JP2013120827A - 蓄電モジュールの温度調整装置 - Google Patents
蓄電モジュールの温度調整装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2013120827A JP2013120827A JP2011267730A JP2011267730A JP2013120827A JP 2013120827 A JP2013120827 A JP 2013120827A JP 2011267730 A JP2011267730 A JP 2011267730A JP 2011267730 A JP2011267730 A JP 2011267730A JP 2013120827 A JP2013120827 A JP 2013120827A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat exchange
- fluid
- exchange pack
- power storage
- pack
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01G—CAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES OR LIGHT-SENSITIVE DEVICES, OF THE ELECTROLYTIC TYPE
- H01G2/00—Details of capacitors not covered by a single one of groups H01G4/00-H01G11/00
- H01G2/08—Cooling arrangements; Heating arrangements; Ventilating arrangements
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01G—CAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES OR LIGHT-SENSITIVE DEVICES, OF THE ELECTROLYTIC TYPE
- H01G11/00—Hybrid capacitors, i.e. capacitors having different positive and negative electrodes; Electric double-layer [EDL] capacitors; Processes for the manufacture thereof or of parts thereof
- H01G11/14—Arrangements or processes for adjusting or protecting hybrid or EDL capacitors
- H01G11/18—Arrangements or processes for adjusting or protecting hybrid or EDL capacitors against thermal overloads, e.g. heating, cooling or ventilating
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M10/00—Secondary cells; Manufacture thereof
- H01M10/60—Heating or cooling; Temperature control
- H01M10/64—Heating or cooling; Temperature control characterised by the shape of the cells
- H01M10/647—Prismatic or flat cells, e.g. pouch cells
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M10/00—Secondary cells; Manufacture thereof
- H01M10/60—Heating or cooling; Temperature control
- H01M10/65—Means for temperature control structurally associated with the cells
- H01M10/655—Solid structures for heat exchange or heat conduction
- H01M10/6556—Solid parts with flow channel passages or pipes for heat exchange
- H01M10/6557—Solid parts with flow channel passages or pipes for heat exchange arranged between the cells
