JP2008074241A - 装飾部品 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】芯材5と、この芯材5に間隙6を設けて対向配置されるフィニッシャ4とを有し、間隙6に発泡樹脂7が介在された装飾部品であって、フィニッシャ4が、芯材5に向けて突出するボス部材42を有する手段とした。
【選択図】図1
Description
また、このような車両用内装部品に、本体の表面材とは別に、その一部に木目模様の加飾が施された表面材とは別体のフィニッシャを設けたものが知られている。
しかも、フィニッシャに爪形状部分を一体に形成する場合、爪形状部分の係合方向が型開き方向と異なることから、爪形状部分の数だけ金型にスライド機構が必要になり、金型費用が高くなる。さらに、フィニッシャの爪形状部分と内装部品の係合対象の芯材などとの間で寸法誤差を許容する必要があるため、フィニッシャと内装部品との表面の合わせ目部分に、寸法誤差を吸収するための面差を設定する必要があり、面差の無い外観に比べて、外観品質が劣る。
そして、発泡樹脂が硬化すると、芯材とフィニッシャとが、発泡樹脂と一体化される。
よって、フィニッシャとして、表面材の一部のみに設けられた裏面の表面積が小さいものを用いても、発泡樹脂に強固に結合されて、発泡樹脂から剥がれにくく、ボスを設けない場合に比べて、耐久性が高くなる。
この実施の形態の装飾部品は、芯材(5)と、この芯材(5)に間隙(6)を設けて対向配置されるフィニッシャ(4)と、を有し、前記芯材(5)とフィニッシャ(4)との間隙(6)に、発泡樹脂(7)が介在された装飾部品であって、前記フィニッシャ(4)は、前記芯材(5)に向けて突出するボス(42)を有することを特徴とする装飾部品である。
実施例1のドアトリムAは、図3に示す自動車のドアDRの車室RM側の表面を覆って取り付けられている。
すなわち、ドアトリムAの車室RM側の表面が、合皮状の加飾が施された表皮材2と布状の加飾が施された表皮材3と木目状の加飾が施されたフィニッシャ4とにより覆われている(図3参照)。一方、ドアトリムAの、ドアDRの内部IN側を向いた裏面は、芯材5により覆われている。
フィニッシャ本体41は、樹脂により板状に形成され、表面に木目模様の加飾が施されている。
なお、ベース部42aにおいてフィニッシャ本体41の近傍の基端部には、フィニッシャ本体41の表面41aにヒケが生じるのを抑制する薄肉部42d,42dが形成されている。
さらに、ボス部42cには、先端から図において符号Lで示す範囲の内外周に、発泡樹脂7に対する離型処理が施されており、この符号Lで示す範囲を、以下、離型性処理用域Lと称する。なお、離型処理は、図示を省略した離型材を塗布したり、離型性を有した素材を含浸させたりすることで行うことができる。
まず、図示を省略した金型のキャビティにフィニッシャ4をセットし、さらに、フィニッシャ4に対して、表皮材2,3および芯材5を、図1に示す位置関係となるようにセットする。このとき、フィニッシャ4には、芯材5などに係合させる部分が設けられていないため、フィニッシャ4は、係合部分による寸法上の制約を受けることなく、表皮材2と面一に配置できる。
このとき、ボス部42cの先端と芯材5との間に、微小隙間8を設定しているため、フィニッシャ4と芯材5とに、それぞれ精度のばらつきがあったり、金型セット時の位置のばらつきがあったりしても、この微小隙間8でこれらのばらつきを吸収でき、型締め時に両者5,42cが干渉して破壊されるのを防止できる。
以上の工程を経てドアトリムAが形成される。
しかも、上述のように使用者が車室RM側からフィニッシャ4を押した場合の発泡樹脂7の変形量が少ないことから、芯材5から得られる反力が、表皮材2,3を押した場合に比べて、大きくなる。このため、使用者に対して、合皮状や布状の加飾が施された表皮材2,3の部分は、反力が小さく柔らかな質感を与えることができるのに対して、木目の加飾が施されたフィニッシャ4は、反力が大きく硬い質感を与えることができる。このように、外観に応じた質感を与えることができ、ボス部材42を設けずに、表皮材2,3と略均等な反力である場合に比べて、品質向上を図ることができる。
このようにフィニッシャ4を剥がした場合、発泡樹脂7においてフィニッシャ4と一体となっている部分がフィニッシャ4と共に剥がれる。図1において、点線aは、発泡樹脂7の剥がれる位置の一例を示している。また、発泡樹脂7において、ボス部42cの離型処理領域Lの部分は、ボス部42cから離型して、フィニッシャ4と共に剥がれることはなく、このボス部42cの先端部分には、ボス部42cが存在していた穴が開く。
しかも、フィニッシャ4に爪形状部分を形成して、この爪形状部分を芯材5に係合させて取り付ける構造と比較して、金型に爪形状部分を形成するスライド機構を設ける必要が無くなり、金型費用を低減させることができる。
しかも、本実施例1では、フィニッシャ4の裏面に設けたボス部42cの先端を、芯材5に微小隙間8を介して設けたため、フィニッシャ4と芯材5とにそれぞれ精度のばらつきが生じたり、金型セット時の位置のばらつきが生じたりしても、この微小隙間8でこれらのばらつきを吸収でき、型締め時に両者5,42cが干渉して破壊されるのを防止できる。
