JP2007095591A - 燃料電池システム - Google Patents

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Abstract

【課題】
燃料カートリッジを着脱するときに、高濃度の燃料が外部へ漏れることに無いよう安全対策を施した燃料電池システムを提供する。
【解決手段】
本発明の燃料電池システム110は、燃料電池130を有する燃料電池本体120と、燃料電池本体120と着脱可能に接続され、燃料電池130へ供給される燃料を貯蔵する燃料貯蔵部160と、燃料電池本体120と燃料貯蔵部160とを接続する接続部180、182、184と、を備える燃料電池システム110において、接続部180、182、184には、燃料貯蔵部160に貯蔵される燃料よりも低い濃度の燃料が流通することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、燃料電池システムに関し、具体的には、カートリッジ式の燃料タンクを燃料電池システムから着脱するときに、高濃度の燃料が外部へ漏れることに無いよう安全対策を施した燃料電池システムに関する。
燃料電池は水素と酸素とから電気エネルギを発生させる装置であり、高い発電効率を得ることができる。燃料電池の主な特徴としては、従来の発電方式のように熱エネルギや運動エネルギの過程を経ない直接発電であるので、小規模でも高い発電効率が期待できる、窒素化合物等の排出が少なく、騒音や振動も小さいので環境性が良いなどが挙げられる。このように、燃料電池は燃料のもつ化学エネルギを有効に利用でき、環境にやさしい特性をもっているので、21世紀を担うエネルギ供給システムとして期待され、宇宙用から自動車用、携帯機器用まで、大規模発電から小規模発電まで、種々の用途に使用できる将来有望な新しい発電システムとして注目され、実用化に向けて技術開発が本格化している。
中でも、固体高分子形燃料電池は、他の種類の燃料電池に比べて、作動温度が低く、高い出力密度を持つ特徴が有り、特に近年、固体高分子形燃料電池の一形態として、ダイレクトメタノール燃料電池(Direct Methanol Fuel Cell:DMFC)が注目を集めている。DMFCは、燃料であるメタノール水溶液を改質することなく直接アノードへ供給し、メタノール水溶液と酸素との電気化学反応により電力を得るものであり、この電気化学反応によりアノードからは二酸化炭素が、カソードからは生成水が、反応生成物として排出される。メタノール水溶液は水素に比べ、単位体積当たりのエネルギが高く、また、貯蔵に適しており、爆発などの危険性も低いため、自動車や携帯機器(携帯電話、ノート型パーソナルコンピュータ、PDA、MP3プレーヤ、デジタルカメラあるいは電子辞書(書籍))などの電源への利用が期待されている。
このDMFCが発電すると、燃料が消費されるので、通常、DMFCを用いるDMFCシステムは、DMFCシステムに着脱可能に設けられ、純メタノールまたは高濃度のメタノール水溶液が充填された燃料タンクより燃料の供給を受ける。そして、燃料タンク内の燃料がなくなると、この燃料タンクを交換するという構成が採られている。
特開2004−152741号公報
燃料電池システムでは、燃料電池システムの燃料電池本体側とカートリッジ式の燃料タンクとを接続する接続配管内を純メタノールまたは高濃度のメタノール水溶液が流通していたため、コネクタ部分において液漏れの対策を施していた。しかし、その液漏れ防止手段が機能せず、コネクタ部分から液漏れした場合、高濃度のメタノールが外部へ漏れ出してしまうという問題があった。また、液漏れ防止手段が機能していても、コネクタ部分から少量ではあるが、高濃度のメタノールが揮発して外部へ放出されるという問題もあった。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであって、高濃度のメタノール(燃料)が外部へ漏れることに無いよう安全対策を施した燃料電池システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、燃料電池を有する燃料電池本体と、燃料電池本体と着脱可能に接続され、燃料電池へ供給される燃料を貯蔵する燃料貯蔵部と、燃料電池本体と燃料貯蔵部とを接続する接続部と、を備える燃料電池システムにおいて、接続部には、燃料貯蔵部に貯蔵される燃料よりも低い濃度の燃料が流通することを特徴とする。