JP2010095225A - フロントピラートリムの誤組み付け防止構造 - Google Patents

フロントピラートリムの誤組み付け防止構造 Download PDF

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Abstract

【課題】衝撃吸収パッドを備える衝撃吸収パッド仕様の車体用の第1フロントピラートリムと、カーテンエアバッグを備えるカーテンエアーバッグ仕様の車体用の第2フロントピラートリムとを取り違えて組み付ける誤組み付けを確実に防止できるフロントピラートリムの取り付け構造を提供する。
【解決手段】衝撃吸収パッド仕様の車体に組み付けられる第1フロントピラートリム11と、カーテンエアバッグ仕様の車体に組み付けられる第2フロントピラートリム22との取り違え誤組み付けを防止する手段を備え、取り違え誤組み付けを防止する手段は、衝撃吸収パッド7のフロントピラー3側の端部に、衝撃吸収パッド7を覆うルーフライニング5の端縁5Tから突出する突出片16を設けるとともに、第2フロントピラートリム22の裏面の上端部に、突出片16に干渉する干渉部17を設けて構成してある。
【選択図】図6

Description

本発明はフロントピラートリムの誤組み付け防止構造に関する。
車室内の乗員を車両側壁への衝突から保護する手段として、例えば特許文献1に開示されているように、フロントピラーからルーフサイドにわたるドア開口部に、樹脂材の射出成形により形成した格子状のリブから成る衝撃吸収パッドを設ける手段がある。また、さらに高い衝撃吸収効果が求められる場合は、例えば特許文献2に開示されているように、衝撃吸収パッドの代わりにカーテンエアバッグを車体に設けている。
上記のカーテンエアバッグ仕様の車体の場合、エアバッグの展開時の瞬間的な衝撃でフロントピラートリムに割れなどが生じないように、フロントピラートリムの材質を耐衝撃性の高い材質にしている。一方、衝撃吸収パッド仕様の車体の場合は、カーテンエアバッグ仕様の車体の場合のような問題が生じないことから、フロントピラートリムの材質を一般的な材質にして材料コストの上昇を抑制し、ユーザーの経済的な負担を軽くしている。
両仕様のフロントピラートリムは材質が異なるだけであり、意匠面の形状が同じであるが、生産ラインにおいては、通常、両仕様のフロントピラートリムが混在して流れる。そのために、従来、フロントピラートリムの組み付け工程で両仕様のフロントピラートリムを作業者が見分けることは困難であり、両仕様のフロントピラートリムを取り違えて車体に組み付ける誤組み付けが生じることがあった。
特開2001−206161号公報 特許第4061707号公報
この問題を解消するために、両仕様のフロントピラートリムの色を互いに異ならせたり、両仕様のフロントピラートリムに識別マークを付けたりすることが考えられる。
しかしながら、これらの手段では、フロントピラートリムのデザインに影響を与えるために好ましくない。その上、組み付けが正しく行われるか否かは作業者の注意力に依存することになり、フロントピラートリムの誤組み付けを皆無にすることは難しい。
本発明は上記実情に鑑みて成されたもので、その目的は、ルーフサイドに衝撃吸収パッドを備えた衝撃吸収パッド仕様の車体に組み付けられる第1フロントピラートリムと、フロントピラー及びルーフサイドにカーテンエアバッグを備えたカーテンエアバッグ仕様の車体に組み付けられる第2フロントピラートリムとの取り違え誤組み付けを、より確実に防止することができるフロントピラートリムの誤組み付け防止構造を提供する点にある。
本第1発明の特徴は、
ルーフサイドに衝撃吸収パッドを備えた衝撃吸収パッド仕様の車体に組み付けられる第1フロントピラートリムと、フロントピラー及びルーフサイドにカーテンエアバッグを備えたカーテンエアバッグ仕様の車体に組み付けられる第2フロントピラートリムとの取り違え誤組み付けを防止する手段を備え、
