JP2010190524A - 換気装置、及び換気装置の制御方法 - Google Patents

換気装置、及び換気装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】圧力損失の変化や配管による風量への影響を低減させ、換気設計通りの風量による換気を可能とする換気装置、及び換気装置の制御方法を得ること。
【解決手段】熱交換器2と、給気風路に設けられた送風機である給気用送風機3と、排気風路に設けられた送風機である排気用送風機4と、制御手段である制御装置5と、風量設定手段である風量設定装置7と、を有し、制御手段は、給気用送風機3及び排気用送風機4のそれぞれに対し、所定の回転数で送風機を駆動させる試運転における送風機の駆動電圧から、送風機の圧力損失のランクを設定し、風量設定手段により設定された設定風量で送風機を駆動させる通常運転において、運転状態の変化を検知することにより、ランクを変更し、駆動電圧を再設定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、熱交換器を備える換気装置、及び換気装置の制御方法に関するものである。
熱交換器を備える換気装置には、室外吸込口から熱交換器を介して室内吹出口に至る給気風路と、室内吸込口から熱交換器を介して室外吹出口に至る排気風路とが形成されている。換気装置は、熱交換器を介した給排気により、室内の換気とともに熱回収をし、室内の冷暖房における熱損失を低減させる。従来、換気装置としては、給気用送風機、排気用送風機のいずれもACモータを使用するもの、排気用送風機にのみDCブラシレスモータを使用するものが知られている。図14は、給気用送風機、排気用送風機のいずれもACモータを使用する従来の換気装置の風量−静圧特性の例を示す。図15は、排気用送風機にのみDCブラシレスモータを使用する従来の換気装置の風量−静圧特性の例を示す。
給気用送風機、排気用送風機のいずれもACモータを使用する換気装置の場合、給気風量及び排気風量は、例えば強運転、弱運転の二段階のみの制御とされ、いずれの風量も機外静圧に応じて決まることとなる。排気用送風機にのみDCブラシレスモータを使用する換気装置の場合、排気風量を定風量とする制御が可能となる。排気について設定される全ての設定風量の上限機外静圧は、モータが最大出力であるときの機外静圧となるように制御される。また、例えば特許文献1には、給気用送風機、排気用送風機のいずれもDCモータを使用する換気装置の技術が提案されている。
特開平7−280330号公報
機外静圧に応じて風量が決まる換気装置の場合、住宅等のダクト配管の長さによって得られる風量が異なることとなる。このため、換気装置を設置するごとにダクト配管での圧力損失を計算し、必要な風量が得られることの確認が必要となる。また、施工時の不具合等により、ダクト配管の長さや曲がりが設計とは異なるものとなった場合に、実際に得られる風量が必要な風量とは異なる場合が生じる。全ての設定風量の上限機外静圧が一定である換気装置の場合、低い設定風量であっても、空調用フィルタの目詰まり等により想定以上にまで静圧が上昇したときに、モータの駆動電圧を上げ、設定風量を確保しようとすることとなる。このため、消費電力が上がり、ファンの回転数の上昇により騒音が増大する場合があることが課題となる。静圧の上昇による騒音を低減させるために設定風量を下げる調整をしても、実際の動作点が変わらず、調整通りに風量が切り替わらない場合も生じ得る。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、圧力損失の変化や配管による風量への影響を低減させ、換気設計通りの風量による換気を可能とする換気装置、及び換気装置の制御方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、熱交換器と、室外吸込口から前記熱交換器を介して室内吹出口へ通じる給気風路に設けられた送風機である給気用送風機と、室内吸込口から前記熱交換器を介して室外吹出口へ通じる排気風路に設けられた送風機である排気用送風機と、前記給気用送風機の駆動と、前記排気用送風機の駆動とを制御する制御手段と、前記給気用送風機の風量と、前記排気用送風機の風量とを設定するための風量設定手段と、を有し、前記制御手段は、前記給気用送風機及び前記排気用送風機のそれぞれに対し、所定の回転数で前記送風機を駆動させる試運転における前記送風機の駆動電圧から、前記送風機の圧力損失のランクを設定し、前記風量設定手段により設定された設定風量で前記送風機を駆動させる通常運転において、運転状態の変化を検知することにより、前記ランクを変更し、前記駆動電圧を再設定することを特徴とする。
本発明によれば、圧力損失の変化や配管による風量への影響を低減させ、換気設計通りの風量による換気を可能にできるという効果を奏する。
図1は、実施の形態1に係る換気装置の概略平面図である。 図2は、換気装置の動作手順を説明するフローチャートである。 図3は、送風機の駆動電圧と圧力損失との関係の例を表したグラフである。 図4は、設定風量、圧力損失のランク、及び送風機の駆動電圧の関係を表すテーブルの例を示す図である。 図5は、実施の形態2に係る風量設定装置の平面図である。 図6は、換気装置の設定風量の例を示す図である。 図7は、実施の形態3に係る風量設定装置の平面図である。 図8は、実施の形態4に係る風量設定装置の平面図である。 図9は、換気装置の動作手順を説明するフローチャートである。 図10は、換気装置の風量−静圧特性の例を示す図である。 図11は、実施の形態5に係る換気装置の風量−静圧特性の例を示す図である。 図12は、実施の形態6に係る換気装置の概略平面図である。 図13は、外気温検知器による検知結果に応じて風量を制御する動作を説明するフローチャートである。 図14は、従来の換気装置の風量−静圧特性の例を示す図である。 図15は、従来の換気装置の風量−静圧特性の例を示す図である。
