JP7103239B2 - 二次電池の拘束構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車載用途に適した積層型の二次電池の拘束構造に関する。
特許文献1には、拘束圧力による発電要素の過度なストレスを回避するためのシステムが開示されている。このシステムでは、具体的には、発電要素を密閉容器内に収容し、当該密閉容器内に充填される流体によって発電要素を加圧することとしている。また、このシステムでは、発電要素の充電形態によって発電要素に加えられる圧力を変更することとしている。
特開2013-045556号公報
上記の特許文献1の技術では、発電要素の全体が密閉容器に覆われる構造となっている。このため、この技術では、装置が大がかりになってしまうという課題がある。
本発明は、上述のような課題に鑑みてなされたもので、簡易な構成で二次電池に拘束荷重を均一に付加することが可能な拘束構造を提供することを目的とする。
第1の発明は、上記の課題を解決するため、積層型の二次電池を積層方向に拘束する二次電池の拘束構造に適用される。拘束構造は、底面部と、天面部と、締結要素と、を備えている。底面部は、二次電池の積層方向における一端を構成する底面に接するように配置されている。天面部は、二次電池の積層方向における他端を構成する天面に接するように配置されている。締結要素は、底面部と天面部とを締結して二次電池を積層方向に拘束するように構成されている。そして、天面部は、二次電池の天面に接する隔壁板と、隔壁板を挟んで二次電池の反対側に密閉空間を形成する拘束板と、密閉空間に高圧流体を充填する充填機構と、を備え、天面部は、隔壁板と拘束板とが一体に構成されている。
第2の発明は、第1の発明において、更に以下の特徴を有している。
底面部は、二次電池を内部に収容する底部及び側部を備えた筐体部と、底部が接するように筐体部を固定する固定板と、を含んで構成されている。
第3の発明は、第1又は第2の発明において、更に以下の特徴を有している。
隔壁板は、拘束板よりも弾性係数が小さくなるように構成されている。
の発明は、第1乃至第の何れか1つの発明において、更に以下の特徴を有している。
隔壁板の二次電池に対向する側の面は、反対側の面に比べて摩擦係数が小さくなるように構成されている。
の発明は、第1乃至第の何れか1つの発明において、更に以下の特徴を有している。
拘束板は、天面側が外側に向かって凸となる形状に構成されている。
の発明は、第1乃至第の何れか1つの発明において、更に以下の特徴を有している。
拘束板は、密閉空間内の上方側から隔壁板に向かって突出した突部を備えている。
の発明は、第の発明において、更に以下の特徴を有している。
突部は、密閉空間を複数の空間に隔絶しないように構成されている。
の発明は、第1乃至第の何れか1つの発明において、更に以下の特徴を有している。
充填機構は、拘束板の天面の中央に配置された流体注入口を含んで構成されている。
の発明は、上記の課題を解決するため、積層型の二次電池を積層方向に拘束する二次電池の拘束構造に適用される。拘束構造は、底面部と、天面部と、締結要素と、を備えている。底面部は、二次電池の積層方向における一端を構成する底面に接するように配置されている。天面部は、二次電池の積層方向における他端を構成する天面に接するように配置されている。締結要素は、底面部と天面部とを締結して二次電池を積層方向に拘束するように構成されている。そして、天面部は、二次電池の天面に接する隔壁板と、隔壁板を挟んで二次電池の反対側に密閉空間を形成する拘束板と、密閉空間に高圧流体を充填する充填機構と、を備えている。底面部は、二次電池の底面が接する固定板と、固定板に固定され、二次電池の側面を覆う筐体部と、を含んで構成されている。そして、締結要素は、天面部の外縁と底面部の外縁とを巻き締めする巻き締め構造を含んで構成されている。
10の発明は、第の発明において、更に以下の特徴を有している。
二次電池は樹脂容器に収容されている。そして、二次電池は、樹脂容器に収容された状態で底面部に配置されるように構成されている。
11の発明は、第又は第10の発明において、更に以下の特徴を有している。
底面部は、固定板と二次電池の底面との間に固定板よりも剛性の高い高剛性板を挟んで構成されている。
12の発明は、第10の発明において、更に以下の特徴を有している。
樹脂容器は、側面よりも底面の肉厚が厚くなるように構成されている。
