JP2010186891A - プラズマ処理装置、プラズマ処理装置のメンテナンス方法及びプラズマ処理装置の組み立て方法 - Google Patents

プラズマ処理装置、プラズマ処理装置のメンテナンス方法及びプラズマ処理装置の組み立て方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2010186891A
JP2010186891A JP2009030459A JP2009030459A JP2010186891A JP 2010186891 A JP2010186891 A JP 2010186891A JP 2009030459 A JP2009030459 A JP 2009030459A JP 2009030459 A JP2009030459 A JP 2009030459A JP 2010186891 A JP2010186891 A JP 2010186891A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chamber
processing
exhaust
plasma
exhaust chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009030459A
Other languages
English (en)
Inventor
Masashi Saito
昌司 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electron Ltd filed Critical Tokyo Electron Ltd
Priority to JP2009030459A priority Critical patent/JP2010186891A/ja
Priority to US12/705,141 priority patent/US8945340B2/en
Publication of JP2010186891A publication Critical patent/JP2010186891A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/32Gas-filled discharge tubes
    • H01J37/32431Constructional details of the reactor
    • H01J37/32458Vessel
    • H01J37/32522Temperature
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/32Gas-filled discharge tubes
    • H01J37/32431Constructional details of the reactor
    • H01J37/32798Further details of plasma apparatus not provided for in groups H01J37/3244 - H01J37/32788; special provisions for cleaning or maintenance of the apparatus
    • H01J37/32816Pressure
    • H01J37/32834Exhausting
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/49Method of mechanical manufacture
    • Y10T29/49826Assembling or joining