以下に、本発明に係る換気装置、及びその制御方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る換気装置の概略平面図である。換気装置は、本体1に収納された熱交換器2、給気用送風機3、排気用送風機4を有する。室外吸込口1a、室内吹出口1b、室内吸込口1c、室外吹出口1dは、本体1に設けられている。室外吸込口1aは、室外の外気を本体1に取り込むために設けられている。室内吹出口1bは、室外吸込口1aから本体1へ取り込んだ空気を室内へ供給するために設けられている。室内吸込口1cは、室内の空気を本体1に取り込むために設けられている。室外吹出口1dは、室内吸込口1cから本体1へ取り込んだ空気を室外へ排出するために設けられている。
熱交換器2は、風路を形成するための波状板と、熱を伝播させる平板とを交互に多数積層させ、角柱状に形成されている。波状板は、平板を介して積層された波状板同士について、波形状の向きが互いに90度異なるように配置されている。給気用送風機3は、室外吸込口1aから熱交換器2を介して室内吹出口1bへ通じる給気風路に設けられた送風機であって、DCブラシレスモータを備える。給気用送風機3の送風により、給気風路には、室外から室内へ空気が流動する給気流Aが生じる。排気用送風機4は、室内吸込口1cから熱交換器2を介して室外吹出口1dへ通じる排気風路に設けられた送風機であって、DCブラシレスモータを備える。排気用送風機4の送風より、排気風路には、室内から室外へ空気が流動する排気流Bが生じる。DCブラシレスモータを用いることで、給気用送風機3と排気用送風機4とは、定風量で駆動させる制御が可能である。
制御装置5は、給気用送風機3の駆動と、排気用送風機4の駆動とを制御する制御手段として機能する。記憶部6は、制御装置5を構成するマイクロコンピュータのROM等であって、換気装置の制御のためのプログラム等を記憶する。風量設定装置7は、給気用送風機3の風量と、排気用送風機4の風量とを設定するための風量設定手段として機能する。
運転スイッチの手動操作等により換気装置へ運転要求をすると、制御装置5は、給気用送風機3の運転と排気用送風機4の運転とを同時に開始させる。換気装置は、給気用送風機3による給気流Aにより室外の外気を室内へ供給し、排気用送風機4による排気流Bにより室内の空気を室外へ排出する。換気装置は、熱交換器2を介した給排気により、室内の換気とともに熱回収をし、室内の冷暖房における熱損失を低減させる。
図2は、換気装置の動作手順を説明するフローチャートである。ここで説明する動作手順のプログラムは、記憶部6に記憶されている。運転スイッチの手動操作等により換気装置への運転要求(ステップS1)がなされると、制御装置5は、試運転プログラムによる制御を開始させる。制御装置5は、給気用送風機3及び排気用送風機4のいずれも所定の回転数Ntでモータが駆動するように、給気用送風機3の駆動電圧と排気用送風機4の駆動電圧とを調整する(ステップS2)。回転数Ntは、適宜設定可能であって、例えば、1500rpmとする。
ステップS3では、給気用送風機3における回転数、排気用送風機4における回転数のいずれもが所定の回転数Ntに収束しているか否かを判定する。所定の回転数Ntに収束しているか否かは、回転数が所定の範囲内、例えば、Nt±10rpmの範囲内か否かにより判定する。給気用送風機3における回転数、排気用送風機4における回転数の少なくとも一方が所定の回転数Ntに収束していないと判定した場合(ステップS3、No)、ステップS2に戻り、駆動電圧を調整する。
給気用送風機3における回転数、排気用送風機4における回転数がいずれも所定の回転数Ntに収束していると判定した場合(ステップS3、Yes)、そのときの給気用送風機3の駆動電圧Vts、排気用送風機4の駆動電圧Vteを記憶部6へ記憶させる(ステップS4)。次に、ステップS5において、給気用送風機3の圧力損失のランクRs、排気用送風機4の圧力損失のランクReをそれぞれ決定する。
図3は、送風機の駆動電圧Vtと圧力損失との関係の例を表したグラフである。所定の回転数Ntでは、圧力損失が大きいほど、必要となる駆動電圧Vtが高くなる。送風機の駆動電圧Vtと圧力損失との関係を表す式は、記憶部6に記憶されている。圧力損失のランクRは、換気装置の設置場所におけるダクト配管等による圧力損失の大小をランク付けしたものとする。ランクRは、所定の回転数Ntにおける送風機の駆動電圧Vtと、圧力損失との関係に基づいて設定される。制御装置5は、送風機の駆動電圧Vtと圧力損失との関係を表す式を用いて、試運転における給気用送風機3の駆動電圧Vtsから、給気用送風機3のランクRsを決定する。また、制御装置5は、送風機の駆動電圧Vtと圧力損失との関係を表す式を用いて、試運転における排気用送風機4の駆動電圧Vteから、排気用送風機4のランクReを決定する。換気装置の試運転は、ここまでの手順により終了する。
次に、制御装置5は、通常運転プログラムによる制御を開始させる。制御装置5は、風量設定装置7で設定された設定風量に対する、ランクRごとの駆動電圧のデータを参照することにより、給気用送風機3の駆動電圧Vsと、排気用送風機4の駆動電圧Veとを設定する(ステップS6)。
