JPWO2021019731A1 - 換気装置および換気装置の制御方法 - Google Patents

換気装置および換気装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

換気装置は、換気装置にあらかじめ設定されている運転風量と空気流が流動する流路における圧力損失とモータに印加される電圧との関係を参照することにより、換気装置へ指示された運転風量と換気装置が設置された環境における圧力損失とに対応する電圧値を取得し、運転風量からの風量調整のための電圧の補正値に基づいて電圧値を補正することによって電圧の指令値を算出する電圧値算出部(33)と、補正値を保持する補正値保持部である記憶部(36)と、を備える。

Description

本発明は、空気流を発生させることにより室内を換気する換気装置および換気装置の制御方法に関する。
室内と室外とをつなぐダクトに接続され、ダクト内の空気を流動させることによって室内を換気する換気装置は、ダクトの状態の影響による風量変化といった問題に対し、風量を一定に保つための自動制御を行うことがある。
特許文献1には、モータの駆動によって空気流を発生させるファンを有する換気装置において、モータの回転数を検出した結果と記憶手段に記憶された回転数との差に応じてモータの印加電圧を制御することが開示されている。回転数は、単位時間当たりにおける回転の回数であって、回転速度とも称される。特許文献1の換気装置は、あらかじめ設定された運転風量を実現するための回転数を印加電圧ごとにROM(Read Only Memory)に記憶しておき、記憶されている回転数と現在の回転数との差に応じて印加電圧を制御する。特許文献1の換気装置は、指示された運転風量に実際の風量が近くなるように印加電圧を制御することによって、ダクトの圧力損失が変化しても一定風量での運転を行うことができる。
特開平5−146189号公報
上記特許文献1に示されている従来技術の場合、換気装置は、あらかじめ設定された運転風量について風量を一定に保つことが可能である一方、あらかじめ設定された運転風量からの風量の微調整を行うことができない。例えば、ある運転風量で換気装置を運転した場合における換気量が必要換気量にわずかに足りないといった状況において、換気装置は、ROMに記憶された回転数からわずかに回転数を増加させることにより当該運転風量から風量をわずかに増加させるというような調整を行うことができない。換気装置は、換気装置が設置された場所などの状況に応じて、あらかじめ設定された運転風量から風量を微調整することができないため、必要な風量よりも過大な風量での運転、あるいは必要な風量よりも過小な風量での運転を行う場合がある。このように、従来技術によると、換気装置は、あらかじめ設定された運転風量からの風量の微調整を行うことができないために、必要な風量よりも過大な風量での運転、あるいは必要な風量よりも過小な風量での運転を行わざるを得ない場合があるという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、換気装置にあらかじめ設定された運転風量からの風量の微調整を可能とする換気装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる換気装置は、モータの駆動によって空気流を発生させるファンを有し、空気流を発生させることにより室内を換気する。本発明にかかる換気装置は、換気装置にあらかじめ設定されている運転風量と空気流が流動する流路における圧力損失とモータに印加される電圧との関係を参照することにより、換気装置へ指示された運転風量と換気装置が設置された環境における圧力損失とに対応する電圧値を取得し、運転風量からの風量調整のための電圧の補正値に基づいて電圧値を補正することによって電圧の指令値を算出する電圧値算出部と、補正値を保持する補正値保持部と、を備える。
本発明にかかる換気装置は、換気装置にあらかじめ設定された運転風量からの風量の微調整が可能となるという効果を奏する。
本発明の実施の形態1にかかる換気装置の概略構成を示す図 図1に示す換気装置が有するハードウェア構成を示すブロック図 図1に示す換気装置が有する機能構成を示すブロック図 図1に示す換気装置における電圧と風量と圧力損失と回転数との関係の例を示す図 図1に示す換気装置における電圧と圧力損失との関係の例を示す図 図1に示す換気装置における運転風量と圧力損失と電圧との関係の例を示す図 図1に示す換気装置における運転風量と圧力損失と電圧補正値との関係の例を示す図 図1に示す換気装置が換気装置の設置時に実施する動作の手順を示すフローチャート 図1に示す換気装置が換気のための運転の際に実施する動作の手順を示すフローチャート 図1に示す換気装置における風量の調整例について説明するための図 図1に示す換気装置による動作の変形例について説明するためのフローチャート 図1に示す換気装置における運転風量と電圧と回転数との関係の例を示す図 本発明の実施の形態2にかかる換気装置の概略構成を示す図
