JP2010181979A - 緊急時人員割当方法、緊急時人員割当システム、および管理サーバ - Google Patents

緊急時人員割当方法、緊急時人員割当システム、および管理サーバ Download PDF

Info

Publication number
JP2010181979A
JP2010181979A JP2009023054A JP2009023054A JP2010181979A JP 2010181979 A JP2010181979 A JP 2010181979A JP 2009023054 A JP2009023054 A JP 2009023054A JP 2009023054 A JP2009023054 A JP 2009023054A JP 2010181979 A JP2010181979 A JP 2010181979A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
action
response
scheduled
emergency
database
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009023054A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5222751B2 (ja
Inventor
Hiroyuki Sudo
浩之 須藤
Taro Ishikawa
太郎 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2009023054A priority Critical patent/JP5222751B2/ja
Publication of JP2010181979A publication Critical patent/JP2010181979A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5222751B2 publication Critical patent/JP5222751B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Alarm Systems (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】緊急時の人員がおかれた様々な状況とその変遷を考慮した臨機応変な人員割当を可能とする。
【解決手段】携帯端末から回答データを受信し対応可人員について対応者データベースにて対応可フラグを設定する対応可否確認手段110と、予定行動のデータと対応可フラグが設定されている人員の情報とを対応付けて行動別割当テーブルを生成し予定行動に対応付けた人員について対応可フラグを消去する割当手段111と、前記携帯端末200から新たに受信した緊急対応可否の回答データが対応不可である人員について行動別割当テーブルで情報削除し対応可人員について対応可フラグの設定をする状況更新手段112と、予定行動に対応付けた人員数が必要人数に達していないことを検知し対応可フラグが設定されている人員の情報を行動別割当テーブルにて予定行動のデータと対応付ける再割当手段113とを備える管理サーバ100にて緊急時人員割当システム10を構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、緊急時人員割当方法、緊急時人員割当システム、および管理サーバに関するものであり、具体的には、緊急時の人員がおかれた様々な状況とその変遷を考慮した臨機応変な人員割当を可能とする技術に関する。
企業や公共機関等における人員配置の管理技術として以下のようなものが提案されている。例えば、複数の作業工程を含む製造工程で、複数の作業者をそれぞれの作業工程に配置する人員配置システムにおいて、各作業者の出勤を確認する出勤確認手段と、各作業者の作業スキルを記憶する作業者情報記憶手段と、各作業工程の作業内容と難易度を記憶する作業内容記憶手段と、出勤確認手段により確認された各作業者の出勤、作業者情報記憶手段内の各作業者の作業スキル、及び作業内容記憶手段内の各作業工程の作業内容と難易度に基づいて、各作業者の配置態様を計画する人員配置計算手段とを備えることを特徴とする人員配置システム(特許文献1参照)などが提案されている。
また、管理対象施設を管理する管理センタの管理サーバに出動要請を行う人員の人数、必要資格等の出動要請条件が入力され、管理サーバが出動要請条件に合致する人員を人員データベースから抽出するとともに人員の携帯通信端末に電子メールを送信して出動要請の連絡を行う。出動要請を受信した人員が即時の出動が不可能な場合に、前記管理サーバが、そのまま待機可能か否かを尋ねその返信連絡を受け、待機可能な場合には、該人員を待機者リストに登録する。 別の管理対象施設に不具合が発生した場合には、待機者リストに登録された人員に出動命令を行う方法(特許文献2参照)なども提案されている。
特開2002−373235号公報 特開2007−241776号公報
ところで、企業や公共機関等においては、災害等により業務継続が困難になった場合に備え、業務システムのバックアップセンターの用意や、コンティンジェンシープランの作成などを行っている。災害等が実際に発生した場合には、例えば前記バックアップセンター等を立ち上げるべく、対応人員を該当施設に派遣することになる。こうした災害時など緊急事態に際して、前記対応人員となる職員らの置かれた個々の状況や連絡経路の生死などは様々であり、しかもその状況は時々刻々変遷していくことが想定される。
しかしながら従来技術では、こうした緊急時に対応する人員自身も混乱状況下に置かれがちであり、その状況も個々に変化することについて考慮されておらず、緊急時の人員がおかれた様々な状況に応じて臨機応変な人員割当を迅速に行うことはできていない。
そこで本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、緊急時の人員がおかれた様々な状況とその変遷を考慮した臨機応変な人員割当を可能とする技術の提供を主たる目的とする。
上記課題を解決する本発明の緊急時人員割当方法は、他端末との通信を行う通信手段と、緊急時対応を行う予定の人員が所持する携帯端末の連絡先データを格納した対応者データベースと、緊急時の予定行動とその必要人数のデータを格納した緊急時行動データベースとを記憶する記憶手段と、を備えた管理サーバが、以下の処理を実行するものである。
すなわち、前記管理サーバは、前記対応者データベースにおける各携帯端末の連絡先データを読み出し、該当連絡先データの携帯端末に宛てて、緊急対応可否の回答要求を前記通信手段により送信し、携帯端末から緊急対応可否の回答データを受信し、回答データが緊急対応可である人員について前記対応者データベースにて対応可フラグを設定する、対応可否確認処理を実行する。
また、前記管理サーバは、前記緊急時行動データベースにおける予定行動のデータと、前記対応者データベースにて対応可フラグが設定されている人員の情報とを対応付けて行動別割当テーブルを生成し、予定行動に対応付けた人員について前記対応者データベースの対応可フラグを消去する割当処理を実行する。
また、前記管理サーバは、前記割当処理の実行以降に前記携帯端末から新たに送信された緊急対応可否の回答データを受信し、その回答データが緊急対応不可である人員について前記行動別割当テーブルで検索し、該当者の情報を行動別割当テーブルから削除し、前記回答データが緊急対応可である人員について前記対応者データベースにて対応可フラグの設定をする、状況更新処理を実行する。
また、前記管理サーバは、前記行動別割当テーブルにて予定行動に対応付けた人員の数をカウントし、ここでカウントした人員数が、前記緊急時行動データベースの予定行動データが示す必要人数に達していないことを検知し、前記対応者データベースにて対応可フラグが設定されている人員を特定し、該当人員の情報を前記行動別割当テーブルにて予定行動のデータと対応付ける再割当処理を実行する。
なお、前記緊急時人員割当方法において、前記管理サーバが、前記記憶手段の前記緊急時行動データベースにおいて、緊急時の複数の予定行動と各予定行動の必要人数と予定行動間の優先順位のデータを格納しているとしてもよい。
この場合、前記管理サーバは、前記割当処理において、前記緊急時行動データベースにおける各予定行動のうち優先順位上位のものから、前記対応者データベースにて対応可フラグが設定されている人員の情報を前記必要人数に達するまで対応付けて予定行動別に行動別割当テーブルを生成し、予定行動に対応付けた人員について前記対応者データベースの対応可フラグを消去するとすれば好適である。
また、前記管理サーバは、前記状況更新処理において、前記割当処理の実行以降に前記携帯端末から新たに送信された緊急対応可否の回答データを受信し、その回答データが緊急対応不可である人員について各行動別割当テーブルで検索し、該当者の情報を該当行動別割当テーブルから削除し、前記回答データが緊急対応可である人員について前記対応者データベースにて対応可フラグの設定をするとすれば好適である。
また、前記管理サーバは、前記再割当処理において、各行動別割当テーブルにて予定行動に対応付けた人員の数をカウントし、前記カウントにより得た各予定行動の人員数が、前記緊急時行動データベースの該当予定行動データが示す必要人数に達していない人員不足の予定行動と、前記カウントにより得た各予定行動の人員数が、前記緊急時行動データベースの該当予定行動データが示す必要人数以上となっている人員余剰の予定行動とを検知し、人員余剰の各予定行動の行動別割当テーブルにて対応付けされた人員のうち余剰人員の分の情報を人員不足の予定行動の行動別割当テーブルに移動させる、とすれば好適である。
なお、前記緊急時人員割当方法において、前記管理サーバが、各行動別割当テーブルにて該当予定行動に対応付けた人員について、前記対応者データベースから該当人員の携帯端末の連絡先データを読み出し、該当連絡先データの携帯端末に宛てて、該当人員に対応付けされた予定行動についての対応開始指示を前記通信手段により送信し、該当人員について前記行動別割当テーブルにおいて対応開始指示済みフラグを設定する行動指示処理を実行するとしてもよい。
この場合、前記管理サーバは、前記状況更新処理において、前記対応開始指示に応じて、該当人員が所定施設への移動を開始した旨を示す移動開始報告、または該当人員が予定行動を開始した旨を示す対応開始報告のいずれかを前記携帯端末から受信し、前記移動開始報告が示す該当人員を各行動別割当テーブルで検索し、ここで検索された行動別割当テーブルにて該当人員についてフラグを移動中フラグに更新し、前記対応開始報告が示す該当人員を各行動別割当テーブルで検索し、ここで検索された行動別割当テーブルにて該当人員についてフラグを対応開始フラグに更新するとすれば好適である。
また、前記管理サーバは、前記再割当処理において、各行動別割当テーブルにて予定行動に対応付けた人員の数をカウントし、前記カウントにより得た各予定行動の人員数が、前記緊急時行動データベースの該当予定行動データが示す必要人数に達していない人員不足の予定行動と、前記カウントにより得た各予定行動の人員数が、前記緊急時行動データベースの該当予定行動データが示す必要人数以上となっている人員余剰の予定行動とを検知し、人員余剰の各予定行動の行動別割当テーブルにて対応付けされた人員中の余剰人員分のうち、対応開始指示済みフラグ、移動中フラグ、対応開始フラグの優先順で人員の情報を特定して人員不足の予定行動の行動別割当テーブルに移動させる、とすれば好適である。
なお、前記緊急時人員割当方法において、前記管理サーバが、前記記憶手段の対応者データベースにおいて、緊急時対応を行う予定の各人員について、該当人員が所持する携帯端末の連絡先データと初期フラグとを格納しているとしてもよい。
この場合、前記管理サーバは、前記対応可否確認処理において、前記回答データが緊急対応可である人員について前記対応者データベースにて初期フラグを対応可フラグに更新するとすれば好適である。
