JP2010196262A - 車両用ドアロック装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】動作信頼性を確保し、かつ部品点数を削減しつつ組付け作業の容易化を図ることが可能な車両用ドアロック装置を提供する。
【解決手段】
金属製の保持部材70は、一端にアウターケーブル42を保持する保持部71を有し、他端に曲部72を有し、一端及び他端との中間部位73に樹脂製のハウジング21への取着の際に支点として機能する凸部74を有し、ハウジング21は、凸部74と係合する係合穴83と、凸部74と係合穴83との係合部位を支点として保持部材70を一方向(図4示時計回り方向)に回動させることにより曲部72と係合する係合溝84とを有し、保持部材70における保持部71、曲部72及び凸部74は、ドアハンドル機構30の操作によりアウターケーブル42に生じる反力が保持部71に生じた際に、該反力が曲部72を係合溝84に係合する方向に作用する位置関係となるよう構成した。
【選択図】図4

Description

本発明は、車両用ドアロック装置に関するものであり、特にバックドアを車体に拘束する車両用ドアロック装置に関する。
従来、車両に設けられる車両用ドアロック装置には、例えば特許文献1に記載されるようなものがある。
特許文献1の車両用ドアロック装置は、車両ドアに設けられ、車体に固着されたストライカと係合することにより該車両ドアを閉止状態に拘束するとともに、前記車両ドアの設けられた操作ハンドル機構に対してアウターケーブルの内部を摺動するインナーケーブルにより連結された車両用ドアロック装置である。
また、この車両用ドアロック装置は、樹脂製のハウジングと、アウターケーブルを保持する金属性の保持部材と、車両ドアの遊端面に位置する金属製のベースプレートとを有しており、該保持部材は金属製のベースプレートに形成された固着部位に固着(螺子止め、溶接等)されている。そのため、車両用ドアロック装置は、インナーケーブル摺動時(操作ハンドル機構操作時)に生じるアウターケーブルの繰り返し反力に耐えうる強固な固着により動作信頼性を確保できる。
特開2002−242508号公報
しかしながら、従来の車両用ドアロック装置において、動作信頼性を確保するためには、金属製の保持部材をベースプレートに固着させるための螺子止めや溶接等の固着工程が必要である。加えて、金属部材を樹脂部材(例えばハウジング)に螺子等で固着する際には、樹脂部材はクリープによるトルク低下が発生し、自動車に適用した場合のように温度変化の大きい状況下では保持部材を螺子で繰り返し反力に耐え得る程強固に固着することが困難であるという問題点もある。
そこで、本発明はこうした実情に鑑みてなされたものであり、動作信頼性を確保し、かつ部品点数を削減しつつ組付け作業の容易化を図ることが可能な車両用ドアロック装置を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明では、車両ドアに設けられ、車体に固着されたストライカと係合することにより該車両ドアを閉止状態に拘束するとともに、前記車両ドアに設けられた操作ハンドル機構に対してアウターケーブル及び該アウターケーブルの内部を摺動するインナーケーブルにより連結され、該操作ハンドル機構の操作により前記車両ドアを開状態にし得る車両用ドアロック装置において、樹脂製のハウジングと、前記ハウジングに取着され、前記アウターケーブルの端部を保持するとともに、該端部から前記インナーケーブルが引き出される引き出し方向を規定する金属製の保持部材とを備え、前記保持部材は、一端に前記アウターケーブルを保持する保持部を有し、他端に前記ハウジングへの取着に供される係合部を有し、前記一端及び他端との中間部位に前記ハウジングへの取着に供され該ハウジングへの取着の際に支点として機能する支点部を有し、前記ハウジングは、前記支点部と係合する第1被係合部と、該支点部と該第1被係合部との係合部位を支点として前記保持部材を一方向に回動させることにより前記係合部と係合する第2被係合部とを有し、前記保持部材における前記保持部、前記係合部及び前記支点部は、前記操作ハンドル機構の操作により前記アウターケーブルに生じる反力が前記保持部に生じた際に、該反力が前記係合部を前記第2被係合部に係合する方向に作用する位置関係となるよう構成されたことを要旨とする。
