JP2010186258A - 車載通信機及び無線通信システム - Google Patents
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Abstract
【課題】セルフ式給油機に対する注文情報の入力操作の軽減を図ることのできる車両通信機及び無線通信システムを提供する。
【解決手段】DSRC車載器100は、路上機300との間で相互認証が成立した後、メモリ100bに記憶されている注文情報を路上機300へ、自動的に送信することとした。これにより、注文情報は路上機300によってセルフ式給油機に自動的に入力されるため、ユーザは、セルフ式給油機に対する注文情報の直接の入力操作を行なうことなく、給油することができるようになる。したがって、セルフ式給油機に対する注文情報の入力操作の軽減を図ることができるようになる。
【選択図】図1
【解決手段】DSRC車載器100は、路上機300との間で相互認証が成立した後、メモリ100bに記憶されている注文情報を路上機300へ、自動的に送信することとした。これにより、注文情報は路上機300によってセルフ式給油機に自動的に入力されるため、ユーザは、セルフ式給油機に対する注文情報の直接の入力操作を行なうことなく、給油することができるようになる。したがって、セルフ式給油機に対する注文情報の入力操作の軽減を図ることができるようになる。
【選択図】図1
Description
本発明は、給油施設に設置されている施設通信機との間で、狭域無線通信方式により通信電波の送受信を行なう車載通信機及びこの車載通信機を備える無線通信システムに関する。
従来、この種の技術として、例えば特許文献1に記載の技術が公知である。この文献に記載の技術では、給油施設に設置されている施設通信機と車載通信機との間における相互認証成立後、車両のユーザが例えば車載ナビゲーション装置等の車載機に対し操作することで、油種及び給油量等の注文情報が車載通信機から施設通信機へ送信される。次に、施設通信機によって受信された注文情報を確認した店員が許可を与えることにより、給油機は注文情報の通りに給油可能となる。そして、店員が給油操作をすることで給油される。
ところで、近年、ガソリン価格高騰に起因して、店員ではなく車両のユーザ自身が操作するセルフ式給油機を備える給油施設(いわゆるセルフガソリンスタンド)の普及及び利用が進んでいる。
しかしながら、セルフ式給油機に対する注文情報の入力操作のわずらわしさ、セルフ式給油機に対する注文情報の入力操作を誤って不適切な油種にて給油してしまう心配を理由に、特にお年寄りや女性等は、こうした給油施設を利用しづらい状況にある。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、セルフ式給油機に対する注文情報の入力操作の軽減を図ることのできる車両通信機及びこの車両通信機を備える無線通信システムを提供することにある。
こうした目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、入力される注文情報に基づいて燃料を供給可能なセルフ式給油機を備える給油施設に配置され、前記セルフ式給油機に対して前記注文情報を入力する施設通信機との間で、狭域無線通信方式により通信電波の送受信を行なう車載通信機であって、前記施設通信機との間で狭域無線通信方式により通信電波の送受信を行なう車両側第1通信部と、前記注文情報を記憶する車両側記憶部と、前記車両側第1通信部から前記施設通信機へ、前記車両側記憶部に記憶されている注文情報を送信する車両側制御部とを備えることを特徴とする。
車載通信機としての上記構成では、車両側制御部は、車両側第1通信部から施設通信機へ、車両側記憶部に記憶されている注文情報を送信する。施設通信機は、車両側第1通信部から注文情報を受信すると、受信した注文情報をセルフ式給油機に入力する。このようにして、車両側記憶部に記憶されている注文情報はセルフ式給油機に入力される。そして、ユーザは、セルフ式給油機に対する注文情報の直接の入力操作をほとんど行なうことなく、給油することが可能となる。したがって、セルフ式給油機に対する注文情報の入力操作の軽減を図ることができるようになる。
注文情報には、燃料の種類に関する油種情報、ユーザが希望する給油金額に関する金額情報及びユーザが希望する給油量に関する給油情報がある。このうち、注文情報として油種情報がセルフ式給油機に入力されていない場合、ユーザはセルフ式給油機にて給油することはできず、ユーザは、セルフ式給油機に対する油種情報の直接の入力操作を行なう必要がある。
その点、上記請求項1に記載の車載通信機において、請求項2に記載の発明のように、前記車両側記憶部は、燃料の種類に関する油種情報を含む注文情報を記憶することが望ましい。これにより、ユーザは、セルフ式給油機に対する注文情報の直接の入力操作を行なうことなく、給油することができるようになる。
なお、上記請求項2に記載の構成において、請求項3に記載の発明のように、前記車両側記憶部は、前記油種情報に加え、ユーザが希望する給油金額に関する金額情報を含む注文情報を記憶することとしてもよい。あるいは、上記請求項2に記載の構成において、請求項4に記載の発明のように、前記車両側記憶部は、前記油種情報に加え、ユーザが希望する給油量に関する油量情報を含む注文情報を記憶することとしてもよい。これらのうちいずれかの態様を採用することでも、ユーザは、セルフ式給油機に対する注文情報の直接の入力操作を行なうことなく、給油することができるようになる。
