JP2010185322A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】内燃機関の自動始動失敗後における再始動性を向上させることができる内燃機関の制御装置を提供すること。
【解決手段】内燃機関10の吸気通路20に設けられたスロットルバルブ21の開閉を制御し、所定の自動停止条件成立時に内燃機関10を自動停止させ、所定の自動始動条件成立時に内燃機関10を自動始動させる制御装置60において、内燃機関10を自動始動させるときに、スロットルバルブ21の開度をアイドル時に要求される開度D0より所定値ΔQだけ小さく設定して、内燃機関10に供給される吸気量を減少させ、燃費の向上及び排気ガスの低減を図る。また、制御装置60は、内燃機関10の自動始動の失敗を検出し、内燃機関10の自動始動の失敗が検出された場合に、内燃機関10の再始動時におけるスロットルバルブ21の開度を、前回の自動始動時に設定された開度より大きくする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、内燃機関の自動始動失敗後における再始動性を向上させる技術に関する。
従来、燃費の向上等を目的として、所定の自動停止条件が成立した場合に内燃機関を自動停止させるエコラン機能を備えた車両が知られている。こうした車両では、内燃機関を自動停止させた後、所定の自動始動条件が成立すると、内燃機関が自動始動されるようになっている。
ここで、例えば特許文献1には、エコラン機能を備えた車両において、内燃機関の自動始動時にアクセル要求に関わらずスロットル開度を所定開度に制限して、内燃機関に供給される吸気量を減少させる技術が開示されている。この技術によれば、内燃機関(エンジン)の自動始動時に、エンジンの吹き上がりを抑制することができる。その結果、燃費を向上させることができる。
特開2006−152965号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された技術によると、内燃機関の自動始動時に内燃機関に供給される吸気量が制限される。その上で、運転者の操作ミス等により内燃機関の自動始動が失敗するおそれがあった(エンジンストール)。このように、内燃機関の自動始動が失敗に終わると、スロットル開度の制限により負圧が生じた吸気通路(インテークマニホールド)側に、排気ガスが逆流してしまう。この排気ガスの逆流により、内燃機関を再始動させる際に、始動性が悪化するという問題があった。
そこで、本発明は、上記した問題点を解決するためになされたものであり、内燃機関の自動始動失敗後における再始動性を向上させることができる内燃機関の制御装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る内燃機関の制御装置は、内燃機関の吸気通路に設けられたスロットルバルブの開閉を制御する開閉制御手段と、所定の自動停止条件成立時に内燃機関を自動停止させる自動停止手段と、前記自動停止手段により自動停止させた内燃機関を、所定の自動始動条件成立時に自動始動させる自動始動手段とを備え、前記自動始動手段により内燃機関を自動始動させるときに、前記開閉制御手段が、スロットルバルブの開度をアイドル時に要求される開度より所定値だけ小さく設定して、内燃機関に供給される吸気量を減少させる内燃機関の制御装置であって、内燃機関の自動始動の失敗を検出する自動始動失敗検出手段を備え、前記自動始動失敗検出手段により内燃機関の自動始動の失敗が検出された場合に、前記開閉制御手段は、内燃機関の再始動時におけるスロットルバルブの開度を、前回の自動始動時に設定された開度より大きくすることを特徴とする。
ここで、「所定値」としては、例えば通常始動時に要求される開度(通常始動開度)の2/3程度の開度を例示できる。
本発明に係る内燃機関の制御装置では、所定の自動始動条件成立時に、自動始動手段が内燃機関を自動始動させる。このとき、開閉制御手段がスロットルバルブの開度を通常始動開度より所定値だけ小さく設定する。その結果、内燃機関に供給される吸気量を減少させて、吹き上がりを抑制し、燃費を向上させることができる。ところで、内燃機関に供給される吸気量が減少した上で、運転者の操作ミス等により内燃機関が自動始動を失敗すると、スロットル開度の制限により負圧が生じた吸気通路側に排気ガスが逆流し、再始動性を悪化させることになる。そこで、この装置では、自動始動失敗検出手段により自動始動の失敗が検出された場合に、開閉制御手段が内燃機関の再始動時におけるスロットルバルブの開度を、前回の自動始動時に設定された開度より大きく設定している。これにより、内燃機関の自動始動失敗後に再始動させる際、内燃機関に供給される吸気量を増加させることができる。その結果、たとえ内燃機関の自動始動が失敗して吸気通路側に排気ガスが逆流した場合であっても、次回の内燃機関の自動始動時に内燃機関に十分な吸気量を供給して再始動性を向上させることができる。