上記構成により、保持部材は、ハウジングに対して、該支点部を第1被係合部に係合させつつ該支点部を支点として回動させて係合部を前記第2被係合部に係合させることで取着される。また、保持部材においてハウジングへの取着に供される係合部及び支点部と、アウターケーブルを保持する保持部とは、操作ハンドル機構の操作によりアウターケーブルに生じる反力が保持部に生じた際に、該反力が係合部を第2被係合部に係合する方向に作用する位置関係となるよう構成されている。そのため、操作ハンドル機構の操作によりインナーケーブルが引かれて、アウターケーブルを保持する保持部材の保持部に反力が生じた際に、保持部材にはハウジングに対してより係合する方向に力が加わる。そのため、アウターケーブルからの繰り返し反力に耐え得るようにハウジングに対して保持部材を螺子止めや溶接等により強固に固着しなくても、該反力は常に保持部材をハウジングに係合させる方向に働くため、車両用ドアロック装置の動作信頼性を確保することができ、車両用ドアロック装置の部品点数を削減しつつ組付け作業の容易化を図ることができる。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の車両用ドアロック装置において、前記ハウジングに対して回動自在に連係されるとともに前記インナーケーブルに連結され、前記操作ハンドル機構の操作により前記一方向とは逆方向である他方向に回動して車両ドアを開状態にし得る解除レバーを備え、前記解除レバーは、前記引き出し方向の延在方向に位置するとともに前記インナーケーブルに連結される連結部位を有することを要旨とする。
上記構成により、解除レバーはインナーケーブルの延在方向上に連結部位を有するため、解除レバーの回動に伴うインナーケーブルの摺動の際に、インナーケーブルとアウターケーブルの端部との摺動抵抗を抑制することが可能となる。そのため、車両用ドアロック装置の動作信頼性をより好適にすることができる。
請求項3に記載の発明では、請求項2に記載の車両用ドアロック装置において、前記保持部材は、前記引き出し方向に延在し、前記支点部は、前記中央部位から前記保持部側に向けて前記引き出し方向に突出する凸部であり、前記第1被係合部は、前記引き出し方向に穿設された係合穴であり、前記第2被係合部は、前記保持部材の前記一方向への回動移動を規制する底部を有する係合溝であり、前記係合穴と前記係合溝とにより、前記保持部材の前記引き出し方向への移動を規制することを要旨とする。
上記構成により、係合穴と係合溝という簡素な構造により、前記保持部材の前記引き出し方向への移動を規制することができ、係合溝の底部により前記保持部材の前記一方向への回動移動を規制することができる。加えて、ハウジングは樹脂部材であるため、係合穴や係合溝を外形とともに形成することができるため、金属部材に比べて係合穴や係合溝を切削等で形成する必要が無く、コストを削減できる。
請求項4に記載の発明では、請求項3に記載の車両用ドアロック装置において、前記係合部は、前記保持部材の他端における先端部位から前記回動軸方向に曲折されて前記引き出し方向に垂直な第1当接面を有する曲部であり、前記係合溝は、前記第1当接面と当接する第2当接面を有することを要旨とする。
上記構成により、係合部を曲部として、係合部が係合溝に対して当接する面積を増やすことで、保持部材の引き出し方向への荷重に対する耐性を向上させることができる。また、ハウジングが樹脂製であるため、樹脂材の弾力性により保持部材のガタツキを抑制できる。
本発明によれば、動作信頼性を確保し、かつ部品点数を削減しつつ組付け作業の容易化を図ることが可能な車両用ドアロック装置を提供することができる。
本発明の一例である実施形態におけるドアロック装置が設けられた車両の車両後方視図。 本発明の一例である実施形態におけるドアロック装置のアンロック状態を示した図。 本発明の一例である実施形態におけるドアロック装置のロック状態を示した図。 本発明の一例である実施形態におけるドアロック装置の車両右側視図。 本発明の一例である実施形態におけるドアロック装置のラッチ機構付近の拡大図。 図5において、ラッチ機構を外した図。 本発明の一例である実施形態におけるドアロック装置の車両後方視図。 図4におけるドアロック装置の保持部材組付け前状態を示した図。 図7におけるアウターケーブルの拡大図。
本発明を具体化した一実施形態を、図1〜図9に従って詳細に説明する。
<バックドアの概要>
図1に示すように、車両10には、その車体11(車体)の背面に設けられた開口部12を開閉する開閉体としてバックドア13(車両ドア)が設けられている。バックドア13は、車体11に対して車両右側に車両上下に対に配置されたドアヒンジ14、15によって開閉可能に取り付けられている。
バックドア13は、車両外側からアウタパネル13a、インナパネル(図示略)及びインナトリム(図示略)から形成されている。バックドア13のアウタパネル13a及びインナパネルの間であって、バックドア13の車両左側には、ドアロック装置20(車両用ドアロック装置)とドアハンドル機構30(操作ハンドル機構)が配設されている。ドアハンドル機構30は、アウタパネル13aから車両外側に突出するアウトサイドハンドル30aを有し、可撓性の連動ケーブル40(アウターケーブル及びインナーケーブル)によりドアロック装置20と連結されている。ここで、連動ケーブル40は略U字状となるように配設されている。詳説すると、連動ケーブル40は、ドアロック装置20から車両下方に延在して、その下方側で曲線を描いて再び上方へ延在して、ドアハンドル機構30に連結されている。そのため、ドアハンドル機構30のアウトサイドハンドル30aを操作することで、操作による変位が連動ケーブル40によってドアロック装置20に伝達され、ドアロック装置20のストライカに対する係止が解除されてバックドア13は開状態となる。そして、アウトサイドハンドル30aを更に車両後方に引くことによって、バックドア13を車体11に対して回動させることができる。なお、アウトサイドハンドル30aは、アウタパネル13aに固定したガーニッシュ13bでカバーされた構成となっている。