車両側記憶部に記憶されている注文情報の施設通信機への送信タイミングは任意である。しかし、車載通信機は、自動料金決済システムとして実現されることが多く、この場合、施設通信機は、車載通信機の認証を行なうべく、当該施設通信機に対して認証情報を送信する旨の送信要求を車載通信機に対し所定時間毎に繰り返し送信し、車載通信機からの応答を受け入れられるようになっていることが多い。
そこで、上記請求項1〜4のいずれか一項に記載の構成において、請求項5に記載の発明のように、前記車両側記憶部は、当該車載通信機の認証に用いられる認証情報を記憶しており、前記車両側制御部は、前記施設通信機に対し前記認証情報を送信する旨の送信要求を受信することに基づいて、前記車両側第1通信部から前記認証情報を送信するとともに、認証が成立した旨の成立信号を受信することに基づいて、前記車両側第1通信部から前記注文情報を送信することが望ましい。あるいは、上記請求項1〜4のいずれか一項に記載の構成において、請求項6に記載の発明のように、前記車両側記憶部は、当該車載通信機を認証に用いられる情報である認証情報を記憶しており、前記車両側制御部は、前記施設通信機に対し前記認証情報を送信する旨の送信要求を受信することに基づいて、前記車両側第1通信部から前記認証情報及び前記注文情報を送信することが望ましい。これら構成を採用することにより、車載通信機から施設通信機へ注文情報が自動的に送信されるようになる。そのため、セルフ式給油機に対する注文情報の入力操作の軽減をよりいっそう図ることができるようになる。
なお、上記請求項1〜6のいずれか一項に記載の構成において、請求項7に記載の発明のように、文字及び画像の少なくとも何れか一方を出力可能な車両側表示部をさらに備え、車両側制御部は、前記車両側第1通信部によって給油結果に関する結果情報及び支払金額情報の少なくとも何れか一方を受信することに基づいて、前記車両側表示部にその受信した情報を表示することとしてもよい。あるいは、上記請求項1〜6のいずれか一項に記載の車載通信機において、請求項8に記載の発明のように、警告音及び音声案内の少なくともいずれか一方を出力可能な車両側音声出力部と、給油結果に関する結果情報及び支払金額情報の少なくとも何れか一方を受信することに基づいて、前記車両側音声出力部にその受信した情報を出力する車両側出力制御部とをさらに備えることとしてもよい。これら請求項6あるいは7に記載の構成によれば、給油結果に関する結果情報及び支払金額情報の少なくとも何れか一方を報知することができるようになる。
また、上記請求項1〜8のいずれか一項に記載の車載通信機において、請求項9に記載の発明のように、ユーザが直接に手動操作可能な車両側操作部をさらに備え、前記車両側制御部は、前記車両側操作部に対するユーザの手動操作に基づいて、前記車両側記憶部に記憶されている注文情報を書き換えることが望ましい。これにより、操作に慣れている車両側操作部に対する注文情報の入力操作をすれば良いため、操作に不慣れなセルフ式給油機に対する注文情報の入力操作の軽減を図ることができるようになる。
一方、上記目的を達成するため、請求項10に記載の発明では、入力される注文情報に基づいて燃料を供給可能なセルフ式給油機を備える給油施設に配置され、前記セルフ式給油機に対して前記注文情報を入力する施設通信機と、車両に搭載される車載通信機との間で、狭域無線通信方式により通信電波の送受信を行なう無線通信システムであって、前記車載通信機は、前記施設通信機との間で狭域無線通信方式により通信電波の送受信を行なう車両側第1通信部と、前記車両の型式を含む車両情報を記憶する車両側記憶部と、前記車両側第1通信部から前記施設通信機へ、前記車両側記憶部に記憶されている車両情報を送信する車両側制御部とを備え、前記施設通信機は、前記車載通信機との間で狭域無線通信方式により通信電波の送受信を行なう施設側狭域無線通信部と、車両の型式とこの車種で使用可能な燃料の種類に関する油種情報との対応テーブルを記憶する施設側記憶部と、前記車両側第1通信部から送信されてくる車両情報及び前記施設側記憶部に記憶されている前記対応テーブルに基づいて油種を判断し、前記セルフ式給油機に油種情報を入力する施設側制御部とを備えることを特徴とする。
無線通信システムとしての上記構成では、車両側制御部は、車両側第1通信部から施設通信機へ、車両側記憶部に記憶されている車両情報を送信する。施設通信機は、車両側第1通信部から車両情報を受信すると、車両情報に含まれる車両情報及び施設側記憶部に記憶されている対応テーブルに基づいて油種を判断し、セルフ式給油機に油種情報を入力する。このようにして、注文情報の一部である油種情報がセルフ式給油機に入力される。これにより、ユーザは、注文情報の一部である油種情報については、セルフ式給油機に対する直接の入力操作を行なわなくてよい。したがって、セルフ式給油機に対する注文情報の入力操作の軽減を図ることができるようになる。