また、前記管理サーバは、前記割当処理において、前記緊急時行動データベースにおける各予定行動のうち優先順位上位のものから、前記対応者データベースにて対応可フラグが設定されている人員、初期フラグが設定されている人員の優先順で、該当人員の情報を前記必要人数に達するまで対応付けて予定行動別に行動別割当テーブルを生成するとすれば好適である。
また、前記管理サーバは、前記行動指示処理において、各行動別割当テーブルにて該当予定行動に対応付けた人員について、前記対応者データベースから該当人員の携帯端末の連絡先データを読み出し、該当連絡先データの携帯端末に宛てて、該当人員に対応付けされた予定行動についての対応開始指示を前記通信手段により送信し、前記対応開始指示の送信時刻のデータを該当行動別割当テーブルにおける該当人員に対応付けて格納し、該当人員のうち前記初期フラグが設定されている者について前記行動別割当テーブルにおいて対応開始指示済み第1フラグを設定し、該当人員のうち前記対応可フラグが設定されている者について前記行動別割当テーブルにおいて対応開始指示済み第2フラグを設定し、前記該当人員について前記対応者データベースの対応可フラグないし初期フラグを消去するとすれば好適である。
また、前記管理サーバは、前記状況更新処理において、前記行動別割当テーブルから、前記対応開始指示済み第1フラグが設定された該当人員についての前記送信時刻のデータを読み出し、当該送信時刻から現在時刻までの経過時間を算定し、前記経過時間を第1基準値に照合して、前記経過時間が第1基準値を超過した人員を特定し、ここで特定した人員について該当行動別割当テーブルにおいて該当人員の情報を削除し、前記行動別割当テーブルから、前記対応開始指示済み第2フラグが設定された該当人員についての前記送信時刻のデータを読み出し、当該送信時刻から現在時刻までの経過時間を算定し、前記経過時間を第2基準値に照合して、前記経過時間が第2基準値を超過した人員を特定し、ここで特定した人員について該当行動別割当テーブルにおいて該当人員のフラグを前記対応開始指示済み第1フラグに更新する、とすれば好適である。
なお、前記緊急時人員割当方法において、前記管理サーバが、前記対応可否確認処理において、予定行動の指定を入力インターフェイスで受け付け、前記緊急時行動データベースから前記指定を受け付けた各予定行動の必要人数を読み出して合算し、前記回答データのうち緊急対応可であるものの受信数をカウントし、前記受信数が前記必要人数の合算値に達するまで、前記回答データの受信を継続する、としてもよい。
また、前記緊急時人員割当方法において、前記管理サーバが、前記記憶手段の前記緊急時行動データベースにおいて、緊急時の複数の予定行動と、各予定行動を実行する為の最低限の人数たる最低必要人数と、各予定行動を実行する為に必要となる通常の人数たる通常必要人数と、予定行動間の優先順位のデータを格納しているとしてもよい。
この場合、前記管理サーバは、前記割当処理において、前記緊急時行動データベースにおける各予定行動のうち優先順位上位のものから、前記対応者データベースにて対応可フラグが設定されている人員の情報を前記最低必要人数に達するまで対応付けて予定行動別に行動別割当テーブルを生成し、予定行動に対応付けた人員について前記対応者データベースの対応可フラグを消去し、前記各予定行動について前記最低必要人数に達するまで人員の情報をそれぞれ対応付けできた場合に、前記各予定行動のうち優先順位上位のものから、前記対応者データベースにて対応可フラグが設定されている人員の情報を前記通常必要人数に達するまで該当行動別割当テーブルに対応付けし、該当予定行動に対応付けた人員について前記対応者データベースの対応可フラグを消去する。
また、前記管理サーバは、前記状況更新処理において、前記割当処理の実行以降に前記携帯端末から新たに送信された緊急対応可否の回答データを受信し、その回答データが緊急対応不可である人員について各行動別割当テーブルで検索し、該当者の情報を該当行動別割当テーブルから削除し、前記回答データが緊急対応可である人員について前記対応者データベースにて対応可フラグの設定をする。
また、前記管理サーバは、前記再割当処理において、各行動別割当テーブルにて予定行動に対応付けた人員の数をカウントし、前記カウントにより得た各予定行動の人員数が、前記緊急時行動データベースの該当予定行動データが示す最低必要人数ないし通常必要人数に達していない人員不足の予定行動と、前記カウントにより得た各予定行動の人員数が、前記緊急時行動データベースの該当予定行動データが示す最低必要人数以上ないし通常必要人数以上となっている人員余剰の予定行動とを検知し、人員余剰の各予定行動の行動別割当テーブルにて対応付けされた人員のうち余剰人員の分の情報を人員不足の予定行動の行動別割当テーブルに移動させる。
また、本発明の緊急時人員割当システムは、他端末との通信を行う通信手段と、緊急時対応を行う予定の人員が所持する携帯端末の連絡先データを格納した対応者データベースと、緊急時の予定行動とその必要人数のデータを格納した緊急時行動データベースとを記憶する記憶手段と、前記対応者データベースにおける各携帯端末の連絡先データを読み出し、該当連絡先データの携帯端末に宛てて、緊急対応可否の回答要求を前記通信手段により送信し、携帯端末から緊急対応可否の回答データを受信し、回答データが緊急対応可である人員について前記対応者データベースにて対応可フラグを設定する、対応可否確認手段と、前記緊急時行動データベースにおける予定行動のデータと、前記対応者データベースにて対応可フラグが設定されている人員の情報とを対応付けて行動別割当テーブルを生成し、予定行動に対応付けた人員について前記対応者データベースの対応可フラグを消去する割当手段と、前記割当手段の処理実行以降に前記携帯端末から新たに送信された緊急対応可否の回答データを受信し、その回答データが緊急対応不可である人員について前記行動別割当テーブルで検索し、該当者の情報を行動別割当テーブルから削除し、前記回答データが緊急対応可である人員について前記対応者データベースにて対応可フラグの設定をする、状況更新手段と、前記行動別割当テーブルにて予定行動に対応付けた人員の数をカウントし、ここでカウントした人員数が、前記緊急時行動データベースの予定行動データが示す必要人数に達していないことを検知し、前記対応者データベースにて対応可フラグが設定されている人員を特定し、該当人員の情報を前記行動別割当テーブルにて予定行動のデータと対応付ける再割当手段と、を備える管理サーバからなることを特徴とする。
また、本発明の管理サーバは、他端末との通信を行う通信手段と、緊急時対応を行う予定の人員が所持する携帯端末の連絡先データを格納した対応者データベースと、緊急時の予定行動とその必要人数のデータを格納した緊急時行動データベースとを記憶する記憶手段と、前記対応者データベースにおける各携帯端末の連絡先データを読み出し、該当連絡先データの携帯端末に宛てて、緊急対応可否の回答要求を前記通信手段により送信し、携帯端末から緊急対応可否の回答データを受信し、回答データが緊急対応可である人員について前記対応者データベースにて対応可フラグを設定する、対応可否確認手段と、前記緊急時行動データベースにおける予定行動のデータと、前記対応者データベースにて対応可フラグが設定されている人員の情報とを対応付けて行動別割当テーブルを生成し、予定行動に対応付けた人員について前記対応者データベースの対応可フラグを消去する割当手段と、前記割当手段の処理実行以降に前記携帯端末から新たに送信された緊急対応可否の回答データを受信し、その回答データが緊急対応不可である人員について前記行動別割当テーブルで検索し、該当者の情報を行動別割当テーブルから削除し、前記回答データが緊急対応可である人員について前記対応者データベースにて対応可フラグの設定をする、状況更新手段と、前記行動別割当テーブルにて予定行動に対応付けた人員の数をカウントし、ここでカウントした人員数が、前記緊急時行動データベースの予定行動データが示す必要人数に達していないことを検知し、前記対応者データベースにて対応可フラグが設定されている人員を特定し、該当人員の情報を前記行動別割当テーブルにて予定行動のデータと対応付ける再割当手段と、を備えることを特徴とする。
その他、本願が開示する課題、及びその解決方法は、発明の実施の形態の欄、及び図面により明らかにされる。
本発明によれば、緊急時の人員がおかれた様々な状況とその変遷を考慮した臨機応変な人員割当が可能となる。
−−−システム構成−−−
以下に本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は、本実施形態の緊急時人員割当システム10のネットワーク構成図である。図1に示す緊急時人員割当システム10は、ISP(インターネットサービスプロバイダ)のサーバ5や移動体通信網6、およびインターネット140を介して互いに接続された管理サーバ100および携帯端末200から構成され、緊急時の人員がおかれた様々な状況とその変遷を考慮した臨機応変な人員割当を可能とするコンピュータシステムである。前記携帯端末200は、企業や公共機関の職員らが所持する携帯電話機などの端末である。
次に、本実施形態における緊急時人員割当システム10を構成する各装置について説明する。前記緊急時人員割当システム10(以下システム10)を構成する管理サーバ100は、本発明を実現する機能を備えるべくハードディスクドライブなどの不揮発性の記憶手段101に格納されたプログラム102をRAM103に読み出し、演算装置たるCPU104により実行する。また、前記管理サーバ100は、コンピュータ装置が一般に備えている各種キーボードやボタン類などの入力インターフェイス105、ディスプレイなどの出力インターフェイス106を必要に応じて備えることができる。また、前記携帯端末200との間の通信経路(前記インターネット140など)の通信プロトコルに応じてデータ授受を実行する通信手段107(例:NIC(Network Interface Card)や電話機能など)などを有している。また、前記管理サーバ100は、前記携帯端末200との間で電子メールの授受を行うためのメールサーバ機能115を当然有している。
続いて、前記システム10を構成する前記管理サーバ100が、例えばプログラム102に基づき前記記憶手段101にて構成・保持する機能部につき説明を行う。なお、前記管理サーバ100は、ハードディスクドライブなどの前記記憶手段101において、対応者データベース121、システム設定データベース122、緊急時行動データベース123、目的別連絡先データベース125を記憶している。また、緊急時人員割当方法を実行することで前記管理サーバ100は行動別割当テーブル124を記憶手段101に記憶する。これらデータベースやテーブルのデータ構成例については後述する。
こうした前記管理サーバ100は、前記対応者データベース121における各携帯端末200の連絡先データ(例:メールアドレスや携帯電話番号など)を読み出し、該当連絡先データの携帯端末200に宛てて、緊急対応可否の回答要求(例:所定メッセージが記載された電子メールや、所定メッセージを自動再生した音声データ、或いは、架電の上、所定回数だけのコールなど)を前記通信手段により送信し、携帯端末200から緊急対応可否の回答データを受信し、回答データが緊急対応可である人員について前記対応者データベース121にて対応可フラグを設定する、対応可否確認手段110を備える。
前記対応可否確認手段110は、予定行動の指定を入力インターフェイス105ないし管理サーバ100の管理者が操作する管理者端末300(LAN等で管理サーバ100と接続されている)から受け付け、前記緊急時行動データベース123から前記指定を受け付けた各予定行動の最低必要人数を読み出して合算し、前記回答データのうち緊急対応可であるものの受信数をカウントし、前記受信数が前記最低必要人数の合算値に達するまで、前記回答データの受信を継続する、としてもよい。
また、前記管理サーバ100は、前記緊急時行動データベース123における予定行動のデータと、前記対応者データベース121にて対応可フラグが設定されている人員の情報とを対応付けて行動別割当テーブル124を生成し、予定行動に対応付けた人員について前記対応者データベース121の対応可フラグを消去する割当手段111を備える。
