JP2013189051A - ステアリングホイール - Google Patents

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Abstract

【課題】 ステアリングホイール本体に衝撃荷重が作用して、グリップ部が反運転者側に曲げ変形したときに、スポーク部を覆っているガーニッシュのグリップ部側の端部が、自由端になり難いガーニッシュ構造を備えたステアリングホイールを提供する。
【解決手段】 ガーニッシュ(7)の係合部(10)をグリップ部(4)に係合し、掛止部(11)をボス部(3)に設けたハブコア(13)に掛止する。係合部(10)には、グリップ部(4)を構成するリム(4b)の表面(14a)に接触する第1部位(10a)が形成されている。ステアリングホイール本体(2)に衝撃荷重が作用して前記グリップ部(4)が曲げ変形しても、前記第1部位(10a)は前記リム(4b)の表面(14a)との接触状態を維持する。これにより、ガーニッシュのグリップ部側の端部が、自由端になるのを防止できる。
【選択図】 図4

Description

本願発明は、車両を操舵するステアリングホイールに関するものである。
近年では、車両衝突時等における運転者の安全性を確保するため、変形可能な芯金構造を採用したステアリングホイールが各種提案されている。車両衝突時等において、例えば、ステアリングホイールの回転外周部を構成しているグリップ部の芯金が反運転者側に変形することにより、グリップ部に接触した運転者の衝撃を吸収して緩和することができる。
グリップ部の変形によって衝撃をできるだけ大きく吸収するには、衝撃荷重によって変形するグリップ部の芯金やグリップ部を支持しているスポーク部の芯金等が、より大きく変形するように構成しておくことが望ましい。しかし、ステアリングホイールにおいてスポーク部が露呈するのをカバーしているガーニッシュは、ガーニッシュを保持するための構成として、ガーニッシュの一端側をグリップ部に単に係合させた構成が多用されている。
このように構成されているガーニッシュでは、車両衝突時等においてグリップ部が大きく変形すると、グリップ部に係合していたガーニッシュの端部は、グリップ部との係合状態が外れ、グリップ部によって拘束されない自由端状態になって、運転者側に浮き上がった状態になることが危惧される。
例えば、特許文献1に記載されているステアリングホイール装置を例に挙げて説明を続ける。この特許文献1の発明は、多品種混流生産に適合容易なエアバッグモジュールの技術に関するものであるが、正面カバーであるガーニッシュの取付構造に着目して、この取付構造について説明を行うことにする。
特許文献1に記載されたステアリングホイール装置では、正面カバー(本願発明のガーニッシュに相当)はステアリングホイール本体の芯金に取付けられる構成になっている。正面カバーには、ステアリングホイール本体の中央部において段階状に形成されたスポーク(本願発明のスポーク部に相当)に沿った形状を備えている。正面カバーにおける段階状に下がった部分は、芯金のボスプレート上に当接している。
そして、スポークとの境目になる正面カバーの端部には係合爪が形成されており、係合爪による掛止によって、あるいは掛止した係合爪を更にネジでリングに固定することによって、正面カバーの端部をステアリングホイール本体のリング(本願発明のグリップ部に相当)に係合させた構成になっている。また、芯金のボス部には、ホーンプレートなどが組付けられている。
特開2008−24067号公報
特許文献1に記載されたステアリングホイール装置では、正面カバーは、芯金のボス部にほぼ忠実に沿って重ね合わされた構成になっており、スポークとの境目になる正面カバ
ーの端部とリングとの係合箇所は、係合爪を用いた比較的簡潔な係合構成になっている。
そのため、正面カバーを保持しておくために正面カバーは、ボス部によって比較的強固に保持された構成になっている。このように構成されているので、車両衝突時等においてリングが反運転者側に変形したときには、係合爪による係合状態が簡単に外れることがあったり、係合爪をリングに固定しているネジの所から係合爪が屈折してしまうことがあったりする。その結果、リングに係合されていた正面カバーの端部が、リング側において浮き上がってしまうことが考えられる。