また、この制御装置では、吸気通路に設けられたスロットルバルブの開閉を制御することにより、再始動時における内燃機関への吸気量を増加させている。これにより、例えば内燃機関の気筒ごとに設けられた吸気バルブを制御する場合に比べて、本発明を容易に実現することができる。
本発明に係る内燃機関の制御装置において、前記開閉制御手段は、前記所定値を小さくすることにより、内燃機関の再始動時に、スロットルバルブの開度を前回の自動始動時に設定された開度より大きくする態様を例示できる。
この制御装置では、前記所定値を小さくすることにより、内燃機関の自動始動失敗後に再始動させる際、内燃機関に供給される吸気量を容易に増加させることができる。これにより、内燃機関の自動始動失敗後における再始動性を容易に向上させることができる。
本発明に係る内燃機関の制御装置において、前記開閉制御手段は、前記所定値をゼロとすることにより、内燃機関の再始動時に、スロットルバルブの開度を前回の自動始動時に設定された開度より大きくする態様を例示できる。
この制御装置では、前記所定値をゼロとすることにより、内燃機関の自動始動失敗後に再始動させる際、内燃機関に供給される吸気量をさらに容易にかつ確実に増加させることができる。これにより、内燃機関の自動始動失敗後における再始動性をさらに容易にかつ確実に向上させることができる。
本発明に係る内燃機関の制御装置によれば、上記した通り、内燃機関の自動始動失敗後における再始動性を向上させることができる。
本発明の第1実施形態に係るエンジンシステムを示す全体構成図である。 同システムのECUが行う制御内容を示すフローチャートである。 同システムのECUの制御によるエンジン及びスロットルバルブの挙動を示すタイミングチャートである。 本発明の第2実施形態に係るエンジンコントロールシステムのECUが行う制御内容を示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態に係るエンジンコントロールシステムのECUが行う制御内容を示すフローチャートである。
[第1実施形態]
以下、本発明に係る内燃機関の制御装置を具体化したエンジンシステムの一実施形態について、図面を参照しながら説明する。まず、第1実施形態に係るエンジンシステムの全体構成について、図1を参照しながら説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係るエンジンシステムを示す全体構成図である。
エンジンシステムは、図1に示すように、車両の動力源となるエンジン10と、エンジンシステムを総括的に制御するECU60とを備えている。なお、本実施形態のエンジン10が、本発明の「内燃機関」に相当し、本実施形態のECU60が、本発明の「内燃機関の制御装置」に相当する。
エンジン10は、図1に示すように、燃料と吸気との混合気体を燃焼させる燃焼室11と、燃焼室11に吸気を供給する通路となる吸気通路20と、燃焼室11から排気ガスを排出する通路となる排気通路30とを備えている。
燃焼室11は、吸気通路20に連通する吸気ポート12と、排気通路30に連通する排気ポート14とを備えている。そして、吸気ポート12には、吸気バルブ13が設けられている。この吸気バルブ13を駆動することにより、吸気ポート12が開閉されるようになっている。また、排気ポート14には、排気バルブ15が設けられている。この排気バルブ15を駆動することにより、排気ポート14が開閉されるようになっている。
吸気通路20は、通路20の途中に設けられて吸気の流量を制御するスロットルバルブ21と、スロットルバルブ21の開度を検出するスロットルセンサ22とを備えている。このスロットルセンサ22は、ECU60へと接続されている。
ECU60は、エンジンシステムに備わる各部位の電子制御を司るマイクロコンピュータ(マイコン)を備えている。このマイコンは、周知のように中央処理装置(CPU)、読み出し書き換えメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)等を備え、ECU60に入力された信号の処理等を行うものである。ECU60は、各種センサ及びスイッチ等に接続されており、例えば、ブレーキスイッチ61からのブレーキのON/OFF信号、回転数センサ62からのエンジン回転数、ドライバー席ドアスイッチ63からのドアのOPEN/CLOSE信号、エンジンフードスイッチ64からのフードのOPEN/CLOSE信号、ターンスイッチ65からのウインカやハザードのON/OFF信号、アクセル開度センサ66からのアクセル踏込量、シフトポジションスイッチ67からのシフトポジション、車速センサ68からの車速などを入力として受け取るようになっている。なお、本実施形態のECU60は、本発明の「開閉制御手段」「自動停止手段」「自動始動手段」「自動始動失敗検出手段」を兼ねている。
