JP2006233506A - ドアロック装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ハウジング内部の電装部品への水分の接近および接触を確実に防止するドアロック装置を提供する。
【解決手段】 ハウジング1に車両ドアを車両ボデーに閉じ状態で保持可能なラッチ機構2と、車両ドアの内外に設けたドアハンドルの操作により駆動されるレバー機構3と、レバー機構3とラッチ機構2との間に介装され、レバー機構3からラッチ機構2への操作力の伝達を入り切りするべく位置の切り替えが可能なリンク機構4と、リンク機構4の位置を切り替えるモータ駆動機構5とを備え、ハウジング1の内部に、少なくともモータ駆動機構5を備える第1収容空間Aと、少なくともラッチ機構2を備える第2収容空間Bとを設けてあるドアロック装置であって、ハウジング1の上方位置に侵入した水が、第2収容空間Bの上方側から第1収容空間Aの上方側に浸入するのを阻止する止水手段を備える。
【選択図】 図2
【解決手段】 ハウジング1に車両ドアを車両ボデーに閉じ状態で保持可能なラッチ機構2と、車両ドアの内外に設けたドアハンドルの操作により駆動されるレバー機構3と、レバー機構3とラッチ機構2との間に介装され、レバー機構3からラッチ機構2への操作力の伝達を入り切りするべく位置の切り替えが可能なリンク機構4と、リンク機構4の位置を切り替えるモータ駆動機構5とを備え、ハウジング1の内部に、少なくともモータ駆動機構5を備える第1収容空間Aと、少なくともラッチ機構2を備える第2収容空間Bとを設けてあるドアロック装置であって、ハウジング1の上方位置に侵入した水が、第2収容空間Bの上方側から第1収容空間Aの上方側に浸入するのを阻止する止水手段を備える。
【選択図】 図2
Description
本発明は、自動車等の車両ドアに用いるドアロック装置に関する。より詳細には、オートドアロックなど電装部品を使用する車両ドアに使用可能なドアロック装置に関する。
従来のドアロック装置として、ラッチ機構、レバー機構、リンク機構、モータ駆動機構等をハウジング内に具備したものがあった(例えば、特許文献1を参照)。ここで、ラッチ機構は、車両ドアを車両ボデーに対して閉保持状態と開可能状態とに切り替える機構である。レバー機構は、ラッチ機構を作動させる部材であり、ドアハンドル等の開扉手段の操作によって作動する。リンク機構およびモータ駆動機構は、ラッチ機構が作動可能なアンロック状態と作動不可能なロック状態とを切り替える機構である。これら機構のうち、モータ駆動機構は電装部品で構成されるため、水に触れると短絡等して故障の原因となる。このため、ドアロック装置には何らかの防水対策を施しておく必要がある。
そこで、特許文献1のドアロック装置では、ハウジングを構成する二つのカバー(第1カバーおよび第2カバー)が互いの端部で接合して内部の部品を保護できるようにしている。さらに第1カバーおよび第2カバーの接合部からハウジング内部に水分が浸入することを防止するため、第1カバーの上に第3カバーを一体に設け、接合部を上方から保護している。このように、特許文献1のドアロック装置は、ハウジングの上方からの水分の浸入を防止することで、電装部品に水分が触れることを防止しようとするものである。
ところが、特許文献1のドアロック装置では、第3カバーの境界端が最頂端となっている場合、その境界端の上に水滴が付着すると、その水滴は第3カバーの周縁部を伝って拡がり、第1カバーと第2カバーとの接合部近傍にまで移動してしまうという問題がある。そうなると、第3カバーはもはや機能を十分に果たすことができなくなる。そして、第1カバーと第2カバーとの接合部から水分がハウジング内部に浸入し、電装部品を短絡等させてドアロック装置を故障させるおそれがある。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ハウジング内部の電装部品への水分の接近および接触を確実に防止するドアロック装置を提供する点にある。
本発明に係るドアロック装置の特徴構成は、ハウジングに車両ドアを車両ボデーに閉じ状態で保持可能なラッチ機構と、前記車両ドアの内外に設けたドアハンドルの操作により駆動されるレバー機構と、当該レバー機構と前記ラッチ機構との間に介装され、前記レバー機構から前記ラッチ機構への操作力の伝達を入り切りするべく位置の切り替えが可能なリンク機構と、当該リンク機構の位置を切り替えるモータ駆動機構とを備え、前記ハウジングの内部に、少なくとも前記モータ駆動機構を備える第1収容空間と、少なくとも前記ラッチ機構を備える第2収容空間とを設けてある車両用ドアロック装置であって、前記ハウジングの上方位置に侵入した水が、前記第2収容空間の上方側から前記第1収容空間の上方側に浸入するのを阻止する止水手段を備えた点にある。