前記取り違え誤組み付けを防止する手段は、前記衝撃吸収パッドの前記フロントピラー側の端部に、前記衝撃吸収パッドを覆うルーフライニングの端縁から突出する突出片を設けるとともに、前記第2フロントピラートリムの裏面の上端部に、前記突出片に干渉する干渉部を設けて構成してある点にある。(請求項1)
この構成によれば、作業者が誤って衝撃吸収パッド仕様の車体にカーテンエアバッグ仕様の車体用の第2フロントピラートリムを組み付けようとした場合、第2フロントピラートリムの裏面の上端部に設けた干渉部が、前記衝撃吸収パッドを覆うルーフライニングの端縁から突出する突出片に干渉して組み付けることができない。
一方、衝撃吸収パッド仕様の車体に衝撃吸収パッド仕様の車体用の第1フロントピラートリムを組み付ける場合、第1フロントピラートリムの裏面には前記突出片用の干渉部がないことから支障なく組み付けることができる。
また、カーテンエアバッグ仕様の車体にカーテンエアバッグ仕様の車体用の第2フロントピラートリムを組み付ける場合、カーテンエアバッグ仕様の車体には、前記突出片がないことから、第2フロントピラートリムの裏面に設けた突出片用の干渉部が干渉するものがなく、支障なく組み付けることができる。(請求項1)
本第1発明において、
前記突出片に干渉する干渉部を、前記第2フロントピラートリムの裏面の上端部から車外側に立ち上がる第1立ち上がり片と、前記第1立ち上がり片の車外側の端部から上方に立ち上がる第2立ち上がり片とで構成し、
前記第2フロントピラートリムを前記カーテンエアーバッグ仕様の車体に組み付けた正常組み付け状態で、前記第2立ち上がり片が、前記カーテンエアバッグを覆うルーフライニングの端縁の車外側への移動を規制すると、請求項1の構成による上記の作用効果に加えて次の作用を奏することができる。(請求項2)
衝撃吸収パッド仕様の車体では、ルーフライニングの端縁まで衝撃吸収パッドが配置されているために、ルーフライニングの端縁が温度変化による収縮で車室外側に向かって移動しようとするのを衝撃吸収パッドで防止して、フロントピラートリムとの見切り部に隙間ができるのを防止することができる。
これに対して、カーテンエアバッグ仕様の車体の場合は、ルーフライニングの内側(車外側)には軟らかいカーテンエアバッグの袋体が収納されているだけであるために、ルーフライニングの端縁が温度変化による収縮で車室外側に向かって移動しようとするのをカーテンエアバッグの袋体で阻止することができず、フロントピラートリムとの見切り部に隙間ができるのを通常の構造では防止することができない。
しかしながら、本発明の上記構成によれば、前記第2フロントピラートリムをカーテンエアーバッグ仕様の車体に組み付けた正常組み付け状態で、前記第2立ち上がり片が、前記カーテンエアバッグを覆うルーフライニングの端縁の車外側への移動を規制するから、ルーフライニングの端縁が温度変化による収縮で車室外側に向かって移動しようとするのを前記第2立ち上がり片で阻止することができ、フロントピラートリムとの見切り部に隙間ができるのを防止して見切り部の外観を向上させることができる。(請求項2)
本第2発明の特徴は、
ルーフサイドに衝撃吸収パッドを備えた衝撃吸収パッド仕様の車体に組み付けられる第1フロントピラートリムと、フロントピラー及びルーフサイドにカーテンエアバッグを備えたカーテンエアバッグ仕様の車体に組み付けられる第2フロントピラートリムとの取り違え誤組み付けを防止する手段を備え、
前記取り違え誤組み付けを防止する手段は、前記第1フロントピラートリムの裏面に、前記カーテンエアバッグの前記フロントピラーへの締付固定具に干渉する干渉部を設けて構成してある点にある。(請求項3)
この構成によれば、作業者が誤ってカーテンエアバッグ仕様の車体に衝撃吸収パッド仕様の車体用の第1フロントピラートリムを組み付けようとした場合、第1フロントピラートリムの裏面に設けた締付固定具用の干渉部が、カーテンエアバッグのフロントピラーへの締付固定具に干渉して組み付けることができない。