以下に、本発明の実施の形態にかかる換気装置および換気装置の制御方法を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかる換気装置の概略構成を示す図である。換気装置100は、空気流を発生させることにより、室内16から空気を取り込み、かつ取り込まれた空気をダクト18へ送り出す。ダクト18は、建物の天井裏に設けられており、室内16と室外17とを繋ぐ。換気装置100は、ダクト18を介して室内16の空気を室外17へ送り出すことによって、室内16を換気する。換気装置100は、室内16を換気することによって、室内16の快適な空気環境を維持する。
換気装置100は、本体10と外部端末15とを有する。本体10は、天井裏に設置される。本体10は、モータ12が搭載されたファン11と、制御装置13とを有する。ファン11は、本体10内の風路14に設けられている。ファン11は、モータ12の駆動によって空気流を発生させる。制御装置13は、換気装置100の全体を制御する。
外部端末15は、室内16に居る人によって操作されるリモートコントローラである。外部端末15は、運転開始および運転停止の指示と、風量の指示とを受け付ける。制御装置13は、外部端末15から送信された指示に従って、運転の開始および停止と、風量の切り換えとを制御する。
図2は、図1に示す換気装置が有するハードウェア構成を示すブロック図である。図2では、換気装置100のうちモータ12を駆動するためのハードウェア構成を示している。商用電源20は、単相交流電圧を換気装置100へ出力する。コンバータ21、インバータ22およびコンデンサ23は、商用電源20とモータ12との間に接続されている。
コンバータ21は、整流作用によって交流電圧を直流電圧へ変換する。コンデンサ23は、コンバータ21により出力された直流電圧を平滑化する。インバータ22は、コンデンサ23により出力された直流電圧を3相交流電圧へ変換する。インバータ22は、交流電圧をモータ12へ印加するスイッチング回路からなる。
回転数センサ26は、モータ12の回転数を検出する。回転数センサ26は、回転数の検出結果を制御装置13へ出力する。制御装置13は、インバータ22へ駆動信号を出力することによってモータ12の駆動を制御する。制御装置13は、メモリ24と、メモリ24に格納されているプログラムを実行する処理回路であるプロセッサ25を有する。プロセッサ25は、プログラムの実行によって、メモリ24に保持されている情報に基づく処理を実行する。
プロセッサ25は、CPU(Central Processing Unit)である。プロセッサ25は、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、又はDSP(Digital Signal Processor)であっても良い。制御装置13の各機能は、プロセッサ25と、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせによって実現される。メモリ24は、不揮発性もしくは揮発性の半導体メモリであって、RAM(Random Access Memory)、ROM、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)またはEEPROM(登録商標)(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)である。また、メモリ24は、情報を保持する外部記憶装置を含む。制御装置13は、外部端末15との通信のためのインタフェースを有する。図2では、インタフェースの図示を省略する。
制御装置13は、ワイヤードロジックによるハードウェア上にて、各機能の全部あるいは一部を実現するものであっても良い。制御装置13の機能を実現するための処理回路は、単一回路、複合回路、プログラム化されたプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、あるいはこれらの組み合わせであっても良い。
外部端末15は、各種情報の入力のための入力デバイスと、制御装置13との通信のためのインタフェースと、運転状態についての情報を表示する表示デバイスを有する。入力デバイスは、入力キーあるいはタッチパネルといったデバイスである。表示デバイスは、液晶パネルあるいは有機EL(Electro Luminescence)パネルといったデバイスである。また、外部端末15は、情報を保持するメモリと、各種処理を行う処理回路とを有する。図2では、入力デバイス、インタフェース、表示デバイス、メモリおよび処理回路の図示を省略する。
