JP2010188965A - 燃料電池車の車体構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】インストルメントパネルの下方のセンタトンネル内にスタックを配置しても、正面衝突時の荷重からスタックを守る燃料電池車の車体構造を提供する。
【解決手段】燃料電池車11の車体構造12は、運転席36と助手席37の間に設けられ、床(アンダボデー24)に含まれるセンタトンネル34内に、且つインストルメントパネル41の下方へ水素と酸素で電気を発生させるスタック13を配置した。センタトンネル34は、フロアパネル33の中央を車両前後に延びるトンネル前部44がスタック13を保護するためにスタック13近傍から車両前方に設けられて正面衝突時の荷重を吸収する緩衝機構で、トンネル前部44に連なるトンネル後部45はスタック13をスタック収納構造16で収納しているとともに、荷重に対する反力を発生する反力発生機構である。
【選択図】図1

Description

本発明は、床下に燃料電池スタックを収納した燃料電池車の車体構造に関するものである。
燃料電池車は、発電用の燃料電池スタックを有し、燃料電池車の車体構造では、燃料電池スタックをフロアパネルの上方へ膨出させたセンターコンソール内に配置し、センターコンソールの側壁に、燃料電池スタックに沿う補強フレームを取付けることで、燃料電池スタックを保護しているものがある(例えば、特許文献1(図7)参照)。
また、車体構造では、運転席、助手席の前に配置されたインストルメントパネル内の空調ユニットとエンジンとの間に荷重吸収部材が取付けられ、正面衝突時に、エンジンが後退すると荷重吸収部材で荷重を吸収するようにして、さらなる後退を防止しているものがある(例えば、特許文献2(図1)参照)。
しかし、従来技術(特許文献1)は、燃料電池スタックの保護と室内空間の拡大とを図っているが、さらに他の機器を同様にフロアパネルの下に収納するということはできない。
すなわち、室内空間を損なうことなく車両の小型化を図るために、例えば、燃料電池スタックを前の隔壁(ダッシュボードパネルロア)近傍まで移動すると、収納空間は拡大するが、ダッシュボードパネルロアの前に配置しているパワーコントロールユニットが正面衝突で後退すると、燃料電池スタックに干渉するという問題が発生する。
特許文献2は、エンジンの後退を荷重吸収部材で受けて、後退を抑制しつつ荷重を吸収するが、吸収ストロークが短く、インストルメントパネルの下方を含むインストルメントパネル近傍に配置した機器を損傷してしまう。例えば、インストルメントパネルの下方まで前方に燃料電池スタックを移動すると、吸収ストロークを十分な長さにする必要があり、燃料電池車を小型化できないという問題がある。
特開2007−15589号公報 特許第4122895号公報
本発明は、インストルメントパネルの下方のセンタトンネル内にスタックを配置しても、正面衝突時の荷重からスタックを守り、小型車でも室内空間を広げることができる燃料電池車の車体構造を提供することを課題とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に係る発明は、運転席と助手席の間に設けられ、床に含まれるセンタトンネル内に、且つ、運転席と助手席とに対向しているインストルメントパネルの下方へ水素と酸素で電気を発生させるスタックを配置した燃料電池車の車体構造であって、センタトンネルは、床のフロアパネルの中央を車両前後に延びるトンネル前部と、トンネル前部に連なり車両後方へ延びるトンネル後部と、からなり、トンネル前部は、スタックを保護するためにスタック近傍から車両前方に設けられて正面衝突時の荷重を吸収する緩衝機構であり、トンネル後部は、スタックをスタック収納構造で収納しているとともに、荷重に対する反力を発生する反力発生機構としていることを特徴とする。
請求項2に係る発明では、スタック収納構造は、スタックを収納しているスタック骨格をトンネル後部の天部に接続機構で接続しているとともに、トンネル後部のベース部に下方から支持されているトンネルサブフレームに連結していることを特徴とする。
請求項3に係る発明では、接続機構は、天部からピンを下方へ垂下し、ピンをスタック骨格の孔に挿入して締結していることを特徴とする。
請求項4に係る発明では、トンネル前部は、少なくとも、車両前後方向に交差する凹凸形状部、トンネル後部の板厚に比べ板厚が薄い、トンネル後部の材質の強度に比べ材質の強度が小さい、のうち一つを採用していることを特徴とする。