Abstract

【課題】排気時間を短縮することが可能なプラズマ処理装置を提供すること。
【解決手段】エッチング処理装置10は、ガス供給源140から導入されたガスをプラズマ化し、内部にてウエハWをプラズマ処理する処理チャンバPCと、処理チャンバPCの内部と連通し、処理チャンバPCにてプラズマ化されたガスを排気する排気チャンバECと、排気チャンバECに設けられ、処理チャンバPCの内部と排気チャンバECの内部との連通を遮断する真空カバー200と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、プラズマ処理装置、プラズマ処理装置のメンテナンス方法及びプラズマ処理装置の組み立て方法に関する。
プラズマ処理装置では、プラズマにより被処理体を微細加工する。例えば、図9に示したプラズマエッチング処理装置90では、処理容器900の内部にて上部電極905及び下部電極910が対向して配設され、これらの電極間にプラズマが生成される。上部電極905は、ガスシャワーヘッド905a及び石英シールド905bを含み、その周囲はデポシールド915にて覆われている。
サセプタ920の外周には、バッフル板925が設けられ、整合器930を介して高周波電源935に接続されている。ガス供給源940から供給されたガスは、ガスシャワーヘッド905aから処理容器内部に導入され、高周波電源935から出力された高周波の電界エネルギーによりプラズマ化され、これによりウエハWにエッチング処理が施される。
排気口945に接続された圧力制御バルブ950(APC:Automatic Pressure Control)、高真空ポンプ955(TMP:Turbo Molecular Pump)955が設けられている。高真空ポンプ955の背面側には粗引き真空ポンプ960(DRY)が配設されている。処理容器900内は、粗引き真空ポンプ960により粗引きされ、圧力制御バルブ950の弁体の開度を調整しながら高真空ポンプ955により真空引きされる。プロセス中、処理容器内部は真空排気され、気密が保たれる。
以下、処理容器のうち、バッフル板925にて仕切られた、サセプタ920上方のウエハ処理空間U1を形成する部分を処理チャンバPCといい、バッフル板925下からポンプまでの排気空間U2を形成する部分を排気チャンバECという。
通常、処理容器内部はアルミニウムにより形成されていて、その表面は、プラズマ耐性を向上させるために陽極酸化(アルマイト)処理されている。例えば、図9に示した処理チャンバPCの上部壁面PC1及び側部壁面PC2はアルマイト処理されている。また、上部電力905のガスシャワーヘッド905aは、アルミニウム表面にセラミック溶射ないしアルマイト処理されている。デポシールド915及びバッフル板925もセラミック溶射やアルマイト処理等がされている。同様に、排気チャンバECの壁面EC1もアルマイト処理されている。排気チャンバEC部分のアルマイト材料の占める面積は、処理チャンバPC部分のアルマイト材料の占める面積より大きい。
プラズマ処理中に生じる反応生成物は、処理チャンバ内壁に付着して堆積する。堆積物は、所定以上の厚さになると壁面から剥がれ落ちてコンタミとなり、ウエハ処理の歩留まりを低下させるおそれがある。このため、通常、所定のタイミングに例えばデポシールドのパーツ交換等のメンテナンス作業を行うが、その際装置内部は大気に暴露される。メンテナンス後、大気に暴露された処理容器内を再び所望の真空度になるまで排気する。真空排気時の時間短縮を目的とした技術が、例えば特許文献1、2に開示されている。
特開平7−161643号公報 特開平6−31154号公報
しかしながら、従来の方法では、メンテナンス中、装置内部全体が大気に開放され、メンテナンスを行う処理チャンバPCだけでなく、メンテナンス時に開放しなくてもよい排気チャンバECまで大気に曝露される。一方、排気チャンバEC部分のアルマイト材料の占める面積は、処理チャンバPC部分のアルマイト材料の占める面積より大きい。
図10に示したように、室温の場合の真空排気時間と単位面積当たりのガス放出率との関係を見ると、処理容器100内を真空排気した場合、アルマイト、セラミックス溶射、石英等の材料の中で、アルマイト材料は、他の材料と比較して1〜2桁程単位面積当たりのガス放出量(ガス放出率)が大きい。ここで、放出ガスの主な成分は水分である。
また、アルマイト材料は、真空から大気に暴露した際のそれ自身の皮膜表面への水分の吸着量も他の材料に比べて多い。図11はアルマイト処理した場合の真空排気時間と単位面積当たりの水分吸着量との関係を示し、図12はセラミックス溶射の場合の真空排気時間と単位面積当たりの水分吸着量との関係を示す。これによれば、アルマイト材料は、セラミックス溶射に比べて1桁程、単位面積当たりの水分吸着量が大きい。大気暴露開始以降から経時的に水分吸着量の増加が進み、皮膜表面への水分吸着量が飽和・収束するまでの飽和時間も長い。皮膜表面への水分吸着量はガス放出の要因となる。
一方、前述したように、排気チャンバEC部分のアルマイト材料の占める面積は、処理チャンバPC部分のアルマイト材料の占める面積より大きい。その結果、大気暴露する必要のない排気チャンバEC部分のアルマイト材料が、メンテナンス中に相当量の大気中の水分を取り込んでしまうため、メンテナンス後の処理容器内部の真空排気特性が良好な状態になるまでに長時間の排気時間を要していた。
図13は、装置組み立て後の真空排気性能の一例を示すグラフである。チャンバ到達圧力やビルドアップ特性(リークレート)は、処理容器内部の真空排気特性が良好な状態になっているかを示す指標の一つである。図13(a)によれば、チャンバ到達圧力の適正値を5.0×10−2(mTorr)以下とすると、8時間以上の排気時間が必要となることがわかる。また、図13(b)によれば、ビルドアップ特性(リークレート)の適正値を1.0(mTorr/min)以下とすると、7時間以上の排気時間が必要であることがわかる。以上から、両方の条件を満たすために8時間以上という排気時間を要し、これが、装置の生産性を低下させる大きな要因の一つとなっていた。
また、排気チャンバECには、処理チャンバPCや流量制御バルブ等に設けられているヒータ等の加熱手段は設けられていない。このため、排気チャンバEC内を積極的に温度制御して大気中の水分の取り込みを抑制する手段もなく、さらに、真空排気中にガス放出を促進させる手段もない。
上記問題に鑑み、本発明は、排気時間を短縮することが可能なプラズマ処理装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のある態様によれば、ガス供給源から導入された処理ガスをプラズマ化し、内部にて被処理体をプラズマ処理する処理チャンバと、前記処理チャンバの内部と連通し、前記処理チャンバにてプラズマ化されたガスを排気する排気チャンバと、前記排気チャンバに設けられ、前記処理チャンバの内部と前記排気チャンバの内部との連通を遮断する遮断カバーと、を有するプラズマ処理装置が提供される。
これによれば、遮断カバーにより処理チャンバと排気チャンバとは仕切られ、各チャンバ内部の連通は遮断される。このため、メンテナンス中、処理チャンバのみが大気開放され、排気チャンバは真空状態を維持することができる。これにより、メンテナンス中、排気チャンバ内のアルマイトは大気中の水分を吸収しない。この結果、メンテナンス後の真空排気時間を短縮することができ、装置の生産性を向上させることができる。
前記遮断カバーを支持し、前記遮断カバーを移動させる駆動機構を有していてもよい。
前記駆動機構は、メンテナンス前、前記処理チャンバの内部と前記排気チャンバの内部との連通を遮断する位置に前記遮断カバーを移動させてもよい。
前記駆動機構は、メンテナンス後、前記処理チャンバの内部と前記排気チャンバの内部との連通を遮断しない位置に前記遮断カバーを移動させてもよい。
前記遮断カバーが前記処理チャンバの内部と前記排気チャンバの内部との連通を遮断する位置に移動した際、前記遮断カバーの上部または下部にて真空シールするシール材を有していてもよい。
