JP6036630B2 - ステアリングホイール用エアバッグカバー - Google Patents

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Description

本発明は、車両に装着されるステアリングホイールの中央付近のボス部の上面側に配設されて、ボス部の内部に収納されたエアバッグを覆うステアリングホイール用エアバッグカバーに関する。
従来、この種のエアバッグカバーでは、エアバッグを覆う天井壁部の中央付近の上面側に、装飾体(オーナメント)を配設させたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。このエアバッグカバーは、エアバッグの膨張時に、それぞれの周縁における前縁、後縁、及び、相互の接近した中央側縁に配置された破断予定部を破断させて、左右に開く左ドア部と右ドア部とを、天井壁部に配設させていた。そして、装飾体は、左ドア部若しくは右ドア部の一方、例えば、左ドア部に設けられた取付座に保持されて、配設されていた。破断予定部は、左ドア部と右ドア部との相互の接近する中央側縁に配置される共用部が、取付座の周囲を略半周して迂回する迂回部を有して配設されていた。また、破断予定部は、共用部の迂回部付近を除いて、装飾体を保持した左ドア部と右ドア部との周縁では、左右対称形に形成されていた。
そして、従来の左ドア部と右ドア部とは、膨張するエアバッグに押されて開く際、左右方向の両側に、相互に左右対称的に開いていた。なお、左右のドア部がエアバッグに押されて左右に開く左右開き(観音開きタイプ)のドア部の構成では、例えば、左ドア部に装飾体が保持されていても、その開き時、運転者の顔の正面中央付近から左右方向に迅速に離れる挙動となることから、運転者がボス部に顔を接近させていても、装飾体の運転者の顔との接触時間を短くできて、円滑に、ドア部を開くことができた。
特開2003−327069号公報
しかし、この種のステアリングホイールでは、操舵時に把持するリング部とボス部とを連結する左右のスポーク部に、オーディオ機器やトリップメータ等の操作スイッチが配設される場合があり、そのような構成の場合、装飾体を取り付けた左ドア部がエアバッグに押されて開くと、装飾体が操作スイッチの操作部(操作ボタン)に当たって、操作部や装飾体を破損させる虞れが生ずる。また、スポーク部には、操作スイッチの他、ベゼルも配設される場合もあった。すなわち、従来のエアバッグカバーでは、操作スイッチやベゼル等のスポーク搭載品の装飾体との接触による破損を抑制する点に課題があった。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、左右開きのドア部の一方に装飾体が保持されていても、破損を伴なうスポーク搭載品の装飾体との接触を抑制可能なステアリングホイール用エアバッグカバーを提供することを目的とする。
本発明に係るステアリングホイール用エアバッグカバーは、ステアリングホイールが、操舵時に把持するリング部、該リング部の中央付近に配置されるボス部、及び、前記リング部と前記ボス部とを連結して、少なくとも前記ボス部から左右に延びる前側スポーク部、を備える構成とされて、
前記ボス部の上面側に配設されて、前記ボス部の内部に収納されたエアバッグを覆う天井壁部を備え、
前記エアバッグの膨張時に、それぞれの周縁における前縁、後縁、及び、相互の接近した中央側縁に配置された破断予定部を破断させて、左右に開く観音開きタイプの左ドア部と右ドア部とを前記天井壁部に配設させるとともに、
前記天井壁部の中央付近の上面側に、前記左ドア部若しくは右ドア部の一方に設けられた取付座に保持されて、装飾体が配設され、
前記破断予定部における前記左ドア部と前記右ドア部との中央側縁の共用部が、前記取付座の周囲を略半周して迂回する迂回部を有して構成されるステアリングホイール用エアバッグカバーにおいて、
前記左ドア部若しくは前記右ドア部の前記装飾体を保持した取付側ドア部が、前記左ドア部若しくは前記右ドア部の前記装飾体を取り付けていない非取付側ドア部と比べて、上方から見て、前記共用部を、左右方向に沿う方向より、後方側に向けて開く構成とするとともに、
前記破断予定部を破断させて開口する前記天井壁部の開口エリアが、左右に開く左ドア部及び右ドア部だけから、形成される構成としていることを特徴とする。
本発明に係るエアバッグカバーでは、エアバッグに押されて開く際、装飾体を保持した取付側ドア部は、装飾体を取り付けてない非取付側ドア部に比べて、装飾体を保持した部位である共用部側を、換言すれば、取付座付近を、左右方向に沿う方向より、後方側に向けて開く構成としている。そのため、開き時に回転する装飾体は、操作スイッチやベゼル等のスポーク搭載品の搭載箇所より、後方側にずれて回転することとなって、スポーク搭載品に対し、破損を招くように接触することが抑制される。