図4は、設定風量、圧力損失のランクR、及び送風機の駆動電圧の関係を表すテーブルの例を示す。かかるテーブルは、記憶部6に記憶されている。風量設定装置7で設定可能である設定風量は、例えば、80、120、160、200(m/h)であるとする。また、圧力損失のランクRは、15段階(1〜15)で設定され、「1」が最低レベル、「15」が最高レベルであるものとする。例えば、風量設定装置7で設定されている設定風量が「160(m/h)」、ランクRが3である場合、制御装置5は、テーブルを参照し、送風機の駆動電圧を「V160−3」と設定する。制御装置5は、給気用送風機3について設定されている設定風量と、ステップS5において決定されたランクRsとから、駆動電圧Vsを設定する。また、制御装置5は、排気用送風機4について設定されている設定風量と、ステップS5において決定されたランクReとから、駆動電圧Veを設定する。
制御装置5は、ステップS6で設定された駆動電圧Vsで給気用送風機3を駆動させ、駆動電圧Veで排気用送風機4を駆動させることにより、換気装置を通常運転させる。試運転により給気系統及び排気系統のそれぞれについて圧力損失を把握することにより、制御装置5は、通常運転において給気、排気のいずれも確実に設定風量となるように駆動電圧Vs、Veを設定することができる。ステップS7において、制御装置5は、通常運転開始時における給気用送風機3の回転数Ns及び電流値Is、排気用送風機4の回転数Ne及び電流値Ieを初期値として記憶部6に記憶させる。
制御装置5は、換気装置を通常運転させる間、給気用送風機3の回転数Ns及び電流値Is、排気用送風機4の回転数Ne及び電流値Ieを常時検出する。ステップS8では、制御装置5は、給気用送風機3についてIs/Nsを算出し、記憶部6に記憶された初期値を用いて算出した場合を基準とする変化量Δ(Is/Ns)が所定の範囲、例えば、初期値を用いて算出した場合に対して10%未満であるか否かを判定する。
変化量Δ(Is/Ns)が10%以上であると判定した場合(ステップS8、No)、制御装置5は、給気用送風機3について、圧力損失のランクRsに1を加算する(ステップS9)。制御装置5は、ステップS6に戻ってテーブルを参照することにより、変更後のランクRsに基づいて給気用送風機3の駆動電圧Vsを再設定する。
変化量Δ(Is/Ns)が10%未満であると判定した場合(ステップS8、Yes)、制御装置5は、排気用送風機4についてIe/Neを算出し、記憶部6に記憶された初期値を用いて算出した場合を基準とする変化量Δ(Ie/Ne)が所定の範囲、例えば、初期値を用いて算出した場合に対して10%未満であるか否かを判定する(ステップS10)。
変化量Δ(Ie/Ne)が10%以上であると判定した場合(ステップS10、No)、制御装置5は、排気用送風機4について、圧力損失のランクReに1を加算する(ステップS11)。制御装置5は、ステップS6に戻ってテーブルを参照することにより、変更後のランクReに基づいて排気用送風機4の駆動電圧Veを再設定する。なお、ステップS9及びステップS11において、ランクRs、Reに1を加算するとは、圧力損失が増大したとして、ランクRs、Reを一段階高める変更をすることであるとする。
変化量Δ(Ie/Ne)が10%未満であると判定した場合(ステップS10、Yes)、運転スイッチの手動操作等による運転停止の要求がなされない(ステップS12、No)限り、ステップS8からの動作を繰り返す。換気装置は、運転停止の要求があった場合(ステップS12、Yes)、動作を終了させる。なお、ステップS8及びステップS10の順序は任意であって、同時に行うこととしても良い。
制御装置5は、通常運転における給気用送風機3の回転数Ns及び電流値Isの少なくとも一方の変化、排気用送風機4の回転数Ne及び電流値Ieの少なくとも一方の変化により、換気装置の運転状態の変化を検知する。換気装置の運転状態の変化を検知した場合に駆動電圧を再設定することにより、給気、排気のいずれについても、圧力損失の変化や配管による風量を低減させることが可能となる。運転状態を表すパラメータとしてIs/Ns、Ie/Neを用いることで、例えば、フィルタの目詰まり等による圧力損失の増大に対して電流値の増大、回転数の減少があった場合に、運転状態の変化として検知することが可能となる。また、圧力損失のランクRを一段階上げて駆動電圧を再設定することで、圧力損失が増大するような経時変化に対応して換気装置を適切に制御できる。これにより、換気装置は、換気設計通りの風量を確保することが可能となる。
本実施の形態に係る換気装置を用いることにより、住宅等の建築段階における換気設計が非常に容易となり、実際にダクトを配管する際に設計時から若干の変更が必要となった場合でも、必要な換気量を確実に確保することが可能となる。換気装置は、給気風量と排気風量とを均衡させることにより、住宅内外の圧力差を低減させ、住宅の隙間から流入する空気、流出する空気を最小限に抑えることができる。隙間から流入する空気を低減させることにより、フィルタを通らずに室内へ侵入する粉塵や花粉等を低減させることが可能となる。隙間から流出する空気を低減させることにより、室内と室外との間で熱交換を経ずに流出する空気を減らすことも可能となる。換気装置は、給気、排気のいずれも必要な風量に設定できることにより、換気量を多めに設定する必要を無くし、換気に要するエネルギーを低減させることが可能となる。さらに、室内の冷暖房の効率への影響も抑制することが可能となる。
実施の形態2.
