JP2018080905A - 温熱環境制御装置 - Google Patents

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森 勝彦
Katsuhiko Mori
勝彦 森
岡村 大輔
Daisuke Okamura
大輔 岡村
正義 船津
Masayoshi Funatsu
正義 船津
島田 敏幸
Toshiyuki Shimada
敏幸 島田
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    • Y02B30/70Efficient control or regulation technologies, e.g. for control of refrigerant flow, motor or heating

Abstract

【課題】 自然換気と空調機との両方が同時作動することで、電気代を削減できる温熱環境制御装置を提供する。【解決手段】 本発明にかかる温熱環境制御装置1は、室内の冷房ができる空調機3と、室内に外気を取り込むことができる自然換気装置5a、5bとを備え、空調機3は室内温度T1を空調機の設定温度Tsに近づけるように作動するものであり、(1)外気温度T2<室内温度T1(2)外気温度T2<設定温度Ts上記(1)及び(2)の条件を満たすときに、空調機3と自然換気装置5a、5bとを同時に作動させる。【選択図】図1

Description

本発明は、室内温度を制御する温熱環境制御装置に関する。
特許文献1には、外気温度が所定値以下の場合には外気を室内に導入して室内の冷却を行い(自然換気)、外気温度が所定値を越える場合には空調機運転により冷房する技術が開示されている。
特開2015−94542号公報
しかし、特許文献1の技術では自然換気と空調機運転のどちらか一方が作動すると、他方は作動しないものであった。
一方、自然換気の時間をできるだけ多くして電気代を削減することが求められていた。
そこで、本発明は、自然換気と空調機との両方が同時作動することで、電気代及び空調に要する消費エネルギーを削減できる温熱環境制御装置の提供を目的とする。
請求項1に記載の発明は、室内の冷房ができる空調機と、室内に外気を取り込むことができる自然換気装置とを備え、空調機は室内温度を設定温度に近づけるように作動するものであり、
(1)外気温度<室内温度
(2)外気温度<設定温度
上記(1)及び(2)の条件を満たすときに、空調機と自然換気装置とを同時に作動させることを特徴とする温熱環境制御装置である。
請求項1に記載の発明によれば、(1)外気温度<室内温度及び(2)外気温度<設定温度の条件を満たすときに、空調機と自然換気装置とを同時に作動させることで、自然換気の時間をできるだけ多くして外気による室内の冷却を多くし、空調機の作動時間や負荷の低減を図ることにより、電気代及び空調に要する消費エネルギーを削減することができる。
本発明の第1実施の形態にかかる温熱環境制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施の形態にかかる温熱環境制御装置の制御方法を示すフローチャートである。 本発明の第2実施の形態にかかる温熱環境制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施の形態にかかる温熱環境制御装置の制御方法を示すフローチャートである。 本発明の第2実施の形態にかかる各モードの判定基準を示す図である。 本発明の第2実施の形態にかかる各モードにおける機器運転状況を示す図である。
以下に、添付図面を参照して、本発明の実施の形態を説明するが、まず図1及び図2を参照して第1実施の形態について説明する。
本発明の第1実施の形態にかかる温熱環境制御装置1は、図1に示すように、空調機(エアコン)3と、自然換気装置5a、5bと、これらの駆動を制御する制御部7と、コントローラ9とを備えている。
制御部7は、自然換気装置5a、5bの開閉アクチュエータ11及び空調機3に接続されており、これらに駆動信号を発する。
また、制御部7は、室内温度検知部(室内温度センサ)13、外気温度検知部(外気温度センサ)15に接続されており、室内温度T1、外気温度T2を検知して、これらの室内温度T1、外気温度T2及びコントローラ9で設定された設定温度Tsを比較部23で比較して各種モード(後述する)を実行するようになっている。空調機3で設定される設定温度Tsは室内温度T1以下の温度である。