前記ガス供給源は、前記遮断カバーが前記処理チャンバの内部と前記排気チャンバの内部との連通を遮断する位置に移動した際、前記排気チャンバの圧力を前記処理チャンバの圧力より高くするように前記排気チャンバ及び前記処理チャンバにパージガスを導入してもよい。
前記排気チャンバに設けられ、前記排気チャンバの温度を制御する温度制御機構を有していてもよい。
上記課題を解決するために、本発明の他の態様によれば、ガス供給源から導入された処理ガスをプラズマ化し、内部にて被処理体をプラズマ処理する処理チャンバと、前記処理チャンバの内部と連通し、前記処理チャンバにてプラズマ化されたガスを排気する排気チャンバと、を備えるプラズマ処理装置のメンテナンス方法であって、メンテナンス前、遮断カバーを支持しながら移動させる駆動機構を駆動させて、前記処理チャンバの内部と前記排気チャンバの内部との連通を遮断する位置に前記遮断カバーを移動させ、メンテナンス後、前記駆動機構を駆動させて、前記処理チャンバの内部と前記排気チャンバの内部との連通を遮断しない位置に前記遮断カバーを移動させるプラズマ処理装置のメンテナンス方法が提供される。
前記遮断カバーが前記処理チャンバの内部と前記排気チャンバの内部との連通を遮断する位置に設けられている場合、前記ガス供給源は、前記処理チャンバの内部圧力より前記排気チャンバの内部圧力を高くするように各チャンバにガスを供給してもよい。
前記排気チャンバに設けられた温度制御機構を用いて、前記排気チャンバのメンテナンス中の温度を前記排気チャンバのプロセス中の温度より上げてもよい。
上記課題を解決するために、本発明の他の態様によれば、ガス供給源から導入された処理ガスをプラズマ化し、内部にて被処理体をプラズマ処理する処理チャンバと、前記処理チャンバの内部と連通し、前記処理チャンバにてプラズマ化されたガスを排気する排気チャンバと、を備えるプラズマ処理装置の組み立て方法であって、前記排気チャンバに前記処理チャンバを合体させる前、遮断カバーを支持する駆動機構を駆動させて、前記排気チャンバの内部を外部から遮断する位置に前記遮断カバーを移動させ、前記排気チャンバの真空排気を開始し、前記排気チャンバに前記処理チャンバを合体させ、前記処理チャンバの真空排気を開始するプラズマ処理装置の組み立て方法が提供される。
以上説明したように本発明によれば、排気時間を短縮することにより生産性を向上させることができる。
本発明の第1実施形態に係る真空カバーが処理チャンバ内部と排気チャンバ内部の連通を遮断する位置(上側)にある場合の縦断面図である。 同実施形態に係る真空カバーが処理チャンバ内部と排気チャンバ内部が連通する位置(下側)にある場合の縦断面図である。 同実施形態に係るエッチング処理装置の真空カバーが移動中の場合の縦断面図である。 同実施形態に係るシールゲートリングの斜視図である。 同実施形態に係るエッチング処理装置の真空カバーが移動中の場合の他の縦断面図である。 本発明の第2実施形態に係るガス封じ切りカバーが処理チャンバ内部と排気チャンバ内部の連通を遮断する位置(上側)にある場合の縦断面図である。 同実施形態に係るガス封じ切りカバーが処理チャンバ内部と排気チャンバ内部が連通する位置(下側)にある場合の縦断面図である。 本発明の第3実施形態に係るエッチング処理装置の縦断面図である。 従来のエッチング処理装置の一例を示した縦断面図である。 真空排気時間と単位面積当たりのガス放出率との一般的な関係を示したグラフである。 アルマイトの場合の真空排気時間と単位面積当たりの水分吸着量との一般的な関係を示したグラフである。 セラミック溶射の場合の真空排気時間と単位面積当たりの水分吸着量との一般的な関係を示したグラフである。 図13(a)は真空排気時間とチャンバ圧力との関係を示したグラフであり、図13(b)は真空排気時間とリークレートとの関係を示したグラフである。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、以下で説明する本発明の各実施形態に係るプラズマ処理装置を次の順序で説明する。
<第1実施形態>
(装置の全体構成)
(真空カバーの構成)
(真空カバーの動作)
(メンテナンス動作)
<第2実施形態>
(封じ切りカバーの動作)
(メンテナンス開始手順A)
(メンテナンス開始手順B)
(メンテナンス作業終了後の真空排気手順)
<第3実施形態>
(排気チャンバの温度制御)
<第4実施形態>
(製造及び検査工程の排気手順)
<第1実施形態>
(装置の全体構成)
まず、本発明の一実施形態に係る電極を有するプラズマ処理装置の全体構成について、図1を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係るエッチング処理装置(平行平板型プラズマ処理装置)を模式的に示した縦断面図である。エッチング処理装置10は、電磁波のエネルギーによりプラズマを生成し、ウエハWをプラズマ処理するプラズマ処理装置の一例である。
エッチング処理装置10は、ウエハWをプラズマ処理する処理容器100を有する。処理容器100は円筒状であって、その内部には上部電極105及び下部電極110が対向して配設されている。上部電極105は、ガスシャワーヘッド105a及び石英シールド105bを含み、その周囲はデポシールド115にて覆われている。
処理容器中央には、ウエハWを載置するサセプタ120が設けられている。サセプタ120の外周には、バッフル板125が設けられていて、ガスの流れを制御する。サセプタ120は、整合器130を介して高周波電源135に接続されている。ガス供給源140から供給されたガスは、ガス導入バルブV1によりその流量を調整しながらガスシャワーヘッド105aから処理容器100内部に導入され、高周波電源135から出力された高周波の電界エネルギーにより分解される。これにより上部電極105及び下部電極110間にプラズマが生成され、ウエハWにエッチング処理が施される。
処理容器100のうち、バッフル板125にて仕切られた、サセプタ120上方の処理チャンバPC内の空間をウエハ処理空間U1といい、排気チャンバECのバッフル板125下からポンプまでの空間を排気空間U2という。
排気空間U2には排気口145が設けられ、排気口145には圧力制御バルブ(APC)150、高真空ポンプ(TMP)155が接続されている。高真空ポンプ155の背面側には粗引き真空ポンプ(DRY)160が配設されている。処理容器100内は、粗引きバルブV2、V3を開いて粗引き真空ポンプ160により粗引され、粗引きバルブV2、V3を閉じた後、処理容器100内の圧力に応じて圧力制御バルブ150の開度を調整しながら高真空ポンプ155により真空引きされる。
(真空カバーの構成)
バッフル板125の下方部分には、排気空間U2の真空を保持するための真空カバー200が設けられている。真空カバー200は、アルミニウム等の金属により形成され、アルマイト処理されている。ただし、真空カバー200は、誘電体により形成されていてもよい。真空カバー200は、処理チャンバPCの内部と排気チャンバECの内部との連通を遮断する遮断カバーの一例である。
真空カバー200の下部中央には支持棒205の一端部が取り付けられている。支持棒205の他端部は、処理容器100を貫通して支持台210に取り付けられていて、これにより、真空カバー200は、支持台210に支持される。支持棒205の貫通部分は真空シール220によりシールされ、処理容器100内の気密を保持するようになっている。支持台210にはモータ215が接続されている。
モータ215のモータ軸215aと支持台210とは、例えば、ボールネジ機構等により係合されている。モータ215を駆動することにより、支持台210が上下し、これによって真空カバー200が排気空間U2を上下するようになっている。
なお、支持棒205、支持台210、モータ215は、真空カバー200を支持し、真空カバー200を上下移動させる駆動機構の一例であり、駆動方法としては、エアーにより駆動する機構や、油圧により駆動する機構等、各種の駆動機構を使用することができる。
