JP5950444B2 - エアバッグ装置のカバー体 - Google Patents

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Description

本発明は、エアバッグを覆うカバー本体部にエアバッグの膨張展開時に開裂する複数の扉部を区画したエアバッグ装置のカバー体に関する。
従来、自動車などの車両のハンドルの固定部に備えられるエアバッグ装置が用いられている。このエアバッグ装置は、袋状のエアバッグと、このエアバッグにガスを供給するインフレータと、エアバッグを非展開時に覆って収納するカバー体とを備えている。このカバー体には、折り畳んだ状態で収納されたエアバッグを覆うカバー本体部に、容易に破断するテアライン(破断予定部)が形成されている。そして、車両が例えば衝突などにより衝撃を受けた際に、インフレータからエアバッグへとガスが供給されることでエアバッグが膨張し、このエアバッグの膨張によりカバー体のカバー本体部がテアラインに沿って破断して複数の扉部が形成され、これら扉部がそれぞれヒンジ部を中心として展開することにより、エアバッグが乗員側に展開して、乗員を拘束して保護するように構成されている。
このようなエアバッグ装置のカバー体について、カバー体の略中央部に装飾部材としてのエンブレム(オーナメント)を取り付けるとともに、このエンブレムに沿ってテアラインを配置した構成が知られている。この構成では、カバー本体の表面側に配置するエンブレム本体の裏側に突設した固定ピンをカバー本体部に挿通し、この固定ピンの先端に突設した係止部を、カバー本体部の裏面側に配置する取付部材に設けた係止受部としての貫通孔に嵌挿して係止することで、エンブレム本体と取付部材とでカバー本体部を挟み込んでエンブレムを固定する(例えば、特許文献1参照。)。
このようなエンブレムを取り付けた扉部は、エンブレムを取り付けていない扉部に対して重量があるため、展開挙動の開始が遅れやすい傾向があり、また、一旦展開が開始すると大きな慣性で同一方向に移動しようとする傾向がある。そのため、エンブレムを取り付けた扉部の形状を、エンブレムを取り付けていない扉部の形状と異ならせるとともに、これらエンブレムを取り付けていない扉部よりも面積を大きくすることにより、エンブレムを取り付けた扉部が他の扉部よりもエアバッグが展開するときの力を大きく受けて、他の扉部に対して遅れることなく、バランスよく展開させるようにしている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2000−255361号公報 (第3−4頁、図1−3) 特開2009−166780号公報 (第4−5頁、図1)
しかしながら、エンブレムは、扉部の展開時に作用する遠心力に対して扉部に確実に保持できるように固定ピンの係止部と貫通孔との嵌合を固くしているため、これらの嵌合の際の作業性が良好とはいえず、必ずしも生産性や製造性が良好ではない。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、装飾部材を扉部に対して確実に固定しつつ、生産性及び製造性を向上したエアバッグ装置のカバー体を提供することを目的とする。
請求項1記載のエアバッグ装置のカバー体は、収納されたエアバッグを覆うカバー本体部と、このカバー本体部を区画し前記エアバッグの膨張展開時に開裂して複数の扉部を形成するテアラインと、前記カバー本体部の外縁部に沿って配置され前記扉部の展開を許容する複数のヒンジ部と、前記扉部のいずれかの表面側に位置する装飾体、この装飾体とは別体で、前記扉部の裏面側に位置する取付部材、前記装飾体と前記取付部材とのいずれか一方に突設され、前記扉部に挿通される固定ピン、及び、前記装飾体と前記取付部材との他方に設けられ、前記扉部に挿通された前記固定ピンを係止することで前記装飾体を前記扉部に固定する係止受部を備えた装飾部材と、前記取付部材と前記扉部の裏面側とのいずれかに突設され、前記取付部材を前記扉部の裏面側に対して支持する支持部とを具備し、前記支持部は、前記装飾部材が取り付けられた前記扉部の展開を許容する前記ヒンジ部の折線に対して略直交する所定の直線上に位置する第1の支持部と、前記所定の直線に対して互いに線対称の位置配置された第2及び第3の支持部とを備えているものである。
請求項2記載のエアバッグ装置のカバー体は、請求項1記載のエアバッグ装置のカバー体において、カバー本体部は、合成樹脂により成形され、支持部は、扉部の裏面側に突設され、前記支持部の第1ないし第3の支持部の少なくともいずれかは、内部に凹部を有する筒状に設けられているものである。
請求項3記載のエアバッグ装置のカバー体は、請求項1または2記載のエアバッグ装置のカバー体において、装飾部材が取り付けられている扉部の裏面側に突設され、前記装飾部材の取付部材の周囲を囲む突出部を具備したものである。
