JP2010195162A - ステアリングホイール - Google Patents
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Abstract
【解決手段】隣り合う2つの特定スポーク部芯金25,26のリム部芯金21に対する各連結部分であって変形予定部31を含むスポーク部側連結部28と、リム部芯金21の各特定スポーク部芯金25,26に対する連結部分であるリム部側連結部29とを、軟質樹脂により形成された軟質部で被覆する。リム部芯金21について、両軟質部にて挟まれた箇所を、硬質樹脂により形成された硬質部41で被覆し、同硬質部41の外表面に液圧転写法による加飾部42を形成する。さらに、各軟質部及び硬質部41の端部41Bを、硬質樹脂により中空状に形成されたカバー部材で覆い、各カバー部材に軟質層を介して表皮を被せる。
【選択図】図4
Description
ここで、各特定スポーク部芯金25,26とリム部芯金21との連結部分は、次の2つの部分からなる。1つは、図5に示すように、特定スポーク部芯金25,26においてリム部芯金21に連結される部分(以下、「スポーク部側連結部28」という)である。もう1つは、リム部芯金21において各特定スポーク部芯金25,26に連結される部分(以下、「リム部側連結部29」という)である。
特定スポーク部芯金25,26毎のスポーク部側連結部28及びリム部側連結部29は、図6に示すように、ポリウレタン(PU)等の軟質樹脂によって形成された軟質部35で被覆されている。各軟質部35は、大きくは次の2つの部分に区別することができる。1つは、スポーク部側連結部28を被覆している部分(以下、「スポーク部側軟質部36」という)であり、もう1つは、リム部側連結部29を被覆している部分(以下、「リム部側軟質部37」という)である。軟質部35毎のスポーク部側軟質部36において、スポーク部側連結部28と干渉しない複数箇所(図6では2箇所)には、貫通孔38があけられている。各スポーク部側軟質部36は、後述する硬質部41側の側面36Aに凹状部分39を有している。
図6及び図11の少なくとも一方に示すように、リム部芯金21において、各軟質部35及び各軟質層55を挟んで硬質部41とは反対側となる箇所には、前記軟質部35と同一材料からなる第2軟質部57が形成されている。この第2軟質部57は、軟質部35と一緒に形成されたものであって、皮革等からなる第2表皮58によって覆われている。
図1及び図7の少なくとも一方に示すように、ステアリングホイール10において、特定スポーク部芯金25,26毎のスポーク部側連結部28及びリム部側連結部29に対応する箇所(スポーク部15及びリム部13の繋ぎ部分)の外形形状は、各軟質部35と硬質部41の端部41Bとを覆う硬質樹脂製のカバー部材44,45によって決定される。同外形形状は、従来技術(図16参照)とは異なり、軟質部35によっては決定されない。カバー部材44,45の外形形状は、軟質部35を覆うものであればよく、それ以外には特に制約を受けない。従って、ステアリングホイール10において、スポーク部側連結部28及びリム部側連結部29に対応する箇所(スポーク部15及びリム部13の繋ぎ部分)の外形形状についてのデザインの自由度は、軟質部35による制約を受ける従来技術よりも大幅に高くなる。
(1)変形予定部31の設定されたスポーク部側連結部28とリム部側連結部29とを被覆する軟質部35に対し、硬質樹脂により中空状に形成されたカバー部材44,45を、同軟質部35を覆った状態で装着し、軟質部35とカバー部材44,45との間に空隙Gを生じさせている。そのため、変形予定部31の変形特性を阻害することなく、スポーク部側連結部28及びリム部側連結部29に対応する箇所(スポーク部15及びリム部13の繋ぎ部分)の外形形状についてのデザインの自由度を高めることができる。
・第2表皮58の軟質層55側の端部58Aと、表皮56の第2軟質部57側の端部56Aとを、前述した溝部59内に押し込んで係止する構成(木目込み)に代えて、縫合により相互に結合してもよい。この態様で、第2表皮58の端部58Aと、表皮56の端部56Aとが結合されても、両端部56A,58Aを溝部59に係止する上記実施形態と同様に、軟質層55上の表皮56に触れた場合や、第2軟質部57上の第2表皮58に触れた場合とは異なる感触を乗員に感じさせる。そのため、この場合には端部56Aと端部58Aとを、軟質層55と第2軟質部57との境界部分で縫合することが望ましい。このように変更しても、上記実施形態と同様の作用及び効果が得られる。なお、この場合には、溝部59を設けても設けなくてもよい。