また、上記請求項10に記載の構成において、請求項11に記載の発明のように、ユーザが直接に手動操作可能な携帯機側操作部、及び、前記車載通信機との間で、狭域無線通信方式とは異なる通信方式により通信電波の送受信を行なう携帯機側無線通信部を有する携帯機をさらに備え、前記車載通信機は、前記携帯機との間で、狭域無線通信方式とは異なる通信方式により通信電波の送受信を行なう車両側第2通信部をさらに備え、前記車両側制御部は、前記携帯機側無線通信部と前記車両側第2通信部との無線通信を介した前記携帯機側操作部に対するユーザの手動操作に基づいて、前記車両側記憶部に記憶されている注文情報を書き換えることが望ましい。あるいは、請求項12に記載の発明のように、ユーザが直接に手動操作可能なカーナビ側操作部を有するとともに、前記車両の位置を検出し目的地までの経路案内を行なう車載ナビゲーション装置をさらに備え、前記車両側制御部は、前記カーナビ側操作部に対するユーザの手動操作に基づいて、前記車両側記憶部に記憶されている注文情報を書き換えることが望ましい。これにより、操作に慣れている携帯機側操作部あるいはカーナビ側操作部に対する注文情報の入力操作をすれば良いため、操作に不慣れなセルフ式給油機に対する注文情報の入力操作の軽減を図ることができるようになる。
(第1の実施の形態)
以下、本発明に係る車載通信機及び無線通信システムの第1の実施の形態について、図1及び図2を参照しつつ説明する。なお、図1は、車両に搭載されたDSRC車載器(車載通信機)100、DSRC車載器100に挿入されて使用されるICカード200及び給油施設に設置された路上機(施設通信機)300の構成を示すブロック図である。
以下、本発明に係る車載通信機及び無線通信システムの第1の実施の形態について、図1及び図2を参照しつつ説明する。なお、図1は、車両に搭載されたDSRC車載器(車載通信機)100、DSRC車載器100に挿入されて使用されるICカード200及び給油施設に設置された路上機(施設通信機)300の構成を示すブロック図である。
はじめに、この図1を参照しつつ説明する。図1に示されるように、DSRC車載器100は、制御部110と、無線部120と、メモリ130aと、メモリ130bと、ICカードインターフェイス140と、電源回路150と、ヒューマンマシンインターフェース160とを備える。
無線部120は、路上機300との間でDSRC通信方式(Dedicated ShortRange Communication:狭域無線通信方式)により通信電波の送受信を行なう無線部であり、制御部110に接続されている。DSRC通信方式については公知であるため、ここでの詳しい説明を割愛する。なお、無線部120が特許請求の範囲に記載の車両側第1通信部に相当する。
メモリ130aは、例えばEEPROM(Erasable and Programmable Read Only Memory)により構成されており、制御部110に接続されている。メモリ130aには、当該DSRC車載器100を特定可能なDSRC車載器毎に固有に割り付けられた車載器固有の番号を含む認証情報と、搭載される車両の型式を含む車両情報が記憶されている。なお、これら認証情報及び車両情報は、DSRC車載器100のセットアップ時に、HMI160を用いて書き込まれる。
メモリ130bは、上記メモリ130aと同様に、例えばEEPROMにより構成されており、制御部110に接続されている。メモリ130bには、DSRC車載器100が搭載される車両で使用可能な燃料の種類に関する油種情報(例えばレギュラーガソリン、ハイオクタンガソリン、軽油等)、ユーザが希望する給油金額に関する金額情報(例えば「2000[円]」等)、ユーザが希望する給油量に関する油量情報(例えば「40[リットル]」等)の注文情報が記憶されている。なお、本実施の形態では、油種情報のみがメモリ130bに注文情報として予め記憶されているものとする。また、メモリ130a及びメモリ130bが特許請求の範囲に記載の車両側記憶部に相当する。
カードインターフェイス(以下、「カードI/F」とも記載する)140は、ICカード200と通信をするインターフェイスであり、ICカード200に記憶されている情報を読み出すとともに、ICカード200に情報を書き込む。また、カードI/F140はDSRC車載器100にICカード200を挿入すると、ICカード200により押下される図示しない突起部を有しており、この突起部の状態を検出することにより、DSRC車載器100にICカード200が挿入されているか否かを検出できるようになっている。
電源回路150は、図示しない車載バッテリに接続されており、DSRC車載器100の各部位に電源を供給する。
ヒューマンインターフェイス(以下、「HMI」とも記載する)160は、ユーザとDSRC車載器100とのコミュニケーションのためのヒューマンインターフェイス(HMI:Human MachineInterface)である。なお、図示の便宜上、HMI160は1つのブロックで記載されているが、実際には、DSRC車載器100は複数のHMI160を備えている。
