JP2000027514A - 車両ドアラッチユニット - Google Patents

車両ドアラッチユニット

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JP2000027514A
JP2000027514A JP21490698A JP21490698A JP2000027514A JP 2000027514 A JP2000027514 A JP 2000027514A JP 21490698 A JP21490698 A JP 21490698A JP 21490698 A JP21490698 A JP 21490698A JP 2000027514 A JP2000027514 A JP 2000027514A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安価で簡単な構成により、防盗性と防水性を
両立させる。 【構成】 ラッチ16およびラチェット18を備えその
正面側が車両ドア2に接面するように前記車両ドア2に
固定されるラッチボディ13の背面側に、前記車両ドア
2の外側オープンハンドル34に連結されるオープンレ
バー32と、前記車両ドア2のキーシリンダ40および
内側ロックボタン46に連結されるロックレバー33と
を設け、前記オープンレバー32と前記ロックレバー3
3とは外部からの不正なアクセスを遮断する防盗カバー
104で実質的に保護し、前記ラッチボディ13には前
記ラッチ16の回転位置を検出するスイッチ体66を備
えたものにおいて、前記スイッチ体66は前記ラッチボ
ディ13の前記背面側に配置し、前記防盗カバー104
は合成樹脂製で上方に一体的に延設して前記防盗カバー
104の上部110を前記ラッチボディ13の上部11
1に上下方向において重合させた車両ドアラッチユニッ
ト。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両ドアラッチユニッ
トに関するものである。
【0002】
【従来技術】従来、ラッチおよびラチェットを備えその
正面側が車両ドアに接面するように前記車両ドアに固定
されるラッチボディの背面側に、前記車両ドアの外側オ
ープンハンドルに連結されるオープンレバーと、前記車
両ドアのキーシリンダおよび内側ロックボタンに連結さ
れるロックレバーと、モータの動力で回転するとハーフ
ラッチ位置の前記ラッチをフルラッチ位置に回転させ得
るワイヤーレバーとを設け、前記オープンレバーと前記
ロックレバーとは外部からの不正なアクセスを遮断する
防盗カバーで実質的に保護し、前記ラッチボディには前
記ラッチの回転位置を検出するスイッチ体を備えた車両
ドアラッチユニットは公知である。前記スイッチ体は、
車両室内灯のON/OFFや、前記ワイヤーレバーを回
転させる前記モータの制御等に用いられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公知のものでは、
スイッチ体はラッチボディの内部に設けられるときや、
ラッチボディの背面側に露出状態で設けられるときがあ
るが、いずれの場合でも防水対策を施す必要があった。
即ち、ラッチボディの背面側には車両ドアと窓ガラスと
の間の隙間から浸入した雨水が降りかかり、また、ラッ
チボディの内部にはストライカが進入する切欠部から雨
水が浸入するから、これらの場所にスイッチ体を配置す
るときは、防水型のスイッチ体を用いるか、別途防水部
材でスイッチ体を包囲する必要があった。しかし、防水
型のスイッチ体は高価であり、また、別部材の防水部材
を用いるときは、部品代が嵩むと共に組立工程が増加す
る不利が生じる。
【0004】
【発明の目的】そこで、本発明は、スイッチ体を防水す
る部材と、ロックレバー等を不正なアクセスから遮断す
る部材とを一体化したものである。一体化した防盗カバ
ーは、安価で軽量な合成樹脂で形成でき、部品数の増加
および組立工数の増加も伴わないから、全体として有利
な構成となる。
【0005】
【課題を解決するための手段】よって、本発明は、ラッ
チ16およびラチェット18を備えその正面側が車両ド
ア2に接面するように前記車両ドア2に固定されるラッ
チボディ13の背面側に、前記車両ドア2の外側オープ
ンハンドル34に連結されるオープンレバー32と、前
記車両ドア2のキーシリンダ40および内側ロックボタ
ン46に連結されるロックレバー33とを設け、前記オ
ープンレバー32と前記ロックレバー33とは外部から
の不正なアクセスを遮断する防盗カバー104で実質的
に保護し、前記ラッチボディ13には前記ラッチ16の
回転位置を検出するスイッチ体66を備えたものにおい
て、前記スイッチ体66は前記ラッチボディ13の前記
背面側に配置し、前記防盗カバー104は合成樹脂製で
上方に一体的に延設して前記防盗カバー104の上部1
10を前記ラッチボディ13の上部111に上下方向に
おいて重合させた車両ドアラッチユニットとしたもので
ある。
【0006】
【実施例】本発明の一実施例について図により説明する
と、図1は、本発明の実施例に基づいたドアラッチ装置
1を取付けたスイング開閉式の代表的な車両ドア2の内
側面を示している。ドア2は、概略、金属製外板3と金
属製内板4と窓ガラス5とから構成される。前記ラッチ