請求項4記載のエアバッグ装置のカバー体は、請求項1ないし3いずれか一記載のエアバッグ装置のカバー体において、装飾部材が取り付けられている扉部の表面側に凹設され、前記装飾部材の装飾体が嵌合する嵌合部を具備したものである。
請求項1記載のエアバッグ装置のカバー体によれば、取付部材を扉部の裏面側に対して支持する支持部に、ヒンジ部の折線に対して略直交する所定の直線上に位置する第1の支持部と、この所定の直線に対して互いに線対称の位置に配置された第2及び第3の支持部とを設定することで、扉部の展開により取付部材に作用する遠心力を、第1ないし第3の支持部によってバランスよく受けることができる。したがって、係止受部に対する固定ピンの係止を必要以上に固くすることなく装飾部材を扉部に対して確実に固定できるため、係止受部と固定ピンとの係止の作業性が向上し、生産性及び製造性を向上できる。
請求項2記載のエアバッグ装置のカバー体によれば、請求項1記載のエアバッグ装置のカバー体の効果に加え、扉部の裏面側に突設した支持部の第1ないし第3の支持部の少なくともいずれかを内部に凹部を有する筒状とすることで、カバー本体部を合成樹脂により成形した際に、カバー本体部の扉部の表面側に肉ひけを生じにくくし、外観をより向上できる。
請求項3記載のエアバッグ装置のカバー体によれば、請求項1または2記載のエアバッグ装置のカバー体の効果に加え、扉部の裏面側に突設した突出部によって取付部材の周囲を囲むことで、扉部の展開時に作用する遠心力に対して、取付部材をより確実に扉部の定位置に保持できる。
請求項4記載のエアバッグ装置のカバー体によれば、請求項1ないし3いずれか一記載のエアバッグ装置のカバー体の効果に加え、扉部の表面側に凹設した嵌合部に装飾体を嵌合することで、扉部の展開時に作用する遠心力に対して、装飾体をより確実に扉部の定位置に保持できる。また、装飾体の扉部の表面側への突出を抑制できるので、ハンドル操作時に仮に乗員の手が触れたとしても違和感を与えることがない。
本発明のエアバッグ装置のカバー体の第1の実施の形態を示し、(a)はカバー本体部の扉部の一部の裏面図、(b)は(a)の一部の断面図である。 同上カバー体の装飾部材を示す正面図であり、(a)は装飾体を示し、(b)は取付部材を示す。 同上カバー体を示す正面図である。 同上カバー体を備えたエアバッグ装置を有するハンドルの正面図である。 本発明のエアバッグ装置のカバー体の第2の実施の形態のカバー本体部の扉部の一部の裏面図である。 同上カバー体を示す正面図である。
以下、本発明のエアバッグ装置のカバー体の第1の実施の形態を図面を参照して説明する。
図4において、10は車両である自動車のハンドルとしてのステアリングホイールで、このステアリングホイール10は、ステアリングホイール本体11と、このステアリングホイール本体11の乗員側に装着されるエアバッグ装置12とを備えている。なお、ステアリングホイール10は、通常傾斜した状態で車両に備えられるステアリングシャフトに装着されるものであるが、以下、車両の直進状態を基準とし、ステアリングシャフト側を背面側、乗員側を正面側とし、フロントガラスに向かう方向(矢印A方向)を上側として説明する。
そして、ステアリングホイール本体11は、円環状をなす把持部であるグリップ部であるリム部14と、このリム部14の内側に位置するボス部15と、これらリム部14とボス部15とを連結する複数の、本実施の形態では3本のスポーク部16とから構成されている。ここで、インストルメントパネルに設けられたメータ類に対する良好な視認性を確保するため、3本のスポーク部16は、直進状態で、ボス部15の両側と下側とに配置され、ボス部15の上側には、比較的大きな開口となるメータ視認用の開口Bが確保されている。
また、図示しないが、ボス部15の背面部には、ステアリングシャフトに嵌着される略円筒状のボスが設けられているとともに、このボスに芯体を構成するボスプレートがマグネシウム合金などをダイカストで鋳ぐるむなどして一体的に固着されている。そして、このボスプレートから、スポーク部16の芯金が一体に延設され、あるいは溶接などして固着されている。さらに、このスポーク部16の芯金に、リム部14の芯金が溶接などして固着されている。また、これらリム部14の芯金の外周部と、スポーク部16の芯金のリム部14側の部分の外周部とには、軟質の発泡ポリウレタンなどからなる表皮部が形成され、さらに、この表皮部の外周の全部あるいは一部が、天然あるいは人工の皮革により覆われている。
一方、エアバッグ装置12は、エアバッグモジュールとも呼ばれ、ステアリングホイール本体11のボス部の正面側を覆うように配置されるもので、金属板などからなる被取付部材としてのベースプレート、袋状のエアバッグ、ガスを噴射するインフレータなどを備えるとともに、図1ないし図4に示す樹脂製のカバー体20を備えている。そして、ベースプレートは、ホーンプレートあるいはブラケット部などを介してステアリングホイール本体11に取り付けられ、このベースプレートに、エアバッグ、インフレータ、及びカバー体20が取り付けられ、小さく折り畳まれたエアバッグがカバー体20により覆われている。