ここで、ドアロック装置20は、周知のラッチ機構50(図5参照)と、周知のロック機構60(図2参照)とを備えており、ラッチ機構50が車体11側に取り付けられたストライカ(図示略)に係止して、バックドア13を閉止状態で保持する。なお、ドアロック装置20は全体が樹脂製のハウジング21(ハウジング)によりその内部の被水を防止するとともに、その内部への不当な接触を防止している。
<ラッチ機構の概要>
図5に示すように、ラッチ機構50は、ラッチ50aとポール(図示略)からなる周知の機構である。ラッチ50aが車体11に配設されるストライカと噛み合うことで、バックドア13は車体11に対して閉止状態で保持される。バックドア13の閉止状態では、ポールは、ラッチ50aの回動を規制している。しかしながら、リフトレバー50b(図2参照)が回動すると、ポールはリフトレバー50bと連動し、ラッチ50aの回動を許容する。その結果、ラッチ50aとストライカの噛み合いが外れ、バックドア13が車体11に対して開作動可能となる。
<ロック機構の概要>
ロック機構60は、周知の機構であり、図4に示すように、ハウジング21は、外側ハウジング21a及び該外側ハウジング21aに装着される内側ハウジング21bを備えている。図2,3は、ドアロック装置20からラッチ機構50を外すとともに、ハウジング21から内側ハウジング21bを外した状態を示している。外側ハウジング21aは、平面状をなし内側ハウジング21bの装着状態において該内側ハウジング21bと対向するレバー配設部21cを備えている。また、レバー配設部21cにおける内側ハウジング21bの装着面とは逆側面には、ラッチ機構配設部21dが突設されている。こうした外側ハウジング21aは、レバー配設部21cの平面が車両上下方向(図2,3示上下方向)及び車幅方向(図2,3示左右方向)に延在するとともに、ラッチ機構配設部21dが車両後方側(図2,3示紙面奥方向)に突出する態様でバックドア13に搭載されている。また、外側ハウジング21aは、ラッチ機構配設部21dから車幅方向に延出する延出部21eを有する。より詳しくは、外側ハウジング21aは、レバー配設部21cに対して略垂直方向にラッチ機構配設部21dが屈曲突出するとともに、ラッチ機構配設部21dに対して延出部21eが略垂直に延出するように形成されている。そして、ラッチ機構50は、ラッチ機構配設部21d及び延出部21eに収納される。
また、図2に示すように、ロック機構60は、オープンレバー22(解除レバー)、リンク23、モータ24、ホイールギア25、アーム26、ロックレバー27、バックアップ軸28及び移動部材29等からなる駆動伝達機構を備え、該駆動伝達機構がレバー配設部21cと内側ハウジング21bとによって囲まれた空間内に収納されている。
外側ハウジング21aのラッチ機構配設部21dには、ラッチ機構配設部21dに対して垂直方向(車幅方向)が軸方向となる軸21fが設けられており、オープンレバー22は、軸21fによりハウジング21に回動可能に保持されている。オープンレバー22の車両外側端部22a(連結部位)は、連動ケーブル40を介してドアハンドル機構30に連結されている(図4〜8参照)。そして、アウトサイドハンドル30aの操作によって、オープンレバー22はハウジング21に対して回動する。オープンレバー22の車両内側端部22bは、図2に示す様に、リンク23の車両下側の端部に形成された係合爪23aと係合している。リンク23は、車両上下方向に延在している。リンク23の車両上方端には、その長手方向に沿って長孔23bが形成されている。長孔23bには、アーム26に形成されたピン26aが、リンク23の車両前方に挿通している。また、リンク23の長手方向のほぼ中央には、車両前方に延在する断面L字型のフランジ23cが形成されている。フランジ23cは、リフトレバー50bの近傍に位置している。この様な構成において、アウトサイドハンドル30aが操作され、オープンレバー22が回動すると、車両内側端部22bは車両上方に移動する。その結果、リンク23全体が車両上方に移動する。そして、フランジ23cがリフトレバー50bと係合し、リフトレバー50bが回動する。その結果、前述の様に、ラッチ50aが作動し、バックドア13が開作動可能となる。つまり、図2に示す状態は、アウトサイドハンドル30aによってバックドア13の開作動が可能となるアンロック状態を示している。なお、アウトサイドハンドル30aの操作を止めると、オープンレバー22はスプリングにより付勢されて、車両内側端部22bは車両下側に移動して初期位置に戻る。