サセプタ120の外周面と排気チャンバECの内壁面との間にはシールゲートリング230が設けられている。図4に示すように、シールゲートリング230には、4つのシールゲート空間GUが設けられている。シールゲート空間GUは、真空カバー200を通過させるための空間である。ここでは、シールゲート空間GUは4つの空間に分けられているが、これに限られず、シールゲート空間GUは、サセプタ120の周囲にリング状に1つ設けられていてもよく、2つ以上の空間に分けられていてもよい。
シールゲート空間GUの周縁には真空シール225が設けられている。真空シール225は、真空カバー200がシールゲートリング230上に配置されたときに真空カバー200とシールゲートリング230との間をシールする。真空シール225としてはOリングが使われてもよい。
(真空カバーの動作)
通常、ウエハ処理を行う際、図2に示したように、真空カバー200は、排気チャンバECの下方底面付近に配置されている。処理チャンバPCをメンテナンスする際には、真空カバー200をバッフル板125の下方に移動させる。
真空カバー200をバッフル板125の下に移動させる手段としては、例えば、図3に示したように、モータ215の駆動力により、支持棒205を介して真空カバー200を上昇させながら、一旦真空カバー200を斜めに傾斜させ、排気チャンバECに設けられたシールゲート空間GUを通過させる。
シールゲート空間GUを通過した真空カバー200は、図1に示したように、再びバッフル板125に平行な状態にしてシールゲートリング230上に載置される。これにより、真空カバー200は、シールゲートリング230の上下空間を仕切る。また、真空シール225は、シールゲートリング230と真空カバー200との間に介在してシールゲート空間GUをシールすることにより、排気空間U2の気密を保持する。
真空シール225は、必ずしもシールゲートリング230側に装着されていなくてもよく、例えば真空カバー200の下部に装着されてもよい。これによっても、真空シール225は、シールゲートリング230と真空カバー200との間に介在して排気空間U2の気密を保持することができる。
また、シールゲート空間GUに真空カバー200を通過させる際、図3のように真空カバー200を斜めに傾斜させる代わりに、図5に示したように真空カバー200を折り畳んだ状態にしてもよい。
(メンテナンス動作)
次に、メンテナンス時の動作について説明する。まず、真空カバー200を図2に示した排気チャンバECの底面に配置した状態で、処理チャンバPCから排気チャンバECを経て圧力制御バルブ150までの範囲を所望の真空状態に排気し、その後ウエハ処理する。
ウエハ処理後、メンテナンスが必要になった時点で、図3に示したように、真空カバー200を排気チャンバECの下方からバッフル板125下まで移動させて、図1に示したようにシールゲートリング230上に固定させる。これにより、真空カバー200下から圧力制御バルブ150までの排気空間U2は、真空排気された状態に維持される。その状態で処理チャンバPCのウエハ処理空間U1にNガスなどのパージガスを導入して、ウエハ処理空間U1の圧力を大気圧まで上昇させ、処理チャンバPC部分のみを大気開放し、メンテナンスを実行する。ウエハ処理空間U1の圧力は、処理チャンバPCに設けられた圧力計P1により測定される。
メンテナンス作業(デポシールドの交換等)が終了した後、粗引きバルブV3を一旦閉じた後、粗引きバルブV2を開き、粗引き真空ポンプ160を用いてウエハ処理空間U1の真空排気を行う。ウエハ処理空間U1の圧力が、例えば0.1Torr以下に達したところで、粗引きバルブV2を閉じ、続いて粗引きバルブV3を開いて排気を続ける。さらに、バッフル板200下に固定されていた真空カバー200を、図2のように排気チャンバEC下方に移動し、ウエハ処理空間U1から排気空間U2、圧力制御バルブ150に至るまでの領域を高真空ポンプ155を用いて真空排気する。
前述したように、排気チャンバECのアルマイト処理面積は、処理チャンバPCのアルマイト処理面積と比べて、約1.0倍〜1.5倍になる。よって、メンテナンス時、排気空間U2が大気に曝露されてしまうと、メンテナンス中にアルマイト材料が相当量の大気中の水分を取り込んでしまう。その結果、メンテナンス後の処理容器内部の真空排気特性が良好な状態になるまでに、長時間の排気時間を要する。例えば、図13(a)によれば、到達圧力の適正値を5.0×10−2(mTorr)以下とすると8時間以上の排気時間が必要となり、図13(b)によれば、ビルドアップ特性(リークレート)の適正値を1.0(mTorr/min)以下とすると7時間以上の排気時間が必要となる。
しかしながら、本実施形態に係るエッチング処理装置10では、メンテナンス時、真空カバー200によりウエハ処理空間U1と排気空間U2とが仕切られ、各チャンバ内部の連通は遮断される。これにより、メンテナンス中、処理チャンバPCのみを大気開放すればよく、排気チャンバECの真空状態は維持される。よって、メンテナンス中、排気チャンバEC内のアルマイトは大気中の水分を吸収しない。これにより、メンテナンス後の真空排気時間を短縮することができる。例えば、排気チャンバEC表面のアルマイト処理面積が、処理チャンバPC表面のアルマイト処理面積と同等又は1.5倍程度の場合、メンテナンス後の排気時間を4時間以下に短縮することができる。この結果、装置の生産性を飛躍的に向上させることができる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態に係るエッチング処理装置10について、図6を参照しながら説明する。第2実施形態に係るエッチング処理装置10は、第1実施形態に係るエッチング処理装置10に対して、カバーの配置位置が異なっている。以下、この点を中心に本実施形態について説明し、第1実施形態と重複する部分の説明は省略する。
(封じ切りカバーの動作)
本実施形態に係るエッチング処理装置10では、図6に示したように、バッフル板125の下方であって、シールゲートリング230の下部にガス封じ切りカバー250を移動させ、配置する。ガス封じ切りカバー250は、処理チャンバPCの内部と排気チャンバECの内部との連通を遮断する遮断カバーの一例である。
このガス封じ切りカバー250により、それ自身から圧力制御バルブ(APC)150に至るまでの排気空間U2を、所定の圧力のガス雰囲気に保持し、この排気空間U2部分への大気の混入を回避する。所定の圧力を保つために排気チャンバEC側にも圧力計P2が設けられている。通常のウエハ処理を行う際は、例えば、ガス封じ切りカバー250は、図7に示したように、排気チャンバECの下方底面付近に配置される。
メンテナンス時の処理チャンバPCの大気曝露の手順として、以下に2つの方法A,Bを説明する。
(メンテナンス開始手順A)
最初に、メンテナンス時の処理チャンバPCの大気曝露の手順Aについて説明する。ウエハ処理を行う際、図7に示したように、ガス封じ切りカバー250は、排気チャンバECの下方底面付近に配置されている。処理容器100内は、粗引きバルブV2、V3、V4を開いて粗引き真空ポンプ160により粗引きされ、粗引きバルブV2、V3、V4を閉じた後、処理容器100内の圧力に応じて圧力制御バルブ150の開度を調整しながら高真空ポンプ155により真空引きされる。
処理チャンバPCをメンテナンスする際には、処理チャンバPCから排気チャンバECを経て、圧力制御バルブ(APC)150までの範囲(空間U1、U2)を真空状態に排気した状態から、図6のようにガス封じ切りカバー250を排気チャンバECの下方からバッフル板の下方に移動させ、固定する。
圧力制御バルブ150を閉じた後、ガス導入バルブV1及びV5を開き、ガス封じ切りカバー250の上方のウエハ処理空間U1及びガス封じ切りカバー250の下方の排気空間U2にNガス等を導入して、圧力を上昇させる。この際、ガス封じ切りカバー250の下方空間U2の圧力は、常に、同カバーの上方空間U1の圧力よりも低くなることはないように導入ガス量を調整する。その後、カバー上方空間U1が大気圧(=1気圧)、カバー下方空間U2が例えば1.2気圧に到達した時点で、処理チャンバPC部分のみを大気開放する。
(メンテナンス開始手順B)
次に、メンテナンス時の処理チャンバPCの大気曝露の手順Bについて説明する。図7に示したように、ガス封じ切りカバー250を排気チャンバECの下方底面付近に配置し、処理チャンバPCから排気チャンバECを経て、圧力制御バルブ150までの範囲(空間U1、U2)を真空状態に排気した状態から、圧力制御バルブ150を閉じる。