具体的には、HMI160は、例えば適宜の操作ボタンから構成されており、制御部110に接続されている。ユーザはこの操作ボタンを手動操作することで、メモリ130bに記憶されている注文情報を書き換える(金額情報や油量情報を追加する)ことが可能である。なお、本実施の形態では、HMI160として操作ボタンを採用したがこれに限らない。ユーザが手動操作することが可能であり、メモリ130bに記憶されている注文情報を書き換えることができれば、HMI160の構成は任意である。また、HMI160が特許請求の範囲に記載の車両側操作部に相当する。
また、HMI160は、例えばLCDから構成されており、制御部110に接続されている。無線部120によって給油結果(油種情報及び油量情報)及び支払金額を受信すると、制御部110は、この給油結果及び支払金額をLCDに表示制御する。これにより、ユーザに対し、給油結果及び支払金額を視覚にて報知することができるようになる。なお、本実施の形態では、HMI160としてLCDを採用したが、これに限られず、他に例えばLEDを採用してもよい。文字や画像などを通じて、給油結果及び支払金額をユーザに対し視覚にて報知することができれば、HMI160の構成は任意である。また、HMI160が特許請求の範囲に記載の車両側表示部に相当する。
また、HMI160は、例えばスピーカから構成されており、制御部110に接続されている。無線部120によって給油結果及び支払金額を受信すると、制御部110は、この給油結果及び支払金額をスピーカから出力制御する。これにより、ユーザに対し、この給油結果並びに支払金額を聴覚にて報知することができるようになる。なお、本実施の形態では、HMI160としてスピーカを採用したが、これに限られず、他に例えばブザーを採用してもよい。警告音や音声案内を通じて、給油結果及び支払金額をユーザに対し聴覚にて報知することができれば、HMI160の構成は任意である。また、このHMI160が特許請求の範囲に記載の車両側音声出力部に相当する。
制御部110は、CPU、ROM、RAM、I/O等(いずれも図示略)から構成され、無線部120、メモリ130a及び130b、カードI/F140、電源回路150、並びに、HMI160に接続され、これらを統括的に制御する公知のコンピュータである。なお、制御部110は、図示しない適宜のインターフェイスを介して、車両のイグニッション状態を検出することが可能である。
車両のイグニションがオンとされると、DSRC車載器100は、電源回路150から電源が供給されて動作開始する。動作開始後、DSRC車載器100にICカード200が挿入されると、制御部110は、カードI/F140を介してICカード200に記憶された情報を読み出し、制御部110内の図示しないRAMに記憶する。また、制御部110は、動作開始後、路上機300から送信される問い合わせ信号を無線部120によって受信することができるように待機する。なお、制御部110が特許請求野範囲に記載の車両側制御部に相当し、問い合わせ信号が特許請求の範囲に記載の送信要求に相当する。
ICカード200は周知のクレジットカード形状をしており、カード制御部210とメモリ220とから構成される。また、ICカード200には、カードI/F140と電気的に接続する接点部を有しており、この接点部を介して情報のやり取りが行われる。
カード制御部210は、メモリ220に記憶された情報をカードI/F140を介して読み取ったり書き込んだりする処理を行うカードリーダライタ機能を有している。メモリ220は不揮発性メモリであって、利用者の個人情報(例えば課金請求先を特定する金融機関の口座番号、クレジット番号)が暗号化されて記憶されている。そして、DSRC車載器100に対して、カードI/F140を介してメモリ220の情報がやり取りされる。
路上機300は、店員ではなく車両のユーザ自身が操作するセルフ式給油機を備える給油施設(いわゆるセルフガソリンスタンド)に配置されており、制御部310及び無線部320を備える。
無線部320は、DSRC車載器100との間でDSRC通信方式(Dedicated Short RangeCommunication:狭域無線通信方式)により通信電波の送受信を行なう無線部であり、制御部310に接続されている。DSRC通信方式については公知であるため、ここでの詳しい説明を割愛する。なお、無線部320は特許請求の範囲に記載の施設側狭域無線通信部に相当する。
制御部310は、CPU、ROM、RAM及びI/O等(いずれも図示略)から構成され、無線部320に接続されており、無線部320を統括的に制御する公知のコンピュータである。制御部310は、DSRC車載器100に対して、無線部320から問い合わせ信号を所定時間毎に繰り返し送信する一方、DSRC車載器100からの応答を無線部320にて受信可能に待機する。なお、制御部310は特許請求の範囲に記載の施設側制御部に相当する。
給油施設に設置されるセルフ式給油機は、入力される注文情報に基づいて燃料を供給可能である。セルフ式給油機は、路上機300に接続されており、この路上機300を介して注文情報が入力される。また、セルフ式給油機は、ユーザが直接に操作可能な給油機側操作部を有しており、この操作部がユーザによって直接操作されることでも注文情報が入力される。なお、既述したように、注文情報としては、油種情報、金額情報及び油量情報等があり、このうち少なくとも油種情報が入力されている場合、セルフ式給油機はその油種の燃料を供給することが可能である。しかしながら、金額情報や油量情報が入力されていても油種情報が入力されていない場合、燃料を供給することはできない。そのため、セルフ式給油機は、上記路上機300を介して油種情報が入力されるまで、あるいは、上記給油機側操作部によって油種情報が入力されるまで、燃料の供給を開始することなく待機する。
