JP2008186750A - 緩衝材 - Google Patents
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Abstract
【課題】二次電池本体と収納筐体の部分とが衝突するのを防止して破損を防止し、二次電池の信頼性を確保するとともに、空冷しやすく、電池の膨張によって電池自体に無理な外力が作用することを防止しつつ、二次電池の搭載効率を向上させる。
【解決手段】二次電池本体2と、二次電池本体を挟持する電池収納用ケース4と、電池収納用ケース4に設けられた上蓋3とを有して二次電池1を構成する。電池収納用ケース4が二次電池本体2を挟持するときに、二次電池本体2を固定可能な弾性を有する緩衝ゴム15a,15bを、上蓋3と二次電池本体2との間で二次電池本体2の側部に挟んで固定する。
【選択図】図5
【解決手段】二次電池本体2と、二次電池本体を挟持する電池収納用ケース4と、電池収納用ケース4に設けられた上蓋3とを有して二次電池1を構成する。電池収納用ケース4が二次電池本体2を挟持するときに、二次電池本体2を固定可能な弾性を有する緩衝ゴム15a,15bを、上蓋3と二次電池本体2との間で二次電池本体2の側部に挟んで固定する。
【選択図】図5
Description
この発明は、緩衝材に関し、特に、ラミネートタイプリチウムイオン二次電池に装着する緩衝材に適用して好適なものである。
図9に示すように、従来のラミネートタイプリチウム(Li)イオン二次電池(二次電池100)においては、二次電池本体101が上蓋102により覆われている。また、二次電池本体101に、リード端子101a,101bが接続されている。また、上蓋102に覆われた二次電池本体101は、電池収納用ケース103に固定されている。
特開2005−293893号公報
特開2004−014125号公報
特開2004−031281号公報
特開2005−293907号公報
しかしながら、従来の二次電池100において、電池収納用ケース103が加振される場合がある。このとき、二次電池本体101の四隅の端部(図5中、丸囲み箇所)が電池収納用ケース103の隔壁に接触して熱融着部から本体が破損してしまう可能性があった。このように、二次電池本体101の一部が破損してしまうと、二次電池100自体の信頼性が低下してしまう。
そこで、電池本体とケースとを接触させない手段として、引用文献1に記載された方法が提案された。しかしながら、引用文献1に記載された方法においては、緩衝材が電池本体の全面に設けられているため、電池本体が押圧され、無理な力が作用してしまうことにより、電池が破損してしまう可能性があった。
したがって、この発明の目的は、加振された場合であっても、二次電池本体と収納用の筐体の部分とが衝突するのを防止し、これによって二次電池が破損するのを防止して、二次電池の信頼性を確保することができる緩衝材を提供することにある。
また、この発明の他の目的は、空冷しやすく、電池の膨張によって電池自体に無理な外力が作用することを防止することができ、二次電池の搭載効率を向上させることができる緩衝材を提供することにある。
上記目的を達成するために、この発明の第1の発明は、
複数の正極板と複数の負極板とが積層されて構成される電池要素からなる二次電池本体と、前記二次電池本体を挟持する、上蓋を有する電池収納用筐体とを有して構成される二次電池に装着可能に構成された緩衝材において、
前記二次電池本体が前記電池収納用筐体により挟持されたときに前記二次電池本体と前記上蓋との間の部分に装着可能な弾性を有し、
前記上蓋と前記二次電池本体との間の、前記二次電池本体の側部に装着可能に構成されている
ことを特徴とする緩衝材である。
複数の正極板と複数の負極板とが積層されて構成される電池要素からなる二次電池本体と、前記二次電池本体を挟持する、上蓋を有する電池収納用筐体とを有して構成される二次電池に装着可能に構成された緩衝材において、