空調機3は、室内を冷房ができるものであり、コントローラ9又は制御部7で設定された設定温度になるように駆動する。空調機3は、例えば、家庭用空調機のように、室内機及び室外機に冷媒を循環させて室内の熱を汲み上げて室外に放出することで室内を冷房するものや、冷水を循環させた熱交換器に室内空気を循環させるものが用いられる。空調機3は、室内の壁に限らず、天井に設けて壁や天井から室内に冷風を吹き出す。
また、空調機3は、室内の熱を汲み上げて室外に放出するヒートポンプ式のものに限らず、独自の熱源を有し、外気を導入して熱源で熱交換した後、熱交換した外気を室内に導入しても良い。この場合、外気導入に伴って室内空気を排気したり、室内温度検知部13で検知した温度に基づいて室内に吹出す風量を調整するVAV(可変定風量)制御をしても良い。
空調機3は、地下室や機械室等の別の部屋に設けて、熱交換した風をダクトにより室内に導入するものであっても良い。
2つの自然換気装置5a、5bは、一方が給気用換気装置で、他方が排気用換気装置であり、各々アクチュエータ11により開閉自在であり、2つの自然換気装置5a、5bを開いて室内に外気を取り込むようになっている。2つの自然換気装置5a、5bは、室内壁の対向する位置に設けてある。自然換気装置5a、5bとしては、所定角度開いて外気の採り込み量を変えるものや、バランスウエイトを設けて室内と室外との風圧差に応じて開閉角度が変わるもの(バランス式逆流防止窓)などがある。また、自然換気装置5a、5bとしては、内蔵の調整弁により換気スリットの換気口の巾を調整することで、風の影響を受け難くした定風量換気窓や、通過する風量に応じてバランス翼が回動量を変えることで、風の影響を受け難くした定風量換気窓を用いることができる。
コントローラ9は、室内温度を所定温度に設定する温度設定部25と、設定した室内温度(設定温度)Tsや室内温度検知部13で検知した室内温度T1、外気温度検知部15で検知した外気温度T2等の各種値を表示する表示部27を備えている。
次に、図2を参照して第1実施の形態にかかる温熱環境制御装置1の制御方法について説明する。
ステップS1で、コントローラ9は温度設定部25で室内の設定温度Tsが入力されると、設定温度Tsを制御部7に送信し、比較部23では設定温度Tsが記憶される。
ステップS2では、外気温度T2と室内温度T1とを比較すると共に外気温度T2と設定温度Tsとを比較し、(1)外気温度T2が室内温度T1よりも小さく且つ(2)外気温度T2が設定温度Tsよりも小さい場合には((1)及び(2)の条件を満たす場合)、アクチュエータ11を駆動して自然換気装置5a、5bを開き、同時に空調機3を作動させるハイブリッド運転モードを実行する。空調機は、室内温度T1が設定温度Tsになるまで運転する。
一方、ステップS2で、(1)外気温度T2が室内温度T1よりも小さくなく且つ(2)外気温度T2が設定温度Tsよりも小さくない場合には((1)及び(2)の条件を満たさない場合)には、空調機3のみを作動させる空調運転モードを実行する。
尚、ハイブリッド運転モードが適用されるのは、例えば、室内温度T1は22℃以上の温度であり、外気温度T2は10℃〜24℃の温度であり、設定温度Tsは25℃以上の温度である。
この第1実施の形態にかかる制御方法によれば、ステップS2で、外気温度T2<室内温度T1で且つ外気温度T2<設定温度Tsの条件を満たすときに、ハイブリッド運転モードに基づいて、空調機3と自然換気装置5a、5bとを同時に作動させるので、自然換気の作動時間をできるだけ多くして外気による室内の冷却を多くできるから、空調機3の作動時間や負荷の低減により、電気代及び空調に要する消費エネルギーを削減することができる。
以下に本発明の他の実施の形態を説明するが、以下に説明する実施の形態において、上述した第1実施の形態と同一の作用効果を奏する部分には同一の符号を付することによりその部分の詳細な説明を省略し、以下の説明では第1実施の形態と主に異なる点を説明する。
図3〜図5を参照して第2実施の形態を説明する。
第2実施の形態にかかる温熱環境制御装置1は、図3に示すように、高層建築物(ビルディング)の各階のフロアに用いられるものである。