次に、DSRC車載器100を搭載する車両のユーザがセルフガソリンスタンドにて給油を行う際の、ユーザ、DSRC車載器100及び路上機300間の関係を図2のシーケンスを用いて説明する。なお、DSRC車載器100のセットアップは既に完了しており、メモリ130aには上記認証情報及び上記車両情報が記憶されているものとする。
DSRC車載器100(制御部110)は、車両のイグニションがオンとされると、車載バッテリから電源が供給され起動する。この起動後、制御部110は、カードI/F140を介してICカード200に記憶されている情報を読み出し、内蔵するRAMに記憶するとともに、無線部120を待機状態とする。この待機状態において、ユーザは、必要がある場合、ステップS11の処理として、HMI(操作ボタン)160を手動操作し、メモリ130bに記憶されている注文情報を事前に書き換える(金額情報または油量情報を追加する)。
車両がセルフガソリンスタンドに設置されている路上機300の通信エリア内に入ると、ステップS12の処理として、路上機300とDSRC車載器100との間で通信が開始される。具体的には、DSRC車載器100は、路上機300から送信されてくる上記問い合わせ信号を受信すると、路上機300へ上記認証情報を送信する(上記応答に相当する)。路上機300にて認証が成立すると、路上機300は、DSRC車載器100から送信されてくる問い合わせ信号を受信し、DSRC車載器100へ認証情報を送信する。そして、DSRC車載器100にて認証が成立するか否かが判断される。このようにして、路上機300及びDSRC車載器100双方の相互認証が行なわれる。
路上機300及びDSRC車載器100双方の相互認証が成立すると、路上機300は、認証が成立した旨の成立信号をDSRC車載器100へ送信し、DSRC車載器100はこの成立信号を受信すると、ステップS13の処理として、無線部120から上記注文情報を送信する。この注文情報を受信すると、路上機300は、セルフ式給油機に注文情報を入力する。なお、本実施の形態では、注文情報として油種情報のみが入力され、セルフ式給油機はその油種の燃料を供給することが可能となる。そして、ステップS14の処理として、セルフ式給油機にてユーザによる給油が行なわれる。
給油が終了すると、セルフ式給油機は、実際の給油量を路上機300へ送信し、路上機300は、ステップS15の処理として、油種情報及び実際の給油量に基づいて、支払金額を算出するとともに、ステップS16の処理として、給油結果(油種情報及び油量情報)並びに支払金額をDSRC車載器100へ送信する。これら給油結果及び支払金額を受信すると、DSRC車載器100は、HMI160(LCD及びスピーカ)にてユーザに報知する。
以上説明した第1の実施の形態では、DSRC車載器100は、路上機300との間で相互認証が成立した後、メモリ100bに予め記憶されている注文情報(油種情報)を路上機300へ、自動的に送信することとした。これにより、注文情報が路上機300によってセルフ式給油機に自動的に入力されるため、ユーザは、セルフ式給油機に対する注文情報の直接の入力操作を行なうことなく、給油することができるようになる。したがって、セルフ式給油機に対する注文情報の入力操作の軽減を図ることができるようになる。
なお、上記第1の実施の形態では、注文情報として油種情報がメモリ130bに予め記憶されていたが、これに限らない。油種情報に加えユーザが希望する金額情報を注文情報として予め記憶してもよく、あるいは、油種情報に加えユーザが希望する油量情報を注文情報として予め記憶してもよい。また、油種情報単独、油種情報及び金額情報、並びに、油種情報及び油量情報のいずれかを注文情報としてメモリ130bに予め記憶していたが、これに限らない。油種情報、金額情報及び油量情報のうちいずれか1つを注文情報としてメモリ130bに予め記憶することとしてもよい。これによっても、セルフ式給油機に対する注文状方の入力の操作の軽減を図ることはできる。
また、上記第1の実施の形態では、DSRC車載器100と路上機300との間で相互認証が成立した後、注文情報を路上機300へ自動的に送信することとしたが、これに限らない。上記問い合わせ信号を受信することに基づいて、注文情報を自動的に送信することとしてもよい。路上機300へ注文情報を自動的に送信することができれば、その送信タイミングは任意である。
(第2の実施の形態)
次に、本発明に係る車載通信機及び無線通信システムの第2の実施の形態について、図3及び図4を参照しつつ説明する。なお、図3は、車両に搭載されたDSRC車載器(車載通信機)100、DSRC車載器100に挿入されて使用されるICカード200、給油施設に設置された路上機300aの構成を示すブロック図である。