図5は、本発明の実施の形態2に係る風量設定装置7の平面図である。本実施の形態は、風量設定ダイヤル8と弱運転設定スイッチ9とが風量設定装置7に設けられたことを特徴とする。換気装置の平面構成及び動作は、実施の形態1と同様である。
換気装置は、例えば24時間換気のための弱運転と、急速換気のための強運転とに切り替え可能であるとする。風量設定ダイヤル8は、弱運転、強運転において、「1」から「6」までの六段階で風量を設定するための第1の風量設定手段として機能する。弱運転設定スイッチ9は、弱運転の風量を「弱1」、「弱2」の二段階に切り替えるための第2の風量設定手段として機能する。弱運転の「弱1」における風量は、例えば、強運転の設定風量に対して80%の風量とする。弱運転の「弱2」における風量は、例えば、強運転の設定風量に対して60%の風量とする。
図6は、換気装置の設定風量の例を示す。強運転の風量は、風量設定ダイヤル8によって設定される。弱運転の風量は、風量設定ダイヤル8による設定と、弱運転設定スイッチ9による設定との組み合わせにより設定される。例えば、図5に示すように、風量設定ダイヤル8を「3」に合わせ、かつ弱運転設定スイッチ9を「弱1」とする場合、強運転の設定風量は140m/h、弱運転の設定風量は112m/hとなる。
第1の風量設定手段と第2の風量設定手段とにより風量を設定可能とすることにより、使用者のニーズに応じた風量の設定が可能となる。本実施の形態のように、弱運転の場合に風量設定ダイヤル8と弱運転設定スイッチ9とにより風量を設定可能とすることにより、例えば、外出時や就寝中、季節に応じて設定風量を選択することが可能となる。
本実施の形態により、換気装置のさまざまな利用法が可能となる。例えば、就寝中は人体から発生する二酸化炭素の量は少なくなることから、就寝中は弱運転での換気とする場合がある。夏期に対して冬期は室内外の温度差によって生じる自然換気量が多くなることから、夏期は「弱1」、冬期は「弱2」とすることで、冬期における暖房の負荷の低減や、室内の乾燥の抑制にも効果がある。
また、住宅の不在時に弱運転での換気とする場合、住宅の建築当初はVOCの発生量が多いことが予想されるため、新築から2〜3年は「弱1」、それ以降はVOCの発生量が低減することから「弱2」とすることで、不在時の換気に必要なエネルギーを低減させることが可能となる。住宅において必要な換気量を確保することで、住宅の寿命を長く保つことも可能となる。なお、換気装置は、二つ以上の風量設定手段の組み合わせにより風量を設定可能であれば良く、弱運転の風量を二段階に切り替える場合に限られない。
実施の形態3.