装置1は、車体(図示なし)に固定されたストライカ6
と係合することによりドア2を閉扉状態に保つラッチユ
ニット7と、ラッチユニット7に完全閉扉用の動力を供
給する動力クローズユニット8とを備える。ラッチユニ
ット7は、外板3と内板4の後端とを掛け渡す金属製後
板9にボルト等で固定される。ラッチユニット7と動力
クローズユニット8とは、動力伝達用の動力ワイヤー1
0と、ラッチユニット7の開扉操作力を動力クローズユ
ニット8に伝達する安全ワイヤー11とで連結される。
詳細は後述するが、動力クローズユニット8は、ドア2
が手動で所定位置(ハーフラッチ位置)まで閉扉される
とラッチユニット7に動力を送り、もって、ラッチユニ
ット7は前記動力を利用してドア2をフルラッチ位置に
移動させて、ドア2を完全閉扉させる。12は前記窓ガ
ラス5の両側をスライド自在に挟持するガラスレールで
ある。
【0007】図3は前記ラッチユニット7の正面を、図
4はその背面を、図5はその縦断面を、また、図6はそ
の左側面を示している。ラッチユニット7はその正面が
前記後板9に接面するようにドア2に取付けられるか
ら、ラッチユニット7の正面は、車体を基準とすると後
方を向くことになるが、以下の説明においては、特にこ
とわりのない限り、ラッチユニット7の正面側を前側と
してある。
【0008】図3〜6において、前記ラッチユニット7
のラッチボディ13は合成樹脂で形成され、全体として
上下方向に長く、その正面側には上部を除いて広い凹部
14が形成される。凹部14内にはU型溝15を備えた
ラッチ16がラッチ軸17により、また、ラチェット1
8がラチェット軸19により回転自在に取付けられる。
ラッチ16はバネ20の弾力で図2において時計回転方
向に付勢され、ラチェット18はバネ21の弾力により
反時計回転方向に付勢されラッチ16の外周面に当接し
ている。ドア2を閉扉方向に移動させると、車体に固定
されたストライカ6は、ラッチボディ13に形成した水
平方向の案内溝22内に進入してラッチ16のU型溝1
5に当接し、ラッチ16を反時計回転させ、ラッチ16
がハーフラッチ位置まで回転すると、ラチェット18は
バネ21の弾力でラッチ16のハーフラッチ段部23に
係合し、ラッチ16がフルラッチ位置まで回転すると、
ラチェット18はラッチ16のフルラッチ段部24に係
合し、もってドア2は完全閉扉となる。25は前記案内
溝22を区画するためにラッチボディ13に形成した後
方膨出部である。
【0009】前記ラッチボディ13の正面には、前記凹
部14を塞ぐように金属製のカバープレート26が固定
され、カバープレート26の下部には下方に伸びる支持
プレート27を延設し、支持プレート27の屈曲部28
に前記動力ワイヤー10の固定具29を係合固定する。
【0010】前記ラッチボディ13の背面側には、ラッ
チボディ13に対して接するように金属製のバックプレ
ート30が設けられ、バックプレート30には所定の間
隔をおいて金属製のブラケット31が取付けられる。バ
ックプレート30とブラケット31との間には、前記ラ
チェット18を前記ラッチ16から離脱させるためのオ
ープンレバー32と、前記ラッチユニット7をロック状
態とアンロック状態に切り替えるロックレバー33とが
設けられる。オープンレバー32は前記ラチェット軸1
9に軸支され、オープンレバー32の左アーム32Aに
はドア2の外側オープンハンドル34に至るロッド35
がロストモーションをもって連結される。
【0011】前記バックプレート30の室内側(図4に
おける右側)は、前記ラッチボディ13から離れる方向
に略直角に屈曲させてサブプレート30Aを形成し、サ
ブプレート30Aにはドア2の内側オープンハンドル3
6に至るワイヤー37に連結されたインナーレバー38
を軸支する。
【0012】前記ロックレバー33は、ロック軸39に
より前記ブラケット31(および/または前記バックプ
レート30)に軸支され、その左端はドア2のキーシリ
ンダ40にワイヤーまたはロッド41を介して連結され
る。ロックレバー33の他端には、後方に突出するピン
42(図6)を設ける。前記サブプレート30Aには、
モータ式アクチュエータ43を固定し、アクチュエータ
43の出力軸44には出力レバー45を取付け、出力レ
バー45に前記ピン42を連結させる。また、出力レバ
ー45にはドア2の内側ロックボタン46に至るワイヤ
ー47を係止しする。
【0013】前記ロックレバー33と前記オープンレバ
ー32との間にはロックリンク48が掛け渡され、ロッ
クリンク48の上部にはオープンレバー32に形成した
長孔49にスライド自在に係合するロックピン50が形
成され、ロックリンク48の下部は軸51でロックレバ
ー33に軸支される。
【0014】図5のように、前記ラチェット軸19には
ラチェットレバー52が軸支され、ラチェットレバー5
2の左アーム52A(図7、8)には前記ラチェット1
8から前記ラッチボディ13の背面側に突出するラチェ
ットピン53を係合させる。ラチェットレバー52の右
アーム52Bは右方に伸びていて、前記インナーレバー
38の回動軌跡上に臨ませ、内側オープンハンドル36
の開扉操作でインナーレバー38が回転すると、これと
係合してラチェットレバー52は反時計回転するように