図3は、図1に示す換気装置が有する機能構成を示すブロック図である。図3では、換気装置100のうちモータ12を駆動するための機能構成を示している。制御装置13は、目標風量Qpが入力される目標風量入力部31と、目標回転数Npと現在の回転数Nnwとを比較する回転数比較部32と、電圧の指令値Vcを算出する電圧値算出部33と、駆動信号Sdを生成する駆動信号生成部34と、圧力損失Lを算出する圧力損失算出部35と、情報を保持する記憶部36と、電圧補正値を選択する補正値選択部37とを有する。電圧補正値については後述する。
回転数比較部32、電圧値算出部33、駆動信号生成部34、圧力損失算出部35および補正値選択部37の各機能は、プロセッサ25を用いて実現される。目標風量入力部31の機能は、インタフェースとプロセッサ25とを用いて実現される。記憶部36の機能は、メモリ24を用いて実現される。
外部端末15は、目標風量Qpを指示する風量指示部27と、風量調整を指示する風量調整指示部28と、情報を表示する表示部29とを有する。風量指示部27は、それぞれ互いに異なる風量で換気を行うための複数の運転モードの中から運転モードを選択するための操作を受け付ける。風量指示部27は、選択された運転モードに対応する風量を、目標風量Qpとして制御装置13へ指示する。
実施の形態1では、複数の運転モードは、「強モード」、「中モード」および「弱モード」の3つの運転モードとする。「強モード」は、各運転モードにおける風量の中で最も強い大きい風量によって換気を行う運転モードである。「弱モード」は、各運転モードにおける風量の中で最も小さい風量によって換気を行う運転モードである。「中モード」は、「強モード」の風量と「弱モード」の風量との間の風量によって換気を行う運転モードである。
制御装置13には、あらかじめ設定された運転風量ごとに、風量を調整するための複数の風量補正値が設定されている。風量調整指示部28は、複数の風量補正値の中から任意の風量補正値を決定するための操作を受け付ける。風量調整指示部28は、決定された風量補正値に基づく風量調整を、制御装置13へ指示する。表示部29は、決定された風量補正値についての情報を表示する。風量指示部27および風量調整指示部28の各機能は、入力デバイスとインタフェースとを用いて実現される。表示部29の機能は、表示デバイスを用いて実現される。
ここで、換気装置100が換気を行う際における各部の動作について説明する。換気装置100には、あらかじめ複数の運転風量が設定されている。複数の運転風量は、段階的に設定されている。外部端末15を操作するユーザは、外部端末15の入力デバイスを操作することによって、複数の運転風量のうちの1つを選択する。複数の運転風量のうちの1つが選択されることによって、風量指示部27は、選択された運転風量での運転を換気装置100へ指示する。風量指示部27は、選択された運転風量である目標風量Qpを示す風量指示を制御装置13へ送信する。なお、上記の電圧補正値が設定されている場合における動作については後述する。
目標風量入力部31は、目標風量Qpの指示を受信する。目標風量入力部31は、記憶部36を参照することによって、目標風量Qpに対応する回転数である目標回転数Npを取得する。目標風量入力部31は、取得された目標回転数Npを回転数比較部32へ出力する。回転数センサ26は、現在の回転数Nnwを検出し、現在の回転数Nnwの値を回転数比較部32へ出力する。回転数比較部32は、目標回転数Npと現在の回転数Nnwとを比較して、比較結果を電圧値算出部33へ出力する。電圧値算出部33は、現在の回転数Nnwを目標回転数Npに近づけるような電圧の指令値Vcを生成する。電圧値算出部33は、生成された指令値Vcを駆動信号生成部34へ出力する。駆動信号生成部34は、指令値Vcに従った駆動信号Sdを生成して、インバータ22へ駆動信号Sdを出力する。駆動信号Sdは、パルス幅変調信号などの制御用信号である。
次に、換気装置100が設置される際における各部の動作について説明する。あらゆる圧力損失の環境に換気装置100が設置されることを想定して、換気装置100の製造時において、あらかじめ設定された運転風量ごとに、モータ12に印加される電圧と圧力損失との関係が測定される。かかる測定によって得られたデータは、記憶部36に格納される。
図4は、図1に示す換気装置における電圧と風量と圧力損失と回転数との関係の例を示す図である。図4には、回転数と風量との関係を示すグラフと、静圧と風量との関係を示すグラフとを示している。回転数と風量との関係を示すグラフとして、電圧の値がV,V,V,V,V,Vの各値である場合についてのグラフを示している。静圧と風量との関係を示すグラフとして、電圧の値がV,V,V,V,V,Vの各値である場合についてのグラフを示している。V,V,V,V,V,Vの各々は、V>V>V>V>V>Vが成り立つ任意の電圧値とする。なお、記憶部36には6つの電圧値の各々についてのデータが格納される場合に限られず、5つ以下の電圧値の各々についてのデータが格納されても良く、6つよりも多くの電圧値の各々についてのデータが格納されても良い。
