JP2010198933A - 電極板加圧装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】リチウムイオン二次電池等の更なる普及を図るべく、簡易な構成で、積層構造の電極板に対する加圧力を均等かつ一定に保持することができる信頼性の高い電極板加圧装置を提供する。
【解決手段】平行に対向する一対の第一拘束板4および第二拘束板5と、第一拘束板4および第二拘束板5の離間距離を調整し、かつ、保持できる保持部20と、を有する拘束装置2と、第一拘束板4および第二拘束板5の少なくともいずれか一方と、電極板配置部8と、の間に形成される液体を保持できる空間たる液体封入部10と、該液体封入部10を形成する隔壁の少なくとも一部を形成する弾性変形可能な膜体である弾性シート11と、を有する加圧部3と、液体封入部10と接する部位が弾性変形可能な膜体で形成される空間であって気体を保持できる気体封入部15を有する蓄圧部13と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、積層構造を有する電極板を積層方向に加圧するための電極板加圧装置の技術に関する。
従来、例えば、リチウムイオン二次電池において、劣化や性能低下の原因となる電流密度のばらつきを抑えるためには、電池の構成要素である積層構造を有する電極板を積層方向に均等に加圧することが有効であることが知られている。ここで、電極板に対する加圧力は、電極板の仕様に応じて適正な値が存在するということが既知である。即ち、電極板に対する加圧力は、強すぎても弱すぎても良くないという性質があり、加圧力を均等かつ一定に保持することが必要とされている。
しかしながら、電極板に通電がなされると、電極板が膨張したり、あるいは、電極板からの発熱により、電極板を拘束している装置等が膨張・変形等したりするため、電極板に対する加圧力を均等かつ一定に保持することが難しいという問題があった。
係る問題を解決することができる技術としては、以下に示す特許文献1に開示された技術があり、公知となっている。
係る特許文献1に示された従来技術では、バイポーラ電池を流体が満たされたケース内に収納し、ケース内と接続された加圧部によってケース内の流体を加圧し、流体によってバイポーラ電池の端面を加圧することによって、当該バイポーラ電池の電極板を積層方向に均等かつ一定に加圧する構成としている。また本従来技術では、ケースの温度等を検出し、その温度に基づいて制御装置によって加圧部をフィードバック制御し、流体による加圧力を制御することによって、状況変化に応じて適切な加圧状態を維持する構成としている。
しかしながら、特許文献1に示された従来の構成では、電池ごとに電極板加圧装置(即ち、加圧部や制御装置)を備えなければならず、電極板加圧装置の大型化や複雑化および電池の製造コストの増大を招くという問題があった。また、電極板加圧装置の構成上、故障の可能性が存在する部位があるため、電池の信頼性低下が懸念されるという問題もあった。
特開2008−147010号公報
本発明は、係る現状を鑑みてなされたものであり、リチウムイオン二次電池等の更なる普及を図るべく、簡易な構成で、積層構造の電極板に対する加圧力を均等かつ一定に保持することができる信頼性の高い電極板加圧装置を提供することを課題としている。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、極板と、セパレータと、を積層して形成される電極板を、積層方向に加圧するための電極板加圧装置であって、平行に対向する一対の第一および第二の拘束板と、前記第一および第二の拘束板の離間距離を調整し、かつ、保持できる保持装置と、を有する拘束装置と、前記第一および第二の拘束板の少なくともいずれか一方と、前記第一および第二の拘束板の間に形成され、前記電極板が配置される部位である電極板配置部と、の間に形成される液体を保持できる空間たる液体封入部と、該液体封入部を形成する隔壁の少なくとも一部を形成する弾性変形可能な膜体と、を有する加圧装置と、前記液体封入部と接する部位が弾性変形可能な膜体で形成される空間であって気体を保持できる気体封入部を有する蓄圧装置と、を備えるものである。
請求項2においては、前記加圧装置は、前記第一および第二の拘束板の少なくともいずれか一方に形成され、前記電極板配置部に向けて開放される開放部を有する空間たる前記液体封入部と、前記開放部を全面的に覆う膜体と、を有するものである。
請求項3においては、前記液体封入部は、前記第一および第二の拘束板の少なくともいずれか一方に形成される第一の液体封入部と、前記第一および第二の拘束板とは別体の容器であって前記第一の液体封入部と連通する第二の液体封入部と、によって構成されるものである。