次に、本発明に係る車載通信機及び無線通信システムの第2の実施の形態について、図3及び図4を参照しつつ説明する。なお、図3は、車両に搭載されたDSRC車載器(車載通信機)100、DSRC車載器100に挿入されて使用されるICカード200、給油施設に設置された路上機300aの構成を示すブロック図である。
図3に示されるように、本実施の形態のDSRC車載器100及びICカード200は、先の第1の実施の形態(図1)と同一の構成を有しており、路上機300aは、先の第1の実施の形態に準じた構成を有する。そのため、以下では、重複する説明を割愛する。
路上機300aは、上記制御部310及び無線部320に加え、さらにDB330を備える。DB330は、公知のデータベースであり、車両の型式とこの車種で使用する燃料の種類に関する油種情報との対応テーブルが予め記憶されている。DB330は、制御部310に接続されており、制御部310によって参照される。なお、DB330は特許請求の範囲に記載の施設側記憶部に相当する。
制御部310は、DSRC車載器100(無線部120)から送信されてくる車両情報を受信すると、DB330に記憶されている対応テーブルを参照し、車両情報に含まれる車両の型式から油種を判断する。そして、制御部310は、この判断した油種情報をセルフ式給油機に入力する。
DSRC車載器100を搭載する車両のユーザがセルフガソリンスタンドにて給油を行う際の、ユーザ、DSRC車載器100及び路上機300a間の関係を図4のシーケンスを用いて説明する。なお、DSRC車載器100のセットアップは既に完了しており、メモリ130bには注文情報(油種情報、金額情報及び油量情報等)は記憶されていないものとする。
DSRC車載器100(制御部110)は、車両のイグニションがオンとされると、車載バッテリから電源が供給され起動する。この起動後、制御部110は、カードI/F140を介してICカード200に記憶されている情報を読み出し、内蔵するRAMに記憶する。また、制御部110は、無線部120を待機状態とする。この待機状態において、ユーザは、必要がある場合、ステップS21の処理として、HMI(操作ボタン)160を手動操作し、メモリ130bに注文情報を書き込む(金額情報または油量情報を追加する)。
路上機300とDSRC車載器100双方の相互認証が成立すると、路上機300は、認証が成立した旨の成立信号をDSRC車載器100へ送信し、DSRC車載器100はこの成立信号を受信すると、メモリ130bに注文情報が書き込まれていれば、ステップS23の処理として、無線部120から上記注文情報を送信する。路上機300は、この注文情報を受信すると、セルフ式給油機に注文情報を入力する。
また、路上機300は、ステップS28の処理として、DB330に記憶されている対応テーブルを参照し、車両情報に含まれる車両の型式から油種を判断し、図示しないセルフ式給油機に油種情報を入力する。なお、本実施の形態では、車両の型式から判断された油種情報が入力されるため、セルフ式給油機はその油種の燃料を供給することが可能である。そのため、ステップS14の処理として、セルフ式給油機にてユーザによる給油が行なわれる。
給油後のステップS15〜S17の処理については、第1の実施の形態と同一であるため、ここでの説明を割愛する。
以上説明した第2の実施の形態では、DSRC車載器100は、路上機300との間での相互認証時にメモリ130aに予め記憶されている車両情報(車両の型式)を路上機300へ自動的に送信することとした。また、路上機300は、DSRC車載器100から送信されてくる車両情報を受信すると、DB330に記憶されている対応テーブルを参照して油種を判断し、この判断した油種情報をセルフ式給油機に自動的に入力することとした。これにより、少なくとも油種情報は路上機300によってセルフ式給油機に自動的に入力されるため、ユーザは、セルフ式給油機に対する油種情報の直接の入力操作を行なうことなく、給油することができるようになる。したがって、セルフ式給油機に対する注文情報の入力操作の軽減を図ることができるようになる。
なお、上記第2の実施の形態では、路上機300は、車両の型式とこの車種で使用する燃料の種類に関する油種情報との対応テーブルが予め記憶されているDB330を備えることとしたが、DB330の所在については路上機300に限らない。セルフ式給油機が備えることとしてもよく、DSRC車載器100が備えることとしてもよい。
また、上記第2の実施の形態では、DSRC車載器100は、メモリ130bに注文情報が入力されていれば路上機300に送信することとしたが、この構成に限らず、そもそもメモリ130bを割愛してDSRC車載器100が注文情報を送信することができない構成としてもよい。これによっても、DSRC車載器100から車両の型式を含む車両情報が送信され、路上機300にて車両の型式及びDB330にて油種情報が判断され、セルフ式給油機に入力されるため、セルフ式給油機に対する注文情報の入力操作の軽減を図ることはできる。
(第3の実施の形態)
次に、本発明に係る車載通信機及び無線通信システムの第3の実施の形態について、図5を参照しつつ説明する。なお、図5は、車両に搭載されたDSRC車載器(車載通信機)100a、DSRC車載器100に挿入されて使用されるICカード200、給油施設に設置された路上機(施設通信機)300a及びユーザに携帯される携帯電話機(携帯機)400の構成を示すブロック図である。