次に、ドアロック装置20をアンロック状態(図2)からロック状態(図3)へ切替える構成について説明する。モータ24は、車両のキーに一体的に配設されたスイッチ(図示略)若しくは車両内に配設されたスイッチ等(図示略)の操作によって駆動するものである。モータ24の出力軸24aはウォームギア構造となっており、その出力軸24aには、ホイールギア25が連係されている。なお、ホイールギア25の車両後方側面には2つの係合ピン25aが形成されている。また、ホイールギア25の近傍には、略扇型のアーム26が配設されている。アーム26は軸26Aを中心として、ハウジング21に対して揺動可能に配設されている。また、アーム26の円弧片には凹部26bが形成されている。さらに、アーム26のピン26aの近傍には、ピン26cが形成されている。なお、ピン26aは、前述から推測される様に、アーム26の車両前方側の面から車両前方に延在しているのに対し、ピン26cは、その裏側の面から車両後方へ延在している。
この様な構成において、モータ24が一方向に駆動すると、出力軸24aを介して、ホイールギア25が図2示反時計周り方向へ回動する。そして係合ピン25aと凹部26bの係合によって、アーム26が、軸26Aを中心として、図2示時計周り方向へ所定量回動する。その結果、ピン26aと長孔23bとの連係により、リンク23が係合爪23a付近を揺動中心として、図2示反時計周り方向へ所定量揺動する。その揺動した状態を図3に示す。図3に示した状態では、フランジ23cがリフトレバー50bと係合不可能な位置に位置することとなる。この場合は、オープンレバー22の作動によってリンク23が図3示上方向に移動したとしても、フランジ23cとリフトレバー50bは係合せず、リフトレバー50bが回動しない。つまり、図3に示した状態では、アウトサイドハンドル30aによっては、バックドア13を開作動させることができないロック状態となっている。また、ロック状態において、モータ24が他方向に駆動すると、出力軸24a、ホイールギア25およびアーム26を介して、リンク23が図2に示す位置に移動する。その結果、アンロック状態となる。
以上説明した様に、リンク23が、そのフランジ23cがリフトレバー50bと係合可能な位置に位置している状態がアンロック状態であり、係合不可能な位置に位置している状態がロック状態となっている。
また、ロックレバー27はハウジング21aに回動可能に配設されている。ロックレバー27の車両上方端には、長孔27aが形成されている。長孔27aは、前述のピン26cが車両後方に挿通されている。ロックレバー27の車両下方側の端部27bの近傍には、バックアップ軸28が配設されている。バックアップ軸28は、大まかに見て操作部28aと作動部28bとからなる。操作部28aはハウジング21aに形成された開口K1を介してハウジング21の外に延在している。また、作動部28bはハウジング21内に延在している。ロック状態にてモータ24等が故障した場合においても、インナトリムを外して車両10の内側から操作部28aを操作することにより、ロックレバー27を介してアーム26を回動させてアンロック状態に切替可能となっている。
<リフトレバーへの連動ケーブルの取り付け構造>
図4に示すように、また上述したように、外側ハウジング21aのラッチ機構配設部21dには、軸21fの一端が連結されており、オープンレバー22は、軸21fにより外側ハウジング21aに回動可能に固定されている。また、図5,6に併せ示すように、軸21fの他端はラッチ機構50が有するサブベース50cに係合するため、軸21fは両持ちされる構造である。外側ハウジング21aの延出部21eにはラッチ機構配設部21dの屈曲突出方向(車両後方)に貫通する貫通孔K2が形成され、該貫通孔K2からオープンレバー22の車両外側端部22aがハウジング21の外側に回動可能に突出している。
ここで、図4,7に示すように、連動ケーブル40は、動力を伝達するインナーケーブル41と、インナーケーブル41を内部に収納することでインナーケーブル41の経路を規定するガイドの役割をするアウターケーブル42とを備えている。外側ハウジング21aのラッチ機構配設部21dの外側面80には、後述するケーシングキャップ43(アウターケーブルの端部)、すなわちアウターケーブル42の端部を保持する金属性の保持部材70が取り付けられている。保持部材70は、車両上下方向に延在し、オープンレバー22の車両外側端部22aに対して車両下方の位置においてアウターケーブル42の端部を保持し、保持された端部から車両上下方向に引き出されたインナーケーブル41は、オープンレバー22の車両外側端部22aに連結されている。すなわち、この保持部材70によりインナーケーブル41の引き出し方向が車両上下方向に規定されることになる。また、図4に示すようにオープンレバー22の車両外側端部22aは、通常車両上方に位置しており、インナーケーブル41が引かれることでオープンレバー22が回動して、車両下方に移動する。