前記二次電池本体が前記電池収納用筐体により挟持されたときに前記二次電池本体と前記上蓋との間の部分に装着可能な弾性を有し、
前記上蓋と前記二次電池本体との間の、前記二次電池本体の側部に装着可能に構成されている
ことを特徴とする緩衝材である。
また、この発明の第2の発明は、
複数の正極板と複数の負極板とが積層されて構成される電池要素からなる二次電池本体と、
前記二次電池本体を挟持可能な電池収納用筐体と、
前記電池収納用筐体に設けられた上蓋とを有して構成される二次電池において、
前記電池収納用筐体により挟持されたときに前記二次電池本体を固定可能な弾性を有する緩衝材が、前記上蓋と前記二次電池本体との間の前記二次電池本体の側部において、挟まれて固定されている
ことを特徴とする二次電池である。
複数の正極板と複数の負極板とが積層されて構成される電池要素からなる二次電池本体と、
前記二次電池本体を挟持可能な電池収納用筐体と、
前記電池収納用筐体に設けられた上蓋とを有して構成される二次電池において、
前記電池収納用筐体により挟持されたときに前記二次電池本体を固定可能な弾性を有する緩衝材が、前記上蓋と前記二次電池本体との間の前記二次電池本体の側部において、挟まれて固定されている
ことを特徴とする二次電池である。
この発明による緩衝材は、典型的には、ラミネートタイプ二次電池における二次電池本体を二次電池用カバーに挟んで設けられる際に使用される緩衝材である。
この発明によれば、二次電池本体の端部、特に、二次電池本体が電池収納用筐体に弾性保持されるので、電池収納用筐体に納められた二次電池が加振されたとしても、その四隅が電池収納用筐体に接触するのを防止することができるので、破損を防止することができる。
また、この発明によれば、二次電池本体の側部において、緩衝材が挟まれて固定されているので、二次電池本体の全面を緩衝材で押圧するよりも空冷しやすくなるとともに、電池の膨張によって電池自体に無理な外力が作用することを防止することができ、さらに、全面に緩衝材を設けていないことから、この二次電池を積層させる際に、多くの二次電池を搭載することができ、その搭載効率を向上させることができる。
また、使用する緩衝材を必要最小限にすることができるので、緩衝材の反力による電池収納用筐体の変形を抑制することができる。
この発明において、典型的には、この二次電池はリチウムイオン二次電池、特にラミネートタイプリチウムイオン二次電池であるが、正極板と負極板とを複数積層して構成される電池要素をフィルムによってラミネートして構成される二次電池であれば、あらゆる種類の二次電池に適用することが可能である。
以上説明したように、この発明によれば、電池収納用ケースに収納された二次電池が加振された場合においても、二次電池本体が電池収納用ケースに接触して破損するのを防止して、二次電池の信頼性を向上させることができる。
以下、この発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の一実施形態の全図においては、同一または対応する部分には同一の符号を付す。
(二次電池の構造)
図1にこの発明の電池収納用ケースを用いたバッテリーパックの一例を示し、図2に同バッテリーパックの組付け状態の一部を示し、図3に、この同電池収納用ケースを下から見た斜視図を示す。
図1にこの発明の電池収納用ケースを用いたバッテリーパックの一例を示し、図2に同バッテリーパックの組付け状態の一部を示し、図3に、この同電池収納用ケースを下から見た斜視図を示す。