なお、操作スイッチの操作部等のスポーク搭載品は、操作性や意匠性等の観点から、ボス部の前縁側から左右に延びる前側スポーク部に搭載されることから、取付側ドア部が、左右方向に沿う方向より後方側に向いて開けば、装飾体を配設させた取付座付近が前側スポーク部の上面側に重なり難くなり、そのため、その前側スポーク部の上面側に配設されるスポーク搭載品に対して(特に、強い押圧力を伴なって接触すると破損の虞れが生ずるスポーク搭載品の内の回避対象物に対して)、破損を招くような装飾体の接触を防止できる。
したがって、本発明に係るステアリングホイール用エアバッグカバーは、左右開きのドア部の一方に装飾体が保持されていても、破損を伴なうスポーク搭載品の装飾体との接触を抑制することができる。
勿論、本発明に係るステアリングホイール用エアバッグカバーでは、装飾体自体の破損も防止可能となる。
なお、装飾体を保持した取付側ドア部の開き時の後方側へのずれ量は、取付側ドア部の開き時の装飾体の回動軌跡中、スポーク搭載品の内の装飾体と接触すれば破損する虞れが生ずる回避対象物に対し、確実に後方にずれる大きなずれ量とする他、破損を伴なわない小さな押圧力として接触する場合には、小さなずれ量としてもよく、回避対象物の強度と装飾体の運動エネルギーとに応じて、適宜、設定する。
そして、本発明に係るステアリングホイール用エアバッグカバーでは、前記破断予定部が、
前記取付側ドア部の周縁において、前縁側の取付側前部、後縁側の取付側後部、及び、前記共用部、を備え、
前記非取付側ドア部の周縁において、前縁側の非取付側前部、後縁側の非取付側後部、及び、前記共用部、を備え、
前記取付側ドア部が、前記取付側前部と前記取付側後部との前記共用部から離れた端部相互の間を、開き時の取付側ヒンジ部として配設され、
前記非取付側ドア部が、前記非取付側前部と前記非取付側後部との前記共用部から離れた端部相互の間を、開き時の非取付側ヒンジ部として配設されて、
前記取付側ヒンジ部と前記非取付側ヒンジ部とが、上方から見た長さを略等しくして、
前記破断予定部における前記取付側前部の前記共用部から離れた端部側が、前記非取付側前部の前記共用部から離れた端部より、曲げて後方に延ばして配設されていることが望ましい。
このような構成では、装飾体を保持した取付側ドア部が、その周縁の破断予定部における取付側前部の端部側を、非取付側ドア部の非取付側前部の端部側より、曲げて後方に延ばして、その前部側の破断距離を長くしているものの、取付側ドア部と非取付側ドア部とのそれぞれの開き時のヒンジ部の長さを、略同等としている。そのため、取付側ドア部と非取付側ドア部とは、エアバッグの膨張時、ヒンジ部の強度を確保して、安定して左右に開くことができ、エアバッグを円滑に突出させることができる。
この場合、本発明に係るステアリングホイール用エアバッグカバーでは、前記破断予定部における前記取付側後部が、端末を前記共用部から直線状に離隔させる構成として、配設され、
前記破断予定部における前記非取付側後部が、前記共用部から直線状に延び、端末に前方に曲がる折曲部を有して、配設されていることが望ましい。
このような構成では、取付側ドア部が、周縁の破断予定部の取付側後部の端部側を、非取付側ドア部の非取付側後部の端部と相違して、前方に曲がる折曲部を設けずに、単に、直線状に外方に伸ばした端末として構成している。そのため、取付側ドア部は、左右に開く観音扉タイプの一方のドア部としていても、開き時の開口面積を広く確保した状態で、ヒンジ部を最も後端に配置させることができる。換言すれば、取付側ドア部は、接近した運転者の顔と装飾体との接触時間を低減できる左右方向に開く観音扉タイプの一方のドア部としていても、開き時の開口面積を狭めること無く、最も後方に向けて開く状態を確保できて、一層、装飾体が、前側スポーク部の上面側に配設されるスポーク搭載品に対し、破損を招くように接触し難くなって、スポーク搭載品の破損を防止できる。勿論、装飾体自体の破損も防止可能となる
本発明に係る一実施形態のステアリングホイールの平面図である。 実施形態のステアリングホイールの縦断面図であり、図1のII−II部位に対応する。 実施形態のステアリングホイールの縦断面図であり、図1のIII−IIIに対応する。 実施形態のステアリングホイールのエアバッグ装置付近の拡大平面図である。 実施形態のステアリングホイールのエアバッグ装置を底面側から見た斜視図である。 実施形態のエアバッグカバーの側面図である。 実施形態のエアバッグカバーの底面図である。 実施形態のエアバッグカバーの一部破断底面図である。 実施形態の変形例のエアバッグカバーを使用したステアリングホイールの平面図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明すると、実施形態のステアリングホイールWは、図1に示すように、操舵時に把持するリング部R、リング部Rの中央に配置されるボス部B、及び、リング部Rとボス部Bとを連結するスポーク部S、を有したステアリングホイール本体1と、ボス部Bの上部に配設されるエアバッグ装置20と、を備えて構成される。