正面カバーの端部がリングから浮き上がった状態になると、正面カバーの端部にエッジが立つことになる。そこで、正面カバーの端部がリングから浮き上がることによって生じる影響を少なくするためには、正面カバーの構成として、少なくとも正面カバーの端部を軟らかい材料によって構成しておくことが考えられる。
しかし、正面カバーの端部を軟らかい材料によって構成しておくと、正面カバー全体が、ソフトな構成になってしまう。その結果、正面カバー上にスイッチ類等を配設している場合では、スイッチ類を操作すると、正面カバーが多少沈み込むような挙動を呈することになり、スイッチ類に対する操作においてしっかりとした操作感を持たせておくことが難しくなる。
本願発明は、ステアリングホイール本体に衝撃荷重が作用して、グリップ部が反運転者側に曲げ変形したときに、スポーク部を覆っているガーニッシュのグリップ部側の端部が、自由端になり難いガーニッシュ構造を備えたステアリングホイールの提供を目的としている。
本願発明の課題は請求項1〜4に記載された各発明により達成することができる。
即ち、本願発明のステアリングホイールでは、回転中心部に配されたボス部、回転外周部に配されたグリップ部、及び前記ボス部と前記グリップ部とを結ぶスポーク部を有するステアリングホイール本体と、前記ボス部の上部を覆い、前記ボス部に配設されたパッド部と、前記パッド部の外側縁と前記グリップ部との間に露呈する前記スポーク部の部位を覆うガーニッシュと、を備え、
前記ガーニッシュは、前記グリップ部に係合する係合部と、前記ボス部に掛止する掛止部と、を有し、前記係合部は、前記グリップ部の表面に接触する第1部位と、前記グリップ部との係合状態を維持する第2部位と、を有し、
前記ステアリングホイール本体に対して衝撃荷重が作用して、前記係合部を係合させた前記グリップ部が反運転者側に曲げ変形しても、前記係合部と前記グリップ部との係合状態が維持され、かつ、前記掛止部は、前記ボス部との掛止状態が緩和または解除されてなることを最も主要な特徴としている。
また、本願発明では、前記グリップ部の曲げ変形時において、前記ガーニッシュにおける前記掛止部側の部位に当接する当接部が、前記パッド部の下部に構成され、前記グリップ部の曲げ変形時において、前記掛止部が前記ボス部との掛止状態を緩和または解除されるときの前記ガーニッシュの前記掛止部側における回動方向と、前記第1部位が前記グリップ部の表面上を摺動するときの前記ガーニッシュの前記係合部側における回動方向とが、前記当接部を回動中心とした同じ回動方向であることを主要な特徴としている。
更に、本願発明では、前記第2部位には、係合凸部が形成され、前記係合凸部は、前記グリップ部に形成した係合凹部に係合してなることを主要な特徴としている。
更にまた、本願発明では、前記掛止部を掛止する突出片が、前記ボス部に形成され、前記突出片に掛止される掛止爪が、前記掛止部に形成されてなることを主要な特徴としている。
本願発明では、ステアリングホイールに対して衝撃荷重が作用して、グリップ部が反運転者側に曲げ変形したときには、係合部とグリップ部との係合によって、ガーニッシュはグリップ部の変形方向に引っ張られることになる。ガーニッシュがグリップ部の変形方向に引っ張られることによって、ガーニッシュの掛止部側の動きを規制していた掛止爪とボス部との掛止状態が、緩和または解除されることになる。
特に、掛止爪とボス部とは掛止状態になっているので、ガーニッシュがグリップ部の変形方向に引っ張られたときには、この掛止状態が、緩和または解除され易くなる。そして、掛止爪とボス部との掛止状態が、緩和または解除されることにより、ガーニッシュの掛止部側はより動き易くなる。
ガーニッシュの掛止部側が動き易くなることで、ガーニシュの係合部側も更に動き易くなる。このようにして、ガーニッシュの係合部側は、グリップ部の変形に追従することができる。
この構成によって、ガーニッシュのグリップ部側の端部が自由端の状態になることが防止され、第1部位はグリップ部の表面側に接触した状態を保つことができる。そして、ガーニッシュにおけるグリップ部側の端部にエッジが立つのを防止できる。
また、本願発明では、ガーニッシュの組付け時には、ガーニッシュの端部に形成した係合部とグリップ部とを容易に係合させることができ、ガーニッシュの掛止部をボス部に容易に掛止させることができる。このように、ガーニッシュの組付け作業を迅速に行うことができる。
