JP3499651B2 - エアバッグ装置のカバー体 - Google Patents

エアバッグ装置のカバー体

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JP3499651B2
JP3499651B2 JP15499995A JP15499995A JP3499651B2 JP 3499651 B2 JP3499651 B2 JP 3499651B2 JP 15499995 A JP15499995 A JP 15499995A JP 15499995 A JP15499995 A JP 15499995A JP 3499651 B2 JP3499651 B2 JP 3499651B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、装飾部品が取り付けら
れたエアバッグ装置のカバー体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ガスを噴射するインフレータと、
このガスにより膨張展開するエアバッグと、このエアバ
ッグを覆うカバー体とを備えたエアバッグ装置が用いら
れている。そして、エアバッグは、小さく折り畳まれた
状態でカバー体の内部に収納され、自動車の衝突などに
際して、インフレータから噴射されるガスの圧力により
膨張して、軟質樹脂にて形成されたカバー体の被覆部を
開裂させ、乗員の前面などに展開されるようになってい
る。また、このエアバッグ装置は、例えば、自動車の運
転者を衝突の衝撃から保護するためにステアリングホイ
ールの中央のパッド体に組み込まれるエアバッグ装置、
インスツルメントパネルに内蔵する助手席搭乗者用のエ
アバッグ装置、前席のシートバックに内蔵する後席用の
エアバッグ装置、あるいは、側面衝突用にドアや座席横
に設けられるエアバッグ装置など、種々の態様のものが
開発され、実用化されている。
【0003】また、この種のエアバッグ装置において、
装飾の目的で、ロゴマークや車名などの装飾マークを、
エアバッグ装置のカバー体の被覆部に一体に形成した構
成が知られている。
【0004】しかしながら、装飾マークをカバー体に一
体に形成した構成では、装飾マークがカバー体全体の質
感および色調と同一になるため、目立ちにくく、装飾的
効果に乏しいとの問題を有している。
【0005】また、このような装飾マークを、カバー体
の被覆部とは別体の装飾部品により構成する場合には、
エアバッグ装置の作動時に高速に展開する軟質樹脂製の
被覆部に対して、この装飾部品を強固に取り付ける必要
がある。
【0006】この点、例えば、実開平2−66353号
公報に記載された構成が知られている。そして、この構
成は、カバー体の被覆部の表面に、装飾マークとなる別
部材のプレートを取り付けるもので、被覆部に埋設した
補強用ネットに、プレートから突設した係止部の鈎部を
係合して、プレートをカバー体の被覆部に取り付けるよ
うになっている。
【0007】しかしながら、この実開平2−66353
号公報記載の構成では、補強用ネットを被覆部に一体に
埋設したカバー体にしか適用できず、適用範囲が狭い問
題を有している。
【0008】また、例えば、特開平5−139231号
公報に記載された構成が知られている。そして、この構
成は、カバー体の被覆部に、別部材の装飾部品の一部を
埋め込んで固定するもので、この装飾部品には、被覆部
の表面側に露出する装飾部と、この装飾部の周囲に形成
されたベース部とが形成されている。そして、このベー
ス部には、複数の貫通孔が形成されており、このベース
部を被覆部に埋め込むようにインサート成形することに
より、装飾マークを被覆部に確実に取り付けできるよう
になっている。
【0009】しかしながら、この特開平5−13923
1号公報記載の構成では、装飾部品をカバー体の被覆部
にインサート成形するため、装飾部品の位置決め工程と
仕上げ工程とが煩雑になる問題を有している。すなわ
ち、通常、ポリウレタンの射出反応成形においてインサ
