JP2017007533A - エアバッグモジュール - Google Patents

エアバッグモジュール Download PDF

Info

Publication number
JP2017007533A
JP2017007533A JP2015125563A JP2015125563A JP2017007533A JP 2017007533 A JP2017007533 A JP 2017007533A JP 2015125563 A JP2015125563 A JP 2015125563A JP 2015125563 A JP2015125563 A JP 2015125563A JP 2017007533 A JP2017007533 A JP 2017007533A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
claw
retainer
locking projection
caulking
insertion hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015125563A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6535925B2 (ja
Inventor
佳雄 鈴木
Yoshio Suzuki
佳雄 鈴木
太郎 清水
Taro Shimizu
太郎 清水
雄司 石塚
Yuji Ishizuka
雄司 石塚
幸宏 國武
Yukihiro Kunitake
幸宏 國武
講平 長島
Kohei Nagashima
講平 長島
啓介 小野原
Keisuke Onohara
啓介 小野原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Takata Corp
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Takata Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd, Takata Corp filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2015125563A priority Critical patent/JP6535925B2/ja
Priority to CN201610421493.5A priority patent/CN106274785B/zh
Publication of JP2017007533A publication Critical patent/JP2017007533A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6535925B2 publication Critical patent/JP6535925B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R21/02Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
    • B60R21/16Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
    • B60R21/20Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components
    • B60R21/203Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components in steering wheels or steering columns
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R21/02Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
    • B60R21/16Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
    • B60R21/20Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components
    • B60R21/215Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components characterised by the covers for the inflatable member

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Air Bags (AREA)

Abstract

【課題】カバー部材の変形を抑制しつつ、カバー部材をリテーナに強固に組み付けることができるエアバッグモジュールを提供する。
【解決手段】カバー部材であるステアリングパッド16に、リテーナ17を貫通する係止突起23を突設する。リテーナ17に、表面側から係止突起23が挿入される挿通孔19を設ける。リテーナ17の挿通孔19の開口縁部に、リテーナ17の裏面方向に切り起こされたカシメ爪26と支持爪27とを相互に対向させて設ける。係止突起23は、挿通孔19に挿入した状態でカシメ爪26が係止突起23の方向に曲げられることによって、カシメ爪26と支持爪27とに挟持される。支持爪27は、カシメ爪26とともに係止突起23を挟持した状態で、カシメ爪26よりもリテーナ17の裏面から離間する方向に突出する。
【選択図】図4