しかも、グリップ部が反運転者側に曲げ変形したとしても、係合部の第2部位とグリップ部との係合状態が維持されているので、係合部の第1部位は常にグリップ部の表面側との接触状態を維持することができる。この構成によって、ガーニッシュの端部を軟らかい材料によって構成しておかなくても、ガーニッシュのグリップ部側の端部が自由端になるのを防いでおくことができる。
このように、ガーニッシュの端部を軟らかい材料によって構成しておかなくてすむので、ステアリングホイール本体上に設けたガーニッシュとしては、しっかり感のある状態に構成しておくことができる。そして、ガーニッシュの感触を大いに高めることができ、ガーニッシュ上にスイッチ類等を配設した場合であっても、スイッチ類等に対する操作感を向上させることができる。
本願発明では、グリップ部が反運転者側に曲げ変形したときに、パッド部の下部に構成した当接部に、前記掛止部側におけるガーニッシュの部位が当接するように構成しておくことができる。このように構成しておくことにより、グリップ部が反運転者側に曲げ変形したときには、ガーニッシュの掛止部側における部位の回動方向と、ガーニッシュの係合部側における部位の回動方向とを、当接部を回動中心とした同じ回動方向にできる。
そして、パッド部の下部に構成した当接部がガーニッシュの回動中心として作用することになり、掛止爪とボス部との掛止状態が緩和または解除されるのを助長することができる。これにより、係合部の第1部位をグリップ部の表面上においてより一層円滑に摺動さ
せることができる。そして、ガーニッシュの係合部側をグリップ部の曲げ変形に追従させることができ、しかも、第1部位とグリップ部の表面側との接触状態を維持できる。このようにして、ガーニッシュにおいて係合部を形成したグリップ部側の端部が、自由端になるのを防ぐことができる。
本願発明では、係合部の第2部位に係合凸部を形成しておき、グリップ部に形成した係合凹部にこの係合凸部を係合させることができる。係合凹部は、グリップ部の裏面側に形成しておくこともできる。また、第2部位が挿入できる穴をグリップ部の表裏両面間の中間部に形成し、穴の奥における形状として穴径を拡大させた段差部を形成し、この段差部によって係合凹部を形成しておくこともできる。
また、本願発明に係る掛止部の構成としては、ボス部側に形成した突出片に掛止部の掛止爪を掛止させた構成にしておくこともできる。
グリップ部が反運転者側に曲げ変形したときにも、第2部位の係合凸部はグリップ部の係合凹部との係合状態を維持することができる。そして、係合部はグリップ部の変形方向に伴って変形方向に引きずられることになるので、ガーニッシュの係合部側はグリップ部の変形方向に沿って変形することができる。これによって、第1部位とグリップ部の表面との接触状態を維持することができる。
また、ボス部に形成した突出片に掛止爪を掛止させた構成にしておくことにより、グリップ部が反運転者側に曲げ変形したときには、掛止爪は突出片に対して容易に掛止状態を緩和または解除することができる。これによって、ガーニッシュの係合部側がグリップ部の変形方向に沿って変形することがより容易になる。その結果、第1部位とグリップ部の表面との接触状態を維持し易くなり、グリップ部の表面において第1部位の摺動を容易に行わせることができる。
ステアリングホイールの正面図である。(実施例) 図1のA−A断面図である。(実施例) ガーニッシュの組付け状態を示す断面図である。(実施例) グリップ部が反運転者側に曲げ変形したときのガーニッシュの作動状態を示す断面図である。(実施例)
本願発明の好適な実施の形態について、添付図面に基づいて以下において具体的に説明する。本願発明のステアリングホイールの構成としては、以下で説明する形状、配置構成以外にも本願発明の課題を解決することができる形状、配置構成であれば、それらの形状、配置構成を採用することができるものである。このため、本願発明は、以下に説明する実施例に限定されるものではなく、多様な変更が可能である。
図1は、本願発明の実施形態に係わるステアリングホイールの正面図である。図2は、図1におけるA−A断面図である。図1に示すように、ステアリングホイール1は、回転中心部にエアバッグ装置を内部に収納したパッド部6が配設され、回転外周部に運転者が把持するグリップ部4が配設されている。パッド部6とグリップ部4との間には、ガーニッシュ7が配設されている。
