JP2010192437A - 燃料電池システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】燃料電池システム100は、酸化剤と混合燃料の反応により電気エネルギーを発生させ、未反応燃料、酸化剤、水分及び二酸化炭素を排出する燃料電池スタック30と、少なくとも一部の未反応燃料、酸化剤、及び水分を濃縮燃料と混合することにより前記混合燃料を準備して前記燃料電池スタック30に供給する混合器45と、前記濃縮燃料を前記混合器45に供給する燃料供給部10と、前記酸化剤を前記燃料電池スタック30に供給する酸化剤供給部20と、前記燃料電池スタック30の排出口と前記混合器45との間に配置された第1熱交換器42と、前記混合器45と前記燃料電池スタック30の流入口と間に配置された第2熱交換器48とを含む。
【選択図】図1
Description
また、外部環境が高温の時には、気液分離装置内の温度がさらに高まるので、水の回収効率がさらに落ちるという問題が発生する。
また、本発明の他の一側面は、体積を減らすことができる燃料電池システムを提供することにある。
前記燃料電池システムの前記第1気液分離器は、排出された未反応燃料、酸化剤、及び水分の全ての供給を受けるように構成することができる。
図1は、本発明の一実施形態による燃料電池システムを概略的に示した構成図である。
上記図面を参照して説明すると、本実施形態による燃料電池システム100は、メタノールと酸素の直接的な反応により電気エネルギーを発生させる直接メタノール型燃料電池(Direct Methanol Fuel Cell)方式を採用することができる。
そして、本燃料電池システム100は、水素と反応する酸化剤として、別途の貯蔵手段に貯蔵された酸素ガスを用いることができ、空気を用いても良い。
本実施形態による燃料電池システム100は、燃料と酸化剤を利用して電力を発生させる燃料電池スタック30と、燃料電池スタック30に燃料を供給する燃料供給部10と、電気生成のための酸化剤を燃料電池スタック30に供給する酸化剤供給部20と、燃料電池スタック30から排出される未反応燃料及び空気を回収して燃料電池スタック30に再供給する回収部40とを含んで構成される。
図1及び図2を参照して説明すると、燃料電池スタック30は、燃料と酸化剤の間の酸化/還元反応を誘導して電気エネルギーを発生させる複数の電気生成部35を備える。
第2気液分離器43から排出される液体は混合器45に移動し、気体は外部に排出される。混合器45には第1気液分離器41及び第2気液分離器43から伝達された液体が流入する。この際の液体は未反応燃料と水分が混合された状態で存在する。また、混合器45には燃料供給部10から伝達された高濃度燃料が流入するが、高濃度燃料は混合器で水分と共に混合されて適正な濃度の燃料に希釈される。
第1気液分離器41を通じて液体を分離し、気体を第1熱交換器42で冷却すれば、未反応燃料と未反応空気との温度差により燃料が気化することを最少化したり減らすことができる。つまり、従来のように未反応空気を凝縮した後、気液分離器で未反応空気と未反応燃料とを混合して分離すれば、相対的に低い温度を有する未反応空気が加熱され、凝縮された液体が気化する現象が発生する。気化が発生すると、未反応空気を凝縮した効果が減少し、前記気化状態を収容するために体積の大きい凝縮器が必要となる。
図3を参照して説明すれば、本実施形態による燃料電池システム200は、混合器45と第2熱交換器49との間に設置されたバッファ装置47を含む。
バッファ装置47を除いては、上記第1実施形態と実質的に同一の構造であるので、同一の構造に対する重複した説明は省略する。
