JP3288938B2 - エアバッグ装置のカバー体 - Google Patents

エアバッグ装置のカバー体

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JP3288938B2
JP3288938B2 JP25032596A JP25032596A JP3288938B2 JP 3288938 B2 JP3288938 B2 JP 3288938B2 JP 25032596 A JP25032596 A JP 25032596A JP 25032596 A JP25032596 A JP 25032596A JP 3288938 B2 JP3288938 B2 JP 3288938B2
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    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R21/02Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
    • B60R21/16Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
    • B60R21/20Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components
    • B60R21/215Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components characterised by the covers for the inflatable member
    • B60R2021/21543Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components characterised by the covers for the inflatable member with emblems

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  • Air Bags (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、膨張展開するエア
バッグを覆うエアバッグ装置のカバー体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のステアリングホイールな
どにおいて、ガスを噴射するインフレータと、このガス
により膨張展開するエアバッグと、このエアバッグを覆
うカバー体とを備えたエアバッグ装置が用いられてい
る。そして、エアバッグは、小さく折り畳まれた状態で
カバー体の内部に収納され、自動車の衝突などに際し
て、インフレータから噴射されるガスの圧力により膨張
して、軟質樹脂にて形成されたカバー体の被覆部を開裂
させ、乗員の前面などに膨張展開して乗員を衝突の衝撃
から保護するようになっている。
【0003】また、この種のエアバッグ装置において、
装飾の目的で、ロゴマークや車名などの装飾マークを、
エアバッグ装置のカバー体の被覆部に一体に形成した構
成が知られている。しかしながら、装飾マークをカバー
体に一体に形成した構成では、装飾マークがカバー体全
体の質感および色調と同一になるため、目立ちにくく、
装飾的効果に乏しいとの問題を有している。一方、別体
に形成した装飾部品をカバー体の被覆部に取り付ける構
成では、エアバッグ装置の作動時に高速に展開する軟質
樹脂製の被覆部に対して、この装飾部品を強固に取り付
ける必要があるとともに、装飾部品がカバー体の被覆部
の開裂に影響を与えないようにする必要がある問題を有
している。
【0004】この点、例えば、実開平2−66353号
公報に記載されているように、被覆部に補強用ネットを
インサートして形成し、装飾部品から延設したフックを
この補強用ネットに係合する構成が知られている。しか
しながら、この構成は、補強用ネットを備えたカバー体
にしか適用できず、適用範囲が制限されるとともに、装
飾部品のフックを補強用ネットに係合する作業が必ずし
も容易でない問題を有している。
【0005】また、例えば、特開平5−139231号
公報に記載されているように、被覆部に装飾部品自体を
インサートして一体的に形成する構成が知られている。
しかしながら、この構成は、インサート成形の際に装飾
部品の表面に傷や汚れを付けやすく、成形不良率が増加
して製造コストの低減が困難になるなどの問題を有して
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、装飾マ
ークをカバー体に一体に形成した構成では、装飾マーク
がカバー体全体の質感および色調と同一になるため、目
立ちにくく、装飾的効果に乏しいとの問題を有してい
る。また、別体に形成した装飾部品をカバー体の被覆部