,Q,Qは、換気装置100にあらかじめ設定された運転風量であって、Q<Q<Qが成り立つものとする。Qは、「弱モード」についてあらかじめ設定された運転風量である。Qは、「中モード」についてあらかじめ設定された運転風量である。Qは、「強モード」についてあらかじめ設定された運転風量である。なお、換気装置100にはQ,Q,Qの3つの運転風量が設定される場合に限られず、2つ以下の運転風量、あるいは3つより多くの運転風量が設定されても良い。
l1,Nl2,Nl3,Nl4,Nl5,Nl6は、それぞれモータ12に電圧V,V,V,V,V,Vを印加した場合において、運転風量Qで換気装置100を運転するときにおけるモータ12の回転数である。Nm1,Nm2,Nm3,Nm4,Nm5は、それぞれモータ12に電圧V,V,V,V,Vを印加した場合において、運転風量Qで換気装置100を運転するときにおけるモータ12の回転数である。Nh1,Nh2,Nh3,Nh4は、それぞれモータ12に電圧V,V,V,Vを印加した場合において、運転風量Qで換気装置100を運転するときにおけるモータ12の回転数である。
図4では、静圧と風量との関係を示すグラフと併せて、空気流が流動する流路における圧力損失L,L,L,Lを表す各グラフを示している。L,L,L,Lは、風量が一定である場合において、L<L<L<Lが成り立つ。図4に示す関係によると、例えば、圧力損失がLである環境において、電圧Vの印加により運転風量Qでの運転を行う場合に、回転数はNh3となる。
図5は、図1に示す換気装置における電圧と圧力損失との関係の例を示す図である。図5には、回転数が特定の回転数Npである場合における電圧の値と圧力損失の値とを対応付けたデータを示している。図5に示すデータは、図4に示す関係に基づいて取得される。図5に示すデータは、運転風量ごとに取得されて、記憶部36に格納される。また、記憶部36には、回転数Npの値が格納される。図5のデータによって表される関係は、特定の回転数Npにおける電圧Vd1,Vd2,・・・に基づいて、換気装置100が設置された環境における圧力損失であるL,L,・・・を算出するために使用される。なお、電圧の値と圧力損失の値とを対応付けたデータは、運転風量ごとに取得されたものではなくても良い。電圧の値と圧力損失の値とを対応付けたデータは、ある風量における一定の回転数Npについてのデータであれば良いものとする。当該風量について、駆動信号によって指令可能な電圧値の最大値が大きい場合ほど、圧力損失の分解能が高くなることによって、圧力損失の高精度な算出が可能となる。
図6は、図1に示す換気装置における運転風量と圧力損失と電圧との関係の例を示す図である。図6には、運転風量の値と、圧力損失の値と、電圧の値とを対応付けたデータを示している。図6に示すデータは、図4に示す関係に基づいて取得される。図6に示すデータは、記憶部36に格納される。図6に示す関係は、算出された圧力損失Lに対し、各運転風量Q,Q,Qでの運転を行う場合における電圧の値Vl1,Vl2,Vl3,・・・,Vm1,Vm2,Vm3,・・・,Vh1,Vh2,Vh3,・・・を算出するために使用される。
図7は、図1に示す換気装置における運転風量と圧力損失と電圧補正値との関係の例を示す図である。記憶部36には、運転風量Qについて、あらかじめ設定された複数の風量補正値である「+Qh1」,「−Qh1」,「+Qh2」,「−Qh2」,・・・が格納されている。「+Qh1」は、「Qh1」の加算を表す風量補正値である。「−Qh1」は、「Qh1」の減算を表す風量補正値である。「+Qh2」は、「Qh2」の加算を表す風量補正値である。「−Qh2」は、「Qh2」の減算を表す風量補正値である。「Qh1」および「Qh2」は、風量の調整量であって、Qh1<Qh2が成り立つ。
記憶部36には、運転風量Qおよび運転風量Qの各々についても、運転風量Qの場合と同様に、あらかじめ設定された複数の風量補正値が格納されている。図7において、「+Qm1」は、運転風量Qについての風量補正値であって、「Qm1」の加算を表す。「−Qm1」は、運転風量Qについての風量補正値であって、「Qm1」の減算を表す。記憶部36には、運転風量Q,Q,Qの各々について、任意の数の風量補正値を格納することができる。
記憶部36には、圧力損失Lの値ごとに、風量補正値に対応する電圧補正値が格納されている。記憶部36は、電圧補正値を保持する補正値保持部として機能する。図7において、「+Vh11」は、「+Qh1」に対応する電圧補正値であって、圧力損失がLである場合における電圧補正値である。「+Vh12」は、「+Qh1」に対応する電圧補正値であって、圧力損失がLである場合における電圧補正値である。「+Vh13」は、「+Qh1」に対応する電圧補正値であって、圧力損失がLである場合における電圧補正値である。