<ハウジングへの保持部材の取り付け構造>
図4に示すように、外側ハウジング21aのラッチ機構配設部21dの外側面80には、該外側面80からラッチ機構配設部21dに対する垂直方向(車両右側)に突出するとともに、ラッチ機構配設部21dの端部からレバー配設部21cにかけて延在する(車両前後方向に延在する)第1突条部81及び第2突条部82が形成されている。また、第1突条部81及び第2突条部82の間における第1突条部82側には前述した軸21fが位置している。図8に併せ示すように、第1突条部81には保持部材70の延在方向(車両上下方向)に貫通した係合穴83(第1被係合部、係合穴)が設けられている。また、図7に示すように、第2突条部82にはラッチ機構配設部21dの突出方向視(車両後方視)略L字状の底部84aを有する係合溝84(第2被係合部、係合溝)が設けられている。
また、図4に示すように、保持部材70は、下端(一端)に前記アウターケーブル42を保持する保持部71を有し、上端(他端)に外側ハウジング21aへの取着に供される係合部をなす曲部72を有し、上端と下端との中間部位73に前記外側ハウジング21aへの取着に供され外側ハウジング21aへの取着の際に支点として機能する支点部をなす凸部74を有している。詳説すると、中間部位73は曲部72及び保持部71よりもレバー配設部21c側(車両前方側)に延出しており、その中間部位73の前方端から保持部71側(車両下方側)に向けて凸部74が突出している。この凸部74は支点部をなし、係合穴83に嵌合することで、外側ハウジング21aへの取着に供される。曲部72は、上端における先端部位が延出部21e側(車両左側)に屈曲されることで形成されている。そして、この曲部72は底部84aに当接するまで係合溝84に嵌合することで外側ハウジング21aへの取着に供される。上記構成より、保持部材70は、凸部74を係合穴83に係合させつつ、凸部74と係合穴83との係合部位を支点として図4示時計回り方向に回動させることにより曲部72を係合溝84に嵌合させることで、外側ハウジング21aに対して取着される。すなわち、ドアハンドル機構30の操作によりオープンレバー22は図4示反時計回り方向に回動するため、オープンレバー22は保持部材70の取着方向とは逆方向に回動してバックドア13を開状態にし得ることになる。ここで、保持部71は係合溝84及び係合穴83よりもレバー配設部21cから離れた位置(車両後方)に位置している。すなわち、保持部71は凸部74及び曲部72よりもレバー配設部21cから離れた位置(車両後方)に位置している。そのため、保持部71、凸部74及び曲部72は、保持部71に保持部材70の延在方向(車両上方)への力が加わった際に、この力が曲部72を係合溝84に係合する係合溝84の凹設方向(車両前方)への分力が生じる位置関係となっている。
ここで、係合溝84と曲部72とについて詳細に説明する。図7,8に示すように、略L字状の係合溝84は、ラッチ機構配設部21dに対して凹設された第1係合溝部84Aを有する。第1係合溝部84A付近のラッチ機構配設部21dから、第1係合溝部84Aに対して垂直な第2係合溝部84Bを有する前述した第2突条部82が突出している。詳説すると、第1係合溝部84Aは、係合穴83に対して取付部材70の延在方向(車両上下方向)とラッチ機構配設部21dの突出方向(車両前後方向)とで形成される面と略同一面上であり、かつ係合穴83よりも延出部21e側(車両後方側)に位置しており、第2係合溝部84Bは第1係合溝部から延出部21eの延在方向(車両左側)に屈曲して形成されている。
また、略L字状の係合溝84は、底面部84a、上壁部84b(第2当接面)、下壁部85(第2当接面)、第1横壁部84c及び第2横壁部84dを有していると換言することもできる。ここで、底面部84a、上壁部84b、下壁部85及び第2横壁部84dにより、第1係合溝部84Aは構成されることになる。また、底面部84a、上壁部84b、下壁部85及び第1横壁部84cにより、第2係合溝部84Bは構成されることになる。そして、第1横壁部84c、上壁部84b、第2横壁部84d及び下壁部85は連設されているが、第1横壁部84dと下壁部84cとの間は連設されない構成である。すなわち、係合溝には切欠K3(図7参照)が設けられていることになる。