本構成では、ハウジングの内部に第1収容空間と第2収容空間とを設けてあり、第1収容空間は少なくともモータ駆動機構を備え、第2収容空間は少なくともラッチ機構を備えている。ここで、ハウジングの上方位置に雨水等の水分が侵入した場合、第2収容空間の上方側から第1収容空間の上方側への水分の浸入を止水手段が阻止する。このため、モータ駆動機構等の電装部品に水分が接近および接触するおそれがなく、ドアロック装置の故障を防止することができる。
本発明のドアロック装置においては、前記止水手段は、前記ハウジングの上方位置の水を前記第2収容空間に流下させる通水穴であってもよい。
本構成では、雨水等の水分を第1収容空間の上方側に浸入する前に通水穴に通し、第2収容空間内に流下させている。このため、第1収容空間内のモータ駆動機構等の電装部品に水分が接近および接触するおそれがなく、ドアロック装置の故障を防止することができる。
本発明のドアロック装置においては、前記止水手段は、前記第2収容空間の上方位置に対応する前記ハウジングの上面に近接して設けた止水板であってもよい。
本構成では、雨水等の水分を第1収容空間の上方側に浸入する前に止水板で遮断している。このため、第1収容空間内のモータ駆動機構等の電装部品に水分が接近および接触するおそれがなく、ドアロック装置の故障を防止することができる。
本発明のドアロック装置においては、前記ハウジングの上面側を覆い、前記ラッチ機構の側に端部を有するカバー部材を備え、前記止水手段を、前記ハウジングの上面側であって前記カバー部材の端部から前記第1収容空間に至るまでの領域に設けてもよい。
本構成では、ハウジングの上面側を覆うカバー部材はラッチ機構の側に端部を有しているため、雨水等の水分は第2収容空間の上方側から侵入することになる。ここで、止水手段を、ハウジングの上面側であってカバー部材の端部から第1収容空間に至るまでの領域に設けることで、止水手段が、第1収容空間の上方側からカバー部材とハウジングとの間に侵入する水分を確実に遮断することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明のドアロック装置100を車両ドアYに取り付けた状態を示す概略図である。ドアロック装置100は、車両ドアYを閉鎖したときに車両ボデーX側に設けたストライカ300と対向する位置に設けられる。車両ドアYの形式は特に限定されず、例えば、ヒンジ式ドアであってもよいし、スライド式ドアであってもよい。また、図1では、車両ドアYとして乗員の乗降用サイドドアにドアロック装置100を取付けているが、ハッチバック車等のバックドアに取付けることも可能である。
(ドアロック装置の構成)
図2は、本発明のドアロック装置100の内部構成を示す正面図である。図3は、ドアロック装置100の上面図である。
ドアロック装置100は、樹脂製又は金属製のハウジング1の内部に、ラッチ機構2、レバー機構3、リンク機構4、およびモータ駆動機構5を備えている。ハウジング1は、第1カバー1aと、第2カバー1bとから構成され、両者の端部を互いに接合して内部空間を形成している。
図2は、本発明のドアロック装置100の内部構成を示す正面図である。図3は、ドアロック装置100の上面図である。
ドアロック装置100は、樹脂製又は金属製のハウジング1の内部に、ラッチ機構2、レバー機構3、リンク機構4、およびモータ駆動機構5を備えている。ハウジング1は、第1カバー1aと、第2カバー1bとから構成され、両者の端部を互いに接合して内部空間を形成している。
ラッチ機構2は、ドアロック装置100を取付けた車両ドアYを車両ボデーXに閉じ状態で保持する。ここで、ラッチ機構2は、ストライカ300を受け入れるガイド部(図示せず)、ストライカを噛み込むラッチ部(図示せず)、およびラッチレバー2aを有している。ラッチ部は、ガイド部内でストライカ300と当接し押圧されることにより作動する。例えば、乗員が車両ドアYを閉めると、ラッチ機構2のラッチ部は車両ボデーX側に設けたストライカ300と当接した後、当該ストライカ300と直ちに係合し、これにより、車両ドアYが車両ボデーXに対して固定される。
また、ラッチ部は、ラッチレバー2aの回転動作と連動するようにも構成されている。