請求項4においては、前記蓄圧装置は、前記第二の液体封入部と、前記第二の液体封入部の内部に配設される前記気体封入部と、を有するものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、電極板の膨張や発熱に起因する液体や拘束装置の体積変化を気体封入部の体積変化で吸収することでき、加圧力が変動する要因を受動的に作動する要素のみで調整することができる。またこれにより、簡易な構成による信頼性の高い電極板加圧装置を構成することができる。
請求項2においては、電極板加圧装置をコンパクトな構成とすることができる。
請求項3においては、液体封入部の必要容積を容易に確保することができる。これにより、電極板に対する加圧力を均等かつ一定に確実に保持することができる。
請求項4においては、気体封入部の必要容積を容易に確保することができる。これにより、電極板に対する加圧力を均等かつ一定に確実に保持することができる。また、これにより、汎用品のアキュムレータ等を蓄圧部に採用することが可能となる。
本発明の第一実施例に係る電極板加圧装置の全体構成を示す模式図。 本発明の第一実施例に係る電極板加圧装置の使用状況を示す模式図。 本発明の第二実施例に係る電極板加圧装置の全体構成を示す模式図。 本発明の第三実施例に係る電極板加圧装置の全体構成を示す模式図。 本発明の第一実施例に係る電極板加圧装置の適用例(電極板評価装置に適用した場合)を示す模式図。 本発明の第一実施例に係る電極板加圧装置の適用例(電池に適用した場合)を示す模式図。
次に、発明の実施の形態を説明する。
まず始めに、本発明の第一実施例に係る電極板加圧装置の全体構成について、図1を用いて説明をする。図1は本発明の第一実施例に係る電極板加圧装置の全体構成を示す模式図である。
図1に示す如く、本発明の第一実施例に係る電極板加圧装置1は、拘束装置2、加圧部3、および蓄圧部13等からなる構成としている。
まず、拘束装置2について説明をする。
拘束装置2は、第一拘束板4、第二拘束板5、支持部材6・6・・・等からなり、第一拘束板4と第二拘束板5によって形成される隙間の部位を電極板7が配置される電極板配置部8としている。ここで、電極板加圧装置1に適用される電極板7は、正極板7a、負極板7b、セパレータ7c等によって構成されている。尚、本実施例で示す電極板7は、説明を簡単にするため、正極板7a・負極板7b・セパレータ7cがそれぞれ1枚ずつである構成を例示しているが、多数の部材が積層されている構成の電極板であっても本発明に係る電極板加圧装置に適用することが可能である(以下に示す第二および第三実施例においても同じ)。また、電極板7は、電池の用途に用いられるものに限らず、例えば、コンデンサの内部に備えられる電極板も本発明の適用対象とすることが可能である。
第一拘束板4と第二拘束板5は、それぞれ平面視において略矩形の鋼製部材であり、互いに向かい合う面を加圧面4a・5aとして、該加圧面4a・5aが平行となるように、支持部材6・6・・・によって支持されている。
第二拘束板5は、電極板7が配設される電極板配置部8のベースとなる部位を形成しており、加圧面5aには、絶縁シート12が配設されている。尚、係る絶縁シート12は電極板7が金属部材である第二拘束板5に対して直接接触しないようにして絶縁性を確保する役割を果たすものであるため、例えば、電極板7自体が絶縁性の素材でラミネートされているような態様である場合には不要であり、電極板7や各拘束板4・5の仕様等に応じて適宜省略することが可能である。
支持部材6・6・・・は、第二拘束板5の四隅において、加圧面5aに対して垂直に突設される部材であり、雌ネジが刻設された略丸棒状の部材を採用している。そして、支持部材6・6・・・にはナット9・9・・・が螺挿される。
また、第一拘束板4の支持部材6・6・・・の配置に対応する四隅には、該支持部材6・6・・・を挿通するための孔4b・4b・・・が形成されている。そして、孔4b・4b・・・に支持部材6・6・・・を挿通して、第一拘束板4の加圧面4aと、第二拘束板5の加圧面5aを対面させた状態で各拘束板4・5が組付けられる。
このとき、第一拘束板4の上下に対して支持部材6・6・・・に螺挿されたナット9・9・・・を配置することにより、下側のナット9・9・・・の螺挿位置(高さ)を調整することによって、第一拘束板4と第二拘束板5の離間距離を調節可能とするとともに、離間距離の調整が完了した状態で上下両側のナット9・9・・・を締め上げることによって、第一拘束板4を所望する位置に保持することが可能な構成としている。
つまり、本発明の第一実施例に係る電極板加圧装置1では、支持部材6・6・・・とナット9・9・・・によって、第一拘束板4と第二拘束板5の離間距離を調整および保持するための保持装置たる保持部20を構成している。
そして、第一拘束板4を所望する位置に保持した状態で、各加圧面4a・5aの間に形成される隙間(即ち、電極板配置部8)に電極板7が配置される。尚、本発明に係る電極板加圧装置に適用する支持部材の構成は本実施例の構成に限定するものではなく、第一拘束板および第二拘束板の離間位置の調整および保持が可能な構成であれば種々の他の構成を採用することが可能である。