燃料電池スタック30から排出される未反応燃料及び未反応空気の温度は68.08℃であって、相対的に高かった。このような流体が第1気液分離器41から排出される液体と気体の温度も68.08℃に維持され、気体は第1熱交換器42で50.83℃に冷却される。第1熱交換器42で冷却された流体は、第2気液分離器43で液体と気体に分離され、第2気液分離器43から排出される流体の温度は50.83℃である。
図4は、本発明の第1実施形態による燃料電池システムのスタック運転を評価したグラフであり、図5は、本発明の第1実施形態によるスタックの温度と、スタックから排出される未反応燃料の温度とを示したグラフである。
このように本発明の実施形態によれば、スタックの内部温度を適切に調節できるだけでなく、安定した出力を得ることができる。
12 燃料タンク
20 酸化剤供給部
25 酸化剤ポンプ
26 酸化剤制御バルブ
30 燃料電池スタック
31 電極集合体
32 セパレータ
33 セパレータ
35 電気生成部
37、38 エンドプレート
37a 第1注入部
37b 第2注入部
38 エンドプレート
38a 第1排出部
38b 第2排出部
40 回収部
41 第1気液分離器
42 第1熱交換器
43 第2気液分離器
45 混合器
47 バッファ装置
47a フィルター
48 第2熱交換器
100 燃料電池システム
Claims (16)
- 酸化剤と混合燃料の反応により電気エネルギーを発生させ、未反応燃料、酸化剤、水分、及び二酸化炭素を排出する燃料電池スタックと;
少なくとも一部の未反応燃料、酸化剤、及び水分を濃縮燃料と混合することにより前記混合燃料を準備して前記燃料電池スタックに供給する混合器と;
前記濃縮燃料を前記混合器に供給する燃料供給部と;
前記酸化剤を前記燃料電池スタックに供給する酸化剤供給部と;
前記燃料電池スタックの排出口と前記混合器との間に配置された第1熱交換器と;
前記混合器と前記燃料電池スタックの流入口との間に配置された第2熱交換器と;
を含む燃料電池システム。 - 前記未反応燃料、酸化剤、水分、及び二酸化炭素の供給を受け、前記未反応燃料、酸化剤、及び水分を第1気体と第1液体に分離して、前記第1気体は前記第1熱交換器に供給し、前記第1液体は前記混合器に供給する第1気液分離器と;
前記第1熱交換器から排出物の供給を受け、前記排出物を第2気体と第2液体に分離して、前記第2液体を前記混合器に供給する第2気液分離器と;を含む、請求項1に記載の燃料電池システム。 - 前記第1熱交換器は、前記第1気液分離器から前記第1気体を冷却させて部分的に凝縮するように構成され、前記第2熱交換器は、前記混合燃料を前記燃料電池スタックに供給する前に前記混合燃料を冷却させるように構成される、請求項2に記載の燃料電池システム。
- 前記第1気液分離器は、排出された未反応燃料、酸化剤、及び水分の全ての供給を受けるように構成される、請求項2に記載の燃料電池システム。
- 前記第1気液分離器は、遠心分離型ポンプ、界面動電ポンプ(electrokinetic pump)、または分離膜(separation membrane)のいずれか一つである、請求項2に記載の燃料電池システム。
- 前記分離膜はPTFE膜を含む、請求項5に記載の燃料電池システム。
- 前記第2気液分離器は、遠心分離型ポンプ、界面動電ポンプ、または分離膜のいずれか一つである、請求項2に記載の燃料電池システム。
- 前記混合器と前記第2熱交換器との間にバッファ装置をさらに含み、前記混合燃料を臨時に貯蔵し、前記第2熱交換器に供給される混合燃料の量を制御する、請求項1に記載の燃料電池システム。
- 前記バッファ装置は、前記混合燃料から不純物を除去するフィルターを含む、請求項8に記載の燃料電池システム。
- 酸化剤と混合燃料の反応により電気エネルギーを発生させ、電気化学的反応で反応しない燃料、酸化剤、及び水分を排出する燃料電池スタックと;
濃縮燃料を供給する燃料供給部と;
