JP2019102324A - バッテリモジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】構造が簡単であり小型化が容易な組電池を提供すること。【解決手段】単電池セル21,22,23,24を複数積層した組電池2と、組電池2の積層方向の始端側及び終端側の少なくとも何れか一方の側に設けられ、対峙する単電池セル24に対して積層方向に沿った荷重を作用させる荷重付加手段4と、を備えるバッテリモジュール1であって、荷重付加手段4は、液圧を受けて移動する受圧移動部材41と、受圧移動部材41を積層方向に沿って摺動自在に保持する液密保持筒部42と、液密保持筒部42に連通するアキュムレータ43と、液密保持筒部42及びアキュムレータ43を含む液圧回路40に圧液を供給する圧液供給ポート44と、圧液供給ポート44を封止する封止部材45とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、単電池セルを複数積層した組電池を有するバッテリモジュールに関する。
従来、正極、負極、及びセパレータを積層してなる電極体を有する二次電池の正極、負極、及びセパレータの積層方向で電極体に加える圧力を増減させて、電極体の内部に存在するガスを電極体の外部に排出するバッテリモジュールが提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1のバッテリモジュールでは、電極体を収容する電池ケースに対し、当該積層方向に自己の寸法を増減する寸法増減体を介在させて電極体に加える圧力を増減させる。特許文献1には、この寸法増減体としてピエゾ素子や油圧機構を用いることが開示されている。
また、複数個の単電池セルを積層した積層体を含み、積層体の積層方向への締結荷重を変える締結荷重可変手段を設けるバッテリモジュールが提案されている(例えば、特許文献2参照)。特許文献2のバッテリモジュールでは、締結荷重可変手段により、経年変化により積層体の締結荷重が低下してバッテリモジュールの電池性能が低下することを抑制する。特許文献2には、この締結荷重可変手段としてピエゾ素子や油圧機構を用いることが開示されている。
特開2010−9978号公報 特開2008−288168号公報
しかしながら、上記何れの特許文献における技術も、上述の寸法増減体や締結荷重可変手段自体を駆動するための手段として、ピエゾ素子駆動電源や油圧機構をバッテリモジュールに付帯させており、バッテリモジュール全体として構造が複雑であり小型化が難しい。
本発明は、上述のような従来における問題を解決するべくなされたものであり、構造が簡単であり小型化が容易なバッテリモジュールを提供することを目的とする。
(1)単電池セル(例えば、後述する単電池セル21,22,23,24)を複数積層した組電池(例えば、後述する組電池2)と、組電池の積層方向の始端側及び終端側の少なくとも何れか一方の側に設けられ、対峙する単電池セルに対して積層方向に沿った荷重を作用させる荷重付加手段(例えば、後述する荷重付加手段4)と、を備えるバッテリモジュールであって、前記荷重付加手段は、液圧を受けて移動する受圧移動部材(例えば、後述するピストン41)と、前記受圧移動部材を前記積層方向に沿って摺動自在に保持する液密保持筒部(例えば、後述するシリンダ42)と、前記液密保持筒部に連通するアキュムレータ(例えば、後述するアキュムレータ43)と、前記液密保持筒部及び前記アキュムレータを含む液圧回路(例えば、後述する液圧回路40)に圧液を供給する圧液供給ポート(例えば、後述する圧液供給ポート44)と、前記圧液供給ポートを封止する封止部材(例えば、後述する封止部材45)とを備える。
上記(1)の組電池では、アキュムレータによって一定の範囲に維持された所定の液圧が荷重付加手段の受圧移動部材に作用し、この受圧移動部材から組電池の各単電池セルに電池性能を維持するための適度な荷重が定常的に作用する。このため、組電池は、油圧機構等が付帯されない簡素な形態をとり得て、構造が簡単で小型化が容易である。
(2)前記受圧移動部材、前記液密保持筒部、前記アキュムレータ、前記圧液供給ポート及び前記封止部材は、板状のエンドプレートに設けられていることを特徴とする(1)のバッテリモジュール。
上記(2)のバッテリモジュールでは、受圧移動部材、液密保持筒部、アキュムレータ、圧液供給ポート及び封止部材がエンドプレートに集約されて備えられており、一層の小型化が図られる。