記憶部36には、「−Qh1」,「+Qh2」,「−Qh2」の各風量補正値についても、「+Qh1」の場合と同様に、圧力損失がLである場合における電圧補正値「−Vh11」,「+Vh21」,「−Vh21」と、圧力損失がLである場合における電圧補正値「−Vh12」,「+Vh22」,「−Vh22」と、圧力損失がLである場合における電圧補正値「−Vh13」,「+Vh23」,「−Vh23」とが格納される。記憶部36に格納される電圧補正値は、圧力損失Lを示す3つの値L,L,Lの各々についての電圧補正値に限られない。圧力損失Lを示す値は、3つより少なくても良く、3つより多くても良い。
記憶部36には、運転風量Qおよび運転風量Qの各々についても、運転風量Qの場合と同様に、各風量補正値について、圧力損失Lの値ごとの電圧補正値が格納されている。図7において、「+Vm11」は、風量補正値である「+Qm1」と圧力損失LであるLとに対応する電圧補正値である。「−Vm11」は、風量補正値である「−Qm1」と圧力損失LであるLとに対応する電圧補正値である。「+Vm12」は、風量補正値である「+Qm1」と圧力損失LであるLとに対応する電圧補正値である。「−Vm12」は、風量補正値である「−Qm1」と圧力損失LであるLとに対応する電圧補正値である。「+Vm13」は、風量補正値である「+Qm1」と圧力損失LであるLとに対応する電圧補正値である。「−Vm13」は、風量補正値である「−Qm1」と圧力損失LであるLとに対応する電圧補正値である。図7に示すデータが記憶部36に格納されることによって、換気装置100には、運転風量と、風量補正値と、電圧補正値と、圧力損失Lとの関係があらかじめ設定されている。
図8は、図1に示す換気装置が換気装置の設置時に実施する動作の手順を示すフローチャートである。図8に示す手順による動作は、換気装置100が設置場所に設置される際における換気装置100の動作である。換気装置100は、図8に示す手順による動作によって、圧力損失の決定と、運転モードごとの電圧補正値の設定とを行う。図8に示す手順による動作は、換気装置100の設置を行う施工業者による操作に従って開始される。
ステップS1において、駆動信号生成部34は、駆動信号Sdを出力する。ここで出力される駆動信号Sdは、換気装置100の試運転のための駆動信号であって、あらかじめ設定された初期駆動信号とする。インバータ22への駆動信号Sdの出力によって、モータ12は駆動する。
ステップS2において、回転数センサ26は、モータ12の回転数Nnwを検出する。回転数センサ26は、回転数Nnwの値を回転数比較部32へ出力する。回転数比較部32は、上記の回転数Npの値を記憶部36から読み出す。
ステップS3において、回転数比較部32は、回転数Nnwが、読み出された回転数Npと同じであるか否かを判断する。回転数Nnwが回転数Npとは異なると判断された場合(ステップS3,No)、回転数比較部32は、ステップS4において、回転数Nnwが回転数Npよりも小さいか否かを判断する。
回転数Nnwが回転数Npよりも小さいと判断された場合(ステップS4,Yes)、電圧値算出部33は、ステップS5において、現在の指令値Vcにあらかじめ設定された調整値を加えることによって、電圧の指令値Vcを増加させる。電圧値算出部33は、加算による調整を経た指令値Vcを駆動信号生成部34へ出力する。
一方、回転数Nnwが回転数Np以上であると判断された場合(ステップS4,No)、電圧値算出部33は、ステップS6において、現在の指令値Vcからあらかじめ設定された調整値を差し引くことによって、電圧の指令値Vcを減少させる。電圧値算出部33は、減算による調整を経た指令値Vcを駆動信号生成部34へ出力する。
ステップS5またはステップS6を終えると、換気装置100は、手順をステップS1に戻す。駆動信号生成部34は、ステップS5またはステップS6での調整を経た指令値Vcに従って駆動信号Sdを生成する。
上記のステップS3において回転数Nnwが回転数Npと同じであると判断された場合(ステップS3,Yes)、電圧値算出部33は、現在の指令値Vcを、圧力損失Lの決定のための電圧値Vdとする。ステップS7において、電圧値算出部33は、圧力損失Lの決定のための電圧値Vdを圧力損失算出部35へ出力する。
ステップS8において、圧力損失算出部35は、図5に示す電圧と圧力損失との関係を参照することによって、電圧値Vdに対応する圧力損失Lを算出する。圧力損失算出部35は、記憶部36に記憶されているL,L,・・・の各値の中から、電圧値Vdに対応する圧力損失Lの値を決定する。圧力損失算出部35は、決定された値を記憶部36から読み出すことによって、圧力損失Lを算出する。圧力損失算出部35は、算出された圧力損失Lを保持する。