これにより、燃料電池システムから燃料貯蔵部(所謂、カートリッジ式の燃料タンク)を取り外すときにも、その接続部(コネクタ部分)には濃度の低い燃料しか存在していないので、高濃度の燃料が外部へ漏れることが無い。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の燃料電池システムにおいて、接続部は、燃料電池から排出された液体の排出物質が、燃料電池本体から燃料貯蔵部へ流通する第2のコネクタと、燃料と液体の排出物質とを混合した液体燃料溶液が、燃料貯蔵部から燃料電池本体へ流通する第3のコネクタと、を有することを特徴とする。燃料電池からは、アノードから濃度が薄くなった燃料と二酸化炭素の液体を主とする物質が排出され、カソードから酸素濃度が薄くなった酸化剤と水の気体を主とする物質が排出される。このうち、液体の排出物質を燃料電池本体から燃料貯蔵部へ送り、これにより燃料を希釈して燃料貯蔵部から燃料電池本体へ戻すことで、接続部には濃度の低い燃料を流通させることができる。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の燃料電池システムにおいて、接続部は、燃料電池から排出された気体の排出物質が、燃料電池本体から燃料貯蔵部へ流通する第1のコネクタを有し、燃料貯蔵部は、液体の排出物質に含まれる不要な物質および/または気体の排出物質に含まれる有害な物質を除去する除去手段を有することを特徴とする。ここで、液体の排出物質に含まれる不要な物質とは、燃料電池や補機、配管などから溶出した物質が挙げられ、酸化剤として燃料電池システムの外部の空気を利用し、カソードからの排出物質をアノードからの排出物質と混合するようなシステム構成となっている場合には、空気中の塵埃や有機物も不要な物質といえる。また、気体の排出物質に含まれる有害な物質とは、燃料電池内での反応により中間生成物として発生するアルデヒドや蟻酸が挙げられる。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の燃料電池システムにおいて、除去手段は、燃料貯蔵部から着脱可能に設けられることを特徴とする。これにより、除去手段を新しいものと交換することができるので、燃料貯蔵部に高濃度の燃料を再充填して燃料貯蔵部を再利用することができる。
請求項5記載の燃料貯蔵装置は、燃料電池用の液体燃料を貯蔵する燃料貯蔵装置であって、液体燃料の溶媒を燃料貯蔵装置へ導入する溶媒導入部と、液体燃料と溶媒とを混合した液体燃料溶液を燃料貯蔵装置から導出する溶液導出部と、を備えることを特徴とする。このような燃料貯蔵装置を利用する燃料電池システムは、燃料電池システムから燃料貯蔵装置を取り外すときにも、その接続部に溶媒によって希釈された濃度の低い液体燃料しか存在していないので、高濃度の液体燃料が外部へ漏れることが無い。
本発明によれば、燃料電池システムから着脱可能な燃料貯蔵部を着脱するときに、高濃度の燃料が外部へ漏れることを防止することができる。
本発明に係る燃料電池システムの各構成について、実施例として図を用いて詳細に説明する。本実施の形態では、アノードへメタノール水溶液を供給して発電するDMFCを有するシステムを用いて説明するが、燃料は液体燃料であれば良く、メタノール水溶液に限定されるものではない。
図1は、本実施例に係る燃料電池システム110の構成を模式的に示すシステム構成図である。図1に示すように、本燃料電池システム110は、燃料電池本体側120と燃料カートリッジ側160とに大きく分けることができ、燃料カートリッジ側160は燃料電池システム110から着脱可能に構成されている。
燃料電池本体側120には、燃料として濃度約1mol/Lのメタノール水溶液と酸化剤として空気中の酸素とを利用して発電する燃料電池(スタック)130と、この燃料電池130へ供給するメタノール水溶液を一時的に貯蔵するバッファタンク140と、燃料電池130から排出される排出物質を合流させ、排出物質を気体成分と液体成分とに分離する気液分離タンク142と、気液分離タンク142にて分離した排出物質の気体成分と液体成分とを、それぞれ気相流通配管144と液相流通配管146とに流通させて冷却するラジエータ148と、が配されている。また、燃料電池システム110内の各種ポンプ類などの制御を行う制御装置150も燃料電池本体120に配されている。