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M10/00—Secondary cells; Manufacture thereof
- H01M10/60—Heating or cooling; Temperature control
- H01M10/65—Means for temperature control structurally associated with the cells
- H01M10/656—Means for temperature control structurally associated with the cells characterised by the type of heat-exchange fluid
- H01M10/6567—Liquids
- H01M10/6568—Liquids characterised by flow circuits, e.g. loops, located externally to the cells or cell casings
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Abstract
【課題】蓄電モジュールの温度調整装置の組み立て性を向上する。
【解決手段】本発明は、電荷を蓄えることが可能なキャパシタ1が複数積層されてなるキャパシタモジュール1の温度を調整する温度調整装置100であって、隣り合う一対のキャパシタ1の間に挟持され、弾性体で形成されてキャパシタ1の膨縮に応じて変形可能な熱交換パック20を備え、熱交換パック20は、キャパシタ1との間で熱交換を行う流体を内部に供給するための供給口21と外部へ排出するための排出口26とを有する。
【選択図】図1
【解決手段】本発明は、電荷を蓄えることが可能なキャパシタ1が複数積層されてなるキャパシタモジュール1の温度を調整する温度調整装置100であって、隣り合う一対のキャパシタ1の間に挟持され、弾性体で形成されてキャパシタ1の膨縮に応じて変形可能な熱交換パック20を備え、熱交換パック20は、キャパシタ1との間で熱交換を行う流体を内部に供給するための供給口21と外部へ排出するための排出口26とを有する。
【選択図】図1
Description
本発明は、電荷を蓄えることが可能な蓄電モジュールの温度を調整する温度調整装置に関するものである。
従来から、リチウムイオン二次電池や電気二重層キャパシタなどの蓄電セルが積層された蓄電モジュールが用いられている。このような蓄電モジュールでは、その性能を維持するために、蓄電セルが充放電する際に発する熱を外部に放出する必要がある。
特許文献1には、可撓性積層シートが袋状に形成されてなるソフトケースを備えるキャパシタセルと、キャパシタセルのソフトケース端部に形成された放熱フィンが嵌められるスリットを有する弾性樹脂材の伝熱枠とを備えるキャパシタモジュールが開示されている。このキャパシタモジュールでは、伝熱枠と、伝熱枠に嵌められたキャパシタセルが積層して収容される放熱ハードケースとを介して、キャパシタセルが充放電する際に発した熱を外部に放出している。
しかしながら、特許文献1のキャパシタモジュールでは、キャパシタセルが多数積層されて形成されており、キャパシタセルの放熱フィンを弾性樹脂材からなる伝熱枠のスリットに一つ一つ嵌める作業が煩雑であった。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、蓄電モジュールの温度調整装置の組み立て性を向上することを目的とする。
本発明は、電荷を蓄えることが可能な蓄電セルが複数積層されてなる蓄電モジュールの温度を調整する温度調整装置であって、隣り合う一対の前記蓄電セルの間に挟持され、弾性体で形成されて前記蓄電セルの膨縮に応じて変形可能な熱交換パックを備え、前記熱交換パックは、前記蓄電セルとの間で熱交換を行う流体を内部に供給するための供給口と外部へ排出するための排出口とを有することを特徴とする。
本発明では、弾性体で形成されて流体の供給口と排出口とを有する熱交換パックが一対の蓄電セルの間に挟持される。よって、蓄電セルと熱交換パックとを交互に積層し、後から熱交換パック内に流体を供給することで、蓄電モジュールの温度調整装置を組み立てることができる。したがって、蓄電モジュールの温度調整装置の組み立て性を向上することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態に係る蓄電モジュールの温度調整装置100について説明する。
まず、図1を参照して、温度調整装置100によって温度が調整される蓄電モジュールとしてのキャパシタモジュール10について説明する。
キャパシタモジュール10は、図1に示すように、蓄電セルとしての電気二重層キャパシタ(以下、単に「キャパシタ」と称する。)1が複数積層されて構成されるものである。キャパシタ1に代えて、リチウムイオン二次電池やニッケル水素二次電池などの化学電池を蓄電セルとして用いてもよい。
