JP4058940B2 - エンジンの燃料供給装置 - Google Patents

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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジンの燃料供給装置に関し、特に燃料噴射弁に供給する燃料の圧力制御の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
エンジンの燃料噴射弁に燃料を供給する燃料供給装置として、例えば燃料タンクから燃料ポンプにより燃料噴射弁に供給した燃料のうち、余剰の燃料を燃料タンクに戻すための燃料配管を有するものが知られている。また、燃料ポンプから燃料噴射量に対応する量の燃料だけを燃料噴射弁に供給することで、該燃料噴射弁から燃料タンクへの余剰燃料の戻し配管を不要としたもの、いわゆるリターンレス燃料供給システムとしたものが知られている。
【0003】
また、自動車用のエンジンにおいては、燃費の改善やエミッションの改善等を目的として、減速時で、エンジン回転数が所定回転数以上のときに、燃料噴射弁を閉じて燃料の噴射を中止し、上記エンジン回転数が低下して復帰回転数にまで達したときに燃料の噴射を再開する燃料カットが行なわれることがある。
【0004】
この減速時の燃料カットを、上記リターンレス燃料供給システムが採用されたエンジンで行う場合、燃料カットと同時に燃料ポンプからの燃料吐出作動を停止させても、ポンプ内の弁が閉じられて燃料噴射が中止されているので、燃料カット後は燃料ポンプと燃料噴射弁との間の燃圧が保持されて、この結果、エンジン回転数が低下している燃料カット終了後の再燃料噴射時に、高回転時の燃圧を使用することにより燃料噴射量がオーバリッチになってしまい、エンジン運転状態が不安定になったり、エミッションが悪化したりするという問題がある。
【0005】
このリターンレス燃料供給システムを採用した燃料供給装置における上記燃料カット時の問題を解決するものとして、例えば、特開平9−158803号公報に記載のように、燃料カット条件が成立した時に燃料ポンプの燃料供給能力を低下させると共に、その後、所定時間経過したときに燃料カット自体を行なうようにしたものがあり、これによれば、燃料ポンプの燃料供給能力が低下してから燃料カットが行なわれるので、燃料カット復帰(低回転時)時の燃圧まで低下させておくこととなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記公報に記載の燃料供給装置の場合、実際に燃料噴射弁による燃料噴射が中止されるのは、燃料カット条件が成立した時から所定時間経過後、すなわち燃料カットが本来要求されているタイミングより遅いタイミングになるから、その遅延した時間の間無駄に燃料が噴射されることとなるのである。
【0007】
また、例えば燃料カット条件の成立後ブレーキング等によって急な減速が生じ、上記所定時間内にエンジン回転数が急速に燃料カットからの復帰回転数に低下したような場合にも、燃料カットが実施されず、無駄に燃料が噴射されて燃費の改善の機会が失われることとなる。
【0008】
加えて、燃料カット領域で燃料カットが行なわれた場合でも、燃料ポンプの供給能力の低下による燃圧の低下速度よりも早い速度でエンジン回転数が復帰回転数にまで低下したときには、燃圧が復帰回転数から要求される値にまで低下する前に、すなわち燃圧が要求燃圧よりも高い状態で燃料噴射が再開されることとなってしまい、この結果、要求燃圧通りの燃圧で燃料噴射されたときと比較してオーバリッチな燃料噴射となって、エンジン運転状態が不安定となったり、エミッションが悪化したりするのである。
【0009】