Description

この発明は、車両に用いられるエアバッグモジュールに関するものである。
車両に用いられるエアバッグ装置の多くは、金属製のリテーナに取り付けられるとともに、その外側が樹脂製のカバー部材によって覆われ、エアバッグモジュールとして車両に組み付けられている。この場合、樹脂製のカバー部材は、エアバッグ装置の作動時に大きな荷重が作用するため、リテーナに対してカシメ固定等によって強固に固定されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のエアバッグモジュールは、リテーナの挿通孔に挿入される係止突起がカバー部材の端面に突設され、リテーナの挿通孔の開口縁部の一部にカシメ爪が切り起こしによって設けられている。そして、リテーナのカシメ爪は、カバー部材をリテーナに組み付けて、カバー部材側の係止突起をリテーナの挿通孔に挿入した後に、先端部が係止突起の側面方向に曲げられている(かしめられている)。これにより、係止突起は、カシメ爪と、そのカシメ爪と対向する挿通孔の内周面との間で挟持固定される。また、係止突起の突出端側には側方に張り出す抜け止め部が設けられており、その抜け止め部が挿通孔の開口縁に係止されるようになっている。
特開2011−131753号公報
特許文献1に記載のエアバッグモジュールにおいては、カバー部材をリテーナに組み付ける際に、金属製のリテーナのカシメ爪が曲げられてそのカシメ爪が傾斜状態で係止突起の側面に押し付けられる。このとき、係止突起は、突出端の近傍部でカシメ爪から荷重を受け、付け根部の近傍部が挿通孔の内周面に押し付けられる。これにより、係止突起の付根部付近を中心とした曲げモーメントが生じ、樹脂製のカバー部材に変形が生じることが懸念される。
そこでこの発明は、カバー部材の変形を抑制しつつ、カバー部材をリテーナに強固に組み付けることができるエアバッグモジュールを提供しようとするものである。
この発明に係るエアバッグモジュールは、上記課題を解決するために、表面側にエアバッグ装置が取り付けられる金属製のリテーナ(例えば、実施形態のリテーナ17)と、前記エアバッグ装置の外側を覆った状態で前記リテーナに取り付けられる樹脂製のカバー部材(例えば、実施形態のステアリングパッド16)と、を備えたエアバッグモジュールであって、前記カバー部材に、前記リテーナを貫通する係止突起(例えば、実施形態の係止突起23)が突設され、前記リテーナに、前記表面側から前記係止突起が挿入される挿通孔(例えば、実施形態の挿通孔19)が設けられ、前記リテーナの前記挿通孔の開口縁部には、前記リテーナの裏面方向に切り起こされたカシメ爪(例えば、実施形態のカシメ爪26)と支持爪(例えば、実施形態の支持爪27)とが相互に対向して設けられ、前記係止突起は、前記挿通孔に挿入された状態で前記カシメ爪が前記係止突起の方向に曲げられることによって、前記カシメ爪と前記支持爪とに挟持され、前記支持爪は、前記カシメ爪とともに前記係止突起を挟持した状態で、前記カシメ爪よりも前記リテーナの裏面から離間する方向に突出するようにした。
上記の構成により、カバー部材の組み付け時には、カバー部材の係止突起がリテーナの表面側から挿通孔に挿入される。挿通孔を通してリテーナの裏面側に突出した係止突起は、カシメ爪と支持爪の間に挿入される。カシメ爪は、この状態で係止突起方向に曲げられ、係止突起を押圧して、その係止突起を支持爪との間で挟持する。カバー部材はこれによってリテーナに係止固定される。このとき、カシメ爪から押圧荷重を受けた係止突起は支持爪に押し付けられるが、支持爪は、曲げられたカシメ爪よりもリテーナの裏面から離間する方向に突出しているため、係止突起には、係止片との当接端を中心とした大きな曲げモーメントが生じない。したがって、このエアバッグモジュールを採用することにより、カバー部材の変形を防止することができる。
前記係止突起の突出端側には、曲げられた前記カシメ爪の先端部に当接して前記リテーナに対する前記係止突起の抜け方向の変位を規制する規制部(例えば、実施形態の規制部23a)が設けられるようにしても良い。
この場合、エアバッグ装置の作動時等にカバー部材に抜け方向の荷重が入力されたときには、係止突起の規制部がカシメ爪の先端部に当接することにより、リテーナに対する係止突起の抜け方向の変位が規制される。したがって、この構造を採用することにより、リテーナからのカバー部材の脱落を確実に防止することができる。
前記支持爪の先端側には、前記係止突起に面する方向に折り返されて前記係止突起と当接する折り返し部(例えば、実施形態の折り返し部27a)が設けられるようにしても良い。
この場合、リテーナの全体の板厚を増加することなく、支持爪の先端側の剛性を折り返し部によって高めることができる。
前記係止突起には、前記折り返し部の先端面(例えば、実施形態の先端面27a−1)と係合する段差部(例えば、実施形態の段差部23c)が設けられるようにしても良い。
