JP2003076821A - 作業者割当システム - Google Patents

作業者割当システム

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JP2003076821A
JP2003076821A JP2001264049A JP2001264049A JP2003076821A JP 2003076821 A JP2003076821 A JP 2003076821A JP 2001264049 A JP2001264049 A JP 2001264049A JP 2001264049 A JP2001264049 A JP 2001264049A JP 2003076821 A JP2003076821 A JP 2003076821A
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Shigeki Murakami
茂樹 村上
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 屋外作業の作業者を効率的に人員配置し、各
作業者にタイムリーに作業情報を提供する作業者割当シ
ステムを提供する。 【解決手段】 船舶情報記憶手段1と、気象情報記憶手
段3と、作業計画記憶手段2と、作業者情報記憶手段5か
らの情報に基づいて作業計画決定手段4が全作業計画を
決定し、決定された作業計画を基に作業者割当手段6が
必要人員分の作業者を各作業に割り当て、その作業情報
を情報通信端末8を通じて各作業者に配信する作業者割
当システムを提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として港湾にお
ける物流作業計画決定および作業計画に応じた最適な人
員配置を行うシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10を参照しながら、港湾における一
般的な作業の流れを説明する。図10は港湾内での貨物
の流れを示す模式図である。まず中身の入ったコンテナ
(実コンテナ)を船舶に荷揚げする過程を説明する。外
部から実コンテナを運んできたトラックはトラック待機
場にて一旦停止し、順番に入口ゲートから港湾内に進入
する。トラックは入口ゲートにてコンテナを下ろすコン
テナ置場を指定される。ゲート通過後、トラックはコン
テナ置場A〜Fに進み、ゲートにて指定されたコンテナ
置場にて荷下ろしを行う。ゲート内ではフォークリフト
またはストラットキャリア(図示せず)と呼ばれるコン
テナ搬送用の特殊車両が備えられ、コンテナ置き場とク
レーン間のコンテナ搬送を行う。クレーンによりコンテ
ナは船舶上に荷揚げされる。
【0003】次に船舶からコンテナを荷下ろしする過程
を説明する。船舶から下ろされたコンテナはフォークリ
フトまたはストラットキャリアにてクレーンからコンテ
ナ置き場A〜Fに搬送される。下ろされたコンテナが空
コンテナの場合は、空コンテナを一時的に保管する空コ
ンテナ置場に搬送され、一時的に保管される。トラック
がコンテナ置き場A〜Fからコンテナを運び出し、出口
ゲートを通過してゲート外に搬出される。
【0004】このように港湾における作業内容において
大部分を占めるのが物流作業である。物流作業員はそれ
ぞれフォークリフトやクレーン操作、トラック運転など
の技能を有しており、日々発着する船舶への荷揚げ、荷
下ろし、倉庫への運搬、荷物管理等の業務を行ってい
る。物流については納期が特に重要であるため、業務の
進捗を最優先する必要があり、そのため最大稼働時を想
定した人員を各港湾に常時配備していた。これらの人々
は毎日ほぼ同じ場所で作業に従事しており港湾が隣接す
る地域でも作業員の流動化は図られていなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そのため急に天候が不
良になった場合や、船舶あるいはトラックの発着遅れ等
により、時には人員を確保した状態でありながら全く作
業ができない場合があり、コスト増の要因となってい
た。
【0006】また、隣接する港湾において、その作業量
にバラつきがあるため、例えば一方の港湾で人員が足り
ない状況であるにも関わらず、隣の港湾では人員が余っ
ている場合があり、臨機応変な人員の転換ができていな
い状況にあった。