図7は、本発明の実施の形態3に係る風量設定装置7の平面図である。本実施の形態は、給気用、排気用のそれぞれについて風量設定ダイヤルと弱運転設定スイッチとが設けられたことを特徴とする。換気装置の平面構成及び動作は、実施の形態1と同様である。
給気用風量設定ダイヤル8a、給気用弱運転設定スイッチ9aは、給気用送風機3の風量を設定するための給気風量設定手段である。排気用風量設定ダイヤル8b、排気用弱運転設定スイッチ9bは、排気用送風機4の風量を設定するための排気風量設定手段である。給気用風量設定ダイヤル8a、排気用風量設定ダイヤル8bは、弱運転、強運転において、「1」から「6」までの六段階で風量を設定するための第1の風量設定手段として機能する。給気用弱運転設定スイッチ9a、排気用弱運転設定スイッチ9bは、弱運転の風量を「弱1」、「弱2」の二段階に切り替えるための第2の風量設定手段として機能する。
本実施の形態も、図6に示す設定風量を例として説明する。例えば、図7に示すように、給気用風量設定ダイヤル8aを「5」に合わせ、かつ給気用弱運転設定スイッチ9aを「弱2」とする場合、給気用送風機3について、強運転の設定風量は180m/h、弱運転の設定風量は108m/hとなる。また、排気用風量設定ダイヤル8bを「3」に合わせ、かつ排気用弱運転設定スイッチ9bを「弱1」とする場合、排気用送風機4について、強運転の設定風量は140m/h、弱運転の設定風量は112m/hとなる。
換気装置は、給気風量設定手段及び排気風量設定手段を用いることにより、給気風量と排気風量とを個別に設定することが可能となる。給気風量と排気風量とを個別に設定可能とすることにより、例えば、トイレ等に他の排気扇を設置した場合に、住宅全体の給気風量と排気風量とのバランスを調整可能とし、計画的な換気を実現できる。例えば、30m/hで運転する他の排気扇を設ける場合に、換気装置は、給気風量200m/hに対して排気風量を170m/hとする。また、30m/hで運転する他の排気扇が、例えば一階のトイレと二階のトイレとにそれぞれ設置されている場合、換気装置は、給気風量200m/hに対して排気風量を140m/hとする。
住宅全体の給気風量と排気風量とが良好なバランスとなることで、住宅の隙間から流入する空気を低減可能となる。これにより、熱交換を経ずに流入する空気や、フィルタを経ずに流入する花粉や塵埃を低減させることができる。さらに、住宅内の負圧を低減させることにより、窓やドアが開けにくくなるような現象も防止することができる。なお、換気装置は、給気風量設定手段及び排気風量設定手段により給気風量と排気風量とを個別に設定可能であれば良く、少なくとも給気側風量設定ダイヤル8aと排気側風量設定ダイヤル8bを備えるものであれば良い。
実施の形態4.
図8は、本発明の実施の形態4に係る風量設定装置7の平面図である。本実施の形態は、定風量制御解除スイッチを有することを特徴とする。換気装置の平面構成は、実施の形態1と同様である。給気用定風量制御解除スイッチ10aは、給気用送風機3を定風量で駆動させる制御を解除する定風量制御解除手段である。排気用定風量制御解除スイッチ10bは、排気用送風機4を定風量で駆動させる制御を解除する定風量制御解除手段である。給気用定風量制御解除スイッチ10a、排気用定風量制御解除スイッチ10bは、送風機を定風量とする制御を指定する「定風量」と、送風機を定風量とする制御の解除を指定する「定風量解除」との切り替えのためのスイッチである。
図9は、換気装置の動作手順を説明するフローチャートである。換気装置への運転要求(ステップS1)がなされると、制御装置5は、給気用定風量制御解除スイッチ10a、排気用定風量制御解除スイッチ10bがいずれも「定風量解除」であるか否かを判定する(ステップS20)。給気用定風量制御解除スイッチ10a、排気用定風量制御解除スイッチ10bがいずれも「定風量解除」である場合(ステップS20、Yes)、風量設定装置7で設定された設定風量に対して、給気用送風機3の駆動電圧Vsと、排気用送風機4の駆動電圧Veとを設定し(ステップS28)、通常運転プログラムによる制御を開始させる。
ここで設定される駆動電圧Vs、Veは、予め定められている値であって、例えば、換気装置が設置される最も一般的な配管において設定風量での運転が可能であると想定される電圧とする。換気装置は、運転停止の要求がなされない(ステップS29、No)限り、ステップS28で設定された駆動電圧Vs、Veでの通常運転を続け、運転停止の要求があった場合(ステップS29、No)、動作を終了させる。
給気用定風量制御解除スイッチ10a及び排気用定風量制御解除スイッチ10bの少なくとも一方が「定風量解除」でなく「定風量」とされている場合(ステップS20、No)、制御装置5は、実施の形態1と同様に、給気用送風機3及び排気用送風機4のいずれも所定の回転数Ntでモータが駆動するように、給気用送風機3の駆動電圧と排気用送風機4の駆動電圧とを調整する(ステップS2)。
ステップS3では、給気用送風機3における回転数、排気用送風機4における回転数のいずれもが所定の回転数Ntに収束しているか、例えば、Nt±10rpmの範囲内か否かを判定する。給気用送風機3における回転数、排気用送風機4における回転数の少なくとも一方が所定の回転数Ntに収束していないと判定した場合(ステップS3、No)、ステップS2に戻り、駆動電圧を調整する。
給気用送風機3における回転数、排気用送風機4における回転数がいずれも所定の回転数Ntに収束していると判定した場合(ステップS3、Yes)、そのときの給気用送風機3の駆動電圧Vts、排気用送風機4の駆動電圧Vteを記憶部6へ記憶させる(ステップS4)。次に、ステップS5において、給気用送風機3の圧力損失のランクRs、排気用送風機4の圧力損失のランクReをそれぞれ決定する。