風量調整指示部28は、あらかじめ設定された運転風量ごとに、複数の風量補正値の中から任意の風量補正値を決定するための操作を受け付ける。風量調整指示部28は、決定された風量補正値に基づく風量調整を、制御装置13へ指示する。ステップS9において、補正値選択部37は、風量調整指示部28によって指示された風量補正値に基づいて、記憶部36に格納されている電圧補正値の中から電圧補正値を選択する。補正値選択部37は、図7に示す関係を参照することによって、運転風量ごとに指示された風量補正値と、ステップS8において算出された圧力損失Lとに対応する電圧補正値を選択する。これにより、換気装置100は、図8に示す手順による動作を終了する。
図9は、図1に示す換気装置が換気のための運転の際に実施する動作の手順を示すフローチャートである。図9に示す手順による動作は、換気装置100が設置場所に設置された後における換気装置100の動作である。図9に示す手順による動作は、換気装置100を利用するユーザによる操作に従って開始される。
目標風量入力部31へ目標風量Qpが入力されると、目標風量入力部31は、目標風量Qpを電圧値算出部33へ出力する。これにより、ステップS11において、電圧値算出部33は、目標風量Qpを取得する。
ステップS12において、電圧値算出部33は、図6に示す運転風量と圧力損失と電圧との関係を参照することによって、目標風量Qpである運転風量と圧力損失Lとに対応する電圧値Vfを取得する。電圧値算出部33は、記憶部36に記憶されている運転風量Q,Q,Qのうち目標風量Qpである運転風量と、圧力損失算出部35から読み出された圧力損失Lの値とに対応する電圧の値を決定する。電圧値算出部33は、決定された値を記憶部36から読み出すことによって、電圧値Vfを取得する。
補正値選択部37は、上記のステップS9において選択された電圧補正値のうち、目標風量Qpである運転風量について選択された電圧補正値を電圧値算出部33へ出力する。これにより、ステップS13において、電圧値算出部33は、目標風量Qpである運転風量についての電圧補正値を取得する。
ステップS14において、電圧値算出部33は、ステップS12において取得された電圧値Vfに、ステップS13にて取得された電圧補正値を加算することによって、電圧の指令値Vcを算出する。電圧値算出部33は、電圧値Vfと電圧補正値との加算結果である指令値Vcを駆動信号生成部34へ出力する。ステップS15において、駆動信号生成部34は、指令値Vcに従った駆動信号Sdを生成する。駆動信号生成部34は、生成された駆動信号Sdをインバータ22へ出力する。
補正値選択部37は、目標風量Qpである運転風量について指示された風量補正値を表示部29へ出力する。ステップS16において、表示部29は、風量補正値に基づいて、現在の換気における風量調整についての情報を表示する。これにより、換気装置100は、図9に示す手順による動作を終了する。
図10は、図1に示す換気装置における風量の調整例について説明するための図である。図10には、静圧と風量との関係を示すグラフと併せて、圧力損失Lを表すグラフを示している。静圧と風量との関係のグラフと圧力損失Lのグラフとの交点は、ファン11の動作点を表す。図10には、運転風量Qについて、指示された風量補正値が「+Qh1」であった場合と、指示された風量補正値が「−Qh2」であった場合と、風量調整を行わない場合とについて、静圧と風量との関係を示している。また、図10に示す例では、上記のステップS8にて算出された圧力損失Lの値がLであったとする。
風量調整を行わない場合、換気装置100は、運転風量Qで運転する。この場合における指令値Vcは、図6に示す「Vh2」である。風量補正値として「+Qh1」が指示された場合、補正値選択部37は、図7に示す関係に基づいて、電圧補正値として「+Vh12」を選択する。電圧値算出部33は、「Vh2」に「+Vh12」を加算することによって、指令値Vcとして「Vh2+Vh12」を算出する。これにより、換気装置100の風量は、運転風量Qから「Q+Qh1」へ調整される。
また、風量補正値として「−Qh2」が指示された場合、補正値選択部37は、図7に示す関係に基づいて、電圧補正値として「−Vh22」を選択する。電圧値算出部33は、「Vh2」に「−Vh22」を加算することによって、指令値Vcとして「Vh2−Vh22」を算出する。これにより、換気装置100の風量は、運転風量Qから「Q−Qh2」へ調整される。
次に、換気装置100による動作の変形例について説明する。図11は、図1に示す換気装置による動作の変形例について説明するためのフローチャートである。図11に示す動作手順は、換気装置100が設置される際に換気装置100が実施する動作手順であって、図8に示す動作手順の変形例である。本変形例では、運転風量と電圧と回転数との関係に基づいて目標回転数Npを取得して、現在の回転数Nnwと目標回転数Npとを比較する。