図1に示すように、この一実施形態において用いられる二次電池としての二次電池本体1は、電池収納用ケース2によって保持されている。そして、二次電池本体1は、リチウムイオン二次電池等の有機電解質二次電池からなる方形薄板状電池要素1aを、上下2枚のラミネートフィルム1b,1bにて挟装すると共に、周辺部のラミネートフィルム1b,1bどうしを熱融着部1cして封止し、更にこの熱融着部1cから上記電池要素1aに連接される充放電用の正負電極端子片1d,1eを長手方向両側に導出させてなるものである。ラミネートフィルム1bは、電池要素1aの電解液が漏出しないように熱融着部1cによって電池要素1aを封止できるものであればよく、例えば、アルミニウム、チタン、チタン系合金、鉄、ステンレス、マグネシウム系合金等の金属箔の内面(電池要素1aの封止側)に熱融着性樹脂層を、外表面には保護層を積層したものが用いられる。
ラミネートフィルム1bを構成する熱融着性樹脂層としては、ポリプロピレン、ポリエチレン、これらの酸変性物、ポリフェニレンサルファイド、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル、ポリアミド、エチレン酢酸ビニル共重合体などが使用される。また、保護層としては、ナイロン等が望ましく採用される。
正負電極端子片1d,1eは、アルミニウムや銅などの導電性金属の箔からなり、その基端部は電池要素1aに連接され、熱融着部1cで挟着固定された状態でその先側が熱融着部1cから導出されている。電池要素1aの外形寸法は、長手方向は約120mm、幅方向は約80mm、厚さは10mmであり、ラミネートフィルム1bおよび正負電極端子片1d,1eを含む二次電池本体1の重量は、200〜250gである。
また、図3に示すように、電池収納用ケース2は、長枠3および短枠4による方形の枠体(枠状成型体)からなり、前記発泡合成樹脂により一体成型されたものである。この方形枠体からなる電池収納用ケース2の内周部には、二次電池本体1の四周部、すなわち熱融着部1cを保持する段差状の保持部5が形成されている。この保持部5の外周部分の大きさは、二次電池本体1におけるラミネートフィルム1bの外周部分の大きさよりやや大きい。また、この保持部5の内周部分の大きさは、電池要素1aの外周部分の大きさよりやや大きい。従って、電池収納用ケース2に二次電池本体1を収納保持させる場合は、電池要素1aを保持部5の内周空所に嵌り込ませるようにし、かつ鍔状の熱融着部1cを段差状の保持部5に担持させるよう保持する。
この枠体の短枠4,4には、保持部5と面一となる切欠凹所が該短枠4の内外間にわたって形成され、この切欠凹所が電極端子片受止部6とされている。該電極端子片受止部6の、短枠4の長手方向に沿った幅は、正負電極端子片1d,1eの幅よりやや大とされている。従って、上述したように電池収納用ケース2(バッテリーセル用ケース)に二次電池本体1を収納保持させた際、正負電極端子片1d,1eは、この電極端子片受止部6上に添って、その先側が枠体からなる電池収納用ケース2の外側に臨むよう受止される。
また、電池収納用ケース2の枠体の長枠3には、切欠凹所が該長枠3の内外間にわたり2箇所ずつ形成され、この切欠凹所が通気部7とされている。さらに、電池収納用ケース2の枠体の下面には、枠体の内側で保持部5上に嵌り込む第1の脚部8および電極端子片受止部6に嵌り込む第2の脚部9が形成されている。第1の脚部8は、複数の枠体からなる電池収納用ケース2を上下に段積みしたとき、上述した通気部7を閉塞しないよう、枠体の周方向にわたり分断状に形成されている。また、第2の脚部9は、第1の脚部8の一部に連なり、その幅は電極端子片受止部6の切欠開口幅よりやや小とされている。そして、上記枠体の四隅には、ボルト挿通孔10が貫設されている。
上述のように構成された電池収納用ケース2を用いてバッテリーパックを組み立てる場合、まず、枠体の保持部5に二次電池本体1を熱融着部1cをして担持させるように保持させて、正負電極端子片1d,1eを電極端子片受止部6に受止させる。この保持受止状態においては、正負電極端子片1d,1eの先側が電池収納ケース2の枠体の枠外に臨むことになる。次に、別の枠体を、二次電池本体1を保持した枠体の上方に位置させ、その第1の脚部8および第2の脚部9を、保持部5上および電極端子片受止部6に嵌り込ませるようにして設置する(図2参照)。