ステップS5の後、制御装置5は、通常運転プログラムによる制御を開始させる。制御装置5は、給気用定風量制御解除スイッチ10a、排気用定風量制御解除スイッチ10bがいずれも「定風量」であるか否かを判定する(ステップS21)。給気用定風量制御解除スイッチ10a、排気用定風量制御解除スイッチ10bがいずれも「定風量」である場合(ステップS21、Yes)、換気装置は、実施の形態1で説明したステップS6からステップS12(図2参照)と同様の手順により通常運転動作をする。
給気用定風量制御解除スイッチ10a及び排気用定風量制御解除スイッチ10bのうちの一方が「定風量」でなく「定風量解除」とされている場合(ステップS21、No)、制御装置5は、給気用送風機3及び排気用送風機4のうち、「定風量解除」とされている送風機の駆動電圧V(=Vs又はVe)を設定する(ステップS22)。ここで設定される駆動電圧Vは、予め定められている値であって、換気装置が設置される最も一般的な配管において設定風量での運転が可能であると想定される電圧とする。
ステップS23において、制御装置5は、給気用送風機3及び排気用送風機4のうち、「定風量」とされている送風機の駆動電圧V(=Vs又はVe)を設定する。制御装置5は、風量設定装置7で設定された設定風量に対する、ランクR(=Rs又はRe)ごとの駆動電圧Vのデータを参照することにより、駆動電圧を設定する。ステップS24において、制御装置5は、「定風量」とされている送風機について、通常運転開始時における回転数N(=Ns又はNe)及び電流値I(=Is又はIe)を初期値として記憶部6に記憶させる。
ステップS25では、制御装置5は、「定風量」とされている送風機についてI/Nを算出し、記憶部6に記憶された初期値を用いて算出した場合を基準とする変化量Δ(I/N)が所定の範囲、例えば、初期値を用いて算出した場合に対して10%未満であるか否かを判定する。
変化量Δ(I/N)が10%以上であると判定した場合(ステップS25、No)、制御装置5は、「定風量」とされている送風機について、圧力損失のランクRに1を加算する(ステップS26)。制御装置5は、ステップS23に戻ってテーブルを参照することにより、変更後のランクRに基づいて送風機の駆動電圧Vを再設定する。
変化量Δ(I/N)が10%未満であると判定した場合(ステップS25、Yes)、運転停止の要求がなされない(ステップS27、No)限り、ステップS25からの動作を繰り返す。換気装置は、運転停止の要求があった場合(ステップS27、Yes)、動作を終了させる。
図10は、換気装置の風量−静圧特性の例を示す。例えば、ダクト径の大きいダクト配管を使用することにより圧力損失を低く抑えた場合、換気装置は、定風量制御としたとき、ポイントα1で動作する。また、換気装置は、定風量制御を解除したとき、ポイントα1より風量が大きいポイントβ1で動作する。
換気装置は、定風量制御と定風量制御解除とを選択可能とすることで、給気風量、排気風量をそれぞれ任意に設定することができる。ダクト径の大きいダクト配管を使用することにより圧力損失を低く抑えた場合、定風量制御の解除により、定風量制御における最大風量以上の風量を得ることが可能となる。例えば、最大風量が定風量制御で200m/hである場合に、定風量制御の解除により240m/hの風量を確保することが可能となる。これにより、換気装置は、例えば、大きな住宅にも対応することが可能となる。また、フィルタの目詰まり等により圧力損失が高くなった場合、定風量制御を解除可能とすることにより、定風量を保つための消費電力増加や騒音増大を回避することもできる。
なお、換気装置は、給気用送風機3及び排気用送風機4の少なくとも一方について定風量制御解除手段を設けるものであれば良い。風量設定装置7は、少なくとも風量設定ダイヤルと定風量制御解除スイッチを有するものであれば良く、適宜変形しても良い。
実施の形態5.
図11は、本発明の実施の形態5に係る換気装置の風量−静圧特性の例を示す。本実施の形態に係る換気装置は、給気用送風機3及び排気用送風機4について、上限機外静圧以下となるように駆動を制御することを特徴とする。換気装置の平面構成及び動作は、実施の形態1と同様である。
換気装置は、最大圧力損失までは確実に運転可能とされている。上限機外静圧は、風量設定装置7で選択可能な設定風量ごとに、風量が少ないほど低くなるように設定されている。なお、本実施の形態では、換気装置は、強運転、弱運転における二つの設定風量について上限機外静圧を設定するものとして説明する。上限機外静圧は、いずれの設定風量に対して設定しても良く、全ての設定風量に対して設定しても良い。
静圧が上限機外静圧に達した場合に、制御装置5は、上限機外静圧以下となるように給気用送風機3、排気用送風機4の駆動を制御し、風量を低下させる。上限機外静圧を設定することにより、必要以上に定風量を維持しようとすることで生じる不具合、例えば、消費電力の急増や、騒音の増大を回避できる。異常圧力損失となった場合、定風量を確保するには送風機の駆動電圧を増加させ、回転数を高くすることとなる。上限機外静圧を設定することにより、想定外の高い回転数での駆動による羽根の破損や、モータの寿命の短縮を防止することが可能となる。
従来、圧力損失が異常に高くなった場合に、騒音の増大等により使用者が強運転から弱運転へ切り替えた場合に、実際の動作点が変わらず、風量が切り替わらない場合があり得る。本実施の形態では、例えば、強運転時にポイントα2で動作していた場合、使用者が強運転から弱運転へ切り替えると、動作点はポイントβ2へ変化する。このように、異常圧力損失の場合であっても風量を確実に切り替え可能とすることで、騒音の増大を低減させる。使用者は、騒音の大きさの変化により、風量が切り替わったことを確認できる。なお、上限機外静圧が設定されるのは給気用送風機3、排気用送風機4の少なくとも一方であれば良く、制御装置5は、上限機外静圧が設定された送風機について、上限機外静圧となるように駆動を制御する。
実施の形態6.