そして、カバー体20は、ケース体、パッド、あるいはモジュールカバーなどとも呼ばれるもので、ボス部15及びスポーク部16の一部を覆う表板部21と、この表板部21の背面(裏面)から正面視略角筒状などの筒状に突設された周壁である周板部22とが合成樹脂などにて一体に形成されている。そして、カバー体20の表板部21と周板部22とに囲まれた部分が、折り畳んだエアバッグを収納するエアバッグ収納部となり、このエアバッグ収納部の正面側に臨む部分がカバー本体部としての正面板部23となるとともに、この正面板部23の中央部に位置して、装飾部材としてのエンブレム24が備えられている。なお、表板部21は、意匠上種々の構成を採り得るものであるが、この実施の形態では、表板部21は、ほぼボス部15の形状に沿って、正面視で周板部22よりも若干大きく形成されている。
また、エンブレム24は、オーナメントなどとも呼ばれるもので、硬質または軟質の合成樹脂により成形され適宜塗装やメッキなどの処理が施された装飾体としてのエンブレム本体26と、例えば硬質の合成樹脂により成形された取付部材としてのバックプレート27とを備え、これらエンブレム本体26とバックプレート27とでカバー体20の正面板部23を挟み込んで固定されている(図1(b))。
ここで、エンブレム本体26は、アッパプレートとも呼ばれるもので、種々の形状とすることが可能であるが、本実施の形態では、例えば円形状に形成されている。また、このエンブレム本体26の背面(裏面)側、すなわち正面板部23に対向する側には、単数、または複数、本実施の形態では1つの脚部である固定ピン31と、エンブレム本体26を位置決め及び回り止めするための突部32とがそれぞれ突設されている(図2(a)及び図2(b))。
固定ピン31は、エンブレム本体26とバックプレート27とを連結するもので、先端部に、基端側に対して段差状に径大となる係止部31aとなっている。なお、この固定ピン31の配置は、エンブレム本体26をバランスよく支持できれば、その形状などに応じて適宜設定できるが、本実施の形態では、例えばエンブレム本体26の中心位置(中央部)に配置されている。
また、突部32の配置は、エンブレム本体26の形状に応じて適宜設定できるが、本実施の形態では、例えばエンブレム本体26の中心位置(中央部)に対して離間された位置に配置されている。なお、この突部32は、エンブレム本体26の上下左右などが定まっている形状、例えば上下左右などに非対称な形状である場合などには、必須の構成ではない。
また、バックプレート27は、エンブレム本体26を正面板部23に固定できれば種々の形状とすることができるが、例えば両側がそれぞれ円弧状に湾曲して突出する横長の四角形状の平坦な板状に形成されている。また、このバックプレート27には、エンブレム本体26の各固定ピン31が嵌挿されて係止される係止受部である貫通孔33が、固定ピン31の本数に対応して設けられている。
そして、正面板部23には、エアバッグ収納部に臨み、テアライン35が形成され(図3)、このテアライン35の開裂によりエアバッグの展開時に複数の扉部36が形成される。そして、扉部36は、左右非対称の第1ないし第4の扉部41,42,43,44の4枚が設定され、エンブレム24が配置される第1の扉部41は、他の3枚の扉部42,43,44よりも大きく、一側(図3における右側)の下方に配置されている。
また、これら扉部36を形成するテアライン35は、予定線部あるいは破断予定部となどとも呼び得るもので、正面板部23の背面(裏面)側を溝状に凹設し、正面板部23の他の部分より脆弱な弱部として形成されている。このテアライン35は、設定したい扉部36の形状及び枚数に応じて任意に設定できるが、例えば本実施の形態では、正面板部23の外周部に沿って両側部に形成された両側の外周テアライン部51,51と、正面板部23の外周部に沿って下側部に形成された下側の外周テアライン部52と、エンブレム24の他側(図3における左側)に沿って形成された半円弧状の迂回テアライン部54と、この迂回テアライン部54の上側の端部から角部を有さずに滑らかに延設され、エンブレム24の外縁に接する接線、またはこの接線に平行な線として一側の外周テアライン部51まで直線状に延設された直結テアライン部55と、迂回テアライン部54の下側の端部から滑らかな曲線状に屈曲されさらに直線状に下側の外周テアライン部52まで直線状に延設された第1の連結テアライン部56と、迂回テアライン部54の中間位置である他側部から他側の外周テアライン部51まで直線状に延設された第2の連結テアライン部57と、迂回テアライン部54の中間位置である上側部から正面板部23の外周部の上端部まで直線状に延設された第3の連結テアライン部58とを備えている。