そこで、本発明は、上記リターンレス燃料供給システムで構成された燃料供給装置において、急減速が生じたような場合にでも燃料カットを確実に実施でき、かつ、燃圧を、燃料噴射復帰時までに、燃料噴射復帰回転数に対応する燃圧にまで低下させることができるエンジンの燃料供給装置を提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、次のように構成したことを特徴とする。
【0011】
まず、本願の請求項1に記載の発明は、燃料ポンプと燃料噴射弁との間に燃料供給管が設けられ、燃料噴射弁から燃料タンクに余剰の燃料を戻す回収管が設けられていない燃料供給システムを備えたエンジンの燃料供給装置であって、上記燃料供給管における実燃料圧力を検出する燃圧検出手段と、エンジン負荷に関連する値を検出するエンジン負荷関連値検出手段と、エンジン回転に関連する値を検出するエンジン回転関連値検出手段と、上記エンジン回転関連値及びエンジン負荷関連値に基づいて目標燃料圧力を設定する目標燃圧設定手段と、上記燃圧検出手段で検出される実燃料圧力が上記目標燃圧設定手段で設定される目標燃料圧力となるように上記燃料ポンプを制御する燃圧制御手段と、エンジン負荷が減少してエンジン負荷関連値が第1の所定値よりも小さくなったときに上記燃料噴射弁からの燃料の噴射を中止し、その状態でエンジン回転関連値が所定の復帰回転値まで低下したときに燃料の噴射を再開する燃料カット手段と、エンジン負荷関連値が上記第1の所定値まで小さくなる前における上記第1の所定値よりも大きな第2の所定値まで小さくなったときに、上記目標燃料圧力を、上記復帰回転値に対応する所定の値に低下させる目標燃圧低下手段とが設けられていることを特徴とする。
【0012】
この発明によれば、エンジン負荷が減少し始めて、エンジン負荷関連値が第2の所定値よりも小さくなると、目標燃料圧力設定手段で設定された目標燃料圧力が、目標燃圧低下手段によって復帰回転値に対応する所定の値に向けて低下され、そして、エンジン負荷がさらに減少してエンジン負荷関連値が第1の所定値よりも小さくなると、燃料噴射弁からの燃料の噴射が中止される。
【0013】
その場合に、燃圧検出手段で検出される実燃料圧力は、上記目標燃圧となるように燃料ポンプを制御する燃圧制御手段によって、ほぼ目標燃圧と同じ値に制御されるから、エンジン負荷関連値が第1の所定値になったとき、すなわち燃料カット条件が成立したときには、既に燃圧が低下した状態となっており、これにより、燃料カット条件成立後に燃圧が低下するのを待つことなく、燃料カット条件成立と同時に確実に燃料カットを行なうことができ、もちろん、燃料カットによる燃費の改善やエミッションの改善も達成することができる。
【0014】
また、燃圧が、燃料カットされる前から復帰回転値に対応する所定の値に向かって低下されるから、燃料カットが短時間で急激に終了し、燃料噴射が再開されても、エンジン運転状態が不安定となったり、オーバリッチな燃料によりエミッションが悪化してしまったりするという問題が抑制される。
【0015】
そして、本願の請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、エンジン回転関連値が所定の値より大きいときには、目標燃圧低下手段は、エンジン負荷関連値が第2の所定値に低下しても目標燃料圧力を低下させないことを特徴とする。
【0016】
ところで、目標燃圧がエンジン回転関連値及びエンジン負荷関連値に基づいて設定され、このうちのエンジン回転数が高くなるほど目標燃圧が大きな値に設定されるエンジンにおいて、例えば燃料カットの復帰回転数が所定の低い値に設定されているような場合、燃料カット条件が満足されたときの(燃料カット領域に入るときの)エンジン回転数が高いときほど復帰回転数との差が大きくなる。つまり、燃料カット開始時のエンジン回転数が高いときほど、そのときの燃圧と復帰回転数に対応する燃圧との開きも大きくなり、燃圧が、エンジン負荷が第2の所定値となったときの燃圧から、復帰回転値に対応する燃圧に向けて急激に低下することとなって、例えばエンジン負荷が第2の所定値となったときから第1の所定値に低下するまでの間にアクセルペダルが再踏込みされてエンジン負荷が増加し、燃料カット条件が成立しなかったような場合にでも、燃圧は既に大きく低下していて加速性能に支障が生じる虞がある。そこで、エンジン回転関連値が所定の値より大きい場合には、この弊害を回避するために、エンジン負荷関連値が第2の所定値に低下しても目標燃料圧力を低下させないのである。