図1のA−A断面図である図2に示すように、ステアリングホイール本体2は、回転中心部を構成するボス部3、グリップ部4及びボス部3とグリップ部4とを連結するスポーク部5から構成されている。図2では、スポーク部5を点線で仮想的に示している。ボス部3には
、パッド部6が設けられており、パッド部6は、エアバッグカバー15とリアクションプレート17とから構成されている。
エアバッグカバー15とリアクションプレート17とによって構成されるエアバッグ収納空間20には、図示せぬエアバッグ装置が収納されている。また、エアバッグカバー15はリアクションプレート17に対して、図2における上下方向に対して摺動可能に構成されており、エアバッグカバー15を軽く上方から押圧したときの変位によって作動するスイッチを設けておくことによって、警報音を発生させるための操作部としての機能をエアバッグカバー15に持たせておくことができる。
グリップ部4は、スポーク部5に連結しており、スポーク部5と一体的に構成された芯金4aと芯金4aの外周部を覆うリム4bとから構成されている。リム4bは、軟質の合成樹脂材等によって構成されており、後述するガーニッシュ7を係合するリム4bの部位における部材は、硬質の合成樹脂材等によって構成しておくこともできる。そして、ガーニッシュ7を係合するリム4bの裏面側の部位には、係合凹部14bが形成されている。
ボス部3には、エアバッグ装置を収納したパッド部6を取付けることができる。また、ボス部3には、パッド部6とグリップ部4との間に配したガーニッシュ7を取付けるハブコア13等が配設されている。図2では、パッド部6をボス部3に取付ける取付構成等について図示を行っていないが、パッド部6をボス部3に取付ける構成やボス部3における他の構成としては、従来から公知の構成を採用することができる。
ステアリングホイール本体2を構成するボス部3、スポーク部5及びグリップ部4は、アルミニウム合金やマグネシウム合金などを用いて一体成形されている。
ガーニッシュ7は、パッド部6の外側縁16(図2参照)とグリップ部4との間に露呈するスポーク部5(図2参照)の部位を覆うように配設されており、硬質の合成樹脂材等によって構成されている。ガーニッシュ7におけるグリップ部4に面した一端部には、係合部10が形成されており、ボス部3のハブコア13に面した他端部には、掛止部11が形成されている。
ガーニッシュ7における係合部10と掛止部11との間は、所望の形状に形成されている。ガーニッシュ7上には、必要に応じてスイッチ類等を配設しておくことができる。また、図1では、ガーニッシュ7のグリップ部4側における端縁形状が、平面視において曲面形状に形成された例を示しているが、ガーニッシュ7のグリップ部4側における端縁形状としては、図示例の形状に限定されるものではなく、グリップ部4における内周縁形状と同芯状の大円弧の形状に構成しておくことも、直線状の形状に構成しておくこともできる。
係合部10は、リム4bの表面14a側に接触する第1部位10aと、リム4bの裏面側に形成した係合凹部14bに係合する係合凸部10cを形成した第2部位10bと、から構成されている。係合凸部10cを係合凹部14bに係合させた状態では、リム4bの表裏面を第1部位10aと第2部位10bとによって挟持した構成になっている。
尚、係合凹部14bとしては、グリップ部4の裏面側に形成した構成例について図示しているが、第2部位10bが挿入できる穴をグリップ部4の表裏両面間の中間部に形成し、この穴の奥における形状として穴径を拡大させた段差部を形成し、この段差部によって係合凹部14bを形成しておくこともできる。
ボス部3に設けたハブコア13には、ステアリングホイール本体2の中心側に向かって延設した突出片13aが形成されており、掛止部11に形成した掛止爪11aを突出片13aの裏面側において掛止させることができる。
ガーニッシュ7をステアリングホイール本体2に組付けたときには、パッド部6の下端部であるリアクションプレート17の下端部の位置が、ガーニッシュ7に当接した位置又はガーニッシュ7に近接した位置となるように構成しておくことができる。即ち、ガーニッシュ7をステアリングホイール本体2に装着して組付けたときには、リアクションプレート17の当接部18とガーニッシュ7の当接部位12とが当接した配置構成、又は当接部18と当接部位12とが近接した配置構成にしておくことができる。