そして、迂回テアライン部54は、半円より僅かに長い円弧状に形成され、直結テアライン部55は、一側の下方に向かって傾斜して形成されている。
さらに、互いに隣接する外周テアライン部51,51,52同士の間の部分は、扉部36が正面側に展開する際の回動軸となるヒンジ部61となっている。すなわち、正面板部23の外周部のテアライン35が形成されていない部分が、展開した扉部36を、非展開部である周板部22及び表板部21の外周部に連接するようになっている。さらに、第1の扉部41に連接されたヒンジ部61(ヒンジ部61a)は、例えば上下方向に沿う正面板部23の左右幅方向の中心線L1に対して傾斜した直線状に形成されており、エンブレム24に対して正対している。
また、両側の外周テアライン部51,51の下側の端末部51aと、下側の外周テアライン部52の両側の端末部52aとは、開裂の進行を抑止するため、内周側に折り返すように湾曲されている。さらに、両側の外周テアライン部51,51の上側の端末部51bと、第3の連結テアライン部58の上端の端末部58aとは、カバー体20の周板部22に突き当たるように形成され、さらに、必要に応じて、周板部22にも弱部が連続的に形成されている。
また、正面板部23の表面側、すなわち乗員に対向する後面側には、第1の扉部41に位置して、エンブレム24のエンブレム本体26を嵌合させる嵌合部としての嵌合凹部64が凹設されている。この嵌合凹部64は、エンブレム本体26の形状に応じて、このエンブレム本体26が嵌合可能な任意の形状とすることができるが、本実施の形態では、例えば円形状となっている。また、この嵌合凹部64は、迂回テアライン部54に周囲の一部が囲まれた位置となっており、例えば正面板部23の略中央部に位置している。そして、この嵌合凹部64の中心位置(中央部)には、エンブレム本体26の固定ピン31を挿通するための挿通孔65が開口されている。さらに、この嵌合凹部64には、挿通孔65に対して外周側に離間された位置に、エンブレム本体26の突部32を嵌挿するための嵌挿孔66が開口されている。
また、正面板部23の背面(裏面)側、すなわち反乗員側である前面側には、第1の扉部41に位置して、エンブレム24のバックプレート27の周囲を囲む突出部としての突出リブ67が突設されている。すなわち、この突出リブ67は、嵌合凹部64の背面(裏面)側に対応して位置している。この突出リブ67は、バックプレート27の形状に応じて、このバックプレート27の外側を囲む任意の形状とすることができるが、本実施の形態では、例えば両側が円弧状に湾曲した横長の四角形状となっている。したがって、この突出リブ67の内方が、バックプレート27を嵌合させる裏面側嵌合部68となっており、この裏面側嵌合部68の略中央部に、挿通孔65が位置している。なお、嵌挿孔66は、突出リブ67(裏面側嵌合部68)の外方に位置している。そして、この裏面側嵌合部68には、バックプレート27を支持するための支持部70が、突出リブ67よりも小さい突出量で突設されている。
この支持部70は、第1の支持部71,72、第2の支持部73、第3の支持部74、及び第4の支持部75が挿通孔65の周囲に設定されている。そして、第1ないし第3の支持部71,73,74が、例えば挿通孔65を重心とする仮想的な正三角形T1の各頂点に位置しており、第1ないし第3の支持部72,73,74が、仮想的な正三角形T1の一辺を底辺とする仮想的な二等辺三角形T2の各頂点に位置し、第1、第3及び第4の支持部71,74,75が、仮想的な正三角形T1の一辺を底辺とする仮想的な二等辺三角形T3の各頂点に位置している。また、第1及び第2の支持部71,73は、それぞれ挿通孔65の下方に位置し、第1、第3及び第4の支持部72,74,75は、それぞれ挿通孔65の上方に位置している。さらに、第1の支持部71,72は、ヒンジ部61aの折線、換言すれば第1の扉部41の展開に伴いヒンジ部61aに生じる屈曲部、すなわち、ヒンジ部61aの両側を区画する外周テアライン部51,52の端末部51a,52a間(テアライン35の端末部間)を結んだ仮想的な直線に対して直交または略直交する仮想的な所定の直線L2上にそれぞれ位置しており、第2の支持部73と第3の支持部74とは、直線L2に対して互いに線対称な位置となっている。換言すれば、直線L2は、仮想的な正三角形T1の重心(挿通孔65の中心)を通る直線となっており、正三角形T1及び二等辺三角形T2の底辺は、ヒンジ部61aと略平行となっている。また、第3の支持部74は、例えば正面板部23の左右幅方向の中心線L1上に位置しており、この中心線L1に対して、第1及び第2の支持部72,73と、第4及び第1の支持部75,71とが、互いに線対称、すなわち左右対称に配置されている。したがって、第1及び第2の支持部71,73の間の距離、第1及び第3の支持部71,74の間の距離、及び、第2及び第3の支持部73,74の間の距離は、互いに等しく設定され、第1及び第2の支持部72,73の間の距離、第1及び第3の支持部72,74の間の距離、第4及び第3の支持部75,74の間の距離、及び、第4及び第1の支持部75,71の間の距離は、互いに等しく設定されている。