キャパシタモジュール10は、直列に接続されることで電圧が高められ、並列に接続されることで容量が増やされる。例えば、キャパシタモジュール10の電圧を数百ボルトまで高めたい場合には、単体では数ボルトの電圧であるキャパシタ1が、直列に数十個接続されて用いられる。
キャパシタ1は、矩形の袋状に形成されるソフトケース2と、ソフトケース2の上端部から外部に引き出されて露出する一対の電極端子3とを備える。
ソフトケース2は、対向して設けられる一対の可撓性積層シートであるラミネートフィルムが袋状に貼り合わされて形成される。ラミネートフィルムは、金属の層と、金属の層を被覆する樹脂の層とを備える多層構造のフィルム材である。ソフトケース2に代えて、樹脂や金属などによって形成されるハードケースを用いてもよい。
ソフトケース2の内部には、正極集電極及び負極集電極と、正極集電極と負極集電極との間に介在され両者を隔離するセパレータとが順に複数積層されて形成された積層体である蓄電部(図示省略)が収容される。ソフトケース2は、内部に電解液が充填されて密封される。つまり、ソフトケース2には、セパレータを介して交互に積層された複数の正極集電極と負極集電極とが、電解液とともに収容される。キャパシタ1は、正極集電極と負極集電極との間に充填された電解液のイオンが電気二重層を構成し、電極端子3を介して充放電可能に電荷を蓄えるものである。
ソフトケース2の外周は矩形に形成される。ソフトケース2は、矩形に形成されて内部に蓄電部が収容される収容部2aと、収容部2aの外周にて一対のラミネートフィルムが接着されて形成されるフランジ部2bとを有する。
電極端子3は、ソフトケース2の同一の辺から引き出される一対の矩形の金属板である。一方の電極端子3は、蓄電部の正極集電極に接続され、他方の電極端子3は、蓄電部の負極集電極に接続される。電極端子3は、ソフトケース2におけるラミネートフィルムの合わせ面を貫通して外部に突出する。
電極端子3は、隣り合うキャパシタ1間で溶接されることによって連結される。これにより、隣り合うキャパシタ1が、直列に接続されることとなる。溶接に代えて、電極端子3どうしをボルト締結などによって連結してもよい。
次に、図1から図5を参照して、温度調整装置100の熱交換パック20について説明する。
温度調整装置100は、隣り合う一対のキャパシタ1の間に挟持され、弾性体で形成されてキャパシタ1の膨縮に応じて変形可能な熱交換パック20を備える。温度調整装置100は、熱交換パック20に給排される流体によってキャパシタ1を冷却し、その性能を維持可能な適正な温度に調整するものである。
熱交換パック20に供給される流体としては、例えばフッ素系不活性液体のような熱伝導率が高く絶縁性を有するとともに比重がそれほど高くない液体を用いることが望ましい。このような液体を用いた場合には、万が一、熱交換パック20から流体が漏出した場合にも、安全性が確保される。
熱交換パック20は、弾性体によって袋状に形成される。熱交換パック20は、キャパシタ1の充放電に伴う膨縮に応じて変形し、この変形によって内部の流体が給排されるものである。熱交換パック20は、隣り合う一対のキャパシタ1の各々の収容部2aと当接する一対の当接面20aを有する。
当接面20aは、略矩形に形成され、収容部2aと比較してひとまわり大きく形成される。これにより、当接面20aが収容部2aの全面に当接することが可能となる。
熱交換パック20は、キャパシタ1との間で熱交換を行う流体を内部に供給するための供給口21と、内部の流体を外部へ排出するための排出口26とを有する。
供給口21は、熱交換パック20の下端の側部に開口して形成される。供給口21は、後述する供給側連結通路31に連結され、他のキャパシタ1の供給口21と連通する。供給口21には、図4に示すように、熱交換パック20の内部に流体が供給される方向の流れのみを許容する第一逆止弁22が設けられる。
熱交換パック20を挟む一対のキャパシタ1が収縮すると、熱交換パック20は変形して容積が増加する。第一逆止弁22は、熱交換パック20の容積が増加した場合に、熱交換パック20内の圧力よりも供給側連結通路31内の流体の圧力が大きくなることによって開状態となる。これにより、第一逆止弁22を通じて、供給口21から熱交換パック20内に流体が供給されることとなる。
排出口26は、供給口21と比較して高い位置に設けられる。具体的には、排出口26は、熱交換パック20の上端の側部に開口して形成される。排出口26は、後述する排出側連結通路32に連結され、他のキャパシタ1の排出口26と連通する。排出口26には、図4に示すように、熱交換パック20の内部の流体が外部に排出される方向の流れのみを許容する第二逆止弁27が設けられる。
熱交換パック20を挟む一対のキャパシタ1が膨張すると、熱交換パック20は変形して容積が減少する。第二逆止弁27は、熱交換パック20の容積が減少した場合に、熱交換パック20内の流体の圧力が排出側連結通路32内の流体の圧力よりも大きくなることによって開状態となる。これにより、第二逆止弁27を通じて、排出口26から排出側連結通路32に流体が排出されることとなる。