また、ラッチ部は、ラッチレバー2aの回転動作と連動するようにも構成されている。
レバー機構3は、車両ドアYの内外に設けたドアハンドル(図示せず)の操作により駆動され、ラッチ機構2に操作力を伝達する。例えば、車両ドアYが車両ボデーXに対して固定されている状態で乗員がドアハンドルを操作すると、レバー機構3が駆動してストライカ300と係合しているラッチ機構2のラッチ部を解除する。そして、この解除状態で車両ドアYを引くと、車両ドアYを開放することができる。
リンク機構4は、レバー機構3とラッチ機構2との間に介装され、レバー機構3からラッチ機構2への操作力の伝達を入り切りするべく位置の切り替えが可能にされている。因みに、図2は、レバー機構3からラッチ機構2への操作力の伝達が可能なアンロック状態である。
リンク機構4は、複数の部材で構成することができるが、ここでは例として、アクティブレバー4a、オープンリンク4b、およびサブレバー4cで構成された3リンク構造のリンク機構4について説明する。
リンク機構4は、複数の部材で構成することができるが、ここでは例として、アクティブレバー4a、オープンリンク4b、およびサブレバー4cで構成された3リンク構造のリンク機構4について説明する。
アクティブレバー4aは、後述するモータ駆動機構5によって駆動され、回転軸芯Pの周りに回転可能である。アクティブレバー4aには、サブレバー4cを反時計回り方向に付勢する突起部4a1が設けられている。また、アクティブレバー4aの回転軸芯Pには、サブレバー4cを時計回り方向に付勢するスプリング4dが取付けられている。
オープンリンク4bは、レバー機構3と係合する係合部4b1、ラッチ機構2のラッチレバー2aと当接する当接部4b2、および長穴部4b3を有している。乗員がドアハンドルを操作してレバー機構3からオープンリンク4bの係合部4b1に操作力を入力すると、オープンリンク4bが図2の上方向(矢印で示す方向)に移動し、その際オープンリンク4bの当接部4b2がラッチ機構2のラッチレバー2aを押圧することでラッチレバー2aが回転し、ラッチ部のストライカ300との係合が解除する。すなわち、この状態は、ドアロック装置100のアンロック状態である。
乗員がドアハンドルの操作を止めると、レバー機構3はオープンリンク4bの係合部4b1を引き戻し、オープンリンク4bの当接部4b2によるラッチレバー2aへの押圧が無くなり、ラッチレバー2aは反転して元の位置に戻り、これによりラッチ部は初期の状態に戻る。
乗員がドアハンドルの操作を止めると、レバー機構3はオープンリンク4bの係合部4b1を引き戻し、オープンリンク4bの当接部4b2によるラッチレバー2aへの押圧が無くなり、ラッチレバー2aは反転して元の位置に戻り、これによりラッチ部は初期の状態に戻る。
サブレバー4cは、アクティブレバー4aとオープンリンク4bとを連結している。具体的には、サブレバー4cの一端4c1がアクティブレバー4aの回転軸芯Pに固定され、他端4c2がオープンリンク4bの長穴4b3内に摺動可能に嵌合されている。
ここで、アクティブレバー4aがモータ駆動機構5に駆動されて反時計周り方向に回転すると、サブレバー4cはアクティブレバー4aの突起部4a1に付勢されて回転軸芯Pを中心とした反時計回り方向に回転する。このとき、オープンリンク4bの長穴4b3内に摺動可能に嵌合されている他端4c2はオープンリンク4bを図2の左方向に引っ張り、これによりオープンリンク4bの当接部4b2とラッチ機構2のラッチレバー2aとの当接が外れる。この状態では、乗員がドアハンドルを操作してレバー機構3に操作力を伝達しても、オープンリンク4bはラッチ機構2に操作力を及ぼすことができない。すなわち、レバー機構3からラッチ機構2への操作力の伝達が「切」の状態となり、これが、ドアロック装置100のロック状態である。
モータ駆動機構5は、リンク機構4の位置を切り替えるべく、駆動力を発生させる。モータ駆動機構5は、モータ部5a、ウォームギア5b、ホイール5c、およびホイール5cと連動する出力部5dを有する。出力部5dは、リンク機構4のアクティブレバー4aに係合されている。このような構成により、モータ部5aから発生した回転駆動力は、ウォームギア5b、ホイール5c、および出力部5dを経由してアクティブレバー4aに伝達可能となる。
(ハウジング内における構成部品の配置)