そして、第1ないし第4の支持部71,72,73,74,75のそれぞれの内方には、凹部としての肉ぬすみ部77が設定されており、この肉ぬすみ部77によって、第1、第2及び第4の支持部71,72,73,75のそれぞれが円筒状となっているとともに、第3の支持部74が突出リブ67の上部と連続する正面視でU字状の半円筒状となっている。さらに、第1ないし第4の支持部71,72,73,74,75の先端部は、互いに略面一な平面状となっている。
なお、本実施の形態では、第1ないし第4の支持部71,72,73,74,75の全てに肉ぬすみ部77を設定したが、必要に応じて肉ぬすみ部77を設けない支持部とすることもできる。
そして、カバー体20の製造の際には、正面板部23を含む表板部21及び周板部22を予め合成樹脂により射出成形した後、別途成形したエンブレム本体26を、固定ピン31及び突部32を正面板部23の表面側から挿通孔65及び嵌挿孔66に挿通しつつ嵌合凹部64に嵌合するとともに、別途成形したバックプレート27を、正面板部23の裏面側にて裏面側嵌合部68に嵌合させる。このとき、挿通孔65から突出するエンブレム本体26の固定ピン31の係止部31aを含む先端側を、バックプレート27の貫通孔33に圧入することで、係止部31aが貫通孔33を貫通してバックプレート27の裏面側に係止され、エンブレム24が第1の正面板部23の第1の扉部41の定位置に固定される。
このカバー体20を備えたエアバッグ装置12をステアリングホイール10に備えた自動車が衝突などすると、制御装置がインフレータを作動させ、エアバッグにガスを供給する。すると、エアバッグが急速に膨張展開し、この膨張展開する圧力でカバー体20をテアライン35に沿って破断し、扉部36、本実施の形態では4枚の第1ないし第4の扉部41,42,43,44を形成する。さらに、各扉部41,42,43,44は、ヒンジ部61を軸として回動してエアバッグを膨出させる開口である突出口を形成し、この突出口からエアバッグが乗員の前方に展開し、乗員を保護する。
これら扉部41,42,43,44の展開の際、エンブレム24を設けた第1の扉部41は、エンブレム24を設けていない第2ないし第4の扉部42,43,44に対して重量があり、展開挙動の開始が遅れやすい傾向があり、また、一旦展開が始まると大きな慣性で同一方向に移動しようとする傾向がある。
この点、本実施の形態では、エンブレム24を設けた第1の扉部41は、エンブレム24を設けていない第2ないし第4の扉部42,43,44とは形状を異ならせ、これら第2ないし第4の扉部42,43,44よりも面積を大きくしたため、この第1の扉部41は他の扉部42,43,44よりもエアバッグが展開する力を大きく受け、他の扉部42,43,44から遅れずに、他の扉部42,43,44と同様にバランス良く展開させることができる。
そして、この第1の扉部41の展開の際には、エンブレム24に対して、ヒンジ部61aの折線に対して略直交する方向(直線L2)に沿って遠心力が作用する。この遠心力は、直線L2上に位置する支持部70の第1の支持部71,72と、この直線L2に対して互いに線対称に位置する第2及び第3の支持部73,74とによって(バックプレート27に対して)バランスよく均等に支持され、バックプレート27の撓みが抑制され、エンブレム24を第1の扉部41に対して強固に固定した状態を維持する。
このように、本実施の形態によれば、バックプレート27を扉部36の第1の扉部41の裏面側に対して支持する支持部70に、ヒンジ部61aの折線に対して略直交する所定の直線L2上に位置する第1の支持部71,72と、この所定の直線L2に対して互いに線対称に位置する第2及び第3の支持部73,74とを設定することで、第1の支持部71,72と、第2及び第3の支持部73,74とが、扉部36の第1の扉部41の展開によりエンブレム24(バックプレート27)に作用する遠心力の方向である直線L2に対して線対称な正三角形、または二等辺三角形を描く。このため、扉部36の第1の扉部41の展開によりバックプレート27に作用する遠心力を、第1ないし第3の支持部71,72,73,74によってバランスよく受けることができる。したがって、貫通孔33に対する固定ピン31の係止を必要以上に固くすることなくエンブレム24を扉部36の第1の扉部41に対して確実に固定できるため、貫通孔33と固定ピン31との係止の作業性が向上し、生産性及び製造性を向上できる。