図12は、本発明の実施の形態6に係る換気装置の概略平面図である。本実施の形態に係る換気装置は、外気温検知器11による検知結果に応じて、給気用送風機3の風量と排気用送風機4の風量とを制御することを特徴とする。外気温検知器11は、給気風路を経て取り込まれる外気の温度を検知する外気温検知手段である。外気温検知器11は、例えば、給気風路のうち室外吸込口1aに近い位置に配置されている。
図13は、外気温検知器11による検知結果に応じて風量を制御する動作を説明するフローチャートである。制御装置5は、通常運転プログラムによる制御において、外気温検知器11で検知された外気温を読み込む(ステップS30)。ステップS31において、制御装置5は、読み込んだ外気温が予め設定された設定温度より低いか否かを判断する。設定温度は、任意に設定可能であって、例えば、マイナス5℃とする。
外気温が設定温度より低い場合(ステップS31、Yes)、制御装置5は、風量設定装置7における設定風量が上限風量より多いか否かを判断する(ステップS32)。上限風量は、任意に設定可能であって、例えば、100m/hとする。設定風量が上限風量より多い場合(ステップS32、Yes)、制御装置5は、給気用送風機3の風量、排気用送風機4の風量がいずれも上限風量で一定となるように、給気用送風機3及び排気用送風機4を制御する(ステップS33)。これにより、外気温に応じて風量を制御する動作を終了する。外気温が設定温度以上である場合(ステップS31、No)、設定風量が上限風量以下である場合(ステップS32、No)、ステップS30からの動作を繰り返す。
例えば、寒冷地の冬期において外気温が想定外にまで低下した場合や、本体1が高温多湿の環境に設置されている場合に、室外吸込口1aから取り入れた外気によって本体1の内部が冷却され、本体1の外表面が結露することがある。このため、本体1から水分が滴下することで、住宅のうち本体1が設置されている天井等へ悪い影響を及ぼす場合があり得る。本実施の形態では、外気温に応じて上限風量を制限することにより、想定外の気候においても本体1の結露を低減させ、住宅への悪影響を抑制させることができる。また、外気温に応じて給気風量を制御可能とすることで、室外から室内への送風による室内の温度変化を緩和させることができる。
夏期に対して冬期は室内外の温度差によって生じる自然換気量が多くなることから、風量を少なくしても必要な換気量が確保可能となる。設定温度を例えば0℃と設定し、上限風量を弱運転相当とすることで、強運転と弱運転とをそのつど切り替えなくても、強運転相当、及び弱運転相当で風量を自動で切り替えるような機能にも適用可能である。
実施の形態7.