次に、本発明に係る車載通信機及び無線通信システムの第3の実施の形態について、図5を参照しつつ説明する。なお、図5は、車両に搭載されたDSRC車載器(車載通信機)100a、DSRC車載器100に挿入されて使用されるICカード200、給油施設に設置された路上機(施設通信機)300a及びユーザに携帯される携帯電話機(携帯機)400の構成を示すブロック図である。
図5に示されるように、本実施の形態のICカード200及び路上機300は、先の第2の実施の形態(図3)と同一の構成を有しており、DSRC車載器100aは、先の第2の実施の形態に準じた構成を有する。そのため、以下では重複する説明を割愛する。
携帯電話機400は、制御部410と、BTI420と、操作部430とを備える。このうち、操作部430は、例えば適宜の操作ボタンから構成されており、制御部410に接続されている。ユーザによって手動操作されると、その操作情報を制御部410に送信する。なお、操作部430が特許請求の範囲に記載の携帯機側操作部に相当する。
BTI420は、DSRC車載器100との間で、ブルートゥース方式により通信電波の送受信を行なうブルートゥースインターフェイス(BTI:Bluetooth(登録商標) Interface)であり、制御部410に接続されている。なお、ブルートゥース方式による通信電波の送受信については公知であるため、ここでの詳しい説明を割愛する。また、BTI420が特許請求の範囲に記載の携帯機側無線通信部に相当する。
制御部410は、CPU、ROM、RAM及びI/O等(いずれも図示略)から構成され、BTI420及び操作部430に接続されており、BTI420及び操作部430を統括的に制御する公知のコンピュータである。制御部410は、BTI420からDSRC車載器100へ上記操作情報を送信する。なお、制御部410は特許請求の範囲に記載の携帯機側制御部に相当する。
一方、DSRC車載器100aは、BTI170をさらに備える。BTI170は、携帯電話機400のBTI420との間で、ブルートゥース方式により通信電波の送受信を行なうブルートゥースインターフェイス(BTI:Bluetooth(登録商標) Interface)であり、制御部110に接続されている。なお、ブルートゥース方式による通信電波の送受信については公知であるため、ここでの詳しい説明を割愛する。また、BTI170が特許請求の範囲に記載の車両側第2通信部に相当する。
このように構成されることで、制御部110は、BTI420とBTI170とのBT通信を介して操作部430に対する操作情報を取得し、メモリ130bに記憶されている注文情報を書き換える(追加する)ことが可能である。
以上説明した上記第3の実施の形態では、DSRC車載器100は、携帯電話機400とBTI170とのBT通信を介した操作部430に対するユーザの手動操作に基づいて、メモリ130bに記憶されている注文情報を書き換え可能とした。これにより、ユーザは、操作に慣れている操作部430に対する注文情報の入力操作をすれば良いため、操作に不慣れなセルフ式給油機に対する注文情報の入力操作の軽減を図ることができるようになる。
なお、上記第3の実施の形態では、DSRC車載器100と携帯電話機400との間でBT方式により通信電波の送受信を行なっていたが、通信方式はBT方式に限らない。DSRC通信方式と異なる任意の通信方式を採用することはできる。また、DSRC通信方式と異ならなくてもよい。
また、上記第3の実施の形態では、DSRC車載器100と携帯電話機400との間でBT方式により通信電波の送受信を行なっていたが、こうした構成に限らない。ユーザが手動操作可能なカーナビ側操作部を有するとともに、車両の位置を検出し目的地までの経路案内を行なう車載ナビゲーション装置をさらに備え、制御部110は、カーナビ側操作部に対するユーザの手動操作に基づいて、メモリ130bに記憶されている注文情報を書き換えることとしてもよい。
100、100a…DSRC車載器(車載通信機)、110…制御部(車両側制御部)、120…無線部(車両側第1通信部)、130a、130b…メモリ(車両側記憶部)、140…カードインターフェイス、150…電源回路、160…ヒューマンインターフェイス(車両側操作部、車両側音声出力部、車両側表示部)、170…ブルートゥースインターフェイス(車両側第2通信部)、200…ICカード、210…カード制御部、220…メモリ、300…路上機(施設通信機)、310…制御部(施設側制御部)、320…無線部(施設側狭域無線通信部)、330…DB(施設側記憶部)、400…携帯電話機(携帯機)、410…制御部(携帯機側制御部)、420…ブルートゥースインターフェイス(携帯機側無線通信部)、430…操作部(携帯機側操作部)
Claims (12)
- 入力される注文情報に基づいて燃料を供給可能なセルフ式給油機を備える給油施設に配置され、前記セルフ式給油機に対して前記注文情報を入力する施設通信機との間で、狭域無線通信方式により通信電波の送受信を行なう車載通信機であって、
前記施設通信機との間で狭域無線通信方式により通信電波の送受信を行なう車両側第1通信部と、
前記注文情報を記憶する車両側記憶部と、