一方、燃料カートリッジ側160には、ラジエータ148の気相流通配管144を流通した気体成分を燃料電池システム110の外部へ排出する気体成分排出口162が配されており、この気体成分排出口162には、気体成分中のアルデヒドや蟻酸のような有害物質を吸着して除去する気相フィルタ164が設けられている。そして、ラジエータ148の液相流通配管146を流通した液体成分は、燃料カートリッジ側160に設けられる液相フィルタ166を通って燃料電池本体側120のバッファタンク140へ戻される。気相フィルタ164と液相フィルタ166とは、フィルタユニット168として燃料カートリッジ160から着脱可能に構成されている。また、20mol/L以上の高濃度メタノールが充填された燃料バッグ170は、柔軟性あるいは可撓性を有する素材で構成されており、燃料カートリッジ160内の空隙を可及的に埋めるように配され、この燃料バッグ170の底部から導出された高濃度メタノールは、液体ポンプLP1を介して三方弁Vにて、液相フィルタ166を通過したメタノール水溶液と合流し、燃料電池本体側120のバッファタンク140へ補充される。
すなわち、燃料電池本体側120と燃料カートリッジ側160とは、主に燃料電池130から排出された排出物質の気体成分が燃料電池本体側120から燃料カートリッジ側160に向かって流通する第1のコネクタ180と、主に燃料電池130から排出された排出物質の液体成分が燃料電池本体側120から燃料カートリッジ側160に向かって流通する第2のコネクタ182と、主に燃料電池130から排出された排出物質の液体成分が燃料カートリッジ側160から燃料電池本体側120に向かって流通し、バッファタンク140内のメタノール濃度が所定の閾値よりも低くなったときには燃料バッグ170から高濃度のメタノールが合流して流通する第3のコネクタ184と、によって接続される。各コネクタ180、182、184は、図示しないが、差込口の位置を間違えないように、非対称に配置されており、内部を流通する流体の流通方向を考慮して、第1のコネクタ180および第2のコネクタ182は燃料電池本体側120がオス、燃料カートリッジ側160がメス、第3のコネクタ184は燃料電池本体側120がメス、燃料カートリッジ側160がオスとなっている。
上記のように内部のメタノール水溶液の濃度を検出するために、バッファタンク140には濃度センサDSが設けられており、制御装置150は、濃度センサDSによって燃料電池130へ供給する燃料の濃度を監視するほか、メタノール水溶液の総量(液面センサLS)、燃料電池の温度(温度センサTS)、燃料電池の発電状態(電圧計FCV(総電圧値)、FCVn(ブロック電圧値))、さらには燃料カートリッジ側160に設けられたメモリ152からの高濃度メタノールに関する情報(製造日、ID、濃度、容量)を基に、液体ポンプLP1、LP2、エアポンプAP、三方弁V、ファン148Fなど各種補機類を制御する。また、燃料電池本体側120の第3のコネクタ184Fには、図示しないリミッタが取り付けられており、燃料電池システム110に燃料カートリッジ160が適切に装着されているか、あるいは、外れているかをこのリミッタによって検出している。
このような構成を有する燃料電池システム110は、燃料電池本体120と燃料カートリッジ160との接続部(第1のコネクタ180、第2のコネクタ182、第3のコネクタ184)の配管に高濃度の燃料(メタノール)が流通しないので、燃料電池システム110から燃料カートリッジ160を着脱するときに、高濃度の燃料が外部へ漏れることがない。また、フィルタユニット168が燃料カートリッジ160からさらに着脱可能に構成され、燃料カートリッジ160はメモリ152を備えているので、燃料バッグ170に高濃度の燃料を再充填し、気相フィルタ164あるいは液相フィルタ166の交換時期(メモリ152により算出)にはフィルタユニット168を新しいものと交換することで燃料カートリッジ160を再利用することができる。
図2は、本実施例に係る燃料電池システム210の構成を模式的に示すシステム構成図である。図2に示すように、本燃料電池システム210も実施例1と同様に、燃料電池本体側220と燃料カートリッジ側260とに大きく分けることができ、燃料カートリッジ側260は燃料電池システム210から着脱可能に構成されている。