構成する。ラチェットレバー52が反時計回転すると、
ラチェット18はラチェットピン53を介して回転して
ラッチ16から離脱し、もって、ドア2が開扉される。
【0015】前記ロックレバー33は、周知のように、
前記キーシリンダ40や前記アクチュエータ43や前記
ロックボタン46の作動で回転することで、前記ロック
リンク48をアンロック位置(図7)とロック位置(図
8)とに切り替える。図7のように、ロックリンク48
がアンロック位置にあると、前記ロックピン50は前記
長孔49内を下動して前記ラチェットレバー52の当接
アーム54と対峙する位置となる。この状態で、オープ
ンレバー32が、外側オープンハンドル34の開扉操作
で反時計回転すると、ロックピン50は当接アーム54
に当接してラチェットレバー52を反時計回転させるか
ら、ドア2は開扉される。
【0016】図7のロックレバー33を時計回転させる
と、ロックリンク48のロックピン50は上方に移動し
て、図8のように、当接アーム54から離間したロック
位置に変位する。図8の状態では、ロックピン50が当
接アーム54から離間しているため、オープンレバー3
2の反時計回転では開扉できず、したがって、外側オー
プンハンドル34の開扉操作は無効となる。しかし、図
8の状態で、内側オープンハンドル36の開扉操作でイ
ンナーレバー38を回転させたときは、前記したよう
に、インナーレバー38がラチェットレバー52の右ア
ーム52Bに直接当接してラチェットレバー52を反時
計回転させるから、ロックピン50がロック位置にあっ
ても開扉される。
【0017】前記ロックリンク48のロックピン50の
左側には、つの状に上方に突き出たキャンセル部55が
形成される。キャンセル部55は前記ラチェットレバー
52の左アーム52Aと同じ平面上に配置される。キャ
ンセル部55は、図7のアンロック状態においては、前
記ラチェットレバー52の左アーム52Aの下面から所
定の間隔だけ離間させ、開扉操作によりラチェットレバ
ー52が反時計回転しても左アーム52Aがキャンセル
部55には当接しないようにしてある。しかし、ロック
リンク48をロック位置に切り替えると、図8のよう
に、キャンセル部55は上動して左アーム52Aの下面
に近接する。このため、前記したように、ロック状態に
おいて内側オープンハンドル36の開扉操作でインナー
レバー38を介してラチェットレバー52を反時計回転
させてドア2を開扉させるときは、、同時に、左アーム
52Aがキャンセル部55に当接してロックリンク48
を下動させロックピン50をアンロック位置に変位させ
る。したがって、ラチェットレバー52の回転によりド
ア2の開扉とロック状態の解除とが一回の操作で行え
る。
【0018】前記オープンレバー32の右アーム32B
は、前記ラチェットレバー52の右アーム52Bと重合
するように右方に伸ばして、前記インナーレバー38の
回動軌跡上に臨ませ、内側オープンハンドル36の開扉
操作でインナーレバー38が回転すると、これと係合し
てオープンレバー32が反時計回転するように構成して
ある。前記のように、インナーレバー38の回転でラチ
ェットレバー52を直接回転させてドア2を開扉させる
と共に、ラチェットレバー52の回転でロック状態の解
除を行う構成(ワンモーション開扉構成)は、従来から
広く知られているが、オープンレバー32とラチェット
レバー52の双方がインナーレバー38の回転で回転す
る構成は新規であり、この構成は、後述する動力クロー
ズユニット8に対する安全機構との関係で重要な効果を
奏する。
【0019】前記ラッチボディ13の上部には、図3、
5のように、前記凹部14とは直接には連通していない
収納スペース56が形成される。収納スペース56に
は、前記カバープレート26と前記バックプレート30
とに支持されたワイヤー軸57が収納され、ワイヤー軸
57の後端にはバックプレート30の背面側に位置する
ワイヤーレバー58が回転自在に軸支される。実施例の
ワイヤーレバー58は2枚のプレートを重合させて形成
してあり、その外周縁には前記動力ワイヤー10が嵌合
するワイヤー溝59が設けられ、動力ワイヤー10のケ
ーブルエンド60はワイヤーレバー58に係止される。
ワイヤー軸57の外周には、主体部が収納スペース56
内に納まるようにバネ61を巻回する。バネ61の一端
はラッチボディ13に当接させ、他端はワイヤーレバー
58に係止させ、バネ61の弾力でワイヤーレバー58
を図4において時計回転方向に付勢させる。ワイヤーレ
バー58は、前記動力クローズユニット8の作動により
動力ワイヤー10が牽引されると、図4において反時計
回転し、動力クローズユニット8の作動が停止して動力
ワイヤー10がフリーになると、バネ61の弾力で図4
の初期位置に復帰する。
【0020】前記ラッチ軸17の後端は、図5のよう
に、前記ラッチボディ13の底壁62および前記バック
プレート30を貫通して後方に伸び前記ブラケット31
にカシメ付けられる。バックプレート30とブラケット
31との間のラッチ軸17には、スイッチレバー63の
基部が回転自在に取付けられる。スイッチレバー63の
回動端側には、前記ラッチ16の外周部からラッチボデ
ィ13の円弧スロット64を貫通してラッチボディ13
の背面側に突出するラッチピン65の端部を係止し、ラ