実施の形態7に係る換気装置は、外気温検知器11による検知結果に応じて、給気用送風機3の風量を制御することを特徴とする。換気装置の平面構成は、実施の形態6と同様である。換気装置の動作も、給気用送風機3及び排気用送風機4のうち、給気用送風機3のみについて風量を上限風量以下に抑制する他は、実施の形態6と同様である。ここでは、図13を用いて換気装置の動作を説明する。
ステップS30及びステップS31の動作は、実施の形態6の場合と同様である。外気温が設定温度より低い場合(ステップS31、Yes)、制御装置5は、給気用送風機3の設定風量が上限風量より多いか否かを判断する(ステップS32)。上限風量は、任意に設定可能であって、例えば、100m/hとする。給気用送風機3の設定風量が上限風量より多い場合(ステップS32、Yes)、制御装置5は、給気用送風機3の風量が上限風量で一定となるように、給気用送風機3を制御する。これにより、外気温に応じて風量を制御する動作を終了する。外気温が設定温度以上である場合(ステップS31、No)、給気用送風機3の設定風量が上限風量以下である場合(ステップS32、No)、ステップS30からの動作を繰り返す。
本実施の形態も、実施の形態6と同様に、想定外の気候においても本体1の結露を低減させ、住宅へ及ぼす影響を抑制させることができる。また、排気用送風機4については定風量での運転を可能とすることにより、室内の空気を確実に排出させることができる。外気温が低温である場合、熱交換器2に生じた結露水が凍結し、排気風量が低下することがあり得る。外気温に関わらず排気用送風機4を定風量制御とすることで、熱交換器2で凍結した水分を早期に解凍させ、ドレン水として室外へ排出させることが可能となる。さらに、外気温に応じて給気風量を上限風量以下とすることにより、給気流Aによる排気流Bの冷却を低減させ、熱交換器2における結露水の凍結や、排気風量の低下を抑制させることができる。
以上のように、本発明に係る換気装置、換気装置の制御方法は、室外から室内への給気流と、室内から室外への排気流の間で熱交換をしながら室内を換気するものとして有用である。
1 本体
2 熱交換器
3 給気用送風機
4 排気用送風機
5 制御装置
7 風量設定装置
11 外気温検知器

Claims (12)

  1. 熱交換器と、
    室外吸込口から前記熱交換器を介して室内吹出口へ通じる給気風路に設けられた送風機である給気用送風機と、
    室内吸込口から前記熱交換器を介して室外吹出口へ通じる排気風路に設けられた送風機である排気用送風機と、
    前記給気用送風機の駆動と、前記排気用送風機の駆動とを制御する制御手段と、
    前記給気用送風機の風量と、前記排気用送風機の風量とを設定するための風量設定手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記給気用送風機及び前記排気用送風機のそれぞれに対し、
    所定の回転数で前記送風機を駆動させる試運転における前記送風機の駆動電圧から、前記送風機の圧力損失のランクを設定し、
    前記風量設定手段により設定された設定風量で前記送風機を駆動させる通常運転において、運転状態の変化を検知することにより、前記ランクを変更し、前記駆動電圧を再設定することを特徴とする換気装置。
  2. 前記制御手段は、前記所定の回転数における前記駆動電圧と前記圧力損失との関係に基づいて、前記ランクを設定することを特徴とする請求項1に記載の換気装置。
  3. 前記制御手段は、前記設定風量に対する前記ランクごとの前記駆動電圧のデータを参照することにより、前記駆動電圧を再設定することを特徴とする請求項1又は2に記載の換気装置。
  4. 前記制御手段は、前記通常運転における前記送風機の回転数と、前記送風機の電流値との少なくとも一方の変化により、前記運転状態の変化を検知することを特徴とする請求項1、2又は3に記載の換気装置。
  5. 前記給気用送風機及び前記排気用送風機のいずれも、DCブラシレスモータを備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の換気装置。
  6. 前記風量設定手段は、第1の風量設定手段と第2の風量設定手段とを備え、前記第1の風量設定手段による設定と、前記第2の風量設定手段による設定との組み合わせにより風量が設定可能であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の換気装置。
  7. 前記風量設定手段は、前記給気用送風機の風量を設定するための給気風量設定手段と、前記排気用送風機の風量を設定するための排気風量設定手段と、を備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の換気装置。
  8. 前記風量設定手段は、前記給気用送風機及び前記排気用送風機の少なくとも一方について、前記送風機を定風量で駆動させる制御を解除する定風量制御解除手段を備えることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の換気装置。
  9. 前記給気用送風機及び前記排気用送風機の少なくとも一方について、前記設定風量ごとに上限機外静圧が設定され、
    前記制御手段は、前記上限機外静圧が設定された前記送風機について、前記上限機外静圧以下となるように駆動を制御することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の換気装置。
  10. 前記給気風路を経て取り込まれる外気の温度を検知する外気温検知手段を有し、
    前記制御手段は、前記外気温検知手段により検知された温度が所定の設定温度より低い場合に、前記給気用送風機及び前記排気用送風機について、風量を所定の上限風量以下に抑制することを特徴とする請求項1〜9のいずれか一つに記載の換気装置。
  11. 前記給気風路を経て取り込まれる外気の温度を検知する外気温検知手段を有し、
    前記制御手段は、前記外気温検知手段により検知された温度が所定の設定温度より低い場合に、前記給気用送風機及び前記排気用送風機のうち、前記給気用送風機について、風量を所定の上限風量以下に抑制することを特徴とする請求項1〜9のいずれか一つに記載の換気装置。
  12. 室外吸込口から熱交換器を介して室内吹出口へ通じる給気風路に設けられた送風機である給気用送風機の駆動と、
    室内吸込口から前記熱交換器を介して室外吹出口へ通じる排気風路に設けられた送風機である排気用送風機の駆動と、を制御し、
    前記給気用送風機及び前記排気用送風機のそれぞれに対し、
    所定の回転数で前記送風機を駆動させる試運転における前記送風機の駆動電圧から、前記送風機の圧力損失のランクを設定する工程と、
    設定風量で前記送風機を駆動させる通常運転において、前記送風機の運転状態の変化を検知する工程と、
    前記運転状態の変化を検知することにより、前記ランクを変更し、前記駆動電圧を再設定する工程と、
    を含むことを特徴とする換気装置の制御方法。
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