ガス導入バルブV1,V5を開いて、処理チャンバPCから排気チャンバECを経て圧力制御バルブ150までの範囲に、Nガスなどを導入し、圧力を上昇させる。その後、この範囲の圧力が大気圧程度になる以前の時点で、図6のように、ガス封じ切りカバー250を、排気チャンバECの下方からバッフル板下に移動させ、固定する。その後、カバー上方部分U1が大気圧(=1気圧)、カバー下方部分U2が例えば1.2気圧に到達した時点で、処理チャンバPC部分のみを大気開放する。
上記いずれの方法によっても、メンテナンス中、排気チャンバEC側の排気空間U2は大気開放されず、アルマイトは大気中の水分を吸収しない。これにより、メンテナンス等のためにエッチング処理装置10を大気に曝露した後の真空排気時間を短縮することができ、装置の生産性を飛躍的に向上させることができる。
また、本実施形態では、ガス封じ切りカバー250を傾斜させたり、折りたたんだりしでシールゲート空間GUを通過させる必要がない。これにより、カバーの構成及びカバーの制御を容易にすることができる。
(メンテナンス作業終了後の真空排気手順)
メンテナンス作業終了後は、次の手順で真空排気を行う。まず、図6の粗引きバルブV3を一旦閉じた後、粗引きバルブV2を開き、粗引き真空ポンプ160を用いて、ウエハ処理空間U1の真空排気を行う。
続いて、粗引きバルブV4を開き、ガス封じ切りカバー250から圧力制御バルブ150に至る範囲(空間U2)の真空排気を行う。この際、圧力計P1と圧力計P2及び粗引きバルブV2と粗引きバルブV4によって、処理空間U1の圧力は、排気空間U2の圧力よりも高くなることがないように制御される。
ウエハ処理空間U1の圧力が例えば0.1Torr未満、排気空間U2の圧力が0.1Torr〜0.2Torrに達したところで、粗引きバルブV2及び粗引きバルブV4を閉じ、続いて粗引きバルブv3を開く。更に、バッフル板125の下に固定されていたガス封じ切りカバー250を、図7のように排気チャンバECの底面に移動させ、ウエハ処理空間U1から圧力制御バルブ150に至る排気空間U2までを、高真空ポンプ155を用いて真空排気する。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態に係るエッチング処理装置10について、図8を参照しながら説明する。第3実施形態に係るエッチング処理装置10は、排気チャンバEC部分に温度制御機構300が設けられている点において第1実施形態に係るエッチング処理装置10と異なる。以下、この点を中心に本実施形態について説明し、第1実施形態と重複する部分の説明は省略する。
(排気チャンバ部分の温度制御)
図8のエッチング処理装置10では、図1の第1のエッチング処理装置10の各構成に加えて、排気チャンバECの外壁部に温度制御機構300が装着されている。温度制御機構300は、加熱機構と冷却機構とを有する。排気チャンバEC部分の温度制御は、温度制御機構300の加熱機構により、ウエハ処理チャンバPCに設けられた図示しない加熱機構によって設定された、例えば80℃の温度に上昇させる。これにより、処理チャンバPCの大気曝露の際、排気チャンバEC壁面への水分の吸着をより確実に抑制することができる。また、粗引き真空ポンプ160による真空排気開始後から高真空ポンプ155の排気に移行した後、数10分から1時間程度経過後に排気チャンバECの温度を例えば、80℃から40℃に低下させる。これにより、装置全体の到達圧力やリークレートを向上させることができる。
また、図2の真空カバー200に替えて、図6のガス封じ切りカバー250を用いたエッチング処理装置10の場合にも図6の排気チャンバEC部分に温度制御機構300を設けることができる。この場合、ウエハ処理空間U1の粗引き開始後以降で、高真空ポンプ155の排気に移る際に、大気曝露されたウエハ処理空間U1からの水分が排気チャンバECの内壁表面に吸着する際、温度制御機構300による強制的な加熱によって、排気チャンバECの温度を現状の例えば約40℃から80℃に上昇させることにより、排気チャンバECへの水分吸着を抑制することができる。このように、排気チャンバECに温度制御機構300を付設させることにより、真空排気時間を更に効率的に短縮することができ、装置の生産性をより高めることができる。
<第4実施形態>
(製造及び検査工程(チャンバ組み立て及び検査時)の排気手順)
第4実施形態では、製造及び検査工程における効率的な排気手順について説明する。エッチング処理装置10の組み立ての際、全体の組み立てを完了する以前の段階、すなわち、排気チャンバECと圧力制御バルブ150、高真空ポンプ155等を合体させた時点で、真空カバー200を図1に示す遮断位置に移動させた状態で前もって真空排気を開始する。
また、排気チャンバEC部分の温度も温度制御機構300により例えば80℃に設定する。これにより、排気チャンバECの真空脱ガスは促進される。その後、排気チャンバECに処理チャンバPCを合体させた時点で、処理チャンバPCの真空排気を行う。
本実施形態に係るエッチング処理装置10の組み立て方法によれば、全体を組み立てる前に排気チャンバ部分を事前に真空排気することにより、処理チャンバPCを含む全体を組み立て終了後、初めて真空排気を開始した場合に比べて、所定の真空度に達するまでの排気時間を短縮することができる。
また、排気チャンバECと圧力制御バルブ150、高真空ポンプ155等を合体させ、真空カバー200を図1に示す遮断位置に移動させた状態で一旦真空排気後、図6の状態でN等のガスを排気チャンバECに導入して、排気チャンバ部分を1気圧以上の圧力で封じ切る。これにより、排気チャンバEC部分への大気成分の混入は抑制される。
このように、ウエハ処理室部分を含む全体を組み立て終了後に初めて真空排気を開始し、所定の真空度に達する時間よりも、排気チャンバ部分を事前に真空排気させ、かつN等のガスで排気チャンバ部分を1気圧以上の圧力で封じ切ることにより、所定の真空度に達するまでの排気時間を短縮することができる。
なお、真空カバー200に替えて、ガス封じ切りカバー250を図6に示す遮断位置に移動させた状態で前もって真空排気を開始するようにしてもよい。
以上、各実施形態によれば、真空カバー200やガス封じ切りカバー250等の遮断カバーにより、排気チャンバECの大気曝露を回避し、これにより、真空排気時間を短縮することができる。また、排気チャンバECに加熱手段を設けることにより、排気チャンバEC内を積極的に温度制御して大気中の水分の取り込みを抑制することができる。また、エッチング処理装置の製造及び検査工程中の真空排気時間を短縮することができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、真空カバーやガス封じ切りカバーは、バッフル板の下方に配置されていてもよいバッフル板直下にバッフル板に密着して設けられてもよい。ただし、カバーとバッフル板との間の空間は、メンテナンス時、大気開放される領域であるため、その部分に露出したアルマイト材料は、水分を吸収する。よって、この空間が小さいほど、アルマイトの水分吸収が少なくなり、排気時間の短縮につながるため好ましい。
また、プラズマ処理装置は、容量結合型プラズマ処理装置(平行平板型プラズマ処理装置)に限られず、誘導結合型プラズマ処理装置、マイクロ波プラズマ処理装置等いずれのプラズマ処理装置であってもよい。
また、プラズマ処理装置にてプラズマ処理される被処理体は、ウエハであっても基板であってもよい。
10 エッチング処理装置
100 処理容器
105 上部電極
110 下部電極
120 サセプタ
125 バッフル板
145 排気口
150 圧力制御バルブ
155 高真空ポンプ
160 粗引き真空ポンプ
200 真空カバー
205 支持棒
210 支持台
215 モータ
215a モータ軸
220、225 真空シール
230 シールゲートリング
250 ガス封じ切りカバー
300 温度制御機構
U1 処理空間
U2 排気空間
GU シールゲート空間