第2実施の形態では、空調機3はフロアに設けた機械室29に設置してあり、外気ファン31aにより外気を取り込み、空調機3で熱交換して給気ダクト4aに送り、室内の天井に設けた吹出し口3aから室内に送風している。給気ダクト4aには、風量調整ダンパ(VAV)33が設けてあり、室内に吹き出す風量を調整している。風量調整ダンパ33は、ゾーンマネージ(ZM)37に通信により接続されており、ゾーンマネージャ37から受けた制御信号により吹き出し風量が制御されている。また、この風量調整ダンパ33には温度センサ13が設けてあり、検知温度は制御部(DDC)7に送信される。
更に、室内の天井には吸込み口3bが設けてあり、吸込み口3bから吸い込まれた室内空気は排気ダクト4bを通じて、排気ファン31bにより、機械室29から外に排出される。尚、排気ダクト4bの空気は一部が空調機3に還気されており、熱交換された外気と共に室内に送風されて戻されるようにしてある。また、排気ダクト4bには二酸化炭素センサ(CO2)35が設けてある。この二酸化炭素センサ35、上述した外気ファン31a及び排気ファン31bは制御部7に通信により接続されている。
室内には中央付近に室内温度センサ(T1)13が設けてあるが、中央付近の他に、窓際の温度を検知する窓際温度センサ(T3)39が設けてある。この室内温度センサ13及び窓際温度センサ39は、制御部7に通信により接続されている。
窓際に設けてある給気用の自然換気装置5aは、コントローラ(C)41aを介して制御部7に通信により接続されている。自然換気装置5aは、窓の下枠に室外と室内を連通する通風路が形成してあり、通風路内に内蔵された調整弁が風の強弱に応じて回動することで、定風量で換気を行うものである。
階段室上部には、排気用の自然換気装置5bが設けてあり、この自然換気装置5bはコントローラ41bを介して制御部7に通信により接続されている。自然換気装置5bは、横軸回転窓の障子にウエイトが設けてあり、ウエイトとの関係で風圧に応じて障子が角度を変えて回動するようなっている。
ビルの屋上には、外気温度センサ15の他に、降雨センサ43、風速センサ45が設けてあり、各外気温度センサ15、降雨センサ43及び風速センサ45は、制御部7に通信により接続されている。尚、図示していないが、屋上には空調機3に冷水を送る冷却塔が設けてあり、他の階には冷凍機が設けてあり、冷却塔及び冷凍機は、空調機3に接続されている。
第2実施の形態では、制御部7の冷房期の運転について、6つのモードで温熱環境制御装置1を運転するプログラムがプログラム格納部21(図1参照)に格納されており、外気温度、外部風速等の各基準値に基づいて所定のモードを判定して、所定のモードの運転を行なう。
図4〜図6を参照して、制御部7における冷房期の運転モード1〜モード6の判定及び各モードの運転状況について説明する。まず、各モードの判定について説明する。
図4に示すように、ステップS1で外気温度センサ15が検出した外気温度T2が12℃〜22℃(外気設定温度Ts2)である場合にはステップS2に移行し、NOの場合にはステップFに移行する。ステップFについては、後述する。
ステップS2では、風速センサ45が検出した外部風速FCが10m/s(設定外部風速Fs)より少ない場合にはステップS3に移行し、10m/s以上である場合にはモード4を実行する。
ステップS3では、降雨センサ43が検出した降雨の有無が、降雨なしの場合にはステップS4に移行する。ステップS3で降雨ありの場合には、モード4を実行する。
ステップS4では、窓際温度センサ39が検出した窓際温度T3が24℃(窓際設定温度Ts3)よりも低い場合には、モード1を実行する。窓際温度T3が24℃以上の場合には、ステップS5に移行する。
ステップS5では、室内温度センサ13が検出した室内温度T1が26℃(設定温度Ts)より小さい場合にはモード2を実行し、26℃以上の場合にはモード3を実行する。
モード3を実行する条件では、(1)外気温度T2<室内温度T1、(2)外気温度T2<設定温度Tsの関係を満たすものである。
一方、ステップFでは、外部風速が10m/sより少なく(上述したステップS2がYES)、降雨無しで(ステップS3がYES)、窓際温度が24℃以上で(ステップS4がNO)、室内温度が26℃以上(ステップS5でNO)の場合にモード5を実行する。
上述したモード1〜5の各モードの判定基準は、図5に纏めて示す通りである。尚、モード4では、外部風速FCが設定外部風速FCs(10m/s)以上又は降雨ありのいずれか一つが該当すれば、モード4に判定する。