・本発明は、車両に限らず、航空機、船舶等の他の乗り物における操舵装置のステアリングホイールに適用することもできる。この場合、車両には、自家用車に限らず各種産業車両も含まれる。
Claims (8)
- リム部の骨格をなす環状のリム部芯金と、スポーク部の骨格をなし、かつ前記リム部芯金に連結された複数のスポーク部芯金とが備えられ、複数の前記スポーク部芯金について隣り合う2つがそれぞれ特定スポーク部芯金とされ、
前記特定スポーク部芯金毎の前記リム部芯金に対する連結部分には、衝撃に応じて変形し得る変形予定部が設定され、
前記各特定スポーク部芯金の前記リム部芯金に対する連結部分であって前記変形予定部を含むスポーク部側連結部と、前記リム部芯金の前記各特定スポーク部芯金に対する連結部分であるリム部側連結部とが、軟質樹脂により形成された軟質部で被覆され、
前記リム部芯金について、前記両軟質部にて挟まれた箇所は、硬質樹脂により形成された硬質部で被覆され、さらに、前記硬質部の外表面には液圧転写法による加飾部が形成されたステアリングホイールにおいて、
少なくとも前記各軟質部には、硬質樹脂により中空状に形成されたカバー部材が、同軟質部を覆った状態で装着され、さらに、前記各カバー部材の外側には、軟質層を介して表皮が被せられていることを特徴とするステアリングホイール。 - 前記各軟質部は、前記硬質部側の側面に凹状部分を有している請求項1に記載のステアリングホイール。
- 前記各軟質部は、前記硬質部及び前記加飾部の形成された前記リム部芯金と前記スポーク部芯金とが配置された金型内であって、前記スポーク部側連結部の周りの成形空間及び前記リム部側連結部の周りの成形空間に前記軟質部の成形材料が供給されることにより、前記硬質部に接した状態で成形されるものであり、
前記各軟質部の成形は、前記金型内に組み込まれた環状のシール部材を前記硬質部の端部の外周面に密着させた状態で行なわれるものであり、
前記凹状部分は、前記シール部材の一部が前記スポーク部側連結部の周りの前記成形空間に入り込んだ状態の前記金型により前記軟質部が成形される過程で形成されるものである請求項2に記載のステアリングホイール。 - 前記カバー部材は、前記軟質部に対し、前記硬質部の前記軟質部側の端部を覆った状態で装着される請求項1〜3のいずれか1つに記載のステアリングホイール。
- 前記各カバー部材のうち、前記スポーク部側連結部を覆う箇所の前記硬質部側の側面と、前記リム部側連結部を覆う箇所の前記硬質部側の側面とが、略同一面上に形成されている請求項1〜4のいずれか1つに記載のステアリングホイール。
- 前記リム部芯金において、前記各軟質層を挟んで前記硬質部とは反対側となる箇所には、第2表皮により覆われた第2軟質部が形成され、
前記第2表皮の前記軟質層側の端部と、前記軟質層上の前記表皮の前記第2軟質部側の端部とは、同軟質層及び前記第2軟質部の境界部分で相互に結合されている請求項1〜5のいずれか1つに記載のステアリングホイール。 - 前記第2表皮の前記軟質層側の端部と、前記表皮の前記第2軟質部側の端部とは、縫合により相互に結合されている請求項6に記載のステアリングホイール。
- 前記軟質部及び前記第2軟質部の境界部分には溝部が形成されており、
前記第2表皮の前記軟質層側の端部と、前記表皮の前記第2軟質部側の端部とは、前記溝部内に係止されることにより相互に結合されている請求項6に記載のステアリングホイール。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013189051A (ja) * | 2012-03-13 | 2013-09-26 | Nippon Plast Co Ltd | ステアリングホイール |
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JP2004210292A (ja) * | 2004-04-23 | 2004-07-29 | Toyoda Gosei Co Ltd | ステアリングホイールの製造方法 |
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2009
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