Claims (11)

  1. ガス供給源から導入された処理ガスをプラズマ化し、内部にて被処理体をプラズマ処理する処理チャンバと、
    前記処理チャンバの内部と連通し、前記処理チャンバにてプラズマ化されたガスを排気する排気チャンバと、
    前記排気チャンバに設けられ、前記処理チャンバの内部と前記排気チャンバの内部との連通を遮断する遮断カバーと、を備えるプラズマ処理装置。
  2. 前記遮断カバーを支持し、前記遮断カバーを移動させる駆動機構を備える請求項1に記載のプラズマ処理装置。
  3. 前記駆動機構は、メンテナンス前、前記処理チャンバの内部と前記排気チャンバの内部との連通を遮断する位置に前記遮断カバーを移動させる請求項2に記載のプラズマ処理装置。
  4. 前記駆動機構は、メンテナンス後、前記処理チャンバの内部と前記排気チャンバの内部との連通を遮断しない位置に前記遮断カバーを移動させる請求項2又は請求項3のいずれかに記載のプラズマ処理装置。
  5. 前記遮断カバーが前記処理チャンバの内部と前記排気チャンバの内部との連通を遮断する位置に移動した際、前記遮断カバーの上部または下部にて真空シールするシール材を備える請求項1〜4のいずれかに記載のプラズマ処理装置。
  6. 前記遮断カバーが前記処理チャンバの内部と前記排気チャンバの内部との連通を遮断する位置に移動した際、前記ガス供給源は、前記排気チャンバの内部圧力を前記処理チャンバの内部圧力より高くするように各チャンバにガスを供給する請求項1〜5のいずれかに記載のプラズマ処理装置。
  7. 前記排気チャンバに設けられ、前記排気チャンバの温度を制御する温度制御機構を備える請求項1〜6のいずれかに記載のプラズマ処理装置。
  8. ガス供給源から導入された処理ガスをプラズマ化し、内部にて被処理体をプラズマ処理する処理チャンバと、前記処理チャンバの内部と連通し、前記処理チャンバにてプラズマ化されたガスを排気する排気チャンバと、を備えるプラズマ処理装置のメンテナンス方法であって、
    メンテナンス前、遮断カバーを支持しながら移動させる駆動機構を駆動させて、前記処理チャンバの内部と前記排気チャンバの内部との連通を遮断する位置に前記遮断カバーを移動させ、
    メンテナンス後、前記駆動機構を駆動させて、前記処理チャンバの内部と前記排気チャンバの内部との連通を遮断しない位置に前記遮断カバーを移動させるプラズマ処理装置のメンテナンス方法。
  9. 前記遮断カバーが前記処理チャンバの内部と前記排気チャンバの内部との連通を遮断する位置に設けられている場合、前記ガス供給源は、前記排気チャンバの内部圧力を前記処理チャンバの内部圧力より高くするように各チャンバにガスを供給する請求項8に記載のメンテナンス方法。
  10. 前記排気チャンバに設けられた温度制御機構を用いて、前記排気チャンバのメンテナンス中の温度を前記排気チャンバのプロセス中の温度より上げる請求項8又は請求項9のいずれかに記載のメンテナンス方法。
  11. ガス供給源から導入された処理ガスをプラズマ化し、内部にて被処理体をプラズマ処理する処理チャンバと、前記処理チャンバの内部と連通し、前記処理チャンバにてプラズマ化されたガスを排気する排気チャンバと、を備えるプラズマ処理装置の組み立て方法であって、
    前記排気チャンバに前記処理チャンバを合体させる前、遮断カバーを支持しながら移動させる駆動機構を駆動させて、前記排気チャンバの内部を外部から遮断する位置に前記遮断カバーを移動させ、
    前記排気チャンバの真空排気を開始し、
    前記排気チャンバに前記処理チャンバを合体させ、
    前記処理チャンバの真空排気を開始するプラズマ処理装置の組み立て方法。
JP2009030459A 2009-02-12 2009-02-12 プラズマ処理装置、プラズマ処理装置のメンテナンス方法及びプラズマ処理装置の組み立て方法 Pending JP2010186891A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009030459A JP2010186891A (ja) 2009-02-12 2009-02-12 プラズマ処理装置、プラズマ処理装置のメンテナンス方法及びプラズマ処理装置の組み立て方法
US12/705,141 US8945340B2 (en) 2009-02-12 2010-02-12 Plasma processing apparatus, and maintenance method and assembling method of the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009030459A JP2010186891A (ja) 2009-02-12 2009-02-12 プラズマ処理装置、プラズマ処理装置のメンテナンス方法及びプラズマ処理装置の組み立て方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010186891A true JP2010186891A (ja) 2010-08-26