【0007】このようなコスト増の問題は人件費の高い
わが国においては特に顕著であり、近年ではハブ港とし
ての国際競争力が低下し、アジア近海を通過する大部分
の大型船舶がわが国に停泊せず、香港やシンガポール等
に集中してしまうという、産業政策上きわめて大きな問
題となっていた。
【0008】このような状況が起こる要因として、港湾
における物流作業は天候の変化や船舶の発着遅れに左右
されることが多く、作業量の予測が困難であったことが
挙げられる。従って作業者の作業計画を作成する段階で
は最大稼働時を想定した人数をそろえておく必要がある
が、作業日近日に突発要因で作業量が減少したとしても
容易に作業員の転換を行うことができなかったものであ
る。
【0009】また、もう一つの要因は隣接する港湾にお
いて作業計画および作業員情報を共有していなかったた
め、トータルで見ると偏った人員配置となっており、最
適な人員シフトができなかった点にある。
【0010】本発明の目的は、予測困難な作業量を気象
予測情報や作業計画をもとに予測し、作業内容に変更が
生じた場合にも速やかに人員シフトを行い、常に効率の
高い人員配置状況を実現すると共に、各作業者にタイム
リーに作業情報を配信する作業効率化システムを実現す
ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の請求項1記載の発明は、コンピュータを利用して屋外
作業の作業者を効率的に割り当てる作業者割当システム
であって、気象情報を記憶する気象情報記憶手段と、作
業計画を記憶する作業計画記憶手段と、作業者の属性情
報を記憶する作業者情報記憶手段と、前記気象情報記憶
手段及び作業計画記憶手段からの情報に基づいて全作業
計画を決定する作業計画決定手段と、前記決定された作
業計画と作業者属性情報を基に必要人員分の作業者を各
作業に割り当てる作業者割当手段と、少なくとも上記作
業計画決定手段および上記作業者割当手段を制御する制
御手段と、前記作業者割当手段による割当結果を表示す
る表示手段を有する作業者割当システムである。
【0012】屋外作業計画立案の段階において作業計画
の他に気象情報を盛り込んだ作業量予測を行うことによ
り、将来の気象変化を見込んだ精度の高い作業計画決定
を行うものである。
【0013】また、作業者毎の属性情報すなわち熟練度
や取得技能などのデータをもとに作業効率の高い人員配
置を可能とするものである。
【0014】請求項2記載の発明は、請求項1に記載の
作業者割当システムであって、船舶の入出港管理情報を
記憶する船舶情報記憶手段をさらに有し、前記船舶情報
記憶手段からの情報も参照して全作業計画を決定する作
業者割当システムである。特に港湾における屋外作業を
考慮し、船舶の停泊期間や荷物の揚げ下ろし可能な期間
を考慮して作業計画を立案できるようにしたものであ
る。請求項3記載の発明は、請求項1または2のいずれ
か1項に記載の作業者割当システムであって、前記作業
者決定手段により決定された作業計画に応じた求人情報
を、通信回線を介して送信する送信手段と、通信回線に
接続され、作業者が持つ少なくとも1以上の情報通信端
末と、前記情報通信端末から送信される作業応募情報を
通信回線を介して受信する受信手段を備えたことを特徴
とする作業者割当システムである。
【0015】各作業者が持つ情報通信端末に作業情報、
求人情報をタイムリーに配信することにより、作業計画
が気象条件等により変更されたときでも、状況の変化に
応じた柔軟性のある人員配置を可能としたものである。
また、決定された作業量に応じて求人を行うため、必要
以上の人材を確保することなく、効率の良い人材配置を
行うことができるものである。
【0016】また請求項4記載の発明は、請求項1から
3のいずれか1項に記載の港湾作業者割当システムであ
って、前記作業者割当手段は前記表示手段により作業者
割当結果を表示すると共に作業者割当結果の承認又は修
正を促すことを特徴とする港湾作業者割当システムであ
る。システム管理者が作業者割当結果を確認し、必要が
あれば承認又は修正を行うことにより、人の手による微
調整が可能となり作業計画に柔軟性を持たせるととも
に、確実な計画立案が行えるようにしたものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の実施の形態における作