【0017】
次に、本願の請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、エンジン運転状態に応じて燃料噴射量を設定する噴射量設定手段が設けられていると共に、該噴射量設定手段で設定された燃料噴射量が、燃料噴射弁が噴射可能な最小噴射量より小さくなったときには、燃料噴射弁からの燃料の噴射を中止する第2の燃料カット手段が設けられていることを特徴とする。
【0018】
この発明によれば、エンジン運転状態に応じて設定される燃料噴射量よりも多く燃料が噴射されることがないから、オーバリッチによるエミッションの悪化が防止される。また、要求される燃料よりも多くの燃料が噴射されることによる減速感の不良等が防止される。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
【0020】
図1に示すように、この実施の形態に係るエンジン1は、ピストン11で画成される燃焼室に設けられた吸気弁12、排気弁13、点火プラグ14、燃料噴射弁15と、吸気管16に設けられたエアクリーナ17、エアフローメータ18、スロットルバルブ19及びスロットル開度センサ20と、排気管21に設けられた酸素センサ22および触媒装置23と、エンジン1本体に設けられた水温センサ24およびエンジン回転センサ25とを有し、エンジン制御用コントロールユニット(ECU)40は、エアフローメータ18で検出される吸気量、スロットル開度センサ20で検出されるスロットル開度、水温センサ24で検出されるエンジン水温、エンジン回転センサ25で検出されるエンジン回転数、酸素センサ22で検出される排ガス中の酸素量等に基いて、現況に最適な運転状態が実現するように燃料噴射弁15等を制御する。
【0021】
また、このエンジン1の燃料供給系は、燃料タンク26と、該タンク26内に浸漬された吐出量可変の低圧燃料ポンプ27と、燃料噴射弁15に供給する燃料の圧力を上昇させる高圧燃料ポンプ28と、該高圧燃料ポンプ28と低圧燃料ポンプ27とを接続する低圧吐出ライン29と、上記高圧燃料ポンプ28で余剰となった燃料を燃料タンク26に戻す戻しライン30と、上記低圧吐出ライン29と戻しライン30とを調圧弁31を介して接続する調圧ライン32と、高圧燃料ポンプ28から燃料噴射弁15に至る高圧吐出ライン33と、高圧燃料ポンプ28の故障等で高圧吐出ライン33の圧力が異常に上昇したときにのみ燃料噴射弁15内に設けられたリリーフ弁からの燃料を高圧燃料ポンプ28に戻す安全装置としての戻しライン34と、高圧吐出ライン33内の燃料圧力を検出する燃圧センサ35とを有し、リターンレス燃料供給システムに構築されている。すなわち、高圧側の戻しライン34は、前述の故障時以外は、燃料を燃料タンク26に戻すことがない。また、燃料噴射弁15からの燃料の噴射や、該噴射弁15及び高圧燃料ポンプ28のシール部分からの漏れ以外には、燃料圧力が低下しないようになっている。
【0022】
ここで、上記高圧燃料ポンプ28には、内部にリリーフ弁が設けられており、該リリーフ弁を例えば電磁ソレノイド等で開閉制御することによって、高圧燃料ポンプ28から高圧吐出ライン33に吐出する燃料の量を制御し、これにより高圧吐出ライン33内の燃料の圧力を制御するようになっている。なお、高圧吐出ライン33に吐出された燃料以外の燃料は、高圧燃料ポンプ28内で還流してその入口側に戻されるようになっている。
【0023】
また、ECU40は、燃圧センサ35の信号を入力し、高圧燃料ポンプ28に制御信号を出力する。