モード6は、モード1〜モード3の場合において、コントローラ9(図1参照)に内蔵されているタイマーで設定した時間に作動するモードである。例えば、タイマーによりそのフロアの始業開始3時間前に設定されている場合には、その時間からモード6が3時間作動する。
次に、図1及び図6を参照して各モードの機器運転状況について説明する。
モード1は、自然換気であり、自然換気装置5a、5bによる自然換気が行われる。また、排気ファン31bは停止し、外気ファン31aも停止する。
空調機3の運転は停止し、空調機3の運転に付随する空調機温度制御及び空調機送風量制御も停止する。更に、ペリメータ(窓際)及びインテリア(室内)の風量調整ダンパ(VAV)33はいずれも制御を停止する。外気冷房制御(後述する)及びCO2制御(後述する)のいずれの制御も停止した状態である。即ち、モード1は外気温度T2が外気設定温度Ts2(12〜22℃)の範囲内にあり且つ降雨もない(外界条件満足状態)にあり、窓際温度T3も窓際設定温度Ts3(24℃)よりも低い状態にあるので、自然換気のみで室温制御できている状態である。
モード2は、モード1に対して外気ファン31aを停止し、排気ファン31bを駆動すること及びCO2制御することが異なっている。排気ファン31bの駆動は、窓際温度T3に基づいてインバータ(INV)制御する。インバータ制御は、例えば窓際温度T3に基づく比例制御である。このモード2は、室内温度T1は設定温度Ts(26℃)よりも低く、室内温度T1は低い状態であるが、窓際温度T3は24℃よりも高い為、自然換気のみでは窓際温度制御が十分でないため、排気ファン31bを補助的に駆動して、熱がこもらないように換気を促す。CO2制御による要求風量の方が多い場合は、二酸化炭素センサ35で検出したCO2濃度に基づいて排気ファン31bのインバータを比例制御する。
モード3は、自然換気と空調機運転とを実行するハイブリッド運転である。このモード3では室内温度T1が設定温度Ts(26℃)以上であり、モード2の状態よりも高いので空調機3を運転する。空調機3では冷水機も補助的に動かす。空調機3の温度制御は16℃に固定し、風量調整ダンパ(VAV)33を駆動して室内への吹き出し量を制御している。この温度制御では、ロードリセット制御をしない。ロードリセット制御とは、空調機3を運転するときに、室内のCO2濃度が高くなったり、室内が冷えすぎないようにする為、吹出し温度を変化させて所定の風量を確保する制御である。モード3では、自然換気を併用して外気を取り込んでいるので、室内のCO2濃度が高くなり過ぎたり室内が冷えすぎることがないためロードリセット制御はしない。
ペリメータ(窓際)のVAV制御及びインテリア(室内)のVAV制御では、各風量調整ダンパ33が、ゾーンマネージャ37から風量設定値信号を受けて、加重平均により、要求風量を算出する。
また、外気ファン31aは停止し、排気ファン31bは、窓際温度T3に基づく要求風量及び風量調節ダンパ33の要求風量を合算した風量になるようにインバータ制御される。万が一、室内のCO2濃度が高くなった場合は、二酸化炭素センサ35で検出したCO2濃度に基づいて排気ファン31bのインバータを比例制御する。
モード4は、上記のモード1〜3に対して特殊な気候の場合の運転モードであり、具体的には、外部風速FCが設定外部風速FCs(10m/s)以上の場合や降雨の場合である。
このモード4は、自然換気を禁止するモードであり、自然換気装置5a、5bは閉じ、空調機3の運転を行なう。外気ファン31a及び排気ファン31bは、風量調整ダンパ33の要求風量に基づくINV制御を行う。
空調機温度制御では、給気温度はロードリセット制御を行い、総風量は風量調整ダンパ33の要求風量に基づくINV制御を行う。
更にモード4では、図6に示すように、ペリメータVAV制御、インテリアVAV制御、外気冷房制御及びCO2制御を行う。外気冷房制御は、給気温度に基づいて外気ファン31aと排気ファン31bとの比例制御である。CO2制御は、二酸化炭素センサ35で検出したCO2濃度に基づいて外気ファン31a及び排気ファン31bのインバータを比例制御する。
モード5は、空調運転モードであり、自然換気装置5a、5bを閉じ、外気ファン31a、排気ファン31bを駆動して、空調機3を運転する。このモード5では外気取り込みによる冷房(外気冷房制御)は行わずに、空調機3による冷房のみを行う。尚、外気ファン31a及び排気ファン31bは最小駆動にする。空調機3の給気温度制御は、ロードリセット制御を行う。空調機の総風量は、風量調整ダンパ33の要求風量に基づいて制御する。
