JP2009227151A - 自動車用内装部品 - Google Patents

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達矢 上野
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Abstract

【課題】車両の側壁パネルの室内面側に装着される自動車用内装部品であって、トリム本体に縦壁が設定され、縦壁近傍部分にアームレストを装着してなる内装部品において、側突時におけるアームレストの有効ストローク量を確保して、衝撃吸収機能を高める。
【解決手段】ドアトリムロア50の縦壁51近傍部分に取付片53を設け、取付片53にアームレスト60のビス止め用ボス63、あるいは溶着用ボス66を挿通して固定する際、ボス孔54に連通するように、側突時に離脱を促進させるための離脱用切欠55をボス孔54に連接形成するか、破断用スリット57を取付片53に形成することにより、側突時、アームレスト60とドアトリムロア50の縦壁51とを分離させ、縦壁51が後方に逃げることで、アームレスト60の有効ストローク量Lを確保する。
【選択図】図9

Description

この発明は、内装トリム本体の表面所定位置にアームレストを取り付けてなる自動車用内装部品に係り、特に、側突時、アームレストがパネル側に変位する変位ストローク量を大きく確保することで、側突時における反力を低減させた自動車用内装部品に関する。
図13は、ドアパネル(図示せず)の室内面側に装着される自動車用ドアトリムを示す正面図であり、図14は、同ドアトリムを裏面側から見た正面図である。図面において、ドアトリム1は、ドアパネル(図示せず)に取り付けられるドアトリム本体2の表面所定位置に乗員が肘を掛けて休めるアームレスト3が取り付けられている。このアームレスト3は、側突時にドアパネル側に撓み変形することで衝撃荷重を吸収できるようにしている。更に詳しくは、ドアトリム本体2は、ドアトリムアッパー4、ドアトリムセンター5、ドアトリムロア6の上下三分割体から構成されており、接合部分の一方側に溶着用ボスが突設され、他方側の対応する部位にボス孔が開設され、ボス孔内に溶着用ボスを挿通して、溶着用ボス先端をカシメ加工することで各パーツ4,5,6を接合固定して構成されている。
そして、ドアトリム本体2にアームレスト3を固定する構成について、図15乃至図17に基づいて説明する。まず、図15,図16に示すように、ドアトリムセンター5とドアトリムロア6の接合部分にアームレスト3を固定する構造として、ドアトリムセンター5及びドアトリムロア6のそれぞれ取付片5a,6aを重ね合わせて両者を位置決めする一方、アームレスト3は、アームレスト芯材3aをアームレスト表皮3bにより被包してなり、アームレスト3の取付片3cの裏面には、ビス止め用ボス3d及びロケートピン3eが突設され、ドアトリムセンター5及びドアトリムロア6の各取付片5a,6aのロケート孔5b,6bにロケートピン3eを挿通して位置決めした後、取付片5a,6aの各ボス孔5c,6c内にビス止め用ボス3dを挿通して、ビス7を締め付け固定することで、アームレスト3をドアトリムセンター5、ドアトリムロア6に組み付けている。
また、それより下方に位置する別の固定部分においては、図17に示すように、ドアトリムロア6の取付片6aのボス孔6c内にアームレスト3のアームレスト芯材3aから立設した溶着用ボス3fを挿通して、溶着用ボス3fの先端を溶着固定することで、アームレスト3をドアトリムロア6に固定している。尚、ドアトリムロア6の周縁には、ドアトリム本体2に質感を付与するために、縦壁8が一体形成されている。そして、アームレスト3をドアトリム本体2にビス止め固定する構造としては、特許文献1に示されている。
特開2002−46521号公報
このように、従来構成においては、ドアトリムロア6の取付片6aにアームレスト3のビス止め用ボス3dをビス止め固定、あるいは溶着用ボス3fを溶着固定することにより、ドアトリム本体2に対してアームレスト3が一体化されているため、例えば、側突時において、アームレスト3にパネル側に変位する荷重(図18中矢印で示す)が加わった場合、ドアトリムロア6の縦壁8が突っ張ることから、初期反力が増大し、衝撃吸収機能を低下させる不具合が生じている。
また、図19に示すように、側突時、アームレスト3に矢印方向の荷重が加わって、アームレスト3が荷重側に変位しても、ドアトリムロア6の縦壁8が座屈し、その際、潰れ残りが生じるため、有効ストローク量が充分確保できず、側突中期、後期においても反力を増大させる要因となっている。