【0024】
次に、ECU40による制御の内容について説明する。すなわち、ECU40は、エンジン回転センサ25で検出されたエンジン回転数Neと、スロットル開度センサ20で検出されたスロットル開度TVOとに基づいて図5、図6に示すマップを用いて目標燃料圧力Poを設定し、燃圧センサ35で検出される実燃料圧力Pが上記目標燃料圧力Poとなるように上記高圧燃料ポンプ28を制御する。
【0025】
また、図3のタイムチャートに示すように、ECU40は、エンジン負荷状態を示すスロットル開度TVOが減少して第1の所定値TVO1よりも小さくなったときに上記燃料噴射弁15からの燃料の噴射を中止し、エンジン回転数Neが所定の復帰回転値Nerまで低下したときに燃料の噴射を再開し、スロットル開度TVOが上記第1の所定値TVO1まで小さくなる前における上記第1の所定値TVO1よりも大きな第2の所定値TVO2まで小さくなったたときから、上記目標燃料圧力Poを、上記復帰回転値Nerに対応する所定の値X(図5参照)に向けて低下させる。
【0026】
その場合に、ECU40は、燃圧センサ35で検出される実燃料圧力Pが、上記目標燃圧Poとなるように高圧燃料ポンプ28を制御するから、スロットル開度TVOが第1の所定値TVO1になったとき、すなわち燃料カット条件が成立したときには、既に実燃圧Pがほぼ上記所定の値Xまで低下した状態となっており、これにより、燃料カット条件成立後に実燃圧Pが低下するのを待つことなく、燃料カット条件成立と同時に確実に燃料カットを行なうことができ、もちろん、燃料カットによる燃費の改善やエミッションの改善も達成することができる。
【0027】
また、実燃圧Pが、燃料カットされる前から燃料噴射復帰回転数Nerに対応する燃圧Xに向かって低下されるから、燃料カットが短時間で急激に終了し、燃料噴射が再開されても、エンジン運転状態が不安定となったり、オーバリッチな燃料によりエミッションが悪化してしまったりするという問題が抑制される。
【0028】
なお、図3のタイムチャートにおいて、時刻t3の燃料カット実施以後も、実燃圧Pが目標燃圧Poより若干高くなっているのは、時刻t3に燃料噴射弁15での燃料噴射が停止され、かつ高圧燃料ポンプ28からの燃料の吐出が停止されたことにより、高圧吐出ライン33内に燃料が滞留していることによる。なお、このタイムチャートは一例であって、例えば、図5の燃圧マップAの矢印エの部分の燃圧の低下勾配を大きくすることにより、ほぼ目標燃圧Poに等しい値にまで、実燃圧Pを低下させることが可能である。
【0029】
また、ECU40は、燃料噴射弁15の開時間に相当する噴射パルス幅を制御することによって燃料噴射量を制御する。この制御によれば、燃圧が同じ値である場合には、噴射パルス幅を増加させるほど燃料噴射量が増加し、噴射パルス幅が同じ値である場合は、燃圧が高くなるほど燃料噴射量が増加する。
【0030】
以後、図2のフローチャート及び図3のタイムチャートを用いて、この制御についてさらに詳しく説明する。
【0031】
まず、ステップS1で、現在の車両の運転状態、詳しくはエンジン回転関連値としてのエンジン回転数Neをエンジン回転センサ25で検出すると共に、負荷関連値としてのスロットル開度TVOをスロットル開度センサ20で検出し、これらの検出された値を入力する。
【0032】
次いで、ステップS2で、図5に示すマップAから上記エンジン回転数Ne及びスロットル開度TVOに対応する値を読み取って、この値を目標燃料圧力Poとして設定する。
【0033】
なお、図5に示すマップA及び後述するマップBに設定されたデータは、エンジン回転数の1000回転毎に区分されており、上記検出された値が属するデータをそのまま用いても構わないし、検出された値に隣接するデータを含めて補間計算した値を用いても構わない。また、これらのデータをさらに回転数を細かく区切って設定してもよい。
【0034】