次に、本実施形態のECU60が行う制御内容について、図2を参照しながら説明する。図2は、同システムのECUが行う制御内容を示すフローチャートである。
図2に示すように、ステップS21において、ECU60は、エンジン10の自動停止条件が成立したか否かを判断する。自動停止条件としては、(1)ウインカ、ハザードがOFFであること、(2)車速がゼロであること、(3)シフトレンジがNレンジ(ニュートラルポジション)であること、(4)エンジンフードが閉じていること、(5)ドライバー席のドアが閉じていること等を挙げることができる。そして、ECU60は、自動停止条件が成立していないと判断した場合(S21:No)、例えば上記条件(1)〜(5)のうち一つでも満たされていない場合に、その後の処理を終了する。一方、ECU60は、自動停止条件が成立したと判断した場合(S21:Yes)、例えば上記条件(1)〜(5)のすべてが満たされた場合に、処理をステップS22に移行する。
ステップS22において、ECU60は、エンジン10を自動停止させる。本実施形態に係るエンジンシステムでは、こうしたエコラン機能により、燃費の向上や排気ガスの低減を図ることができる。そして、ECU60は、処理をステップS23に移行する。
ステップS23において、ECU60は、エンジン10の自動始動条件が成立したか否かを判断する。自動始動条件としては、(6)シフトレンジがDレンジ(前進ポジション)又はRレンジ(後進ポジション)であること、(7)ブレーキスイッチがONであること、(8)アクセル踏込量がゼロであること等を挙げることができる。そして、ECU60は、自動始動条件が成立していないと判断した場合(S23:No)、例えば上記条件(6)〜(8)のうち一つでも満たされていない場合に、その後の処理を終了する。一方、ECU60は、自動始動条件が成立したと判断した場合(S23:Yes)、例えば上記条件(6)〜(8)のすべてが満たされた場合に、処理をステップS24に移行する。
ステップS24において、ECU60は、エンジン10の自動始動を開始させる。そして、ECU60は、処理をステップS25に移行する。
ステップS25において、ECU60は、スロットルバルブ21の開度を、通常始動時に要求される開度(通常始動開度)D0よりΔQだけ減少させる(図3参照)。このΔQが、本発明の「所定値」に相当する。このように、エンジン10に供給される吸気量を減少させることにより、エンジン10の自動始動時における吹き上がりを抑制して、燃費を向上させることができる。そして、ECU60は、処理をステップS26に移行する。
ステップS26において、ECU60は、エンスト(エンジンストール)を検出したか否かを判断する。具体的には、ECU60は、例えば回転数センサ62から得られるエンジン回転数に基づき、エンストを検出する。そして、エンストを検出していない場合(S26:No)、ECU60は、その後の処理を終了する。一方、エンストを検出した場合(S26:Yes)、ECU60は、処理をステップS27に移行する。
ステップS27において、ECU60は、次回のスロットル開度の減少量をΔQ/2に設定する。そして、ECU60は、その後の処理を終了する。これにより、次回の自動始動時におけるエンジン10への吸気量を、前回よりΔQ/2分だけ増加させることができる。その結果、たとえエンジン10の自動始動が失敗して吸気通路20側に排気ガスが逆流した場合であっても、次回のエンジン10の自動始動時にはエンジン10に十分な吸気量を供給して再始動性を向上させることができる。
なお、仮にエンジン10が再始動をも失敗した場合には、ECU60は、次回の始動時におけるスロットル開度の減少量を前回より小さい値、例えばΔQ/4に設定するとよい。これにより、次回の自動始動時におけるエンジン10の始動性をさらに確実に向上させることができる。
続いて、上記したECU60の制御により、エンジン10及びスロットルバルブ21が示す挙動の一例について、図3を参照しながら説明する。図3は、本システムのECUの制御によるエンジン及びスロットルバルブの挙動を示すタイミングチャートである。