次に、加圧部3について説明をする。
第一拘束板4には、加圧面4aに対して開放される凹部であって、液体を封入するための液体封入部10が形成されている。そして、該液体封入部10の開放部を全面的に覆うようにして、弾性シート11を配設している。このような構成とすることにより、液体封入部10に封入される液体の圧力に応じて、弾性シート11が伸縮され、加圧面4aに対する弾性シート11の膨出量を変更することができる。尚、本発明に係る電極板加圧装置の液体封入部に封入される液体の種類は特に限定するものではなく、水や油等の種々の液体を適用することができる。
そして、弾性シート11の膨出量を調整することにより、電極板配置部8に配置された電極板7に対する加圧力を調整することが可能となっている。また、言い換えれば、電極板7の膨張および変形を弾性シート11を介して液体封入部10に封入される液体に伝達することが可能である。尚、本実施例では、第一拘束板4側の加圧面4aにのみ加圧部3を形成しているが、例えば、第二拘束板5側の加圧面5aに加圧部3と同様の加圧部を形成したり、あるいは、両方の加圧面4a・5aに加圧部3と同様の加圧部を形成する構成とすることも可能である。
つまり、本発明の第一実施例に係る電極板加圧装置1では、液体封入部10と、弾性シート11と、液体封入部10に封入される液体と、によって、電極板7を加圧するための加圧装置たる加圧部3を構成している。
即ち、本発明の第一実施例に係る電極板加圧装置1では、加圧装置たる加圧部3は、第一拘束板4および第二拘束板5の少なくともいずれか一方に形成され、電極板配置部8に向けて開放される開放部を有する空隙部として形成される液体封入部10と、前記開放部を気密的に覆う膜体たる弾性シート11と、によって構成されるものである。
このような構成により、制御装置等を個別に備えることを要しないため、電極板加圧装置1をコンパクトな構成とすることができる。
次に、蓄圧部13について説明をする。
蓄圧部13は、第二の液体封入部たる液体封入容器14と、該液体封入容器14内に独立した空間を形成する気体封入部15等からなる構成としている。
液体封入容器14は、その内部空間が第一拘束板4に形成される連通孔4cおよび配管部材18を通じて液体封入部10と連通している。つまり、第一拘束板4に形成される凹部だけでなく、液体封入容器14の内部空間をも含めて一体的な液体封入部10を形成している。
即ち、本発明の第一実施例に係る電極板加圧装置1では、液体封入部10は、第一拘束板4および第二拘束板5の少なくともいずれか一方に形成される第一の液体封入部たる凹部と、第一拘束板4および第二拘束板5とは別体の容器であって前記第一の液体封入部と連通する第二の液体封入部たる液体封入容器14と、によって構成されるものである。
このような構成により、液体封入部10の必要容積を容易に確保することができる。これにより、電極板7に対する加圧力を均等かつ一定に確実に保持することができる。
気体封入部15は、例えば、ゴム等の伸縮性を有する弾性素材で形成された袋状部材であり、その袋の内部と外部の気密が保持されるものである。このため、気体封入部15を液体封入容器14の内部(即ち、液体封入部10)に配設することによって、気体封入部15は液体封入容器14の内部において、液体封入部10とは隔絶された閉空間を形成している。また、気体封入部15としては、ダイヤフラムやピストンおよびシリンダを用いるような構成とすることも可能である。
また、気体封入部15は配管部材19を通じて液体封入容器14の外部と連通しており、配管部材19の中途部にはバルブ16が配設されている。このような構成により、バルブ16を「開」として、外部から配管部材19を通じて気体を圧入あるいは排出することによって、気体封入部15に封入される気体の圧力を調整することができる構成としている。尚、本発明に係る電極板加圧装置の気体封入部に封入される気体の種類は特に限定するものではなく、空気や不活性ガス等の種々の気体を適用することができる。
そして本実施例では、圧力調整装置17を用いて、該圧力調整装置17をバルブ16および配管部材19を介して気体封入部15と接続し、気体封入部15内の圧力を所定の圧力(以下、初期圧力と呼ぶ)に調整する構成としている。そして、初期圧力の調整が完了した後は、バルブ16を「閉」として、圧力調整装置17は取り外しておく。
このような構成により、気体封入部15の初期圧力に応じて、液体封入部10内の非圧縮性である液体の圧力を調整するとともに、加圧部3の弾性シート11の膨出具合の変化による液体封入部10内の圧力変動を圧縮性である気体(即ち、気体封入部15)の体積変化によって調整(吸収)する構成としている。これにより、加圧部3による電極板7に対する加圧力を均等かつ一定に保持する構成としている。