図12は、図1に示す換気装置における運転風量と電圧と回転数との関係の例を示す図である。図12には、運転風量の値と、電圧の値と、回転数の値とを対応付けたデータを示している。図12に示すデータは、図4に示す関係に基づいて取得される。図12に示すデータは、記憶部36に格納される。図12に示すデータは、目標風量Qpと電圧の指令値Vcとに対応する目標回転数Npを取得するために使用される。
目標風量入力部31へ目標風量Qpが入力されると、目標風量入力部31は、目標風量Qpを電圧値算出部33へ出力する。これにより、図11に示すステップS21において、電圧値算出部33は、目標風量Qpを取得する。ステップS22において、電圧値算出部33は、電圧の初期値Vsを指令値Vcとして設定する。初期値Vsは、換気装置100の試運転のためにあらかじめ設定された電圧の値である。
ステップS23において、目標風量入力部31は、目標回転数Npを取得する。目標風量入力部31は、図11に示す運転風量と電圧と回転数との関係を参照することによって、指令値Vcと目標風量Qpとに対応する回転数である目標回転数Npを取得する。目標風量入力部31は、取得された目標回転数Npを回転数比較部32へ出力する。
ステップS24において、回転数センサ26は、モータ12の回転数Nnwを検出する。回転数センサ26は、回転数Nnwの値を回転数比較部32へ出力する。ステップS25において、回転数比較部32は、目標回転数Npと検出された回転数Nnwとの差の絶対値である|Np−Nnw|が閾値ΔNa未満であるか否かを判断する。閾値ΔNaは、目標回転数Npに対する回転数Nnwの差が、圧力損失Lの算出に影響を及ぼさない程度の差であるか否かを判断するための閾値であって、あらかじめ設定された閾値である。
|Np−Nnw|が閾値ΔNa以上であると判断された場合(ステップS25,No)、回転数比較部32は、ステップS26において、回転数Nnwが目標回転数Npよりも小さいか否かを判断する。回転数Nnwが目標回転数Npよりも小さいと判断された場合(ステップS26,Yes)、電圧値算出部33は、ステップS27において、現在の指令値Vcにあらかじめ設定された調整値を加えることによって、電圧の指令値Vcを増加させる。電圧値算出部33は、加算による調整を経た指令値Vcを駆動信号生成部34へ出力する。
一方、回転数Nnwが目標回転数Np以上であると判断された場合(ステップS26,No)、電圧値算出部33は、ステップS28において、現在の指令値Vcからあらかじめ設定された調整値を差し引くことによって、電圧の指令値Vcを減少させる。電圧値算出部33は、減算による調整を経た指令値Vcを駆動信号生成部34へ出力する。
駆動信号生成部34は、ステップS27またはステップS28での調整を経た指令値Vcに従って駆動信号Sdを生成する。ステップS27またはステップS28を終えると、換気装置100は、手順をステップS23に戻す。
上記のステップS25において|Np−Nnw|が閾値ΔNa未満であると判断された場合(ステップS25,Yes)、電圧値算出部33は、現在の指令値Vcを、圧力損失の決定のための電圧値Vdとする。ステップS29において、電圧値算出部33は、圧力損失の決定のための電圧値Vdを圧力損失算出部35へ出力する。
ステップS30において、圧力損失算出部35は、図5に示す電圧と圧力損失との関係を参照することによって、電圧値Vdに対応する圧力損失Lを算出する。圧力損失算出部35は、記憶部36に記憶されている圧力損失Lの各値であるL,L,・・・の中から、電圧値Vdに対応する圧力損失の値を決定する。圧力損失算出部35は、決定された値を記憶部36から読み出すことによって、圧力損失Lを算出する。圧力損失算出部35は、算出された圧力損失Lを保持する。
ステップS31において、補正値選択部37は、風量調整指示部28によって指示された風量補正値に基づいて、記憶部36に格納されている電圧補正値の中から電圧補正値を選択する。補正値選択部37は、図7に示す関係を参照することによって、運転風量ごとに指示された風量補正値と、ステップS30において算出された圧力損失Lとに対応する電圧補正値を選択する。これにより、換気装置100は、図11に示す手順による動作を終了する。
なお、図8に示す手順による動作の場合においても、回転数比較部32は、上記のステップS3による判断の代わりに、ステップS25と同様に|Np−Nnw|が閾値ΔNa未満であるか否かを判断しても良い。
実施の形態1によると、換気装置100は、換気装置100へ指示された運転風量と換気装置100が設置された環境における圧力損失とに対応する電圧値を、記憶部36に格納されている電圧補正値に基づいて補正することによって電圧の指令値Vcを算出する。これにより、換気装置100は、換気装置100にあらかじめ設定された運転風量からの風量の微調整が可能となるという効果を奏する。
実施の形態2.