この切欠K3に保持部材70の上端における先端部位75が嵌合し、先端部位75は第1横壁部84c及び下壁部85に当接することで、保持部材70のラッチ機構配設部21dの垂直方向(車幅方向)の移動が規制されることになる。また、曲部72は上壁部84b及び下壁部85に当接可能な第1当接面72a(第1当接面)及び第2当接面72b(第1当接面)を有しており、曲部72が係合溝84に嵌合した際に第1当接面72a及び第2当接面72bが上壁部84b及び下壁部85に当接することで、保持部材70の保持部材70の延出方向(車両上下方向)の移動が規制されることになる。ここで、下壁部85は、底部84aから開口端側(車両後方)に向かってテーパ85aが設けられており、係合溝84の保持部材70の延出方向(車両上下方向)の幅は開口端側(車両後方)に向かって大きくなっている。詳説すると、このテーパ85aは、凸部74と係合穴83との係合部位を支点として図4示時計回り方向に回動させることにより曲部72を係合溝84に嵌合させる際における曲部72の回動軌跡と略一致するように曲成されている。さらに、テーパ85aには上壁部84bに向けて(車両上方に向けて)突出するとともに開口側から底面部84a側にかけて突条部85bが形成されている。また、曲部72の車両後方端部は車両下方に折り曲げられて第2曲部72cを形成する。第2曲部72cは、外側ハウジング21aの延出部21eと略同一面となるよう形成されている。
また、図8に示すように、保持部材70の先端部位75には貫通孔75aが設けられており、外側ハウジング21aのこの貫通孔75aに対応する場所にも取付孔21gが設けられている。そして、図4に示すように、貫通孔75a及び取付孔21gを螺子90で共締めすることで、補助的に保持部材70が外側ハウジング21aから抜け落ちることを防止している。
また、係合穴83と凸部74とについて詳細に説明すると、保持部材70は、凸部74が係合穴83に嵌合することで、ラッチ機構配設部21dの延在方向(車両前後方向)及びラッチ機構配設部21dの垂直方向(車幅方向)への移動が規制されることになる。ここで、係合穴83はラッチ機構配設部21dの外側面に沿って設けられているため、凸部74が係合穴83に嵌合する際に保持部材70の中間部位73の一部はラッチ機構配設部21dに当接し、保持部材70のラッチ機構配設部21dの垂直方向(車幅方向)への移動の規制をさらに好適にする。
このように、係合穴83及び凸部74の係合と、係合溝84及び曲部72の係合とが協働関係にあり、この協働関係により保持部材70の車両上下方向、車幅方向及び車両前後方向の移動を規制する。しかしながら、保持部材70は、係合穴83と凸部74との係合部位を支点として、取り付け方向とは逆方向、すなわち図4示時計反時計回り方向に回動させる力に対しては螺子90により抜け防止がされるだけの構造となっている。
次に、保持部71について詳細な説明をする。図7に示すように、保持部71は、保持部材70の延在方向(車両上下方向)に垂直な取付面71aと、該取付面71aの一端(車両前方端)から保持部材70の延在方向(車両下方)に延出した支持部位71bとから形成される。取付面71aには他端側(車両後方側)から切り欠かれた係止部71cが設けられており、この係止部71cにアウターケーブル42が係止される。すなわち、係止部71cにアウターケーブル42が係止される際に、アウターケーブル42を係止部71cに挿入する方向と逆方向に支持部位71bが位置することになる。
ここで、アウターケーブル42は、係止部71cに係合する被係止部43aを有する。図9に併せ示すように、被係止部43aは、アウターケーブル42の先端に設けられたケーシングキャップ43(アウターケーブル42の端部)に形成されており、具体的には、このケーシングキャップ43の周囲に形成された輪状の溝により構成されている。ケーシングキャップ43は、アウターケーブル42の先端部に設けられた保持用の部材であって、被係止部43aと、接続部43bと、鍔部43cと、先端受部43dとを有して構成されている。接続部43bは、アウターケーブル42の先端部に外嵌され、アウターケーブル42の径よりもやや大きい径となっている。大径の鍔部43cは、接続部43bと被係止部43aを構成する溝との間に形成されており、取付面71aに対して広い面積で当接し得るようにするために大きい径を有する形状とされている。先端受部43dは、被係止部43aの先端側に形成されており、先端受部43dの更に先端側には、弾性部材により形成されたパッキン44が設けられている。このパッキン44は、アウターケーブル42内部への水、塵及び埃等の侵入を防止している。
連動ケーブル40は上述したように湾曲して配設されているため(図1参照)、アウトサイドハンドル30aが操作されて、インナーケーブル41が引かれるとインナーケーブル41は経路が通常時よりも短くなる。これにより、アウトサイドハンドル30a操作時に、アウターケーブル42はインナーケーブル41に対して相対的に長さが余り、インナーケーブル41の先端側に向かう反力が生じる。すなわち、上記構成によると、この反力により鍔部43cが取付面71aをオープンレバー22側(車両上方)に押圧することになり、保持部71に対して保持部をオープンレバー22側に移動させる方向(車両上方)への力が加わることになる。