次いで、ステップS3で、高圧吐出ライン33内の燃料の現在の圧力Pを燃圧センサ35で検出して、入力する。
【0035】
次いで、ステップS4で、車両の運転状態が燃料カット領域にあるか否かを、ステップS1で検出されたスロットル開度TVOが所定値TV01より小さくなったか否かで判定する。
【0036】
ここで、目標燃圧Poは、図5のマップAに示すように、鎖線アで示すエンジン回転数が2000回転のラインを境界として異なる傾向に設定されている。ここでは、この回転数より回転数が低い領域を低回転領域として設定し、この回転数より回転数が高い領域を高回転領域として設定する。
【0037】
その場合に、高回転領域にあるときには、目標燃圧Poは、エンジン回転数Neが増加するにしたがって、ほぼ比例して増加するように設定されると共に、矢印ウで示すように負荷方向での燃圧勾配が生じないようにされ、再加速やシフトチェンジによって燃圧が上下して燃焼性が悪化するのを防止している。
【0038】
一方、低回転領域においては、矢印エで示すようにスロットル開度TVOが小さくなるにつれて、目標燃圧Poも「5→5→5→4→3」と順次低下させて、アイドル運転領域に近い燃圧値になるように設定されるようになっている。また、符号イで示す領域は図6の減速燃料カット時用のマップBとの重なりを示し、マップAに記載された数値は、減速時でないときの値、マップBは減速時で燃料カット中の値を示す。
【0039】
すなわち、低回転領域においては、スロットル開度TVOが減少し始めた場合、その後、減速時の燃料カットを行なう必要が生じる可能性が高いので、燃料カットの実施に先んじて目標燃圧Poを低下させ、燃料カットの実施時に実燃圧Pが十分低下した状態に移行させるのである。これにより、燃料カット条件成立後に燃圧が低下するのを待つことなく、燃料カット条件成立と同時に確実に燃料カットを行なうことができる。
【0040】
次に、ステップS4で、燃料カット領域にないと判定されたときには、ステップS5に進んで燃料カットディレータイマをリセットしてタイマ値に所定値をセットし、ステップS14で、ステップS3で設定された燃圧条件のもとに燃料噴射を実行する。そして、ステップS15以後は、燃料噴射実行時の燃圧のフィードバック制御を示している。すなわち、ステップS15で、実燃圧Pが目標燃圧Poより大きいか否かを判定し、大きいときは、燃料噴射弁15からの燃料の噴射量よりも高圧燃料ポンプ28からの燃料の吐出量が多いわけであるから、ステップS16で、高圧燃料ポンプ28内のリリーフ量を増加させて、高圧燃料ポンプ28からの燃料の吐出量を減少させ、少ないときは、燃料噴射弁15からの燃料の噴射量よりも高圧燃料ポンプ28からの燃料の吐出量が少ないわけであるから、ステップS17で、高圧燃料ポンプ28内のリリーフ量を減少させて、高圧燃料ポンプ28からの燃料の吐出量を増加させ、これにより実燃圧Pをほぼ目標燃圧Poに維持するのである。
【0041】
一方、ステップS4で、燃料カット領域にあると判定されたときは、ステップS6に進んで、燃料カットディレータイマのカウントダウンを始め、タイマ値Tに(T−1)を設定する。
【0042】
次いで、ステップS7で、図6に示す減速燃料カット領域用のマップBから上記ネンジン回転数Ne及びスロットル開度TVOに対応する値を読み取って、この値を目標燃料圧力Poとして設定し直す。ここで、燃料カット中は燃料を噴射しないのであるから、燃圧をゼロにまで低下させることも考えられるが、燃圧をゼロにまで低下させると再度燃圧を所要値にまで高めるときに遅れが生じるのである。そこで、この実施の形態の上記マップBでは、目標燃圧Poは、燃料カットからの復帰時に即座に必要燃圧にまで上昇させることができるような最小限の値に設定されている。
【0043】