なお、本明細書での上下・左右・前後の方向は、ステアリングホイールWを車両のステアリングシャフトSS(図3参照)にナットSN止めして接続させた状態における車両の直進操舵時を基準として、上下方向は、そのステアリングシャフトSSの軸方向に沿った上下方向に対応し(図2,3参照)、左右方向は、そのステアリングシャフトSSの軸直交方向の車両の左右方向に対応し(図1,3参照)、前後方向は、そのステアリングシャフトの軸直交方向の車両の前後方向に対応している(図1参照)。
ステアリングホイール本体1は、図1〜3に示すように、リング部R、ボス部B、及び、スポーク部Sを相互に連結するように配設される芯金2と、リング部Rとリング部R近傍のスポーク部Sの芯金2の部位を覆うウレタン等からなる被覆層7と、を備えて構成されている。被覆層7の表面には、皮革8が巻き付けられている。また、スポーク部Sは、ボス部Bの前縁から左右両側に延びる前側スポーク部FS(FSL,FSR)とボス部Bから後側に延びる後側スポーク部BSとの二種類を有して構成されている。
なお、エアバッグ装置20の周囲には、装飾用の合成樹脂製のベゼル11,12,14が配設されている。さらに、前左側スポーク部FSLのベゼル14内には、所定の操作スイッチの各種操作部(操作ボタン)15が配設されている。これらの各種操作部15は、実施形態の場合、具体的には、オーディオ機器のAM,FM,CD,TV等のモードを決定する操作部15a、切替用の操作部15b、戻し用の操作部15c、音量調整用の操作部15d、15eとしている。
そして、これらの操作部15やベゼル11,12,14は、前左側スポーク部FSLや前右側スポーク部FSRに設けられるスポーク搭載品10,13を構成することとなる。これらのスポーク搭載品10,13は、PPやABS樹脂等の形状保持性の高い硬質の合成樹脂から形成されている。そして、実施形態の場合、開き時の装飾体78との接触による破損を防止する回避対象物16は、前左側スポーク部FSL側のスポーク搭載品13の内の操作部15aとしている。
また、ステアリングホイール本体1は、ボス部Bの下面側に、ロアカバー17を配設させて構成されている。
エアバッグ装置20は、図2,3に示すように、膨張用ガスを流入させて膨らむエアバッグ35と、エアバッグ35に膨張用ガスを供給するインフレーター30と、折り畳まれたエアバッグ35を覆う合成樹脂製のエアバッグカバー40と、エアバッグ35、インフレーター30、及び、エアバッグカバー40を保持する板金製の取付ベース21と、リテーナ32と、を備えて構成されている。
エアバッグ35は、球状に近似した厚みのある略円板状の膨張完了形状として、下部側に円形の開口36を備え、開口36の周縁を取付座37としている。
インフレーター30は、上部に膨張用ガスを吐出させる複数のガス吐出口30bを設けた円柱状の本体30aを備え、本体30aの外周面には、四角環状のフランジ部30c(図5参照)が突設されている。
リテーナ32は、四角環状の板金製として、四隅にボルト32b(図5参照)を突設させている。リテーナ32はエアバッグ35内に配設され、各ボルト32bをエアバッグ35の取付座37、取付ベース21、及び、インフレーター30のフランジ部30cに、順に貫通させ、各ボルト32bにナット33を締結させることにより、取付ベース21に、エアバッグ35とインフレーター30とを取り付けている。
取付ベース21は、図2,3,5に示すように、エアバッグ35やインフレーター30、さらに、エアバッグカバー40を保持して、組付部80を利用して、エアバッグ装置20をステアリングホイール本体1側に取り付ける部材であり、エアバッグカバー40の取付脚部76を係止する複数の係止部22を備えるとともに、左右両側と後側に、組付部80を配設する組付基部23を配設させている。組付基部23には、取付孔23aが配設されている。
各組付部80は、それぞれ、下端側に係止頭部81aを備えた金属製の組付ピン81と、合成樹脂製のカバー部82と、コイルばね83と、合成樹脂製の絶縁スペーサ84と、を備えて構成されている。組付部80は、取付ベース21の上面側から下方に突出するように、取付孔23aに取り付けられ、組付ピン81の係止頭部81aをステアリングホイール本体1側の所定の組付座に挿入係止させれば、エアバッグ装置20をステアリングホイール本体1側に取り付けることができる。