請求項5に係る発明では、トンネル後部は、車両前後方向に沿うように、ビード、凹凸形状部のうち少なくとも一つが形成されていることを特徴とする。
請求項6に係る発明では、スタック収納構造は、スタックを収納しているスタック骨格をトンネル後部のベース部に下方から支持されているトンネルサブフレームに連結しているとともに、スタック骨格に立設しているピンをトンネル後部の天部に設けた孔に挿入していることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、センタトンネル内に、且つ、インストルメントパネルの下方へスタックを配置した燃料電池車の車体構造であって、センタトンネルは、トンネル前部と、トンネル後部と、からなり、トンネル前部は、スタックを保護するためにスタック近傍から車両前方に設けられて正面衝突時の荷重を吸収する緩衝機構であり、トンネル後部は、スタックをスタック収納構造で収納しているとともに、荷重に対する反力を発生する反力発生機構としているので、トンネル後部を反力発生機構とすることで、トンネル前部の緩衝機構による正面衝突時の荷重吸収効率を高めることができ、トンネル前部(緩衝機構)の前後長を短くすることができる。つまり、インストルメントパネルの下方のセンタトンネル内にスタックを配置しても、正面衝突時の荷重からスタックを守ることができる。
また、インストルメントパネルの下方のセンタトンネル内にスタックを配置してもスタックを保護することができるので、インストルメントパネルの下方のセンタトンネル内にスタックを配置することで、小型車でも室内空間を広げることができる。
請求項2に係る発明では、スタック収納構造は、スタックを収納しているスタック骨格をトンネル後部の天部に接続機構で接続しているとともに、トンネル後部のベース部に下方から支持されているトンネルサブフレームに連結しているので、トンネル後部を、スタック骨格、トンネルサブフレーム、ベース部で一体化することができ、トンネル後部の強度を高めることができる。従って、大きな反力を発生させることができ、スタックをより確実に守ることができる。
請求項3に係る発明では、接続機構は、天部からピンを下方へ垂下し、ピンをスタック骨格の孔に挿入して締結しているので、ピンをスタック骨格の孔に挿入すると、スタック骨格の位置決めに寄与するという利点がある。
請求項4に係る発明では、トンネル前部は、少なくとも、車両前後方向に交差する凹凸形状部、トンネル後部の板厚に比べ板厚が薄い、トンネル後部の材質の強度に比べ材質の強度が小さい、のうち一つを採用しているので、圧縮変形が滑らかに進行し、正面衝突の荷重をより確実に吸収することができる。
請求項5に係る発明では、トンネル後部は、車両前後方向に沿うように、ビード、凹凸形状部のうち少なくとも一つが形成されているので、正面衝突の荷重に対するトンネル後部の強度を高めることができる。また、トンネル前部はより確実に衝撃を吸収することができる。
請求項6に係る発明では、スタック収納構造は、スタックを収納しているスタック骨格をトンネル後部のベース部に下方から支持されているトンネルサブフレームに連結しているとともに、スタック骨格に立設しているピンをトンネル後部の天部に設けた孔に挿入しているので、トンネル後部を、スタック骨格、トンネルサブフレーム、ベース部で一体化することができ、トンネル後部の強度を高めることができる。従って、大きな反力を発生させることができ、スタックをより確実に守ることができる。
本発明の実施例1に係る燃料電池車の車体構造の斜視図である。 実施例1に係る燃料電池車の車体構造の断面図である。 実施例1に係る燃料電池車の車体構造を天地反転した状態で示した底面図である。 実施例1に係る燃料電池車の車体構造が備えるスタック骨格の取付けを説明する図。 本発明の実施例2に係る燃料電池車の車体構造の斜視図である。 本発明の実施例3に係る燃料電池車の車体構造の斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について、実施例1、実施例2、実施例3で詳細に説明する。
実施例1に係る燃料電池車11の車体構造12は、図1に示しているように、燃料である水素を酸素と反応させて電気に変換するスタック13、スタック補助装置14及びスタック収納構造16を有する。以降で具体的に説明していく。
燃料電池車11は、図1、図2に示しているように、電動機で前輪(図に示していない)を駆動することで走行し、車室23と、アンダボデー24と、アンダボデー24に取付けられているトンネルサブフレームであるところの燃料電池サブフレーム25と、フロントボデー26と、隔壁をなすダッシュボードパネルロア27と、を備えている。