つまり、本発明の第一実施例に係る電極板加圧装置1では、弾性変形可能な膜体で形成され液体封入部10内に配置される気体封入部15と、気体封入部15に封入される気体と、によって、液体封入部10内の圧力変動を吸収するための蓄圧装置たる蓄圧部13を構成している。
即ち、本発明の第一実施例に係る電極板加圧装置1では、蓄圧装置たる蓄圧部13は、第二の液体封入部たる液体封入容器14と、該液体封入容器14の内部に配設される気体封入部15と、によって構成されるものである。
このような構成により、気体封入部15の必要容積を容易に確保することができる。これにより、電極板7に対する加圧力を均等かつ一定に確実に保持することができる。また、これにより、汎用品のアキュムレータ等を蓄圧部13に採用することが可能となる。
次に、本発明の第一実施例に係る電極板加圧装置1の使用状況について、図2を用いて説明をする。図2は本発明の第一実施例に係る電極板加圧装置の使用状況を示す模式図である。
図2に示す如く、電極板加圧装置1の使用状況では、まず、第二拘束板5に対して第一拘束板4を下降させて、加圧面4a・5aによって電極板7が挟持する状態とする。このとき第一拘束板4の配置(上下方向の位置)は、ナット9・9・・・を締結することによって、所望する位置に保持される。尚、このときの各加圧面4a・5aの離間距離は、電極板7の設計上の厚み等を考慮して、ナット9・9・・・の締結によっては積極的に加圧力が作用することがない離間距離に保持される。
次に、圧力調整装置17をバルブ16に対して接続し、そしてバルブ16を「開」とした上で、圧力調整装置17によって、配管部材19を介して気体封入部15に気体を送り込む。そして、気体封入部15内の圧力が上昇し、気体封入部15の体積が膨張すると、液体封入部10に封入された液体が加圧される。
これにより、加圧部3の弾性シート11が電極板7側に膨出し、弾性シート11および液体封入部10内の液体によって電極板7が押圧される。このようにして、加圧部3によって、電極板7が均等に加圧される。
本例の場合、気体封入部15の体積が膨張することにより、液体封入容器14の内部の液体が第一拘束板4における第一の液体封入部たる凹部へ圧送され、電極板7が押圧されることとなる。
また、弾性シート11の膨出具合を変化させることによって、加圧部3による電極板7に対する加圧力が調整される。そして、加圧部3による電極板7に対する加圧力が、所望する加圧力となるように気体封入部15の初期圧力を調整した後に、圧力調整装置17による送気を停止するとともに、バルブ16を「閉」とする。
気体封入部15の初期圧力が調整された後においては、例えば、電極板7が膨張および変形すれば、この膨張および変形が弾性シート11を介して液体封入部10内の液体に伝達され、そして、最終的に気体封入部15に伝達されることによって、気体封入部15の膨張具合(体積)が変化する。また、電極板7に通電がなされ発熱することによって、各拘束板4・5等が変形した場合にも、同様に気体封入部15の体積が変化する。
従来、電極板7が膨張および変形し、あるいは、各拘束板4・5が変形すれば、電極板7に対する加圧力が変動してしまう原因となっていたが、このように、電極板7の膨張および変形や、各拘束板4・5の変形を気体封入部15の体積変化で吸収することによって、加圧部3による電極板7に対する加圧力の変動を防止できる。
この加圧力の変動を防止する効果は、気体封入部15の初期圧力さえ設定すれば、その後は半永続的に得ることが可能である。またこのとき、複雑な制御機器等も不要である。さらに、圧力調整装置17は初期圧力の設定の際にのみ必要であるため、電極板加圧装置1ごとに個別に備えておく必要がない。
このように本発明の第一実施例に係る電極板加圧装置1は、複雑な制御機器等が不要である簡易な構成であり、また、積層構造の電極板7に対する加圧力を均等かつ一定に保持することができるものである。さらに、電極板加圧装置1は、複雑な制御機器等が不要であるため、故障等に対する信頼性が高いものである。尚、このような効果は以下に示す第二および第三実施例に係る各電極板加圧装置においても同様に得ることができる。
次に、本発明の第二実施例に係る電極板加圧装置の全体構成について、図3を用いて説明をする。図3は本発明の第二実施例に係る電極板加圧装置の全体構成を示す模式図である。
図3に示す如く、本発明の第二実施例に係る電極板加圧装置21は、拘束装置22、加圧部23および蓄圧部33等からなる構成としている。
まず、拘束装置22について説明をする。
拘束装置22は、第一拘束板24、第二拘束板25、支持部材26・26・・・等からなり、第一拘束板24と第二拘束板25によって形成される隙間の部位を電極板27が配置される電極板配置部28としている。ここで、電極板加圧装置21に適用される電極板27は、正極板27a、負極板27b、セパレータ27c等によって構成されている。