特に、扉部36の第1の扉部41の最外側、すなわちこの第1の扉部41の展開の際に遠心力が最も強く作用する位置に第1の支持部72を配置していることで、この遠心力を第1の支持部72によって確実に受けることができる。
また、扉部36の第1の扉部41の裏面側に突設した支持部70の第1ないし第3の支持部71,72,73,74(及び第4の支持部75)の少なくともいずれかを、内部に肉ぬすみ部77を有する筒状とすることで、第1ないし第3の支持部71,72,73,74(及び第4の支持部75)の位置での肉厚が必要以上に大きくなることを防止し、正面板部23を合成樹脂により成形した際に、正面板部23の意匠面となる扉部36(第1の扉部41)の表面側に肉ひけを生じにくくして、外観をより向上できる。
さらに、扉部36の第1の扉部41の裏面側に突設した突出リブ67によってバックプレート27の周囲を囲むことで、バックプレート27の位置を突出リブ67によって規制し、扉部36(第1の扉部41)の展開時に作用する遠心力に対して、バックプレート27、及び、このバックプレート27と固定ピン31及び貫通孔33により連結されているエンブレム本体26を、より確実に扉部36(第1の扉部41)の定位置に保持できる。
そして、扉部36の第1の扉部41の表面側に凹設した嵌合凹部64にエンブレム本体26を嵌合することで、エンブレム本体26の位置を嵌合凹部64によって規制し、扉部36(第1の扉部41)の展開時に作用する遠心力に対して、エンブレム本体26をより確実に扉部36(第1の扉部41)の定位置に保持できる。
しかも、エンブレム本体26が仮に嵩高形状であっても、嵌合凹部64によってエンブレム本体26が扉部36の第1の扉部41からの表面側への突出量を抑制でき、乗員がハンドル操作時に仮に手が触れたとしても違和感を与えることがない。また、例えばエンブレム本体26に装飾的な連通孔などを設けた場合には、エンブレム本体26の囲まれた奥側(カバー体20側)が露出するので、容易に質感を変えることができ、デザイン性が向上する。
次に、第2の実施の形態を図5及び図6を参照して説明する。なお、上記の第1の実施の形態と同様の構成及び作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
本実施の形態のカバー体20は、正面板部23に形成されたテアライン35の開裂によりエアバッグの展開時に形成される扉部36に、左右対称の第1ないし第3の扉部81,82,83の3枚が設定され、エンブレム24が配置される第1の扉部81は、他の2枚の扉部82,83よりも大きく、中央部の下方に配置されている。すなわち、本実施の形態では、テアライン35は、正面板部23の外周部に沿って両側部に形成された両側の外周テアライン部85,85と、一側の外周テアライン部85と他側の外周テアライン部85とを連結する迂回テアライン部86と、この迂回テアライン部86の中間位置である上側部から正面板部23の外周部の上端部まで直線状に延設された連結テアライン部87とを備えている。
また、迂回テアライン部86は、エンブレム24(嵌合凹部64、裏面側嵌合部68)に対応する正面板部23の左右方向の中央部近傍の位置で上方へと突出するように円弧状に湾曲して形成されている。
さらに、互いに隣接する外周テアライン部85,85の上端部同士及び下端部同士の間の部分は、それぞれ扉部36が正面側に展開する際の回動軸となるヒンジ部89となっている。すなわち、正面板部23の外周部のテアライン35が形成されていない部分が、展開した扉部36を、非展開部である周板部22及び表板部21の外周部に連接するようになっている。さらに、第1の扉部81に連接されたヒンジ部89(ヒンジ部89a)は、例えば所定の直線である上下方向に沿う正面板部23の左右幅方向の中心線L3に対して略直交する、左右方向に沿う直線状に形成されており、エンブレム24に対して正対している。
また、両側の外周テアライン部85,85の下側の端末部85aは、開裂の進行を抑止するため、内周側に折り返すように湾曲されている。さらに、両側の外周テアライン部85,85の上側の端末部85bと、連結テアライン部87の上端の端末部87aとは、カバー体20の周板部22に突き当たるように形成され、さらに、必要に応じて、周板部22にも弱部が連続的に形成されている。
さらに、正面板部23の背面(裏面)側、すなわち反乗員側である前面側の第1の扉部81に位置する突出リブ67に囲まれた裏面側嵌合部68に突設された支持部70は、第1の支持部91、第2の支持部92,93、及び、第3の支持部94,95が挿通孔65の周囲に設定されている。そして、第1ないし第3の支持部91,92,94が、例えば挿通孔65を重心とする仮想的な正三角形T4の各頂点に位置しており、第1及び第2の支持部91,92,93が、仮想的な正三角形T4の一辺を底辺とする仮想的な二等辺三角形T5の各頂点に位置し、第1及び第3の支持部91,94,95が、仮想的な正三角形T4の一辺を底辺とする仮想的な二等辺三角形T6の各頂点に位置し、さらに、第1ないし第3の支持部91,93,95が、仮想的な二等辺三角形T5の等辺及び仮想的な二等辺三角形T6の等辺と等しい長さの二辺を有する仮想的な二等辺三角形T7の各頂点に位置している。また、第1ないし第3の支持部91,93,95は、それぞれ挿通孔65の上方に位置し、第2及び第3の支持部92,94は、それぞれ挿通孔65の下方に位置している。さらに、第1の支持部91は、中心線L3上に位置しており、第2の支持部92,93と第3の支持部94,95とは、中心線L3に対して互いに線対称な位置となっている。換言すれば、中心線L3は、仮想的な正三角形T4の重心(挿通孔65の中心)を通る直線となっており、正三角形T4及び二等辺三角形T7の底辺は、ヒンジ部89aと略平行となっている。したがって、第1及び第2の支持部91,92の間の距離、第1及び第3の支持部91,94の間の距離、及び、第2及び第3の支持部92,94の間の距離は、互いに等しく設定され、第1及び第2の支持部91,93の間の距離、第2の支持部92,93の間の距離、第1及び第3の支持部91,95の間の距離、及び、第3の支持部94,95の間の距離は、互いに等しく設定されている。
そして、第1ないし第3の支持部91,92,93,94,95のそれぞれの内方には、凹部としての肉ぬすみ部97が設定されており、この肉ぬすみ部97によって、第2及び第3の支持部92,93,94,95のそれぞれが円筒状となっているとともに、第1の支持部91が突出リブ67の上部と連続する正面視でU字状の半円筒状となっている。さらに、第1ないし第3の支持部91,92,93,94,95の先端部は、互いに略面一な平面状となっている。
そして、このカバー体20を備えたエアバッグ装置12をステアリングホイール10に備えた自動車が衝突などすると、制御装置がインフレータを作動させ、エアバッグにガスを供給する。すると、エアバッグが急速に膨張展開し、この膨張展開する圧力でカバー体20をテアライン35に沿って破断し、扉部36、本実施の形態では3枚の第1ないし第3の扉部81,82,83を形成する。さらに、各扉部81,82,83は、ヒンジ部89を軸として回動してエアバッグを膨出させる開口である突出口を形成し、この突出口からエアバッグが乗員の前方に展開し、乗員を保護する。
これら扉部81,82,83の展開の際、エンブレム24を設けた第1の扉部81は、エンブレム24を設けていない第2及び第3の扉部82,83に対して重量があり、展開挙動の開始が遅れやすい傾向があり、また、一旦展開が始まると大きな慣性で同一方向に移動しようとする傾向がある。
この点、本実施の形態では、エンブレム24を設けた第1の扉部81は、エンブレム24を設けていない第2及び第3の扉部82,83とは形状を異ならせ、これら第2および第3の扉部82,83よりも面積を大きくしたため、この第1の扉部81は他の扉部82,83よりもエアバッグが展開する力を大きく受け、他の扉部82,83から遅れずに、他の扉部82,83と同様にバランス良く展開させることができる。
そして、この第1の扉部81の展開の際には、エンブレム24に対して、ヒンジ部89aの折線、換言すれば第1の扉部81の展開に伴いヒンジ部89aに生じる屈曲部、すなわち、ヒンジ部89aの両側を区画する外周テアライン部85,85の端末部85a,85a間(テアライン35の端末部間)を結んだ仮想的な直線に対して直交、または略直交する方向(中心線L3)に沿って遠心力が作用する。この遠心力は、中心線L3上に位置する支持部70の第1の支持部91と、この中心線L3に対して互いに線対称に位置する第2の支持部92,93及び第3の支持部94,95とによって(バックプレート27に対して)バランスよく均等に支持され、バックプレート27の撓みが抑制され、エンブレム24を第1の扉部81に対して強固に固定した状態を維持する。
このように、本実施の形態によれば、バックプレート27を扉部36の第1の扉部41の裏面側に対して支持する支持部70に、ヒンジ部89aの折線に対して略直交する中心線L3上に位置する第1の支持部91と、この中心線L3に対して互いに線対称に位置する第2及び第3の支持部92,93,94,95とを設定することで、第1の支持部91と、第2及び第3の支持部92,93,94,95とが、扉部36の第1の扉部81の展開によりエンブレム24(バックプレート27)に作用する遠心力の方向である中心線L3に対して線対称な正三角形、または二等辺三角形を描く。このため、扉部36の第1の扉部81の展開によりバックプレート27に作用する遠心力を、第1ないし第3の支持部91,92,93,94,95によってバランスよく受けることができる。したがって、貫通孔33に対する固定ピン31の係止を必要以上に固くすることなくエンブレム24を扉部36の第1の扉部81に対して確実に固定できるため、貫通孔33と固定ピン31との係止の作業性が向上し、生産性及び製造性を向上できる。