に取り付ける構成では、エアバッグ装置の作動時に高速
に展開する軟質樹脂製の被覆部に対して、この装飾部品
を強固に取り付ける必要があるとともに、装飾部品がカ
バー体の被覆部の開裂に影響を与えないようにする必要
があり、適用範囲が制限され、あるいは製造コストの低
減が困難になる問題を有している。
【0007】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、装飾効果が高く、エアバッグが円滑に展開するエ
アバッグ装置のカバー体を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のエアバッ
グ装置のカバー体は、エアバッグを覆い、このエアバッ
グの展開時に破断する破断部が形成された被覆部と、こ
の被覆部に取り付けられた装飾部品とを具備し、この装
飾部品は、前記被覆部の表面側に配置された装飾体と、
前記被覆部の裏面側に配置された保持体と、これら装飾
体と保持体とを連結する連結体とを備え、前記保持体に
は、前記破断部の少なくとも一部に沿って、かつ、前記
被覆部の面方向に沿った方向で比較して、前記装飾体よ
りも前記破断部に近接し、前記装飾体と前記破断部との
間に位置して配置された外縁部である破断誘導部が設け
られたものである。
【0009】そして、この構成では、連結体により互い
に連結された装飾体と保持体とにより被覆部が挟持さ
れ、装飾部品が被覆部に強固に取り付けられる。また、
エアバッグが展開する際には、破断部に沿って、かつ、
装飾体よりも破断部に近接して配置された保持体の外縁
部である破断誘導部により、破断部に展開圧が集中し、
破断部の破断が誘導されるとともに、破断部以外の部位
の破断が防止され、被覆部が被覆部を所定の位置で迅速
円滑に展開し、エアバッグが迅速円滑に展開する。ま
た、構造が複雑化することもなく、インサート成形に比
べて製造が容易であり、製造コストが低減される。
【0010】請求項2記載のエアバッグ装置のカバー体
は、エアバッグを覆い、このエアバッグの展開時に破断
する破断部が形成された被覆部と、この被覆部に取り付
けられた装飾部品とを具備し、この装飾部品は、前記被
覆部の表面側に配置された装飾体と、前記被覆部の裏面
側に配置された保持体と、これら装飾体と保持体とを連
結する連結体とを備え、前記保持体には、前記破断部の
少なくとも一部に沿って、かつ、前記被覆部の面方向に
沿った方向で比較して、前記装飾体よりも前記破断部に
近接して配置された外縁部である破断誘導部が設けられ
た前記被覆部には、前記保持体との面接触を避ける支持
突部が突設されたものである。
【0011】そして、この構成では、連結体により互い
に連結された装飾体と保持体とにより被覆部が挟持さ
れ、装飾部品が被覆部に強固に取り付けられる。また、
エアバッグが展開する際には、破断部に沿って、かつ、
装飾体よりも破断部に近接して配置された保持体の外縁
部である破断誘導部により、破断部に展開圧が集中し、
破断部の破断が誘導されるとともに、破断部以外の部位
の破断が防止され、被覆部が被覆部を所定の位置で迅速
円滑に展開し、エアバッグが迅速円滑に展開する。ま
た、構造が複雑化することもなく、インサート成形に比
べて製造が容易であり、製造コストが低減される。さら
に、保持体と被覆部との面接触を避けて被覆部が保護さ
れるとともに、精度の要求が低下され、金型の制作が容
易になる。
【0012】請求項3記載のエアバッグ装置のカバー体
は、請求項1または2記載のエアバッグ装置のカバー体
において、被覆部の表面側には、装飾体を配置する装飾
体用凹設部が形成されたものである。
【0013】そして、この構成では、装飾体用凹設部に
装飾体を配置することにより、意匠が向上する。また、
被覆部を凹設した部分は強度が低下するが、破断誘導部
により、破断部に展開圧を集中させ、破断部以外の部位
の破断が防止され、被覆部の迅速円滑な展開が可能にな
る。
【0014】請求項4記載のエアバッグ装置のカバー体
は、請求項1ないし3いずれか記載のエアバッグ装置の
カバー体において、被覆部の裏面側には、保持体を配置
する保持体用凹設部が形成されたものである。
【0015】そして、この構成では、保持体用凹設部に
保持体を配置することにより、被覆部の内側に収納され
るエアバッグへの保持体の影響が低減される。また、被
覆部を凹設した部分は強度が低下するが、破断誘導部に
より、破断部に展開圧を集中させ、破断部以外の部位の
破断が防止され、被覆部の迅速円滑な展開が可能にな
る。
【0016】
【0017】
【0018】請求項記載のエアバッグ装置のカバー体
は、エアバッグを覆い、このエアバッグの展開時に破断
する破断部が形成された被覆部と、この被覆部に取り付
けられた装飾部品とを具備し、この装飾部品は、前記被
覆部の表面側に配置された装飾体と、前記被覆部の裏面
側に配置された保持体と、これら装飾体と保持体とを連
結する連結体とを備え、前記装飾体は、連結体に支持さ
れる第1の装飾部と、この第1の装飾部に支持される第