以上のラッチ機構2、レバー機構3、リンク機構4、およびモータ駆動機構5は、ハウジング1の内部に備えられる。このハウジング1の外周部分には、第1カバー1aと第2カバー1bとの接合部が形成されており、当該接合部を覆うようにカバー部材6がさらに設けられる。このカバー部材6は、ラッチ機構2の側に端部を有している。
以上のラッチ機構2、レバー機構3、リンク機構4、およびモータ駆動機構5は、ハウジング1の内部に備えられる。このハウジング1の外周部分には、第1カバー1aと第2カバー1bとの接合部が形成されており、当該接合部を覆うようにカバー部材6がさらに設けられる。このカバー部材6は、ラッチ機構2の側に端部を有している。
また、ハウジング1の内部には、第1収容空間Aと第2収容空間Bとが設けられている。この第1収容空間Aと第2収容空間Bとは、その領域が厳密に規定されるものではなく、ある程度便宜的に決めることができる。すなわち、図2のように、部分的な仕切壁Wで空間の一部のみを隔てた上で、当該仕切板Wのおおよそ左側を第1収容空間Aとし、右側を第2収容空間Bとすることができる。勿論、ハウジング1の内部空間が完全に仕切られて、各々独立したコンパートメントを形成していてもよい。
ハウジング1の内部を二つの空間に分割する理由は、ドアロック装置100を構成する部品のうち主に電装部品と、非電装部品とを分けて収容するためである。本実施形態では、第1収容空間Aには少なくともモータ駆動機構5が備えられ、第2収容空間Bには少なくともラッチ機構2が備えられる。このように、水分に弱いモータ駆動機構5等の電装部品を第1収容空間Aに収容し、比較的水分に強いラッチ機構2等の非電装部品を第2収容空間Bに収容する。さらに以下の実施形態で説明する止水手段を設けることにより、ドアロック装置100の防水がより確実且つ容易になり、短絡等によるドアロック装置100の故障を防止することができる。
(第1実施形態)
本実施形態は、先の説明で引用した図2および図3のドアロック装置100である。ドアロック装置100は、止水手段として、第2収容空間Bに通じる通水穴10をハウジング1に設けている。ドアロック装置100は、車両ボデーX側のストライカ300と係合させる必要性から、第2収容空間B側の一端を車両ドアYの縁端部に露出させて取付ける必要がある。このため、カバー部材6とハウジング1との隙間から雨水等の水分が侵入し易くなっている。
本実施形態は、先の説明で引用した図2および図3のドアロック装置100である。ドアロック装置100は、止水手段として、第2収容空間Bに通じる通水穴10をハウジング1に設けている。ドアロック装置100は、車両ボデーX側のストライカ300と係合させる必要性から、第2収容空間B側の一端を車両ドアYの縁端部に露出させて取付ける必要がある。このため、カバー部材6とハウジング1との隙間から雨水等の水分が侵入し易くなっている。
上記隙間に水分が侵入すると、ハウジング1の上面を伝って第1収容空間Aの上方に向けて流れ出すが、本実施形態のドアロック装置100には、ハウジング1上の水分の流動経路の途中に通水穴10を設けてあるので、水分はこの通水穴10に入り込み、第2収容空間Bへと導かれる。このため、第1収容空間A内のモータ駆動機構5等の電装部品に水分が接近および接触するおそれがなく、ドアロック装置100の故障を防止することができる。ただし、第2収容空間B内に収容されている部品は、ラッチ機構2等の非電装部品であるから、水分が直接触れても故障することはない。なお、第2収容空間B内に入った水は、下方の適切な位置に設けた水抜穴(図示せず)等からドアロック装置100の外部に排出される。
通水穴10を設ける位置は、第2収容空間B側のハウジング上部であって、第1収容空間Aと第2収容空間Bとを区切る仕切壁Wの近傍が好適である。このような配置にすれば、通水穴10に入った水を第2収容空間B側の仕切壁に伝わせて第2収容空間Bの内部まで容易に流下させることができる。
また、通水穴10は、ハウジング1の上面を伝ってきた水分を導き易くするために、その内側縁部をラウンド加工しておくことも有効である。
また、通水穴10は、ハウジング1の上面を伝ってきた水分を導き易くするために、その内側縁部をラウンド加工しておくことも有効である。
(第2実施形態)
図4において、(a)図は、本発明の第2実施形態によるドアロック装置200の要部構成を示す部分正面図である。(b)図は、ドアロック装置200の部分上面図である。本実施形態のドアロック装置200では、止水手段として、通水穴10に加えてV字型の止水板20を設けてある。それ以外の構成は、第1実施形態のドアロック装置100と同じである。