ッチピン65による連結でスイッチレバー63がラッチ
16と一体的に回転するように構成する。なお、前記バ
ネ20は、バックプレート30とブラケット31との間
に配置され、スイッチレバー63を図4において反時計
回転方向に付勢することにより、ラッチ16を図3にお
いて時計回転方向に付勢する。
【0021】前記ラッチボディ13の背面側の上部に
は、前記ラッチ16のアンラッチ位置(開扉位置)と、
ハーフラッチ位置と、フルラッチ位置とを検出するため
のスイッチ体66が設けられるが、スイッチ体66は前
記ガラスレール12と干渉しないようにラッチボディ1
3の隅に取付けられる。つまり、前記ガラスレール12
は、前記ラッチユニット7を前記ドア2に取付けると、
図2のように、ラッチユニット7の背面側の左右の中央
に位置することになり、図5の実施例においては、前記
ラッチ軸17および前記ラチェット軸19は共にラッチ
ユニット7の左右の略中央に配置されているため、ガラ
スレール12は、ラッチ軸17とラチェット軸19とを
結ぶ線上に臨むと看做すことができる。したがって、こ
の部分のラッチユニット7の前後方向の厚さは極力薄く
することが望まれる。このため、本実施例では、スイッ
チ体66は、ラッチユニット7の前後方向においてガラ
スレール12と重合しないように、ラッチボディ13の
側方に取付ける。また、スイッチ体66は、前記ワイヤ
ーレバー58が回転しても、これと前後方向において重
合しないようにもしてある。
【0022】図4のラッチユニット7は開扉状態を示し
ており、ドア2を閉扉方向に手動で移動させて前記ラッ
チ16が前記ストライカ6との係合により回転すると、
ラッチ16と連動する前記スイッチレバー63は、図4
において時計回転し、ラッチ16が開扉位置からハーフ
ラッチ位置まで回転すると、スイッチレバー63の凸部
67は、スイッチ体66の接触アーム68に当接してス
イッチ体66をONにし、ラッチ16がフルラッチ位置
を過ぎて多少余剰回転すると凸部67は接触アーム68
から離間してスイッチ体66をOFFに戻す。このスイ
ッチ体66のON/OFFによりラッチ16の位置が監
視され、前記動力クローズユニット8はラッチ16が開
扉位置からハーフラッチ位置に変位してスイッチ体66
がONになると作動し、ラッチ16がフルラッチ位置を
過ぎてスイッチ体66がOFFになると、作動を停止す
る。
【0023】前記ラッチ16が手動閉扉により開扉位置
からハーフラッチ位置に至ると、前記ラッチピン65
は、図4の実線位置から仮想位置に変位する。この仮想
位置のラッチピン65は、前記ワイヤーレバー58の押
圧面69の回転軌跡上に臨む。このため、ラッチ16の
ハーフラッチ位置への変位で前記動力クローズユニット
8が作動して前記ワイヤーレバー58が図4において反
時計回転すると、押圧面69はラッチピン65と当接し
(図9参照)、更にワイヤーレバー58が回転すると、
図10のようにラッチ16はフルラッチ位置に変位し、
ドア2の完全閉扉が行われる。したがって、ドア2の閉
扉力が弱くて、ドア2が完全には閉まらなかったとき、
つまり、ドア2がハーフラッチ状態で停止してしまって
も、ドア2を閉め直す必要はなくなる。なお、動力クロ
ーズユニット8は、図10の状態では作動を停止せず、
ラッチ16が余剰回転してスイッチ体66がOFFにな
ると作動を停止する。
【0024】本実施例においては、前記ワイヤーレバー
58が取付けられるラッチユニット7の上部側の厚さを
極力薄くすることに相当の工夫を凝らしてある。その第
1は、動力ワイヤー10の牽引により回転したワイヤー
レバー58を初期位置に復帰させるバネ61を前記収納
スペース56内に収納した点である。収納スペース56
はラッチボディ13を厚さを利用して形成されているだ
けであるから、ラッチユニット7の厚さを増さずにバネ
61を取付けることができる。第2は、ラッチボディ1
3の上部側の厚さ自体を薄くしたことである。本実施例
のラッチボディ13では、ラッチ16等を収納する凹部
14の深さは従来のものと同じであるが、凹部14の底
面を構成する底壁62の厚さは、従来のものに比べて薄
くなっている。本実施例の底壁62は、その内部にバネ
等を収納させないため、ラッチボディ13の強度を保証
できる厚さまで薄くすることができる。第3は、後方膨
出部25より上部の底壁62の背面には凸部を形成せ
ず、かつ、スイッチ体66をワイヤーレバー58の回転
軌跡と前後方向において重合しない位置に配置したこと
である。このため、ワイヤーレバー58を、ラッチボデ
ィ13(バックプレート30)の背面に接するように近
接させることができる。これらにより、ラッチユニット
7の上部側、特に、カバープレート26とワイヤーレバ
ー58との間の厚さを薄くできる。このため、図5およ
び図11のように、上部がドア2を基準として後方に傾
斜した状態でドア2に固定されるガラスレール12に、
ラッチユニット7の下部側を接するように配置しても、
ラッチユニット7の上部側がガラスレール12と干渉す
ることがなくなり、したがって、ガラスレール12の設
置の自由度が高くなる。
【0025】図4において、前記オープンレバー32の
左アーム32Aには、ピン70により安全リンク71の
上端を軸支し、安全リンク71の下端は軸72により安
全レバー73の一端に軸支する。安全レバー73は軸7