モード6は、設定した時間で、自然換気装置5a、5bによる通風を行い、その他の機器及び制御は全て停止する。このモード6では、冷房期(夏等)に夜間に換気を行い建物内の熱気を抜く運転である。
尚、図6において、外気ファン31a、排気ファン31bを記号「△」で示しているのは、雨や強風時は外気ファン31a、排気ファン31bによる外気冷房も可能としているためである。
上述した各モードの切り替えは、一日のうちの気温変化や天候の変化に対応して切り替わる。
例えば、午前の就業開始頃(午前8時〜9時頃)には、外気温度や窓際温度が低い為、モード1(自然換気)が実行され、その後昼近くには窓際温度が上昇する為、モード2(自然換気優先)が実行され、昼過ぎには室内温度が上昇する為、モード3(ハイブリッド運転)が実行され、午後3時頃には外気温度が上昇して、モード5(空調運転)が実行され、夕方近くになると外気温度が低下して再びモード3(ハイブリット運転)が実行され、夕方を過ぎると外気温度が下がるので、モード1(自然換気)が実行される。
そして、強風時や雨天時には自然換気装置5a、5bを閉鎖するモード4(自然換気禁止)を実行する。
また、夜間(始業前の早朝を含む)にはモード6(ナイトパージ)を実行することで換気を行い、建物内の熱気を抜く。
第2実施の形態によれば、上述した第1実施の形態と同様の作用効果を奏すると共に、外気温度T2、室内温度T1、窓際温度T3に基づいて、自然換気装置5a、5bによる自然換気のみ(モード1)をおこなったり、自然換気に加えて排気ファン31bによる換気を補助したり(モード2)、自然換気と空調機運転を併用するハイブリッド運転(モード3)を行なうことで、室内を快適な温度に保つことができる。
更に、強風時や雨天時には自然換気装置5a、5bを閉鎖するモード4(自然換気禁止)を設けているので、天候等に対応した室内の温熱制御を図ることができる。
また、夜間等には建物内の熱気を抜くモード6(ナイトパージ)を設けて、建物の熱気を抜いておくことで、更に室内の冷却を高めて、空調機の作動時間や負荷の低減を図ることができる。
本発明は、上述した実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能である。
第1実施の形態において、自然換気装置5a、5bと空調機3とを同時に作動させるハイブリッド運転モードや空調機3のみを作動させる空調運転モードのほか、自然換気装置5a、5bのみを作動させる自然換気モードを加えても良い。なお、自然換気モードでは、給気側は自然給気とし、排気側は自然排気又はファン等による機械排気として、強制的に室内の換気を行うようにして、室内温度、外気温度、又は風力に応じて自然換気モードを更に詳細に、換気ファンを駆動する場合と、換気ファンを駆動しない場合とに分けた運転モードにしても良い。
第2実施の形態において、排気用の自然換気装置5bは階段室上部に設けたが、これに限らず、給気用の自然換気装置5aに対向する側であれば、いずれでも良い。
第2実施の形態のモードの判定基準において、外気設定温度Ts2は10〜24℃とし、設定外部風速TCsは20m/sとし、降雨は2mm/h以下を雨無とし、設定温度Tsは、22℃以上の温度を判定基準値としても良い。
1 温熱環境制御装置
3 空調機
5a、5b 自然換気装置
7 制御部
13 室内温度検知部
15 外気温度検知部
21 プログラム格納部
25 温度設定部
Ts 設定温度
T1 室内温度
T2 外気温度

Claims (1)

  1. 室内の冷房ができる空調機と、室内に外気を取り込むことができる自然換気装置とを備え、空調機は室内温度を設定温度に近づけるように作動するものであり、
    (1)外気温度<室内温度
    (2)外気温度<設定温度
    上記(1)及び(2)の条件を満たすときに、空調機と自然換気装置とを同時に作動させることを特徴とする温熱環境制御装置。
JP2017075186A 2016-11-10 2017-04-05 温熱環境制御装置 Withdrawn JP2018080905A (ja)

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