一方、カーテンエアバッグ仕様の車体にカーテンエアバッグ仕様の車体用の第2フロントピラートリムを組み付ける場合、第2フロントピラートリムの裏面には締付固定具用の干渉部がないことから、支障なく組み付けることができる。
また、衝撃吸収パッド仕様の車体に、衝撃吸収パッド仕様の車体用の第1フロントピラートリムを組み付ける場合、衝撃吸収パッド仕様の車体には、カーテンエアバッグ用の締付固定具がないことから、第1フロントピラートリムの裏面に設けた締付固定具用の干渉部が干渉するものがなく支障なく組み付けることができる。(請求項3)
本発明において、
前記第1フロントピラートリムの裏面に前記フロントピラーへの固定用クリップの台座を設け、
前記締付固定具に干渉する干渉部を前記台座に一体に連設してあると、構造を簡素化することができ、締結固定具用の干渉部を前記台座で支持することができて、締結固定具用の干渉部の支持強度を強くすることができる。(請求項4)
本発明において、
前記締付固定具に干渉する干渉部を、前記台座の側壁から前記第1フロントピラートリムの長手方向に延びる側片と、前記台座の上壁から前記第1フロントピラートリムの長手方向に延びるとともに前記側片に連なる上片とで構成して断面L字形に形成してあると、締結固定具用の干渉部を成形しやすくすることができるとともに、構造をより簡素化することができる。(請求項5)
本発明によれば、
ルーフサイドに衝撃吸収パッドを備えた衝撃吸収パッド仕様の車体に組み付けられる第1フロントピラートリムと、フロントピラー及びルーフサイドにカーテンエアバッグを備えたカーテンエアバッグ仕様の車体に組み付けられる第2フロントピラートリムとの取り違え誤組み付けを、より確実に防止することができるフロントピラートリムの誤組み付け防止構造を提供することができた。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、自動車のフロントガラス1とフロントドア2との間にフロントピラー3を配置し、フロントピラー3の車内側の面を第1フロントピラートリム11で覆い、ルーフ4の車内側の面を大型のルーフライニング5で覆ってある。第1フロントピラートリム11の上端部はルーフライニング5の端縁5Tまで延び、互いの合わせ部に見切り線Lが形成されている。
図2に示すように、ルーフサイド6のドア開口部13に沿う衝撃吸収パッド7をルーフサイド6に設け、衝撃吸収パッド7の車両前方側Frの端部7Aをルーフサイド6とフロントピラー3の境目付近に配置してある。
図2はルーフライニング5と第1フロントピラートリム11をルーフ4とフロントピラー3から取り外した図であり、ルーフライニング5と第1フロントピラートリム11をルーフ4とフロントピラー3に取り付けた状態では、衝撃吸収パッド7はルーフライニング5に覆われる。フロントピラー3のインナパネル面には衝撃吸収機構を設けてない。
前記衝撃吸収パッド7は、ルーフサイド6の長手方向に沿う複数の長い第1衝撃吸収片8と、第1衝撃吸収片8に直交する複数の短い第2衝撃吸収片9とから成り、樹脂材を格子状に射出成形して第1衝撃吸収片8と第2衝撃吸収片9を一体に形成してある。
図4(a),図4(b),図8に示すように、前記第1フロントピラートリム11は、車外側W2が開放の断面C字状に形成され、上端部と幅広に形成された下端部とにフロントピラー3に対する係合部15をそれぞれ備え、長手方向の中間部にクリップ用の台座10(フロントピラー3への固定用クリップの台座)を備えている。また、第1フロントピラートリム11の裏面に複数の補強用リブ19を備えている。図12に示すように、クリップ用の台座10は、第1フロントピラートリム11の長手方向に沿う一対の側壁10Sと、両側壁10Sの上端部に架け渡された上壁10Jとを備え、上壁10Jに、フロントピラー3に対するクリップCが取り付けられる取り付け孔10Hを備えている。図4(b)は取り付け孔10HにクリップCが取り付けられた状態を示している。