(3)前記封止部材は、ボルト(例えば、後述するシールボルト45a)又はワンウェイバルブ(例えば、後述するワンウェイバルブ45b)から構成されることを特徴とする上記(1)又は(2)のバッテリモジュール。
上記(3)のバッテリモジュールでは、上記(1)又は(2)のバッテリモジュールにおいて、封止部材は、ボルト又はワンウェイバルブから構成されるため、液密保持筒部を含む液圧回路の液圧を維持するための複雑な機構を要さず、構造が簡単で小型化が容易である。
(4)前記封止部材はワンウェイバルブであり、前記液圧回路は、自己の液圧を検出する液圧センサ(例えば、後述する液圧センサ5)を取付けるセンサ取付部(例えば、後述するセンサ取付部47)を備え、前記ワンウェイバルブは、高圧ポート側を自己の封止圧を超える圧力を供給可能な高液圧源(例えば、後述する高液圧源6)の液圧供給口(例えば、後述する液圧供給口61)と開閉弁(例えば、後述する開閉弁7)を介して接続する高液圧配管接続部(例えば、後述する高液圧配管接続部48)を備え、前記開閉弁は、前記液圧センサの検出出力が所定の閾値より下降したときに開弁信号を発する信号生成部(例えば、後述する信号生成部8)からの開弁信号に応動することを特徴とする上記(1)又は(2)のバッテリモジュール。
上記(4)のバッテリモジュールでは、上記(1)又は(2)のバッテリモジュールにおいて、センサ取付部に液圧センサを取付け、高液圧配管接続部に開閉弁を介して高液圧源の液圧供給口と結ぶ配管を接続することにより、組電池自体は簡単で小型化された形態を採りつつ、液圧回路の所要の液圧を回復させるメンテナンスを容易に実施することができる。このメンテナンスも、高液圧源の液圧を、液圧センサの検出出力が所定の閾値より下降したときに開弁信号を発する信号生成部からの開弁信号に応動する開閉弁を介してワンウェイバルブの高圧ポート側に供給するだけでよく、実施が容易である。
(5)前記液圧回路にリリーフバルブ(例えば、後述するリリーフバルブ9)が設けられ、リリーフバルブの開弁圧は単電池セルの所定の予圧力に応じて設定されることを特徴とする上記(1)から(4)の何れかのバッテリモジュール。
上記(5)のバッテリモジュールでは、上記(1)から(4)の何れかのバッテリモジュールにおいて、液圧回路にリリーフバルブが設けられているため、液圧回路のアキュムレータに蓄圧するに際し、単電池セルの所定の予圧力に対応した適切な蓄圧状態に調節するために高度な操作精度を要求されることがない。
本発明によれば、構造が簡単であり小型化が容易なバッテリモジュールを具現することができる。
本発明のバッテリモジュールの一実施形態を示す概念図である。 図1の組電池のエンドプレート回りの構成を示す透視図であり、組電池に荷重を付加している場合を示す図である。 図1の組電池のエンドプレート回りの構成を示す透視図であり、組電池が膨張した場合を示す図である。 本発明のバッテリモジュールの他の実施形態を示す概念図である。
以下に、図面を参照して本発明のバッテリモジュールについて詳細に説明する。
図1は、本発明のバッテリモジュールの一実施形態を示す概念図である。
図1におけるバッテリモジュール1は、単電池セル21,22,23,24を複数(本例では、説明の便宜上4つであるとするが、実際には更に多数であり得る)積層した組電池2を有する。単電池セル21,22,23,24は同形同寸の直方体状である。また、単電池セル21,22,23,24は電気的特性についても同仕様である。単電池セル21,22,23,24それぞれは、相対的に外形が最も大きい一対の主面を持つ。単電池セル21,22,23,24は、隣接する単電池セルどうしが互いの対向する主面を合わせるように積層されている。
組電池2の積層方向である矢線A方向の始端側(単電池セル21側)及び終端側(単電池セル24側)の少なくとも何れか一方の側(本例では単電池セル24側)に全体として剛性を有するブロック体であるエンドプレート3が設けられている。エンドプレート3には、自己に対峙する単電池セル24に対して荷重を作用させる荷重付加手段4が備えられている。
図2は、図1のバッテリモジュールのエンドプレート回りの構成を示す透視図であり、組電池に荷重を付加している場合を示す図である。
上述のようにエンドプレート3は全体として剛性を有する直方体状のブロック体であり、詳細には、直方体状の一方の主面31と他方の主面32とが両主面31,32の何れの辺よりも短い間隔となる形態を成している。このようなエンドプレート3に荷重付加手段4の各構成要素が集約的に設けられている。