加えて、微小隙間8を設けたことにより、フィニッシャ本体41を押したときに荷重が伝達される発泡樹脂7の厚みが、表皮材2,3に比べて薄い。このため、フィニッシャ4にボス部材42を設定していなかったり、ボス部42cと芯材5とが大きく離れていたりする場合に比べて、フィニッシャ4を押した際の発泡樹脂7の変形量が少なく、ベコツキ感をより無くして、高い質感を得ることができる。特に、本実施例1では、木目の加飾が施されたフィニッシャ4を押したときの反力を、合皮や布の加飾が施された表皮材2,3よりも高めることができるため、加飾の態様に応じた質感とすることで、質感を高めることができる。
よって、本実施例1のように、フィニッシャ4として、ドアトリムAの一部のみに設けた表面積が小さいものを用いても、発泡樹脂7に強固に結合されて、フィニッシャ4の剥がれ発生を抑制し、耐久性および品質向上を図ることができる。
加えて、ボス部42cを芯材5に対して、僅か1mmの微小隙間8を介して配置させ、かつ、芯材5の表面5a面には、ボス部42cの位置を示す表示用凹部5bを設けた。このため、表示を設けない場合や、ボス部42cを芯材5から離した場合に比べて、ビス9をボス部42cの取付穴42bに精度高く締結させるのが容易となる。
3 表皮材
4 フィニッシャ
5 芯材
5b 表示用凹部
6 間隙
7 発泡樹脂
8 微小隙間
42 ボス部材(ボス)
42b 取付穴
42c ボス部
A ドアトリム(装飾部品)
L 離型処理領域
Claims (4)
- 芯材と、この芯材に間隙を設けて対向配置されるフィニッシャと、を有し、
前記芯材とフィニッシャとの間隙に、発泡樹脂が介在された装飾部品であって、
前記フィニッシャは、前記芯材に向けて突出するボスを有することを特徴とする装飾部品。 - 前記ボスと前記芯材との間に、前記発泡樹脂を介在可能な隙間が設定されていることを特徴とする請求項1に記載の装飾部品。
- 前記ボスの少なくとも先端部に、前記発泡樹脂と離型させる離型処理が施されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の装飾部品。
- 前記ボスには、前記芯材と対向する位置に取付穴が開口されており、前記芯材のボスと対向する部位の反対面側には、前記取付穴の位置を示す表示部が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の装飾部品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006255686A JP2008074241A (ja) | 2006-09-21 | 2006-09-21 | 装飾部品 |
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JP2006255686A JP2008074241A (ja) | 2006-09-21 | 2006-09-21 | 装飾部品 |
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JP2008074241A true JP2008074241A (ja) | 2008-04-03 |
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ID=39346751
Family Applications (1)
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JP2006255686A Pending JP2008074241A (ja) | 2006-09-21 | 2006-09-21 | 装飾部品 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014231312A (ja) * | 2013-05-29 | 2014-12-11 | テイ・エス テック株式会社 | 車両用加飾装置 |
CN107075763A (zh) * | 2014-08-04 | 2017-08-18 | 恩坦华产品有限责任公司 | 用于缝制车辆内装部件的装置和方法以及由该方法形成的部件 |
JP2017534385A (ja) * | 2014-10-22 | 2017-11-24 | インテヴァ プロダクツ, エルエルシーInteva Products, Llc | 車両内装部材にステッチを施すための装置および方法 |
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JPH08113096A (ja) * | 1994-10-14 | 1996-05-07 | Kasai Kogyo Co Ltd | ピラーガーニッシュの取付構造 |
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-
2006
- 2006-09-21 JP JP2006255686A patent/JP2008074241A/ja active Pending
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