業者割当システムの構成を示すブロック図である。1は
船舶の入出港計画を記憶する船舶情報記憶手段であり、
各船舶ごとの入出港時刻の他、荷揚げ荷下ろし可能な期
間、船籍、船名等の情報が記憶される。2は港湾内の物
流作業計画を記憶する作業計画記憶手段であり、外部か
ら搬入されたコンテナ毎に港湾内での貯蔵場所、行き
先、積載される船名、および作業担当者等の情報が記憶
される。3は気象情報記憶手段であり、気象庁のデータ
ベースや、商用の気象データベースからの配信を受け
て、最新の広域的および局所的な気象情報が記憶されて
いる。以上の船舶情報記憶手段(1)、作業計画記憶手
段(2)、気象情報記憶手段(3)は通常、各港湾毎に
データが管理されている。4は作業計画決定手段であ
り、上記1〜3のデータに基づいて各港湾における全体
的な作業計画を算出する。5は作業者情報記憶手段であ
り、各作業者が有する技能、資格、勤務可能時間、勤務
可能場所等の作業者属性情報を記憶する。6は作業者割
当手段であり、作業計画記憶手段(2)に格納された作
業計画を各作業者に割り当て、割り当てた結果を再度作
業計画記憶手段(2)に蓄積する。7は表示手段であ
り、作業者割当手段(6)が各作業者に割り当てた割当
結果を表示し、管理者の承認または修正を促すことが可
能となっている。8は各作業者が所持する情報通信端末
であり、商用通信回線を通じて作業者割当手段(6)か
ら作業割当結果または追加人員募集の配信を受けること
ができる。9はシステムの制御を行う制御部である。1
0は記憶手段や制御部からの出力を情報通信端末(8)
に送信し、あるいは情報通信端末からの信号を受信する
通信手段である。
【0018】ここで、船舶情報記憶手段、作業計画記憶
手段、気象情報記憶手段、作業者情報記憶手段はハード
ディスク等の磁気記録媒体あるいはDVD(Digital Versa
tileDisc)等の光ディスクあるいは半導体メモリにより
構成される。作業計画決定手段、作業者割当手段はソフ
トウェアによる制御部(9)の動作として実現される。
次に本実施の形態の動作について説明する。作業計画決
定手段は船舶情報記憶手段(1)、気象情報記憶手段
(3)、作業計画記憶手段(2)からの情報に基づいて
図2に示すテーブルを作成する。図2において作業計画
決定手段は予想雨量、風速、波高などの気象情報から作
業可能な時間帯を算出し、気象情報を基にした作業可能
時間帯を斜線で表示している。図2の例では3月8日0
時から16時まで、3月9日6時から24時までが気象
情報に基づく作業可能時間となっている。船舶入港予定
時間は船舶が入港している時間のうち、荷揚げ、荷下ろ
しが可能な時間帯を表示している。図2の例では3月8
日4時から3月9日22時までが荷揚げ荷下ろしが可能
な時間帯である。当初計画は当初の物流作業計画であ
り、理想的な作業環境を想定して荷物量またはトラック
の発着時刻等に応じた概略の物流作業計画が予め入力さ
れている。当初計画において縦軸は単位時間あたり必要
とされる人員である。例えば3月8日の14時〜18時
は、8時〜12時に必要とされる人員の約3倍の人員が
必要であることを示している。次に図3および図4を参
照しながら作業計画決定手段の具体的な動作を説明す
る。まず図3において作業の前提条件として気象情報と
船舶入港予定時間を参照して共に作業可能である時間帯
を抽出する。(ステップ1〜4) ステップ1において
各時間毎の気象情報を気象情報記憶手段(3)から入力
し、ステップ2において作業の可否を判定する。ここで
ステップ2における気象情報による作業可否判定の手順
を図4を参照しながら説明する。図4は気象情報に基づ
いて作業の可否を判定するテーブルであり、風速、雨
量、波高の各項目について、その量に応じて作業可、要
注意、作業不可の区分に分けている。例えば図4におい
て、ある時間における気象情報が矢印で示された気象状
況であったとすると、風速は要注意、雨量は作業可、波
高は要注意の区分に属している。ここで例えば、ある時
間帯において「作業不可」の項目が1項目でもあればそ
の時間帯は作業不可とし、「要注意」が2項目以上あっ
た場合も作業不可とするルールを予め作成しておくとす
ると、図4の例では「作業不可」はないが、「要注意」
が2項目あるため、この時間帯は作業不可という出力を
行う。時間を更新して、雨量と波高は変わらないが風速
が8m以下になった場合(図示せず)は、「作業可」が