なお、組付部80の取付ベース21の上面側の部位には、所定のホーンスイッチ機構が配設されている。そして、コイルばね83の付勢力に抗して、エアバッグ装置20ごと、エアバッグカバー40を押下操作すれば、組付部80における図示しない取付ベース21の上面側の可動側接点が、ステアリングホイール本体1側に固定された組付ピン81の取付ベース21上に突出した上端側の固定側接点に対して、接触し、ホーンスイッチのON操作を行うことができ、そして、押下操作後には、コイルばね83の付勢力により、エアバッグ装置20ごと、エアバッグカバー40が、元の位置に復帰するように構成されている。
エアバッグカバー40は、図1〜4に示すように、オレフィン系熱可塑性エラストマー等の合成樹脂製として、ステアリングホイールWの中央付近のボス部Bの上面側に配設されている。エアバッグカバー40は、ボス部Bの内部に折り畳まれて収納されたエアバッグ35の上方を覆う天井壁部41と、天井壁部41の下面側から略四角筒状に延び、折り畳まれたエアバッグ35の前後左右の外周側を覆う側壁部70と、を備えて構成されている。
側壁部70は、図5〜7に示すように、前壁部71、後壁部72、左壁部73、及び、右壁部74を備えて構成され、左壁部73と右壁部74とは、前壁部71側と後壁部72側とに対して、折曲させた前縁部73a,74aと後縁部73b,74bとを介在させて、連結されている。この側壁部70は、下端に、取付ベース21の係止部22に挿入係止される取付脚部76を配設させて、左右対称形に形成されている。
天井壁部41は、側壁部70の内側におけるエアバッグ35の膨張時に開口する開口エリア42と、側壁部70より外方の周縁エリア43と、を備えて構成されている。
開口エリア42には、図1〜4,7,8に示すように、エアバッグ35の膨張時に、それぞれの周縁における前縁45a,50a、後縁45b,50b、及び、相互の接近した中央側縁45c,50cに配置された破断予定部55を破断させて、左右に開く左ドア部45と右ドア部50とだけが配設されている。
また、天井壁部41の開口エリア42の中央付近には、楕円板形状の装飾体78が配設されている。装飾体78は、PP等の形状保持性の高い硬質の合成樹脂や金属から形成され、下方に突出する複数の取付脚78aを備えて構成されている。なお、この装飾体78は、接着や溶着させたり、あるいは、インサート成形して、天井壁部41に設けてもよい。
そして、左ドア部45には、装飾体78を取り付ける取付座46が、右ドア部50に進入するように、装飾体78を左右に二分した形状の略半円状に突出させつつ、形成されている。取付座46は、上面側に装飾体78を収納する凹部46aを備えるとともに、装飾体78の各取付脚78aを挿通させる取付孔46bを備えて構成されている。装飾体78は、各取付脚78aを取付孔46bに挿通させて、取付孔46bから抜けないように、各取付脚78aの先端を、熱かしめして拡径させたり、あるいは、折り曲げて、取付座46に取り付けられている。
破断予定部55は、周囲の部位より下面側を凹ませて薄肉とした凹溝から形成されており、左ドア部45と右ドア部50との中央側縁45c,50cの共用部56が、取付座46の周囲を略半周して迂回する、詳しくは、右ドア部50側に進入するように突出した取付座46の周縁を囲むように迂回する、迂回部58を有して構成されている。共用部56は、迂回部58の他、迂回部58の前後で前後方向に沿って略直線状に外方に延びる共用前部57と共用後部59とを備えている。
なお、天井壁部41の開口エリア42内では、取付座46付近や破断予定部55の部位を除いて、左ドア部45と右ドア部50とは、ヒンジ部47,51を含めて、肉厚を一定として構成されている。
そして、このエアバッグカバー40では、膨張するエアバッグ35に押されて開く際、装飾体78を保持した取付側ドア部としての左ドア部45が、装飾体78を取り付けていない非取付側ドア部としての右ドア部50に比べて、上方から見て、共用部56の迂回部58付近を、左右方向に沿う方向より、後方側に向けて開く構成としている。
詳しく述べれば、破断予定部55に関し、図4,8に示すように、左ドア部(取付側ドア部)45の周縁では、前縁45a側の取付側前部60、後縁45b側の取付側後部63、及び、共用部56、が配設されている。そして、左ドア部45の左縁45d側における取付側前部60と取付側後部63との共用部56から離れた端部60a,63a相互の間を、開き時の取付側ヒンジ部47としている。なお、この取付側ヒンジ部47は、上方から見て、後端47b側を前端47a側より左右方向の中央側に配置させた直線状としている。