また、前記管理サーバ100は、前記割当手段111の処理実行以降に前記携帯端末200から新たに送信された緊急対応可否の回答データを受信し、その回答データが緊急対応不可である人員について前記行動別割当テーブル124で検索し、該当者の情報を行動別割当テーブル124から削除し、前記回答データが緊急対応可である人員について前記対応者データベース121にて対応可フラグの設定をする、状況更新手段112を備える。
また、前記管理サーバ100は、前記行動別割当テーブル124にて予定行動に対応付けた人員の数をカウントし、ここでカウントした人員数が、前記緊急時行動データベース123の予定行動データが示す通常必要人数に達していないことを検知し、前記対応者データベース121にて対応可フラグが設定されている人員を特定し、該当人員の情報を前記行動別割当テーブル124にて予定行動のデータと対応付ける再割当手段113を備える。
なお、前記管理サーバ100の前記割当手段111が、前記緊急時行動データベース123における各予定行動のうち優先順位上位のものから、前記対応者データベース121にて対応可フラグが設定されている人員の情報を前記最低必要人数に達するまで対応付けて予定行動別に行動別割当テーブル124を生成し、予定行動に対応付けた人員について前記対応者データベース121の対応可フラグを消去した後、前記緊急時行動データベース123における各予定行動のうち優先順位上位のものから、前記対応者データベース121にて対応可フラグが設定されている人員の情報を前記通常必要人数に達するまで対応付けて予定行動別に行動別割当テーブル124を生成し、予定行動に対応付けた人員について前記対応者データベース121の対応可フラグを消去するとしてもよい。
この場合、前記状況更新手段112は、前記割当手段111の処理実行以降に前記携帯端末200から新たに送信された緊急対応可否の回答データを受信し、その回答データが緊急対応不可である人員について各行動別割当テーブル124で検索し、該当者の情報を該当行動別割当テーブル124から削除し、前記回答データが緊急対応可である人員について前記対応者データベース121にて対応可フラグの設定をする。
また、前記再割当手段113は、各行動別割当テーブル124にて予定行動に対応付けた人員の数をカウントし、前記カウントにより得た各予定行動の人員数が、前記緊急時行動データベース123の該当予定行動データが示す最低必要人数に達していない人員不足の予定行動と、前記カウントにより得た各予定行動の人員数が、前記緊急時行動データベース123の該当予定行動データが示す最低必要人数以上となっている人員余剰の予定行動とを検知し、人員余剰の各予定行動の行動別割当テーブル124にて対応付けされた人員のうち余剰人員の分の情報を人員不足の予定行動の行動別割当テーブル124に移動させる。
なお、前記管理サーバ100は、各行動別割当テーブル124にて該当予定行動に対応付けた人員について、前記対応者データベース121から該当人員の携帯端末200の連絡先データを読み出し、該当連絡先データの携帯端末200に宛てて、該当人員に対応付けされた予定行動についての対応開始指示を前記通信手段により送信し、該当人員について前記行動別割当テーブル124において対応開始指示済みフラグを設定する行動指示手段114を備えるとしてもよい。
この場合、前記状況更新手段112は、前記対応開始指示に応じて、該当人員が所定施設への移動を開始した旨を示す移動開始報告、または該当人員が予定行動を開始した旨を示す対応開始報告のいずれかを前記携帯端末200から受信し、前記移動開始報告が示す該当人員を各行動別割当テーブル124で検索し、ここで検索された行動別割当テーブル124にて該当人員についてフラグを移動中フラグに更新し、前記対応開始報告が示す該当人員を各行動別割当テーブル124で検索し、ここで検索された行動別割当テーブル124にて該当人員についてフラグを対応開始フラグに更新する。
また、前記再割当手段113は、各行動別割当テーブル124にて予定行動に対応付けた人員の数をカウントし、前記カウントにより得た各予定行動の人員数が、前記緊急時行動データベース123の該当予定行動データが示す最低必要人数に達していない人員不足の予定行動と、前記カウントにより得た各予定行動の人員数が、前記緊急時行動データベース123の該当予定行動データが示す最低必要人数以上となっている人員余剰の予定行動とを検知し、人員余剰の各予定行動の行動別割当テーブル124にて対応付けされた人員中の余剰人員分のうち、対応開始指示済みフラグ、移動中フラグ、対応開始フラグの優先順で人員の情報を特定して人員不足の予定行動の行動別割当テーブル124に移動させる。
なお、前記管理サーバの前記対応可否確認手段110が、前記回答データが緊急対応可である人員について前記対応者データベース121にて初期フラグを対応可フラグに更新するとしてもよい。
この場合、前記割当手段111は、前記緊急時行動データベース123における各予定行動のうち優先順位上位のものから、前記対応者データベース121にて対応可フラグが設定されている人員、初期フラグが設定されている人員の優先順で、該当人員の情報を前記必要人数に達するまで対応付けて予定行動別に行動別割当テーブル124を生成する。
また、前記行動指示手段114は、各行動別割当テーブル124にて該当予定行動に対応付けた人員について、前記対応者データベース121から該当人員の携帯端末200の連絡先データを読み出し、該当連絡先データの携帯端末200に宛てて、該当人員に対応付けされた予定行動についての対応開始指示を前記通信手段により送信し、前記対応開始指示の送信時刻のデータを該当行動別割当テーブル124における該当人員に対応付けて格納し、該当人員のうち前記初期フラグが設定されている者について前記行動別割当テーブル124において対応開始指示済み第1フラグを設定し、該当人員のうち前記対応可フラグが設定されている者について前記行動別割当テーブル124において対応開始指示済み第2フラグを設定し、前記該当人員について前記対応者データベース121の対応可フラグないし初期フラグを消去する。
また、前記状況更新手段112は、前記行動別割当テーブル124から、前記対応開始指示済み第1フラグが設定された該当人員についての前記送信時刻のデータを読み出し、当該送信時刻から現在時刻までの経過時間を算定し、前記経過時間をシステム設定データベース122の第1基準値に照合して、前記経過時間が第1基準値を超過した人員を特定し、ここで特定した人員について該当行動別割当テーブル124において該当人員の情報を削除し、前記行動別割当テーブル124から、前記対応開始指示済み第2フラグが設定された該当人員についての前記送信時刻のデータを読み出し、当該送信時刻から現在時刻までの経過時間を算定し、前記経過時間を前記システム設定データベース122の第2基準値に照合して、前記経過時間が第2基準値を超過した人員を特定し、ここで特定した人員について該当行動別割当テーブル124において該当人員のフラグを前記対応開始指示済み第1フラグに更新する。
また、前記記憶手段101の前記緊急時行動データベース123において、緊急時の複数の予定行動と、各予定行動を実行する為の最低限の人数たる最低必要人数と、各予定行動を実行する為に必要となる通常の人数たる通常必要人数と、予定行動間の優先順位のデータを格納しているとしてもよい。
この場合、前記割当手段111は、前記緊急時行動データベース123における各予定行動のうち優先順位上位のものから、前記対応者データベース121にて対応可フラグが設定されている人員の情報を前記最低必要人数に達するまで対応付けて予定行動別に行動別割当テーブル124を生成し、予定行動に対応付けた人員について前記対応者データベース121の対応可フラグを消去し、前記各予定行動について前記最低必要人数に達するまで人員の情報をそれぞれ対応付けできた場合に、前記各予定行動のうち優先順位上位のものから、前記対応者データベース121にて対応可フラグが設定されている人員の情報を前記通常必要人数に達するまで該当行動別割当テーブル124に対応付けし、該当予定行動に対応付けた人員について前記対応者データベース121の対応可フラグを消去するとすれば好適である。
また、前記状況更新手段112は、前記割当手段111の処理実行以降に前記携帯端末200から新たに送信された緊急対応可否の回答データを受信し、その回答データが緊急対応不可である人員について各行動別割当テーブル124で検索し、該当者の情報を該当行動別割当テーブル124から削除し、前記回答データが緊急対応可である人員について前記対応者データベース121にて対応可フラグの設定をするとすれば好適である。
また、前記再割当手段113は、各行動別割当テーブル124にて予定行動に対応付けた人員の数をカウントし、前記カウントにより得た各予定行動の人員数が、前記緊急時行動データベース123の該当予定行動データが示す最低必要人数ないし通常必要人数に達していない人員不足の予定行動と、前記カウントにより得た各予定行動の人員数が、前記緊急時行動データベース123の該当予定行動データが示す最低必要人数以上ないし通常必要人数以上となっている人員余剰の予定行動とを検知し、人員余剰の各予定行動の行動別割当テーブル124にて対応付けされた人員のうち余剰人員の分の情報を人員不足の予定行動の行動別割当テーブル124に移動させる、とすれば好適である。
一方、前記緊急時人員割当システム10を管理サーバ100と共に構成可能なのが携帯端末200である。この携帯端末200は、上述のように、企業や公共機関の職員など緊急時対応を行う人員が所持する携帯電話機を想定することができ、前記管理サーバ100からデータを受信してこれを出力インターフェース206に出力し、前記人員からの意思表示を入力インターフェース205で受け付けてこれを前記管理サーバ100に返すといった機能を実現するプログラム202を不揮発性の記憶手段201に備える。こうした携帯端末200は、前記記憶手段201から前記プログラム202をRAM203に読み出し、演算装置たるCPU204により実行する。また、前記携帯端末200は、携帯電話機等が一般に備えている各種ボタン類やマイク、カメラなどの入力インターフェイス205、ディスプレイやスピーカーなどの出力インターフェイス206を備える。また、前記管理サーバ100などとの間のデータ授受を担う通信手段207(例:携帯電話の通話機能など)を有している。また、前記携帯端末200は、前記管理サーバ100との間で電子メールの授受を行うため、メーラー208を備える。
これまで示した前記システム10の管理サーバ100における各手段110〜114は、ハードウェアとして実現してもよいし、メモリやHDD(Hard Disk Drive)などの適宜な記憶装置に格納したプログラムとして実現するとしてもよい。この場合、各装置のCPUがプログラム実行に合わせて記憶装置より該当プログラムをRAMに読み出して、これを実行することとなる。
−−−データベース構造−−−
次に、本実施形態における緊急時人員割当システム10が用いるテーブル等の構造について説明する。図2は本実施形態における、(a)対応者データベース121、(b)システム設定データベース122、(c)緊急時行動データベース123、(d)目的別連絡先データベース125の各データ構造例を示す図である。
前記対応者データベース121は、緊急時対応を行う予定の人員が所持する携帯端末の連絡先データを格納したデータベースである。この対応者データベース121は、例えば、緊急時対応を行う予定の各人員を示す対応者ID、氏名、連絡先データとしての携帯端末200の電話番号およびメールアドレス、および優先度といったデータを対応付けたレコードの集合体となっている。なお、前記優先度のデータとしては、例えば、初期フラグたる「1」、携帯端末200から緊急対応可の回答データを受信できた該当人員については対応可フラグたる「2」、携帯端末200から緊急対応不可の回答データを受信できた該当人員ないし既に行動別割当テーブル124にて予定行動に対応付けした人員については対応不可フラグたる「0」が設定される。