上述したように、保持部71、凸部74及び曲部72は、保持部71に対して保持部71をオープンレバー22側に移動させる方向(車両上方)への力が加わった際に、この力が曲部72を係合溝84に係合する係合溝84の凹設方向(車両前方)への分力が生じる位置関係となってため、アウトサイドハンドル30aが操作されて、インナーケーブル41が引かれると、保持部材70には外側ハウジング21aに対してより係合する方向に力が加わる。そのため、アウターケーブル42からの繰り返し反力に耐え得るように、外側ハウジング21aに対して保持部材70を螺子止めや溶接等により強固に固着しなくてもよい構成となっている。
<本実施形態で得られる作用効果>
本実施形態によれば以下の作用効果を奏し得ることができる。
(1)上記構成によれば、保持部材70は、外側ハウジング21aに対して、凸部74を係合穴83に係合させつつ凸部74を支点として回動させて曲部72を係合溝84に係合させることで取着される。また、保持部材70において外側ハウジング21aへの取着に供される曲部72及び凸部74と、アウターケーブル42を保持する保持部71とは、操作ハンドル機構の操作によりアウターケーブル42に生じる反力が保持部71に生じた際に、該反力が曲部72を係合溝84に係合する方向に作用する位置関係となるよう構成されている。そのため、操作ハンドル機構30の操作によりインナーケーブル41が引かれて、アウターケーブル42を保持する保持部材70の保持部71に反力が生じた際に、保持部材70には外側ハウジング21aに対してより係合する方向に力が加わる。そのため、アウターケーブル42からの繰り返し反力に耐え得るように外側ハウジング21aに対して保持部材70を螺子止めや溶接等により強固に固着しなくても、該反力は常に保持部材70を外側ハウジング21に係合させる方向に働くため、ドアロック装置20の動作信頼性を確保することができ、ドアロック装置20の部品点数を削減しつつ組付け作業の容易化を図ることができる。
(2)上記構成によれば、オープンレバー22はインナーケーブル41の延在方向上に車両外側端部22aを有するため、オープンレバー22の回動に伴うインナーケーブル41の摺動の際に、インナーケーブル41とケーシングキャップ43及びパッキン44との摺動抵抗を抑制することが可能となる。そのため、ドアロック装置20の動作信頼性をより好適にすることができる。
(3)上記構成によれば、係合穴83と係合溝84という簡素な構造により、保持部材70のアウターケーブル72の反力方向(車両上下方向)への移動を規制することができ、係合溝84の底部84aにより保持部材70の一方向(図4示時計回り方向)への回動移動を規制することができる。加えて、ハウジング21は樹脂部材であるため、係合穴83や係合溝84を外形とともに形成することができるため、金属部材に比べて係合穴や係合溝を切削等で形成する必要が無く、コストを削減できる。
(4)上記構成によれば、係合部を曲部72として、係合部が係合溝84に対して当接する面積を増やすことで、保持部材70のアウターケーブル42の反力方向(車両上下方向)への荷重に対する耐性を向上させることができる。また、ハウジングが樹脂製であるため、樹脂材の弾力性により保持部材70のガタツキを抑制できる。さらに、テーパ85aには突条部85bが形成されているため、例えば曲部72が製造バラツキで板厚が薄い場合であっても突条部85bが曲部72に当接することでより好適に保持部材70のガタツキを抑制できる。また、曲部72が製造バラツキで板厚が厚い場合であっても、突条部85bは弾性変形して曲部72と圧接することでより好適に保持部材70のガタツキを抑制できる。
(5)上記構成によれば、下壁部85のテーパ85aは、凸部74と係合穴83との係合部位を支点として図4示時計回り方向に回動させることにより曲部72を係合溝84に嵌合させる際における曲部72の回動軌跡と略一致するようになっている。そのため、保持部材70のハウジング21に対して組み付ける際、曲部72がテーパ85aに沿って係合溝84に案内される。すなわち、ハウジング21に対する保持部材70の組付け性が向上する。
(6)上記構成によれば、係止部71cにアウターケーブル42が係止される際に、アウターケーブル42を係止部71cに挿入する方向と逆方向に支持部位71bが位置することになる。そのため、アウターケーブル42を保持部材70に取り付ける際に、例えばアウターケーブル42が曲がってしまうような変形をしようとしても、支持部位71bがアウターケーブル42を支持することにより該変形を抑止することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、以下に示す態様に変更してもよい。