2の装飾部とを備え、前記保持体は、複数の係合孔を形
成した円環板状で、前記連結体を各係合孔に挿通させた
状態で、この保持体を所定方向に回動することにより、
連結体が係止して抜け止めされ、前記保持体には、前記
破断部の少なくとも一部に沿って、かつ、前記被覆部の
面方向に沿った方向で比較して、前記装飾体よりも前記
破断部に近接して配置された外縁部である破断誘導部が
設けられたものである。
【0019】そして、この構成では、カバー体の表面側
に、カバー体の被覆部とは異なる複数の部材からなる装
飾体を配置することが可能になり、装飾効果が高まる。
また 、連結体により互いに連結された装飾体と保持体と
により被覆部が挟持され、装飾部品が被覆部に強固に取
り付けられる。また、保持体は、複数の係合孔を形成し
た円環板状で、連結体を各係合孔に挿通させた状態で、
この保持体を所定方向に回動することにより、連結体が
係止して抜け止めされる。さらに、構造が複雑化するこ
ともなく、インサート成形に比べて製造が容易であり、
製造コストが低減される。さらに、エアバッグが展開す
る際には、破断部に沿って、かつ、装飾体よりも破断部
に近接して配置された保持体の外縁部である破断誘導部
により、破断部に展開圧が集中し、破断部の破断が誘導
されるとともに、破断部以外の部位の破断が防止され、
被覆部が被覆部を所定の位置で迅速円滑に展開し、エア
バッグが迅速円滑に展開する。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明のエアバッグ装置の
カバー体の一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0021】図2において、1は自動車のステアリング
ホイールで、このステアリングホイール1は、ステアリ
ングホイール本体2と、このステアリングホイール本体
2の乗員側となる上側に装着されたエアバッグ装置3と
などから構成されている。なお、ステアリングホイール
1は、通常傾斜した状態で車体に取り付けられるが、以
下、乗員側であるエアバッグ装置3側を上側(正面
側)、車体側である図示しないステアリングシャフト側
を下側(裏面側)として説明する。
【0022】そして、ステアリングホイール本体2は、
握り操舵部である環状のリム部(リング部)5と、この
リム部5の内側に位置するボス部6と、これらリム部5
およびボス部6を連結した4本のスポーク部7とから構
成されている。また、図1および図2に示すように、ボ
ス部6には、ステアリングホイール本体2の下側に位置
して、ステアリングシャフトに嵌着されるボス6aが配置
されているとともに、このボス6aの上部にボスプレート
6bが一体的に形成されている。また、このボスプレート
6bに、スポーク部7の芯金が接続され、このスポーク部
7の芯金に、リム部5の芯金が接続されている。そし
て、これらリム部5の芯金の外周部と、スポーク部7の
芯金のリム部5側の部分の外周部とに、軟質の合成樹脂
などからなる表皮部8が形成されている。さらに、ボス
部6の下側部は、下部カバー10により覆われている。
【0023】また、エアバッグ装置3は、金属製のベー
スプレート11を備え、このベースプレート11が、ステア
リングホイール本体2のボスプレート6bあるいはスポー
ク部7の芯金にブラケットなどを介して取り付けられて
いる。そして、このベースプレート11には、上板部11a
と、この上板部11a の周縁部から下方に向かって屈曲さ
れた周壁部11b とが形成されているとともに、上板部11
a には、円孔状のインフレータ取付孔11c と、このイン
フレータ取付孔11c の周囲に位置する複数の取付通孔と
が形成されている。そして、このインフレータ取付孔11
c に下側から嵌合して、ガスを噴射するインフレータ12
が取り付けられている。さらに、この上板部11a の上面
には、このインフレータ12の上側を覆うようにして、エ
アバッグ14が小さく折り畳んだ状態で取り付けられてい
る。
【0024】そして、インフレータ12は、略円柱状をな
す本体部12a を備え、この本体部12a の上側部の外周部
に、所定の間隔で複数のガス噴射口12b が形成されてい
る。さらに、本体部12a の外周には、フランジ部12c が
突設され、このフランジ部12c に、複数の取付通孔が形
成されている。さらに、インフレータ12の下側部には、
インフレータカバー12d が取り付けられている。
【0025】また、このエアバッグ14は、インフレータ
12の上側部が挿通する開口部14a を形成した環状をなす
下側の布材と、この下側の布材と外径寸法が等しい円形
をなす上側の布材との外縁部同士を縫合して、偏平な袋
状に形成されている。また、開口部14a の周縁部は、布
材を重ねて縫合することにより補強されているととも
に、この開口部14a の周囲に位置して、複数の取付通孔
が形成されている。
【0026】また、エアバッグ14の内側には、このエア
バッグ14の開口部14a を押える環状のリテーナ16が挿入