このように、温度調整装置100は、一対のキャパシタ1の間に挟持されて流体の供給口21と排出口26とを有する熱交換パック20を備える。よって、キャパシタ1と熱交換パック20とを交互に積層し、後から熱交換パック20内に流体を供給することで、温度調整装置100を組み立てることができる。したがって、温度調整装置100の組み立て性を向上することができる。
図4に示すように、供給口21と排出口26とは、当接面20aにおける対角線上の頂点に各々設けられる。熱交換パック20の底部20bは、供給口21から徐々に高くなるように傾斜して形成される。つまり、熱交換パック20の底部20bは、供給口21を下端として傾斜して形成される。一方、熱交換パック20の頂部20cは、排出口26に向かって徐々に高くなるように傾斜して形成される。つまり、熱交換パック20の頂部20cは、排出口26を上端として傾斜して形成される。
これにより、熱交換パック20の下端の供給口21から供給された流体が、熱交換パック20内を流れて上端の排出口26から排出されることとなる。よって、熱交換パック20内に空気が進入した場合にも、進入した空気は熱交換パック20内を満たす液体中を上昇して排出口26から排出されるため、熱交換パック20内にエアだまりが形成されることを防止できる。
また、熱交換パック20内に供給された流体は、供給口21から徐々に高くなる底部20bに沿って流れ、排出口に向かって徐々に高くなる頂部20cに沿って流れることとなる。よって、熱交換パック20内の中央近傍の流体のみが流れて端部の流体が流れずに滞留することを防止できる。
また、キャパシタ1との熱交換によって温められた流体は、その温度差によって熱交換パック20内を上昇する。そのため、温められた流体から先に排出側連結通路32に排出されることとなる。よって、キャパシタ1との熱交換によって温められた流体が熱交換パック20内に滞留することを防止できる。よって、熱交換パック20内に常に冷却された流体を供給可能であるため、キャパシタ1の冷却効率を向上できる。
図5に示すように、キャパシタ1は、間に熱交換パック20を挟みながら積層されてハードケース40内に収容される。この状態で、熱交換パック20に流体が供給されると、熱交換パック20が膨張し、キャパシタ1に与圧がかけられる。これにより、キャパシタ1は、適正な圧力で圧縮され、その性能を維持することが可能となる。
温度調整装置100を組み立てる際には、空の状態のままの熱交換パック20をキャパシタ1間に積層してハードケース40内に収容する。そして、キャパシタモジュール10がハードケース40に収容された状態で、熱交換パック20内に流体を供給する。このように、熱交換パック20が収縮した状態のまま組み立てることで、キャパシタモジュール10のハードケース40内への収容を容易にできる。
次に、図5を参照して、温度調整装置100の流体回路について説明する。
温度調整装置100は、熱交換パック20の供給口21どうしを連結する供給側連結通路31と、熱交換パック20の排出口26どうしを連結する排出側連結通路32と、流体循環通路30内の流体に与圧をかけるアキュムレータ35と、流体循環通路30に設けられ、流体循環通路30内を流れる流体を冷却するラジエータ39とを備える。
供給側連結通路31は、積層されたキャパシタ1の各々の間に挟持された熱交換パック20の全ての供給口21を連通する管状の通路である。供給側連結通路31は、弾性材によって形成される。
排出側連結通路32は、積層されたキャパシタ1の各々の間に挟持された熱交換パック20の全ての排出口26を連通する管状の通路である。排出側連結通路32は、弾性材によって形成される。排出側連結通路32は、供給側連結通路31と連通して、流体が循環可能な流体循環通路30を構成する。
アキュムレータ35は、内部を液体室37と気体室38とに区画するダイヤフラム36を備える。液体室37は、流体循環通路30に連結される。気体室38は、車両の空気圧源からの圧縮空気が貯留されたエアリザーバタンク34に連結される。アキュムレータ35は、気体室38内部の空気圧によって、液体室37を介して流体循環通路30を流れる流体に与圧をかけるものである。
アキュムレータ35によって流体循環通路30内の流体に付与される圧力は、キャパシタ1が性能を維持するのに適正な圧力に設定される。これにより、付勢部材などの他の部材を用いてキャパシタ1に与圧をかける必要がないため、キャパシタモジュール10の小型軽量化が可能となる。
アキュムレータ35によって流体循環通路30内の流体に圧力がかけられることで、熱交換パック20の当接面20aがキャパシタ1の収容部2aに押し付けられ、熱交換パック20とキャパシタ1とを密着させることができる。これにより、熱交換パック20とキャパシタ1との間での伝熱効率を向上できる。