破断予定部55における右ドア部(非取付側ドア部50)の周縁では、前縁50a側の非取付側前部65、後縁50b側の非取付側後部68、及び、共用部56、が配設されている。そして、右ドア部50の右縁50d側における非取付側前部65と非取付側後部68との共用部56から離れた端部65a,68a相互の間を、開き時の非取付側ヒンジ部51としている。なお、この非取付側ヒンジ部51は、上方から見て、前端51aと後端51bとを前後方向で一致するように、前後方向に沿った直線状としている。
そして、実施形態の場合、取付側ヒンジ部47と非取付側ヒンジ部51とは、上方から見た長さ寸法HL,HRを略等しくしている(図8参照)。
さらに、取付側前部60の共用部56から離れた端部60a側が、非取付側前部65の共用部56から離れた端部65aより、曲げて後方に延ばして配設されている。すなわち、非取付側前部65の端部65aが、左右方向の外方に曲がる折曲部66を備えて、ヒンジ部51に連なるだけであるのに対し、取付側前部60の端部60aは、折曲端末部61を備えて、左右方向の外方に曲がって折曲部66より後方に延びる長い長さ寸法LL(長さ寸法LL>長さ寸法LS)の折曲部61aと、折曲部61aとヒンジ部47との間で、前後方向に沿って配設される延設部61bと、を備えて構成されている。
さらにまた、実施形態では、取付側後部63の端部63aが、端末を共用部56から直線状に離隔させる構成として、配設されているだけなのに対し、非取付側後部68が、共用部56から直線状に延び、端末に前方に曲がる折曲部69を有して、配設されている。
なお、これらの折曲端末部61を有した取付側前部60、取付側後部63、折曲部66を有した非取付側前部65、及び、折曲部69を有した非取付側後部68は、左ドア部45と右ドア部50との開き時の開口面積を大きく確保できるように、天井壁部41における側壁部70の内側、すなわち、前壁部71、後壁部72、左壁部73、及び、右壁部74の内側、に接近して配設されている。
このエアバッグカバー40は、装飾体78以外の樹脂部分を射出成型等の型成型により形成し、形成後、取付座46に装飾体78を取り付ければ、製造することができる。
そして、エアバッグ装置20は、各ボルト32bを突出させた状態で内部にリテーナ32を入れて折り畳んだエアバッグ35とインフレーター30とを、各ボルト32bとナット33とを利用して、取付ベース21に取り付け、さらに、取付ベース21の各組付基部23に組付部80を組み付け、そして、各取付脚部76を対応する係止部22に挿入係止させれば、組み立てることができる。
その後、車両のステアリングシャフトSSに、ナットSN止めしてステアリングホイール本体1に取り付け、所定のエアバッグ作動回路やホーンスイッチ機構の電源回路のリード線をエアバッグ装置20側に接続させつつ、各組付部80をステアリングホイール本体1側の所定の組付座に挿入係止させれば、エアバッグ装置20をステアリングホイール本体1に組み付けるとともに、ステアリングホイールWを車両に搭載することができる。
その後、インフレーター30に作動信号が入力されて、ガス吐出口30bから膨張用ガスが吐出されれば、エアバッグ35が膨張し、膨張するエアバッグ35に押されて、破断予定部55が破断し、左ドア部45と右ドア部50とが、それぞれ、図1〜4の二点鎖線に示すように、ヒンジ部47,51を回転中心として開き、エアバッグカバー40の開口エリア42を開かせることから、エアバッグ35が、開口エリア42から突出して、リング部Rの上面側に支持可能な膨張完了形状まで、膨張することとなる。
そして、実施形態のエアバッグカバー40では、エアバッグ35に押されて開く際、装飾体78を保持した取付側ドア部としての左ドア部45は、装飾体78を取り付けてない非取付側ドア部としての右ドア部50に比べて、装飾体78を保持した部位である共用部56側を、換言すれば、取付座46付近を、左右方向に沿う方向より、後方側に向けて開く構成としている。そのため、開き時に回転する装飾体78は、スポーク搭載品13としての操作部(操作スイッチ)15(15a)の搭載箇所より、後方側にずれて回転することとなって、回避対象物16としての操作部15aに対し、破損を招くように接触することが抑制される。
すなわち、操作部15やベゼル11,14等のスポーク搭載品10,13は、操作性や意匠性等の観点から、ボス部Bの前縁側から左右に延びる前左側スポーク部SFLや前右側スポーク部SFRに搭載されている。そして、取付側ドア部として左ドア部45が、左右方向に沿う方向より後方側に向いて開けば、装飾体78を配設させた取付座46付近が前左側スポーク部SFLの上面側に重なり難くなり、そのため、その前側スポーク部の上面側に配設されるスポーク搭載品13における回避対象物16(操作部15)に対して、破損を招くような装飾体78の接触を防止できる。