このように、従来のアームレスト3の固定構造では、ドアトリムロア6の縦壁8が突っ張ることに加えて、縦壁8が潰れ残るため、衝撃吸収機能を低下させるという問題点が指摘されている。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、車両の側壁パネルの室内面側に装着される自動車用内装部品であって、縦壁を有する内装トリム本体の表面適宜位置にアームレストを装着固定して構成され、側突時にアームレストと内装トリム本体の縦壁とが離脱することで、アームレストの変位ストローク量を大きく確保でき、初期反力、中期・後期反力の双方を低下させることで、優れた衝撃吸収機能が期待できる自動車用内装部品を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明者等は、鋭意研究の結果、縦壁を有する内装トリム本体にアームレストを装備してなる自動車用内装部品において、側突時にアームレストと内装トリム本体の縦壁との分離が達成できる構成を採用することにより、側突時、アームレストは縦壁に拘束されることなく自由にパネル側に変位できることに着目し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、車両の側壁パネルの室内面側に装着される自動車用内装部品であって、縦壁を有する内装トリム本体と、この内装トリム本体の取付片に固定されるアームレストとを備えた自動車用内装部品において、前記内装トリム本体の縦壁近傍部分に取付片が形成され、この取付片のボス孔内にアームレストの固定用ボスが挿通固定されるとともに、側突時、固定用ボスがボス孔から離脱するための離脱用切欠がボス孔に連接形成されており、側突時には、上記固定用ボスがボス孔から離脱することでアームレストと内装トリム本体の縦壁とが分断され、縦壁が後方へ逃げることにより、アームレストのパネル側への変位ストローク量を大きく確保するようにしたことを特徴とする。
ここで、自動車用内装部品としては、車両の側壁パネルの室内面側に装着される内装部品であり、内装トリム本体の表面所定位置にアームレストが装着され、側突性能が要求される内装部品に適用でき、例えば、ドアトリム、リヤサイドトリム、ラゲージサイドトリム等が挙げられる。
また、内装部品における内装トリム本体としては、一体型構造でも良いが、成形金型のコンパクト化並びに外観性能を考慮して、トリムアッパー、トリムロアの上下二分割体、トリムアッパー、トリムセンター、トリムロアの上下三分割体等、複数のパーツを接合固定して構成しても良い。各パーツの接合方法としては、複数のパーツの接合部分の一方側に溶着用ボス、他方側にボス孔を対応して設け、ボス孔に溶着用ボスを挿通した後、溶着用ボスの先端にカシメ加工を施せば良い。
また、内装トリム本体は、立体感を付与するために、周縁部には縦壁が設けられているとともに、縦壁近傍部分にはアームレストを取付支持するための取付片が設けられている。本発明においては、アームレストの固定用ボスを内装トリム本体の取付片のボス孔に差し込み、ビス、クリップ等の固定具を介して固定することで、アームレストが内装トリム本体に取り付けられるとともに、取付片のボス孔には、離脱用切欠が開設されているため、側突時には、固定用ボスがこの離脱用切欠を通して外れることにより、アームレストと内装トリム本体とが相互に分離する。
以上の構成から明らかなように、本発明に係る自動車用内装部品によれば、側突時、アームレストの表面にパネルと近接する方向に衝撃荷重が加われば、アームレストの固定用ボスが内装トリム本体の取付片のボス孔から離脱用切欠を通じて外れるため、アームレストは内装トリム本体の縦壁と分離する。従って、側突時、アームレストと内装トリム本体の縦壁とが分離するため、縦壁が突っ張ることがなく、初期反力値の増大を抑えるとともに、縦壁の潰れ残りもないことから、アームレストのパネル側に向く変位ストローク量を大きく確保することができる。
次いで、本発明の更に好ましい実施の形態においては、車両の側壁パネルの室内面側に装着される自動車用内装部品であって、縦壁を有する内装トリム本体と、この内装トリム本体の取付片に組み付けられるアームレストを備えた自動車用内装部品において、前記内装トリム本体の縦壁近傍部分に取付片が形成され、この取付片にアームレストがビス止め固定、あるいは溶着固定されるとともに、縦壁と取付片の接合部に破断用スリットが開設されていることにより、側突時、上記破断用スリットを基点としてアームレストと縦壁とが分断され、縦壁が後方に逃げることで、アームレストのパネル側への変位ストローク量を大きく確保するようにしたことを特徴とする。