2項目と「要注意」が1項目になるため、作業可能とい
う出力を行う。尚、このステップで用いる作業可否の判
定ルールは適宜変更可能であることは言うまでもない。
図3に戻り、ステップ3では各時間毎の船の入港情報を
船舶情報記憶手段(1)1から入力し、ステップ4で作
業の可否を判定する。ここでは船舶が入港しており、か
つ荷揚げ荷下ろしが可能な時間帯であれば作業可能と出
力する。ステップ5,6では予め物流作業計画を入力し
てある作業計画情報記憶手段からのデータに基づき、各
時間帯毎の作業の有無および作業量を出力する。ステッ
プ7では各作業計画に基づいた作業量を必要人員に換算
する。換算方法としては、例えば作業内容や貨物量に応
じた標準作業量を予めテーブルとして作成しておき、所
定の数式を用いて必要人員を求めることが考えられる。
例えばコンテナ1台をコンテナ置場から船舶内に搬入す
るのに必要な作業量が2人時とすると(ここで1人時は
1人の作業者が1時間作業を行う作業量とする。)、コ
ンテナ5台を搬入する全作業量は10人時となる。この
場合の必要人員は、作業時間が2時間の場合は5人であ
り、作業時間が2.5時間の場合は4人と求められ、一
般に作業時間が長くなるにつれて必要人員が減少し、短
くなるにつれて増大する。
【0019】一方、人数を増やせば作業が無限に早くな
るわけではないため最短作業時間が存在し、最短作業時
間を実現するために必要な人員が最大必要人員となる。
上記の例でコンテナ1台あたりの最短作業時間を1時間
とすれば、コンテナ1台の搬入には人員が2人いれば必
要かつ十分であり、最大必要人員は2人となる。同様に
コンテナ5台を搬入する最大必要人員は10人となる。
【0020】ステップ8ではステップ1〜7を48時間
先まで繰り返す。ステップ9で各時間毎の作業量を画面
表示すると図2の画面が完成する。ステップ10で必要
に応じて管理者による修正があれば、修正内容を盛り込
んで作業計画決定手段の出力とする。管理者による確認
の必要がなければ、このステップ10は省略してもよ
い。最終的に決定した作業計画を作業計画情報記憶手段
(2)に出力して、処理を終了する。次に図5を参照し
ながら作業者割当手段(6)の動作を説明する。作業者
割当手段(6)は作業計画情報記憶手段(2)に蓄積さ
れた作業量に応じた求人情報を配信し、作業者から返信
されてきた応募情報を基に各作業計画に作業者を割り当
てる。割当の際には、応募してきた作業者の作業者情報
記憶手段に蓄積された作業者属性情報と作業内容とを比
較し、最もその作業に適した人材から順に割当を行う。
作業計画と応募人員が一致している部分は作業計画が確
定する。作業計画と応募人員の差分に相当する部分につ
いては以下のように処理を行う。図5で人員が不足して
いる箇所は3月9日8時〜12時の破線で囲んだ部分、
人員が余剰している箇所は3月8日8時〜12時および
3月9日14時〜18時の斜線で示した部分である。作
業計画の方が人員を上回っている場合は情報通信端末を
通じて人員の追加募集を行う。あるいは余剰人員に相当
する部分から人員を振り替えた後、情報通信端末を通じ
て作業振り替えを行った旨を該当する作業者に通知して
もよい。人員が余剰している部分は情報通信端末を通じ
て作業者にその時間帯の作業に採用されなかった旨を通
知する。
【0021】図6および図7を参照しながら作業者割当
手段(6)の具体的な動作の一例を説明する。図6のス
テップ1では決定された作業計画情報および作業者情報
に基づき作業者が所持する情報通信端末に求人情報を配
信する。求人情報は勤務地、勤務内容、勤務時間、募集
人数等の情報を含んでいる。ステップ2では登録されて
いる全ての作業者について配信を行ったかのチェックを
行う。作業者は各自が持つ情報通信端末により求人情報
を受信し、各自所望の作業について作業応募情報を返信
する。予め設定された締め切り時間内であれば、作業応
募情報の追加、変更も可能にしておく。ステップ3で締
め切り時間を経過した後、ステップ4で返信されてきた
作業希望者情報の収集を行い、ステップ5で作業者を各
作業に割り当てる。
【0022】ここでステップ4,5における作業者計画
作成の手順を図7を参照しながら説明する。図7では作
業計画に基づいて各作業者に配信される求人情報を記載
しており「1.勤務地2.作業内容3.勤務時間4.経験年数5.