第1の発明によれば、密閉空間に高圧流体を充填することにより、二次電池の天面全体に拘束荷重を付加することができる。これにより、簡易な構成で二次電池の電池性能の低下を抑制することが可能となる。また、第1の発明によれば、天面部は、拘束板と隔壁板とが一体に構成されている。このような構成によれば、構造の簡易化を図り部品点数を削減することができる。
第2の発明によれば、筐体部は底部が固定板に接面するように固定される。これにより、筐体部は底部の強度を高めることができるので、二次電池の底面に均一な拘束荷重を付加することが可能となる。
第3の発明によれば、隔壁板は、拘束板よりも弾性係数が小さくなるように構成されている。このような構成によれば、隔壁板を弾性変形させて二次電池に均一な拘束荷重を付加することが可能となる。
の発明によれば、隔壁板の二次電池に対向する側の面は、反対面に比べて摩擦係数が小さくなるように構成されている。これにより、二次電池の上面と隔壁板との間に発生する残留応力を抑制して均一な拘束荷重を付加することが可能となる。
の発明によれば、拘束板は、その天面側が外側に向かって凸となる形状に構成されている。このような構成によれば、密閉空間の圧力が上昇した場合の応力集中を抑制することができるので、拘束板の肉厚をより薄肉化することが可能となる。
の発明によれば、拘束板は、密閉空間の天面から隔壁板に向かって突出した部を備えている。このような構成によれば、拘束荷重によって隔壁板が密閉空間の側に過度に変形した場合に、これらの突部によって隔壁板22の変形を抑えることができる。
の発明によれば、部は、密閉空間を複数空間に隔絶しないように構成されている。これにより、密閉空間内の圧力分布を均一に保つことができるので、二次電池に均一な拘束荷重を付加することが可能となる。
の発明によれば、充填機構は、拘束板の中央部に設けられた流体注入口を含んでいる。このような構成によれば、流体注入口から流体を注入した場合に隔壁板の中央部から圧力を作用させることができるので、隔壁板に発生する残留応力を抑制することが可能となる。
の発明によれば、二次電池の底面が固定板に直接接面される。このような構成によれば、底面を有しない筐体部を用いたとしても二次電池に均一な拘束荷重を付加することが可能となる。
また、の発明によれば、天面部と底面部とは、外縁を巻き締めすることにより締結される。このような構成によれば、簡易な構成でこれらを確実に締結することが可能となる。
10の発明によれば、二次電池は、樹脂容器に収容された上で、底面部に設置される。このような構成によれば、積層型の二次電池をまとめて底面部へと設置することができるので、作業性が向上する。
11の発明によれば、二次電池の下面と固定板との間に高剛性板が接面する構成のため、固定板の強度が低い場合であっても、二次電池の底面の変形を抑制することが可能となる。
12の発明によれば、樹脂容器は、側面よりも底面の肉厚が厚くなるように構成されている。このような構成によれば、固定板の強度が低い場合であっても、樹脂容器の底面によって二次電池の変形を抑制することが可能となる。
実施の形態1の二次電池の拘束構造を模式的に示す斜視図である。 実施の形態1の二次電池の拘束構造を二次電池の積層方向に沿って切断した断面を模式的に示す図である。 実施の形態1の拘束板を下面側から見た模式図である。 実施の形態2の二次電池の拘束構造を二次電池の積層方向に沿って切断した断面を模式的に示す図である。 実施の形態2の二次電池の拘束構造を上面側から見た模式図である。 実施の形態2の樹脂容器の構造を模式的に示す斜視図である。 実施の形態2の拘束板を下面側から見た模式図である。 実施の形態2の二次電池の拘束構造の変形例を模式的に示す図である。 実施の形態2の二次電池の拘束構造の他の変形例を模式的に示す図である。 実施の形態3の二次電池の拘束構造を二次電池の積層方向に沿って切断した断面を模式的に示す図である。 実施の形態3の二次電池の拘束構造の変形例を模式的に示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。ただし、以下に示す実施の形態において各要素の個数、数量、量、範囲等の数に言及した場合、特に明示した場合や原理的に明らかにその数に特定される場合を除いて、その言及した数に、この発明が限定されるものではない。また、以下に示す実施の形態において説明する構造やステップ等は、特に明示した場合や明らかに原理的にそれに特定される場合を除いて、この発明に必ずしも必須のものではない。
1.実施の形態1.