次いで、ステップS8では、噴射パルス幅が、所定値より大きいか否か、すなわち、上記燃圧マップBで設定された目標燃料圧力Poと、機械的に達成可能な最小の噴射パルス幅とから定まる燃料噴射弁の最小噴射量が、エンジン運転状態から算出される噴射量より大きいか否かを判定し、小さいときには、ステップS10で、ディレータイマが0にならなくても燃料噴射の中止、すなわち燃料カットを実行すると共に、ステップS11で、高圧燃料ポンプ28のリリーフ弁を全開にして燃料が吐出されないようにして、高圧燃料ポンプ28から高圧吐出ライン33への燃料の吐出量を0にする。
【0044】
これによれば、エンジン運転状態に応じて設定される燃料噴射量よりも多く燃料が噴射されることがないから、オーバリッチによるエミッションの悪化が防止される。また、要求される燃料よりも多くの燃料が噴射されることによる減速感の不良等が防止される。
【0045】
一方、ステップS8で、噴射パルス幅が、所定値より大きいと判定されたときは、ステップS9で、エンジン回転数が所定値Ne1(この実施の形態では2000回転)より大きいか否かを判定し、大きくないとき、すなわち低回転領域にあるときには、やはりディレータイマが0にならなくても、前述のステップS10、ステップS11の処理を行う。
【0046】
ここで、この低回転領域にあるときに、図2のフローチャートに基づいて燃料カットを行ったときの目標燃料圧力Po、実燃料圧力P等の変化を図3のタイムチャートを用いて説明する。なお、このタイムチャートは、エンジン回転数Neが所定回転数Ne1以下、噴射パルス幅が所定値以上という条件のもとでの一例を示す。
【0047】
まず、時刻t1に、運転者のアクセル操作等によりスロットル開度TVOが低下し始めて、時刻t2に所定値TVO2にまで低下すると、この時刻t2よりマップAに矢印エで示すように目標燃圧Poを低下させ始めるので、これに追随するように、実燃圧Pが低下する。そして、さらにスロットル開度TVOが低下して、時刻t3に所定値TVO1にまで低下すると、ステップS4の燃料カット領域判定で燃料カット条件が成立したことが判定され、噴射パルス幅が所定値以上、エンジン回転数Neが所定回転数Ne1以下であるので、ディレータイマが0でなくても、この時刻t3に即座に、ステップS10で、燃料噴射の停止が行なわれることになる。
【0048】
そして、エンジン回転Neが、この燃料カットにより低下して、時刻t4にエンジン復帰回転数Nerに達したときに、燃料噴射が再開されるが、このときの、実燃圧Pは、時刻t3までに、復帰回転数Nerから要求される燃圧Xにまでほぼ低下しているので、燃料カットからの復帰時に、エンジン運転状態が不安定となったり、オーバリッチな燃料によりエミッションが悪化してしまったりするという問題が抑制される。
【0049】
次に、上記ステップS9で、エンジン回転数が所定値Ne1より大きい、すなわち高回転領域にあると判定されたときの制御について説明する。まず、ステップS12で、燃料カットディレータイマがタイムアップしたか否かを判定し、タイムアップしていないときは、ステップS13で、実燃圧Pが燃料カット実行判定燃圧Pxより大きいかどうかを判定する。そして、実燃圧Pの方が大きいときは、まだ燃料カットのタイミングではないので、ステップS14で、燃料噴射を実行し、小さいときは、燃料カットのタイミングに到達したと判定して、前述のステップS10、S11の燃料カット時の処理を行なう。
【0050】
ここで、上記燃料カット実行判定燃圧Pxは、このときの目標燃圧Poに所定値αを加算して、目標燃圧Poより若干高めの値に設定されている。なお、この所定値αは、例えば、0.3MPa程度の値である。
【0051】
一方、ステップS12で、燃料カットディレータイマがタイムアップしたと判定されたときは、実燃料圧力Pが十分に低下していない場合でも、ステップS10で、強制的に燃料噴射の中止を行なって、燃費の改善等の燃料カットによる効果を達成させる。
【0052】