そして、この実施の形態においては、アームレストの芯材の裏面に立設するボスはビス止め用ボスあるいは溶着用ボスのいずれでも良く、また、内装トリム本体におけるアームレストの取付片には、取付片と縦壁との接合部に沿って側突時に破断する破断用スリットが設けられている。
従って、この実施の形態によれば、側突時、アームレストの表面にパネルと近接する方向に衝撃荷重が加われば、取付片と縦壁との接合部に設けた破断用スリットが破断することで、アームレストと内装トリム本体の縦壁とが容易に分離するため、縦壁が突っ張ることがなく、また、縦壁の潰れ残りも生じない。よって、アームレストの変位ストローク量を大きく確保することができる。
以上説明した通り、本発明に係る自動車用内装部品は、縦壁を有する内装トリム本体の表面所定位置にアームレストを装着して構成されており、内装トリム本体の縦壁近傍部分に設けた取付片に対してアームレストをビス止め固定、溶着固定により取り付けるとともに、取付片には、離脱用切欠、あるいは破断用スリットが設けられているため、側突時において、アームレストと内装トリム本体の縦壁とが容易に分離して、縦壁が後方に逃げることから、衝撃荷重時の初期反力を大幅に低減することができる。更に、縦壁の潰れ残りがなくなり、アームレストの変位ストローク量が増大し、継続する衝撃荷重に対しても反力を低減させることができ、衝撃初期時、及び継続する衝撃荷重に対して反力の増加を抑えることができるため、優れた衝撃吸収機能が期待できるという効果を有する。
以下、本発明に係る自動車用内装部品を自動車用ドアトリムに適用した実施例について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。尚、念のため付言すれば、本発明の要旨は特許請求の範囲に記載した通りであり、以下に説明する実施例の内容は、本発明の一例を単に示すものに過ぎない。
図1乃至図12は本発明の一実施例を示すもので、図1は本発明を適用した自動車用ドアトリムを示す正面図、図2は同ドアトリムを裏面側から見た正面図、図3は同ドアトリムにおけるアームレストの取付構造を示すドアトリムの裏面側から見た斜視図、図4,図5はアームレストの固定構造を示すもので、図4はドアトリムセンター、ドアトリムロア、アームレストをそれぞれ示す分解斜視図、図5はドアトリムロアとアームレストの組付状態を示す説明図、図6,図7はアームレストをドアトリム本体に取り付けるアームレストの取付構造を示す各断面図、図8,図9は側突時における自動車用ドアトリムの衝撃吸収作用を示す説明図、図10乃至図12は本発明の変形例を示すもので、図10はアームレストをドアトリムロアに組み付けた状態を示す説明図、図11,図12は同アームレストの取付構造における側突時の衝撃吸収作用を示す各説明図である。
図1,図2において、自動車用ドアトリム10は、ドアトリム本体20をベースとしており、このドアトリム本体20は、ドアトリムアッパー30、ドアトリムセンター40、ドアトリムロア50の上下三分割体から構成されている。そして、説明は省略するが、各パーツ30,40,50は、接合部分を一部ラップさせて、一方側に溶着用ボス、他方側にボス孔を設け、溶着用ボスをボス孔に挿通させた後、溶着用ボス先端をカシメ加工することで、ドアトリムアッパー30、ドアトリムセンター40、ドアトリムロア50の各パーツが接合固定されている。そして、ドアトリム10におけるドアトリム本体20の表面後端側に、乗員が肘を掛けて休めるアームレスト60が装着されており、特に、側突時、乗員がこのアームレスト60にぶつかる際の乗員に加わる負荷を軽減するための構成が採用されている。
次に、図3乃至図7に基づいて、ドアトリム本体20にアームレスト60を取り付ける取付構造について説明する。ここで、アームレスト60は、ドアトリム本体20に対してアームレスト60の周縁部に沿って所定ピッチ間隔で複数の取付固定部を介して取り付けられるが、本発明は、特に、ドアトリムロア50の周縁に形成されている縦壁51近傍部分に設けられる二箇所の取付部の構造に特徴がある。すなわち、縦壁51からL字状のフランジ52を介して取付片53が延設され、この取付片53にはボス孔54が開設され、側突時に離脱を促進させるための離脱用切欠55が中央側に開口するようにボス孔54に連接形成されている。更に、上記取付片53より下方位置に一定間隔をおいてフランジを介することなく取付片53が延在形成され、この取付片53についても、ボス孔54、離脱用切欠55が形成されている。