第一拘束板24と第二拘束板25は、それぞれ平面視において略矩形の鋼製部材であり、互いに向かい合う面を加圧面24a・25aとして、該加圧面24a・25aが平行となるように、支持部材26・26・・・によって支持されている。
第二拘束板25は、電極板27が配設される電極板配置部28のベースとなる部位を形成しており、加圧面25aには、絶縁シート32が設けられている。尚、絶縁シート32は、第一実施例で説明した理由により、電極板27や各拘束板24・25の仕様等に応じて適宜省略することが可能である。
支持部材26・26・・・は、第二拘束板25の四隅において、加圧面25aに対して垂直に突設される部材であり、雌ネジが刻設された略丸棒状の部材を採用している。そして、支持部材26・26・・・にはナット29・29・・・が螺挿される。
第一拘束板24の支持部材26・26・・・の配置に対応する四隅には、該支持部材26・26・・・を挿通するための孔24b・24b・・・が形成されている。そして、孔24b・24b・・・に支持部材26・26・・・を挿通して、第一拘束板24の加圧面24aと、第二拘束板25の加圧面25aを対面させた状態で各拘束板24・25が組付けられる。
このとき、第一拘束板24の上下に対して支持部材26・26・・・に螺挿されたナット29・29・・・を配置することにより、下側のナット29・29・・・の螺挿位置(高さ)を調整することによって、第一拘束板24と第二拘束板25の離間距離を調節可能とするとともに、離間距離の調整が完了した状態で上下両側のナット29・29・・・を締め上げることによって、第一拘束板24を所望する位置に保持することが可能な構成としている。
つまり、本発明の第二実施例に係る電極板加圧装置21では、支持部材26・26・・・とナット29・29・・・によって、第一拘束板24と第二拘束板25の離間距離を調整および保持するための保持装置たる保持部40を構成している。そして、第一拘束板24を所望する位置に保持した状態で、各加圧面24a・25aの間に形成される隙間(即ち、電極板配置部28)に電極板27が配置される。
次に、加圧部23について説明をする。
第一拘束板24の下方には、加圧面24aに対して平行に配置される袋状の弾性バッグ31が配設されており、該弾性バッグ31の内部には液体が封入される液体封入部30が形成されている。つまり、本発明の第二実施例に係る電極板加圧装置21では、内部に液体が封入される弾性バッグ31を加圧面24aの下方に配設することによって、加圧部23を形成している。このような構成とすることにより、液体封入部30に封入される液体の圧力に応じて、弾性バッグ31の膨張量を変更することができる。
そして、第一拘束板24を所望する位置に保持した状態で、弾性バッグ31と第二拘束板5の加圧面25aの間に形成される隙間(即ち、電極板配置部28)に電極板27が配置される。
そして、加圧部23において、弾性バッグ31の膨出量を調整することにより、電極板27に対する加圧力を調整することが可能となっている。また、言い換えれば、加圧部23によって、電極板27の膨張および変形を弾性バッグ31を介して液体封入部30に封入される液体に伝達することが可能である。尚、本実施例では、第一拘束板24側の加圧面24aの下方にのみ加圧部23を形成しているが、例えば、第二拘束板25側の加圧面25aに加圧部23と同様の加圧部を形成したり、あるいは、両方の加圧面24a・25aに加圧部23と同様の加圧部を形成する構成も可能である。
つまり、本発明の第二実施例に係る電極板加圧装置21では、弾性バッグ31の内部に形成される液体封入部30と、該液体封入部30に封入される液体と、によって、電極板27を加圧するための加圧装置たる加圧部23を構成している。
次に、蓄圧部33について説明をする。
蓄圧部33は、第二の液体封入部たる液体封入容器34と、該液体封入容器34内に独立した空間を形成する気体封入部35等からなる構成としている。
液体封入容器34は、配管部材38を通じて弾性バッグ31の内部(即ち、液体封入部30)と連通している。つまり、弾性バッグ31の内部だけでなく、液体封入容器34の内部空間をも含めて一体的な液体封入部30を形成している。
気体封入部35は、例えば、ゴム等の伸縮性を有する弾性素材で形成された袋状部材であり、その内部と外部の気密が保持されるものである。このため、気体封入部35を液体封入容器34の内部(即ち、液体封入部30)に配設することによって、気体封入部35は液体封入容器34の内部において、液体封入部30とは隔絶された閉空間を形成している。また、気体封入部35としては、ダイヤフラムやピストンおよびシリンダを用いるような構成とすることも可能である。
また、気体封入部35は配管部材39を通じて液体封入容器34の外部と連通しており、配管部材39の中途部にはバルブ36が配設されている。このような構成により、バルブ36を「開」として、外部から配管部材39を通じて気体を圧入あるいは排出することによって、気体封入部35に封入される気体の圧力を調整することができる構成としている。