図4において、(a)図は、本発明の第2実施形態によるドアロック装置200の要部構成を示す部分正面図である。(b)図は、ドアロック装置200の部分上面図である。本実施形態のドアロック装置200では、止水手段として、通水穴10に加えてV字型の止水板20を設けてある。それ以外の構成は、第1実施形態のドアロック装置100と同じである。
止水板20は、ハウジング1の上面側であってカバー部材6の端部から前記第1収容空間Aに至るまでの領域に設けることができる。より具体的には、第2収容空間Bの上方位置に対応するハウジング1の上面に近接して設けることができる。雨水等の水分は、上記実施形態1と同様に、第2収容空間B側のカバー部材6とハウジング1との隙間から侵入し、ハウジング1の上面を伝って第1収容空間Aの上方に向けて流れ出す。しかし、止水板20の存在により、水分は第1収容空間Aの上方に到達する前に阻止される。このため、第1収容空間A内のモータ駆動機構5等の電装部品に水分が接近および接触するおそれがなく、ドアロック装置200の故障を防止することができる。
止水板20は、ハウジング1の上面に直接設置してもよいが、第1カバー1aと第2カバー1bとの接合部を覆うカバー部材6の下面に一体的に設けることができる。この場合、部品点数を減らすことができ、さらに止水板20の設置工程を省略できる点で好適である。
また、止水板20の下端とハウジング1の上面との間は密着していてもよいし、ある程度の隙間を有していてもよい。隙間が存在する場合でも、この隙間に水分が表面張力によってトラップされるので、第1収容空間A側への水分の侵入を確実に阻止することができる。
また、止水板20の下端とハウジング1の上面との間は密着していてもよいし、ある程度の隙間を有していてもよい。隙間が存在する場合でも、この隙間に水分が表面張力によってトラップされるので、第1収容空間A側への水分の侵入を確実に阻止することができる。
本実施形態では、止水効果を高めるために、止水板20を第1実施形態の通水穴10と併用して設けたが、止水手段として、止水板20を単独で設けることも可能である。
本発明のドアロック装置は、自動車等の車両ドアの他、サンルーフ開閉装置、ボンネット開閉装置等に応用することも可能である。また、自動車産業以外の分野、例えば、建築物用ドアや、家電製品の点検扉等、開閉手段を備えたあらゆるものに応用することも可能である。
1 ハウジング
2 ラッチ機構
3 レバー機構
4 リンク機構
5 モータ駆動機構
6 カバー部材
10 通水穴
20 止水板
100 ドアロック装置
200 ドアロック装置
A 第1収容空間
B 第2収容空間
X 車両ボデー
Y 車両ドア
2 ラッチ機構
3 レバー機構
4 リンク機構
5 モータ駆動機構
6 カバー部材
10 通水穴
20 止水板
100 ドアロック装置
200 ドアロック装置
A 第1収容空間
B 第2収容空間
X 車両ボデー
Y 車両ドア
Claims (4)
- ハウジングに
車両ドアを車両ボデーに閉じ状態で保持可能なラッチ機構と、
前記車両ドアの内外に設けたドアハンドルの操作により駆動されるレバー機構と、
当該レバー機構と前記ラッチ機構との間に介装され、前記レバー機構から前記ラッチ機構への操作力の伝達を入り切りするべく位置の切り替えが可能なリンク機構と、
当該リンク機構の位置を切り替えるモータ駆動機構とを備え、
前記ハウジングの内部に、少なくとも前記モータ駆動機構を備える第1収容空間と、
少なくとも前記ラッチ機構を備える第2収容空間とを設けてある車両用ドアロック装置であって、
前記ハウジングの上方位置に侵入した水が、前記第2収容空間の上方側から前記第1収容空間の上方側に浸入するのを阻止する止水手段を備えた車両用ドアロック装置。 - 前記止水手段が、前記ハウジングの上方位置の水を前記第2収容空間に流下させる通水穴である請求項1に記載のドアロック装置。
- 前記止水手段が、前記第2収容空間の上方位置に対応する前記ハウジングの上面に近接して設けた止水板である請求項1に記載のドアロック装置。
- 前記ハウジングの上面側を覆い、前記ラッチ機構の側に端部を有するカバー部材を備え、前記止水手段を、前記ハウジングの上面側であって前記カバー部材の端部から前記第1収容空間に至るまでの領域に設けてある請求項1から3の何れか一項に記載のドアロック装置。
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