荷重付加手段4は、液圧を受けて移動し単電池セル24の主面に荷重を付加する受圧移動部材としてのピストン41、ピストン41を組電池2の積層方向に沿って摺動自在に保持する液密保持筒部としてのシリンダ42、シリンダ42に連通するアキュムレータ43をその構成要素として含む。上述の例における受圧移動部材は、通常の概略円筒状体のピストン41であり、これに対応する液密保持筒部も通常の中空筒状体であるシリンダ42である。受圧移動部材及び液密保持筒部がこのような形状をとることは機能上及び製造上の観点から好ましい。しかしながら、受圧移動部材は、通常のピストンの如く概略円筒状体である場合に限られず移動方向に交差する方向の断面が多角形状である場合など種々の形状をとり得る。従って、受圧移動部材に対応する液密保持筒部も、自己の内周側に保持する受圧移動部材の外周形状に応じた種々の内周形状をとり得る。
荷重付加手段4は、更に、シリンダ42及びアキュムレータ43を含む液圧回路40に圧液を供給する圧液供給ポート44及び圧液供給ポート44を封止する封止部材45をその構成要素として含む。
図2に示されたように、シリンダ42は、円筒状体のピストン41の外周に対応する円筒状穴部がブロック体であるエンドプレート3の両主面31,32の中央部間にダイキャスト等により形成されることにより設けられている。シリンダ42はその軸方向がエンドプレート3の両主面31,32に直交する方向に形成されている。ピストン41は、その外周にシールリング411が嵌装されている。シールリング411の外周面が上述の円筒状穴部の内周面であるシリンダ42の内周面に適度な液密状態を保って摺接する。この状態で、ピストン41はシリンダ42内をシリンダ42の軸方向に変位する。ピストン41の変位はシリンダ42内の圧液の量に応じたものとなる。ピストン41はピストンヘッド412がエンドプレート3の一方の主面31から突出するように設けられる。ピストン41におけるピストンヘッド412とは反対側はピストンボトム面413を成している。ピストン41はピストンヘッド412及びピストンボトム面413を有して円筒状体を成している。シリンダ42は、エンドプレート3の他方の主面32側がシリンダ底面42a(図1に模式的に表記)として閉じている。シリンダ底面42aとピストンボトム面413(図1)との間の空所が圧液が満たされる圧液チャンバー40aの一部を構成している。圧液チャンバー40aは上述の空所と共に後述する圧液連通路46を含んで構成される。
シリンダ42に液圧を供給・保持するアキュムレータ43はばね式アキュムレータである。アキュムレータ43は、ブロック体であるエンドプレート3にダイキャスト等により設けられた円筒状の空所であるシリンダ部431とシリンダ部431内にばね432で付勢されるように配された蓄圧ピストン433とを含んで構成されている。蓄圧ピストン433のばね432とは反対側の面は蓄圧ピストンヘッド434を成している。シリンダ部431の蓄圧ピストンヘッド434側の空所が圧液で満たされる蓄圧室435を成している。蓄圧ピストン433は、ばね432による付勢力によって蓄圧室435の圧液を上述の圧液チャンバー40a側に向けて押圧する。図示のように、円筒状のシリンダ部431は、その軸が上述のシリンダ42の軸とはねじれの位置の関係にある。また、円筒状のシリンダ部431は、その軸がエンドプレート3の両主面31,32と平行とに延びて配されている。アキュムレータ43は、同仕様のものが2基、シリンダ42の両側方に上述の位置関係で配されている。
2基のアキュムレータ43のシリンダ部431における蓄圧ピストンヘッド434側の上述のそれぞれの空所と、シリンダ底面42aとピストンボトム面413(図1)との間の上述の空所とは、ブロック体であるエンドプレート3内に形成された管状の連通路である圧液連通路46によって連通している。圧液連通路46は、また、エンドプレート3の外面に開口した圧液供給ポート44に連通している。圧液供給ポート44は、ここから圧液連通路46を通してシリンダ42及びアキュムレータ43を含む液圧回路40に圧液を供給する穴部である。
圧液供給ポート44は、穴部の内周面に雌ねじが形成されたボルト穴であり、このボルト穴に封止部材45としてのシールボルト45aがねじ込まれる。これにより圧液供給ポート44を通して圧液が一旦圧入された後は、圧液連通路46を含む液圧回路40内の圧液が封止され、外部の圧液供給手段からは切り離される。
次に、図1及び図2を参照して説明した本発明の一実施形態としてのバッテリモジュールの作用について説明する。この説明では図3をも適宜参照する。