図3に、上記の衝撃吸収パッド7に代えて、フロントピラー3及びルーフサイド6にカーテンエアバッグ12を備えたカーテンエアバッグ仕様の車体に構成した自動車を示してある。この自動車の車体は、カーテンエアバッグ12及びその周りの構造以外は上記の衝撃吸収パッド仕様の車体と同一である。
カーテンエアバッグ12は、布類から成る袋体を折り畳んで長尺状に形成されており、フロントピラー3及びルーフサイド6のドア開口部13に沿うようにフロントピラー3及びルーフサイド6に設けられている。そして、自動車の衝突時にインフレータから供給されたガスで袋体が瞬間的に膨張し、第2フロントピラートリム22及びルーフライニング5の端縁5Tを押し開きながら車内側に展開して乗員を車体の側方から保護する。
フロントピラー3に沿うカーテンエアバッグ12の下端部12K(先端部)は前斜め上方に突出している。そして図9にも示すように、その突出した部分12K1を、フロントピラー3の長手方向に長い長方形状の一対の挟持片33で挟み込み、これら三者に形成したボルト挿通孔に頭部付きの締結ボルト14(締結固定具に相当)を車内側から挿通させ、フロントピラー3を構成する車体パネル27の車外側W2の面に溶接固着したナットNに締結ボルト14を螺合してカーテンエアバッグ12の下端部12Kを車体パネル27に固定してある。
フロントピラー3には車内側から第2フロントピラートリム22を取り付けてある(図5(a),図5(b)参照)。前記第2フロントピラートリム22は、車外側が開放の断面C字状に形成され、図5(a),図5(b)に示すように、上端部と幅広に形成された下端部とにフロントピラー3に対する係合部15をそれぞれ備え、長手方向の中間部にクリップ用の台座10を備えている。また、第2フロントピラートリム22の裏面に複数の補強用リブ19を備えている。クリップ用の台座10は、第2フロントピラートリム22の長手方向に沿う一対の側壁10Sと、両側壁10Sの上端部に架け渡された上壁10Jとを備え、上壁10Jに、フロントピラー3に対するクリップCが取り付けられる取り付け孔を備えている。図5(b)は取り付け孔にクリップCが取り付けられた状態を示している。
前記第2フロントピラートリム22は、カーテンエアバッグ12の展開時に、瞬間的に大きな荷重により押し開かれることに対する割れを防止するために、耐衝撃性の高い材料により成形されている。この材料は一般的な材料よりもコストが高い。
一方、衝撃吸収パッド仕様の車体の場合は、カーテンエアバッグ仕様の車体の場合のような問題が生じないことから、前記第1フロントピラートリム11の材質を一般的な材質にして材料コストの上昇を抑制している。
このように、カーテンエアバッグ仕様の車体のフロントピラー3に組み付けられる第2フロントピラートリム22と、衝撃吸収パッド仕様の車体のフロントピラー3に組み付けられる第1フロントピラートリム11とは材質が異なるが、図4(a),図5(a)に示すように意匠面の形状が全く同じである。そして、生産ラインにおいては、通常、両仕様のフロントピラートリム11,22が混在して流れる。そこで、第1フロントピラートリム11と第2フロントピラートリム22との取り違え誤組み付けを防止する手段を設けてある。
[取り違え誤組み付けを防止する手段(1)]
図2,図6に示すように、前記取り違え誤組み付けを防止する第1の手段は、前記衝撃吸収パッド7のフロントピラー3側の端部に、衝撃吸収パッド7を覆うルーフライニング5の端縁5Tから突出する突出片16を設けるとともに、図5(b)に示すように、第2フロントピラートリム22の裏面の上端部に、突出片16に干渉する干渉部17を設けて構成してある。
前記突出片16は、前記衝撃吸収パッド7を構成する多数の四角形の環状片(複数の第1衝撃吸収片8と複数の第2衝撃吸収片9とで形成される多数の環状片)のうち、最も車両前方側Frに位置する環状片25の下片25Kから下方に延びて、前記下片25Kと共に四角形の環状片を形成している。そして、衝撃吸収パッド7の多数の四角形の環状片と一体に樹脂材により射出成形されている。