また、前記システム設定データベース122は、前記管理サーバ100から携帯端末200に各種データ送信を行った後に回答が携帯端末200から得られるまでの間の待機時間の閾値を定めたデータベースであり、例えば、対応可否確認時間、連絡待機時間1、連絡待機時間2、および必要返信数といったデータを対応付けたレコードからなる。前記対応可否確認時間は、前記対応可否確認手段110が、携帯端末200に宛てて緊急対応可否の回答要求を送信してからの待機時間の最大値である。この対応可否確認時間を超過した場合、前記管理サーバ100において割当手段111による割当処理の実行が開始される。また、前記連絡待機時間1は、前記対応者データベース121において初期フラグ「1」が設定された人員であり、該当人員に対応付けされた予定行動についての対応開始指示が送信された者(行動別割当テーブル124にて対応開始指示済み第1フラグ=「指示済み△」が設定された者)について、前記対応開始指示の送信時刻からの待機時間(前記対応開始指示に応じた、該当人員が所定施設への移動を開始した旨を示す移動開始報告、または該当人員が予定行動を開始した旨を示す対応開始報告のいずれかを携帯端末200から未受信の状態)の最大値たる第1基準値に対応する。また、前記連絡待機時間2は、前記対応者データベース121において対応可フラグ「2」が設定された人員であり、該当人員に対応付けされた予定行動についての対応開始指示が送信された者(行動別割当テーブル124にて対応開始指示済み第2フラグ=「指示済み○」が設定された者)について、前記対応開始指示の送信時刻からの待機時間(前記対応開始指示に応じた、該当人員が所定施設への移動を開始した旨を示す移動開始報告、または該当人員が予定行動を開始した旨を示す対応開始報告のいずれかを携帯端末200から未受信の状態)の最大値たる第2基準値に対応する。また、前記必要返信数は、前記対応可否確認手段110が、予定行動の指定を入力インターフェイス105で受け付け、前記緊急時行動データベース123から前記指定を受け付けた各予定行動の最低必要人数を読み出して合算した値となる。
また、前記緊急時行動データベース123は、緊急時の予定行動とその必要人数のデータを格納したデータベースである。この緊急時行動データベース123は、例えば、緊急時の予定行動、各予定行動の必要人数のデータたる最低必要人数(予定行動を実行する為の最低限の人数)および通常必要人数(予定行動を実行する為に必要となる通常の人数)、予定行動間の優先順位のデータを対応付けたレコードの集合体となっている。
また、前記目的別連絡先データベース125は、前記管理サーバ100から携帯端末200に何らかの通知を行う場合の送信元(管理サーバ側)の電話番号ないしメールアドレス、携帯端末200から管理サーバ100に回答・報告を行う場合の送信先(管理サーバ側)の電話番号ないしメールアドレスのデータを格納したデータベースである。
この目的別連絡先データベース125は、例えば、前記管理サーバ100が前記携帯端末200に宛てて緊急対応可否の回答要求を送信する際の送信元メールアドレス(例:kaito_yokyu@XXX.XX.jp)、発信者電話番号(例:03-1234-XXXX)、前記携帯端末200が前記緊急対応可否の回答データを管理サーバ100に送信する際の回答内容別の送信先メールアドレス(例:taiou_ka@XXX.XX.jp(対応可)、taiou_fuka@XXX.XX.jp(対応不可))、架電先電話番号(例:03-2345-XXXX(対応可)、03-3456-XXXX(対応不可))、前記管理サーバ100が携帯端末200に宛てて、該当人員に対応付けされた予定行動についての対応開始指示を送信する際の送信元メールアドレス(例:kaishi@XXX.XX.jp)、発信者電話番号(例:03-4567-XXXX)、前記携帯端末200が前記対応開始指示に応じて、該当人員が所定施設への移動を開始した旨を示す移動開始報告、該当人員が予定行動を開始した旨を示す対応開始報告、当初対応可であったが途中で対応不可となってしまった旨を示す対応不可報告のいずれかを、管理サーバ100に送信する際の報告内容別の送信先メールアドレス(例:idou_kaishi@XXX.XX.jp(移動開始報告)、taiou_kaishi@XXX.XX.jp(対応開始報告)、taiou_fuka@XXX.XX.jp(対応不可報告))、架電先電話番号(例:03-5678-XXXX(移動開始報告)、03-6789-XXXX(対応開始報告)、03-7890-XXXX(対応不可報告))、といったデータが対応付けされている。
図3は本実施形態における行動別割当テーブル124のデータ構造例を示す図である。前記行動別割当テーブル124は、前記緊急時行動データベース123における予定行動のデータと、前記対応者データベース121にて対応可フラグ「2」ないし「1」が設定されている人員の情報とを対応付けて、予定行動毎に生成されるテーブルである。
この行動別割当テーブル124は、例えば、該当予定行動に対応付けた人員の対応者ID、氏名、携帯端末200の電話番号およびメールアドレス、状況(前記対応開始指示の送信有無や、前記移動開始報告や対応開始報告などの受信有無)、および前記状況の更新時間(前記対応開始指示の送信時刻や、前記移動開始報告や対応開始報告などの受信時刻)といったデータが対応付けされたレコードの集合体となっている。
なお、前記対応者データベース121において初期フラグ「1」が設定されたままの人員であり、該当人員に対応付けされた予定行動についての対応開始指示が送信された者については、前記状況のデータが「指示済み△」(=対応開始指示済み第1フラグ)となる。また、前記対応者データベース121において対応可フラグ「2」が設定された人員であり、該当人員に対応付けされた予定行動についての対応開始指示が送信された者については、前記状況のデータが「指示済み○」(=対応開始指示済み第2フラグ)となる。また、前記移動開始報告があった者については、前記状況のデータが「移動中」となり、前記対応開始報告があった者については、前記状況のデータが「対応開始」となる。
−−−全体処理フローの例−−−
以下、本実施形態における緊急時人員割当方法の実際手順について、図に基づき説明する。なお、以下で説明する緊急時人員割当方法に対応する各種動作は、前記システム10を構成する各装置のRAMに読み出して実行するプログラムによって実現される。そして、このプログラムは、以下に説明される各種の動作を行うためのコードから構成されている。
図4は本実施形態における緊急時人員割当方法の処理フロー例1を示す図である。ここでは、本実施形態の緊急時人員割当方法の全体フローについて説明する。例えば、何らかの災害が発生し、ある企業が運営するサービスシステムが損傷したとする。この場合、例えば、前記企業における前記サービスシステムの管理者は、前記損傷の具合等を確認し、バックアップシステムの立ち上げを決断する。この時、前記管理サーバ100は前記管理者が操作する管理者端末300から、前記バックアップシステムの稼働など各種予定行動の開始指示を受け付ける(s100)。
これを受けた前記管理サーバ100の対応可否確認手段110は、前記対応者データベース121における各携帯端末200の連絡先データ(例:メールアドレスや携帯電話番号など)を読み出し、該当連絡先データの携帯端末200に宛てて、緊急対応可否の回答要求(例:所定メッセージが記載された電子メールや、所定メッセージを自動再生した音声データ、或いは、架電の上、所定回数だけのコールなど)を前記通信手段107により送信し、携帯端末200から緊急対応可否の回答データを受信し、回答データが緊急対応可である人員について前記対応者データベース121にて対応可フラグを設定する(s101)。
次に、前記管理サーバ100の割当手段111は、前記緊急時行動データベース123における予定行動のデータと、前記対応者データベース121にて対応可フラグが設定されている人員の情報とを対応付けて行動別割当テーブル124を生成し、予定行動に対応付けた人員について前記対応者データベース121の対応可フラグを消去する(s102)。なお、前記割当手段111は、前記緊急時行動データベース123における各予定行動のうち優先順位上位のものから、前記対応者データベース121にて対応可フラグが設定されている人員の情報を前記必要人数に達するまで対応付けて予定行動別に行動別割当テーブル124を生成し、予定行動に対応付けた人員について前記対応者データベース121の対応可フラグを消去するとしてもよい。
続いて、前記管理サーバ100の行動指示手段114は、各行動別割当テーブル124にて該当予定行動に対応付けた人員について、前記対応者データベース121から該当人員の携帯端末200の連絡先データを読み出し、該当連絡先データの携帯端末200に宛てて、該当人員に対応付けされた予定行動についての対応開始指示を前記通信手段107により送信し、該当人員について前記行動別割当テーブル124において対応開始指示済みフラグを設定する(s103)。
またその後、前記管理サーバ100の状況更新手段112は、前記割当手段111の処理終了以降に前記携帯端末200から送信された緊急対応可否の回答データを受信し、その回答データが緊急対応不可である人員について前記行動別割当テーブル124で検索し、該当者が存在した場合は該当者の情報を行動別割当テーブル124から削除し、該当者が前記行動割当テーブル124に存在しない場合は前記対応者データベース121にて対応不可フラグを設定し、前記回答データが緊急対応可である人員について前記対応者データベース121にて対応可フラグの設定をする(s104)。なお、前記状況更新手段112は、前記割当手段111の処理終了以降に前記携帯端末200から送信された緊急対応可否の回答データを受信し、その回答データが緊急対応不可である人員について各行動別割当テーブル124で検索し、該当者が存在した場合は該当者の情報を該当行動別割当テーブル124から削除し、該当者が前記行動割当テーブル124に存在しない場合は前記対応者データベース121にて対応不可フラグを設定し、前記回答データが緊急対応可である人員について前記対応者データベース121にて対応可フラグの設定をするとしてもよい。
次に、前記管理サーバ100の再割当手段113は、前記行動別割当テーブル124にて予定行動に対応付けた人員の数をカウントし、ここでカウントした人員数が、前記緊急時行動データベース123の予定行動データが示す必要人数に達していないことを検知し、前記対応者データベース121にて対応可フラグが設定されている人員を特定し、該当人員の情報を前記行動別割当テーブル124にて予定行動のデータと対応付ける(s105)。なお、前記再割当手段113は、各行動別割当テーブル124にて予定行動に対応付けた人員の数をカウントし、前記カウントにより得た各予定行動の人員数が、前記緊急時行動データベース123の該当予定行動データが示す必要人数に達していない人員不足の予定行動と、前記カウントにより得た各予定行動の人員数が、前記緊急時行動データベース123の該当予定行動データが示す必要人数以上となっている人員余剰の予定行動とを検知し、人員余剰の各予定行動の行動別割当テーブル124にて対応付けされた人員のうち余剰人員の分の情報を人員不足の予定行動の行動別割当テーブル124に移動させるとしてもよい。この再割当手段113による人員の再割当処理は、前記管理者端末300から指定された各予定行動について必要な人員数が割当てられるまで(s106:N→s104)、繰り返し実行され、各予定行動について必要な人員数が割当てられれば(s106:Y)、処理を終了する。以下、前記処理(s101〜s105)について順次詳述する。
−−−対応可否確認処理の例−−−
図5は本実施形態における緊急時人員割当方法の処理フロー例2を示す図である。ここでは、対応可否確認処理の詳細な具体例について説明する。この場合、前記管理サーバ100の対応可否確認手段110は、前記対応者データベース121における各携帯端末200の連絡先データとして、例えば、メールアドレスを読み出す(s200,s201)。
また、前記対応可否確認手段110は、前記ステップs201で読み出したメールアドレスに宛てて、緊急対応可否を問う回答要求たる電子メール(図中例:対応可否確認メール文面例)を前記通信手段107により送信する(s202)。前記電子メールには、図中例のように、「即座に対応可能」な場合の返信用メールアドレス「taiou_ka@XXX.XX.jp」、「現時点で対応不可」な場合の返信用メールアドレス「taiou_fuka@XXX.XX.jp」が記載されている。また、前記対応可否確認手段110は、この電子メールを送信した時刻データを時計機能(コンピュータとして通常備えるもの)から取得し、これを記憶手段101に格納しておく(s203)。