この状態では、二次電池本体1の電池要素1a部分が保持部5の内周空所に嵌り込み、熱融着部1cが第1の脚部8と保持部5上との間に挟装され、かつ正負電極端子片1d,1eが電極端子片受止部6,6上で第2の脚部9によって抑えられるように受止され、二次電池本体1が上下一対の枠体間に挟装保持されることになる。電動自転車のように低出力の用途に用いられる場合は、図2の状態で、ボルト挿通孔10にボルト(図示せず)を挿通して上下の電池収納用ケース2,2を相互に締結し、正負電極端子片1d,1eに適宜リード線(図示せず)を結線し、低容量のバッテリーパックが完成される。従って、二次電池本体1は、2つの枠体間でがたつくことなく静置される。
図4に、この一実施形態による緩衝材が取り付けられたフィルム外装電池1を示し、図5に、フィルム外装電池が電池収納用ケース2に納められた状態を示す。
図4および図5に示すように、この一実施形態による二次電池本体1の両側には、電気的に接続された正負電極端子片1d,1eが外部と接続可能に設けられている。そして、二次電池のそれぞれの正負電極端子片1d,1eに、この一実施形態による二次電池用緩衝材としての緩衝ゴム15a,15b(以下、緩衝ゴム15)がそれぞれ設けられている。具体的には、上蓋13と二次電池本体1の正負電極端子片1d,1eとの間に、緩衝材としての緩衝ゴム15a,15bがそれぞれ挟まれている。
この緩衝ゴム15a,15bを二次電池本体1の正負電極端子片1d,1eに装着する方法としては、挟持固定が採用される。すなわち、二次電池本体1が電池収納用ケース2に保持されるときに、上蓋13側になる側の側部、例えば正負電極端子片1d,1eの上部にそれぞれ緩衝ゴム15a,15bを載置する。
その後、電池収納用ケース2およびこれに設けられた上蓋13をともに閉成する。緩衝ゴム15を載置しないときには、電池収納用ケース2と緩衝ゴム15a,15bを載置する二次電池本体1の正負電極端子片1d,1eとの間に1.6〜1.7mm程度の隙間がある。ここで、この隙間を埋めるように緩衝ゴム15a,15bが挟持され、固定される。
この緩衝ゴム15が挟持固定されると、弾性により緩衝ゴム15自体に反発力が生じるため、この反発力により二次電池本体1が電池収納用ケース2に固定される。そして、加振された場合であっても、電池収納用ケース2の隔壁と衝突することがなくなるため、二次電池本体1の損傷を防止することができる。
また、緩衝ゴム15は、薄い帯状の弾性部材からなる。詳細は後述するが、この緩衝ゴム15である帯状部材の一面は平坦面からなり、他面は突起部や突出部を有して構成されている。そして、この緩衝ゴム15は、正負電極端子片1d,1e上に、その平坦面側が上蓋13側になるように載置された後、上蓋13の緩衝ゴムとの接触面がフラットになるように挟持される。これにより、他の部分に配置するよりも、つぶしを安定させることが可能となる。
(緩衝ゴムの形状)
次に、緩衝ゴムの詳細な構成について実施例ごとに説明する。図6、図7および図8に、それぞれ、この一実施形態に基づく第1、第2および第3の実施例による緩衝ゴム15を示す。
次に、緩衝ゴムの詳細な構成について実施例ごとに説明する。図6、図7および図8に、それぞれ、この一実施形態に基づく第1、第2および第3の実施例による緩衝ゴム15を示す。
(第1の実施例)
まず、第1の実施例による緩衝ゴム15について説明する。図6Aに帯状部材である緩
衝ゴム15の突起部が設けられた側からの平面図を示し、図6Bに図6AのB−B線に沿った断面図、図6Cに図6AのC−C線に沿った断面図を示す。
まず、第1の実施例による緩衝ゴム15について説明する。図6Aに帯状部材である緩
衝ゴム15の突起部が設けられた側からの平面図を示し、図6Bに図6AのB−B線に沿った断面図、図6Cに図6AのC−C線に沿った断面図を示す。