ここで、この高回転領域にあるときに、図2のフローチャートに基づいて燃料カットを行ったときの目標燃料圧力Po、実燃料圧力P等の変化を図4のタイムチャートを用いて説明する。なお、このタイムチャートは、噴射パルス幅が所定値以上、エンジン回転数Neが所定回転数Ne1以上、タイマがカウントアップしないうちに実燃圧Pが、燃料カット実行判定燃圧Pxにまで低下したという条件のもとでの一例を示す。
【0053】
まず、時刻t1に、運転者のアクセル操作等によりスロットル開度TVOが低下し始めて、時刻t2に所定値TVO2にまで低下しても、エンジン回転数Neが低回転領域にあるときとは異なって、目標燃圧Poの低下は行なわず、時刻t3に、スロットル開度TVOが所定値TVO1にまで減少して燃料カット領域にあることが判定されて始めて、減速時燃料カット用のマップBにより一気に目標燃料圧力Poを低下させる。
【0054】
しかし、実燃圧Pは、この目標燃料圧力Poの変化に即応しないので、実燃圧Pが燃料カット実行判定燃圧Pxに低下するのを待って、燃料カットをおこなう。この場合は、時刻t3′に実燃圧Pが燃料カット実行判定燃圧Pxに低下して、燃料噴射の停止が行なわれている。
【0055】
そして、エンジン回転Neが、この燃料カットにより低下して、時刻t4にエンジン復帰回転数Nerに達したときに、燃料噴射が再開されるが、このときの、実燃圧Pは、時刻t3′までに、復帰回転数Nerから要求される燃圧Xにまでほぼ低下しているので、燃料カットからの復帰時に、エンジン運転状態が不安定となったり、オーバリッチな燃料によりエミッションが悪化してしまったりするという問題が抑制される。
【0056】
ここで、高回転領域にあるときには、スロットル開度TVOが所定値TVO1にまで低下しても目標燃圧Poの低下を行わない理由を説明する。例えば、本実施の形態のエンジンのように、エンジン回転数Neが高くなるほど目標燃圧Poも大きな値となるように設定されているエンジンにおいては、例えば燃料カットの復帰回転数Nerが所定の低い値に設定されていると、燃料カット条件が満足されたときの(燃料カット領域に入るときの)エンジン回転数Neが高いときほど復帰回転数Nerとの差が大きくなる。つまり、燃料カット時のエンジン回転数Neが高いときほど、そのときの実燃圧Pと復帰回転値Nerに対応する燃圧Xとの開きも大きいから、実燃圧Pが、スロットル開度TVOが第2の所定値TVO2となったときの燃圧から、復帰回転値Nerに対応する燃圧Xに向けて急激に低下することとなる。その場合、例えば第2の所定値TVO2となったときから第1の所定値TVO1に低下するまでの間にアクセルペダルが再踏込みされてエンジン負荷が増加したときに、燃料カット条件が成立しなかったような場合にでも、実燃圧Pは既に大きく低下していて加速性能に支障が生じる虞がある。そこで、エンジン回転数Neが所定回転数Ne1より高い場合には、この弊害を回避するために、スロットル開度TVOが第2の所定値TVO2に低下しても目標燃料圧力Poを低下させないのである。
【0057】
ところで、ステップS10,S11で燃料カット実行中に、例えば坂道を下ることによってエンジン回転数Neが増加して目標燃圧Poが増加しても、再度登り坂になってエンジン回転数が低下して目標燃圧Poが低下することが考えられるため、エミッションの悪化等を防ぐために燃圧の昇圧制御は行わない。
【0058】
なお、上記の実施の形態では、エンジン回転数Neが高回転領域にあるときには、燃料カット条件が成立した後の実燃圧Pが、燃料カット実行判定燃圧Pxに達したときに実際の燃料カットを行なったが、スロットル開度が所定値TVO2に減少したときに、燃料カットを行なってもよい。
【0059】
また、上記実施の形態では、エンジン回転数の高回転領域と低回転領域との境界値を2000回転としたが、この値にしばられるものではなく、適宜、必要とされる条件に応じて設定すればよい。