図3(b)に示すように、時刻t1前では、シフトレンジがDレンジとなっているため、上記条件(1)を満たさず、自動停止条件が成立していない(ステップS21:No)。したがって、ECU60は、エンジンを自動停止させない。そして、時刻t1になると、シフトレンジがNレンジ(他の自動停止条件は満たされているものとする)となるため、ECU60は、自動停止条件が成立したと判断する(ステップS21:Yes)。そして、ECU60は、図3(a)に示すように、エンジン10を自動停止させる(ステップS22)。
時刻t1から時刻t2までの間では、図3(b)に示すように、シフトレンジがNレンジのままであるため、上記条件(6)を満たさず、自動始動条件が成立しない(ステップS23:No)。
その後、時刻t2になると、シフトレンジがDレンジ、ブレーキスイッチがON(他の自動始動条件は満たされているものとする)となるため、ECU60は、自動始動条件が成立したと判断する(ステップS23:Yes)。そして、ECU60は、図3(a)に示すように、エンジン10の自動始動を開始させる(ステップS24)。このとき、ECU60は、図3(d)に示すように、スロットルバルブ21の開度を、通常始動開度D0よりΔQだけ減少させた開度D1にしている。これにより、エンジン10に供給される吸気量が減少するので、エンジン回転数の吹き上がりが抑制される。なお、吸気量を減少させる時間Δtとしては、特に限定されないが、例えば数秒程度でよい。
ところで、この一例では、図3(c)に示すように、時刻t3に、誤作動や運転者のミス等の要因でブレーキがOFFとなる。このため、エンジン10は、図3(a)に示すように、自動始動を失敗する。つまり、ECU60は、エンストを検出する(ステップS26:Yes)。ここで、エンジン10が自動始動を失敗すると、スロットルバルブ21の開度D1への制限により負圧が生じた吸気通路20側に排気ガスが逆流する。この排気ガスの逆流により、エンジン10を再始動させる際に、始動性を悪化させるおそれがある。そこで、ECU60は、次回の始動時におけるスロットル開度の減少量をΔQ/2に設定する(ステップS27)。そして、時刻t4になると、ブレーキがONとなって、再び自動始動条件が成立し、ECU60はエンジン10の再始動を開始する。このとき、ECU60は、図3(d)に示すように、スロットルバルブ21の開度を、通常始動開度D0よりΔQ/2だけ減少させた開度D2にする。これにより、エンジン10を再始動させる際、エンジン10に供給される吸気量を、前回の始動時よりΔQ/2に対応した分だけ増加させることができる。
以上、詳細に説明したように本実施形態に係るエンジンシステムによれば、ECU60が、エンジン10の自動始動の失敗を検出した場合に、エンジン10の再始動時におけるスロットルバルブ21の開度D2を、前回の自動始動時に設定された開度D1より大きく設定している。その結果、たとえエンジン10の自動始動が失敗して吸気通路20側に排気ガスが逆流した場合であっても、次回のエンジン10の自動始動時にエンジン10に十分な吸気量を供給して再始動性を向上させることができる。
また、このシステムでは、吸気通路20に設けられたスロットルバルブ21の開閉を制御することにより、再始動時におけるエンジン10への吸気量を増加させている。このため、例えばエンジン10の気筒ごとに設けられた吸気バルブ13を制御する場合に比べて、エンジン10の再始動性を容易に向上させることができる。
[第2実施形態]
次に、本発明に係る内燃機関の制御装置を具体化したエンジンシステムの第2実施形態について、図4を参照しながら説明する。図4は、本発明の第2実施形態に係るエンジンコントロールシステムのECUが行う制御内容を示すフローチャートである。
第2実施形態に係るエンジンシステムは、ECU60が行う制御内容において、上記第1実施形態のものと相違する。なお、システムの全体構成については、上記第1実施形態と同様であるため、同一の構成部品については同一符号を用いる。以下では、上記第1実施形態との相違点を中心に説明する。
このシステムでは、図4に示すように、エンジン10の自動停止条件が成立してエンジン10が自動停止され(ステップS41:Yes、ステップS42)、エンジン10の自動始動条件が成立してエンジン10が自動始動する(ステップS43:Yes、ステップS44)ときに、ECU60は、スロットル開度をΔQだけ減少させる(ステップS45)。ここまでは、上記第1実施形態と同様であるが、本実施形態のECU60は、エンストを検出した場合(ステップS46)、次回のスロットル開度の減少量を、ΔQではなく適正値に設定している(ステップS47)。ここで、適正値とは、エンジン10の状態に応じてエンジン10を適切に始動させるのに必要な吸気量を供給するために、ΔQより小さいスロットル開度の減少量をいう。そして、ECU60は、その後の処理を終了する。