年令制限6.人数」の順に優先度が高い要件となってい
る。例えば、「クレーン操作」の作業で5名募集したと
ころ8名の応募があった場合、作業者情報を参照して要
求する資質に最も適した作業者から優先的に採用する。
図7の例では全ての作業者が要件を満たしているため、
経験年数が多い順にリストアップをしている。採用され
た人員については確定人員とし、採用されなかった人員
については余剰人員とする。
【0023】図6に戻り、上記の計算を所定期間(例え
ば48時間)の作業計画について行い(ステップ6)、
できあがった作業者計画を画面上に表示する(ステップ
7)。この時点では作業者の過不足が生じていることが
多いため、調整が必要となる。図6の例では管理者が画
面上で作業者計画を修正する例を示している(ステップ
8)。尚、このステップで人員が不足している時間帯に
ついては自動的に情報通信端末を通じた追加募集を行う
こともでき、余剰人員については否採用の通知をするこ
とができる。全ての作業計画について人員配置が決定し
たら、その旨を作業者の情報通信端末に配信する(ステ
ップ9)。全ての作業者について配信が完了したら処理
を終了する。かくして図5の確定作業計画に示すように
作業計画が確定する。 (実施の形態2)作業者割当手段(6)で過不足の人員
を調整する段階において、実施の形態1のように同一港
湾内で人員の調整がうまくいく場合は良いが、調整がで
きない場合もある。そこで本実施の形態では近隣の港湾
と余剰人員リストおよび人員募集リストの交換をし、さ
らに調整を行う。システムの構成は実施の形態1と同一
であるが、本実施の形態では例えば東京港、横浜港、横
須賀港にそれぞれ本システムが設置され、お互いに通信
回線で接続され、通信可能であるとする。
【0024】図8に余剰人員リストおよび人員募集リス
トの一例を示す。ここでは図5の不足人員、余剰人員が
同一港内で調整できなかった場合を想定する。例えば東
京港の作業者割当手段(6)が図8の人員募集リスト、
余剰人員リストを作成し、他の港(例えば横浜港、横須
賀港)の作業者割当手段(6)に送付する。余剰人員リ
ストには余剰人員の作業者ID、氏名、持っている技能、
勤務可能地域、勤務希望時間等の属性を記入する。人員
募集リストには要求する技能、勤務時間、人数等の採用
条件を記入する。一方、横浜港の作業者割当手段(6)
は東京港から送られてきた余剰人員リスト中の人員を採
用する場合は、余剰人員リスト中の採用欄に「採用」と
記入し、採用しない人員には採用欄に「否採用」と記入
して東京港に返送する。また東京港から送られた人員募
集リストに適合する人材が横浜港内で余っている場合は
人員募集リストに応募人員データを記入して東京港に返
送する。同様にして横須賀港ともリストの交換を行う。
【0025】尚、横浜港と横須賀港で欲しい人員が重複
した場合は、東京港の作業者割当手段(6)により調整
を行う。予め優先順位を決めておいてもよいし、乱数を
利用した抽選で決定してもよい。東京港にて最終決定さ
れたリストの例を図9に示す。最終決定されたリストは
各港湾に送付され、港湾間の人員調整が完了する。
【0026】このように各港湾の作業者割当手段(6)
がお互いにリストを交換し、人員の調整を行って最終的
な作業計画が確定することとなる。確定した作業計画は
各作業者がもつ情報通信端末を通じて作業者に配信され
る。
【0027】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、屋外作
業計画立案の段階において作業計画の他に気象情報を盛
り込んだ作業量予測を行うことにより、将来の気象変化
を見込んだ精度の高い作業計画決定を行うものである。
また、作業者毎の属性情報すなわち居住地や熟練度、取
得技能などのデータをもとに作業効率の高い人員配置を
可能とするものである。
【0028】請求項2に記載の発明によれば、特に港湾
における屋外作業を考慮し、船舶の停泊期間や荷物の揚
げ下ろし可能な期間を考慮して作業計画を立案できるよ
うにしたものである。
【0029】請求項3に記載の発明によれば、各作業者