この場合、係止突起の段差部が支持爪の折り返し部の先端面と係合することにより、係止突起の位置ずれが規制される。これにより、カバー部材の組み付け時におけるリテーナに対するカバー部材の位置決めを容易に行うことが可能になるとともに、組み付け後におけるカバー部材のガタ付きを防止することが可能になる。また、係止突起の段差部が支持爪の折り返し部の先端面と当接することにより、リテーナに対する係止突起の抜け方向の変位が規制される。
前記カシメ爪の先端部には、前記カシメ爪の曲げ方向と逆側に湾曲する湾曲部(例えば、実施形態の湾曲部26b)が設けられるようにしても良い。
この場合、カバー部材の組み付け時に、カシメ爪が曲げられて、その先端部が係止突起の側面に押し付けられるときに、カシメ爪が湾曲部で係止突起の側面に当接ことになる。これにより、係止突起の側面に作用する荷重が分散され、係止突起に局部的な変形が生じにくくなる。
前記係止突起の前記カシメ爪と当接する領域には、前記係止突起の突出端側に向かって前記カシメ爪の切り起こし位置から離反する方向に傾斜する傾斜面(例えば、実施形態の傾斜面23b)が設けられるようにしても良い。
この場合、カバー部材の組み付け時に、カシメ爪が曲げられて、その先端部が係止突起の側面に押し付けられるときに、係止突起の傾斜面の広い範囲でカシメ爪からの荷重を受け止められるようになる。これにより、係止突起の側面に作用する荷重が分散され、係止突起に局部的な変形が生じにくくなる。
この発明によれば、リテーナの挿通孔の縁部に、カバー部材の係止突起を挟持するカシメ爪と支持爪が切り起こされて設けられるとともに、支持爪が、挟持のために曲げられたカシメ爪よりもリテーナの裏面から離間する方向に突出しているため、カシメ爪の曲げによって係止突起が支持爪に押し付けられたときに係止突起に大きな応力が生じにくくなる。したがって、この発明によれば、カバー部材の変形を抑制しつつ、カバー部材をリテーナに強固に組み付けることができる。
この発明の一実施形態に係るステアリング装置の正面図である。 この発明の一実施形態に係るエアバッグモジュールを裏面方向から見た斜視図である。 この発明の一実施形態に係るエアバッグモジュールの図2のIII−III線に沿う断面図である。 この発明の一実施形態に係るエアバッグモジュールの図2のIII−III線に沿う断面図である。
以下、この発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、車両のステアリング装置1を運転席の正面側から見た図である。
ステアリング装置1は、骨格部を成すステアリング本体10と、ステアリング本体10の中央前面側(運転席側)に配置されるエアバッグモジュール11と、を備えている。
ステアリング本体10は、ステアリングシャフトに結合される図示しないボス部と、操舵時に運転者によって把持される円環状のリム部14と、ボス部とリム部14を連結する3本のスポーク部15A,15B,15Cを備えている。
ボス部の前面側には、凹状空間が設けられ、その凹状空間にエアバッグモジュール11が配置されている。エアバッグモジュール11は、図示しない連結ピンを介してボス部に連結されている。
エアバッグモジュール11は、膨張展開可能な袋体とインフレータ等から成る図示しないエアバッグ装置と、警告用の図示しないホーンスイッチと、を内蔵し、運転席に臨む前面側がカバー部材であるステアリングパッド16によって覆われている。ステアリングパッド16は、角部が滑らかに湾曲した略五角形状の外形に形成されている。
図2は、エアバッグモジュール11を裏面方向から見た斜視図である。なお、図2においては、エアバッグ装置の図示は省略されている。
エアバッグモジュール11は、上述したエアバッグ装置と、表面側にエアバッグ装置が取り付けられるリテーナ17と、エアバッグ装置の外側を覆った状態でリテーナ17に取り付けられるステアリングパッド16と、を備えている。
リテーナ17は、金属製の板材によって形成されている。リテーナ17は、略中央に円形状の開口18を有する底壁部17aと、底壁部17aの周縁の一部から表面側(運転席側)に折り曲げられた側壁部17bと、を備えている。底壁部17aの開口18からは、エアバッグ装置のインフレータ等の一部が裏面側に膨出する。
底壁部17aは、側壁部17bの延設されない略直線状の基辺17a−1を有し、その基辺17a−1の縁部に略長方形状の4つの挿通孔19が形成されている。また、底壁部17aのうちの、開口18を挟んで基辺17a−1と相反する領域にも、略長方形状の4つの挿通孔20が形成されている。側壁部17bのうちの、4つの挿通孔20に近接する領域には、切り欠き部21とその切り欠き部21に臨むカシメ爪22とが設けられている。