4で前記ブラケット31に軸支する。ブラケット31の
下端部には屈曲部75を形成し、屈曲部75には前記安
全ワイヤー11の固定具76を係合固定し、安全ワイヤ
ー11のケーブルエンド77は、安全レバー73の他端
に係止させる。この構成により、オープンレバー32が
外側オープンハンドル34または内側オープンハンドル
36のいずれかの操作により回転すると、安全リンク7
1および安全レバー73を介して安全ワイヤー11が牽
引される。安全ワイヤー11が牽引されると、前記動力
クローズユニット8により牽引される動力ワイヤー10
はフリー状態になって、ドア2の閉扉を停止することが
できる。これが前記安全機構であり、前記安全機構はオ
ープンレバー32の回転で作動する。オープンレバー3
2の右アーム32Bをインナーレバー38と係合可能に
構成したのは、内側オープンハンドル36でオープンレ
バー32を回転させることができるようにするためであ
る。
【0026】次に、前記動力クローズユニット8の構造
を図12〜16を用いて説明する。動力クローズユニッ
ト8のベースプレート78は、ドア2の内部空間の下方
位置で前記ラッチユニット7の近傍位置に固定され、よ
り好適には、ドア2の窓ガラス5の下降限界位置よりも
更に下方に配置させる。ベースプレート78には、略扇
状の出力部材79が支持軸80により回転自在に取付け
られ、出力部材79の外周部には、モータ部81の歯車
82が噛合するギア部83が形成される。支持軸80に
はウインチレバー84が出力部材79と重合するように
回転自在に取付けられる。ウインチレバー84の一端側
は支持軸80を中心とする扇状に形成され、その外周縁
には前記動力ワイヤー10が掛け回られるワイヤー溝8
5を形成する。
【0027】前記ウインチレバー84と前記出力部材7
9との間には、前記支持軸80が貫通するスロット86
を備えた連結部材87が設けられる。連結部材87の先
端には、連結部材87の両側に突出する連結ピン88を
固定する。出力部材79には連結ピン88と係合可能の
U字型係合溝89が設けられ、ウインチレバー84の他
端には他方の連結ピン88が係合するスロット90が設
けられる。連結部材87の突起91と、ウインチレバー
84の突起92との間にはバネ93を設け、バネ93の
弾力で連結部材87の連結ピン88を支持軸80に近付
く方向に付勢させ、連結ピン88と出力部材79の係合
溝89との係合を保持させる。ウインチレバー84は、
前記ラッチユニット7のバネ61の弾力により動力ワイ
ヤー10が引っ張られることにより、図12において反
時計回転方向に付勢される。
【0028】前記出力部材79は、モータ部81が非作
動のときは(待機状態)、図12に示した位置にあり、
この状態で、前記ラッチ16が開扉位置からハーフラッ
チ位置になって、スイッチ体66がハーフラッチ状態を
検出すると、モータ部81が作動して出力部材79を時
計回転させる。すると、出力部材79の係合溝89が連
結部材87の連結ピン88と係合しているため、連結部
材87も時計回転し、かつ、連結ピン88とウインチレ
バー84のスロット90との係合により、ウインチレバ
ー84も時計回転し、動力ワイヤー10を巻き取り、ラ
ッチユニット7のワイヤーレバー58を図4において反
時計回転させる。これにより、前記したように、ワイヤ
ーレバー58の押圧面69はラッチピン65と当接し、
更にワイヤーレバー58が回転すると、ラッチ16はフ
ルラッチ位置に動力により変位し、ドア2の完全閉扉が
行われる。
【0029】前記ベースプレート78には軸94、95
によりキャンセルレバー96および中間レバー97が軸
支される。キャンセルレバー96の第1アーム98と中
間レバー97とはピン99で連結され、中間レバー97
には、安全ワイヤー11のケーブルエンド100を係止
する。安全ワイヤー11に中間レバー97を介して連結
されたキャンセルレバー96は、外側オープンハンドル
34または内側オープンハンドル36の開扉操作により
オープンレバー32が回転すると、安全ワイヤー11が
牽引されて軸94を中心に時計回転する。
【0030】前記キャンセルレバー96の第2アーム1
01は、前記出力部材79と重合するように配置され、
第2アーム101には前記軸94を中心とする円弧スロ
ット102が形成され、円弧スロット102には前記支
持軸80が挿通される。キャンセルレバー96の回動範
囲は、スロット102と支持軸80との間の遊び幅によ
り規定される。第2アーム101は、前記オープンハン
ドル34、36が操作されていないときは、図12の位
置にあって、第2アーム101は、軸94の近傍部分を
除いて出力部材79と実質的に重合している。第2アー
ム101の側面には、円弧状のキャンセルカム面103
が形成され、キャンセルカム面103はオープンレバー
32の回転で安全ワイヤー11が牽引されると、支持軸
80から離れる方向に移動する。このため、出力部材7
9がモータ部81の動力により回転しているときに、外
側オープンハンドル34または内側オープンハンドル3
6のいずれかを開扉操作すると、オープンレバー32が
回転してキャンセルカム面103は、図13のように連
結部材87の連結ピン88に当接し、連結部材87をバ
ネ93の弾力に抗してスライドさせる。この結果、連結