されている。そして、このリテーナ16に取り付けた複数
のボルトを、それぞれエアバッグ14の取付通孔と、ベー
スプレート11の上板部11a の取付通孔と、インフレータ
12の取付通孔とに順次挿通させ、このフランジ部12cの
下面からナットを螺合することにより、インフレータ12
とともにエアバッグ14がベースプレート11に一体的に締
結して固定されている。
【0027】さらに、折り畳まれたエアバッグ14を覆う
ようにして、ベースプレート11に、カバー体(モジュー
ルカバー)20が取り付けられている。そして、このカバ
ー体20は、図1ないし図4に示すように、合成樹脂にて
形成されたカバー本体21を備えており、例えば、このカ
バー本体21は、熱可塑性エラストマーなどの合成樹脂を
用いた射出成形法により一体に形成されている。また、
このカバー本体21は、エアバッグ14が収納されたボス部
6およびスポーク部7の一部を覆う被覆部22と、この被
覆部22の裏面から下側に突設された略角筒状をなす取付
壁部23とを有している。
【0028】また、カバー本体21の被覆部22には、被覆
部22の他の部分より脆弱な破断部としてのテアライン24
が形成されている。そして、このテアライン24は、被覆
部22の裏面側を溝状に凹設して薄肉に形成され、両側方
向に伸びる中央破断線24a と、この中央破断線24a に連
接され、被覆部22の両側部近傍を前後方向に伸びる両側
一対の側部破断線24b とから平面略H字状に構成されて
いる。また、中央破断線24a の長手方向の中央部には、
平面円弧状をなして手前側に湾曲する湾曲部24c が形成
されている。そして、このテアライン24により、被覆部
22の取付壁部23に囲まれた部分には、前後に対をなす扉
片部25a ,25b が区画形成されている。また、被覆部22
の裏面側には、取付壁部23の外側に位置して、格子状に
リブ26が形成されている。
【0029】そして、このカバー本体21は、取付壁部23
をベースプレート11の周壁部11b の外側に嵌合した状態
で、これら取付壁部23と周壁部11b とにそれぞれ形成さ
れた通孔にリベットを挿入してかしめることにより、取
付壁部23がベースプレート11の周壁部11b に固着されて
いる。
【0030】さらに、カバー本体21の被覆部22の略中央
部には、装飾部品取付部28が一体に形成され、この装飾
部品取付部28に、装飾部品31が取り付けられている。
【0031】そして、この装飾部品取付部28には、被覆
部22の表面側が円盤状に凹設された装飾体用凹設部28a
が形成されているとともに、この装飾体用凹設部28a の
外周部近傍から裏面側に連通する通孔28b が所定の間隔
で複数穿設されている。さらに、装飾体用凹設部28a の
裏面側に位置し通孔28b に連通して、環状をなす保持体
用凹設部28c が形成されている。そして、この保持体用
凹設部28c は、装飾体用凹設部28a よりも径寸法が大き
く、テアライン24の湾曲部24c に沿って、かつ、外縁部
は装飾体用凹設部28a よりも湾曲部24c に近接して形成
されている。また、被覆部22の、保持体用凹設部28c の
通孔28b に隣接した部分には、通孔28bの内周側と外周
側とにそれぞれ、装飾部品取付部28の中心を中心とする
同心状に並んで、複数の支持突部32が裏面側に向かって
一体に突設されており、装飾部品31との面接触を避けて
被覆部22を保護するとともに、精度の要求を低下させて
金型の制作を容易にできるようになっている。
【0032】また、装飾部品31は、略円盤状をなす装飾
体としてのエンブレム33と、円環状をなす保持体(固定
体、固定リング)34と、連結体としての複数、本実施の
形態では6個のシャフト35とから構成されている。
【0033】そして、エンブレム33は、第2の装飾部を
構成する円板状の基板33a と、この基板33a の上面の中
央部に貼着され第2の装飾部を構成するエンブレム本体
33bと、このエンブレム本体33b を囲んで基板33a の上
面に貼着された第1の装飾部としてのエンブレムリング
33c となどから全体として剛体に構成されている。ま
た、エンブレム本体33b は樹脂などにて表面側に膨出す
るように形成され、エンブレム本体33b およびエンブレ
ムリング33c は、アルミニウム合金などの金属にて形成
されており、エンブレム本体33b は、エンブレムリング
33c に一体的に固着されている。そして、エンブレム33
は、装飾部品取付部28の装飾体用凹設部28a に嵌め込ま
れるとともに、装飾部品取付部28の各通孔28b に対応す
る通孔33dが形成されている。さらに、これら通孔33d
は、それぞれ表面側に向かってテーパ状に拡径するよう
に開口している。
【0034】また、各シャフト35は、図4などに示すよ
うに、基端部に、先端側すなわち被覆部22の裏面側に向
かってテーパ状に径小になる頭部35a が形成されている
とともに、この頭部35a から、先端側に向かって僅かに
テーパ状に径小になる軸部35b が突設されている。さら