ステアリングパッド16は、樹脂材料によって一体に形成されている。ステアリングパッド16は、エアバッグモジュール11がステアリング本体10に取り付けられた状態において、運転席側に臨む意匠壁16aと、意匠壁16aから裏面側に突出する周壁部16bと、を有している。周壁部16bは、リテーナ17の底壁部17aの表面に突き当てられた状態でその底壁部17aに固定され、リテーナ17に取り付けられたエアバッグ装置の周域を覆うようになっている。ステアリングパッド16の意匠壁16aの略中央には、エアバッグ装置の作動時に、膨張展開した袋体によって破断されるティアライン(破断誘導部)が設けられている。
ステアリングパッド16の周壁部16bの延出端には、リテーナ17の底壁部17aの基辺17a−1の縁部に形成された各挿通孔19に挿入される係止突起23と、底壁部17aの残余の領域に形成された各挿通孔20に挿入される係止突起24と、が突設されている。係止突起24の先端部には、対応する各挿通孔20の縁部に係合可能な抜け止め爪24aが突設されている。また、ステアリングパッド16の周壁部16bの外面の一部には、リテーナ17の側壁部17bが外側から嵌合される。周壁部16bの外面のうちの、リテーナ17の切り欠き部21に対応する位置には、リテーナ17のカシメ爪22が曲げられてかしめられる窪み部25が形成されている。
図3,図4は、エアバッグモジュール11の図2のIII−III線に沿う断面を示す図である。図3は、ステアリングパッド16がリテーナ17に完全に固定される前の中間段階を示し、図4は、ステアリングパッド16がリテーナ17に完全に固定された状態を示している。
リテーナ17の基辺17a−1側の挿通孔19の開口縁部には、リテーナ17の裏面方向に切り起こされた略長方形状のカシメ爪26と支持爪27とが相互に対向して設けられている。カシメ爪26と支持爪27とは、挿通孔19の開口の長辺側の相互に対向する辺に設けられている。
カシメ爪26は、切り起こされた付根部分の略中央に肉抜き孔26aが設けられている。カシメ爪26は、挿通孔19にステアリングパッド16の係止突起23が挿入された状態において、専用の治具30(図3参照)を用いて付根部分を起点として係止突起23方向に折り曲げられる。また、カシメ爪26の先端部には、カシメ爪26の曲げ方向(係止突起23方向)と逆側に湾曲する湾曲部26bが設けられている。
支持爪27は、先端側の一部がカシメ爪26と対峙する側に二つ折りに折り返され、その部分が係止突起23と当接する折り返し部27aとされている。
一方、ステアリングパッド16の係止突起23のカシメ爪26に対向する側の側面には、係止突起23の突出端側に向かってカシメ爪26の切り起こし位置から離反する方向に傾斜する傾斜面23bが設けられている。また、係止突起23の突出端には、傾斜面23bの端末部からカシメ爪26側の側方に向かって突出する規制部23aが突設されている。規制部23aは、カシメ爪26が傾斜面23b方向に曲げられた状態において、カシメ爪26の先端部に当接することで挿通孔19からの係止突起23の抜け方向の変位を規制する。
また、係止突起23の支持爪27と対峙する側の側面には、支持爪27の折り返し部27aの先端面27a−1と係合する段差部23cが設けられている。
ところで、ステアリングパッド16の係止突起23は、図3に示すように、リテーナ17の対応する挿通孔19に挿入され、挿通孔19からリテーナ17の裏面側に突出した部分がリテーナ17の支持爪27とカシメ爪26の間に配置される。カシメ爪26は、この状態において、専用の治具30によって係止突起23の側面方向に曲げられる(かしめられる)。これにより、カシメ爪26は係止突起23方向に傾斜し、係止突起の傾斜面23bに押し付けられる。また、このとき支持爪27は、折り返し部27aの先端面27a−1が係止突起23の段差部23cと係合し、その状態で係止突起23の側面に当接する。この結果、係止突起23は、図4に示すように、カシメ爪26と支持爪27とに挟持された状態において、リテーナ17に固定される。
なお、リテーナ17に対するステアリングパッド16の組み付け時には、リテーナ17の基辺17a−1側の挿通孔19に係止突起23が挿入されて、上述のように係止突起23がカシメ爪26と支持爪27に挟持されるとともに、リテーナ17の底壁部17aの残余の挿通孔20にステアリングパッド16の係止突起24が挿入されて係止され、さらにリテーナ17の側壁部17bのカシメ爪22がステアリングパッド16の窪み部25内に向けて曲げられる。
ここで、リテーナ17の支持爪27の延出端は、図4に示すように、カシメ爪26とともに係止突起23を挟持した状態において、カシメ爪26よりもリテーナ17の裏面から離間する方向に突出している。