当接部18が当接するガーニッシュ7上の当接部位12は、図2に示すように、ガーニッシュ7における掛止部11側の部位であって、係合部10側に向かってガーニッシュ7が屈折している部位の近傍に設けておくことができる。このような位置が当接部位12となるように構成しておくことにより、後述するようにステアリングホイール1に衝撃荷重が作用して、グリップ部4が反運転者側に屈曲したときには、ガーニッシュ7は当接部18を回動中心とした回動が生じ易くなる。
次に、図3(a)〜(c)を用いて、ガーニッシュ7をステアリングホイール本体2に装着するときの組付け手順について説明する。尚、図3(a)〜(c)では、スポーク部の図示は省略している。図3(a)は、ガーニッシュ7の係合部10をグリップ部4に係合させている状態を示しており、図3(b)は、ガーニッシュ7の掛止部11をハブコア13の突出片13aに掛止した状態を示している。図3(c)はガーニッシュ7を組付けたステアリングホイール本体2にパッド部6を取付けた状態を示している。
図3(a)に示すように、係合部10の第1部位10aをグリップ部4におけるリム4bの表面14aに当接させ、第1部位10aの先端部を中心として係合部10側を図3(a)の反時計回り方向に回動させると、第2部位10bに形成した係合凸部10cをリム4bの裏面に形成した係合凹部14bに係合させることができる。
次に、図3(b)に示すように、ガーニッシュ7の掛止部11をボス部3(図2参照)に設けたハブコア13に掛止する。即ち、ハブコア13に形成した突出片13aの裏面に掛止部11の掛止爪11aを掛止める。突出片13aの裏面に掛止爪11aを掛止めるときには、ガーニッシュ7は係合部10と掛止部11との間が広がるように弾性変形させられることになる。
そして、ガーニッシュ7をボス部3(図2参照)とリム4bとの間に取付けた状態になったときには、係合部10と掛止部11との間を狭める方向に戻るガーニッシュ7の弾性力によって、ガーニシュ7がボス部3(図2参照)とリム4bとの間から外れるのを確実に防止しておくことができる。
ガーニッシュ7がステアリングホイール本体2(図2参照)に取付けられると、今度は、図3(c)に示すように、パッド部6をステアリングホイール本体2に取付けることができる。パッド部6をステアリングホイール本体2に取付けるときには、エアバッグカバー15とリアクションプレート17との間に形成されたエアバッグ収納空間20内には、図示せぬエアバッグ装置が収納されている。そして、パッド部6の下端部である当接部18は、ガーニッシュ7の掛止部11側における屈折部の近傍に配設されている。
図4を用いて、ステアリングホイール1(図1参照)に対して衝撃荷重が作用して、グリップ部4が反運転者側に曲げ変形したときの状態について説明する。衝撃荷重によってグリップ部4が反運転者側に曲げ変形すると、グリップ部4の位置は、曲げ変形を起こす前の状態よりも下方側に変位するとともに、図4において、グリップ部4は時計回り方向に回動することになる。
衝撃荷重の作用によってグリップ部4の変形が生じても、ガーニッシュ7の係合部10における係合凸部10cとリム4bの係合凹部14bとの係合状態は維持される。これによって、リム4bの表面14aに接触している第1部位10aは、表面14aとの接触状態が維持されることになる。
そして、ガーニッシュ7がグリップ部4の変形方向に引き摺られることによって、ガーニッシュ7は、図4の時計回り方向に回動するような移動を行うことになるが、パッド部6の下端部における当接部18は、ガーニッシュ7の当接部位12に当接することになる。その結果、図4の記載において、ガーニッシュ7の係合部10側は、当接部18を回動中心にした時計回り方向に回動し、ガーニッシュ7の掛止部11側も、当接部18を回動中心にした時計回り方向に回動する。
図4の記載において、ガーニッシュ7の係合部10側が当接部18を回動中心にした時計回り方向に回動するときには、当接部18はガーニッシュ7の屈折部に当接することにより、ガーニッシュ7の係合部10側の回動とガーニッシュ7の掛止部11側の回動とを円滑に行わせることができる。そして、掛止部11の掛止爪11aとハブコア13の突出片13aとの掛止状態を緩和又は解除することができる。