図6Aに示すように、この第1の実施例による緩衝ゴム15は、弾性体からなる長方形の帯状部材からなり、その突起が設けられた面には、列方向および行方向に整列された突起部15cが設けられている。この突起部15cの形状は、図6Bおよび図6Cに示すように半球形状を有し、この突起部15c以外の部分は平坦面である。
また、図6Cに示すように、この第1の実施例において緩衝ゴム15の突起部15cの頂点までの厚さwは、例えば2.0mmである。これは、二次電池本体1と上蓋13との間の隙間が小さいため、反発加重が大きくなると、上蓋13および電池収納用ケース2に過大な負荷がかかるので、これらの変形を防止するためである。すなわち、電池収納用ケース2に対して二次電池本体1を過大な負荷をかけることなく固定するためには、緩衝ゴム15の変形箇所としては、ビード部としての突起部15cのみとするのが望ましいからである。
また、緩衝ゴム15の長手方向に垂直な面に沿った幅lは、例えば8.0mmである。さらに、この第1の実施例においては、突起部15cは、帯状部材の一面に2行9列に整列されて設けられている。なお、突起部15cの配列として2行9列としているが、この配列はあくまで一例に過ぎず、必ずしもこれに限定されるものではなく、これ以外の配置にすることも可能である。突起部15cの配列としては、帯状部材の一面にアットランダムに配置させることも可能である。なお、この場合においても、突起部15cは、上述した上蓋13および電池収納用ケース2に対して過大な負荷がかからないように配置する必要がある。
この第1の実施例による緩衝ゴム15の形状であれば、二次電池本体1を固定させるためのゴム変形箇所は、ビード部のみとすることができ、面圧は大きくなるが、全体の反発荷重を可能な限り小さくすることができる。
(第2の実施例)
次に、この発明の第2の実施例による緩衝ゴム15について説明する。図7Aに帯状部材である緩衝ゴム15の線状突出部15dが設けられた側からの平面図を示し、図7Bに図7AのB−B線に沿った断面図を示し、図7Cに図7AのC−C線に沿った断面図を示す。
次に、この発明の第2の実施例による緩衝ゴム15について説明する。図7Aに帯状部材である緩衝ゴム15の線状突出部15dが設けられた側からの平面図を示し、図7Bに図7AのB−B線に沿った断面図を示し、図7Cに図7AのC−C線に沿った断面図を示す。
図7Aに示すように、緩衝ゴム15は帯状部材からなり、この帯状部材の一方の面に、長手方向に対して垂直な方向に沿って、線状突出部15dが設けられている。ここでは、線状突出部15dは、長手方向に沿って所定の間隔、例えば10mm間隔で複数本(9本)設けられている。すなわち、第1の実施例による緩衝ゴム15の突起部に比して、ビード部(突起部、突出部)の面積を大きくする。
また、図7Bおよび図7Cに示すように、線状突出部15dは、円柱を、円の中心を通り長手方向に平行な面に沿って半分にした半円柱状を有する。なお、この形状は一例であり、例えば、半円柱状の代わりに、三角柱形状、半六角柱形状、半八角柱形状などとすることも可能である。
また、この線状突出部15dは、帯状部材に等間隔で並べて設けられているが、緩衝ゴム15に作用される力を考慮して、種々の間隔で並べるようにしてもよい。例えば、帯状部材の長手方向に沿った中央付近では間隔を広くし、両側(外側部分)では、間隔を狭くするようにしても良い。なお、その他の構成については第1の実施例と同様であるので説
明を省略する。
明を省略する。
この第2の実施例によれば、ビード部の面積を第1の実施例における場合に比して大きくしていることにより、第1の実施例による緩衝ゴム15を使用する場合に比して、より大きな加振がされた場合であっても、その加振を抑制することができる。これにより、電池収納用ケース2の隔壁と二次電池本体1と衝突を防止して、二次電池本体1の損傷を防止することができる。
(第3の実施例)