アンダボデー24は、図1〜図3に示しているように、左右のサイドシル31と、左右のサイドシル31間に設けたクロスメンバー32と、フロアパネル33と、フロアパネル33の中央に車両前後(X軸方向)に延ばして設けたセンタトンネル34と、を備える。そして、センタトンネル34にトンネルサブフレーム(燃料電池サブフレーム)25が車両下方から、予めスタック補助装置14を載せた状態で取付けられ、センタトンネル34にスタック収納構造16が設けられている。
燃料電池車11の車体構造12は、既に図1〜図3で説明したように、運転席36と助手席37の間に設けられ、床(アンダボデー24)に含まれるセンタトンネル34内に、且つ、運転席36と助手席37とに対向しているインストルメントパネル41の下方へ水素と酸素で電気を発生させるスタック13を配置した。センタトンネル34は、床のフロアパネル33の中央を車両前後(X軸方向)に延びるトンネル前部44と、トンネル前部44に連なり車両後方へ延びるトンネル後部45と、からなる。
トンネル前部44は、スタック13を保護するためにスタック13近傍から車両前方に設けられて正面衝突時の荷重を吸収する緩衝機構であり、トンネル後部45は、スタック13をスタック収納構造16で収納しているとともに、荷重に対する反力を発生する反力発生機構としている。
スタック収納構造16は、スタック13を収納しているスタック骨格47をトンネル後部45の天部48に接続機構51で接続し、トンネル後部45のベース部52に下方からトンネルサブフレーム(燃料電池サブフレーム)25を支持している。
なお、図6に示すように、スタック骨格47をトンネルサブフレーム(燃料電池サブフレーム)25に載置して固定してもよい。
燃料電池サブフレーム25は、トンネル後部45の左側のベース部52に平行に左フレーム部材55が延び、トンネル後部45の右側のベース部52に平行に右フレーム部材56が延びて、これらでトンネル後部45の幅と略同等の幅を形成し、左フレーム部材55と右フレーム部材56を前クロス部材57、中央クロス部材58、後クロス部材61で結合し、これらの結合している結合部にそれぞれ締結部62が形成され合計6箇所の締結部62がトンネル後部45のベース部52にボルト63(図2)で締結されている。
接続機構51は、図1、図4に示しているように、天部48からピン66を下方へ垂下し、ピン66をスタック骨格47の孔67に挿入して締結している。孔67は位置決め孔71と締結孔72とからなる。
ピン66は、車両の前側に配置した位置決めピン73と、図2に示した後側に配置したスタッドボルト74(例えば溶接で固定)とからなり、位置決めピン73は、付け根側に位置決め軸部75が形成され、位置決め軸部75に連ねておねじ76が形成され、スタック骨格47を固定する。
なお、位置決め軸部75が車両の前側に配置されているが、配置位置は車両の後側でもよく、対角でもよい。
スタック骨格47は、図2〜図4に示しているように、箱形状のボックス本体78が形成され、ボックス本体78の側壁の上端から第1ラグ81、第2ラグ82、第3ラグ83、第4ラグ84がそれぞれ突出し、第1ラグ81並びに第2ラグ82にピン66の位置決め軸部75に所望のすきまで嵌合する位置決め孔71が開けられている。第3ラグ83及び第4ラグ84には、スタッドボルト74に対応する締結孔72が開けられている。
ボックス本体78は、鋼製で所望の強度を有する丈夫なものである。
トンネル前部44は、トンネル後部45の板厚に比べ板厚が薄い材料を採用している。なお、トンネル前部44は、トンネル後部45の板厚と一致する板厚を採用して、トンネル後部45の材質の強度に比べ材質の強度が小さいものを採用してもよい。
トンネル前部44はトンネル後部45の板厚に比べ板厚を薄くすることで、車両の正面に入力される衝撃を吸収する緩衝機構である。また、トンネル後部45の材質の強度に比べ材質の強度を小さくすることで、衝撃を吸収する緩衝機構である。
トンネル後部45は、トンネル前部44と逆の構成で、トンネル前部44の板厚に比べ板厚が厚い、トンネル前部44の材質の強度に比べ材質の強度が大きい、の二つのうち少なくとも一つを採用している。ここでは、トンネル前部44の板厚に比べ板厚が厚い材料を採用することで、反力発生機構をなしている。
次に、実施例1の車体構造12が備えるスタック骨格47及びトンネルサブフレーム(燃料電池サブフレーム)25の組み付け要領を図2〜図4で簡単に説明する。