そして本実施例では、圧力調整装置37を用いて、該圧力調整装置37をバルブ36および配管部材39を介して気体封入部35と接続し、気体封入部35内の圧力を初期圧力に調整する構成としている。そして、初期圧力の調整が完了した後は、バルブ36を「閉」として、圧力調整装置37は取り外しておく。
このような構成により、気体封入部35の初期圧力に応じて、液体封入部30内の非圧縮性である液体の圧力を調整するとともに、加圧部23の弾性バッグ31の膨張具合の変化による液体封入部30内の圧力変動を圧縮性である気体(即ち、気体封入部35)の体積変化によって調整(吸収)する構成としている。これにより、加圧部23による電極板27に対する加圧力を均等かつ一定に保持する構成としている。
つまり、本発明の第二実施例に係る電極板加圧装置21では、弾性変形可能な膜体で形成され液体封入部30内に配置される気体封入部35と、気体封入部35に封入される気体と、によって、液体封入部30内の圧力変動を吸収するための蓄圧装置たる蓄圧部33を構成している。尚、蓄圧部33としては、汎用品のアキュムレータ等を採用することも可能である。
次に、本発明の第三実施例に係る電極板加圧装置の全体構成について、図4を用いて説明をする。図4は本発明の第三実施例に係る電極板加圧装置の全体構成を示す模式図である。
図4に示す如く、本発明の第三実施例に係る電極板加圧装置41は、拘束装置42および加圧部43等からなる構成としている。
まず、拘束装置42について説明をする。
拘束装置42は、第一拘束板44、第二拘束板45、支持部材46・46・・・等からなり、第一拘束板44と第二拘束板45によって形成される隙間の部位を電極板47が配置される電極板配置部48としている。ここで、電極板加圧装置41に適用される電極板47は、正極板47a、負極板47b、セパレータ47c等によって構成されている。
第一拘束板44と第二拘束板45は、それぞれ平面視において略矩形の鋼製部材であり、互いに向かい合う面を加圧面44a・45aとして、該加圧面44a・45aが平行となるように、支持部材46・46・・・によって支持されている。
第一拘束板44は、液体封入部材44dと気体封入部材44eからなる構成としており、液体封入部材44dを下側および気体封入部材44eを上側として、重ね合わせされて一体的に構成されている。
液体封入部材44dには液体封入部50が形成されており、気体封入部材44eには気体封入部55が形成されている。
そして、重なり合う液体封入部材44dと気体封入部材44eが当接する面には弾性シート59が介設されており、該弾性シート59によって、液体封入部50と気体封入部55を隔絶する構成としている。
第二拘束板45は、電極板47が配設される電極板配置部48のベースとなる部位を形成しており、加圧面45aには、絶縁シート52が設けられている。尚、絶縁シート52は、第一実施例で説明した理由により、電極板47や各拘束板44・45の仕様等に応じて適宜省略することが可能である。
支持部材46・46・・・は、第二拘束板45の四隅において、加圧面45aに対して垂直に突設される部材であり、雌ネジが刻設された略丸棒状の部材を採用している。そして、支持部材46・46・・・にはナット49・49・・・が螺挿される。
第一拘束板44の支持部材46・46・・・の配置に対応する四隅には、該支持部材46・46・・・を挿通するための孔44b・44b・・・が形成されている。
そして、孔44b・44b・・・に支持部材46・46・・・を挿通して、第一拘束板44の加圧面44aと、第二拘束板45の加圧面45aを対面させた状態で各拘束板44・45が組付けられる。
このとき、第一拘束板44の上下に対して支持部材46・46・・・に螺挿されたナット49・49・・・を配置することにより、下側のナット49・49・・・の螺挿位置(高さ)を調整することによって、第一拘束板44と第二拘束板45の離間距離を調節可能とするとともに、離間距離の調整が完了した状態で上下両側のナット49・49・・・を締め上げることによって、第一拘束板44を所望する位置に保持することが可能な構成としている。
つまり、本発明の第三実施例に係る電極板加圧装置41では、支持部材46・46・・・とナット49・49・・・によって、第一拘束板44と第二拘束板45の離間距離を調整および保持するための保持装置たる保持部60を構成している。
そして、各加圧面44a・45aの間に形成される空間を電極板47が配置される電極板配置部48としている。
次に、加圧部43について説明をする。
第一拘束板44には、加圧面44aに対して開放される空間であって、液体が封入される液体封入部50が形成されている。そして、該液体封入部50の開放部を覆うようにして、弾性シート51を配設することによって加圧部43を形成している。このような構成とすることにより、液体封入部50に封入される液体の圧力に応じて、弾性シート51が伸縮され、加圧面44aに対する弾性シート51の膨出量を変更することができる。
