確に積込動作の緊急停止および回転板52の逆回転を行うことが可能であり、同じスイッチボックス61に並べて設けられた他の指示ボタン62a,62b,62cを誤って操作することが防止されている。
なお、本実施形態における塵芥積込装置50では、緊急停止指示ボタン62eが赤色に着色され、逆転指示ボタン62bが黄色に着色され、他の指示ボタン62a,62b,62cが黒色の単色無地であるが、これらを別の色とすることも可能である。あるいは、緊急停止ボタン62eおよび逆転指示ボタン62bを他の指示ボタン62a,62b,62cとは形が異なるものとすることも可能である。
要するに、緊急停止指示ボタン62eおよび逆転指示ボタン62bが良視認性を有するものであり、他の指示ボタン62a,62b,62cが劣視認性を有するものであれば良い。但し、緊急停止指示ボタン62eと逆転指示ボタン62bとは別の色あるいは別の形で構成する。これにより、複数の指示ボタン62a〜62eの中から特に際立って見える緊急停止指示ボタン62eおよび逆転指示ボタン62bを容易かつ明確に識別することが可能となる。
本発明の塵芥収集車は、塵芥積込装置により塵芥を圧縮して積み込むことのできる塵芥収集車として有用である。
1 塵芥収集車
2 車体
3 塵芥収容箱
4 後方開口部
5 塵芥投入箱
6 投入箱支持ピン
7 投入口
8 塵芥積込装置
9 案内溝部材
10 摺動板
11 案内ローラ
12 ボス部
13 摺動板支持軸
14 揺動シリンダ
15 圧縮板
16 排出板
17 排出シリンダ
18 摺動シリンダ
20 操作装置
21 スイッチボックス
22a 積込指示ボタン
22b 下降指示ボタン
22c 上昇指示ボタン
22d 反転指示ボタン
22e 緊急停止指示ボタン
23 ロックシリンダ
24 回動シリンダ
30 油圧回路
30a,30b,30c 油圧配管
31 油圧切替部
32 油圧ポンプ
33 油圧タンク
34 リターンフィルタ
35 コントローラ
40 塵芥
50 塵芥積込装置
51 押込板
52 回転板
53 押込シリンダ
60 操作装置
61 スイッチボックス
62a 積込指示ボタン
62b 逆転指示ボタン
62c 押込指示ボタン
62d 後退指示ボタン
62e 緊急停止指示ボタン

Claims (10)

  1. 車体上に搭載され、後方開口部を有する塵芥収容箱と、
    この塵芥収容箱の後方開口部に連設され、塵芥の投入口を有する塵芥投入箱と、
    この塵芥投入箱に装備される塵芥積込装置であり、上下方向に摺動する摺動板と、この摺動板に軸支されて車体前後方向に揺動する圧縮板とを備えた塵芥積込装置とを含み、
    前記摺動板の摺動動作および前記圧縮板の揺動動作により、前記摺動板と圧縮板とが反転、下降、圧縮および上昇を1サイクルとして作動することで、前記塵芥投入箱に投入された塵芥を前記塵芥収容箱に積み込むように構成された塵芥収集車であって、
    前記塵芥積込装置による塵芥の積込動作を緊急停止させる緊急停止指示手段と、前記摺動板を上昇させる上昇指示手段とを含む複数の操作手段が設けられた操作装置を前記塵芥投入箱の投入口近傍に備え、
    前記緊急停止指示手段および上昇指示手段は、互いに異なる外観を有するものであり、かつ前記操作装置の他の操作手段とは異なる外観を有するものである
    ことを特徴とする塵芥収集車。
  2. 前記操作装置は、前記上昇指示手段に加えて、前記摺動板と圧縮板とを順次反転、下降、圧縮および上昇させて積込動作させる積込指示手段と、前記摺動板を下降させる下降指示手段と、前記圧縮板を反転動作させる反転指示手段とを含む複数の操作手段が並べて設けられたものである請求項1記載の塵芥収集車。
  3. 前記緊急停止指示手段および上昇指示手段は良視認性を有するものであり、前記積込指示手段、下降指示手段および反転指示手段を含む複数の操作手段は劣視認性を有するものである請求項2記載の塵芥収集車。
  4. 前記積込指示手段、下降指示手段および反転指示手段を含む複数の操作手段は無地のボタン、前記緊急停止指示手段は赤色に着色されたボタン、前記上昇指示手段は黄色に着色されたボタンである請求項2または3に記載の塵芥収集車。
  5. 前記上昇指示手段は、前記緊急停止指示手段を含む他の操作手段とは色および形のいずれか一方または両方が異なるものである請求項1から4のいずれかに記載の塵芥収集車。
  6. 車体上に搭載され、後方開口部を有する塵芥収容箱と、
    この塵芥収容箱の後方開口部に連設され、塵芥の投入口を有する塵芥投入箱と、
    この塵芥投入箱に装備される塵芥積込装置であり、車体前後方向に揺動する押込板と、この押込板の下端付近に回転中心を有して正逆転する回転板とを備えた塵芥積込装置とを含み、
    前記押込板の揺動動作および前記回転板の回転動作により、前記回転板の後方から前方への下回りの正回転により掻き集め、この掻き集めた塵芥を、前記後方開口部に対応する対応位置にて前記回転板を停止させた状態で、前記押込板を後方から前方へ揺動させることで、前記後方開口部を経て前記塵芥を前記塵芥収容箱に積み込むように構成された塵芥収集車であって、
    前記塵芥積込装置による塵芥の積込動作を緊急停止させる緊急停止指示手段と、前記回転板を逆回転させる逆転指示手段とを含む複数の操作手段が設けられた操作装置を前記塵芥投入箱の投入口近傍に備え、
    前記緊急停止指示手段および逆転指示手段は、互いに異なる外観を有するものであり、かつ前記操作装置の他の操作手段とは異なる外観を有するものである
    ことを特徴とする塵芥収集車。
  7. 前記操作装置は、前記逆転指示手段に加えて、前記押込板の揺動動作および回転板の回転動作により積込動作させる積込指示手段と、前記押込板を車体後方から前方へ揺動させる押込指示手段と、前記押込板を車体前方から後方へ揺動させる後退指示手段とを含む複数の操作手段が並べて設けられたものである請求項6記載の塵芥収集車。
  8. 前記緊急停止指示手段および逆転指示手段は良視認性を有するものであり、前記積込指示手段、下降指示手段および反転指示手段を含む複数の操作手段は劣視認性を有するものである請求項7記載の塵芥収集車。
  9. 前記積込指示手段、押込指示手段および後退指示手段を含む複数の操作手段は無地のボタン、前記緊急停止指示手段は赤色に着色されたボタン、前記逆転指示手段は黄色に着色されたボタンである請求項7または8に記載の塵芥収集車。
  10. 前記逆転指示手段は、前記緊急停止指示手段を含む他の操作手段とは色および形のいずれか一方または両方が異なるものである請求項7から9のいずれかに記載の塵芥収集車。
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