次に、この発明の第3の実施例による緩衝ゴム15について説明する。図8Aに帯状部材である緩衝ゴム15の線状突出部15d,15eが設けられた側からの平面図を示し、図8Bに図8AのB−B線に沿った断面図を示し、図8Cに図8AのC−C線に沿った断面図を示す。
次に、この発明の第3の実施例による緩衝ゴム15について説明する。図8Aに帯状部材である緩衝ゴム15の線状突出部15d,15eが設けられた側からの平面図を示し、図8Bに図8AのB−B線に沿った断面図を示し、図8Cに図8AのC−C線に沿った断面図を示す。
図8Aに示すように、緩衝ゴム15は帯状部材からなり、この帯状部材の一方の面に、長手方向に対して垂直な方向および、長手方向に沿って、それぞれ線状突出部15d,15eが設けられている。ここでは、長手方向に沿って所定間隔、例えば10mm間隔で複数本(9本)設けられているとともに、線状突出部15eが、長手方向に垂直な方向に沿って所定間隔、例えば5mm間隔で複数本(3本)設けられている。すなわち、第2の実施例による緩衝ゴム15の線状突出部15dに比して、線状突出部15eの分だけビード部(突起部、突出部)の面積を大きくする。そのほかの構成については、第1および第2の実施例におけると同様であるので説明を省略する。
この第3の実施例によれば、ビード部の面積を第2の実施例における場合に比して大きくしているので、第2の実施例における緩衝ゴム15を使用する場合に比して、より大きな加振がされた場合であっても、その加振を抑制することができる。これにより、電池収納用ケース2の隔壁と二次電池本体1と衝突をより一層防止することができ、二次電池本体1の損傷を防止することができる。
以上、この発明の一実施形態について具体的に説明したが、この発明は、上述の一実施形態に限定されるものではなく、この発明の技術的思想に基づく各種の変形が可能である。例えば、上述の実施形態において挙げた数値はあくまでも例に過ぎず、必要に応じてこれと異なる数値を用いてもよい。
1 二次電池本体
1a 方形薄板状電池要素
1b ラミネートフィルム
1c 熱融着部
1d,1e 正負電極端子片
2 電池収納用ケース
3 長枠
4 短枠
5 保持部
6 電極端子片受止部
7 通気部
8,9 脚部
10 ボルト挿通孔
13 上蓋
15,15a,15b 緩衝ゴム
15c 突起部
15d,15e 線状突出部
1a 方形薄板状電池要素
1b ラミネートフィルム
1c 熱融着部
1d,1e 正負電極端子片
2 電池収納用ケース
3 長枠
4 短枠
5 保持部
6 電極端子片受止部
7 通気部
8,9 脚部
10 ボルト挿通孔
13 上蓋
15,15a,15b 緩衝ゴム
15c 突起部
15d,15e 線状突出部
Claims (2)
- 複数の正極板と複数の負極板とが積層されて構成される電池要素からなる二次電池本体と、前記二次電池本体を挟持する、上蓋を有する電池収納用筐体とを有して構成される二次電池に装着可能に構成された緩衝材において、
前記二次電池本体が前記電池収納用筐体により挟持されたときに前記二次電池本体と前記上蓋との間の部分に装着可能な弾性を有し、
前記上蓋と前記二次電池本体との間の、前記二次電池本体の側部に装着可能に構成されている
ことを特徴とする緩衝材。 - 前記緩衝材が、前記二次電池本体の端子の上蓋側に固着可能に構成されていることを特徴とする請求項1記載の緩衝材。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
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- 2007-01-31 JP JP2007020693A patent/JP2008186750A/ja not_active Withdrawn
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