燃料電池本体側220には、燃料として濃度約1mol/Lのメタノール水溶液と酸化剤として空気中の酸素とを利用して発電する燃料電池(スタック)230と、燃料電池230のアノード232から排出されるアノード排出物質とカソード234から排出されるカソード排出物質とを、それぞれアノード排出配管246とカソード排出配管244とに流通させて冷却するラジエータ248と、アノード排出物質とカソード排出物質とを合流させ、排出物質を気体成分と液体成分とに分離する気液分離タンク242と、が配されている。そして、この気液分離タンク242には、気体成分を燃料電池システム210の外部へ排出する気体成分排出口290が配されており、この気体成分排出口290には、気体成分中のアルデヒドや蟻酸のような有害物質を吸着して除去する気相フィルタ292が設けられている。また、燃料電池システム210内の各種ポンプ類などの制御を行う制御装置250も燃料電池本体220に配されている。
一方、燃料カートリッジ側260には、柔軟性あるいは可撓性を有する素材で構成され、燃料カートリッジ260内の空隙を可及的に埋めるように配され、20mol/L以上の高濃度メタノールが充填された燃料バッグ270が配されている。そして、燃料電池本体220の気液分離タンク242にて分離された液体成分は、燃料カートリッジ側260に設けられる三方弁Vを通って燃料電池本体側220へ戻される。また、燃料バッグ270の底部から導出された高濃度メタノールは、液体ポンプLP1を介して三方弁Vにて、気液分離タンク242にて分離された液体成分(メタノール水溶液)と合流し、これにより燃料電池230へ供給されるメタノール水溶液の濃度を調整する。
すなわち、燃料電池本体側220と燃料カートリッジ側260とは、燃料電池230から排出された排出物質の液体成分が燃料電池本体側220から燃料カートリッジ側260に向かって流通する往路コネクタ286と、燃料電池230から排出された排出物質の液体成分が燃料カートリッジ側260から燃料電池本体側220に向かって流通し、燃料電池230へ供給されるメタノール水溶液の濃度が所定の閾値よりも低くなったときには燃料バッグ270から高濃度のメタノールが合流して流通する復路コネクタ288と、によって接続される。各コネクタ286、288は、図示しないが、差込口の位置を間違えないように、非対称に配置されており、内部を流通する流体の流通方向を考慮して、往路コネクタ286は燃料電池本体側220がオス、燃料カートリッジ側260がメス、復路コネクタ288は燃料電池本体側220がメス、燃料カートリッジ側260がオスとなっている。
上記のように燃料電池230へ供給されるメタノール水溶液の濃度を検出するために、三方弁Vから燃料電池230までの間には濃度センサDSが設けられており、制御装置250は、濃度センサDSによって燃料電池230へ供給する燃料の濃度を監視するほか、燃料電池の温度(温度センサTS)、燃料電池の発電状態(電圧計FCV(総電圧値)、FCVn(ブロック電圧値))、さらには燃料カートリッジ側260に設けられたメモリ252からの高濃度メタノールに関する情報(製造日、ID、濃度、容量)を基に、液体ポンプLP1、LP2、エアポンプAP、三方弁V、ファン248Fなど各種補機類を制御する。また、燃料電池本体側220の復路コネクタ288Fには、図示しないリミッタが取り付けられており、燃料電池システム210に燃料カートリッジ260が適切に装着されているか、あるいは、外れているかをこのリミッタによって検出している。
このような構成を有する燃料電池システム210は、燃料電池本体220と燃料カートリッジ260との接続部(往路コネクタ286、復路コネクタ288)の配管に高濃度の燃料(メタノール)が流通しないので、燃料電池システム210から燃料カートリッジ260を着脱するときに、高濃度の燃料が外部へ漏れることがない。