そして、加圧部43において、弾性シート51の膨出量を調整することにより、電極板配置部48に配置された電極板47に対する加圧力を調整することが可能となっている。また、言い換えれば、加圧部43によって、電極板47の膨張および変形を弾性シート51を介して液体封入部50に封入される液体に伝達することが可能である。尚、本実施例では、第一拘束板44側の加圧面44aにのみ加圧部43を形成しているが、例えば、第二拘束板45側の加圧面45aに加圧部43と同様の加圧部を形成したり、あるいは、両方の加圧面44a・45aに加圧部43と同様の加圧部を形成する構成とすることも可能である。
つまり、本発明の第三実施例に係る電極板加圧装置41では、液体封入部50と、弾性シート51と、液体封入部50に封入される液体と、によって、電極板47を加圧するための加圧装置たる加圧部43を構成している。
次に、蓄圧部53について説明をする。
蓄圧部53は、第一拘束板44の気体封入部材44eに形成される気体封入部55と、該気体封入部55と液体封入部50を隔絶する弾性シート59とからなる構成としている。
気体封入部55は、第一拘束板44の気体封入部材44eに形成される空間である。また、気体封入部材44eには気体封入部55と連通する孔44cが形成されるとともに、該孔44cには配管部材58およびバルブ56が接続されている。そして、バルブ56を「閉」とするとき、気体封入部55、バルブ56、配管部材58および弾性シート59によって外部との気密が保持された閉空間を形成するものである。
また、バルブ56を「開」とすれば、外部から配管部材58および孔44cを通じて、気体封入部55に対して気体を圧入あるいは排出することができ、これにより、気体封入部55に封入される気体の圧力を調整することができる構成としている。
本実施例では、圧力調整装置57を用いて、該圧力調整装置57をバルブ56および配管部材58等を介して気体封入部55と接続し、気体封入部55内の圧力を所定の初期圧力に調整する構成としている。そして、初期圧力の調整が完了した後は、バルブ56を「閉」として、圧力調整装置57は取り外しておく。
このような構成により、気体封入部55に対する気体の初期封入圧力に応じて、弾性シート59が液体封入部50側に膨出するため、液体封入部50内の非圧縮性である液体の圧力を調整することができる。また、加圧部43の弾性シート51の膨出具合の変化による液体封入部50内の圧力変動を、弾性シート59の膨出具合の変化(即ち、圧縮性である気体(即ち、気体封入部55)の体積変化)によって調整(吸収)する構成としている。これにより、加圧部43による電極板47に対する加圧力を均等かつ一定に保持する構成としている。
つまり、本発明の第三実施例に係る電極板加圧装置41では、弾性変形可能な膜体である弾性シート59と、該弾性シート59を介して液体封入部50と接する気体封入部55と、気体封入部55に封入される気体と、によって、液体封入部10内の圧力変動を吸収するための蓄圧装置たる蓄圧部53を構成している。
また、本発明の第三実施例に係る電極板加圧装置41の構成によれば、別体で液体封入容器を設ける必要がないため、第一および第二実施例に係る各電極板加圧装置1・21に比して、よりコンパクトな装置構成とすることが可能である。
即ち、本発明の第一、第二および第三実施例に係る各電極板加圧装置1・21・41は、各極板7a・7b・27a・27b・47a・47bと、各セパレータ7c・27c・47cと、を積層して形成される各電極板7・27・47を、積層方向に加圧するための各電極板加圧装置1・21・41であって、平行に対向する一対の各第一拘束板4・24・44および各第二拘束板5・25・45と、各第一拘束板4・24・44および各第二拘束板5・25・45の離間距離を調整し、かつ、保持できる保持装置たる各保持部20・40・60と、を有する各拘束装置2・22・42と、各第一拘束板4・24・44および各第二拘束板5・25・45の少なくともいずれか一方と、各第一拘束板4・24・44および各第二拘束板5・25・45の間に形成される各電極板7・27・47が配置される部位である各電極板配置部8・28・48と、の間に形成される液体を保持できる空間たる各液体封入部10・30・50と、該各液体封入部10・30・50を形成する隔壁の少なくとも一部を形成する弾性変形可能な膜体である各弾性シート11・51あるいは弾性バッグ31と、を有する加圧装置たる各加圧部3・23・43と、各液体封入部10・30・50と接する部位が弾性変形可能な膜体で形成される空間であって気体を保持できる各気体封入部15・35・55を有する蓄圧装置たる各蓄圧部13・33・53と、を備えるものである。