したがって、実施形態のステアリングホイール用エアバッグカバー40は、左右開きのドア部45,50の一方に装飾体78が保持されていても、破損を伴なうスポーク搭載品13の回避対象物(操作部15a)16の装飾体78との接触を抑制することができる。
勿論、実施形態のステアリングホイール用エアバッグカバー40では、装飾体78自体の破損も抑制可能となる。
なお、装飾体78を保持した左ドア部(取付側ドア部)45の開き時の後方側へのずれ量(装飾体78を左右方向の真横に配置させるように開かせた取付座460(図3,4参照)の位置を基準として、実施形態の場合の開き後の取付座46(装飾体78)の中心付近の前後方向の距離)Xは、取付側ドア部45の開き時の装飾体78の回動軌跡中、スポーク搭載品13の内の装飾体78と接触すれば破損する虞れが生ずる回避対象物16に対し、確実に後方にずれる大きなずれ量とする他、破損を伴なわない小さな押圧力として接触する場合には、小さなずれ量としてもよく、回避対象物16の剛性と装飾体78の運動エネルギーとに応じて、適宜、設定すればよい。但し、ずれ量Xは、少なくとも、取付側ドア部45の開き後の共用部56の共用前部57が、右ドア部(非取付側ドア部)50の開き後の共用部56の共用前部57より、後方に配置される必要はある。
そして、実施形態のエアバッグカバー40では、破断予定部55が、取付側ドア部としての左ドア部45の周縁において、前縁45a側の取付側前部60、後縁45b側の取付側後部63、及び、共用部56、を備え、非取付側ドア部としての右ドア部50の周縁において、前縁50a側の非取付側前部65、後縁50b側の非取付側後部68、及び、共用部56、を備えている。そして、左ドア部45が、取付側前部60と取付側後部63との共用部56から離れた端部60a,63a相互の間を、開き時の取付側ヒンジ部47として配設されている。また、右ドア部50が、非取付側前部65と非取付側後部68との共用部56から離れた端部65a,68a相互の間を、開き時の非取付側ヒンジ部51として配設されている。そして、これらの取付側ヒンジ部47と非取付側ヒンジ部51とが、上方から見た長さ寸法HL,HRを略等しくして(HL=HR)、破断予定部55における取付側前部60の共用部56から離れた端部60a側が、非取付側前部65の共用部56から離れた端部65a側より、曲げて後方に延ばした折曲端末部61を備えて配設されている。すなわち、折曲端末部61が、非取付側前部65の端部65a側の折曲部66より長い折曲部61aを備え、さらに、非取付側前部65の端部65a側には無い折曲部61aの後端から後方に延びる延設部61bと、を備えている。
そのため、実施形態では、装飾体78を保持した左ドア部45が、その周縁の破断予定部55における取付側前部60の端部60a側を、右ドア部50の非取付側前部65の端部65a側より、曲げて後方に延ばして、その前部60側の破断距離を長くしているものの、取付側ドア部としての左ドア部45と非取付側ドア部としての右ドア部50とのそれぞれの開き時のヒンジ部47,51の長さ寸法HL,HRを、略同等としている。そのため、左ドア部45と右ドア部50とは、エアバッグ35の膨張時、ヒンジ部47,51の強度を確保して、安定して左右に開くことができ、エアバッグ35を円滑に突出させることができる。
さらに、実施形態では、破断予定部55における取付側後部63が、端末を共用部56から直線状に離隔させる構成として、配設され、破断予定部55における非取付側後部68が、共用部56から直線状に延び、端末に前方に曲がる折曲部69を有して、配設されている。
すなわち、実施形態では、取付側ドア部としての左ドア部45が、周縁の破断予定部55の取付側後部63の端部63a側を、非取付側ドア部としての右ドア部50の非取付側後部68の折曲部69を備えた端部68aと相違して、前方に曲がる折曲部を設けずに、単に、直線状に外方に伸ばした端末として構成している。そのため、左ドア部45は、左右に開く観音扉タイプの一方のドア部としていても、開き時の開口面積を広く確保した状態で、ヒンジ部47を最も後端に配置させることができる。換言すれば、取付側ドア部としての左ドア部45は、接近した運転者の顔と装飾体78との接触時間を低減できる左右方向に開く観音扉タイプの一方のドア部としていても、開き時の開口面積を狭めること無く、最も後方に向けて開く状態を確保できて、一層、装飾体78が、前左側スポーク部FSLの上面側に配設されるスポーク搭載品13の回避対象物16に対し、破損を招くように接触し難くなって、その回避対象物16であるスポーク搭載品13の操作部15の破損を防止できる。勿論、装飾体78自体の破損も防止可能となる。