ート成形を行う場合には、金型のキャビティ面にコーテ
ィング剤および離型剤などの少なくとも一種を塗布する
工程を必要とし、この金型内に予め装飾部品を配置する
と、この装飾部品の装飾部がコーティング剤などにより
汚れるため、成形後の仕上げで装飾部の汚れを除去する
作業が必要になる。また、成形の際に、装飾部の表面と
金型の表面とが気密に接しない場合には、この装飾部の
表面と金型の表面との間に形成される空間にポリウレタ
ン樹脂が侵入する。すると、装飾部が薄い膜状のポリウ
レタン樹脂で覆われるため、この膜を後の工程で除去す
る必要があり、作業工程が増加するとともに、外観の仕
上がりのばらつきが大きくなる問題を有している。ま
た、ポリウレタン樹脂の代わりに熱可塑性樹脂を用いる
場合にも、インサート成形を行う場合には、装飾部品の
周縁とカバー体との境目(見切り線)部にバリなどを生
ずるなどし、これを除去する必要があるので、作業工程
が増加するとともに外観の仕上がりのばらつきが大きく
なる問題を有している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、装飾マ
ークをカバー体に一体に形成した構成では、装飾マーク
がカバー体全体の質感および色調と同一になるため、目
立ちにくく、装飾的効果に乏しいとの問題を有してい
る。また、装飾マークを被覆部とは別体のプレートと
し、カバー体の被覆部に埋設した補強用ネットに、プレ
ートから突設した係止部の鈎部を係合して、プレートを
カバー体に取り付ける構成では、補強用ネットを被覆部
に一体に埋設したカバー体にしか適用できず、適用範囲
が狭いとの問題を有している。また、別部材の装飾部品
をカバー体にインサート成形する構成では、この装飾部
品が汚れやすく、またバリなどを生ずるため、外観の向
上が困難であるとともに、汚れやバリを除去する作業が
煩雑になる問題を有している。
【0011】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、装飾効果が高く、容易に製造できるエアバッグ装
置のカバー体を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のエアバッ
グ装置のカバー体は、エアバッグを覆う被覆部と、この
被覆部に取り付けられた装飾部品とを具備し、この装飾
部品は、前記被覆部の表面側に形成された環状凹部に
置された環状の装飾体と、この装飾体から突設され前記
被覆部を貫通するとともに先端部近傍に環状をなす溝部
を形成し、前記装飾体の円周方向に沿って所定の間隔で
配置された複数の脚部と、前記被覆部の裏面側に配置さ
れ前記脚部が挿入される通孔が形成された環状の係止部
材と、前記脚部の溝部に係止されて前記係止部材を抜け
止めする抜け止め部材とを備えたものである
【0013】求項記載のエアバッグ装置のカバー体
は、請求項1記載のエアバッグ装置のカバー体におい
て、脚部の先端部は、被覆部の裏面部の形成する面より
エアバッグ側に突出しないものである。
【0014】
【作用】請求項1記載のエアバッグ装置のカバー体で
は、エアバッグを覆うカバー体の被覆部の表面側に、こ
の被覆部とは別部材の装飾体を取り付けることにより、
被覆部に装飾部を一体に形成する構成に比べて、装飾効
果が高められる。そして、装飾体は、この装飾体から突
設された脚部を被覆部に貫通させ、この脚部に被覆部の
裏面側で係止部材を結合することにより、装飾体と係止
部材との間に被覆部が挟持され、装飾部品が容易に取り
付けられる。また、インサート成形を行う必要がなく、
成形工程において装飾体が汚れることがない。また、脚
部の溝部に抜け止め部材を係止することにより、係止部
材が抜け止めされ、装飾部品が被覆部に取り付けられ
る。さらに、装飾体の円周方向に沿って、所定の間隔で
脚部を配置したため、このエアバッグ装置を見るものに
対して、精密機械的な印象を与えるとともに、ソフト、
大振り、あるいは単調などの印象を与えがちな、エアバ
ッグ装置を備えたステアリングホイールを、すっきりと