そして、アームレスト60は、アームレストコア61の外表面をアームレスト表皮62により被包して構成されており、アームレストコア61は、汎用の熱可塑性樹脂を射出成形することにより、所要形状に成形されるとともに、アームレスト表皮62は、合成樹脂シート、布地シート等のシート状物や軟質樹脂成形体をアームレストコア61の外表面に被着して構成されている。また、アームレストコア61の裏面所定位置にドアトリム本体20に固定するためのビス止め用ボス63が設けられている。更に、ドアトリムロア50の縦壁51と近接する位置の上下二箇所に設定された取付片53のボス孔54に対して、アームレスト60のビス止め用ボス63をそれぞれボス孔54に挿通して、ビス70を締め付け固定することにより、アームレスト60がドアトリム本体20に取付固定されている。尚、フランジ52を介して設けた取付片53については、ドアトリムロア50とドアトリムセンター40に共締めされている。すなわち、アームレスト60は取付片64を介してビス止め用ボス63が一体化されており、このビス止め用ボス63をドアトリムロア50の取付片53のボス孔54内に挿通させた後、ドアトリムセンター40のボス孔42に挿通させたビス70をビス止め用ボス63に対して締め付け固定することにより、アームレスト60はドアトリムセンター40、ドアトリムロア50の双方に取付固定されている。また、取付片64を介して立設されるビス止め用ボス63は、ドアトリムロア50の取付片53のボス孔54内にタイトに挿通されており、このことにより、ロケートボスを本発明では廃止することができる。尚、ビス止め用ボス63に替えて、クリップ等の他の固定手段を適用した固定用ボスに置換することもできる。
このように、本発明においては、アームレスト60のビス止め用ボス63をドアトリムロア50の縦壁51近傍部分に設けた取付片53のボス孔54内に挿通させて、ビス70を締め付け固定することにより、アームレスト60をドアトリム本体20に固定しているが、特に、図5から明らかなように、ビス止め用ボス63が収容されているボス孔54には、中央側に開口するように、V字状の離脱用切欠55が連接形成されていることが特徴である。
従って、側突時においては、図8に示すように、アームレスト60に図中矢印方向の衝撃荷重が加わった際、取付片53のボス孔54から、アームレスト60のビス止め用ボス63が離脱用切欠55を通して外れるため、ドアトリムロア50とアームレスト60の固定が外れ、縦壁51は図8中矢印方向に逃げるため、側突初期時においては、アームレスト60は点線位置から実線位置まで簡単に移行することから、初期反力を大幅に低減することができる。
更に、引き続き加わる衝撃荷重に対しては、図9に示すように、アームレスト60とドアトリムロア50の縦壁51とが分断されており、図中Lで示す有効ストローク量分、アームレスト60がパネル側に向けて変位するため、従来のように、縦壁51が潰れ残ることによる反発が生じることなく、縦壁51の潰れ残りがなくなり、有効ストローク量Lを充分確保できることから、継続する衝撃荷重に対しても反力を低減させることができる。
次に、図10乃至図12は、本発明の変形例を示すもので、上部側の取付片53において、ビス止め用ボス63を挿通させるボス孔54の隣接位置にロケート孔56が開設され、アームレスト60のロケートピン65を挿通する構成が採用され、この取付片53には、縦壁51との接合部において側突時に破断を促すための破断用スリット57が開設されている。一方、下部側の取付片53についても、ボス孔54の周囲三辺、すなわち、取付片53と縦壁51との接合部に破断用スリット57が開設されている。尚、下部側のボス孔54については、アームレスト60には溶着用ボス66を立設し、この溶着用ボス66をボス孔54に挿通して、先端を溶着加工等によりカシメ加工している。
従って、この変形例においても、図11に示すように、側突時の初期段階においてはアームレスト60に図中矢印で示す衝撃荷重が加われば、ドアトリムロア50の取付片53と縦壁51の接合部に沿って設けられている破断用スリット57が破断することで、縦壁51と取付片53とが分離し、縦壁51は図11中矢印方向に逃げるため、初期反力を低下させて、簡単にアームレスト60は点線位置から実線位置に変位し、その際の反力は増大することがない。
そして、継続する衝撃荷重については、図12に示すように、ドアトリムロア50の縦壁51が後方に逃げているため、図中Lで示す有効ストローク量に相当するアームレスト60の変位ストローク量を確保することができ、潰れ残りが生じることがなく、有効ストローク量Lを確保でき、充分な衝撃吸収機能が得られることになる。