なお、実施形態では、装飾体78を設けた左ドア部45として、そのヒンジ部47の長さ寸法HLを右ドア部50のヒンジ部51の長さ寸法HRと略等しくして、後方側に向けて開く構成としたが、開き時の装飾体78が回避対象物16を破損せずに回避対象物16若しくはその近傍に当たる(接触する)構成であって、左ドア部45が、厚肉にしたり補強材を設ける等してヒンジ部47の強度を確保でき、かつ、左右方向に沿う方向より後方に向いて開く構成であれば、ヒンジ部47の長さ寸法HLを右ドア部50のヒンジ部51の長さ寸法HRより、短くしてもよい。
その場合、破断予定部55の取付側後部63の端部63a側は、左壁部73の後縁部73bの内側に沿って、前方に向く折曲部を設けてもよい。
さらに、取付側後部63の端部63a側に、上記のような前方に向かう折曲部を設ける場合、取付側前部60の端部60a側は、実施形態のような延設部61bを、短くしたり、あるいは、無くしてもよい。さらに、回避対象物16や装飾体78の破損を招くことなく、左ドア部45が、左右方向に沿う方向より、後方に向いて開く構成であれば、延設部61bを無くし、前縁部74aの内側に沿う折曲部61aだけ、あるいは、その折曲部61aの長さ寸法LLを、折曲部66の長さ寸法LSより長い状態を維持して、短くしてもよい。
また、実施形態では、左ドア部45側に装飾体78を設けたが、左右対称的に、右ドア部50側に装飾体78を設けるように構成してもよい。
さらに、エアバッグカバーに設けるドア部は、左右に開く観音扉タイプ(観音開きタイプ)の左ドア部と右ドア部とを設けた二枚ドアタイプの他、図8に示すように、左ドア部45や右ドア部50との前側に配置されて前方側に開く前ドア部44を設けたり、あるいは、左ドア部45や右ドア部50との後方側で後方側に開く後ドア部を設けた三枚ドアタイプ、さらには、左ドア部45や右ドア部50と併せて、既述の前ドア部と後ドア部とを設けた四枚ドアタイプとしてもよい。
20…エアバッグ装置、35…エアバッグ、40…エアバッグカバー、
41…天井壁部、45…(左ドア部)取付側ドア部、45a…前縁、45b…後縁、45c…中央側縁、46…取付座、47…(取付側)ヒンジ部、50…(右ドア部)非取付側ドア部、50a…前縁、50b…後縁、50c…中央側縁、51…(非取付側)ヒンジ部、
55…破断予定部、56…共用部、58…迂回部、60…取付側前部、60a…端部、63…取付側後部、63a…端部、65…非取付側前部、65a…端部、68…非取付側後部、68a…端部、
78…装飾体、
HL…(取付側ヒンジ部の)長さ寸法、HR…(非取付側ヒンジ部の)長さ寸法、
B…ボス部、W…ステアリングホイール。

Claims (7)

  1. ステアリングホイールが、操舵時に把持するリング部、該リング部の中央付近に配置されるボス部、及び、前記リング部と前記ボス部とを連結して、少なくとも前記ボス部から左右に延びる前側スポーク部、を備える構成とされて、
    前記ボス部の上面側に配設されて、前記ボス部の内部に収納されたエアバッグを覆う天井壁部を備え、
    前記エアバッグの膨張時に、それぞれの周縁における前縁、後縁、及び、相互の接近した中央側縁に配置された破断予定部を破断させて、左右に開く観音開きタイプの左ドア部と右ドア部とを前記天井壁部に配設させるとともに、
    前記天井壁部の中央付近の上面側に、前記左ドア部若しくは右ドア部の一方に設けられた取付座に保持されて、装飾体が配設され、
    前記破断予定部における前記左ドア部と前記右ドア部との中央側縁の共用部が、前記取付座の周囲を略半周して迂回する迂回部を有して構成されるステアリングホイール用エアバッグカバーにおいて、
    前記左ドア部若しくは前記右ドア部の前記装飾体を保持した取付側ドア部が、前記左ドア部若しくは前記右ドア部の前記装飾体を取り付けていない非取付側ドア部と比べて、上方から見て、前記共用部を、左右方向に沿う方向より、後方側に向けて開く構成とするとともに、
    前記破断予定部を破断させて開口する前記天井壁部の開口エリアが、左右に開く左ドア部及び右ドア部だけから、形成される構成として
    前記取付側ドア部が、開き時に、前記装飾体を左右の一方の前記前側スポーク部に接触させる位置に、配設されていることを特徴とするステアリングホイール用エアバッグカバー。
  2. 前記装飾体の接触する前記前側スポーク部には、操作スイッチの操作部が、配設され、
    前記取付側ドア部が、開き時に破損を伴なわない押圧力で前記装飾体を前記操作部に接触させる位置に、配設されていることを特徴とする請求項1に記載のステアリングホイール用エアバッグカバー。