1-1.実施の形態1の二次電池の拘束構造の概略構成
実施の形態1の二次電池の拘束構造について図を参照して説明する。図1は、実施の形態1の二次電池の拘束構造を模式的に示す斜視図である。また、図2は、実施の形態1の二次電池の拘束構造を二次電池の積層方向に沿って切断した断面を模式的に示す図である。これらの図において例示される二次電池2は、複数の電池モジュールが積層された積層型の二次電池である。各電池モジュールは、正極と、負極と、これらの電極の間に介在する電解質(何れも図示せず)を有している。二次電池2は、積層方向の拘束荷重を与えられた状態で拘束構造100に固定される。なお二次電池2は、積層方向への拘束荷重を必要とする電池であれば、その構造に限定はない。
拘束構造100は、底面部10と、天面部20と、締結要素30と、を含んで構成されている。底面部10は、少なくとも二次電池2の積層方向における一端を構成する底面に接するように配置されている。天面部20は、少なくとも二次電池2の積層方向における他端を構成する天面に接するように配置されている。また、締結要素30は、底面部10と天面部20とを締結して前記二次電池を前記積層方向に拘束するためのものである。
底面部10は、筐体部12と、固定板14と、を含んで構成されている。筐体部12は、二次電池2を内部に収容するための底部および側部を備えた収容室122が形成された有底箱型の部材である。収容室122の深さは、例えば二次電池2の積層方向の全長と同等になるように設定されている。二次電池2は、収容室122の底面側から上方の開口側に向かって積層された状態で収容される。
固定板14は、筐体部12を固定するための平板の部材である。固定板14は、例えば、平面部を含んだ車両の強度部材等が例示される。筐体部12の両側面部にはブラケット16がそれぞれ固定されている。筐体部12は、底部が固定板14に接した状態でブラケット16を介して固定板14にボルト18でそれぞれ固定される。
天面部20は、収容室122の天面を塞ぐための部材である。天面部20は、隔壁板22と、拘束板24と、を含んで構成されている。隔壁板22は、弾性を有する板材であり、例えばゴム部材の他、超弾性を示す合金(TiNiなどの形状記憶合金)や鋼板等が例示される。隔壁板22の弾性係数は、拘束板24の弾性係数よりも小さくなるように構成されている。隔壁板22の厚さは、例えば1mm程度に設定することができる。隔壁板22は、二次電池2を収容した筐体部12の上面に設置される。
図3は、実施の形態1の拘束板を下面側から見た模式図である。図1乃至図3に示すように、拘束板24は、下面側に形成された凹部242と、天面側から凹部242へと通じる充填機構26と、凹部242の天面側から下方向かって突出した複数の突部28と、を有している。凹部242は、下面視において少なくとも二次電池2の外形よりも大きい外形とされる。拘束板24は、隔壁板22を挟んで筐体部12の上面に締結要素30によって固定される。締結要素30は、例えば、拘束板24の外縁部を固定する複数のボルト32が例示される。
拘束板24が隔壁板22を挟んで筐体部12に固定されると、隔壁板22を挟んだ二次電池2の反対側には、凹部242と隔壁板22で隔たれた密閉空間が形成される。充填機構26は、当該密閉空間に流体を充填するための流体注入口である。充填される流体に限定はない。ここでは、例えば空気が使用される。
1-2.実施の形態1の拘束構造による二次電池の拘束動作
次に、実施の形態1の拘束構造100による二次電池2の拘束動作について説明する。上述したように、二次電池2は、筐体部12の収容室122に収容される。そして、拘束板24と筐体部12とが隔壁板22を挟んで締結要素30によって締結される。密閉空間に流体が注入されると、密閉空間の圧力が上昇する。実施の形態1の拘束構造100では、25℃において0.1Mから2M[Pa]程度の圧力を想定している。弾性体で構成された隔壁板22は、密閉空間の圧力の上昇を受けて二次電池2の上面を均一に押圧する。つまり、二次電池2は、隔壁板22から積層方向の拘束荷重を均一に受ける。このような構成によれば、電極面積が大きい二次電池2であっても、積層方向の拘束荷重を均一に付加することができるので、二次電池2の電池性能を高めることが可能となる。
実施の形態1の拘束構造100では、上記の作用及び効果を更に高めるための特徴的な構成を備えている。以下、各構成部品の特徴的な構成について詳細に説明する。
1-3.底面板の特徴的構成
実施の形態1の拘束構造100では、筐体部12が固定板14に固定されている。このような構成によれば、筐体部12の底部の肉厚を薄くしたとしても、収容室122の底部は、筐体部12の底部と固定板14の両方によってその剛性を保つことができる。これにより、二次電池2に均一な拘束荷重を付加することが可能となる。