アキュムレータ35は、キャパシタ1の膨縮に伴い流体循環通路30内の流体の圧力が変動した場合に、その変動を吸収する。即ち、アキュムレータ35が設けられることによって、キャパシタ1の充放電に伴う膨縮が許容される。
なお、蓄電セルとしてリチウムイオン二次電池やニッケル水素二次電池などの化学電池を用いた場合には、蓄電セルに与圧をかける必要はない。そのため、蓄電セルが化学電池である場合には、アキュムレータ35によって流体循環通路30内の流体に付与される圧力は、蓄電セルをハードケース40内に保持可能な圧力に設定される。
ラジエータ39は、流体循環通路30を流れる流体と熱交換を行い、冷却するものである。ラジエータ39には、各熱交換パック20から排出された流体が、排出側連結通路32を介して供給される。ラジエータ39によって冷却された流体は、供給側連結通路31を介して各熱交換パック20に供給される。
なお、始動直後でキャパシタモジュール10が冷えている場合には、キャパシタ1を、その性能を維持可能な適正な温度まで温める必要がある。この場合、ラジエータ39に代えて、流体循環通路30を流れる流体を温めるヒータを設けてもよい。ヒータによって温められた流体が熱交換パック20内に供給されることで、キャパシタ1を温めることが可能である。また、ラジエータ39とヒータとを共に設けて、流体循環通路30内の流体を所望の温度に調整可能なようにしてもよい。
次に、主に図5を参照して、温度調整装置100の作用について説明する。
キャパシタ1が膨縮せず大きさが変化しない場合には、流体循環通路30を流れる流体の圧力と、熱交換パック20内の流体の圧力とが等しい。この状態では、流体循環通路30内の流体の流れは、停止したままである。このとき、熱交換パック20の第一逆止弁22と第二逆止弁27とは、ともに閉状態を維持する。
この状態から、キャパシタ1が充放電によって膨張すると、キャパシタ1に挟まれた熱交換パック20は、圧縮されて容積が縮小される。これにより、熱交換パック20内の流体の圧力が大きくなる。熱交換パック20内の流体の圧力が排出側連結通路32内の流体の圧力よりも大きくなると、熱交換パック20の第二逆止弁27が開状態となる。これにより、熱交換パック20内の流体が排出口26から排出側連結通路32へ排出される。
このとき、第一逆止弁22は、熱交換パック20内の流体の圧力が供給側連結通路31内の流体の圧力よりも大きいため、閉状態を維持する。よって、供給側連結通路31内の流体は、熱交換パック20内へ供給されない。
一方、キャパシタ1が充放電によって収縮すると、キャパシタ1に挟まれた熱交換パック20の容積は拡大される。これにより、熱交換パック20内の流体の圧力が小さくなる。熱交換パック20内の流体の圧力が供給側連結通路31内の流体の圧力よりも小さくなると、熱交換パック20の第一逆止弁22が開状態となる。これにより、供給側連結通路31内の流体が供給口21から熱交換パック20内へ供給される。
このとき、第二逆止弁27は、熱交換パック20内の流体の圧力が排出側連結通路32内の流体の圧力よりも大きいため、閉状態を維持する。よって、熱交換パック20内の流体は、排出側連結通路32内に排出されない。
以上のように、温度調整装置100では、キャパシタ1の膨縮に伴って熱交換パック20の容積が拡縮される。このように、熱交換パック20は、自らが容積の拡大と縮小とを繰り返すことで、そのポンプ作用によって流体を給排する。よって、流体を循環させるために流体圧ポンプなどを用いる必要がない。したがって、流体を循環させるために他の動力を用いる必要がないため、構造をシンプルにでき、消費エネルギを減少させることができる。
また、熱交換パック20の供給口21には第一逆止弁22が設けられ、排出口26には第二逆止弁27が設けられる。これにより、流体の流れが一方向となり、キャパシタ1との熱交換によって温められた流体が逆流して熱交換パック20に流入することが防止される。
排出側連結通路32に排出された流体は、ラジエータ39にて冷却されて供給側連結通路31へと導かれ、再び熱交換パック20へと供給される。このように、流体循環通路30は閉回路であるため、内部を流れる流体の量を少なくすることができる。よって、温度調整装置100の小型軽量化が可能である。
以上の実施の形態によれば、以下に示す効果を奏する。
弾性体で形成されて流体の供給口21と排出口26とを有する熱交換パック20が一対のキャパシタ1の間に挟持される。よって、キャパシタ1と熱交換パック20とを交互に積層し、後から熱交換パック20内に流体を供給することで、温度調整装置100を組み立てることができる。したがって、温度調整装置100の組み立て性を向上することができる。
また、温度調整装置100では、キャパシタ1の膨縮に伴って熱交換パック20の容積が拡縮される。このように、熱交換パック20は、自らが容積の拡大と縮小とを繰り返すことで、そのポンプ作用によって流体を給排する。よって、流体を循環させるために流体圧ポンプなどを用いる必要がない。したがって、流体を循環させるために他の動力を用いる必要がないため、構造をシンプルにでき、消費エネルギを減少させることができる。