  3. 前記破断予定部が、
    前記取付側ドア部の周縁において、前縁側の取付側前部、後縁側の取付側後部、及び、前記共用部、を備え、
    前記非取付側ドア部の周縁において、前縁側の非取付側前部、後縁側の非取付側後部、及び、前記共用部、を備え、
    前記取付側ドア部が、前記取付側前部と前記取付側後部との前記共用部から離れた端部相互の間を、開き時の取付側ヒンジ部として配設され、
    前記非取付側ドア部が、前記非取付側前部と前記非取付側後部との前記共用部から離れた端部相互の間を、開き時の非取付側ヒンジ部として配設されて、
    前記取付側ヒンジ部が、上方から見て、後端側を前端側より左右方向の中央側に配置させ、
    前記破断予定部における前記取付側前部の前記共用部から離れた端部側が、前記非取付側前部の前記共用部から離れた端部より、曲げて後方に延ばして配設されていることを特徴とする請求項1若しくは請求項2に記載のステアリングホイール用エアバッグカバー。
  4. ステアリングホイールが、操舵時に把持するリング部、該リング部の中央付近に配置されるボス部、及び、前記リング部と前記ボス部とを連結して、少なくとも前記ボス部から左右に延びる前側スポーク部、を備える構成とされて、
    前記ボス部の上面側に配設されて、前記ボス部の内部に収納されたエアバッグを覆う天井壁部を備え、
    前記エアバッグの膨張時に、それぞれの周縁における前縁、後縁、及び、相互の接近した中央側縁に配置された破断予定部を破断させて、左右に開く観音開きタイプの左ドア部と右ドア部とを前記天井壁部に配設させるとともに、
    前記天井壁部の中央付近の上面側に、前記左ドア部若しくは右ドア部の一方に設けられた取付座に保持されて、装飾体が配設され、
    前記破断予定部における前記左ドア部と前記右ドア部との中央側縁の共用部が、前記取付座の周囲を略半周して迂回する迂回部を有して構成されるステアリングホイール用エアバッグカバーにおいて、
    前記左ドア部若しくは前記右ドア部の前記装飾体を保持した取付側ドア部が、前記左ドア部若しくは前記右ドア部の前記装飾体を取り付けていない非取付側ドア部と比べて、上方から見て、前記共用部を、左右方向に沿う方向より、後方側に向けて開く構成とするとともに、
    前記破断予定部を破断させて開口する前記天井壁部の開口エリアが、左右に開く左ドア部及び右ドア部だけから、形成される構成として
    前記破断予定部が、
    前記取付側ドア部の周縁において、前縁側の取付側前部、後縁側の取付側後部、及び、前記共用部、を備え、
    前記非取付側ドア部の周縁において、前縁側の非取付側前部、後縁側の非取付側後部、及び、前記共用部、を備え、
    前記取付側ドア部が、前記取付側前部と前記取付側後部との前記共用部から離れた端部相互の間を、開き時の取付側ヒンジ部として配設され、
    前記非取付側ドア部が、前記非取付側前部と前記非取付側後部との前記共用部から離れた端部相互の間を、開き時の非取付側ヒンジ部として配設されて、
    前記非取付側ヒンジ部が、上方から見て、前端と後端とを前後方向で一致させるように、前後方向に沿った直線状に配置され、
    前記取付側ヒンジ部が、上方から見て、後端側を前端側より左右方向の中央側に配置させ、
    前記破断予定部における前記取付側前部の前記共用部から離れた端部側が、前記非取付側前部の前記共用部から離れた端部より、曲げて後方に延ばして配設されていることを特徴とするステアリングホイール用エアバッグカバー。
  5. 前記取付側ドア部が、開き時に、前記装飾体を左右の一方の前記前側スポーク部に接触させる位置に、配設され、
    前記装飾体の接触する前記前側スポーク部には、操作スイッチの操作部が、配設され、
    前記取付側ドア部が、開き時に破損を伴なわない押圧力で前記装飾体を前記操作部に接触させる位置に、配設されていることを特徴とする請求項4に記載のステアリングホイール用エアバッグカバー。
  6. 前記取付側ヒンジ部と前記非取付側ヒンジ部とが、上方から見た長さを略等しくしていることを特徴とする請求項3乃至請求項5のいずれか1項に記載のステアリングホイール用エアバッグカバー。
  7. 前記破断予定部における前記取付側後部が、端末を前記共用部から直線状に離隔させる構成として、配設され、
    前記破断予定部における前記非取付側後部が、前記共用部から直線状に延び、端末に前方に曲がる折曲部を有して、配設されていることを特徴とする請求項6に記載のステアリングホイール用エアバッグカバー。
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