1-4.天面板の特徴的構成
1-4-1.拘束板の特徴的構成
図2に示すように、実施の形態1の拘束構造100の拘束板24は、密閉空間を構成する凹部242の上方側が外側に向かって凸となるように膨らんでいる。このような構成によれば、密閉空間の圧力が上昇した場合の応力集中を抑制することができるので、拘束板24の肉厚をより薄肉化することが可能となる。
1-4-2.突部の特徴的構成
拘束板24の凹部242には、複数の突部28が形成されている。これにより、密閉空間の強度を高めることができる。また、突部28は、隔壁板22の密閉空間の側に面に接触しないで近接する高さに設定されている。このような構成によれば、通常の使用においては、一部の突部28から二次電池2に集中荷重が付加されることを防ぐとともに、拘束荷重によって隔壁板22が密閉空間の側に過度に変形した場合に、これらの突部28によって隔壁板22の変形を抑えることができる。
突部28は、凹部242の側面から隙間を空けて配置されている。このような構成によれば、密閉空間が複数空間に隔絶されることを防ぐことができる。
1-4-3.充填機構の特徴的構成
充填機構26は、拘束板24の上面視において中央部付近に配置されている。このような構成によれば、充填機構26から流体を注入した場合に隔壁板22の中央部から圧力を作用させることができるので、隔壁板22に発生する残留応力を抑制することが可能となる。
1-4-4.隔壁板の特徴的構成
隔壁板22は、収容室122の側の面に低摩擦処理が施されている。具体的には、隔壁板22は、収容室122の側に対向する面の摩擦係数が密閉空間の側の面よりも低摩擦係数となるように構成される。低摩擦処理としては、例えば、収容室122の側の面にPTFEや二硫化モリブデン等の層を形成する表面処理やグリースの塗布等が例示される。このような構成によれば、二次電池2に拘束荷重を付加した場合に、二次電池2の上面と隔壁板22との間の摩擦力によって生じる残留応力を抑制することが可能となる。
1-5.実施の形態1の二次電池の拘束構造の変形例
実施の形態1の二次電池2の拘束構造100は、以下のように変形した構造を採用してもよい。
締結要素30は、底面部10と天面部20とを締結可能な構成であればボルト32に限らない。
筐体部12は、有底構造に限らない。すなわち、固定板14によって収容室122の底部を平坦に維持できるのであれば、筐体部12は、必ずしも底部を有している必要はない。
上述の天面部20は、隔壁板22と拘束板24とが別体に構成されているが、一体に構成されていてもよい。
2.実施の形態2.
実施の形態2の二次電池の拘束構造について説明する。
2-1.実施の形態2に係る二次電池の拘束構造の特徴
図4は、実施の形態2の二次電池の拘束構造を二次電池の積層方向に沿って切断した断面を模式的に示す図である。また、図5は、実施の形態2の二次電池の拘束構造を上面側から見た模式図である。なお、これらの図において、図1乃至図3に示す実施の形態1に係る拘束構造100と共通する要素については、同じ符号を付してその説明を省略又は簡略化する。
図4に示すように、実施の形態2の拘束構造100の底面部10は、筐体部40と固定板14と、を備えている。筐体部40は、二次電池2の側面を覆う筒形状の鋼板によって構成され、底面を有していない。筐体部40と固定板14とが複数のブラケット16を介してボルト18で締結されることにより、収容室122が形成される。
二次電池2は、樹脂容器42に収容された上で収容室122に配置される。図6は、実施の形態2の樹脂容器の構造を模式的に示す斜視図である。この図に示すように、樹脂容器42は、例えばPP等の材質により構成された矩形の外形を有する容器であって、複数の電池モジュールによって構成された二次電池2を収容室122に容易に配置するためのものである。樹脂容器42の下部には二次電池2の電極4を外部へ突出させるための切り欠き部422が設けられている。
天面部20は、拘束板50と、隔壁板22と、により構成されている。図7は、実施の形態2の拘束板を下面側から見た模式図である。図4乃至図7に示すように、拘束板50は、鋼板をプレス加工することによって構成される。拘束板50によって形成される凹部502は、0から30mm程度の高さに設定されている。拘束板50の中央付近には、流体を充填するための充填機構26が巻き締め構造によって固定されている。拘束板50の凹部502には、複数の突部52が形成されている。突部52の構成は突部28と同様のため、説明を省略する。