ピン88は出力部材79の係合溝89から離脱して、出
力部材79と連結部材87との連結は解除される。これ
は、動力クローズユニット8の動力経路が切断されたこ
とを意味し、したがって、ラッチ16のフルラッチ方向
への回転はストップする。このように、オープンハンド
ル34、36を開扉操作により、動力経路が切断される
ため、緊急時でも簡単確実に動力クローズユニット8の
作動を停止させることができる。
【0031】前記ラッチユニット7の背面側には、図1
7、18に示したように、樹脂製の防盗カバー104を
取付ける。防盗カバー104は、前記ラッチボディ13
の背面側を包囲する主ケース105と、ラッチボディ1
3から後方に伸びたサブプレート30Aを包囲する副ケ
ース106とから構成され、主ケース105によって、
ワイヤーレバー58、オープンレバー32、ロックレバ
ー33、スイッチ体66等のラッチボディ13の背面側
に設けられる部品がカバーされ、副ケース106によっ
て、サブプレート30Aに取付けられるインナーレバー
38およびアクチュエータ43の出力レバー45等の室
外側がカバーされる。前記主ケース105には、外側オ
ープンハンドル34に至るロッド35およびキーシリン
ダ40に至るロッド41の通路となる開口部107が設
けられる。
【0032】前記主ケース105は、従来と同様に、オ
ープンレバー32やロックレバー33の背面側を囲うこ
とにより、オープンレバー32やロックレバー33への
外部からの不正なアクセスを遮断するだけでなく、主ケ
ース105の上部110は上方に一体的に延設して、ラ
ッチボディ13の上部111と上下方向において重合さ
せ、主ケース105の上部110とラッチボディ13の
上部111との間に防水効果を持たせる。これにより、
ドア2内に浸入した雨水がラッチユニット7の上部に降
りかかっても、内部の部品が雨水に浸ることは防止さ
れ、したがって、ラッチユニット7の上部に設けられる
スイッチ体66に防水性を持たせることは不要となる。
このように、本発明のカバー104は、防盗性と防水性
の2つの機能を兼ねことになる。
【0033】また、防盗ケース104による防水効果を
高めるために、図19のように、ラッチボディ13の上
部111には鍔部109を一体的に形成し、防盗ケース
104の上部110と鍔部109との間をシール部材1
08でシールしたり、図20のように、防盗ケース10
4の上部110に鍔部109に係合する溝部112を一
体的に形成してもよい。
【0034】
【作用】図8のロック状態において、内側オープンハン
ドル36の開扉操作によりインナーレバー38を回転さ
せると、インナーレバー38はラチェットレバー52の
右アーム52Bに当接して、ラチェットレバー52を反
時計回転させてドア2を開扉させる。同時に、ラチェッ
トレバー52の回転により、ラチェットレバー52の左
アーム52Aは、ロックリンク48のキャンセル部55
に当接してロックリンク48を下動させロックピン50
をアンロック位置に変位させる。したがって、内側オー
プンハンドル36の開扉操作によりドア2の開扉とロッ
ク状態の解除とが一回の操作で行える(ワンモーション
開扉)。
【0035】しかして、ドア2を閉扉方向に移動させる
と、車体に固定のストライカ6は、ラッチボディ13内
に進入してラッチ16のU型溝15と当接して、ラッチ
16を開扉位置からハーフラッチ位置を経由してフルラ
ッチ位置に回転させ、フルラッチ位置のラッチ16のフ
ルラッチ段部24にラチェット18が係合すると、ドア
2は完全閉扉となる。
【0036】しかし、閉扉力が弱いと、ラッチ16はス
トライカ6との係合によりハーフラッチ位置までしか回
転しないときがある。このようなときは、ラッチ16を
動力クローズユニット8によりハーフラッチ位置からフ
ルラッチ位置に変位させる。つまり、ラッチ16がハー
フラッチ位置に至ると、ラッチ16にラッチピン65で
連結されたスイッチレバー63もハーフラッチ位置に回
転し、スイッチレバー63の凸部67は、スイッチ体6
6の接触アーム68に当接する。これにより、スイッチ
体66はハーフラッチ位置を検出し、動力クローズユニ
ット8のモータ部81を作動させて出力部材79を図1
2において時計回転させる。すると、出力部材79の係
合溝89が連結ピン88と係合しているため、連結部材
87も時計回転し、かつ、連結ピン88とスロット90
との係合により、ウインチレバー84も時計回転して動
力ワイヤー10を巻き取り、ラッチユニット7のワイヤ
ーレバー58を図4において反時計回転させる。これに
より、ワイヤーレバー58の押圧面69はラッチピン6
5と当接し(図9)、更にワイヤーレバー58が回転す
ると、ラッチ16は図10のようにフルラッチ位置に動
力により変位し、ドア2の完全閉扉が行われる。
【0037】前記動力クローズユニット8による閉扉中
に、万一手等を挟んだときは、直ちに、外側オープンハ
ンドル34を開扉操作する。すると、オープンレバー3
2が回転し、オープンレバー32の回転により安全リン
ク71および安全レバー73を介して安全ワイヤー11
を巻き上げる。これにより、動力クローズユニット8の
キャンセルレバー96は図13のように時計回転して、
キャンセルカム面103は連結部材87の連結ピン88
に当接し、連結部材87をバネ93の弾力に抗してスラ