以上のように、この実施形態に係るエアバッグモジュール11は、リテーナ17の基辺17a−1側の挿通孔19の縁部に、ステアリングパッド16の係止突起23を挟持するためのカシメ爪26と支持爪27とが切り起こされて設けられ、支持爪27が、挟持のために曲げられたカシメ爪26よりもリテーナ17の裏面から離間する方向に突出している。このため、リテーナ17に対するステアリングパッド16の組み付け時に、カシメ爪26が係止突起23の側面方向に曲げられて係止突起23が支持爪27側に大きな力で押し付けられても、係止突起23が支持爪27の広い面積で当接し、かつ支持爪27の先端部との当接部においても大きな曲げモーメントが生じない。このため、カシメ爪26の曲げによって係止突起23が支持爪27に押し付けられたときに係止突起23に大きな応力が生じにくくなる。したがって、この実施形態に係るエアバッグモジュール11を採用することにより、ステアリングパッド16の変形を抑制しつつ、ステアリングパッド16をリテーナ17に強固に組み付けることができる。
また、この実施形態に係るエアバッグモジュール11では、係止突起23の突出端側に、カシメ爪26の先端部に当接してリテーナ17に対する係止突起23の抜け方向の変位を規制する規制部23aが設けられている。このため、エアバッグ装置の作動時等にステアリングパッド16に抜け方向の荷重が入力されたときには、係止突起23の規制部23aがカシメ爪26の先端部に当接することにより、挿通孔19からの係止突起23の抜けが防止される。したがって、この実施形態に係るエアバッグモジュール11を採用することにより、リテーナ17からのステアリングパッド16の位置ずれを確実に防止することができる。
さらに、この実施形態に係るエアバッグモジュール11の場合、支持爪27の先端側に、係止突起23に面する方向に折り返されて係止突起23と当接する折り返し部27aが設けられているため、リテーナ17の全体の板厚を増加することなく、支持爪27の先端側の剛性を折り返し部27aによって高めることができる。したがって、この構造を採用することにより、カシメ爪26と支持爪27によって係止突起23を高い剛性をもって挟持し、ステアリングパッド16をリテーナ17に安定して保持させることができる。
また、この実施形態に係るエアバッグモジュール11においては、支持爪27の折り返し部27aの先端面27a−1と係合する段差部23cが係止突起23に設けられているため、係止突起23の段差部23cが支持爪27の折り返し部27aの先端面27a−1と係合することにより、係止突起23の位置ずれを規制することができる。このため、リテーナ17に対するステアリングパッド16の組み付け時に、ステアリングパッド16をリテーナ17に容易に位置決めすることができるとともに、組み付け後には、リテーナ17に対するステアリングパッド16のガタ付きを防止することができる。また、ステアリングパッド16をリテーナ17に組み付けた後には、係止突起23の段差部23cが支持爪27の折り返し部27aの先端面27a−1に当接するため、この当接によっても挿通孔19からの係止突起23の抜けを防止することができる。したがって、リテーナ17からのステアリングパッド16の位置ずれをより確実に防止することができる。
また、この実施形態に係るエアバッグモジュール11は、カシメ爪26の先端部に、カシメ爪26の曲げ方向と逆側に湾曲する湾曲部26bが設けられているため、リテーナ17に対するステアリングパッド16の組み付け時に、カシメ爪26が曲げられて係止突起23の側面に押し付けられるときに、カシメ爪26が湾曲部26bで係止突起23の側面に当接する。このため、ステアリングパッド16の固定のためにカシメ爪26を曲げるときに、係止突起23の側面に作用する荷重を分散させ、係止突起23に局部時な変形が生じるのを抑制することができる。
また、この実施形態に係るエアバッグモジュール11においては、係止突起23の側面のカシメ爪26と当接する領域に、係止突起23の突出端側に向かってカシメ爪26の切り起こし位置から離反する方向に傾斜する傾斜面23bが設けられている。このため、ステアリングパッド16をリテーナ17に取り付けるときに、係止突起23の方向に曲げられたカシメ爪26の荷重が係止突起23の傾斜面23bの広い面積で受け止められるようになる。したがって、この構造を採用することにより、カシメ爪26を曲げて係止突起23をカシメ爪26と支持爪27に挟持させるときに、カシメ爪26から係止突起23の側面に作用する荷重をより広い範囲に分散させ、係止突起23に局部的な変形が生じるのを防止することができる。
なお、この発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。
11…エアバッグモジュール
16…ステアリングパッド(カバー部材)
17…リテーナ
19…挿通孔
23…係止突起
23a…規制部
23b…傾斜面
23c…段差部
26…カシメ爪
26b…湾曲部
27…支持爪
27a…折り返し部
27a−1…先端面