また、熱交換パック20内の流体の圧力によって、キャパシタ1に与圧をかけることができる。よって、キャパシタ1が、その性能を維持することが可能となるとともに、付勢部材などの他の部材を用いてキャパシタ1に与圧をかける必要がないため、キャパシタモジュール10の小型軽量化が可能となる。
本発明は上記の実施の形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
例えば、上記の実施の形態では、熱交換パック20のポンプ作用によって流体を給排する構成であるが、流体の流量を増加させたい場合には、流体圧ポンプを設けて積極的に流体を流すようにしてもよい。この場合、流体圧ポンプが流体を吐出する方向によって流体の流れる方向が一方向となるため、第一逆止弁22と第二逆止弁27とを設ける必要はない。
100 温度調整装置
1 キャパシタ(蓄電セル)
10 キャパシタモジュール(蓄電モジュール)
20 熱交換パック
20a 当接面
20b 底部
20c 頂部
21 供給口
22 第一逆止弁
26 排出口
27 第二逆止弁
31 供給側連結通路
32 排出側連結通路
35 アキュムレータ
39 ラジエータ
1 キャパシタ(蓄電セル)
10 キャパシタモジュール(蓄電モジュール)
20 熱交換パック
20a 当接面
20b 底部
20c 頂部
21 供給口
22 第一逆止弁
26 排出口
27 第二逆止弁
31 供給側連結通路
32 排出側連結通路
35 アキュムレータ
39 ラジエータ
Claims (7)
- 電荷を蓄えることが可能な蓄電セルが複数積層されてなる蓄電モジュールの温度を調整する温度調整装置であって、
隣り合う一対の前記蓄電セルの間に挟持され、弾性体で形成されて前記蓄電セルの膨縮に応じて変形可能な熱交換パックを備え、
前記熱交換パックは、前記蓄電セルとの間で熱交換を行う流体を内部に供給するための供給口と外部へ排出するための排出口とを有することを特徴とする蓄電モジュールの温度調整装置。 - 前記供給口に設けられ、前記熱交換パックの内部に流体が供給される方向の流れのみを許容する第一逆止弁と、
前記排出口に設けられ、前記熱交換パックの内部の流体が外部に排出される方向の流れのみを許容する第二逆止弁と、を更に備え、
前記熱交換パックには、前記蓄電セルの膨縮に伴う当該熱交換パックの変形によって流体が給排されることを特長とする請求項1に記載の蓄電モジュールの温度調整装置。 - 前記排出口は、前記供給口と比較して高い位置に設けられることを特徴とする請求項1又は2に記載の蓄電モジュールの温度調整装置。
- 前記熱交換パックは、前記蓄電セルと当接する当接面が略矩形に形成され、
前記供給口と前記排出口とは、前記当接面における対角線上の頂点に各々設けられることを特長とする請求項1から3のいずれか一つに記載の蓄電モジュールの温度調整装置。 - 前記熱交換パックの底部は、前記供給口から徐々に高くなるように傾斜して形成され、
前記熱交換パックの頂部は、前記排出口に向かって徐々に高くなるように傾斜して形成されることを特長とする請求項4に記載の蓄電モジュールの温度調整装置。 - 前記熱交換パックの前記供給口どうしを連結する供給側連結通路と、
前記熱交換パックの前記排出口どうしを連結し、前記供給側連結通路と連通して流体が循環可能な流体循環通路を構成する排出側連結通路と、
前記流体循環通路内の流体に与圧をかけるアキュムレータと、を更に備えることを特長とする請求項1から5のいずれか一つに記載の蓄電モジュールの温度調整装置。 - 前記流体循環通路に設けられ、当該流体循環通路内を流れる流体を冷却するラジエータを更に備えることを特長とする請求項6に記載の蓄電モジュールの温度調整装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011267730A JP2013120827A (ja) | 2011-12-07 | 2011-12-07 | 蓄電モジュールの温度調整装置 |
PCT/JP2012/070239 WO2013084541A1 (ja) | 2011-12-07 | 2012-08-08 | 蓄電モジュールの温度調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011267730A JP2013120827A (ja) | 2011-12-07 | 2011-12-07 | 蓄電モジュールの温度調整装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013120827A true JP2013120827A (ja) | 2013-06-17 |
Family
ID=48573926
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011267730A Pending JP2013120827A (ja) | 2011-12-07 | 2011-12-07 | 蓄電モジュールの温度調整装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2013120827A (ja) |