イドさせ、連結ピン88を出力部材79の係合溝89か
ら離脱させる。これにより、出力部材79と連結部材8
7との連結は解除されて、動力クローズユニット8の動
力伝達は停止し、動力ワイヤー10はフリーとなってそ
れ以上のドア2の閉扉は中断される。このとき、本発明
では、ワンモーション開扉の構成を採用しているが、オ
ープンレバー32の右アーム32Bを右方に延長して、
インナーレバー38と係合可能にしているため、内側オ
ープンハンドル36の開扉操作によってもオープンレバ
ー32を回転させることができるから、内側オープンハ
ンドル36によっても動力ワイヤー10をフリーにする
ことができる。
【0038】前記スイッチ体66は、動力クローズユニ
ット8の制御のほか、車両の室内灯の制御等にも使用で
きる。
【0039】
【発明の効果】以上のように、本発明は、ラッチ16お
よびラチェット18を備えその正面側が車両ドア2に接
面するように前記車両ドア2に固定されるラッチボディ
13の背面側に、前記車両ドア2の外側オープンハンド
ル34に連結されるオープンレバー32と、前記車両ド
ア2のキーシリンダ40および内側ロックボタン46に
連結されるロックレバー33とを設け、前記オープンレ
バー32と前記ロックレバー33とは外部からの不正な
アクセスを遮断する防盗カバー104で実質的に保護
し、前記ラッチボディ13には前記ラッチ16の回転位
置を検出するスイッチ体66を備えたものにおいて、前
記スイッチ体66は前記ラッチボディ13の前記背面側
に配置し、前記防盗カバー104は合成樹脂製で上方に
一体的に延設して前記防盗カバー104の上部110を
前記ラッチボディ13の上部111に上下方向において
重合させた車両ドアラッチユニットとしたため、スイッ
チ体を防水する部材と、ロックレバー等を不正なアクセ
スから遮断する部材とを一体化でき、一体化した防盗カ
バーは、安価で軽量な合成樹脂で形成でき、部品数の増
加および組立工数の増加も伴わないから、全体として有
利な構成となる。また、前記装置において、前記ラッチ
ボディ13の前記上部111には鍔部109を設け、前
記防盗カバー104の前記上部110には前記鍔部10
9に係合する溝部112を形成した車両ドアラッチユニ
ット、または、前記ラッチボディ13の前記上部111
には鍔部109を設け、前記防盗カバー104の前記上
部110と前記鍔部109との間には防水用のシール部
材108を設けた車両ドアラッチユニットとしたため、
確実な防水効果を期待できる。また、前記装置におい
て、前記ラッチボディ13には前記ラッチボディ13の
側部から後方に伸びる金属製のプレート30Aを取付
け、前記プレート30Aには前記車両ドア2の内側オー
プンハンドル36に接続されるインナーレバー38を軸
支し、前記防盗カバー104には、前記インナーレバー
38の室外側を囲う副ケース106を一体的に形成した
車両ドアラッチユニットとしたため、更なる防盗効果を
期待できる。また、前記装置において、前記ラッチボデ
ィ13の背面側には前記防盗カバー104で後方が包囲
されモータ81の動力で回転するとハーフラッチ位置の
前記ラッチ16をフルラッチ位置に回転させ得るワイヤ
ーレバー58を設けた車両ドアラッチユニットとしたた
め、動力閉扉用のラッチユニット7にも対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 車両ドアと本発明によるラッチ装置の関係を
示す側面図。
【図2】 窓がラストラッチユニットの関係を示す横断
面図。
【図3】 前記ラッチユニットの正面図。
【図4】 前記ラッチユニットの背面図。
【図5】 前記ラッチユニットの展開縦断面。
【図6】 前記ラッチユニットの左側面図。
【図7】 アンロック状態を示す関係図。
【図8】 ロック状態を示す関係図。
【図9】 ハーフラッチ位置のラッチとワイヤーレバー
を示す説明図。
【図10】 フルラッチ位置のラッチとワイヤーレバー
を示す説明図。
【図11】 前記ラッチユニットの取付状態を示す縦断
側面図。
【図12】 動力クローズユニットの正面図。
【図13】 動力クローズユニットの作動中にキャンセ
ルレバーを回転させた状態を示す説明図。
【図14】 動力クローズユニットの断面図。
【図15】 ウインチレバーの正面図。
【図16】 連結部材の正面図。
【図17】 防盗カバーを取付けたラッチユニットの背
面図。
【図18】 防盗カバーを取付けたラッチユニットの右
側面図。
【図19】 防盗カバーと防水シールとラッチボディを
示す一部断面図。
【図20】 防盗カバーとラッチボディを示す別の実施
例図。
【符号の説明】
1…ドアラッチ装置、2…車両ドア、3…金属製外板、
4…金属製内板、5…窓ガラス、6…ストライカ、7…
ラッチユニット、8…動力クローズユニット、9…金属
製後板、10…動力ワイヤー、11…安全ワイヤー、1
2…ガラスレール、13…ラッチボディ、14…凹部、
15…U型溝、16…ラッチ、17…ラッチ軸、18…
ラチェット、19…ラチェット軸、20、21…バネ、
22…案内溝、23…ハーフラッチ段部、24…フルラ
ッチ段部、25…後方膨出部、26…カバープレート、
27…支持プレート、28…屈曲部、29…固定具、3
0…バックプレート、30A…サブプレート、31…ブ