前記酸化剤を前記燃料電池スタックに供給する酸化剤供給部と;
前記排出された燃料、酸化剤、水分、及び二酸化炭素の供給を受け、前記排出された燃料、酸化剤、及び水分を第1気体と第1液体に分離する第1気液分離器と;
前記第1気体を冷却して、少なくとも部分的に凝縮させる第1熱交換器と;
前記部分的に凝縮された第1気体を、第2気体と第2液体に分離する第2気液分離器と;
前記燃料供給部から供給される凝縮された燃料、第1液体、及び第2液体を混合して前記混合燃料を準備する混合器と;
前記混合燃料を冷却させる第2熱交換器と;
を含む燃料電池システム。 - 前記排出された燃料、酸化剤、及び水分は、前記燃料電池スタックの膜−電極集合体のカソード側から排出される未反応酸化剤と、前記燃料電池スタックの膜−電極集合体のアノード側から排出される未反応燃料とを含み、前記未反応酸化剤及び未反応燃料は前記第1気液分離器に供給される、請求項10に記載の燃料電池システム。
- 燃料電池スタックの少なくとも一つ以上の排出口に連結される流入口と、第1排出口及び第2排出口とを備えた第1気液分離器と;
前記第1気液分離器の第1排出口に連結される流入口と、排出口とを備えた第1熱交換器と;
前記第1熱交換器の排出口に連結される流入口と、第1排出口及び第2排出口とを備えた第2気液分離器と;
前記第1気液分離器の第2排出口、前記第2気液分離器の第1排出口、燃料供給部に連結される少なくとも一つの流入口、及び排出口を備えた混合器と;
前記混合器の排出口に連結される流入口と、前記燃料電池スタックの流入口に連結される排出口とを備えた第2熱交換器と;
を含む燃料電池システムの回収装置。 - 前記第1気液分離器は、前記燃料電池スタックから未反応燃料、酸化剤、水分、及び二酸化炭素の供給を受け、前記未反応燃料、酸化剤、及び水分を第1気体と第1液体に分離し、前記第1気体を前記第1熱交換器に供給し、前記第1液体を前記混合器に供給し、
前記第1熱交換器は、前記第1気液分離器から前記第1気体の供給を受け、前記第1気体を冷却して部分的に凝縮させ、前記部分的に凝縮された第1気体を前記第2気液分離器に供給し、
前記第2気液分離器は、前記第1熱交換器から前記部分的に凝縮された第1気体の供給を受け、前記部分的に凝縮された第1気体を第2気体と第2液体に分離し、前記第2液体を前記混合器に供給し、
前記混合器は、前記第1気液分離器から前記第1液体の供給を受け、前記第2気液分離器から前記第2気体の供給を受け、前記燃料供給部から濃縮燃料の供給を受け、前記第1液体、第2液体、及び濃縮燃料を混合することによって前記混合燃料を準備し、前記混合燃料を前記第2熱交換器に供給し、
前記第2熱交換器は、前記混合器から前記混合燃料の供給を受け、前記混合燃料を冷却して、前記冷却された混合燃料を前記燃料電池スタックに供給する、請求項12に記載の燃料電池システムの回収装置。 - 前記混合器の排出口と前記第2熱交換器の流入口との間に連結されるバッファ装置をさらに含み、
前記バッファ装置は、前記第2熱交換器に供給される混合燃料の量を制御するように前記混合燃料を臨時に貯蔵する、請求項13に記載の燃料電池システムの回収装置。 - 前記バッファ装置は、前記混合燃料から不純物を除去するフィルターを含む、請求項14に記載の燃料電池システムの回収装置。
- 前記燃料電池スタックをさらに含み、
前記燃料電池スタックは、前記第2熱交換器から冷却された混合燃料の供給を受け、前記酸化剤供給部から酸化剤の供給を受けて、前記冷却された混合燃料と酸化剤を電気化学的に反応させて電気エネルギーを発生させ、前記電気化学的反応後に残された未反応燃料、酸化剤、及び水分を前記第1気液分離器に排出する、請求項13に記載の燃料電池システムの回収装置。
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