このように本願発明では、ステアリングホイール1(図1参照)に対して衝撃荷重が作用したときに、グリップ部4が反運転者側に曲げ変形しても、ガーニッシュ7の係合部10側をグリップ部4の変位に追従させることができる。しかも、ガーニッシュ7の係合部10側がグリップ部4の変位に追従しながら、係合部10に形成した第1部位10aはリム4の表面14aとの接触状態を維持することができる。
そして、ガーニシュ7が当接部18を中心として、ガーニッシュ7の係合部10側及びガーニッシュ7の掛止部11側が同じ回動方向に回動するので、掛止部11とハブコア13の突出片13aとの掛止状態を容易に緩和又は解除することができる。掛止部11とハブコア13の突出片13aとの掛止状態を容易に緩和又は解除することにより、ガーニッシュ7の係合部10側はグリップ部4の変位により良好に追従することができる。
本願発明は、本願発明の技術思想を適用することができるステアリングホイールに対しては、本願発明の技術思想を好適に適用することができる。
1・・・ステアリングホイール、2・・・ステアリングホイール本体、3・・・ボス部、4・・・グリップ部、5・・・スポーク部、6・・・パッド部、7・・・ガーニッシュ、10・・・係合部、10a・・・第1部位、10b・・・第2部位、10c・・・係合凸部、11・・・掛止部、11a・・・掛止爪、12・・・当接部位、13・・・ハブコア、13a・・・突出片、16・・・外側縁、18・・・当接部。

Claims (4)

  1. 回転中心部に配されたボス部(3)、回転外周部に配されたグリップ部(4)、及び前記ボス部(3)と前記グリップ部(4)とを結ぶスポーク部(5)を有するステアリングホイール本体(2)と、
    前記ボス部(3)の上部を覆い、前記ボス部(3)に配設されたパッド部(6)と、
    前記パッド部(6)の外側縁(16)と前記グリップ部(4)との間に露呈する前記スポーク部(5)の部位を覆うガーニッシュ(7)と、を備え、
    前記ガーニッシュ(7)は、前記グリップ部(4)に係合する係合部(10)と、前記ボス部(3)に掛止する掛止部(11)と、を有し、
    前記係合部(10)は、前記グリップ部(4)の表面(14a)に接触する第1部位(10a)と、前記グリップ部(4)との係合状態を維持する第2部位(10b)と、を有し、
    前記ステアリングホイール本体(2)に対して衝撃荷重が作用して、前記係合部(10)を係合させた前記グリップ部(4)が反運転者側に曲げ変形しても、前記係合部(10)と前記グリップ部(4)との係合状態が維持され、かつ、
    前記掛止部(11)は、前記ボス部(3)との掛止状態が緩和または解除されてなることを特徴とするステアリングホイール。
  2. 前記グリップ部(4)の曲げ変形時において、前記ガーニッシュ(7)における前記掛止部(11)側の部位に当接する当接部(18)が、前記パッド部(6)の下部に構成され、
    前記グリップ部(4)の曲げ変形時において、前記掛止部(11)が前記ボス部(3)との掛止状態を緩和または解除されるときの前記ガーニッシュ(7)の前記掛止部(11)側における回動方向と、前記第1部位(10a)が前記グリップ部(4)の表面(14a)上を摺動するときの前記ガーニッシュ(7)の前記係合部(10)側における回動方向とが、前記当接部(18)を回動中心とした同じ回動方向であることを特徴とする請求項1記載のステアリングホイール。
  3. 前記第2部位(10b)には、係合凸部(10c)が形成され、前記係合凸部(10c)は、前記グリップ部(4)に形成した係合凹部(14b)に係合してなることを特徴とする請求項1または2に記載のステアリングホイール。
  4. 前記掛止部(11)を掛止する突出片(13a)が、前記ボス部(3)に形成され、
    前記突出片(13a)に掛止される掛止爪(11a)が、前記掛止部(11)に形成されてなることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のステアリングホイール。
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