図5(b),図11に示すように、前記突出片16に干渉する干渉部17を、第2フロントピラートリム22の背壁22Hの裏面の上端部から車外側W2に立ち上がる左右一対の第1立ち上がり片17Aと、この第1立ち上がり片17Aの車外側の端部から各別に上方に立ち上がる左右一対の第2立ち上がり片17Bとで構成してある。第1立ち上がり片17Aと第2立ち上がり片17Bは第2フロントピラートリム22と一体に樹脂により成形されている。そして、第2フロントピラートリム22をカーテンエアバッグ仕様の車体に組み付けた状態で、第2立ち上がり片17Bが、カーテンエアバッグ12を覆うルーフライニング5の端縁5Tの車外側W2への移動を規制するよう構成してある。
上記の構成により、図6に示すように、作業者が誤って衝撃吸収パッド仕様の車体にカーテンエアバッグ仕様の車体用の第2フロントピラートリム22を組み付けようとした場合、図11に示すように、第2フロントピラートリム22の裏面の上端部に設けた干渉部17が、前記衝撃吸収パッド7を覆うルーフライニング5の端縁5Tから突出する突出片16に干渉して組み付けることができない。
一方、衝撃吸収パッド仕様の車体に衝撃吸収パッド仕様の車体用の第1フロントピラートリム11を組み付ける場合、第1フロントピラートリム11の裏面には前記突出片16用の干渉部17がないことから支障なく組み付けることができる。
また、カーテンエアバッグ仕様の車体にカーテンエアバッグ仕様の車体用の第2フロントピラートリム22を組み付ける場合、カーテンエアバッグ仕様の車体には、前記突出片16がないことから、第2フロントピラートリム22の裏面に設けた突出片16用の干渉部17が干渉するものがなく、支障なく組み付けることができる。
[取り違え誤組み付けを防止する第2の手段(2)]
図4(b),図8,図10(a),図10(b)に示すように、前記取り違え誤組み付けを防止する手段(第1の手段とは別の第2の手段)は、第1フロントピラートリム11の裏面のクリップ用の台座10(フロントピラー3への固定用クリップの台座)に、カーテンエアバッグ12のフロントピラー3への締結ボルト14(カーテンエアバッグ12をフロントピラー3に締結固定するための締結ボルト14)の頭部14Tに干渉する干渉部18を一体に連設して構成してある。
すなわち図12にも示すように、前記締結ボルト14の頭部14Tに干渉する干渉部18を、台座10の車両前方側Frの側壁10Sから第1フロントピラートリム11の長手方向下側に延びる側片18Aと、台座10の上壁10Jから第1フロントピラートリム11の長手方向に延びるとともに前記側片18Aに連なる上片18Bとで構成して断面L字形に形成してある。上片18Bには、第1フロントピラートリム11の長手方向に沿うリブ18Cと、これに直交するリブ18Cとを突設してある。上片18Bは、第1フロントピラートリム11の背壁11Hとの間隔が、台座10の上壁10Jの背壁11Hとの間隔よりも一段長く(高く)なっている。
上記の構成により、図7,図10(b)に示すように、作業者が誤ってカーテンエアバッグ仕様の車体に衝撃吸収パッド仕様の車体用の第1フロントピラートリム11を組み付けようとした場合、図10(a)に示すように、第1フロントピラートリム11の裏面に設けた締結ボルト用の干渉部18の上片18Bが、締結ボルト14の頭部14Tに干渉して組み付けることができない。
一方、カーテンエアバッグ仕様の車体にカーテンエアバッグ仕様の車体用の第2フロントピラートリム22を組み付ける場合、第2フロントピラートリム22の裏面には締結ボルト用の干渉部18がないことから、支障なく組み付けることができる。
また、衝撃吸収パッド仕様の車体に、衝撃吸収パッド仕様の車体用の第1フロントピラートリム11を組み付ける場合、衝撃吸収パッド仕様の車体には、カーテンエアバッグ12用の締結ボルトがないことから、第1フロントピラートリム11を支障なく組み付けることができる。