図3は、図1のバッテリモジュールのエンドプレート回りの構成を示す透視図であり、組電池が膨張した場合を示す図である。図3では、作動状態を異にしているが、構成は図2と同じである。このため、図3において図2との対応部は同一の符号を附して示し、構成に関する説明は図2における説明を援用する。
図1において、組電池2を構成する単電池セル21,22,23,24に対して、エンドプレート3に設けられた荷重付加手段4から、ピストン41を通して荷重F1が付加される。この荷重は、図2のばね式アキュムレータである2基のアキュムレータ43,43により、注目時点でのばね432の圧縮量に応じた圧液の圧力に対応する。ばね432はピストン41を介して単電池セル24の一方の主面側を押圧するが、組電池2側からの反力が2基のアキュムレータ43,43の各ばね432,432の弾発力F2,F2と釣り合ったところで平衡状態となる。
単電池セル21,22,23,24に膨張する原因が生じて組電池2が積層方向Aに延びると、この延びが単電池セル24からピストン41に伝達される。これにより、図3に示されたように、ピストン41がエンドプレート3の一方の主面31からの突出量が減少する方向に後退する。図3にこのときの後退による変位を矢線R1で示している。
この実施形態では、ピストン41のピストンボトム面413の面積は、2基のアキュムレータ43,43の各蓄圧ピストン433,433の蓄圧ピストンヘッド434の面積の合計値よりも大きい。このため、ピストン41の変位に対応する蓄圧ピストン433の変位は相対的に大きなものとなり、2基のアキュムレータ43,43の各ばね432,432に相対的に大きな圧縮変位が生じる。図3にこのときの圧縮変位を矢線R2で示している。従って、各ばね432,432は、ばね定数が比較的小さい小型軽量のものであっても、相対的に大きな弾発力を生じる。換言すれば、小型軽量のアキュムレータ43を2基用いて、大型のアキュムレータに相当する液圧調整力を得ることができる。このため、組電池2を全体として小型化できる。
一方、ピストン41が変位するに際して、その周面のシールリング411よりもピストンボトム面413側はシリンダ42との隙間に圧液が満たされる。このため、ピストン41は自動調心される。従って、ピストン41とシリンダ42間の液漏れが防止される。更に、変位する途中でピストン41の軸方向がシリンダ42の軸方向に対して傾くことによりピストン41がシリンダ42の内壁に当たってロックする不具合が回避される。
本実施形態では、上述のようにピストン41が円滑に且つ適切な荷重F1を作用させながら変位するため、組電池2の単電池セル21,22,23,24の膨張及び収縮を適切に吸収できる。また、これと共に、組電池2に常時適切な荷重を附して単電池セル21,22,23,24の脱落や性能低下といった問題が生じることを長期間に亘って防止することができる。
エンドプレート3は全体として剛性を有する概略直方体状のブロック体である。詳細には、直方体状の一方の主面31と他方の主面32との間隔が両主面31,32の何れの辺よりも短い間隔であって全体として概略板状体を成している。このようなエンドプレート3に荷重付加手段4の各構成要素が集約的に設けられている。
また、本実施形態では、荷重付加手段4は、その構成要素であるピストン41、シリンダ42、2基のアキュムレータ43、圧液供給ポート44及び封止部材45をエンドプレート3に含んで構成される。エンドプレート3は剛性を有する直方体状のブロック体である。従って、荷重付加手段4の構成要素を個別に設けて配管で接続するような一般的な構成に比し、圧液が漏れるおそれが少ない。また、剛性を有するブロック体内に液圧回路40を形成しているため、内圧による回路の膨張が少なく、圧液の圧力低下が防止される。更に、荷重付加手段4の各構成要素がエンドプレート3に集約的に設けられるため、小型化が図れる。従って、組電池2全体としての小型化が促進される。
また、圧液供給ポート44にシールボルト45aがねじ込まれることにより、圧液が圧入された後は、圧液連通路46を含む液圧回路40内の圧液が封止され、外部の圧液供給手段からは切り離される。この状態では液圧回路40は閉回路を構成するため、圧液の圧力調整に電気やその他の外部のエネルギー源を要しない。換言すれば、圧液の圧力調整は外部のエネルギーの有無に左右されず、使用環境を選ばずに長期間安定的に行われる。