Family

ID=42541065

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009030459A Pending JP2010186891A (ja) 2009-02-12 2009-02-12 プラズマ処理装置、プラズマ処理装置のメンテナンス方法及びプラズマ処理装置の組み立て方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8945340B2 (ja)
JP (1) JP2010186891A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015043420A (ja) * 2013-08-13 2015-03-05 ラム リサーチ コーポレーションLam Research Corporation マルチポート弁アセンブリを備えるプラズマ処理装置
KR20150025575A (ko) * 2013-08-29 2015-03-11 세메스 주식회사 기판처리장치
JP2015119069A (ja) * 2013-12-19 2015-06-25 東京エレクトロン株式会社 基板処理装置
JP2018093139A (ja) * 2016-12-07 2018-06-14 東京エレクトロン株式会社 プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法
JP7450494B2 (ja) 2020-08-18 2024-03-15 東京エレクトロン株式会社 基板処理装置および基板処理装置のガス切り替え方法

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9267605B2 (en) * 2011-11-07 2016-02-23 Lam Research Corporation Pressure control valve assembly of plasma processing chamber and rapid alternating process
CN103377979B (zh) * 2012-04-30 2016-06-08 细美事有限公司 调节板和具有该调节板的用于处理基板的装置
WO2015023435A1 (en) * 2013-08-12 2015-02-19 Applied Materials, Inc. Recursive pumping for symmetrical gas exhaust to control critical dimension uniformity in plasma reactors
CN105431924B (zh) * 2014-04-09 2020-11-17 应用材料公司 用于解决具有改良的流动均匀性/气体传导性的可变的处理容积的对称腔室主体设计架构
US20170207102A1 (en) * 2016-01-15 2017-07-20 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor manufacturing apparatus and semiconductor manufacturing method
JP6592394B2 (ja) * 2016-04-21 2019-10-16 東京エレクトロン株式会社 プラズマ処理装置の保守方法
JP6967954B2 (ja) * 2017-12-05 2021-11-17 東京エレクトロン株式会社 排気装置、処理装置及び排気方法
US11032945B2 (en) * 2019-07-12 2021-06-08 Applied Materials, Inc. Heat shield assembly for an epitaxy chamber
CN114542740A (zh) * 2020-11-24 2022-05-27 上海华力集成电路制造有限公司 半导体设备的真空抽气阀门及真空控制系统