このように、次回のスロットル開度の減少量を適正値に設定することにより、次回の自動始動時におけるエンジン10への吸気量を前回より適正値に応じた分だけ増加させることができる。その結果、たとえエンジン10の自動始動が失敗して吸気通路20側に排気ガスが逆流した場合であっても、次回のエンジン10の自動始動時にはエンジン10に適正量の吸気を供給して再始動性を効果的に向上させることができる。
[第3実施形態]
次に、本発明に係る内燃機関の制御装置を具体化したエンジンシステムの第3実施形態について、図5を参照しながら説明する。図5は、本発明の第3実施形態に係るエンジンコントロールシステムのECUが行う制御内容を示すフローチャートである。
第3実施形態に係るエンジンシステムは、ECU60が行う制御内容において、上記実施形態のものと相違する。なお、システムの全体構成については、上記実施形態と同様であるため、同一の構成部品については同一符号を用いる。以下では、上記実施形態との相違点を中心に説明する。
このシステムでは、図5に示すように、エンジン10の自動停止条件が成立してエンジン10が自動停止され(ステップS51:Yes、ステップS52)、エンジン10の自動始動条件が成立してエンジン10が自動始動する(ステップS53:Yes、ステップS54)ときに、ECU60は、スロットル開度をΔQだけ減少させる(ステップS55)。ここまでは、上記実施形態と同様であるが、本実施形態のECU60は、エンストを検出した場合(ステップS56)、次回のスロットル開度の減少量を、ΔQではなくゼロに設定している(ステップS57)。すなわち、ECU60は、エンジン10の自動停止を失敗した場合、再始動時にはスロットル開度を減少させず、通常始動開度D0に設定する。そして、ECU60は、その後の処理を終了する。
このように、次回のスロットル開度の減少量をゼロに設定することにより、次回の自動始動時におけるエンジン10への吸気量を容易にかつ確実に増加させることができる。したがって、エンジン10の自動始動失敗後における再始動性を容易にかつ確実に向上させることができる。
なお、上記実施形態は単なる例示にすぎず、本発明を何ら限定するものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることはもちろんである。
例えば、上記実施形態では、自動停止条件として上記条件(1)〜(5)を例示したが、これに限られず他のセンサ等の値を利用して自動停止条件を設定してもよい。また、上記実施形態では、自動始動条件として上記条件(6)〜(8)を例示したが、これに限られず他のセンサ等の値を利用して自動停止条件を設定してもよい。
10 エンジン
11 燃焼室
20 吸気通路
21 スロットルバルブ
30 排気通路
60 ECU
61 ブレーキスイッチ
62 回転数センサ
63 ドライバー席ドアスイッチ
64 エンジンフードスイッチ
65 ターンスイッチ
66 アクセル開度センサ
67 シフトポジションスイッチ
68 車速センサ
D0 通常始動開度
ΔQ 所定値

Claims (3)

  1. 内燃機関の吸気通路に設けられたスロットルバルブの開閉を制御する開閉制御手段と、
    所定の自動停止条件成立時に内燃機関を自動停止させる自動停止手段と、
    前記自動停止手段により自動停止させた内燃機関を、所定の自動始動条件成立時に自動始動させる自動始動手段とを備え、
    前記自動始動手段により内燃機関を自動始動させるときに、前記開閉制御手段が、スロットルバルブの開度を通常始動時に要求される開度より所定値だけ小さく設定して、内燃機関に供給される吸気量を減少させる内燃機関の制御装置であって、
    内燃機関の自動始動の失敗を検出する自動始動失敗検出手段を備え、
    前記自動始動失敗検出手段により内燃機関の自動始動の失敗が検出された場合に、前記開閉制御手段は、内燃機関の再始動時におけるスロットルバルブの開度を、前回の自動始動時に設定された開度より大きくする
    ことを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 請求項1に記載する内燃機関の制御装置において、
    前記開閉制御手段は、前記所定値を小さくすることにより、内燃機関の再始動時に、スロットルバルブの開度を前回の自動始動時に設定された開度より大きくする
    ことを特徴とする内燃機関の制御装置。
  3. 請求項1に記載する内燃機関の制御装置において、
    前記開閉制御手段は、前記所定値をゼロとすることにより、内燃機関の再始動時に、スロットルバルブの開度を前回の自動始動時に設定された開度より大きくする
    ことを特徴とする内燃機関の制御装置。
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