こうした電子メールを携帯端末200で受け取った前記職員らは、該当電子メールの文面を確認する。そして各自が置かれた状況等に応じて、前記メーラー208により、「即座に対応可能」な場合は「taiou_ka@XXX.XX.jp」に返信処理、「現時点で対応不可」な場合は「taiou_fuka@XXX.XX.jp」に返信処理を行うのである。
一方、前記管理サーバ100の対応可否確認手段110は、メールサーバ機能115における前記「taiou_ka@XXX.XX.jp」、「taiou_fuka@XXX.XX.jp」の各受信用メールボックスを確認する(s204)。ここで前記対応可否確認手段110は、前記受信用メールボックスに、「即座に対応可能」に対応した「taiou_ka@XXX.XX.jp」宛の電子メールが届いているかチェックし(s205)、該当メールを受信している場合(s205:YES)、該当メールのヘッダー等から送信者アドレスを抽出し、このアドレスを前記対応者データベース121で検索する(s206)。前記送信者アドレスに対応する該当者について、前記対応可否確認手段110は、前記対応者データベース121における優先度のデータを初期値の「1」から「2」に更新する(s207)。
一方、前記ステップs205で、「taiou_ka@XXX.XX.jp」宛の電子メールが届いていないと判断した場合(s205:NO)か、前記ステップs207の終了後に、前記対応可否確認手段110は、前記受信用メールボックスに、「現時点で対応不可」に対応した「taiou_fuka@XXX.XX.jp」宛の電子メールが届いているかチェックし(s208)、該当メールを受信している場合(s208:YES)、該当メールのヘッダー等から送信者アドレスを抽出し、このアドレスを前記対応者データベース121で検索する(s209)。前記送信者アドレスに対応する該当者について、前記対応可否確認手段110は、前記対応者データベース121における優先度のデータを初期値の「1」から「0」に更新する(s210)。また、前記対応可否確認手段110は、該当者のメールアドレスに宛てて、対応可能な状況になったら「taiou_ka@XXX.XX.jp」宛に電子メールを送信するよう指示する電子メールを送信する(s211)。
前記ステップs208で、「taiou_fuka@XXX.XX.jp」宛の電子メールが届いていないと判断した場合(s208:NO)か、前記ステップs211の終了後に、前記対応可否確認手段110は、前記ステップs203で記憶手段101に格納しておいた、電子メールの送信時刻からの経過時間を算定し、この経過時間を前記システム設定データベース122における対応可否確認時間の値(例:30分)と比較する(s212)。この処理で、前記経過時間が前記対応可否確認時間を超過していない場合(s212:NO)、前記対応可否確認手段110は、処理をステップs213に進める。他方、前記経過時間が前記対応可否確認時間を超過していた場合(s212:YES)、前記対応可否確認手段110は、対応可否確認処理を終了する(s214)。
前記ステップs213において、前記対応可否確認手段110は、前記管理者端末300から指定されていた予定行動について、前記緊急時行動データベース123から各予定行動の必要人数を読み出して合算し、前記ステップs204でチェックした電子メールのうち緊急対応可、つまり「taiou_ka@XXX.XX.jp」宛の電子メールの受信数をカウントし、前記受信数が前記必要人数の合算値に達しているか判定する。この判定により、前記受信数が前記合算値に達していない場合(s213:NO)、前記対応可否確認手段110は、処理を前記ステップs204に戻す。他方、前記受信数が前記合算値に達していた場合(s213:YES)、前記対応可否確認手段110は、処理を終了する(s214)。
−−−割当処理の例−−−
図6は本実施形態における緊急時人員割当方法の処理フロー例3を示す図である。ここでは、割当処理の詳細な具体例について説明する。この場合、前記割当手段111は、まず、処理対象の優先度を「2」と設定し(s300、s301)、対応者データベース121にて優先度「2」の者を抽出する(s302)。この抽出処理で対応者データベース121にて、未割当の、優先度「2」の者が特定できた場合(s303:YES)、前記割当手段111は、前記緊急時行動データベース123における各予定行動のうち処理対象の優先順位Yを「1」と設定する(s304)。また前記割当手段111は、前記優先順位「1」の予定行動に関する行動別割当テーブル124を生成した上で、該当予定行動の最低必要人数を緊急時行動データベース123から抽出し、前記行動別割当テーブル124において割り当てた人員の数と比較する(s305)。例えば、図2(c)に示す緊急時行動データベース123の例であれば、優先順位「1」の予定行動は、「バックアップセンタ稼働」であり、最低必要人数は「3」である。この例では、前記管理者端末300から緊急時行動データベース123の全予定行動が指定されていると想定する。
この時点ではまだ誰もこの「バックアップセンタ稼働」の行動予定に割り当てていないので、前記割当手段111は、割当人数が最低必要人数を満たしていないと判断し(s306:YES)、対応者データベース121から優先度「2」の対応者ID(例えば、「002」)を1つ抽出し、前記「バックアップセンタ稼働」の行動別割当テーブル124に登録する(s307)。その後、処理を前記ステップs302に戻す。
その後、前記割当手段111は、上記のステップs303からs307を繰り返し実行し、ある時点のステップs306で、割当人数が最低必要人数を満たしたと判断した場合(s306:NO)、前記「バックアップセンタ稼働」の次に優先順位Y、つまり優先順位「2」の予定行動が存在するか前記緊急時行動データベース123を参照する(s308、s309)。ここで優先順位「2」の予定行動が存在した場合(s309:YES)、前記割当手段111は、この優先順位「2」、図2(c)の例では、「災害対策センタ」なる行動予定について前記ステップs305からs307を同様に繰り返し実行する。
その後、前記ステップs309で処理対象の優先順位を順次下げていき、前記緊急時行動データベース123において対象となる全ての予定行動について上記処理が済んだとする(s309:NO)。この場合、前記割当手段111は、処理対象の優先順位Yを再び「1」に戻し、この優先順位「1」の行動予定について、前記緊急時行動データベース123で定めた通常必要人数と、該当する行動別割当テーブル124に割り当てられた人員数とを比較する(s311)。
この比較処理で、割当人数が通常必要人数を満たしていないと判断した場合(s312:YES)、前記割当手段111は、処理を前記s307に進める。他方、割当人数が通常必要人数を満たしたと判断した場合(s312:NO)、前記割当手段111は、処理対象の優先順位を順次下げていき、前記処理s311〜s313を繰り返し実行する。そして、前記緊急時行動データベース123において対象となる全ての予定行動について前記処理s311からs313が済んだ場合(s314:NO)、前記割当手段111は、割当処理を終了する(s317)。
一方、上記処理の結果、優先度「2」の人員については全て予定行動に割り当ててしまい、前記ステップs303で、前記対応者データベース121にて、未割当の、優先度「2」の者を特定できなかった場合(s303:NO)、前記割当手段111は、処理対象の優先度Xを1つ減らして「1」とし(s315)、それが「0」となるまで、前記ステップs302以降の処理および前記s315を繰り返し実行する。
−−−行動指示処理の例−−−
図7は本実施形態における緊急時人員割当方法の処理フロー例4を示す図である。ここでは、行動指示処理の詳細な具体例について説明する。この場合、前記管理サーバ100の行動指示手段114は、各行動別割当テーブル124にて該当予定行動に対応付けた人員について、前記対応者データベース121から該当人員のメールアドレスを抽出する(s400)。
また、前記行動指示手段114は、該当メールアドレスに宛てて、該当人員に対応付けされた予定行動についての対応開始指示の電子メールを送信する(s401)。この対応開始指示の電子メールとしては、図中の例に示すように、該当する予定行動についての対応を速やかに開始するよう要請する文面と、当該電子メール受信後における各自の状況報告先となるメールアドレス一覧とを含む。
続いて、前記行動指示手段114は、前記対応開始指示の電子メールを送信した該当人員のうち前記初期フラグ「1」が設定されている者(対応者データベース121にて特定)について該当予定行動の行動別割当テーブル124において「指示済み△」(対応開始指示済み第1フラグ)を設定し、該当人員のうち前記対応可フラグ「2」が設定されている者(対応者データベース121にて特定)について該当予定行動の行動別割当テーブル124において「指示済み○」(対応開始指示済み第2フラグ)を設定する(s402)。なおこの処理の後、前記行動指示手段114は、前記該当人員について前記対応者データベース121の対応可フラグ「2」ないし初期フラグ「1」を対応不可フラグ「0」に更新する(s403)。
また、前記行動指示手段114は、前記対応開始指示の電子メールの送信時刻のデータを、該当行動別割当テーブル124における「状況更新時間」として該当人員に対応付けて格納し(s404)、行動指示処理を終了する(s405)。
−−−状況更新処理の例−−−
図8は本実施形態における緊急時人員割当方法の処理フロー例5を示す図であり、図9は本実施形態における緊急時人員割当方法の処理フロー例6を示す図である。ここでは、状況更新処理の詳細な具体例について説明する。前記行動指示処理s103の実行後において、前記状況更新手段112は、前記携帯端末200からの電子メールを前記メールサーバ機能のメールボックスにて確認する(s500)。ここで、「idou_kaishi@XXX.XX.jp」(=移動開始報告)宛の受信メールが存在した場合(s501:YES)、前記状況更新手段112は、該当メールのヘッダー等から送信者アドレスを抽出し、この送信者アドレスに対応する該当者の対応者IDを前記対応者データベース121にて検索する(s502)。また、前記状況更新手段112は、前記ステップs502で検索した該当者の対応者IDをキーに、各行動別割当テーブル124を検索し、該当レコードにおける前記状況データを「移動中」に更新する(s503)。この時、前記状況更新手段112は、該当レコードにおける「状況更新時間」として現在時刻を設定する。
一方、メールボックスにて、「idou_kaishi@XXX.XX.jp」(=移動開始報告)宛の受信メールが存在しなかった場合(s501:NO)、前記状況更新手段112は、「taiou_kaishi@XXX.XX.jp」(=対応開始報告)宛の受信メールが存在するか判定する(s504)。ここで、「taiou_kaishi@XXX.XX.jp」(=対応開始報告)宛の受信メールが存在する場合(s504:YES)、前記状況更新手段112は、該当メールのヘッダー等から送信者アドレスを抽出し、この送信者アドレスに対応する該当者の対応者IDを前記対応者データベース121にて検索する(s505)。また、前記状況更新手段112は、前記ステップs505で検索した該当者の対応者IDをキーに、各行動別割当テーブル124を検索し、該当レコードにおける前記状況データを「対応開始」に更新する(s506)。この時、前記状況更新手段112は、該当レコードにおける「状況更新時間」として現在時刻を設定する。
また、メールボックスにて、「taiou_kaishi@XXX.XX.jp」(=対応開始報告)宛の受信メールが存在しなかった場合(s504:NO)、前記状況更新手段112は、「taiou_fuka@XXX.XX.jp」(=対応不可報告)宛の受信メールが存在するか判定する(s507)。ここで、「taiou_fuka@XXX.XX.jp」(=対応不可報告)宛の受信メールが存在する場合(s507:YES)、前記状況更新手段112は、該当メールのヘッダー等から送信者アドレスを抽出し、この送信者アドレスに対応する該当者の対応者IDを前記対応者データベース121にて検索する(s508)。