ラケット、32…オープンレバー、32A…左アーム、
32B…右アーム、33…ロックレバー、34…外側オ
ープンハンドル、35…ロッド、36…内側オープンハ
ンドル、37…ワイヤー、38…インナーレバー、39
…ロック軸、40…キーシリンダ、41…ロッド、42
…ピン、43…アクチュエータ、44…出力軸、45…
出力レバー、46…内側ロックボタン、47…ワイヤ
ー、48…ロックリンク、49…長孔、50…ロックピ
ン、51…軸、52…ラチェットレバー、52A…左ア
ーム、52B…右アーム、53…ラチェットピン、54
…当接アーム、55…キャンセル部、56…収納スペー
ス、57…ワイヤー軸、58…ワイヤーレバー、59…
ワイヤー溝、60…ケーブルエンド、61…バネ、62
…底壁、63…スイッチレバー、64…円弧スロット、
65…ラッチピン、66…スイッチ体、67…凸部、6
8…接触アーム、69…押圧面、70…ピン、71…安
全リンク、72…軸、73…安全レバー、74…軸、7
5…屈曲部、76…固定具、77…ケーブルエンド、7
8…ベースプレート、79…出力部材、80…支持軸、
81…モータ部、82…歯車、83…ギア部、84…ウ
インチレバー、85…ワイヤー溝、86…スロット、8
7…連結部材、88…連結ピン、89…U字型係合溝、
90…スロット、91、92…突起、93…バネ、9
4、95…軸、96…キャンセルレバー、97…中間レ
バー、98…第1アーム、99…ピン、100…ケーブ
ルエンド、101…第2アーム、102…円弧スロッ
ト、103…キャンセルカム面、104…防盗カバー、
105…主ケース、106…副ケース、107…開口
部、108…シール部材、109…鍔部、110、11
1…上部、112…溝部。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年10月21日(1998.10.
21)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【図7】
【図14】
【図1】
【図3】
【図5】
【図8】
【図9】
【図19】
【図20】
【図4】
【図10】
【図11】
【図15】
【図6】
【図12】
【図16】
【図17】
【図13】
【図18】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラッチ16およびラチェット18を備え
    その正面側が車両ドア2に接面するように前記車両ドア
    2に固定されるラッチボディ13の背面側に、前記車両
    ドア2の外側オープンハンドル34に連結されるオープ
    ンレバー32と、前記車両ドア2のキーシリンダ40お
    よび内側ロックボタン46に連結されるロックレバー3
    3とを設け、前記オープンレバー32と前記ロックレバ
    ー33とは外部からの不正なアクセスを遮断する防盗カ
    バー104で実質的に保護し、前記ラッチボディ13に
    は前記ラッチ16の回転位置を検出するスイッチ体66
    を備えたものにおいて、前記スイッチ体66は前記ラッ
    チボディ13の前記背面側に配置し、前記防盗カバー1
    04は合成樹脂製で上方に一体的に延設して前記防盗カ
    バー104の上部110を前記ラッチボディ13の上部
    111に上下方向において重合させた車両ドアラッチユ
    ニット。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記ラッチボディ1
    3の前記上部111には鍔部109を設け、前記防盗カ
    バー104の前記上部110には前記鍔部109に係合
    する溝部112を形成した車両ドアラッチユニット。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記ラッチボディ1
    3の前記上部111には鍔部109を設け、前記防盗カ
    バー104の前記上部110と前記鍔部109との間に
    は防水用のシール部材108を設けた車両ドアラッチユ
    ニット。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3のいずれか1つにお
    いて、前記ラッチボディ13には前記ラッチボディ13
    の側部から後方に伸びる金属製のプレート30Aを取付
    け、前記プレート30Aには前記車両ドア2の内側オー
    プンハンドル36に接続されるインナーレバー38を軸
    支し、前記防盗カバー104には、前記インナーレバー
    38の室外側を囲う副ケース106を一体的に形成した
    車両ドアラッチユニット。
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項4のいずれか1つにお
    いて、前記ラッチボディ13の背面側には前記防盗カバ
    ー104で後方が包囲されモータ81の動力で回転する
    とハーフラッチ位置の前記ラッチ16をフルラッチ位置
    に回転させ得るワイヤーレバー58を設けた車両ドアラ
    ッチユニット。
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