WO (1) | WO2013084541A1 (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016100193A (ja) * | 2014-11-21 | 2016-05-30 | 三菱自動車工業株式会社 | バッテリーパックの冷却装置 |
JP2017111900A (ja) * | 2015-12-15 | 2017-06-22 | 三菱自動車工業株式会社 | 車両用電池冷却装置 |
KR101824592B1 (ko) * | 2016-05-10 | 2018-03-15 | 삼화전기 주식회사 | 전기 이중층 커패시터 모듈 |
WO2019121575A1 (de) * | 2017-12-20 | 2019-06-27 | Elringklinger Ag | Kühlmodul für einen zellstapel, zellstapel, batterievorrichtung und verfahren zum kühlen von zellen |
EP3855556A1 (en) * | 2020-01-23 | 2021-07-28 | Altinay Robot Teknolojileri San ve Tic A.S. | A thermal protection plate assembly for batteries |
CN114784407A (zh) * | 2018-11-21 | 2022-07-22 | 宁德时代新能源科技股份有限公司 | 换热板及电池模组 |
WO2023113493A1 (ko) * | 2021-12-15 | 2023-06-22 | 주식회사 엘지에너지솔루션 | 전지셀들 간의 열전달이 차단되는 전지팩 |
US11923524B2 (en) | 2017-12-20 | 2024-03-05 | Elringklinger Ag | Cooling module for a cell stack, and a cell stack |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102022110062A1 (de) | 2022-04-26 | 2023-10-26 | Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft | Feststoffbatterie sowie Kraftfahrzeug mit einer solchen |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20050089750A1 (en) * | 2002-02-19 | 2005-04-28 | Chin-Yee Ng | Temperature control apparatus and method for high energy electrochemical cells |
JP2003346924A (ja) * | 2002-05-29 | 2003-12-05 | Fuji Heavy Ind Ltd | 組電池の冷却システムおよび組電池の冷却方法 |
JP2006127921A (ja) * | 2004-10-29 | 2006-05-18 | Sanyo Electric Co Ltd | 電源装置 |
JP2007066647A (ja) * | 2005-08-30 | 2007-03-15 | Toyota Motor Corp | 電池冷却構造および電池モジュール |
JP2010238554A (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Toyota Motor Corp | 蓄電素子のホルダ |
JP2011096465A (ja) * | 2009-10-28 | 2011-05-12 | Tokyo R & D Co Ltd | 冷却板及びバッテリーシステム |
JP2012114030A (ja) * | 2010-11-26 | 2012-06-14 | Valeo Japan Co Ltd | バッテリ温度調整装置 |
-
2011
- 2011-12-07 JP JP2011267730A patent/JP2013120827A/ja active Pending
-
2012
- 2012-08-08 WO PCT/JP2012/070239 patent/WO2013084541A1/ja active Application Filing
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016100193A (ja) * | 2014-11-21 | 2016-05-30 | 三菱自動車工業株式会社 | バッテリーパックの冷却装置 |