また、前記状況更新手段112は、前記ステップs508での検索の結果、該当者が存在した場合は、該当者の対応者IDをキーに、各行動別割当テーブル124を検索し、該当レコードを削除し、該当者が存在しない場合は該当者の優先度を「0」へ変更する(s509)。また、該当者のメールアドレス(前記ステップ508で抽出した)に宛てて、対応可能な状況になったら「taiou_ka@XXX.XX.jp」宛に連絡するよう指示する電子メールを送信する(s510)。
また、メールボックスにて、「taiou_fuka@XXX.XX.jp」(=対応不可報告)宛の受信メールが存在しなかった場合(s507:NO)、前記状況更新手段112は、「taiou_ka@XXX.XX.jp」(=対応可報告)宛の受信メールが存在するか判定する(s511)。ここで、「taiou_ka@XXX.XX.jp」(=対応可報告)宛の受信メールが存在する場合(s511:YES)、前記状況更新手段112は、該当メールのヘッダー等から送信者アドレスを抽出し、この送信者アドレスに対応する該当者の対応者IDを前記対応者データベース121にて検索し(s512)、「優先度」を「2」に更新する(s513)。
その後、前記状況更新手段112は、前記行動別割当テーブル124から、前記状況データとして「指示済み△」が設定された該当人員を特定する(s514)。また、前記状況更新手段112は、前記ステップs514で特定した該当人員について、前記行動別割当テーブル124での「状況更新時間」のデータを読み出し、当該状況更新時間から現在時刻までの経過時間を算定する(s515)。
また、前記状況更新手段112は、前記経過時間を前記システム設定データベース122の「連絡待機時間1」に照合して、前記経過時間が「連絡待機時間1」を超過したか判定する(s516)。この判定により、前記経過時間が前記連絡待機時間1を超過していた場合(s516:YES)、該当人員について該当行動別割当テーブル124において該当レコードを削除する(s517)。そして、該当人員のメールアドレスを前記対応者データベース121にて検索し、このメールアドレスに宛てて、予定行動への対応付けが解除された旨および再度の対応可否を問う旨を記載した電子メールを送信し(s518)、処理をステップs519に進める。
一方、前記経過時間が「連絡待機時間1」を超過していない場合(s516:NO)、他に「指示済み△」が状況データとして設定された人員がいるか前記行動別割当テーブル124にて検索する(s519)。ここで他にも「指示済み△」が状況データとして設定された人員が検索された場合(s519:YES)、前記状況更新手段112は、処理を前記ステップs515に戻す。
他方、前記ステップs519にて、「指示済み△」が状況データとして設定された他の人員が検索されなかった場合(s519:NO)、前記状況更新手段112は、続いて、前記行動別割当テーブル124から、前記状況データとして「指示済み○」が設定された該当人員を特定する(s520)。また、前記状況更新手段112は、前記ステップs520で特定した該当人員について、前記行動別割当テーブル124での「状況更新時間」のデータを読み出し、当該状況更新時間から現在時刻までの経過時間を算定する(s521)。
また、前記状況更新手段112は、前記経過時間を前記システム設定データベース122の「連絡待機時間2」に照合して、前記経過時間が「連絡待機時間2」を超過したか判定する(s522)。この判定により、前記経過時間が前記連絡待機時間2を超過していた場合(s522:YES)、該当人員について該当行動別割当テーブル124において状況データを「指示済み△」に更新し(s523)、処理をステップs524に進める。一方、前記経過時間が「連絡待機時間2」を超過していない場合(s522:NO)、他に「指示済み○」が状況データとして設定された人員がいるか前記行動別割当テーブル124にて検索する(s524)。ここで他にも「指示済み○」が状況データとして設定された人員が検索された場合(s524:YES)、前記状況更新手段112は、処理を前記ステップs521に戻す。他方、前記ステップs524で、「指示済み○」が状況データとして設定された他の人員が検索されなかった場合(s524:NO)、前記状況更新手段112は、状況更新処理を終了する(s525)。
−−−再割当処理の例−−−
図10は本実施形態における緊急時人員割当方法の処理フロー例7を示す図である。ここでは、再割当処理の詳細な具体例について説明する。 上述のように、前記状況更新処理(s104)の実行後は、前記割当処理(s102)や行動指示処理(s103)の実行時点とは状況が変化している。そこで、上記割当処理(s102)や行動指示処理(s103)の実行後(s600〜s602)、前記管理サーバ100の再割当手段113は、各行動別割当テーブル124にて予定行動に対応付けた人員の数(つまり対応者IDに応じたレコード数)をカウントし、ここでカウントした人員数が、前記緊急時行動データベース123の該当予定行動データが示す最低必要人数に達していない予定行動を検知する(s603、s604)。ここで、前記カウントした人員数が前記最低必要人数に達していない予定行動が特定できなかった場合(s604:NO)、前記再割当手段113は再割当処理を終了する(s612)。
他方、前記ステップs604において、前記カウントした人員数が前記最低必要人数に達していない予定行動が特定できた場合(s604:YES)、前記再割当手段113は、前記カウントにより得た各予定行動の人員数が、前記緊急時行動データベース123の該当予定行動データが示す必要人数以上となっている人員余剰の予定行動を特定する(s605)。このステップs605において、人員余剰の予定行動が特定できなかった場合(s605:NO)、前記再割当手段113は、管理者宛に、割当人員不足である旨の通知や、現時点での各予定行動への人員割当状況や対応者のリスト(各データベースからデータ抽出)を管理者端末300に送信し(s611)、再割当処理を終了する(s612)。
一方、前記ステップs605において、人員余剰の予定行動が特定できた場合(s605:YES)、前記再割当手段113は、前記人員余剰の各予定行動の行動別割当テーブル124にて対応付けされた人員のうち余剰人員(つまり最低必要人数以上の人数分に該当する者ら)について、状況データが「指示済み○」である者がいるか判定する(s606)。ここで、前記状況データが「指示済み○」である者がいた場合(s606:YES)、前記再割当手段113は、この「指示済み○」である者のうち、「状況更新時間」が最も新しい者を前記行動別割当テーブル124にて特定し、該当人員のレコードを人員不足の予定行動の行動別割当テーブル124に移動させる(s607)。また、前記再割当手段113は、前記ステップs607において割当先を変更した者について、対応者データベース121にてメールアドレスを検索し、このメールアドレスに宛てて割当先変更の旨を示す電子メールを送信し(s608)、更に、変更先である行動別割当テーブルの該当対応者の状況データを「指示済み○」に更新し(s608a)、処理を前記ステップs603に戻す。
前記ステップs606で、前記状況データが「指示済み○」である者がいなかった場合(s606:NO)、前記再割当手段113は、人員余剰の各予定行動の行動別割当テーブル124にて対応付けされた人員のうち余剰人員について、状況データが「移動中」である者がいるか判定する(s609)。このステップs609において、状況データが「移動中」である者が特定できなかった場合(s609:NO)、前記再割当手段113は、管理者宛に、割当人員不足である旨の通知や、現時点での各予定行動への人員割当状況や対応者のリスト(各データベースからデータ抽出)を管理者端末300に送信し(s6011)、再割当処理を終了する(s612)。
一方、前記ステップs609において、状況データが「移動中」である者が特定できた場合(s609:YES)、前記再割当手段113は、この「移動中」である者のうち、「状況更新時間」が最も新しい者を前記行動別割当テーブル124にて特定し、該当人員のレコードを人員不足の予定行動の行動別割当テーブル124に移動させる(s610)。また、前記再割当手段113は、前記ステップs610において割当先を変更した者について、前記ステップs608以降を繰り返し実行し、再割当処理を終了することとなる。
本実施形態によれば、緊急時の人員がおかれた様々な状況とその変遷を考慮した臨機応変な人員割当が可能となる。従って、災害発生時等の混乱した状況下においても、予定行動を確実に実行できる可能性が向上する。
また、本実施形態は、複数の予定行動に対して各予定行動間の優先順位に応じた適切な人員配置を行うことを特徴としている。従って、即座に対応できる人員が少数に限られているような場面であっても、優先順位の高い予定行動への優先的な人員配置を迅速に行うことが可能となる。このことにより、緊急時に必要な対策等の実行が遅れることによる損失を削減することができる。
また、本実施形態は、様々な状況の変遷によって優先順位の高い行動に人員の不足が発生した場合においてもその状況の変遷に対応し、人員を再配置することを特徴としている。従って、予定行動の実行の確実性が増すとともに、行動の指示を行う者の、各対応者との連絡にかかる負担を大幅に削減することができる。このことにより、緊急時に予定の行動を実行するために用意する人件費等のコストを削減することができる。
また、本実施形態は、最低限必要な人員数と通常必要な人員数をわけて管理し、複数の予定行動に対して最低限必要な人数を優先的に配置することを特徴としている。従って、対応できる人員が限られている場合であっても優先度の高い特定の予定行動のみに人員が必要以上に集中することを避け、複数の予定行動の多くを同時に実行させられる可能性が向上する。このことは、企業や自治体等の組織が緊急時において必要な対策を確実に実行し、求められる社会的責任を果たすことに寄与する。
以上、本発明の実施の形態について、その実施の形態に基づき具体的に説明したが、これに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
本実施形態の緊急時人員割当システムのネットワーク構成図である。 本実施形態における、(a)対応者データベース、(b)システム設定データベース、(c)緊急時行動データベース、(d)目的別連絡先データベースの各データ構造例を示す図である。 本実施形態における行動別割当テーブルのデータ構造例を示す図である。 本実施形態における緊急時人員割当方法の処理フロー例1を示す図である。 本実施形態における緊急時人員割当方法の処理フロー例2を示す図である。 本実施形態における緊急時人員割当方法の処理フロー例3を示す図である。 本実施形態における緊急時人員割当方法の処理フロー例4を示す図である。 本実施形態における緊急時人員割当方法の処理フロー例5を示す図である。 本実施形態における緊急時人員割当方法の処理フロー例6を示す図である。 本実施形態における緊急時人員割当方法の処理フロー例7を示す図である。
5 ISPサーバ
6 移動体通信網
10 緊急時人員割当システム
100 管理サーバ
101、201 不揮発性の記憶手段
102、202 プログラム
103、203 RAM(Random Access Memory)
104、204 CPU(Central Processing Unit)
105、205 入力インターフェイス
106、206 出力インターフェイス
107、207 通信手段
110 対応可否確認手段
111 割当手段
112 状況更新手段
113 再割当手段
114 行動指示手段
115 メールサーバ機能
121 対応者データベース
122 システム設定データベース
123 緊急時行動データベース
124 行動別割当テーブル
125 目的別連絡先データベース
140 インターネット
200 携帯端末(携帯電話機など)
208 メーラー
300 管理者端末