に、軸部35b の先端側には、環状をなす溝部35c を形成
した係止部35d が形成されている。また、頭部35a の表
面側には、工具用あるいは装飾用の凹部35e が形成され
ている。
【0035】さらに、保持体34は、図3および図4に示
すように、例えば、厚さ約0.5mmの金属板をプレスし
て、エンブレム33よりも径寸法の大きい円環板状に形成
されている。そして、この保持体34には、所定の間隔
で、係合孔36が複数個、本実施例ではシャフト35の個数
に合わせて6個形成されているとともに、円孔状の取付
工具挿入孔37が複数個、本実施の形態では3個形成され
ている。また、各係合孔36には、装飾部品取付部28の通
孔28b に対応する円孔状の挿入部36a と、この挿入部36
a から周方向に円弧状に延設された保持溝部36b とがそ
れぞれ形成されている。さらに、保持溝部36b の両側に
は、挿入部36a の近傍に位置して、両側一対の係止突部
36c がプレスなどにより裏面側に突設されている。さら
に、この保持体34の外縁部のエンブレム33よりも径寸法
の大きい部分が、破断誘導部38となっている。
【0036】そして、装飾部品31をカバー本体21の被覆
部22に取り付けるには、まず、カバー本体21の装飾部品
取付部28の装飾体用凹設部28a に表面側からエンブレム
33を嵌入し、カバー本体21の裏面側の所定の位置に保持
体34を配置するとともに、エンブレム33の各通孔33d
に、それぞれシャフト35を表面側から挿入して、これら
シャフト35の先端部の係止部35d を、それぞれ保持体34
の挿入部36a に挿通させる。そして、この状態で、保持
体34の取付工具挿入孔37に係合する工具を用いて、この
保持体34を所定方向に回動させる。すると、各シャフト
35の溝部35c が保持溝部36b に挿入され係止部35d が係
止して上下方向に抜け止めされるとともに、この係止部
35d が係止突部36c を乗り越えた状態で、保持体34の反
対方向への回動が抑制され、各シャフト35がより確実に
抜け止めされる。
【0037】そして、この状態で、各シャフト35の頭部
35a と係止部35d との間にエンブレム33と保持体34とが
挟持され、さらに、これらエンブレム33と保持体34との
間にカバー本体21の被覆部22が挟持されて、装飾部品31
が被覆部22に確実に保持されるようになっている。さら
に、この状態で、保持体34の上面は、被覆部22の裏面側
に突設した支持突部32に当接して支持されており、保持
体34が被覆部22の裏面に面状に当接しないようになって
いる。
【0038】次に、このエアバッグ装置3の展開動作を
説明する。
【0039】まず、自動車が衝突した際などには、図示
しない衝突診断ユニットからの信号によりインフレータ
12の点火器が起動され、充填した推進薬を燃焼させるこ
とにより、インフレータ12の周面に形成されたガス噴射
口12b からエアバッグ14の内部に窒素ガスなどが急速に
噴射され、折り畳まれたエアバッグ14が急激に膨張す
る。すると、このエアバッグ14の膨張の圧力により、カ
バー体20の被覆部22が内側から押圧されて変形するとと
もに、装飾部品31の保持体34が被覆部22に押し付けられ
る。この状態で、被覆部22の裏面の支持突部32が保持体
34により押圧されて潰れるように弾性的に変形し、保持
体34の破断誘導部38がテアライン24の湾曲部24c すなわ
ちテアライン24の中央部の近傍に当接して、テアライン
24の破断を開始させる。続いて、エアバッグ14の膨張の
圧力により、テアライン24に沿って破断が進行し、被覆
部22が開裂して、前後一対の扉片部25a ,25b が形成さ
れる。そして、さらに、エアバッグ14が膨張すると、前
側の扉片部25a に装飾部品31が保持されたまま、これら
扉片部25a ,25b が前後に展開してエアバッグ14の突出
口が形成され、この突出口を通ってエアバッグ14が突出
し、乗員とステアリングホイール本体2との間に膨張展
開して、乗員に加わる衝撃を緩和するようになってい
る。
【0040】そして、本実施の形態によれば、エアバッ
グ14を覆うカバー体20の被覆部22に、この被覆部22とは
別部材のエンブレム33を取り付けることにより、被覆部
22に装飾部を一体に形成する構成に比べて、装飾効果を
高めることができ、車室内の装飾性を高めることができ
る。
【0041】さらに、エンブレム33は、互いに別部材で
材質の異なるエンブレム本体33b とエンブレムリング33
c とが被覆部22の表面側に露出するため、装飾効果を容
易に高めることができる。
【0042】また、装飾部品31は、シャフト35により互
いに連結されたエンブレム33と保持体34とにより被覆部
22を挟持して、容易かつ確実に固定することができる。
そこで、インサート成形を行う構成に比べて、製造工程
を簡略化し、作業性を良好にでき、外観を良好にするこ
とができるとともに、工程歩留を良好にすることができ
る。さらに、エアバッグ装置3が作動し、被覆部22が開
裂して扉片部25a ,25b が高速に展開する際にも、前側
の扉片部25a に装飾部品31を確実に保持させ、エアバッ
グ14を円滑に膨張展開させることができる。
【0043】さらに、エアバッグ14が展開する際には、
テアライン24の湾曲部24c に沿って、かつ、表面側のエ
ンブレム33よりも湾曲部24c に近接して配置された保持
体34の破断誘導部38により、湾曲部24c に展開圧を集中
させ、すなわち、保持体34に支持された被覆部22の部分
(図4に示すA部)を剛体化して、このテアライン24の
破断を誘導できるとともに、テアライン24以外の部位の
破断を防止でき、被覆部22を迅速円滑に所定の位置で開
裂させることができるため、エアバッグ14を迅速円滑に
展開することができる。
【0044】特に、被覆部22の表面側に形成した装飾体
用凹設部28a にエンブレム33を配置することにより、表
面側へのエンブレム33の突出を抑制して、意匠を向上で
きるとともに、被覆部22の裏面側に形成した保持体用凹
設部28c に保持体34を配置することにより、被覆部22の
内側に収納されるエアバッグ14への保持体34の影響を低
減できる一方、これら凹設部28a ,28c により、被覆部
22の強度が部分的に低下するが、表面側のエンブレム33
よりテアライン24に近接して設けた保持体34の破断誘導
部38により、テアライン24に展開圧を集中させ、テアラ
イン24以外の部位の破断を防止し、被覆部22を所定の位
置で迅速円滑に破断して展開させることができる。
【0045】そして、被覆部22を所定の位置で開裂させ
ることができるため、エンブレム33の縁部の露出を防止
することができる。
【0046】また、被覆部22を所定の位置で迅速円滑に
破断できるため、本実施の形態のようにテアライン24の
中央破断線24a が湾曲した形状でも、テアライン24が破
断するまでのエアバッグ14の内圧すなわちいわゆる一次
内圧を低下させ、エアバッグ14を円滑に展開させること
ができるとともに、カバー本体21の取付壁部23に加わる
ストレスを低下させることができる。また、上記のよう
に、装飾部品31自体がテアライン24の破断に寄与するた
め、例えば、テアライン24を装飾部品31から離間した位
置に配置する必要がなく、装飾部品31の意匠の自由度を
高めることができる。
【0047】さらに、テアライン24は、通常の断面形状
のものでよく、保持体34も、プレス成形などによりに容
易に一体に形成できるため、構成を簡略化し、製造コス
トを低減することができる。
【0048】なお、上記の実施の形態では、装飾部品31
の装飾体を円盤状のエンブレム33とし、保持体34を円環
状としたが、装飾部品31を構成する各部材は種々の形
状、材質を採ることができる。例えば、図5に示すよう
に、湾曲部を設けていない平面略H字状のテアライン24
の中央破断線24a に対して、それぞれ平面矩形状をなす
装飾体としてのエンブレム51と保持体52と、これらエン
ブレム51と保持体52とを連結する2本の連結体としての
シャフト53とを用い、エンブレム51の縁部よりも保持体
52の縁部を中央破断線24a に近接させることにより、図
1などに示す実施の形態と同様の効果を得ることができ
る。
【0049】また、装飾体および保持体は、図5に示す
形状の他にも、テアラインの形状などに対応して、例え
ば、円板状、楕円板状、滑らかな角で構成した三角形、
四角形、菱形、五角形、あるいは六角以上の多角形状、
また、雲形などの不定形状とすることができる。また、
材質も、アルミニウム合金のほか、チタン合金、ステン
レススチールなどの金属板、ポリカーボネート、各種ナ
イロン樹脂、ABS樹脂、各種エラストマー樹脂、各種
エラストマー変性樹脂、不飽和ポリエステルなどの樹
脂、スライスした木片にアルミニウム合金をバッキング
したもの、上記の各種樹脂にフィルムを貼着したもの、
あるいは、上記の各種樹脂に、木目柄、大理石柄、カー
ボンコンポジット柄などの柄を印刷し、また、金箔など
の箔を貼着したもの、さらには、メタライジング加工を
施したものなどを用いることができる。
【0050】また、図1などに示す実施の形態では、円
板状の基板33a とエンブレムリング33c との外径寸法を
等しくし、エンブレムリング33c のほぼ全面で基板33a
を押さえるようにしたが、例えば、図6に示すように、
基板33a の外径寸法をエンブレムリング33c の外径寸法
よりも小さくするとともに、エンブレムリング33c の下
面の内周側に凹段部33e を形成し、この凹段部33e と被
覆部22との間に挟持して基板33a を保持するとともに、
エンブレムリング33c の凹段部33e の外周側の部分は被
覆部22に密着するようにすることもできる。
【0051】さらに、図1などに示す実施の形態では、
互いに別部材である基板33a とエンブレム本体33b とに
より、第1の装飾部としてのエンブレムリング33c に保
持される第2の装飾部を構成したが、例えば、図7に示
すように、基板とエンブレム本体とを樹脂などにて一体
に形成した第2の装飾部33f を用いることもできる。な
お、この図7に示す構成では、図6に示す構成と同様
に、第2の装飾部33f の外径寸法をエンブレムリング33
c の外径寸法よりも小さくしたが、図1などに示す実施
の形態と同様に、第2の装飾部33f の外径寸法とエンブ
レムリング33c の外径寸法とを等しくするとともに、シ
ャフト35が挿通する孔を形成し、このシャフト35を挿通
して固着することもできる。
【0052】また、上記の各実施の形態では、それぞれ
別体をなすエンブレム33,51、保持体34,52、シャフト
35,53を用いたが、例えば、シャフトはエンブレム側に
一体に形成することもでき、また、各シャフトを固定す
る複数の止め輪などを用いることもできる。
【0053】また、上記の各実施の形態は、ステアリン
グホイール本体2に装着するエアバッグ装置3について
説明したが、エアバッグ装置の形状および取り付け位置
は上記のものに限られず、例えば、インスツルメントパ
ネルに内蔵する助手席搭乗者用のエアバッグ装置、前席
のシートバックに内蔵する後席用のエアバッグ装置、あ
るいは、側面衝突用にドアや座席横に設けられるエアバ
ッグ装置などに適用することができる。
【0054】
【発明の効果】請求項1記載のエアバッグ装置のカバー
体によれば、カバー体の被覆部とは別体をなす装飾部品
により、装飾効果を高めることができる。また、連結体
により互いに連結された装飾体と保持体とにより被覆部
を挟持し、装飾部品を被覆部に強固に取り付けできるた
め、装飾部品を固定するためのインサート成形などを必
要とせず、外観を向上し、製造コストを低減できるとと
もに、汎用性を高めることができる。そして、エアバッ
グが展開する際には、破断部に沿って、かつ、装飾体よ
りも破断部に近接して配置された保持体の外縁部である
破断誘導部により、破断部に展開圧を集中させ、破断部
の破断を誘導できるとともに、破断部以外の部位の破断
を防止でき、被覆部を所定の位置で迅速円滑に展開さ
せ、エアバッグを迅速円滑に展開することができる。さ
らに、装飾部品が破断部の破断に寄与するため、装飾部
品の意匠の自由度を高めることができる。
【0055】請求項2記載のエアバッグ装置のカバー体
によれば、カバー体の被覆部とは別体をなす装飾部品に
より、装飾効果を高めることができる。また、連結体に
より互いに連結された装飾体と保持体とにより被覆部を
挟持し、装飾部品を被覆部に強固に取り付けできるた
め、装飾部品を固定するためのインサート成形などを必
要とせず、外観を向上し、製造コストを低減できるとと
もに、汎用性を高めることができる。そして、エアバッ
グが展開する際には、破断部に沿って、かつ、装飾体よ
りも破断部に近接して配置された保持体の外縁部である
破断誘導部により、破断部に展開圧を集中させ、破断部
の破断を誘導できるとともに、破断部以外の部位の破断
を防止でき、被覆部を所定の位置で迅速円滑に展開さ
せ、エアバッグを迅速円滑に展開することができる。さ
らに、装飾部品が破断部の破断に寄与するため、装飾部
品の意匠の自由度を高めることができる。さらに、被覆
部に、保持体との面接触を避ける支持突部を突設したた
め、保持体と被覆部との面接触を避けて被覆部を保護で
きるとともに、精度の要求が低下され、金型の制作を容
易にできる。
【0056】請求項3記載のエアバッグ装置のカバー体
によれば、請求項1または2記載の効果に加え、被覆部
の表面側に形成した装飾体用凹設部に装飾体を配置する
ことにより、意匠を向上できる。また、被覆部を凹設し
た部分は強度が低下するが、表面側の装飾体より破断部
に近接して設けた保持体の破断誘導部により、破断部に
展開圧を集中させ、破断部以外の部位の破断を防止し、
被覆部を所定の位置で迅速円滑に破断させ展開させるこ
とができる。
【0057】請求項4記載のエアバッグ装置のカバー体
によれば、請求項1ないし3いずれか記載の効果に加
え、被覆部の裏面側に形成した保持体用凹設部に保持体
を配置することにより、被覆部の内側に収納されるエア
バッグへの保持体の影響を低減できる。また、被覆部を
凹設した部分は強度が低下するが、表面側の装飾体より
破断部に近接して設けた保持体の破断誘導部により、破
断部に展開圧を集中させ、破断部以外の部位の破断を防
止し、被覆部を所定の位置で迅速円滑に破断させ展開さ
せることができる。
【0058】
【0059】請求項記載のエアバッグ装置のカバー体
によれば、カバー体の被覆部とは別体をなす装飾部品に
より、装飾効果を高めることができ、さらに、カバー体
の表面側に、カバー体とは異なる複数の部材からなる装
飾体を配置することが可能になり、装飾効果を高めるこ
とができる。また、連結体により互いに連結された装飾
体と保持体とにより被覆部を挟持し、装飾部品を被覆部
に強固に取り付けできるため、装飾部品を固定するため
のインサート成形などを必要とせず、外観を向上し、製
造コストを低減できるとともに、汎用性を高めることが
できる。また、保持体は、複数の係合孔を形成した円環