特に、扉部36の第1の扉部81の最外側、すなわちこの第1の扉部81の展開の際に遠心力が最も強く作用する位置に第1の支持部91を配置していることで、この遠心力を第1の支持部91によって確実に受けることができる。
また、扉部36の第1の扉部41の裏面側に突設した支持部70の第1ないし第3の支持部91,92,93,94,95をそれぞれ内部に肉ぬすみ部97を有する筒状とすることで、第1ないし第3の支持部91,92,93,94,95の位置での肉厚が必要以上に大きくなることを防止し、正面板部23を合成樹脂により成形した際に、正面板部23の意匠面となる扉部36(第1の扉部81)の表面側に肉ひけを生じにくくして、外観をより向上できる。
なお、上記の各実施の形態において、エアバッグ装置12は、例えばホーンスイッチの操作部を兼ねるものでもよい。
また、バックプレート27に支持部を突設し、このバックプレート27の支持部が当接する正面板部23の第1の扉部41の裏面側を平面状としてもよい。
さらに、固定ピンをバックプレート27に突設し、この固定ピンを受ける係止受部をエンブレム本体26に設けてもよい。
また、固定ピンは複数本設けてもよい。この場合には、固定ピン毎にヒンジ部の折線に対して略直交する所定の直線上に位置する第1の支持部と、この所定の直線に対して互いに線対称にそれぞれ位置する第2及び第3の支持部を設ければよい。
また、ヒンジ部61a,89aは、直線状としたが、わずかに湾曲した実質的な直線状としてもよい。
また、カバー体20の形状は、それぞれステアリングホイール10の形状などに対応して任意に設定できる。
本発明は、例えば、自動車のステアリングホイールに用いられるエアバッグ装置のカバー体の他、種々の移動体のハンドルその他の部位に備えられるエアバッグ装置のカバー体に適用できる。
12 エアバッグ装置
20 カバー体
23 カバー本体部としての正面板部
24 装飾部材としてのエンブレム
26 装飾体としてのエンブレム本体
27 取付部材としてのバックプレート
31 固定ピン
33 係止受部としての貫通孔
35 テアライン
36 扉部
61a,89a ヒンジ部
64 嵌合部としての嵌合凹部
67 突出部としての突出リブ
70 支持部
71,72,91 第1の支持部
73,92,93 第2の支持部
74,94,95 第3の支持部
77,97 凹部としての肉ぬすみ部
L2 直線
L3 直線である中心線

Claims (4)

  1. 収納されたエアバッグを覆うカバー本体部と、
    このカバー本体部を区画し前記エアバッグの膨張展開時に開裂して複数の扉部を形成するテアラインと、
    前記カバー本体部の外縁部に沿って配置され前記扉部の展開を許容する複数のヒンジ部と、
    前記扉部のいずれかの表面側に位置する装飾体、この装飾体とは別体で、前記扉部の裏面側に位置する取付部材、前記装飾体と前記取付部材とのいずれか一方に突設され、前記扉部に挿通される固定ピン、及び、前記装飾体と前記取付部材との他方に設けられ、前記扉部に挿通された前記固定ピンを係止することで前記装飾体を前記扉部に固定する係止受部を備えた装飾部材と、
    前記取付部材と前記扉部の裏面側とのいずれかに突設され、前記取付部材を前記扉部の裏面側に対して支持する支持部とを具備し、
    前記支持部は、
    前記装飾部材が取り付けられた前記扉部の展開を許容する前記ヒンジ部の折線に対して略直交する所定の直線上に位置する第1の支持部と、
    前記所定の直線に対して互いに線対称の位置にそれぞれ配置された第2及び第3の支持部とを備えている
    ことを特徴とするエアバッグ装置のカバー体。
  2. カバー本体部は、合成樹脂により成形され、
    支持部は、扉部の裏面側に突設され、
    前記支持部の第1ないし第3の支持部の少なくともいずれかは、内部に凹部を有する筒状に設けられている
    ことを特徴とする請求項1記載のエアバッグ装置のカバー体。
  3. 装飾部材が取り付けられている扉部の裏面側に突設され、前記装飾部材の取付部材の周囲を囲む突出部
    を具備したことを特徴とする請求項1または2記載のエアバッグ装置のカバー体。
  4. 装飾部材が取り付けられている扉部の表面側に凹設され、前記装飾部材の装飾体が嵌合する嵌合部
    を具備したことを特徴とする請求項1ないし3いずれか一記載のエアバッグ装置のカバー体。
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