が持つ情報通信端末に作業情報、求人情報をタイムリー
に配信することにより、作業計画が気象条件等により変
更されたときでも、状況の変化に応じた柔軟性のある人
員配置を可能としたものである。また、決定された作業
量に応じて求人を行うため、必要以上の人材を確保する
ことなく、効率の良い人材配置を行うことができるもの
である。
【0030】請求項4に記載の発明によれば、管理者が
作業者割当結果を確認し、必要があれば承認又は修正を
行うことにより、人の手による微調整が可能となり作業
計画に柔軟性を持たせるとともに、確実な計画の立案が
行えるようにしたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態であるシステムの構成を示
すブロック図
【図2】作業量決定手段が行う作業計画算定方法を説明
するための図
【図3】作業量決定手段が行う動作を示すフローチャー
【図4】作業量決定手段が気象情報に基づいて作業可否
の判定をする判定方法を説明するための図
【図5】作業者割当手段が行う作業者割当方法を説明す
るための図
【図6】作業者割当手段が行う動作を示すフローチャー
【図7】作業者割当手段が携帯情報端末を通じて行う求
人情報と、作業者からの応募情報の一例を示す図
【図8】本発明の第2の実施形態における余剰人員リス
トおよび人員募集リストを示す図
【図9】港湾間での調整が完了した状態の余剰人員リス
トおよび人員募集リストを示す図
【図10】港湾内での貨物の流れを説明するための模式
【符号の説明】
1 船舶情報記憶手段 2 作業計画記憶手段 3 気象情報記憶手段 4 作業計画決定手段 5 作業者情報記憶手段 6 作業者割当手段 7 表示手段 8 情報通信端末 9 制御部 10通信手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータを利用して屋外作業の作業
    者を効率的に割り当てる作業者割当システムであって、
    気象情報を記憶する気象情報記憶手段と、作業計画を記
    憶する作業計画記憶手段と、作業者の属性情報を記憶す
    る作業者情報記憶手段と、前記気象情報記憶手段及び作
    業計画記憶手段からの情報に基づいて全作業計画を決定
    する作業計画決定手段と、前記決定された作業計画と作
    業者属性情報を基に必要人員分の作業者を各作業に割り
    当てる作業者割当手段と、少なくとも上記作業計画決定
    手段および上記作業者割当手段を制御する制御手段と、
    前記作業者割当手段による割当結果を表示する表示手段
    を有する作業者割当システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の作業者割当システムで
    あって、船舶の入出港管理情報を記憶する船舶情報記憶
    手段をさらに有し、前記船舶情報記憶手段からの情報も
    参照して全作業計画を決定する作業者割当システム。
  3. 【請求項3】 請求項1または2のいずれか1項に記載
    の作業者割当システムであって、前記作業者決定手段に
    より決定された作業計画に応じた求人情報を、通信回線
    を介して送信する送信手段と、通信回線に接続され、作
    業者が持つ少なくとも1以上の情報通信端末と、前記情
    報通信端末から送信される作業応募情報を通信回線を介
    して受信する受信手段を備えたことを特徴とする作業者
    割当システム。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれか1項に記載の
    作業者割当システムであって、前記作業者割当手段は前
    記表示手段により作業者割当結果を表示すると共に作業
    者割当結果の承認又は修正を促すことを特徴とする作業
    者割当システム。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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