JP2017111900A (ja) * | 2015-12-15 | 2017-06-22 | 三菱自動車工業株式会社 | 車両用電池冷却装置 |
KR101824592B1 (ko) * | 2016-05-10 | 2018-03-15 | 삼화전기 주식회사 | 전기 이중층 커패시터 모듈 |
WO2019121575A1 (de) * | 2017-12-20 | 2019-06-27 | Elringklinger Ag | Kühlmodul für einen zellstapel, zellstapel, batterievorrichtung und verfahren zum kühlen von zellen |
US11923524B2 (en) | 2017-12-20 | 2024-03-05 | Elringklinger Ag | Cooling module for a cell stack, and a cell stack |
CN114784407A (zh) * | 2018-11-21 | 2022-07-22 | 宁德时代新能源科技股份有限公司 | 换热板及电池模组 |
EP3855556A1 (en) * | 2020-01-23 | 2021-07-28 | Altinay Robot Teknolojileri San ve Tic A.S. | A thermal protection plate assembly for batteries |
WO2023113493A1 (ko) * | 2021-12-15 | 2023-06-22 | 주식회사 엘지에너지솔루션 | 전지셀들 간의 열전달이 차단되는 전지팩 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2013084541A1 (ja) | 2013-06-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2013084541A1 (ja) | 蓄電モジュールの温度調整装置 | |
US10361470B2 (en) | Battery module having all-solid-state battery and cartridge | |
JP6560446B2 (ja) | バッテリーパック及び該バッテリーパックを含む自動車 | |
EP1479127B1 (en) | Temperature control apparatus and method for high energy electrochemical cells | |
JP6780018B2 (ja) | エネルギ貯蔵装置のための冷却配列 | |
EP3358668B1 (en) | Battery module, battery pack and vehicle having same | |
JP5834975B2 (ja) | 電気デバイスモジュール | |
US8486553B2 (en) | Battery pack | |
US20110189522A1 (en) | Battery pack | |
WO2013157560A1 (ja) | 二次電池、二次電池を組み込んだ二次電池モジュール、及び二次電池モジュールを組み込んだ組電池システム | |
CN107210387B (zh) | 用于高功率应用的长周期寿命棱柱型电池电芯 | |
KR101545166B1 (ko) | 전지셀 냉각 부재 | |
KR102119535B1 (ko) | 전극조립체의 외면에 대면하여 위치하는 전극리드를 포함하는 전지셀 | |
WO2013047430A1 (ja) | 組電池 | |
US20130209857A1 (en) | Battery tray design | |
JP2010040345A (ja) | バッテリーシステム | |
KR102202417B1 (ko) | 카트리지 및 이를 포함하는 배터리 모듈, 배터리 팩 | |
KR102026386B1 (ko) | 배터리 모듈 | |
US20220173453A1 (en) | Battery Module | |
JP7418899B2 (ja) | 電解液補充の可能なパウチ型電池セル | |
KR20140040327A (ko) | 가압 탄성부재를 포함하는 전지모듈 | |
US20220393284A1 (en) | Battery module, battery module system, and battery pack comprising battery module | |
JP2014093241A (ja) | 電池モジュール | |
US20190172639A1 (en) | Power storage module | |
JP2014078470A (ja) | 電池モジュール |