【0060】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、リターンレス燃料供給システムで構成された燃料供給装置において、エンジン負荷が減少してエンジン負荷関連値が第1の所定値よりも小さくなったときに上記燃料噴射弁からの燃料の噴射を中止し、エンジン回転関連値が所定の復帰回転値に低下したときに燃料の噴射を再開する燃料カット手段と、エンジン負荷が上記第1の所定値に低下する前における上記第1の所定値よりも大きな第2の所定値に低下したときに、上記目標燃料圧力を、上記復帰回転値に対応する所定の値に低下させる目標燃圧低下手段を設けたことで、急減速が生じたような場合にでも燃料カットを確実に実施でき、かつ、燃圧を、燃料噴射復帰時までに、燃料噴射復帰回転数に対応する燃圧にまで確実に低下させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係るエンジンの制御システム図である。
【図2】 燃料噴射制御の一具体例を示すフローチャートである。
【図3】 エンジン回転数が低回転領域にあるときの燃圧制御の一具体例を示すタイムチャートである。
【図4】 同高回転領域にあるときの燃圧制御の一具体例を示すタイムチャートである。
【図5】 通常時の目標燃圧を設定するときに用いられるマップである。
【図6】 減速燃料カット時の目標燃圧を設定するときに用いられるマップである。
【符号の説明】
1 エンジン
15 燃料噴射弁
20 スロットルバルブ開度センサ(エンジン負荷関連値検出手段)
25 エンジン回転センサ(エンジン回転関連値検出手段)
28 高圧燃料ポンプ(燃料ポンプ)
29 低圧吐出ライン
30 戻しライン
31 調圧弁
32 調圧ライン
33 高圧吐出ライン(燃料供給管)
34 戻しライン
35 燃圧センサ(燃圧検出手段)
40 ECU(目標燃圧設定手段、燃圧制御手段、燃料カット手段、目標燃圧低下手段、第2の燃料カット手段)

Claims (3)

  1. 燃料ポンプと燃料噴射弁との間に燃料供給管が設けられ、燃料噴射弁から燃料タンクに余剰の燃料を戻す回収管が設けられていない燃料供給システムを備えたエンジンの燃料供給装置であって、上記燃料供給管における実燃料圧力を検出する燃圧検出手段と、エンジン負荷に関連する値を検出するエンジン負荷関連値検出手段と、エンジン回転に関連する値を検出するエンジン回転関連値検出手段と、
    上記エンジン回転関連値及びエンジン負荷関連値に基づいて目標燃料圧力を設定する目標燃圧設定手段と、上記燃圧検出手段で検出される実燃料圧力が上記目標燃圧設定手段で設定される目標燃料圧力となるように上記燃料ポンプを制御する燃圧制御手段と、エンジン負荷が減少してエンジン負荷関連値が第1の所定値よりも小さくなったときに上記燃料噴射弁からの燃料の噴射を中止し、その状態でエンジン回転関連値が所定の復帰回転値まで低下したときに燃料の噴射を再開する燃料カット手段と、エンジン負荷関連値が上記第1の所定値まで小さくなる前における上記第1の所定値よりも大きな第2の所定値まで小さくなったときに、上記目標燃料圧力を、上記復帰回転値に対応する所定の値に低下させる目標燃圧低下手段とが設けられていることを特徴とするエンジンの燃料供給装置。
  2. エンジン回転関連値が所定の値より大きいときには、目標燃圧低下手段は、エンジン負荷関連値が第2の所定値に低下しても目標燃料圧力を低下させないことを特徴とする請求項1に記載のエンジンの燃料供給装置。
  3. エンジン運転状態に応じて燃料噴射量を設定する噴射量設定手段が設けられていると共に、該噴射量設定手段で設定された燃料噴射量が、燃料噴射弁が噴射可能な最小噴射量より小さくなったときには、燃料噴射弁からの燃料の噴射を中止する第2の燃料カット手段が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のエンジンの燃料供給装置。
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