見せ、装飾効果が高まる。
【0015】請求項記載のエアバッグ装置のカバー体
では、請求項1記載の作用に加え、脚部の先端部が、被
覆部の裏面部の形成する面よりエアバッグ側に突出しな
いので、エアバッグに装飾部品が干渉することがない。
【0016】
【実施例】以下、本発明のエアバッグ装置のカバー体の
一実施例の構成を図面を参照して説明する。
【0017】図2において、1は自動車のステアリング
ホイールで、このステアリングホイール1は、ステアリ
ングホイール本体2と、このステアリングホイール本体
2の乗員側となる上側に装着されたエアバッグ装置3と
などから構成されている。
【0018】そして、ステアリングホイール本体2は、
握り操舵部である環状のリム部(リング部)5と、この
リム部5の内側に位置するボス部6と、これらリム部5
およびボス部6を連結した4本のスポーク部7とから構
成されている。また、ステアリングホイール本体2の車
体側となる下側には、図示しないステアリングシャフト
に嵌着されるボスが配置されているとともに、このボス
にボスプレートが溶接などして固着されている。また、
このボスプレートに、スポーク部7の芯金が接続され、
このスポーク部7の芯金に、リム部5の芯金が接続され
ている。そして、これらリム部5の芯金の外周部と、ス
ポーク部7の芯金のリム部5側の部分の外周部とに、軟
質の合成樹脂などからなる表皮部8が形成されている。
【0019】また、図1ないし図4に示すように、エア
バッグ装置3は、金属製のベースプレート11を備え、こ
のベースプレート11が、ステアリングホイール本体2の
ボスプレートにブラケットなどを介して取り付けられて
いる。そして、このベースプレート11には、平面略矩形
状をなす上板部11a と、この上板部11a の周縁部から下
方に向かって屈曲された周壁部11b とが形成されてい
る。そして、上板部11aには、円孔状のインフレータ取
付孔11c が形成され、このインフレータ取付孔11c に下
側から嵌合して、ガスを噴射する略円柱状のインフレー
タ12が取り付けられている。さらに、この上板部11a の
上面には、このインフレータ12の上側を覆うようにし
て、エアバッグ14が小さく折り畳んだ状態で取り付けら
れている。
【0020】そして、このエアバッグ14は、インフレー
タ12の上側部が挿通する開口部14aを形成した環状をな
す下側の布材と、この下側の布材と外径寸法が等しい円
形をなす上側の布材との外縁部同士を縫合して、袋状に
形成されている。また、図1に示すように、開口部14a
の周縁部は、布材を重ねて縫合することにより補強され
ているとともに、この開口部14a の周囲に位置して、複
数の取付通孔14b が形成されている。
【0021】また、エアバッグ14の内側には、このエア
バッグ14の開口部14a を押える環状のリテーナ16が挿入
されている。そして、このリテーナ16に取り付けた複数
のボルト17を、それぞれエアバッグ14の取付通孔14b
と、ベースプレート11の上板部11a のインフレータ取付
孔11c の周囲に形成した取付通孔11d と、インフレータ
12の外周部に突設したフランジ部12a に形成した取付通
孔12b とに挿通させ、このフランジ部12a の下面からナ
ット18を螺合することにより、インフレータ12とともに
エアバッグ14がベースプレート11に一体的に締結して固
定されている。
【0022】さらに、ベースプレート11の両側の周壁部
11b には、それぞれボスプレートに取り付けられるブラ
ケット部11e が形成されている。
【0023】そして、折り畳まれたエアバッグ14を覆う
ようにして、図1ないし図4に示すように、ベースプレ
ート11に、エアバッグ装置3のカバー本体21が取り付け
られている。そして、このカバー本体21は、熱可塑性エ
ラストマーなどの合成樹脂を用いた射出成形法により一
体に形成され、エアバッグ14が収納されたボス部6およ
びスポーク部7の一部を覆う被覆部22と、この被覆部22
の裏面から下側に突設された略角筒状をなす取付壁部23
とを有している。
【0024】そして、このカバー本体21は、取付壁部23
をベースプレート11の周壁部11b の外側に嵌合した状態
で、これら取付壁部23と周壁部11b とにそれぞれ形成さ
れた通孔23a ,11f にリベット26を挿入してかしめるこ
とにより、取付壁部23がベースプレート11の周壁部11b
に固着されている。
【0025】さらに、図1ないし図5に示すように、カ
バー本体21の被覆部22の略中央部には、装飾部品取付部
28が一体に形成され、この装飾部品取付部28に、装飾部
品31が取り付けられている。そして、この装飾部品取付
部28には、被覆部22の表面側が円環状に凹設された環状
凹部28a が形成されているとともに、この環状凹部28a
から裏面側に連通する通孔28b が所定の間隔で複数穿設
されている。
【0026】また、装飾部品31は、円環板状をなす装飾
体33と、この装飾体33とほぼ同形状をなす係止部材とし
てのプレート34と、脚部を構成する複数のシャフト35
と、抜け止め部材としての複数の止め輪36とから構成さ
れている。
【0027】そして、装飾体33は、表面にヘアライン加
工を施したアルミニウム合金製の環状部材であり、装飾
部品取付部28の環状凹部28a に嵌め込まれるようになっ
ている。また、この装飾体33には、装飾部品取付部28の
各通孔28b に対応する通孔33a が形成されている。そし
て、これら通孔33a は、図5に示すように、それぞれ表
面側に開口する表面側孔部33b と、裏面側に開口する裏
面側孔部33c とを連通してなり、表面側孔部33b の径寸
法は軸方向に沿ってほぼ一定で、裏面側孔部33c は、裏
面側に向かって径寸法がテーパ状に小さくなり、裏面側
に開口した部分の径寸法が、装飾部品取付部28の各通孔
28b の径寸法とほぼ等しく形成されている。
【0028】また、各シャフト35は、基端部に、テーパ
状に径大になる頭部35a が形成されているとともに、こ
の頭部35a からストレート部35b が突設され、さらに、
このストレート部35b の先端部近傍の外周部に、環状を
なす溝部35c が形成されている。そして、これらシャフ
ト35をそれぞれ装飾体33の通孔33a に表面側から挿入す
ると、頭部35a が、通孔33a の裏面側孔部33c に係止さ
れ、この状態で、頭部35a の表面部が、装飾体33の表面
部と面一になるか、あるいは、この装飾体33の表面部よ
りも裏面側に引っ込むようになっている。さらに、この
状態で、ストレート部35b は、装飾体33の通孔33a およ
び装飾部品取付部28の通孔28b を挿通して、カバー本体
21の裏面側に露出するようになっている。
【0029】一方、プレート34は、図1などに示すよう
に、例えば、熱可塑性樹脂にて形成され、本実施例で
は、シート状のポリカーボネート樹脂を円環状に切り抜
いて形成されているとともに、装飾部品取付部28の通孔
28b に対応する複数の通孔34aが形成されている。
【0030】また、止め輪36は、弾性変形可能な部材か
らなり、図6に示すように、平面円弧状をなす本体部36
a の両端部および中間部の三方から、中央部に向かって
係止片36b が突設されたいわゆるE型止め輪として形成
されている。
【0031】そして、装飾部品31をカバー本体21の被覆
部22に取り付けるには、まず、装飾体33の各通孔33a
に、それぞれシャフト35を表面側から挿入した状態で、
これらシャフト35を装飾部品取付部28の各通孔28b に位
置合わせして挿入するとともに、装飾体33を環状凹部28
a に挿入する。また、被覆部22の裏面側には、プレート
34をあてがい、このプレート34の各通孔34a に、それぞ
れシャフト35の先端部を挿入する。この状態で、装飾体
33およびシャフト35の頭部35a を裏面側に向かって押圧
するとともに、プレート34を表面側に向かって押圧する
と、弾性を有するエラストマーにて形成されたカバー本
体21の被覆部22が圧縮変形され、プレート34の各通孔34
a からのシャフト35の先端部の突出寸法が大きくなり、
各シャフト35の溝部35c もプレート34の裏面側に大きく
露出する。この状態で、各シャフト35の溝部35c に、そ
れぞれ径方向から止め輪36を装着して係止する。ここ
で、装飾体33およびプレート34の押圧を解除すると、装
飾部品取付部28近傍の被覆部22が復帰変形して、プレー
ト34および止め輪36を裏面側に弾性的に押圧し、この止
め輪36を溝部35c の先端側の壁部に当接させる。この状
態で、止め輪36は、本体部36a の弾性によりシャフト35
の溝部35c に係合するとともに、被覆部22の弾性により
シャフト35の長手方向に沿って押圧され、強固に固定さ
れる。
【0032】そして、この状態で、止め輪36によりプレ
ート34が抜け止めされ、このプレート34と装飾体33との
間にカバー本体21の被覆部22が挟持された状態になっ
て、この被覆部22に装飾部品31が取り付けられている。
【0033】また、このカバー本体21の被覆部22の裏面
側には、図3および図4などに示すように、被覆部22の
他の部分より脆弱なテアライン38が凹設されている。そ
して、このテアライン38は、両側方向に伸びる中央破断
線38a と、この中央破断線38a に連接され、被覆部22の
両側部近傍を前後方向に伸びる両側一対の側部破断線38
b とから平面略H字状に構成されている。また、中央破
断線38a は、被覆部22の環状凹部28a から所定の間隔を
介し、この環状凹部28a の近傍を緩やかな曲線状をなし
て迂回して通るように形成されている。なお、この中央
破断線38a は、緩やかな曲線状をなして環状凹部28a を
迂回する形状のほか、直線状、緩やかな曲線状、あるい
は装飾部品31を迂回するように先端が鈍角をなす平面略
V字状あるいは平面略U字状などの種々の形状の凹条に
形成することができる。
【0034】そして、自動車が衝突した際などには、図
示しない衝突診断ユニットからの信号によりインフレー
タ12の点火器が起動され、充填した推進薬を燃焼させる
ことにより、インフレータ12の周面に形成されたガス噴
射孔12c からエアバッグ14の内部に窒素ガスなどが急速
に噴射され、折り畳まれたエアバッグ14が急激に膨張す
る。すると、このエアバッグ14は、この膨張の圧力によ
り、テアライン38が中央破断線38a の中央部から破断
し、カバー本体21の被覆部22がテアライン38に沿って開
裂して、前後一対の扉片部が形成される。さらに、エア
バッグ14が膨張すると、前側の扉片部に装飾部品31が保
持されたまま、これら扉片部が前後に展開してエアバッ
グ14の突出口が形成され、この突出口を通ってエアバッ
グ14が突出し、乗員の前側に膨張展開するようになって
いる。
【0035】そして、本実施例によれば、エアバッグ14
を覆うカバー体の樹脂製の被覆部22の表面側に、この被
覆部22とは別部材の金属製の装飾体33を取り付けること
により、被覆部22に装飾部を一体に形成する構成に比べ
て、装飾効果を高めることができ、車室内の装飾性を高
めることができる。また、装飾体33の円周方向に沿っ
て、所定の間隔でシャフト35を配置したため、このエア
バッグ装置3を見るものに対して、精密機械的な印象を
与えることができるとともに、ソフト、大振り、あるい
は単調などの印象を与えがちな、エアバッグ装置3を備
えたステアリングホイール1を、すっきりと見せる効果
がある。
【0036】また、装飾体33は、この装飾体33側から突
設されたシャフト35を被覆部22の通孔28b に挿通させ、
このシャフト35の先端側を被覆部22の裏面側でプレート
34に固定することにより、装飾体33とプレート34との間
に被覆部22を挟持して、装飾部品31を確実に固定するこ
とができる。
【0037】さらに、プレート34は、シャフト35の溝部
35c に係止される止め輪36により、シャフト35から抜け
止めして簡単に固定できるため、製造工程を簡略化で
き、作業性を向上できるとともに、装飾部品31を被覆部
22に確実に取り付けることができる。
【0038】また、装飾体33およびプレート34は、それ
ぞれ被覆部22に面状に当接する同形状の板状をなし、こ
れら装飾体33とプレート34との間に被覆部22を弾性的に
挟持するため、装飾部品31を被覆部22に確実に取り付け
ることができる。
【0039】そして、このように、装飾部品31を被覆部
22に確実に取り付けできるため、エアバッグ装置3が作
動し、被覆部22が開裂して扉片部が高速に展開する際に
も、前側の扉片部に装飾部品31を確実に保持させ、エア
バッグ14を円滑に膨張展開させることができる。
【0040】さらに、射出成形し、必要に応じてゲート
痕などを除去する仕上げを行い、コーティングなどの工
程を経て完成したカバー本体21の被覆部22の工程良品に
ついて、装飾部品31を簡単な作業で取り付けできるた
め、装飾部品31を被覆部22に取り付けるためにインサー
ト成形などを行う必要がない。そこで、成形工程におい
て装飾体33との境目にバリを生じたり汚れたりすること
がないため、製造工程を簡略化し、作業性を良好にで
き、外観を良好にすることができるとともに、工程歩留
を良好にすることができる。
【0041】また、この装飾部品31は、表面側と裏面側
とから被覆部22を挟持して取り付けられるため、被覆部
22の形状にかかわらず確実に固定でき、汎用性を高める
ことができる。
【0042】なお、上記の実施例では、装飾部品31の装
飾体33は、表面にヘアライン加工を施したアルミニウム
合金により円環状に形成したが、他の材質や、他の形状
を採ることもできる。例えば、形状は、円板状、楕円板
状、滑らかな角で構成した三角形、四角形、菱形、五角
形、あるいは六角以上の多角形状、また、雲形などの不
定形状とすることができる。また、材質は、アルミニウ
ム合金のほか、チタン合金、ステンレススチールなどの
金属板、ポリカーボネート、各種ナイロン樹脂、ABS
樹脂、各種エラストマー樹脂、各種エラストマー変性樹
脂、不飽和ポリエステルなどの樹脂、スライスした木片
にアルミニウム合金をバッキングしたもの、上記の各種
樹脂にフィルムを貼着したもの、あるいは、上記の各種
樹脂に、木目柄、大理石柄、カーボンコンポジット柄な
どの柄を印刷し、また、金箔などの箔を貼着したもの、
さらには、メタライジング加工を施したものなどを用い
ることができる。
【0043】また、プレート34についても、上記の装飾
体33と同様に、各種の材質から形成できるとともに、成
形方法も、シート状の材料を切り抜く方法のほか、射出
成形、圧縮成形などの方法により形成することができ
る。
【0044】そして、抜け止め部材として、E型の止め
輪36を用いたが、例えば、図7に示すように、略U字状
をなして2方向からシャフト35に係合するいわゆるU型
止め輪41、図8に示すように、2方向からシャフト35に
係合するいわゆるK型止め輪42、図9に示すように、環
状部43a から内側に向かって弾性的に変形可能な複数の
係合片43b を突設したいわゆるプッシュナット43、図1
0に示すように、円板の中心部にシャフト35の挿通部44
a と弾性的に変形可能な係合片44b とを形成したいわゆ
るフラットプッシュナット44、図11に示すように、環
状部45a から内側に向かって複数の係合片45b を突設し
たいわゆる丸型スピードナット45、さらには、図12に
示すように、略矩形板状をなす本体部46a に、2方向か
らシャフト35に係合する係止片46を形成したP型スピー
ドナット46など、種々の抜け止め部材を使用することが
できる。また、これら抜け止め部材に応じて、シャフト
35の溝部35c も、種々の形状に形成することができる。
【0045】また、上記の実施例では、装飾体33の通孔
33a に挿入したシャフト35をプレート34の通孔34a に挿
通させ、止め輪36などの抜け止め部材を用いてこのプレ
ート34を固定したが、例えば、図13に示すように、装
飾体33に脚部53を一体に形成し、この脚部53に止め輪36
などの抜け止め部材を係止してプレート34を固定するこ
ともできる。
【0046】そして、この図13に示す実施例のよう
に、装飾体33に脚部53を一体に形成することにより、別
部材の脚部を用いる構成に比べて、部品点数を削減でき
るとともに、製造工程を簡略化して、取り付けの作業性
を向上でき、製造コストを低減することができる
【0047】さらに、上記の図13に示す実施例では、
装飾体に脚部を一体に形成したが、この装飾体の製造工
程においては、例えば、装飾体と脚部とを別体に形成し
た後、これらを一体的に固着することもできる。
【0048】また、例えば、図14に示すように、カバ
ー本体21の被覆部22の裏面側の、装飾部品取付部28の各
通孔28b の近傍を、一体または別体に滑らかな環状など
に僅かに隆起させて、裏面部を構成する突部61を形成
し、この突部61が形成する面61a と、各シャフト35のス
トレート部35b の先端部35d とを、ほぼ面一にすること
もできる。そして、このように、カバー本体21の突部61
が形成する面61a と各シャフト35の先端部35d とをほぼ
面一とし、各シャフト35の先端部35d をカバー本体21の
裏面側から突出させないようにすることにより、カバー
本体21および各シャフト35を折り畳まれたエアバッグ14
に滑らかに当接させ、あるいは、膨張展開するエアバッ
グ14に滑らかに摺接させて、エアバッグ14を保護しつつ
容易に円滑に膨張展開させることができる。
【0049】そして、この図14に示す実施例では、カ
バー本体21の裏面側の面61a と各シャフト35の先端部35
d とをほぼ面一としたが、例えば、図15に示すよう
に、各シャフト35の先端部35d を、カバー本体21の突部
62の面62a よりも表側、すなわちカバー本体21の内側に
収納することもできる。そして、このように各シャフト
35の先端部35d をカバー本体21の面62a の内側に位置さ
せることにより、エアバッグ14を樹脂製のカバー本体21
のみに当接および摺接させることができる。
【0050】さらに、カバー本体21の装飾部品取付部28
の裏面側に突部61,62を形成せず、カバー本体21の被覆
部22の裏面を平面状あるいは所定の曲面状とするととも
に、各通孔28b の近傍に凹部を形成することにより、シ
ャフト35の先端部35d をカバー本体21の裏面と面一に
し、あるいはカバー本体21の内側に収納して、シャフト
35がエアバッグ14に当接あるいは摺接することを防止す
ることができる。
【0051】またなお、上記の各実施例は、ステアリン
グホイール本体2に装着するエアバッグ装置3について
説明したが、エアバッグ装置の形状および取り付け位置
は上記のものに限られず、例えば、インスツルメントパ
ネルに内蔵する助手席搭乗者用のエアバッグ装置、前席
のシートバックに内蔵する後席用のエアバッグ装置、あ
るいは、側面衝突用にドアや座席横に設けられるエアバ
ッグ装置などに適用することができる。
【0052】
【発明の効果】請求項1記載のエアバッグ装置のカバー
体によれば、エアバッグを覆うカバー体の被覆部の表面
側に、この被覆部とは別部材の装飾体を取り付けること
により、被覆部に装飾部を一体に形成する構成に比べ
て、装飾効果を高めることができる。そして、装飾体
は、この装飾体から突設された脚部を被覆部に貫通さ
せ、この脚部に被覆部の裏面側で係止部材を結合するこ
とにより、装飾体と係止部材との間に被覆部を挟持し
て、装飾部品を容易に固定することができる。また、イ
ンサート成形を行う必要がなく、成形工程において装飾
体が汚れることがないため、外観を良好にできるととも
に、製造工程を簡略化することができる。また、脚部の
溝部に係止して係止部材を抜け止めする抜け止め部材を
備えたため、製造工程を簡略化できるとともに、装飾部
品を被覆部に確実に取り付けることができる。さらに、
装飾体の円周方向に沿って、所定の間隔で脚部を配置し
たため、このエアバッグ装置を見るものに対して、精密
機械的な印象を与えることができるとともに、ソフト、
大振り、あるいは単調などの印象を与えがちな、エアバ