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05321835A (ja) * 1992-03-24 1993-12-07 Sony Corp 真空装置
JP2000243596A (ja) * 1999-02-19 2000-09-08 Mitsubishi Electric Corp ドライエッチング装置
JP2002329708A (ja) * 1991-04-04 2002-11-15 Hitachi Ltd 半導体装置の製造方法
WO2004105103A1 (ja) * 2003-05-23 2004-12-02 Eagle Industry Co., Ltd. 半導体製造装置及びその加熱ユニット
JP2008251969A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Hitachi High-Technologies Corp プラズマ処理装置

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0631154A (ja) 1992-07-21 1994-02-08 Hitachi Ltd 真空装置
JPH07161643A (ja) 1993-12-06 1995-06-23 Shibaura Eng Works Co Ltd 真空処理装置
EP0821395A3 (en) * 1996-07-19 1998-03-25 Tokyo Electron Limited Plasma processing apparatus
JP3468446B2 (ja) * 1997-05-20 2003-11-17 東京エレクトロン株式会社 プラズマ処理装置
JP3972970B2 (ja) 1998-08-06 2007-09-05 株式会社エフオーアイ プラズマリアクタ
US6402848B1 (en) * 1999-04-23 2002-06-11 Tokyo Electron Limited Single-substrate-treating apparatus for semiconductor processing system
JP4222707B2 (ja) * 2000-03-24 2009-02-12 東京エレクトロン株式会社 プラズマ処理装置及び方法、ガス供給リング及び誘電体
US6907892B2 (en) * 2001-02-07 2005-06-21 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Exhaust apparatus, semiconductor device manufacturing system and method for manufacturing semiconductor device
JP2002355545A (ja) 2001-06-01 2002-12-10 Shibaura Mechatronics Corp 真空処理装置
JP4330315B2 (ja) * 2002-03-29 2009-09-16 東京エレクトロン株式会社 プラズマ処理装置
US20070095283A1 (en) * 2005-10-31 2007-05-03 Galewski Carl J Pumping System for Atomic Layer Deposition
JP2009088229A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Tokyo Electron Ltd 成膜装置、成膜方法、記憶媒体及びガス供給装置
US20090325386A1 (en) * 2008-06-02 2009-12-31 Mattson Technology, Inc. Process and System For Varying the Exposure to a Chemical Ambient in a Process Chamber
US8398814B2 (en) * 2009-07-08 2013-03-19 Applied Materials, Inc. Tunable gas flow equalizer

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002329708A (ja) * 1991-04-04 2002-11-15 Hitachi Ltd 半導体装置の製造方法
JPH05321835A (ja) * 1992-03-24 1993-12-07 Sony Corp 真空装置
JP2000243596A (ja) * 1999-02-19 2000-09-08 Mitsubishi Electric Corp ドライエッチング装置
WO2004105103A1 (ja) * 2003-05-23 2004-12-02 Eagle Industry Co., Ltd. 半導体製造装置及びその加熱ユニット
JP2008251969A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Hitachi High-Technologies Corp プラズマ処理装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015043420A (ja) * 2013-08-13 2015-03-05 ラム リサーチ コーポレーションLam Research Corporation マルチポート弁アセンブリを備えるプラズマ処理装置
KR20150025575A (ko) * 2013-08-29 2015-03-11 세메스 주식회사 기판처리장치
KR102171514B1 (ko) * 2013-08-29 2020-10-29 세메스 주식회사 기판처리장치
JP2015119069A (ja) * 2013-12-19 2015-06-25 東京エレクトロン株式会社 基板処理装置
JP2018093139A (ja) * 2016-12-07 2018-06-14 東京エレクトロン株式会社 プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法
JP7450494B2 (ja) 2020-08-18 2024-03-15 東京エレクトロン株式会社 基板処理装置および基板処理装置のガス切り替え方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20100204810A1 (en) 2010-08-12
US8945340B2 (en) 2015-02-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010186891A (ja) プラズマ処理装置、プラズマ処理装置のメンテナンス方法及びプラズマ処理装置の組み立て方法
US5240556A (en) Surface-heating apparatus and surface-treating method
KR102576634B1 (ko) 에칭 방법 및 에칭 장치
WO2020022318A1 (ja) 成膜方法及び成膜装置
KR100989974B1 (ko) 클리닝 방법 및 플라즈마 처리 방법
JP4255747B2 (ja) プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法
US5423918A (en) Method for reducing particulate contamination during plasma processing of semiconductor devices
JP3352418B2 (ja) 減圧処理方法及び減圧処理装置
KR102364950B1 (ko) 진공 배기 방법 및 진공 처리 장치
JPS63204726A (ja) 真空処理装置
CN1792474A (zh) 陶瓷喷涂构件及其清洁方法、有关程序和存储介质
JP6001015B2 (ja) 基板処理装置、半導体装置の製造方法、プログラムおよび記録媒体
JP4057198B2 (ja) 処理装置及び処理方法
JP2004047695A5 (ja)
JP5336570B2 (ja) ガス導入装置及び基板処理装置
CN110473782B (zh) 蚀刻方法及蚀刻装置
JP2010225847A (ja) 真空処理装置,減圧処理方法,基板処理方法
JP7273665B2 (ja) 熱媒体循環システム及び基板処理装置
JPH11200031A (ja) スパッタリング装置及びその高速真空排気方法
JPH10233389A (ja) 半導体処理装置およびそのクリーニング方法ならびに半導体装置の製造方法
JP7445408B2 (ja) 基板処理装置及び基板処理装置の立ち上げまたはメンテナンス方法
KR20130016359A (ko) 기판 처리 방법 및 기판 처리 시스템
JPH1079377A (ja) 成膜・改質集合装置
WO2022255215A1 (ja) 基板処理装置
US20230100863A1 (en) Water vapor plasma to enhance surface hydrophilicity

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110701

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120208

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121127

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130326

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130924