まず、スタック骨格47をトンネル後部45に取付ける。車両の下方から矢印a1のようにスタック13を収納したスタック骨格47を上昇させ、トンネル後部45に設けた位置決めピン73に第1ラグ81並びに第2ラグ82の位置決め孔71を嵌める。嵌めることで、スタック骨格47の位置決め(X軸方向、Y軸方向)が行われる。同時に、スタッドボルト74に第3ラグ83及び第4ラグ84の締結孔72を嵌める。その次に、ナット86をねじ込むことで第1ラグ81〜第4ラグ84を締結する。つまり、トンネル後部45にスタック骨格47を締結する。これでスタック骨格47の取付けは完了する。
次に、トンネルサブフレーム(燃料電池サブフレーム)25を取付ける。予めスタック補助装置14を固定した燃料電池サブフレーム25を車両の下方から矢印a2のように上昇させ、位置決め手段(図に示していない)で位置決めを行う。引き続き、燃料電池サブフレーム25にボルト63を通してトンネル後部45のベース部52にねじ込む。これでトンネルサブフレーム(燃料電池サブフレーム)25の取付けは完了する。
次に、本発明の実施例1に係る燃料電池車11の車体構造12の作用を説明する。
実施例1の車体構造12は、図1〜図3に示すように、車両の正面に衝撃(荷重)が矢印a3のように入力されると、トンネル前部44が変形することで、衝撃を吸収し、トンネル後部45は変形しないで形状を維持するので、スタック13を保護することができる。
具体的には、車両のフロントボデー26が荷重で変形しつつ、ダッシュボードパネルロア27からセンタトンネル34に荷重を伝えると、センタトンネル34では、トンネル前部44及びトンネル後部45に荷重が伝わるが、トンネル前部44が既に説明した緩衝機構であるため変形して荷重を吸収する。
一方、トンネル後部45が前述した反力発生機構であるため、一般的な荷重に対して微小の変形は起きるものの、形状を維持する。つまり、トンネル後部45(反力発生機構)は反力を発生する。その結果、トンネル前部44(緩衝機構)をより確実に作動させることができ、緩衝機構(トンネル前部44)の衝撃吸収効率を高めることができる。
センタトンネル34では、センタトンネル34に達した荷重はトンネル後部45からスタック骨格47及びトンネルサブフレーム(燃料電池サブフレーム)25に伝わる。すなわち、スタック収納構造16によって、トンネル後部45を、スタック骨格47及びトンネルサブフレーム(燃料電池サブフレーム)25と一体化した状態で荷重をそれぞれに分散することができ、結果的に、トンネル後部45の強度が高まり、大きな反力を発生させることができる。同時に、スタック13を守ることができる。
接続機構51は、図2、図3、図4に示したように、トンネル後部45の位置決めピン73にスタック骨格47に突出させた第1ラグ81並びに第2ラグ82の位置決め孔71を嵌めることで、スタック骨格47の位置決め(X軸方向、Y軸方向)を行うことができる。
次に、本発明の実施例2に係る燃料電池車11の車体構造12Bを図1、図5で説明する。上記図1〜図4に示す実施例1と同様の構成については、同一符号を付し説明を省略する。
実施例2に係る車体構造12Bは、センタトンネル34Bを有し、センタトンネル34Bはトンネル前部44Bと、トンネル後部45Bと、を備えていることを特徴とする。
トンネル前部44Bは、凹凸形状部であるところの横凹凸機構91がセンタトンネル34Bの長手方向(X軸方向)、つまり車両の前後方向に交差する(Y軸方向)ように横(車幅方向)に延ばして形成されている。また、凹凸形状部であるところの鉛直凹凸機構92がセンタトンネル34Bの長手方向(X軸方向)に交差する(Z軸方向)ように鉛直方向へ延ばして形成されている。
トンネル後部45Bは、ビード93がセンタトンネル34Bの長手方向(X軸方向)、つまり車両の前後方向に沿って形成されている。なお、ビード93以外に凹凸形状部(トンネル前部44Bの横凹凸機構91や鉛直凹凸機構92と同様)であるところの縦凹凸機構(図に示していない)をセンタトンネル34Bに沿って縦に延ばして形成してもよい。
ビード93は、溝状に形成したもので、断面コ字形とした。なお、ビード93の断面形状やビード93の数は任意である。
実施例2に係る車体構造12Bは、実施例1に係る車体構造12と同様の作用、効果を発揮する。
また、トンネル前部44Bは、凹凸形状部であるところの横凹凸機構91、鉛直凹凸機構92によって、圧縮変形を滑らかに進行させることができるという利点がある。