そのほか、燃料電池本体側120、220の筐体のみならず、燃料カートリッジ側160、260の筐体にもスリットS1、S2を設けることにより、燃料カートリッジ160、260内に外部の空気が流通し、燃料カートリッジ160、260内を冷却することができる。特に本燃料電池システム110、210では、燃料カートリッジ160、260内を燃料電池130、230からの排出物質が流通するため、燃料カートリッジ160、260にスリットS1、S2を設けて、燃料カートリッジ側160、260にて排出物質の冷却が行えると、燃料電池本体側120、220のラジエータ148、248をコンパクトにすることができ、有効である。さらに、燃料バッグ170、270は燃料カートリッジ160、260内の空隙を可及的に埋めるように配されると上記したが、冷却の効果が特に出やすいフィルタユニット168(実施例1)や往路コネクタ286Fから三方弁Vまでの配管(実施例2)の部分は、スリットS1とスリットS2との間で空気が流通する経路となるように配すると良い。
本発明は、様々な機器、特に携帯機器への利用を期待される液体燃料を用いる燃料電池システムで利用可能であると考えられる。
本発明の実施例1に係る燃料電池システムの構成を模式的に表したシステム構成図である。 本発明の実施例2に係る燃料電池システムの構成を模式的に表したシステム構成図である。
符号の説明
110、210 燃料電池システム
120、220 燃料電池本体側
130、230 燃料電池(スタック)
132、232 アノード
134、234 カソード
136、236 エアフィルタ
140 バッファタンク
142、242 気液分離タンク
144 気相流通配管
146 液相流通配管
148、248 ラジエータ(148F、248F…ファン)
150、250 制御装置
152、252 メモリ
154、254 バッテリ(1次電池)
160、260 燃料カートリッジ(燃料貯蔵部)側
162 気体成分排出口
164 気相フィルタ
166 液相フィルタ
168 フィルタユニット
170、270 燃料バッグ
180 第1のコネクタ(180M…オス、180F…メス)
182 第2のコネクタ(182M…オス、182F…メス)
184 第3のコネクタ(184M…オス、184F…メス)
244 カソード排出配管
246 アノード排出配管
286 往路コネクタ(286M…オス、286F…メス)(第2のコネクタ)
288 復路コネクタ(288M…オス、288F…メス)(第3のコネクタ)
290 気体成分排出口
292 気相フィルタ
LP1、LP2 液体ポンプ
AP エアポンプ
V 三方弁
DS 濃度センサ
LS 液面センサ
TS 温度センサ
FCV 電圧計(総電圧値)
S1、S2 スリット



Claims (5)

  1. 燃料電池を有する燃料電池本体と、前記燃料電池本体と着脱可能に接続され、前記燃料電池へ供給される燃料を貯蔵する燃料貯蔵部と、前記燃料電池本体と前記燃料貯蔵部とを接続する接続部と、を備える燃料電池システムにおいて、
    前記接続部には、前記燃料貯蔵部に貯蔵される前記燃料よりも低い濃度の燃料が流通することを特徴とする燃料電池システム。
  2. 請求項1記載の燃料電池システムにおいて、
    前記接続部は、
    前記燃料電池から排出された液体の排出物質が、前記燃料電池本体から前記燃料貯蔵部へ流通する第2のコネクタと、
    前記燃料と前記液体の排出物質とを混合した液体燃料溶液が、前記燃料貯蔵部から前記燃料電池本体へ流通する第3のコネクタと、
    を有することを特徴とする燃料電池システム。
  3. 請求項1または2記載の燃料電池システムにおいて、
    前記接続部は、前記燃料電池から排出された気体の排出物質が、前記燃料電池本体から前記燃料貯蔵部へ流通する第1のコネクタを有し、
    前記燃料貯蔵部は、前記液体の排出物質に含まれる不要な物質および/または前記気体の排出物質に含まれる有害な物質を除去する除去手段を有する
    ことを特徴とする燃料電池システム。
  4. 請求項3記載の燃料電池システムにおいて、
    前記除去手段は、前記燃料貯蔵部から着脱可能に設けられることを特徴とする燃料電池システム。
  5. 燃料電池用の液体燃料を貯蔵する燃料貯蔵装置であって、
    前記液体燃料の溶媒を前記燃料貯蔵装置へ導入する溶媒導入部と、
    前記液体燃料と前記溶媒とを混合した液体燃料溶液を前記燃料貯蔵装置から導出する溶液導出部と、
    を備えることを特徴とする燃料貯蔵装置。


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