このような構成により、各電極板7・27・47の膨張や発熱に起因する液体や各拘束装置2・22・42の体積変化を各気体封入部15・35・55の体積変化で吸収することでき、加圧力が変動する要因を受動的に作動する要素のみで調整することができる。またこれにより、簡易な構成による信頼性の高い各電極板加圧装置1・21・41を構成することができる。
尚、各実施例では、電極板を水平方向に保持する構成の電極板加圧装置を例示しているが、電極板の保持する姿勢はこれに限定されるものではなく、各電極板加圧装置の構成を上下反転させたり、左右方向に横転させたりすることも可能である。
次に、本発明の第一実施例に係る電極板加圧装置の適用例について、図5および図6を用いて説明をする。図5は本発明の第一実施例に係る電極板加圧装置の適用例(電極板評価装置に適用した場合)を示す模式図、図6は本発明の第一実施例に係る電極板加圧装置の適用例(電池に適用した場合)を示す模式図である。
図5に示す如く、本発明の第一実施例に係る電極板加圧装置1を電気化学測定器80とともに用いれば、電極板7の性能を評価するための電極板性能評価装置81を構成することができる。係る構成の電極板性能評価装置81は、電極板加圧装置1によって、電極板7に対する加圧力が均等かつ一定に保持されているため、精度良く電極板7の性能を評価することができる。また、電極板加圧装置1の構成が、個別に圧力調整装置17を備える必要性がない簡易な構成であるため、電極板加圧装置1を複数同時に準備することも容易であり、安価で簡易な装置構成で、多数の電極板7・7・・・を同時に評価することも実現可能である。
また、図6に示す如く、本発明の第一実施例に係る電極板加圧装置1は、電池100を構成するケース101に内蔵することも可能である。係る構成の電池100は、ケース101の内部102に電解液を充填するとともに、電極板加圧装置1を収納し、電極板加圧装置1によって電極板7に対する加圧力が均等かつ一定に保持されているため、安定した性能を発揮することができる。また、電極板加圧装置1の構成が、個別に圧力調整装置17を備える必要性がない簡易な構成であるため、電池100のコスト低減に寄与するとともに、信頼性の高い電池100を提供することが実現可能である。尚、複数の電極板加圧装置1に対して、一つの蓄圧部13を組み合わせる構成とすることも可能である。
本発明に係る電極板加圧装置は、電気化学測定器とともに用いることによって、電池やコンデンサ等の性能を評価する電極板の性能評価装置として利用することが可能であり、また、リチウムイオン二次電池等に内蔵して電極板を加圧するための加圧部として利用することも可能である。
1 電極板加圧装置
2 拘束装置
3 加圧部
4 第一拘束板
5 第二拘束板
6 支持部材
7 電極板
8 電極板配置部
10 液体封入部
11 弾性シート
13 蓄圧部
14 液体封入容器
15 気体封入部

Claims (4)

  1. 極板と、セパレータと、を積層して形成される電極板を、
    積層方向に加圧するための電極板加圧装置であって、
    平行に対向する一対の第一および第二の拘束板と、
    前記第一および第二の拘束板の離間距離を調整し、かつ、保持できる保持装置と、
    を有する拘束装置と、
    前記第一および第二の拘束板の少なくともいずれか一方と、前記第一および第二の拘束板の間に形成され、前記電極板が配置される部位である電極板配置部と、の間に形成される液体を保持できる空間たる液体封入部と、
    該液体封入部を形成する隔壁の少なくとも一部を形成する弾性変形可能な膜体と、
    を有する加圧装置と、
    前記液体封入部と接する部位が弾性変形可能な膜体で形成される空間であって気体を保持できる気体封入部を有する蓄圧装置と、
    を備える、
    ことを特徴とする電極板加圧装置。
  2. 前記加圧装置は、
    前記第一および第二の拘束板の少なくともいずれか一方に形成され、前記電極板配置部に向けて開放される開放部を有する空間たる前記液体封入部と、
    前記開放部を全面的に覆う膜体と、
    を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電極板加圧装置。
  3. 前記液体封入部は、
    前記第一および第二の拘束板の少なくともいずれか一方に形成される第一の液体封入部と、
    前記第一および第二の拘束板とは別体の容器であって前記第一の液体封入部と連通する第二の液体封入部と、
    によって構成される、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電極板加圧装置。
  4. 前記蓄圧装置は、
    前記第二の液体封入部と、
    前記第二の液体封入部の内部に配設される前記気体封入部と、
    を有する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の電極板加圧装置。
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