(7)ラッチ機構配設部21dに係合穴83及び係合溝84を設けたことで、ラッチ機構配設部21d対して取付部材70及びオープンレバー22を集約的に配置することができ、ドアロック装置20が大型化することを防止できる。
・上記実施形態では、ドアロック装置20及びドアハンドル機構30はバックドアに設けられているが、例えばスイングドア等に設けられていてもよい。
・上記実施形態では、保持部71、凸部74及び曲部72は、保持部71にアウターケーブル42の反力が車両上方への力が加わった際に、この力が曲部72を係合溝84に係合する車両前方への分力が生じる位置関係となっているが、アウターケーブルの反力の方向は車両上方の場合に限定されるわけではなく、反力の力が加わる方向に対して曲部72が係合溝84に係合する方向に力が加わればどのような構成となっていてもよい。
・上記実施形態では、ラッチ機構配設部21dに係合穴83及び係合溝84を設けたが、例えばレバー配設部21cに設けてもよいし、もちろん外側ハウジング21aではなく、内側ハウジング21bに設けてもよい。
・上記実施形態では、アウトサイドハンドル30aを有するドアハンドル機構30に対して連動ケーブル40に連結されていたが、例えばインサイドハンドルにより連動ケーブル40により連結されていてもよい。
11 車体
13 バックドア(車両ドア)
20 ドアロック装置(車両用ドアロック装置)
21 ハウジング
22 オープンレバー(解除レバー)
22a 車両外側端部(連結部位)
30 操作ハンドル機構(ドアハンドル機構)
40 連動ケーブル(アウターケーブル及びインナーケーブル)
41 インナーケーブル
42 アウターケーブル
70 保持部材
71 保持部
72 曲部(係合部)
72a 第1当接面(第1当接面)
72b 第2当接面(第1当接面)
73 中間部位
74 凸部(支点部)
83 係合穴(第1被係合部)
84 係合溝(第2被係合部)
84b 上壁部84b(第2当接面)
85 下壁部(第2当接面)

Claims (4)

  1. 車両ドアに設けられ、車体に固着されたストライカと係合することにより該車両ドアを閉止状態に拘束するとともに、前記車両ドアに設けられた操作ハンドル機構に対してアウターケーブル及び該アウターケーブルの内部を摺動するインナーケーブルにより連結され、該操作ハンドル機構の操作により前記車両ドアを開状態にし得る車両用ドアロック装置において、
    樹脂製のハウジングと、
    前記ハウジングに取着され、前記アウターケーブルの端部を保持するとともに、該端部から前記インナーケーブルが引き出される引き出し方向を規定する金属製の保持部材とを備え、
    前記保持部材は、一端に前記アウターケーブルを保持する保持部を有し、他端に前記ハウジングへの取着に供される係合部を有し、前記一端及び他端との中間部位に前記ハウジングへの取着に供され該ハウジングへの取着の際に支点として機能する支点部を有し、
    前記ハウジングは、前記支点部と係合する第1被係合部と、該支点部と該第1被係合部との係合部位を支点として前記保持部材を一方向に回動させることにより前記係合部と係合する第2被係合部とを有し、
    前記保持部材における前記保持部、前記係合部及び前記支点部は、前記操作ハンドル機構の操作により前記アウターケーブルに生じる反力が前記保持部に生じた際に、該反力が前記係合部を前記第2被係合部に係合する方向に作用する位置関係となるよう構成されたことを特徴とする車両用ドアロック装置。
  2. 前記ハウジングに対して回動自在に連係されるとともに前記インナーケーブルに連結され、前記操作ハンドル機構の操作により前記一方向とは逆方向である他方向に回動して車両ドアを開状態にし得る解除レバーを備え、
    前記解除レバーは、前記引き出し方向の延在方向に位置するとともに前記インナーケーブルに連結される連結部位を有することを特徴とする、請求項1に記載の車両用ドアロック装置。
  3. 前記保持部材は、前記引き出し方向に延在し、
    前記支点部は、前記中央部位から前記保持部側に向けて前記引き出し方向に突出する凸部であり、
    前記第1被係合部は、前記引き出し方向に穿設された係合穴であり、
    前記第2被係合部は、前記保持部材の前記一方向への回動移動を規制する底部を有する係合溝であり、
    前記係合穴と前記係合溝とにより、前記保持部材の前記引き出し方向への移動を規制することを特徴とする、請求項2に記載の車両用ドアロック装置。
  4. 前記係合部は、前記保持部材の他端における先端部位から前記回動軸方向に曲折されて前記引き出し方向に垂直な第1当接面を有する曲部であり、
    前記係合溝は、前記第1当接面と当接する第2当接面を有することを特徴とする、請求項3に記載の車両用ドアロック装置。
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