トンネル後部45Bは、同一板厚や強度の材料を採用した場合に比べ、ビード93によって、より圧縮荷重に対する反力を高めることができる。
次に、本発明の実施例3に係る燃料電池車11の車体構造12Cを図1、図6で説明する。上記図1〜図4に示す実施例1と同様の構成については、同一符号を付し説明を省略する。
実施例3に係る車体構造12Cは、スタック収納構造16Cを備えていることを特徴とする。
スタック収納構造16Cは、スタック13を収納しているスタック骨格47をトンネル後部45のベース部52に下方から支持されているトンネルサブフレーム(燃料電池サブフレーム)25Cに連結しているとともに、スタック骨格47に立設しているピン66Cをトンネル後部45の天部48Cに設けた孔67Cに挿入している。
トンネルサブフレーム(燃料電池サブフレーム)25Cは、スタック骨格47を載置、連結している載置部96を有する。
スタック収納構造16Cは、言い換えると、スタック骨格47を天部48Cに接続機構51Cで接続している。
接続機構51Cは、第1ラグ81、第2ラグ82からピン66Cを上方へ向け立設し、ピン66Cを天部48Cの孔67Cに挿入して締結している。孔67Cは位置決め孔71と締結孔72とからなる。
ピン66Cは、車両の前側に配置した位置決めピン73と、後側に配置したスタッドボルト74(例えば溶接で固定)とからなる。
実施例3に係る車体構造12Cは、実施例1に係る車体構造12と同様の作用、効果を発揮する。
本発明の燃料電池車の車体構造は、燃料電池車の車体構造に好適である。
11…燃料電池車、12…車体構造、13…スタック、24…床(アンダボデー)、25,25C…トンネルサブフレーム(燃料電池サブフレーム)、33…フロアパネル、34…センタトンネル、36…運転席、37…助手席、41…インストルメントパネル、44…トンネル前部、45…トンネル後部、47…スタック骨格、48,48C…トンネル後部の天部、51…接続機構、52…トンネル後部のベース部、66,66C…ピン、67,67C…孔、91…凹凸形状部(横凹凸機構)、92…凹凸形状部(鉛直凹凸機構)、93…ビード。

Claims (6)

  1. 運転席と助手席の間に設けられ、床に含まれるセンタトンネル内に、且つ、前記運転席と前記助手席とに対向しているインストルメントパネルの下方へ水素と酸素で電気を発生させるスタックを配置した燃料電池車の車体構造であって、
    前記センタトンネルは、前記床のフロアパネルの中央を車両前後に延びるトンネル前部と、該トンネル前部に連なり車両後方へ延びるトンネル後部と、からなり、
    前記トンネル前部は、前記スタックを保護するために前記スタック近傍から車両前方に設けられて正面衝突時の荷重を吸収する緩衝機構であり、
    前記トンネル後部は、前記スタックをスタック収納構造で収納しているとともに、前記荷重に対する反力を発生する反力発生機構としていることを特徴とする燃料電池車の車体構造。
  2. 前記スタック収納構造は、前記スタックを収納しているスタック骨格を前記トンネル後部の天部に接続機構で接続しているとともに、前記トンネル後部のベース部に下方から支持されているトンネルサブフレームに連結していることを特徴とする請求項1記載の燃料電池車の車体構造。
  3. 前記接続機構は、前記天部からピンを下方へ垂下し、該ピンを前記スタック骨格の孔に挿入して締結していることを特徴とする請求項2記載の燃料電池車の車体構造。
  4. 前記トンネル前部は、少なくとも、車両前後方向に交差する凹凸形状部、前記トンネル後部の板厚に比べ板厚が薄い、トンネル後部の材質の強度に比べ材質の強度が小さい、のうち一つを採用していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の燃料電池車の車体構造。
  5. 前記トンネル後部は、車両前後方向に沿うように、ビード、凹凸形状部のうち少なくとも一つが形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の燃料電池車の車体構造。
  6. 前記スタック収納構造は、前記スタックを収納しているスタック骨格を前記トンネル後部のベース部に下方から支持されているトンネルサブフレームに連結しているとともに、前記スタック骨格に立設しているピンを前記トンネル後部の天部に設けた孔に挿入していることを特徴とする請求項1記載の燃料電池車の車体構造。
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