Claims (6)

  1. 表面側にエアバッグ装置が取り付けられる金属製のリテーナと、
    前記エアバッグ装置の外側を覆った状態で前記リテーナに取り付けられる樹脂製のカバー部材と、を備えたエアバッグモジュールであって、
    前記カバー部材に、前記リテーナを貫通する係止突起が突設され、
    前記リテーナに、前記表面側から前記係止突起が挿入される挿通孔が設けられ、
    前記リテーナの前記挿通孔の開口縁部には、前記リテーナの裏面方向に切り起こされたカシメ爪と支持爪とが相互に対向して設けられ、
    前記係止突起は、前記挿通孔に挿入された状態で前記カシメ爪が前記係止突起の方向に曲げられることによって、前記カシメ爪と前記支持爪とに挟持され、
    前記支持爪は、前記カシメ爪とともに前記係止突起を挟持した状態で、前記カシメ爪よりも前記リテーナの裏面から離間する方向に突出していることを特徴とするエアバッグモジュール。
  2. 前記係止突起の突出端側には、曲げられた前記カシメ爪の先端部に当接して前記リテーナに対する前記係止突起の抜け方向の変位を規制する規制部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のエアバッグモジュール。
  3. 前記支持爪の先端側には、前記係止突起に面する方向に折り返されて前記係止突起と当接する折り返し部が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のエアバッグモジュール。
  4. 前記係止突起には、前記折り返し部の先端面と係合する段差部が設けられていることを特徴とする請求項3に記載のエアバッグモジュール。
  5. 前記カシメ爪の先端部には、前記カシメ爪の曲げ方向と逆側に湾曲する湾曲部が設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のエアバッグモジュール。
  6. 前記係止突起の前記カシメ爪と当接する領域には、前記係止突起の突出端側に向かって前記カシメ爪の切り起こし位置から離反する方向に傾斜する傾斜面が設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のエアバッグモジュール。
JP2015125563A 2015-06-23 2015-06-23 エアバッグモジュール Active JP6535925B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015125563A JP6535925B2 (ja) 2015-06-23 2015-06-23 エアバッグモジュール
CN201610421493.5A CN106274785B (zh) 2015-06-23 2016-06-14 安全气囊模块

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015125563A JP6535925B2 (ja) 2015-06-23 2015-06-23 エアバッグモジュール