前記車両側第1通信部から前記施設通信機へ、前記車両側記憶部に記憶されている注文情報を送信する車両側制御部とを備えることを特徴とする車載通信機。 - 請求項1に記載の車載通信機において、
前記車両側記憶部は、燃料の種類に関する油種情報を含む注文情報を記憶することを特徴とする車載通信機。 - 請求項2に記載の車載通信機において、
前記車両側記憶部は、前記油種情報に加え、ユーザが希望する給油金額に関する金額情報を含む注文情報を記憶することを特徴とする車載通信機。 - 請求項2に記載の車載通信機において、
前記車両側記憶部は、前記油種情報に加え、ユーザが希望する給油量に関する油量情報を含む注文情報を記憶することを特徴とする車載通信機。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載の車載通信機において、
前記車両側記憶部は、当該車載通信機の認証に用いられる認証情報を記憶しており、
前記車両側制御部は、前記施設通信機に対し前記認証情報を送信する旨の送信要求を受信することに基づいて、前記車両側第1通信部から前記認証情報を送信するとともに、認証が成立した旨の成立信号を受信することに基づいて、前記車両側第1通信部から前記注文情報を送信することを特徴とする車載通信機。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載の車載通信機において、
前記車両側記憶部は、当該車載通信機を認証に用いられる情報である認証情報を記憶しており、
前記車両側制御部は、前記施設通信機に対し前記認証情報を送信する旨の送信要求を受信することに基づいて、前記車両側第1通信部から前記認証情報及び前記注文情報を送信することを特徴とする車載通信機。 - 請求項1〜6のいずれか一項に記載の車載通信機において、
文字及び画像の少なくとも何れか一方を出力可能な車両側表示部をさらに備え、
車両側制御部は、前記車両側第1通信部によって給油結果に関する結果情報及び支払金額情報の少なくとも何れか一方を受信することに基づいて、前記車両側表示部にその受信した情報を表示することを特徴とする車載通信機。 - 請求項1〜6のいずれか一項に記載の車載通信機において、
警告音及び音声案内の少なくともいずれか一方を出力可能な車両側音声出力部をさらに備え、
車両側制御部は、前記車両側第1通信部によって給油結果に関する結果情報及び支払金額情報の少なくとも何れか一方を受信することに基づいて、前記車両側音声出力部にその受信した情報を出力することを特徴とする車載通信機。 - 請求項1〜8のいずれか一項に記載の車載通信機において、
ユーザが直接に手動操作可能な車両側操作部をさらに備え、
前記車両側制御部は、前記車両側操作部に対するユーザの手動操作に基づいて、前記車両側記憶部に記憶されている注文情報を書き換えることを特徴とする車載通信機。 - 入力される注文情報に基づいて燃料を供給可能なセルフ式給油機を備える給油施設に配置され、前記セルフ式給油機に対して前記注文情報を入力する施設通信機と、車両に搭載される車載通信機との間で、狭域無線通信方式により通信電波の送受信を行なう無線通信システムであって、
前記車載通信機は、
前記施設通信機との間で狭域無線通信方式により通信電波の送受信を行なう車両側第1通信部と、
前記車両の型式を含む車両情報を記憶する車両側記憶部と、
前記車両側第1通信部から前記施設通信機へ、前記車両側記憶部に記憶されている車両情報を送信する車両側制御部とを備え、
前記施設通信機は、
前記車載通信機との間で狭域無線通信方式により通信電波の送受信を行なう施設側狭域無線通信部と、
車両の型式とこの車種で使用可能な燃料の種類に関する油種情報との対応テーブルを記憶する施設側記憶部と、
前記車両側第1通信部から送信されてくる車両情報及び前記施設側記憶部に記憶されている前記対応テーブルに基づいて油種を判断し、前記セルフ式給油機に油種情報を入力する施設側制御部とを備えることを特徴とする無線通信システム。 - 請求項10に記載の無線通信システムにおいて、
ユーザが手動操作可能な携帯機側操作部と、前記車載通信機との間で、狭域無線通信方式とは異なる通信方式により通信電波の送受信を行なう携帯機側無線通信部と、前記携帯機側無線通信部から前記車載通信機へ、前記携帯機側操作部の操作情報を送信する携帯機側制御部とを有する携帯機をさらに備え、
前記車載通信機は、
前記携帯機との間で、狭域無線通信方式とは異なる通信方式により通信電波の送受信を行なう車両側第2通信部をさらに備え、
前記車両側制御部は、前記携帯機側無線通信部と前記車両側第2通信部との無線通信を介した前記携帯機側操作部に対するユーザの手動操作に基づいて、前記車両側記憶部に記憶されている注文情報を書き換えることを特徴とする無線通信システム。 - 請求項10に記載の無線通信システムにおいて、
ユーザが手動操作可能なカーナビ側操作部を有するとともに、前記車両の位置を検出し目的地までの経路案内を行なう車載ナビゲーション装置をさらに備え、
前記車両側制御部は、前記カーナビ側操作部に対するユーザの手動操作に基づいて、前記車両側記憶部に記憶されている注文情報を書き換えることを特徴とする無線通信システム。
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