底面部10と天面部20とは締結要素30によって締結される。実施の形態2の拘束構造100では、天面部20を構成する拘束板50及び隔壁板22の外縁の全周と、底面部10を構成する筐体部40の上端部の全周が、巻き締め構造34によって締結される。これにより、拘束板50の凹部502と隔壁板22の間には、流体を密閉するための密閉空間が形成される。
上述のように構成された実施の形態2の拘束構造100によれば、固定板14によって収容室122の底面の強度を確保する構成のため、底面を有していない筐体部40を用いることができる。これにより、安価で高強度な拘束構造を提供することが可能となる。また、底面部10と天面部20とは巻き締め構造34によって締結されるので、部品点数を削減しつつ確実に密閉空間を形成することが可能となる。
また、実施の形態2の拘束構造100によれば、二次電池2を収容する樹脂容器42を備えている。これにより、複数の電池モジュールが積層された二次電池2をまとめて収容室122へと収容することができるので、作業性が向上する。
2-2.実施の形態2の二次電池の拘束構造の変形例
実施の形態2の二次電池2の拘束構造100は、以下のように変形した構造を採用してもよい。
図8は、実施の形態2の二次電池の拘束構造の変形例を模式的に示す図である。この図に示す変形例では、樹脂容器42の底面に高剛性板44が配置されている。二次電池2は、高剛性板44の上部に積層されるように樹脂容器42に収容される。高剛性板44は、例えば、固定板14よりも剛性が高くなるようにその厚さおよび材質が設定されている。
図7に示す変形例の拘束構造によれば、固定板14の強度が低い場合であっても、収容室122の底面の変形を抑制することが可能となる。
図9は、実施の形態2の二次電池の拘束構造の他の変形例を模式的に示す図である。この図に示す変形例では、樹脂容器42の底面である筐体底面板424が側面426よりも厚く構成されている。二次電池2は、樹脂容器42の筐体底面板424の上に収容される。
図8に示す変形例の拘束構造によれば、固定板14の強度が低い場合であっても、収容室122の底面の変形を抑制することが可能となる。
3.実施の形態3.
実施の形態3の二次電池の拘束構造について説明する。
3-1.実施の形態3に係る二次電池の拘束構造の特徴
図10は、実施の形態3の二次電池の拘束構造を二次電池の積層方向に沿って切断した断面を模式的に示す図である。なお、この図において、図4乃至図9に示す実施の形態2に係る拘束構造100と共通する要素については、同じ符号を付してその説明を省略又は簡略化する。
図10に示すように、実施の形態3の拘束構造100は、拘束板50と隔壁板22とにより構成される天面部20と同様の構成を、底面部10にも備える構成に特徴を有している。すなわち、実施の形態3の底面部10は、二次電池2の底面側に対面する底面側隔壁板62と、底面側拘束板64と、を含んで構成されている。底面側拘束板64は、二次電池2の側に形成された凹部642と、外側から凹部642へと通じる底面側充填機構66と、凹部642から底面側隔壁板62に向かって突出した複数の突部68と、を有している。筐体部40は、ブラケット60によって固定板14から上方に離間した位置に固定されている。そして、底面側拘束板64及び底面側隔壁板62の外縁と、筐体部40の下端とが、巻き締め構造34によって締結される。これにより、底面側拘束板64の凹部642と底面側隔壁板62の間には、流体を密閉するための底面側密閉空間が形成される。底面側充填機構66は、底面側拘束板64の天面の中央に配置された流体注入口を含んで構成されている。
以上のように構成された実施の形態3の拘束構造によれば、二次電池2の天面及び底面の両方から密閉空間に注入された高圧流体の圧力による拘束荷重を付加することができる。これにより、固定板14の強度が不足している場合であっても、二次電池2に対して拘束荷重を均一に付加することが可能となる。
3-2.実施の形態3の二次電池の拘束構造の変形例
実施の形態3の二次電池2の拘束構造100は、以下のように変形した構造を採用してもよい。
図11は、実施の形態3の二次電池の拘束構造の変形例を模式的に示す図である。この図に示す変形例では、底面部10に構成された底面側拘束板64には底面側充填機構66が設けられていない。そして、底面部10に構成された底面側密閉空間は、流体通路70を介して天面部20に形成されている密閉空間に連通している。
以上のように構成された実施の形態3の変形例の拘束構造によれば、天面部20に設けられた充填機構26から流体を注入することによって、底面部10側に形成されている密閉空間にも流体を充填することが可能となる。これにより、二次電池2の拘束動作の利便性を向上させることが可能となる。
2 二次電池
4 電極
10 底面部
12 筐体部
14 固定板
16 ブラケット
18 ボルト