以上説明した実施例は、ドアトリム本体20にアームレスト60を装備した構成に適用したが、リヤサイドトリム、ラゲージサイドトリム等、アームレスト60が取り付けられ、側突機能が要求される内装部品全般に適用することができる。また、ドアトリム本体20は、ドアトリムアッパー30、ドアトリムセンター40、ドアトリムロア50の上下三分割体構造を採用したが、一体型構造、あるいは上下二分割構造の内装トリム本体に適用することもできる。
本発明に係る自動車用内装部品の一実施例を示す自動車用ドアトリムを製品表面側から見た正面図である。 図1に示す自動車用ドアトリムを裏面側から見た正面図である。 図1に示す自動車用ドアトリムにおけるアームレストの取付固定部をドアトリムの裏面側から見た斜視図である。 図1に示す自動車用ドアトリムにおけるアームレストの取付構造を示す分解斜視図である。 図1に示すドアトリムにおけるアームレストの取付構造であって、アームレストをドアトリムロアに組み付けた状態を示す説明図である。 図3中VI−VI線断面図である。 図3中VII −VII 線断面図である。 図1に示す自動車用ドアトリムにおける側突時の衝撃吸収作用を示す説明図である。 図1に示す自動車用ドアトリムにおける側突時の衝撃吸収作用を示す説明図である。 本発明を適用したアームレストの取付構造の変形例を示すもので、アームレストをドアトリムロアに組み付けた状態を示す説明図である。 図10に示すアームレストの取付構造における衝撃吸収作用を示す説明図である。 図10に示すアームレストの取付構造における衝撃吸収作用を示す説明図である。 従来の自動車用ドアトリムを製品表面側から見た正面図である。 従来の自動車用ドアトリムを製品裏面側から見た正面図である。 従来の自動車用ドアトリムにおけるアームレストの取付固定部をドアトリムの裏面側から見た説明図である。 図15中XVI −XVI 線断面図である。 図15中XVII−XVII線断面図である。 従来の自動車用ドアトリムにおける衝撃吸収初期時の状態を示す説明図である。 従来の自動車用ドアトリムにおける継続する衝撃吸収状態を示す説明図である。
符号の説明
10 自動車用ドアトリム
20 ドアトリム本体
30 ドアトリムアッパー
40 ドアトリムセンター
41 取付片
42 ボス孔
50 ドアトリムロア
51 縦壁
52 フランジ
53 取付片
54 ボス孔
55 離脱用切欠
56 ロケート孔
57 破断用スリット
60 アームレスト
61 アームレストコア
62 アームレスト表皮
63 ビス止め用ボス
64 取付片
65 ロケートピン
66 溶着用ボス
70 ビス
L 有効ストローク量

Claims (2)

  1. 車両の側壁パネルの室内面側に装着される自動車用内装部品(10)であって、縦壁(51)を有する内装トリム本体(20)と、この内装トリム本体(20)の取付片(53)に固定されるアームレスト(60)とを備えた自動車用内装部品(10)において、
    前記内装トリム本体(20)の縦壁(51)近傍部分に取付片(53)が形成され、この取付片(53)のボス孔(54)内にアームレスト(60)の固定用ボス(63)が挿通固定されるとともに、側突時、固定用ボス(63)がボス孔(54)から離脱するための離脱用切欠(55)がボス孔(54)に連接形成されており、側突時には、上記固定用ボス(63)がボス孔(54)から離脱することでアームレスト(60)と内装トリム本体(20)の縦壁(51)とが分断され、縦壁(51)が後方へ逃げることにより、アームレスト(60)のパネル側への変位ストローク量を大きく確保するようにしたことを特徴とする自動車用内装部品。
  2. 車両の側壁パネルの室内面側に装着される自動車用内装部品(10)であって、縦壁(51)を有する内装トリム本体(20)と、この内装トリム本体(20)の取付片(53)に組み付けられるアームレスト(60)を備えた自動車用内装部品(10)において、
    前記内装トリム本体(20)の縦壁(51)近傍部分に取付片(53)が形成され、この取付片(53)にアームレスト(60)がビス止め固定、あるいは溶着固定されるとともに、縦壁(51)と取付片(53)の接合部に破断用スリット(57)が開設されていることにより、側突時、上記破断用スリット(57)を基点としてアームレスト(60)と縦壁(51)とが分断され、縦壁(51)が後方に逃げることで、アームレスト(60)のパネル側への変位ストローク量を大きく確保するようにしたことを特徴とする自動車用内装部品。
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