Claims (8)

  1. 他端末との通信を行う通信手段と、緊急時対応を行う予定の人員が所持する携帯端末の連絡先データを格納した対応者データベースと、緊急時の予定行動とその必要人数のデータを格納した緊急時行動データベースとを記憶する記憶手段と、を備えた管理サーバが、
    前記対応者データベースにおける各携帯端末の連絡先データを読み出し、該当連絡先データの携帯端末に宛てて、緊急対応可否の回答要求を前記通信手段により送信し、携帯端末から緊急対応可否の回答データを受信し、回答データが緊急対応可である人員について前記対応者データベースにて対応可フラグを設定する、対応可否確認処理と、
    前記緊急時行動データベースにおける予定行動のデータと、前記対応者データベースにて対応可フラグが設定されている人員の情報とを対応付けて行動別割当テーブルを生成し、予定行動に対応付けた人員について前記対応者データベースの対応可フラグを消去する割当処理と、
    前記割当処理の実行以降に前記携帯端末から新たに送信された緊急対応可否の回答データを受信し、その回答データが緊急対応不可である人員について前記行動別割当テーブルで検索し、該当者の情報を行動別割当テーブルから削除し、前記回答データが緊急対応可である人員について前記対応者データベースにて対応可フラグの設定をする、状況更新処理と、
    前記行動別割当テーブルにて予定行動に対応付けた人員の数をカウントし、ここでカウントした人員数が、前記緊急時行動データベースの予定行動データが示す必要人数に達していないことを検知し、前記対応者データベースにて対応可フラグが設定されている人員を特定し、該当人員の情報を前記行動別割当テーブルにて予定行動のデータと対応付ける再割当処理と、
    を実行することを特徴とする緊急時人員割当方法。
  2. 前記管理サーバが、
    前記記憶手段の前記緊急時行動データベースにおいて、緊急時の複数の予定行動と各予定行動の必要人数と予定行動間の優先順位のデータを格納しており、
    前記割当処理において、前記緊急時行動データベースにおける各予定行動のうち優先順位上位のものから、前記対応者データベースにて対応可フラグが設定されている人員の情報を前記必要人数に達するまで対応付けて予定行動別に行動別割当テーブルを生成し、予定行動に対応付けた人員について前記対応者データベースの対応可フラグを消去し、
    前記状況更新処理において、前記割当処理の実行以降に前記携帯端末から新たに送信された緊急対応可否の回答データを受信し、その回答データが緊急対応不可である人員について各行動別割当テーブルで検索し、該当者の情報を該当行動別割当テーブルから削除し、前記回答データが緊急対応可である人員について前記対応者データベースにて対応可フラグの設定をし、
    前記再割当処理において、各行動別割当テーブルにて予定行動に対応付けた人員の数をカウントし、前記カウントにより得た各予定行動の人員数が、前記緊急時行動データベースの該当予定行動データが示す必要人数に達していない人員不足の予定行動と、前記カウントにより得た各予定行動の人員数が、前記緊急時行動データベースの該当予定行動データが示す必要人数以上となっている人員余剰の予定行動とを検知し、人員余剰の各予定行動の行動別割当テーブルにて対応付けされた人員のうち余剰人員の分の情報を人員不足の予定行動の行動別割当テーブルに移動させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の緊急時人員割当方法。
  3. 前記管理サーバが、
    各行動別割当テーブルにて該当予定行動に対応付けた人員について、前記対応者データベースから該当人員の携帯端末の連絡先データを読み出し、該当連絡先データの携帯端末に宛てて、該当人員に対応付けされた予定行動についての対応開始指示を前記通信手段により送信し、該当人員について前記行動別割当テーブルにおいて対応開始指示済みフラグを設定する行動指示処理を実行し、
    前記状況更新処理において、前記対応開始指示に応じて、該当人員が所定施設への移動を開始した旨を示す移動開始報告、または該当人員が予定行動を開始した旨を示す対応開始報告のいずれかを前記携帯端末から受信し、前記移動開始報告が示す該当人員を各行動別割当テーブルで検索し、ここで検索された行動別割当テーブルにて該当人員についてフラグを移動中フラグに更新し、前記対応開始報告が示す該当人員を各行動別割当テーブルで検索し、ここで検索された行動別割当テーブルにて該当人員についてフラグを対応開始フラグに更新し、
    前記再割当処理において、各行動別割当テーブルにて予定行動に対応付けた人員の数をカウントし、前記カウントにより得た各予定行動の人員数が、前記緊急時行動データベースの該当予定行動データが示す必要人数に達していない人員不足の予定行動と、前記カウントにより得た各予定行動の人員数が、前記緊急時行動データベースの該当予定行動データが示す必要人数以上となっている人員余剰の予定行動とを検知し、人員余剰の各予定行動の行動別割当テーブルにて対応付けされた人員中の余剰人員分のうち、対応開始指示済みフラグ、移動中フラグ、対応開始フラグの優先順で人員の情報を特定して人員不足の予定行動の行動別割当テーブルに移動させる、
    ことを特徴とする請求項2に記載の緊急時人員割当方法。
  4. 前記管理サーバが、
    前記記憶手段の対応者データベースにおいて、緊急時対応を行う予定の各人員について、該当人員が所持する携帯端末の連絡先データと初期フラグとを格納しており、
    前記対応可否確認処理において、前記回答データが緊急対応可である人員について前記対応者データベースにて初期フラグを対応可フラグに更新し、
    前記割当処理において、前記緊急時行動データベースにおける各予定行動のうち優先順位上位のものから、前記対応者データベースにて対応可フラグが設定されている人員、初期フラグが設定されている人員の優先順で、該当人員の情報を前記必要人数に達するまで対応付けて予定行動別に行動別割当テーブルを生成し、
    前記行動指示処理において、各行動別割当テーブルにて該当予定行動に対応付けた人員について、前記対応者データベースから該当人員の携帯端末の連絡先データを読み出し、該当連絡先データの携帯端末に宛てて、該当人員に対応付けされた予定行動についての対応開始指示を前記通信手段により送信し、前記対応開始指示の送信時刻のデータを該当行動別割当テーブルにおける該当人員に対応付けて格納し、該当人員のうち前記初期フラグが設定されている者について前記行動別割当テーブルにおいて対応開始指示済み第1フラグを設定し、該当人員のうち前記対応可フラグが設定されている者について前記行動別割当テーブルにおいて対応開始指示済み第2フラグを設定し、前記該当人員について前記対応者データベースの対応可フラグないし初期フラグを消去し、
    前記状況更新処理において、前記行動別割当テーブルから、前記対応開始指示済み第1フラグが設定された該当人員についての前記送信時刻のデータを読み出し、当該送信時刻から現在時刻までの経過時間を算定し、前記経過時間を第1基準値に照合して、前記経過時間が第1基準値を超過した人員を特定し、ここで特定した人員について該当行動別割当テーブルにおいて該当人員の情報を削除し、前記行動別割当テーブルから、前記対応開始指示済み第2フラグが設定された該当人員についての前記送信時刻のデータを読み出し、当該送信時刻から現在時刻までの経過時間を算定し、前記経過時間を第2基準値に照合して、前記経過時間が第2基準値を超過した人員を特定し、ここで特定した人員について該当行動別割当テーブルにおいて該当人員のフラグを前記対応開始指示済み第1フラグに更新する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の緊急時人員割当方法。
  5. 前記管理サーバが、
    前記対応可否確認処理において、予定行動の指定を入力インターフェイスで受け付け、前記緊急時行動データベースから前記指定を受け付けた各予定行動の必要人数を読み出して合算し、前記回答データのうち緊急対応可であるものの受信数をカウントし、前記受信数が前記必要人数の合算値に達するまで、前記回答データの受信を継続する、ことを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の緊急時人員割当方法。
  6. 前記管理サーバが、
    前記記憶手段の前記緊急時行動データベースにおいて、緊急時の複数の予定行動と、各予定行動を実行する為の最低限の人数たる最低必要人数と、各予定行動を実行する為に必要となる通常の人数たる通常必要人数と、予定行動間の優先順位のデータを格納しており、
    前記割当処理において、前記緊急時行動データベースにおける各予定行動のうち優先順位上位のものから、前記対応者データベースにて対応可フラグが設定されている人員の情報を前記最低必要人数に達するまで対応付けて予定行動別に行動別割当テーブルを生成し、予定行動に対応付けた人員について前記対応者データベースの対応可フラグを消去し、前記各予定行動について前記最低必要人数に達するまで人員の情報をそれぞれ対応付けできた場合に、前記各予定行動のうち優先順位上位のものから、前記対応者データベースにて対応可フラグが設定されている人員の情報を前記通常必要人数に達するまで該当行動別割当テーブルに対応付けし、該当予定行動に対応付けた人員について前記対応者データベースの対応可フラグを消去し、
    前記状況更新処理において、前記割当処理の実行以降に前記携帯端末から新たに送信された緊急対応可否の回答データを受信し、その回答データが緊急対応不可である人員について各行動別割当テーブルで検索し、該当者の情報を該当行動別割当テーブルから削除し、前記回答データが緊急対応可である人員について前記対応者データベースにて対応可フラグの設定をし、
    前記再割当処理において、各行動別割当テーブルにて予定行動に対応付けた人員の数をカウントし、前記カウントにより得た各予定行動の人員数が、前記緊急時行動データベースの該当予定行動データが示す最低必要人数ないし通常必要人数に達していない人員不足の予定行動と、前記カウントにより得た各予定行動の人員数が、前記緊急時行動データベースの該当予定行動データが示す最低必要人数以上ないし通常必要人数以上となっている人員余剰の予定行動とを検知し、人員余剰の各予定行動の行動別割当テーブルにて対応付けされた人員のうち余剰人員の分の情報を人員不足の予定行動の行動別割当テーブルに移動させる、
    ことを特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載の緊急時人員割当方法。
  7. 他端末との通信を行う通信手段と、
    緊急時対応を行う予定の人員が所持する携帯端末の連絡先データを格納した対応者データベースと、緊急時の予定行動とその必要人数のデータを格納した緊急時行動データベースとを記憶する記憶手段と、
    前記対応者データベースにおける各携帯端末の連絡先データを読み出し、該当連絡先データの携帯端末に宛てて、緊急対応可否の回答要求を前記通信手段により送信し、携帯端末から緊急対応可否の回答データを受信し、回答データが緊急対応可である人員について前記対応者データベースにて対応可フラグを設定する、対応可否確認手段と、
    前記緊急時行動データベースにおける予定行動のデータと、前記対応者データベースにて対応可フラグが設定されている人員の情報とを対応付けて行動別割当テーブルを生成し、予定行動に対応付けた人員について前記対応者データベースの対応可フラグを消去する割当手段と、
    前記割当手段の処理実行以降に前記携帯端末から新たに送信された緊急対応可否の回答データを受信し、その回答データが緊急対応不可である人員について前記行動別割当テーブルで検索し、該当者の情報を行動別割当テーブルから削除し、前記回答データが緊急対応可である人員について前記対応者データベースにて対応可フラグの設定をする、状況更新手段と、
    前記行動別割当テーブルにて予定行動に対応付けた人員の数をカウントし、ここでカウントした人員数が、前記緊急時行動データベースの予定行動データが示す必要人数に達していないことを検知し、前記対応者データベースにて対応可フラグが設定されている人員を特定し、該当人員の情報を前記行動別割当テーブルにて予定行動のデータと対応付ける再割当手段と、
    を備える管理サーバからなることを特徴とする緊急時人員割当システム。
  8. 他端末との通信を行う通信手段と、
    緊急時対応を行う予定の人員が所持する携帯端末の連絡先データを格納した対応者データベースと、緊急時の予定行動とその必要人数のデータを格納した緊急時行動データベースとを記憶する記憶手段と、
    前記対応者データベースにおける各携帯端末の連絡先データを読み出し、該当連絡先データの携帯端末に宛てて、緊急対応可否の回答要求を前記通信手段により送信し、携帯端末から緊急対応可否の回答データを受信し、回答データが緊急対応可である人員について前記対応者データベースにて対応可フラグを設定する、対応可否確認手段と、
    前記緊急時行動データベースにおける予定行動のデータと、前記対応者データベースにて対応可フラグが設定されている人員の情報とを対応付けて行動別割当テーブルを生成し、予定行動に対応付けた人員について前記対応者データベースの対応可フラグを消去する割当手段と、
    前記割当手段の処理実行以降に前記携帯端末から新たに送信された緊急対応可否の回答データを受信し、その回答データが緊急対応不可である人員について前記行動別割当テーブルで検索し、該当者の情報を行動別割当テーブルから削除し、前記回答データが緊急対応可である人員について前記対応者データベースにて対応可フラグの設定をする、状況更新手段と、
    前記行動別割当テーブルにて予定行動に対応付けた人員の数をカウントし、ここでカウントした人員数が、前記緊急時行動データベースの予定行動データが示す必要人数に達していないことを検知し、前記対応者データベースにて対応可フラグが設定されている人員を特定し、該当人員の情報を前記行動別割当テーブルにて予定行動のデータと対応付ける再割当手段と、
    を備えることを特徴とする管理サーバ。
JP2009023054A 2009-02-03 2009-02-03 緊急時人員割当方法、緊急時人員割当システム、および管理サーバ Expired - Fee Related JP5222751B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009023054A JP5222751B2 (ja) 2009-02-03 2009-02-03 緊急時人員割当方法、緊急時人員割当システム、および管理サーバ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009023054A JP5222751B2 (ja) 2009-02-03 2009-02-03 緊急時人員割当方法、緊急時人員割当システム、および管理サーバ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010181979A true JP2010181979A (ja) 2010-08-19
JP5222751B2 JP5222751B2 (ja) 2013-06-26