20 天面部
22 隔壁板
24 拘束板
26 充填機構
28 突部
30 締結要素
32 ボルト
34 巻き締め構造
40 筐体部
42 樹脂容器
44 高剛性板
50 拘束板
52 突部
60 ブラケット
62 底面側隔壁板
64 底面側拘束板
642 凹部
66 底面側充填機構
68 突部
70 流体通路
100 拘束構造
122 収容室
242 凹部
422 切り欠き部
424 筐体底面板
426 側面
502 凹部

Claims (12)

  1. 積層型の二次電池を積層方向に拘束する二次電池の拘束構造であって、
    前記二次電池の前記積層方向における一端を構成する底面に接するように配置される底面部と、
    前記二次電池の前記積層方向における他端を構成する天面に接するように配置される天面部と、
    前記底面部と前記天面部とを締結して前記二次電池を前記積層方向に拘束する締結要素と、を備え、
    前記天面部は、
    前記二次電池の前記天面に接する隔壁板と、
    前記隔壁板を挟んで前記二次電池の反対側に密閉空間を形成する拘束板と、
    前記密閉空間に高圧流体を充填する充填機構と、
    を備え
    前記天面部は、
    前記隔壁板と前記拘束板とが一体に構成されていることを特徴とする二次電池の拘束構造。
  2. 前記底面部は、
    前記二次電池を内部に収容する底部及び側部を備えた筐体部と、
    前記底部が接するように前記筐体部を固定する固定板と、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の二次電池の拘束構造。
  3. 前記隔壁板は、前記拘束板よりも弾性係数が小さいことを特徴とする請求項1又は2に記載の二次電池の拘束構造。
  4. 前記隔壁板の前記二次電池に対向する側の面は、反対側の面に比べて摩擦係数が小さくなるように構成されていることを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の二次電池の拘束構造。
  5. 前記拘束板は、天面側が外側に向かって凸となる形状に構成されていることを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の二次電池の拘束構造。
  6. 前記拘束板は、前記密閉空間内の上方側から前記隔壁板に向かって突出した突部を備えることを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の二次電池の拘束構造。
  7. 前記突部は、前記密閉空間を複数の空間に隔絶しないように構成されていることを特徴とする請求項に記載の二次電池の拘束構造。
  8. 前記充填機構は、前記拘束板の天面の中央に配置された流体注入口を含んで構成されることを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の二次電池の拘束構造。
  9. 積層型の二次電池を積層方向に拘束する二次電池の拘束構造であって、
    前記二次電池の前記積層方向における一端を構成する底面に接するように配置される底面部と、
    前記二次電池の前記積層方向における他端を構成する天面に接するように配置される天面部と、
    前記底面部と前記天面部とを締結して前記二次電池を前記積層方向に拘束する締結要素と、を備え、
    前記天面部は、
    前記二次電池の前記天面に接する隔壁板と、
    前記隔壁板を挟んで前記二次電池の反対側に密閉空間を形成する拘束板と、
    前記密閉空間に高圧流体を充填する充填機構と、
    を備え、
    前記底面部は、
    前記二次電池の前記底面が接する固定板と、
    前記固定板に固定され、前記二次電池の側面を覆う筐体部と、
    を含み、
    前記締結要素は、前記天面部の外縁と前記底面部の外縁とを巻き締めする巻き締め構造を含んで構成されることを特徴とする二次電池の拘束構造。
  10. 前記二次電池は樹脂容器に収容され、
    前記二次電池は前記樹脂容器に収容された状態で前記底面部に配置されるように構成されていることを特徴とする請求項に記載の二次電池の拘束構造。
  11. 前記底面部は、前記固定板と前記二次電池の前記底面との間に前記固定板よりも剛性の高い高剛性板を挟んで構成されることを特徴とする請求項又は10に記載の二次電池の拘束構造。
  12. 前記樹脂容器は、側面よりも底面の肉厚が厚くなるように構成されていることを特徴とする請求項10に記載の二次電池の拘束構造。
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