自動車の車内を示す斜視図 衝撃吸収パッド仕様の車体及び第1フロントピラートリムを示す斜視図 カーテンエアーバッグ仕様の車体及び第2フロントピラートリムを示す斜視図 (a)は第1フロントピラートリムを車内側から見た図(b)は第1フロントピラートリムを車外側から見た図 (a)は第2フロントピラートリムを車内側から見た図(b)は第2フロントピラートリムを車外側から見た図 衝撃吸収パッド仕様の車体にカーテンエアーバッグ仕様の第2フロントピラートリムを取り付けようとしている状態を示す斜視図 カーテンエアーバッグ仕様の車体に衝撃吸収パッド仕様の第1フロントピラートリムを取り付けようとしている状態を示す斜視図 衝撃吸収パッド仕様の第1フロントピラートリムの横断面図 図7のB−B断面図 締結ボルト用の干渉部の作用を示す図 突出片用の干渉部の作用を示す断面図 クリップ用の台座の斜視図
符号の説明
3 フロントピラー
5 ルーフライニング
5T ルーフライニングの端縁
6 ルーフサイド
7 衝撃吸収パッド
10 台座
10J 台座の上壁
10S 台座の側壁
11 第1フロントピラートリム
12 カーテンエアバッグ
14 締結固定具(締結ボルト)
16 突出片
17 突出片に干渉する干渉部
17A 第1立ち上がり片
17B 第2立ち上がり片
18 締付固定具に干渉する干渉部
18A 側片
18A 上片
22 第2フロントピラートリム
W2 車外側


Claims (5)

  1. ルーフサイドに衝撃吸収パッドを備えた衝撃吸収パッド仕様の車体に組み付けられる第1フロントピラートリムと、フロントピラー及びルーフサイドにカーテンエアバッグを備えたカーテンエアバッグ仕様の車体に組み付けられる第2フロントピラートリムとの取り違え誤組み付けを防止する手段を備え、
    前記取り違え誤組み付けを防止する手段は、前記衝撃吸収パッドの前記フロントピラー側の端部に、前記衝撃吸収パッドを覆うルーフライニングの端縁から突出する突出片を設けるとともに、前記第2フロントピラートリムの裏面の上端部に、前記突出片に干渉する干渉部を設けて構成してあるフロントピラートリムの誤組み付け防止構造。
  2. 前記突出片に干渉する干渉部を、前記第2フロントピラートリムの裏面の上端部から車外側に立ち上がる第1立ち上がり片と、前記第1立ち上がり片の車外側の端部から上方に立ち上がる第2立ち上がり片とで構成し、
    前記第2フロントピラートリムを前記カーテンエアーバッグ仕様の車体に組み付けた正常組み付け状態で、前記第2立ち上がり片が、前記カーテンエアバッグを覆うルーフライニングの端縁の車外側への移動を規制する請求項1記載のフロントピラートリムの誤組み付け防止構造。
  3. ルーフサイドに衝撃吸収パッドを備えた衝撃吸収パッド仕様の車体に組み付けられる第1フロントピラートリムと、フロントピラー及びルーフサイドにカーテンエアバッグを備えたカーテンエアバッグ仕様の車体に組み付けられる第2フロントピラートリムとの取り違え誤組み付けを防止する手段を備え、
    前記取り違え誤組み付けを防止する手段は、前記第1フロントピラートリムの裏面に、前記カーテンエアバッグの前記フロントピラーへの締付固定具に干渉する干渉部を設けて構成してあるフロントピラートリムの誤組み付け防止構造。
  4. 前記第1フロントピラートリムの裏面に前記フロントピラーへの固定用クリップの台座を設け、
    前記締付固定具に干渉する干渉部を前記台座に一体に連設してある請求項3記載のフロントピラートリムの誤組み付け防止構造。
  5. 前記締付固定具に干渉する干渉部を、前記台座の側壁から前記第1フロントピラートリムの長手方向に延びる側片と、前記台座の上壁から前記第1フロントピラートリムの長手方向に延びるとともに前記側片に連なる上片とで構成して断面L字形に形成してある請求項4記載のフロントピラートリムの誤組み付け防止構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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