Family

ID=42763539

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009023054A Expired - Fee Related JP5222751B2 (ja) 2009-02-03 2009-02-03 緊急時人員割当方法、緊急時人員割当システム、および管理サーバ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5222751B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012242870A (ja) * 2011-05-16 2012-12-10 Chugoku Electric Power Co Inc:The 呼出名簿作成システム
JP2015133026A (ja) * 2014-01-15 2015-07-23 能美防災株式会社 支援システム
JP2016099706A (ja) * 2014-11-19 2016-05-30 能美防災株式会社 支援システム
JP2017004083A (ja) * 2015-06-05 2017-01-05 能美防災株式会社 支援システム
JP2017037607A (ja) * 2015-08-15 2017-02-16 株式会社 ゼネテック 稼働可否情報サーバー

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002373235A (ja) * 2001-06-15 2002-12-26 Sharp Corp 人員配置システム、人員配置方法、及びその方法を実現するプログラムを格納した記録媒体
JP2003076821A (ja) * 2001-08-31 2003-03-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 作業者割当システム
JP2005122541A (ja) * 2003-10-17 2005-05-12 Kurita Water Ind Ltd 設備管理システム
JP2005158046A (ja) * 2003-10-31 2005-06-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd 担当者采配システム及び担当者采配方法
JP2006126884A (ja) * 2004-10-26 2006-05-18 Hitachi Ltd 案件割り当て方法および案件割り当て装置
JP2007241776A (ja) * 2006-03-10 2007-09-20 Chugoku Electric Power Co Inc:The 出動要請方法
JP2008004053A (ja) * 2006-06-26 2008-01-10 Musashino Corp 作業人員配置支援装置、支援方法、及び、支援プログラム
JP2008186177A (ja) * 2007-01-29 2008-08-14 Fujitsu General Ltd 通信指令システム及び通信指令プログラム

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002373235A (ja) * 2001-06-15 2002-12-26 Sharp Corp 人員配置システム、人員配置方法、及びその方法を実現するプログラムを格納した記録媒体
JP2003076821A (ja) * 2001-08-31 2003-03-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 作業者割当システム
JP2005122541A (ja) * 2003-10-17 2005-05-12 Kurita Water Ind Ltd 設備管理システム
JP2005158046A (ja) * 2003-10-31 2005-06-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd 担当者采配システム及び担当者采配方法
JP2006126884A (ja) * 2004-10-26 2006-05-18 Hitachi Ltd 案件割り当て方法および案件割り当て装置
JP2007241776A (ja) * 2006-03-10 2007-09-20 Chugoku Electric Power Co Inc:The 出動要請方法
JP2008004053A (ja) * 2006-06-26 2008-01-10 Musashino Corp 作業人員配置支援装置、支援方法、及び、支援プログラム
JP2008186177A (ja) * 2007-01-29 2008-08-14 Fujitsu General Ltd 通信指令システム及び通信指令プログラム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012242870A (ja) * 2011-05-16 2012-12-10 Chugoku Electric Power Co Inc:The 呼出名簿作成システム
JP2015133026A (ja) * 2014-01-15 2015-07-23 能美防災株式会社 支援システム
JP2016099706A (ja) * 2014-11-19 2016-05-30 能美防災株式会社 支援システム
JP2017004083A (ja) * 2015-06-05 2017-01-05 能美防災株式会社 支援システム
JP2017037607A (ja) * 2015-08-15 2017-02-16 株式会社 ゼネテック 稼働可否情報サーバー

Also Published As

Publication number Publication date
JP5222751B2 (ja) 2013-06-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10162685B2 (en) System and method for intelligent task management and routing
US9674361B2 (en) System and method for intelligent task management in a workbin
US8965779B1 (en) Fulfilling staffing requirements via an interactive voice response system
US9106749B2 (en) Virtual call center manager
JP5222751B2 (ja) 緊急時人員割当方法、緊急時人員割当システム、および管理サーバ
US20080288267A1 (en) Method and apparatus for automatically managing work tickets
JP5440780B2 (ja) メッセージ通知方法、業務管理装置及びコンピュータプログラム
JP2019074888A (ja) チャット型タスク管理システム
CN103392306A (zh) 具有多个消息信道的消息系统
JP6793447B2 (ja) 管理装置、管理方法及びプログラム
CN112215672A (zh) 订单二次确认方法、装置、电子设备和介质
JP6970434B2 (ja) コンピュータを用いた相談先マッチングシステム
US8582751B2 (en) Systems and methods for discovering customer center information
JP4628691B2 (ja) 電子メ−ル処理するプログラム、その方法およびその装置
US20230317081A1 (en) Meeting managing method, server and meeting managing system
JP2005056280A (ja) 窓口呼出システムおよび方法
JP6059567B2 (ja) 情報処理装置、および関連資料通知方法
WO2000056014A1 (fr) Dispositif de traitement et procede permettant de promouvoir les modalites de discussion lors d'une teleconference
JP6944191B2 (ja) 入居者対応システム
JP6361774B1 (ja) スケジュール管理システムおよびスケジュール管理方法
JP2015088178A (ja) 防災体制構築システム
JP2020102145A (ja) インシデント対応工数予測システム、インシデント対応工数予測方法及びプログラム
JP2021125818A (ja) 構内交換機、構内交換機の情報更新方法、及びプログラム
US9370038B2 (en) System and method for intelligent redial
JP5368404B2 (ja) 食事割当支援装置及び食事割当支援プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110914

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121220

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130226

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130311

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160315

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5222751

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees