JPH0742876Y2 - エアバッグ装置 - Google Patents

エアバッグ装置

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JPH0742876Y2
JPH0742876Y2 JP1989024229U JP2422989U JPH0742876Y2 JP H0742876 Y2 JPH0742876 Y2 JP H0742876Y2 JP 1989024229 U JP1989024229 U JP 1989024229U JP 2422989 U JP2422989 U JP 2422989U JP H0742876 Y2 JPH0742876 Y2 JP H0742876Y2
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JP
Japan
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module cover
airbag
cover
foil piece
reinforcing plate
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JP1989024229U
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JPH02115055U (ja
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一昭 下木
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 A.考案の目的 (1)産業上の利用分野 本考案は、車両の衝突による衝撃から乗員を保護するた
めにステアリングホイールの中央部に装着されるエアバ
ッグ装置に関し、特に、そのモジュールカバーの表面に
ホットスタンピングにより装飾を施したエアバッグ装置
に関する。
(2)従来の技術 従来、車両の衝突によって一定値以上の衝撃が検知され
た場合に高圧ガスによって車室内にエアバッグを膨脹展
開させ、このエアバッグの緩衝作用で乗員を二次衝突の
衝撃から保護するようにしたエアバッグ装置が知られて
いる。一般に、かかるエアバッグ装置はステアリングホ
イールの中央部やインパネに装着され、それぞれ運転席
及び助手席の乗員を保護するようになっている。
ところで、車両のステアリングホイールはデザイン上の
重要なポイントとなるために、その正面の目立つ部位に
金属を蒸着した箔片をホットスタンピングにより貼着し
て装飾を施し、意匠効果を高めることが行われている。
そして、エアバッグ装置を備えたステアリングホイール
に上記ホットスタンピングによる装飾を施す場合には、
通常、ステアリングホイールの中央部に装着したエアバ
ッグを覆うモジュールカバーの表面が、その部位として
使用される。
(3)考案が解決しようとする課題 しかしながら、前記モジュールカバーはエアバッグが膨
脹展開する際に薄肉部において破断して拡開するように
ウレタン等の軟質合成樹脂で形成されているため、手で
押すだけで容易に弾性変形する。このために、モジュー
ルカバー表面に箔片をホットスタンピングする際に該カ
バーの被スタンプ個所が簡単に変形してしまい、スタン
ピング作業を精度よく的確には行い得なかったり、或い
は、ホットスタンピング後においても、モジュールカバ
ーに貼着した箔片に割れが生じたり、この箔片がモジュ
ールカバーの表面から剥がれてしまう等の不都合が生じ
る場合があった。
本考案は、前述の事情に鑑みてなされたもので、モジュ
ールカバー表面に箔片をホットスタンピングによって貼
着する際に生じる前記従来の問題を一挙に解決すること
ができるエアバッグ装置を提供することを目的とする。
B.考案の構成 (1)課題を解決するための手段 前記目的を達成するために各請求項の考案は、ステアリ
ングホイールの中央部に車両の衝突時にインフレータか
ら供給される高圧ガスの圧力で膨脹展開するエアバッグ
を備え、このエアバッグを覆うべく該エアバッグに裏面
を臨ませて拡開可能に形成されるモジュールカバーの表
面に、ホットスタンピングによって箔片を貼着したエア
バッグ装置において、前記モジュールカバーの箔片との
対応部分をその周辺部分よりも高剛性とすべく、そのモ
ジュールカバーには、該カバーの箔片貼着部の裏側に位
置する補強板を固着したことを特徴とし、また特に請求
項2の考案は、上記特徴に加えて、補強板に係止部を形
成し、この係止部を、前記モジュールカバーに埋設した
補強用ネットに係合させたことも特徴としている。
(2)作用 上記補強板の補強効果によれば、モジュールカバーの箔
片対応部分がその周辺部分よりも高剛性化されるため、
モジュールカバーを軟質材料で形成しても、ホットスタ
ンピング後において該カバーの箔片対応部分が外力で撓
み変形することを極力回避することができ、その結果、
上記撓み変形に因り箔片に早期に割れや剥がれが生じる
ことを効果的に防止し得る。
また上記箔片のホットスタンピング前に上記補強板をモ
ジュールカバーに固着しておくことにより、そのホット
スタンピングの際にモジュールカバーの被スタンプ個所
が変形することも効果的に回避できるため、ホットスタ
ンピング作業が精度よく的確に行われる。
また特に請求項2の構成によれば、補強板に形成した係
止部を、モジュールカバーに埋設した補強用ネットに係
合させて、補強板の該カバーへの結合強度を強化してい
るため、エアバッグが膨脹展開する際にモジュールカバ
ーが拡開する衝撃で補強板が離脱することが効果的に回
避される。
(3)実施例 以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明する。
第1図は本考案の一実施例によるエアバッグ装置を装着
したステアリングホイールの正面図、第2図は第1図の
II−II線による断面図であって、ステアリングシャフト
1の先端に固着した支持フレーム2から外方に延びる連
結部材3の外周にはステアリングホイール4が装着され
ており、その中央部にはインフレータIとエアバッグB
とによって構成されたエアバッグ装置が配設されてい
る。
前記支持フレーム2の外周には、中央に浅い皿状の凹部
5aを形成したエアバッグ装着部材5がネジ6で固着され
ており、この凹部5aには車両の衝突時に高圧の窒素ガス
を発生する前記インフレータIが装着されている。イン
フレータIは内部に窒素ガス発生剤7を装填して開口部
を蓋体8で閉鎖したカップ状の容器9を備えており、こ
の容器9は外周に固着したリング状の取付部材10によっ
て前記エアバッグ装着部材5に固着されている。容器9
と取付部材10間に形成された空間にはフィルター11が装
着されており、点火装置12によって着火された窒素ガス
発生剤7の燃焼で生じた高圧の窒素ガスは、容器9の開
口9aを介して前記フィルター11を通過し、更に取付部材
10の開口10aを介してインフレータIの外部に放出され
る。
前記インフレータIの取付部材10にはリテーナ13の内周
とエアバッグBの基部が共締めにより固着されている。
エアバッグBは内面をゴムコーティングしたナイロン製
の袋体で、通常は蛇腹状に折畳んだ状態で収納されてお
り、車両の衝突時に前記インフレータIから供給される
高圧の窒素ガスによって車室内に膨脹展開する。リテー
ナ13の外周にはウレタン等の軟質合成樹脂で形成したモ
ジュールカバー14が、前記エアバッグBを覆うべく該エ
アバッグBに裏面を臨ませるようにしてネジ15によって
固着されている。モジュールカバー14の基部には前記ネ
ジ15が螺合する6個のフック16が埋設されており、この
フック16はモジュールカバー14内に埋設したポリエステ
ル製の補強用ネット17に係合している。
モジュールカバー14の表面には、上下2本の横溝14a、
左右2本の縦溝14b、及び前記横溝12aの中央に平行に延
びる中央溝14cが刻設されている。そして、上記縦溝14b
と中央溝14cに沿うH形の領域に対応する補強用ネット1
7は部分的に切除されており、更に該領域のモジュール
カバー14の裏面側にも切込みを設けることにより、この
部分の強度が特に低くなるように形成されている。
モジュールカバー14の表面にはデザイン化した文字を凹
凸によって表現したエンブレムEが形成されている。こ
のエンブレムEの凸部には周知のホットスタンピングの
手法によって金属を蒸着した箔片18が貼着されており、
デザイン化した文字を他の部分に対して目立たせること
によって意匠効果を高めている。モジュールカバー14
の、上記エンブレムE(従って該エンブレムE上の箔片
18)との対応部分をその周辺部分よりも高剛性とするた
めに、モジュールカバー14には、該カバー14のエンブレ
ムE形成部(従って箔片18貼着部)の裏側に位置する金
属製の補強板19が埋設固定されており、その補強板19の
両端部に形成したフック状の係止部19aは前記補強用ネ
ット17に係合している。そして、フック16、補強用ネッ
ト17、及び補強板19は、モジュールカバー14を射出成形
する際に互いに係合した状態で一体成形することができ
る。
次に、前述の構成を備えた本考案の実施例の作用につい
て説明する。
センサが車両の衝突を検知すると、インフレータIの点
火装置12が作動して窒素ガス発生剤7が燃焼し、発生し
た高圧の窒素ガスがフィルター11を介してエアバッグB
の内部に供給される。エアバッグBが膨脹を開始してモ
ジュールカバー14の内面に圧力が加わると、このモジュ
ールカバー14は左右の縦溝14bと中央溝14cに沿うH形の
領域において破断し、上下の横溝14aをヒンジとして第
2図の鎖線の位置に拡開する。そして、エアバッグBは
前記モジュールカバー14の拡開によって形成された開口
から車室内に膨脹し、乗員とステアリングホイール4間
に介在する位置に展開される。
エアバッグBが膨脹展開する際にモジュールカバー14の
内面には大きな外力が加わるが、このモジュールカバー
14は補強用ネット17の切除された部分でのみ破断し、そ
の他の部分は該補強用ネット17の作用でその形状が保持
される。そして、この補強用ネット17に係止部19aを係
合させた補強板19はモジュールカバー14と強固に一体化
されているため、上記外力によってモジュールカバー14
から離脱することが防止される。
上述のように、モジュールカバー14は膨脹するエアバッ
グBの圧力によって容易に破断して拡開する必要があ
り、しかも通常はパッドとして機能する必要があるた
め、その材質には比較的軟質のものが使用されている。
したがって、このモジュールカバー14の表面を手で押さ
えると容易に弾性変形を起こし、その表面にエンブレム
Eの凸部にホットスタンピングによって貼着した箔片18
に割れや剥がれが生じる惧れがある。しかしながら、モ
ジュールカバー14の裏面に埋設した補強板19の作用で前
記エンブレムEに対応する部分の剛性が高められている
ため、箔片18に割れや剥がれが発生することが防止され
る。
以上、本考案の実施例を詳述したが、本考案は、前記実
施例に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範
囲に記載された本考案を逸脱することなく、種々の小設
計変更を行うことが可能である。
例えば、モジュールカバー14を射出成形する際に補強板
19の全体を該モジュールカバー14の内部に一体に埋設す
る代わりに、補強板19の係止部19aのみをモジュールカ
バー14に埋設して補強用ネット17に係合させてもよい。
このとき、補強板19とモジュールカバー14の固着に接着
剤を併用することが望ましい。また、エンブレムEに貼
着する箔片18は金属を蒸着させたものに限らず、着色材
を印刷したものであってもよい。更に、インフレータI
は燃焼ガスを発生させるものに限らず、高圧ガスを蓄積
したボンベを用いたものであっても良い。
C.考案の効果 前述の本考案のエアバッグ装置によれば、エアバッグを
覆うモジュールカバーの表面に箔片をホットスタンピン
グによって貼着したエアバッグ装置において、モジュー
ルカバーに、該カバーの箔片貼着部の裏側に位置する補
強板を固着して、この補強板の補強効果に基づきモジュ
ールカバーの箔片対応部分をその周辺部分よりも高剛性
化したので、モジュールカバーを軟質材料で形成して
も、ホットスタンピング後において該カバーの箔片対応
部分が外力で撓み変形することを極力回避することがで
き、従ってその撓み変形に因り箔片に早期に割れや剥が
れが生じることを効果的に防止することができる。また
上記箔片のホットスタンピング前に上記補強板をモジュ
ールカバーに固着しておくことにより、そのホットスタ
ンピングの際にモジュールカバーの被スタンプ個所が変
形することも効果的に回避することができるから、ホッ
トスタンピング作業を精度よく的確に行うことができ
る。そして上記補強板が、ホットスタンピングの際の被
スタンプ個所の変形防止手段と、ホットスタンピング後
の箔片の割れ、剥がれ等の防止手段とに兼用することが
できるから、それだけ構造の簡素化に寄与することがで
きる。
また特に請求項2の考案によれば、補強板に形成した係
止部を、モジュールカバーに埋設した補強用ネットに係
合させるので、エアバッグの膨脹展開に伴うモジュール
カバーの拡開時に、その衝撃で前記補強板が離脱するこ
とを効果的に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例によるエアバッグ装置を装着
したステアリングホイールの正面図、第2図は第1図の
II−II線による断面図である。 4…ステアリングホイール、14…モジュールカバー、17
…補強用ネット、18…箔片、19…補強板、19a…係止
部、B…エアバッグ、I…インフレータ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ステアリングホイール(4)の中央部に車
    両の衝突時にインフレータ(I)から供給される高圧ガ
    スの圧力で膨脹展開するエアバッグ(B)を備え、この
    エアバッグ(B)を覆うべく該エアバッグ(B)に裏面
    を臨ませて拡開可能に形成されるモジュールカバー(1
    4)の表面に、ホットスタンピングによって箔片(18)
    を貼着したエアバッグ装置において、 前記モジュールカバー(14)の箔片(18)との対応部分
    をその周辺部分よりも高剛性とすべく、そのモジュール
    カバー(14)には、該カバー(14)の箔片(18)貼着部
    の裏側に位置する補強板(19)を固着したことを特徴と
    するエアバッグ装置。
  2. 【請求項2】前記補強板(19)に係止部(19a)を形成
    し、この係止部(19a)を、前記モジュールカバー(1
    4)に埋設した補強用ネット(17)に係合させたことを
    特徴とする請求項記載のエアバッグ装置。
JP1989024229U 1989-03-02 1989-03-02 エアバッグ装置 Expired - Lifetime JPH0742876Y2 (ja)

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JP1989024229U JPH0742876Y2 (ja) 1989-03-02 1989-03-02 エアバッグ装置

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JPH02115055U JPH02115055U (ja) 1990-09-14
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5850045U (ja) * 1981-10-02 1983-04-05 白木金属工業株式会社 モ−ルデイング
JPS63155870U (ja) * 1987-03-31 1988-10-13

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