板状で、連結体を各係合孔に挿通させた状態で、この保
持体を所定方向に回動することにより、連結体を係止し
て抜け止めできる。エアバッグが展開する際には、破断
部に沿って、かつ、装飾体よりも破断部に近接して配置
された保持体の外縁部である破断誘導部により、破断部
に展開圧を集中させ、破断部の破断を誘導できるととも
に、破断部以外の部位の破断を防止でき、被覆部を所定
の位置で迅速円滑に展開させ、エアバッグを迅速円滑に
展開することができる。さらに、装飾部品が破断部の破
断に寄与するため、装飾部品の意匠の自由度を高めるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエアバッグ装置のカバー体を備えたエ
アバッグ装置の一実施の形態を示す断面図である。
【図2】同上エアバッグ装置を備えたステアリングホイ
ールの平面図である。
【図3】同上カバー体の底面図である。
【図4】同上カバー体の一部を拡大した断面図である。
【図5】本発明のエアバッグ装置のカバー体の他の実施
の形態を示す底面図である。
【図6】本発明のエアバッグ装置のカバー体の他の実施
の形態を示す一部の断面図である。
【図7】本発明のエアバッグ装置のカバー体の他の実施
の形態を示す一部の断面図である。
【符号の説明】
3 エアバッグ装置 14 エアバッグ 20 カバー体 22 被覆部 24 破断部としてのテアライン 28a 装飾体用凹設部 28c 保持体用凹設部 31 装飾部品32 支持突部 33 装飾体としてのエンブレム 33a 第2の装飾部を構成する基板 33b 第2の装飾部を構成するエンブレム本体 33c 第1の装飾部としてのエンブレムリング 33f 第2の装飾部 34 保持体 35 連結体としてのシャフト 36 係合孔 38 破断誘導部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 21/20

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアバッグを覆い、このエアバッグの展
    開時に破断する破断部が形成された被覆部と、 この被覆部に取り付けられた装飾部品とを具備し、 この装飾部品は、 前記被覆部の表面側に配置された装飾体と、 前記被覆部の裏面側に配置された保持体と、 これら装飾体と保持体とを連結する連結体とを備え、 前記保持体には、前記破断部の少なくとも一部に沿っ
    て、かつ、前記被覆部の面方向に沿った方向で比較し
    て、前記装飾体よりも前記破断部に近接し、前記装飾体
    と前記破断部との間に位置して配置された外縁部である
    破断誘導部が設けられたことを特徴とするエアバッグ装
    置のカバー体。
  2. 【請求項2】 エアバッグを覆い、このエアバッグの展
    開時に破断する破断部が形成された被覆部と、 この被覆部に取り付けられた装飾部品とを具備し、 この装飾部品は、 前記被覆部の表面側に配置された装飾体と、 前記被覆部の裏面側に配置された保持体と、 これら装飾体と保持体とを連結する連結体とを備え、 前記保持体には、前記破断部の少なくとも一部に沿っ
    て、かつ、前記被覆部の面方向に沿った方向で比較し
    て、前記装飾体よりも前記破断部に近接して配置された
    外縁部である破断誘導部が設けられた前記被覆部には、
    前記保持体との面接触を避ける支持突部が突設されたこ
    とを特徴とするエアバッグ装置のカバー体。
  3. 【請求項3】 被覆部の表面側には、装飾体を配置する
    装飾体用凹設部が形成されたことを特徴とする請求項1
    または2記載のエアバッグ装置のカバー体。
  4. 【請求項4】 被覆部の裏面側には、保持体を配置する
    保持体用凹設部が形成されたことを特徴とする請求項1
    ないし3いずれか記載のエアバッグ装置のカバー体。
  5. 【請求項5】 エアバッグを覆い、このエアバッグの展
    開時に破断する破断部が形成された被覆部と、 この被覆部に取り付けられた装飾部品とを具備し、 この装飾部品は、 前記被覆部の表面側に配置された装飾体と、 前記被覆部の裏面側に配置された保持体と、 これら装飾体と保持体とを連結する連結体とを備え、 前記装飾体は、連結体に支持される第1の装飾部と、こ
    の第1の装飾部に支持される第2の装飾部とを備え、 前記保持体は、複数の係合孔を形成した円環板状で、前
    記連結体を各係合孔に挿通させた状態で、この保持体を
    所定方向に回動することにより、連結体が係止して抜け
    止めされ、 前記保持体には、前記破断部の少なくとも一部に沿っ
    て、かつ、前記被覆部の面方向に沿った方向で比較し
    て、前記装飾体よりも前記破断部に近接して配置された
    外縁部である破断誘導部が設けられたことを特徴とする
    エアバッグ装置のカバー体。
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