以上、図1から図3を参照して説明した本発明の実施形態としてのバッテリモジュール1は、単電池セル21,22,23,24を複数積層した組電池2を有する組電池であって、組電池2の積層方向Aの始端側及び終端側の少なくとも何れか一方の側に設けられ、対峙する単電池セル24に対して積層方向に沿った荷重を作用させる荷重付加手段4とを備え、
荷重付加手段4は、ピストン41と、ピストン41を積層方向Aに沿って摺動自在に保持するシリンダ42と、シリンダ42と連通するアキュムレータ43,43と、シリンダ42及びアキュムレータ43,43を含む液圧回路40に圧液を供給する圧液供給ポート44と、圧液供給ポート44を封止する封止部材45としてのシールボルト45aを備える。
バッテリモジュール1では、アキュムレータ43,43によって一定の範囲に維持された所定の液圧が荷重付加手段4のピストン41に作用し、ピストン41から組電池2の各単電池セル21,22,23,24に電池性能を維持するための適度な荷重が定常的に作用する。このため、組電池2は、油圧機構等が付帯されない簡素な形態をとり得て、構造が簡単で小型化が容易である。
また、本発明の実施形態としてのバッテリモジュール1では、ピストン41、シリンダ42、アキュムレータ43,43、圧液供給ポート44及び封止部材45としてのシールボルト45aは、エンドプレート3に設けられている。
組電池2では、ピストン41、シリンダ42、アキュムレータ43,43、圧液供給ポート44及び封止部材45としてのシールボルト45aがエンドプレート3に集約されて備えられており、一層の小型化が図られる。
次に、本発明の他の実施形態としての組電池について説明する。
図4は、本発明の組電池の他の実施形態を示す概念図である。
図4のバッテリモジュール1aは、組電池2、エンドプレート3、ピストン41、シリンダ42、アキュムレータ43,43、圧液供給ポート44や圧液連通路46は図2を参照して説明したものと略同じである。このため、エンドプレート3のこれらの部分については、図2及びこれに関する説明を援用する。
バッテリモジュール1aでは、封止部材45はワンウェイバルブ45bである。一方、液圧回路40は、液圧回路40の液圧を検出する液圧センサ5を取付けるセンサ取付部47を備えている。バッテリモジュール1aに対して、ワンウェイバルブ45bの封止圧を超える圧力を供給可能な高液圧源6が外部に用意される。高液圧源6は液圧供給口61を有する。ワンウェイバルブ45bの高圧ポート側に、高液圧源6の液圧供給口61からの液圧を導く高液圧配管62との接続を行う高液圧配管接続部48が設けられている。高液圧配管62には開閉弁7が介挿される。他方、液圧センサ5の検出出力Dが入力され、検出出力Dが所定の閾値より下降したときに開弁信号E0を発する信号生成部8が設けられている。信号生成部8における所定の閾値は、液圧回路40における既定の液圧の下限値の近傍に設定され得る。開閉弁7は電磁弁等であり信号生成部8からの開弁信号E0を断続可能なコネクタ71の信号入力端子72で受ける。
液圧回路40には、更にリリーフバルブ9が設けられている。リリーフバルブ9の開弁圧は単電池セル21,22,23,24(図2)の所定の予圧力に応じて設定される。
上述の図2の組電池2、或いは、図4のバッテリモジュール1aにおけるように、本発明の実施形態では、封止部材45は、ボルト(シールボルト)45a又はワンウェイバルブ45bから構成される。
従って、本発明の実施形態では、液密保持筒部としてのシリンダ42を含む液圧回路40の液圧を維持するための複雑な機構を要さず、単に閉回路の形態で液圧を維持するため、構造が簡単で小型化が容易である。
図4の実施形態におけるバッテリモジュール1aにおいて、センサ取付部47に液圧センサ5を取り付け、高液圧配管接続部48に高液圧配管62を接続する。この場合、開閉弁7への信号入力端子72に信号生成部8が供給されるようにコネクタ71は接続状態にしておく。液圧回路40の液圧が低下して、液圧センサ5の検出出力Dが上述の閾値より下降すると、信号生成部8が開弁信号E0を発する。開弁信号E0はコネクタ71の信号入力端子72を通して開閉弁7に供給される。供給された開弁信号E0により開閉弁7が開弁し、高液圧源6の液圧供給口61からの液圧が高液圧配管62及びワンウェイバルブ45bを通して圧液供給ポート44に供給される。これにより液圧回路40(圧液チャンバー40a)の液圧は規定圧に回復する。