図13は、本発明の実施の形態2にかかる換気装置の概略構成を示す図である。実施の形態2にかかる換気装置101は、給気流と排気流との熱交換を行いながら換気を行う熱交換型換気装置である。換気装置101は、排気ダクト48を介して室内16の空気を室外17へ送り出すとともに、給気ダクト49を介して室外17の空気を室内16へ取り入れることによって、室内16を換気する。実施の形態2では、上記の実施の形態1と同一の構成要素には同一の符号を付し、実施の形態1とは異なる構成について主に説明する。
換気装置101は、本体40と外部端末15とを有する。本体40は、モータ43が搭載されたファンである排気ファン41と、モータ44が搭載されたファンである給気ファン42と、制御装置13とを有する。排気ファン41は、本体40内の排気風路46に設けられている。排気ファン41は、モータ43の駆動によって排気流を発生させる。排気流は、室内16から室外17へ向かう空気流である。給気ファン42は、本体40内の給気風路47に設けられている。給気ファン42は、モータ44の駆動によって給気流を発生させる。給気流は、室外17から室内16へ向かう空気流である。
熱交換器45は、排気風路46と給気風路47とが交差する位置に設けられている。熱交換器45は、給気流と排気流との間の全熱交換を行う。換気装置101は、室内16を換気することによって、室内16の快適な空気環境を維持する。また、換気装置101は、給気流と排気流との熱交換により、室内16へ取り込まれる空気と室内16の空気との温度差を小さくして、室内16の空調負担を低減させる。
換気装置101には、排気流の風量および給気流の風量である運転風量があらかじめ設定されている。図3に示す電圧値算出部33は、換気装置101へ指示された運転風量と換気装置101が設置された環境における圧力損失とに対応する電圧値を取得する。電圧値算出部33は、取得された電圧値を電圧補正値に基づいて補正することによって、モータ43,44へ印加される電圧の指令値を算出する。
実施の形態2にかかる換気装置101は、実施の形態1にかかる換気装置100と同様に、換気装置101へ指示された運転風量と換気装置101が設置された環境における圧力損失とに対応する電圧値を、記憶部36に格納されている電圧補正値に基づいて補正することによって電圧の指令値Vcを算出する。これにより、換気装置101は、換気装置100にあらかじめ設定された運転風量からの風量の微調整が可能となるという効果を奏する。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
10,40 本体、11 ファン、12,43,44 モータ、13 制御装置、14 風路、15 外部端末、16 室内、17 室外、18 ダクト、20 商用電源、21 コンバータ、22 インバータ、23 コンデンサ、24 メモリ、25 プロセッサ、26 回転数センサ、27 風量指示部、28 風量調整指示部、29 表示部、31 目標風量入力部、32 回転数比較部、33 電圧値算出部、34 駆動信号生成部、35 圧力損失算出部、36 記憶部、37 補正値選択部、41 排気ファン、42 給気ファン、45 熱交換器、46 排気風路、47 給気風路、48 排気ダクト、49 給気ダクト、100,101 換気装置。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる換気装置は、モータの駆動によって空気流を発生させるファンを有し、空気流を発生させることにより室内を換気する。本発明にかかる換気装置は、換気装置にあらかじめ設定されている運転風量と空気流が流動する流路における圧力損失とモータに印加される電圧との関係を参照することにより、換気装置へ指示された運転風量と換気装置が設置された環境における圧力損失とに対応する電圧値を取得し、運転風量からの風量調整のための電圧の補正値に基づいて電圧値を補正することによって電圧の指令値を算出する電圧値算出部と、補正値を保持する補正値保持部と、を備える。電圧値算出部は、確定された電圧値を補正値に基づいて調整することによって指令値を算出し、指令値の算出を終了する。

Claims (5)

  1. モータの駆動によって空気流を発生させるファンを有し、前記空気流を発生させることにより室内を換気する換気装置であって、
    前記換気装置にあらかじめ設定されている運転風量と前記空気流が流動する流路における圧力損失と前記モータに印加される電圧との関係を参照することにより、前記換気装置へ指示された運転風量と前記換気装置が設置された環境における圧力損失とに対応する電圧値を取得し、前記運転風量からの風量調整のための電圧の補正値に基づいて前記電圧値を補正することによって前記電圧の指令値を算出する電圧値算出部と、
    前記補正値を保持する補正値保持部と、
    を備えることを特徴とする換気装置。
  2. 前記補正値保持部は、複数の補正値を保持し、
    前記電圧値を補正するための前記補正値を前記複数の補正値の中から選択する補正値選択部を備えることを特徴とする請求項1に記載の換気装置。
  3. 前記複数の補正値の中から決定された補正値を指示する風量調整指示部を備え、
    前記補正値選択部は、前記決定された補正値を選択することを特徴とする請求項2に記載の換気装置。
  4. 前記運転風量からの風量調整のための調整量を表す情報を表示する表示部を備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の換気装置。
  5. モータの駆動によって空気流を発生させるファンを有する換気装置を制御するための制御装置が実行する換気装置の制御方法であって、
    前記換気装置にあらかじめ設定されている運転風量の中から指示された運転風量である目標風量を取得する工程と、
    前記換気装置に記憶されている運転風量と前記空気流が流動する流路における圧力損失と前記モータに印加される電圧との関係を参照することにより、前記換気装置が設置された環境における圧力損失と前記目標風量とに対応する電圧値を取得する工程と、
    前記運転風量からの風量調整のための電圧の補正値に基づいて前記電圧値を補正することによって前記電圧の指令値を算出する工程と、
    を含むことを特徴とする換気装置の制御方法。
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