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017007533A true JP2017007533A (ja) 2017-01-12
JP6535925B2 JP6535925B2 (ja) 2019-07-03

Family

ID=57651345

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015125563A Active JP6535925B2 (ja) 2015-06-23 2015-06-23 エアバッグモジュール

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6535925B2 (ja)
CN (1) CN106274785B (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109624906A (zh) * 2017-10-05 2019-04-16 奥托立夫开发公司 安全气囊模块和用于制造安全气囊模块的方法
US11285536B2 (en) * 2017-04-28 2022-03-29 Lintec Corporation Film-shaped fired material, and film-shaped fired material with support sheet

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7088098B2 (ja) * 2019-03-22 2022-06-21 住友電装株式会社 弾性取付部材及び弾性取付部材付自動車用配線部材

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014019395A (ja) * 2012-07-23 2014-02-03 Takata Corp エアバッグ装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100970696B1 (ko) * 2007-09-10 2010-07-16 아우토리브 디벨롭먼트 아베 에어백 모듈의 결합 구조
DE102009041709A1 (de) * 2009-09-16 2011-03-24 GM Global Technology Operations, Inc., Detroit Insassenschutzvorrichtung für ein Kraftfahrzeug
JP5287699B2 (ja) * 2009-12-25 2013-09-11 豊田合成株式会社 パッドカバーの締結構造及びパッドカバーの締結方法
CN204279330U (zh) * 2014-11-28 2015-04-22 东方久乐汽车安全气囊有限公司 一种新型汽车安全气囊与方向盘装配设备
CN104590196B (zh) * 2015-01-05 2018-08-31 上海东方久乐汽车安全气囊有限公司 一种安全气囊的盖板及包括该盖板的方向盘安全气囊装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014019395A (ja) * 2012-07-23 2014-02-03 Takata Corp エアバッグ装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11285536B2 (en) * 2017-04-28 2022-03-29 Lintec Corporation Film-shaped fired material, and film-shaped fired material with support sheet
CN109624906A (zh) * 2017-10-05 2019-04-16 奥托立夫开发公司 安全气囊模块和用于制造安全气囊模块的方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN106274785A (zh) 2017-01-04
JP6535925B2 (ja) 2019-07-03
CN106274785B (zh) 2018-10-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7055849B2 (en) Cover for air bag device
JPWO2011065121A1 (ja) クリップ
JP6255033B2 (ja) 止め具
JP6274852B2 (ja) 車載用機器の取付構造
JP5576026B2 (ja) 車両のステアリング装置
JP6535925B2 (ja) エアバッグモジュール
US20130154242A1 (en) Attachment structure for driver seat airbag device
WO2017217215A1 (ja) 表示装置
JP5606015B2 (ja) エアーバッグモジュール
WO2014203683A1 (ja) エアバッグ装置
JP2004168284A (ja) エアバッグ装置
JP2007170458A (ja) 2段係止クリップ
JP4937098B2 (ja) クランプの誤組付け防止構造
JP6078023B2 (ja) 電気機器ケース
JP6851268B2 (ja) 自動車用カバー部材およびその取付構造
JP5876376B2 (ja) グロメット
JP2017065332A (ja) 自動車部品
JP4928235B2 (ja) 車両のカーテンエアバッグ用クリップとピラーガーニッシュとの取付構造、及びカーテンエアバッグ用クリップ
JP5823828B2 (ja) エアバッグ装置
JP4089552B2 (ja) エアバッグ装置
JP4504764B2 (ja) インストルメントパネルのコネクタ取付構造およびインストルメントパネル組立方法
JP4471599B2 (ja) エアバッグ装置
JP4857229B2 (ja) 支持ホルダの取付構造
JP5148430B2 (ja) 車両用ドアライニング
JP5483104B2 (ja) 車両用トノカバーの係止構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171222

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20180420

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20180802

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180807

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20180802

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181023

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181106

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181207

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190507

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190514

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6535925

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350