図4の実施形態におけるバッテリモジュール1aでは、センサ取付部47に液圧センサ5を取付け、高液圧配管接続部48に開閉弁7を介して高液圧源6の液圧供給口61と結ぶ高液圧配管62を接続することにより、バッテリモジュール1a自体は簡単で小型化された形態を採りつつ、液圧回路40の所要の液圧を回復させるメンテナンスを容易に実施することができる。このメンテナンスも、高液圧源6の液圧を、液圧センサ5の検出出力Dが所定の閾値より下降したときに開弁信号E0を発する信号生成部8からの開弁信号E0に応動する開閉弁7を介してワンウェイバルブ45bの高圧ポート側に供給するだけでよく、実施が容易である。
また、図4の実施形態におけるバッテリモジュール1aでは、液圧回路40にリリーフバルブ9が設けられ、リリーフバルブ9の開弁圧は単電池セルの所定の予圧力に応じて設定される。
このため、液圧回路のアキュムレータに蓄圧するに際し、単電池セル21,22,23,24の所定の予圧力に対応した適切な蓄圧状態に調節するために高度な操作精度を要求されることがない。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれる。
例えば、上述した実施形態ではエンドプレートを組電池の積層方向の終端側に設けたが、これに替えて、エンドプレートを始端側に設けても、上述の実施形態と同様の作用効果を奏する。また、エンドプレートを組電池の積層方向の始端側及び終端側の双方に設けてもよい。この場合は、組電池の積層方向の収縮が大きい場合にも容易に応じることができる。
更に、上述のようにエンドプレートに荷重付加手段を集約的に構成せず、エンドプレートと荷重付加手段とは別体の構成を採り得る。即ち、荷重付加手段の受圧移動部材としてのピストンとこれに対峙する単電池セルの主面との間にエンドプレートを介挿させるように構成してもよい。このエンドプレートとして、単電池セルへの接触面がその単電池セルの主面を全面的に覆う大きさの外形を有し剛性のある板状体を適用する。この場合はピストンのピストンヘッドよりも大面積の板材によって、ピストンからの荷重が単電池セルの主面に均一に分散して作用するため、単電池セルに要求される剛性と強度は比較的小さなものでよい。このためバッテリモジュール全体として小型軽量化を図りやすい。
1,1a…バッテリモジュール
2…組電池
3…エンドプレート
4…荷重付加手段
5…液圧センサ
6…高液圧源
7…開閉弁
8…信号生成部
9…リリーフバルブ
21,22,23,24…単電池セル
40…液圧回路
41…ピストン(受圧移動部材)
42…シリンダ(液密保持筒部)
43…アキュムレータ
44…圧液供給ポート
45…封止部材
45a…シールボルト
45b…ワンウェイバルブ
47…センサ取付部
48…高液圧配管接続部
61…液圧供給口

Claims (5)

  1. 単電池セルを複数積層した組電池と、
    組電池の積層方向の始端側及び終端側の少なくとも何れか一方の側に設けられ、対峙する単電池セルに対して積層方向に沿った荷重を作用させる荷重付加手段と、を備えるバッテリモジュールであって、
    前記荷重付加手段は、
    液圧を受けて移動する受圧移動部材と、
    前記受圧移動部材を前記積層方向に沿って摺動自在に保持する液密保持筒部と、
    前記液密保持筒部に連通するアキュムレータと、
    前記液密保持筒部及び前記アキュムレータを含む液圧回路に圧液を供給する圧液供給ポートと、
    前記圧液供給ポートを封止する封止部材とを備えることを特徴とするバッテリモジュール。
  2. 前記受圧移動部材、前記液密保持筒部、前記アキュムレータ、前記圧液供給ポート及び前記封止部材は、板状のエンドプレートに設けられていることを特徴とする請求項1に記載のバッテリモジュール。
  3. 前記封止部材は、ボルト又はワンウェイバルブから構成されることを特徴とする請求項1又は2に記載のバッテリモジュール。
  4. 前記封止部材はワンウェイバルブであり、前記液圧回路は、自己の液圧を検出する液圧センサを取付けるセンサ取付部を備え、前記ワンウェイバルブは、高圧ポート側を自己の封止圧を超える圧力を供給可能な高液圧源の液圧供給口と開閉弁を介して接続する高液圧配管接続部を備え、前記開閉弁は、前記液圧センサの検出出力が所定の閾値より下降したときに開弁信号を発する信号生成部からの開弁信号に応動することを特徴とする請求項1又は2に記載のバッテリモジュール。
  5. 前記液圧回路にリリーフバルブが設けられ、リリーフバルブの開弁圧は単電池セルの所定の予圧力に応じて設定されることを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の組電池。
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