ッグ装置を備えたステアリングホイールを、すっきりと
見せことができ、装飾効果を高めることができる。
【0053】請求項記載のエアバッグ装置のカバー体
では、請求項1記載の効果に加え、脚部の先端部が、被
覆部の裏面部の形成する面よりエアバッグ側に突出しな
いため、収納されたエアバッグあるいは膨張展開するエ
アバッグに装飾部品が干渉せず、エアバッグ装置を容易
に円滑に作動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエアバッグ装置のカバー体の一実施例
を示す分解斜視図である。
【図2】同上エアバッグ装置を備えたステアリングホイ
ールの平面図である。
【図3】同上エアバッグ装置の斜視図である。
【図4】同上エアバッグ装置の図3のI−I断面図であ
る。
【図5】同上カバー体の一部を拡大した断面図である。
【図6】同上抜け止め部材の平面図である。
【図7】本発明の抜け止め部材の他の実施例を示す平面
図である。
【図8】本発明の抜け止め部材の他の実施例を示す平面
図である。
【図9】本発明の抜け止め部材の他の実施例を示す平面
図である。
【図10】本発明の抜け止め部材の他の実施例を示す平
面図である。
【図11】本発明の抜け止め部材の他の実施例を示す平
面図である。
【図12】本発明の抜け止め部材の他の実施例を示す平
面図である。
【図13】本発明の装飾部品の他の実施例を示す分解斜
視図である。
【図14】本発明の装飾部品の他の実施例を示す分解斜
視図である。
【図15】本発明の装飾部品の他の実施例を示す分解斜
視図である
【符号の説明】
3 エアバッグ装置 14 エアバッグ 22 被覆部28a 環状凹部 31 装飾部品 33 装飾体 34 係止部材としてのプレート34a 通孔 35 脚部を構成するシャフト35c 溝部 36 抜け止め部材としての止め輪 61 裏面部を構成する突部 61a 面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 落合 幹雄 静岡県富士市青島町218番地 日本プラ スト株式会社内 (72)発明者 井上 裕恵 静岡県富士市青島町218番地 日本プラ スト株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−268202(JP,A) 特開 平5−139231(JP,A) 特開 平7−257309(JP,A) 特開 平5−270341(JP,A) 特開 平5−213134(JP,A) 特開 平9−11833(JP,A) 実開 平1−161153(JP,U) 実開 平1−123565(JP,U) 実開 平1−123564(JP,U) 実開 平2−66353(JP,U) 実開 平2−56002(JP,U) 実開 昭52−97378(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 21/20 B62D 1/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアバッグを覆う被覆部と、 この被覆部に取り付けられた装飾部品とを具備し、 この装飾部品は、 前記被覆部の表面側に形成された環状凹部に配置された
    環状の装飾体と、 この装飾体から突設され前記被覆部を貫通するとともに
    先端部近傍に環状をなす溝部を形成し、前記装飾体の円
    周方向に沿って所定の間隔で配置された複数の脚部と、 前記被覆部の裏面側に配置され前記脚部が挿入される通
    孔が形成された環状の係止部材と 前記脚部の溝部に係止されて前記係止部材を抜け止めす
    る抜け止め部材と を備えたことを特徴とするエアバッグ
    装置のカバー体。
  2. 【請求項2】 脚部の先端部は、被覆部の裏面部の形成
    する面よりエアバッグ側に突出しないことを特徴とする
    請求項1記載のエアバッグ装置のカバー体。
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