JP2002373235A - 人員配置システム、人員配置方法、及びその方法を実現するプログラムを格納した記録媒体 - Google Patents

人員配置システム、人員配置方法、及びその方法を実現するプログラムを格納した記録媒体

Info

Publication number
JP2002373235A
JP2002373235A JP2001182185A JP2001182185A JP2002373235A JP 2002373235 A JP2002373235 A JP 2002373235A JP 2001182185 A JP2001182185 A JP 2001182185A JP 2001182185 A JP2001182185 A JP 2001182185A JP 2002373235 A JP2002373235 A JP 2002373235A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work
worker
staffing
attendance
workers
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001182185A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Sugino
真一 杉野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2001182185A priority Critical patent/JP2002373235A/ja
Publication of JP2002373235A publication Critical patent/JP2002373235A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]

Abstract

(57)【要約】 【課題】各作業者の出欠を考慮して、各作業者を製造工
程の各作業工程に適確に配置する。 【解決手段】人員配置計算部19は、作業者情報データ
ベース13内の出勤している各作業者の総合スキルラン
クと作業内容データベース14内の各作業工程の総合ス
キルランクを参照して、難易度の高い作業工程に総合ス
キルランクの高い作業者を配置し、難易度の低い作業工
程に総合スキルランクの低い作業者を配置し、各作業工
程にそれぞれの作業者を適確に配置している。このた
め、製造ラインの稼動直前であっても、各作業者を適確
に配置することができ、始業時の立ち上りロスを最小限
に抑えることができる。また、各作業者の適確な配置に
より、所定のタクトタイムを維持しつつ、生産性の向上
を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンベア方式等を
採用した製造工程の各作業工程に、各作業者を適確に配
置するための人員配置システム、人員配置方法、及びそ
の方法を実現するプログラムを格納した記録媒体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、市場が成熟し、商品のライフサイ
クルが益々短縮化され、ユーザーのニーズも多様化して
来ている。これに伴って、各種の製造業においては、同
じ製品を大量に製造することはなくなり、月単位や週単
位で、製造する製品の種類を変更している。このため、
製造工程での効率的な人員の配置等を頻繁に計画せねば
ならず、この人員の配置等の計画を支援するためのシス
テムが望まれいた。
【0003】例えば、特開平7−56997号公報に
は、各作業者の作業能力と、各作業の難易度に応じて、
各作業者への各作業の割り付けを行うという技術が開示
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に記載の技術では、作業者の欠勤を前もって確認した
上で、人員の配置等を計画しても、製造の当日に作業者
の欠勤が判明した場合は、この作業者を外して、計画を
やり直す必要があった。具体的には、各作業者に関する
情報を変更するための入力処理を手作業で行ってから、
計画をやり直す必要があり、この入力処理の分だけ手間
がかかり、始業時に立ち上りロスが発生するという問題
があった。あるいは、製造の当日に、出勤している各作
業者のみに関する情報を手作業で収集し入力してから、
計画を立てるにしても、この入力処理の分だけ手間がか
かることに変わりはない。
【0005】そこで、本発明は、上記従来の問題点に鑑
みてなされたものであり、各作業者の出欠を考慮して、
各作業者を製造工程の各作業工程に適確に配置すること
が可能な人員配置システム、人員配置方法、及びその方
法を実現するプログラムを格納した記録媒体を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、複数の作業工程を含む製造工程で、複数
の作業者をそれぞれの作業工程に配置する人員配置シス
テムにおいて、各作業者の出勤を確認する出勤確認手段
と、各作業者の作業スキルを記憶する作業者情報記憶手
段と、各作業工程の作業内容と難易度を記憶する作業内
容記憶手段と、出勤確認手段により確認された各作業者
の出勤、作業者情報記憶手段内の各作業者の作業スキ
ル、及び作業内容記憶手段内の各作業工程の作業内容と
難易度に基づいて、各作業者の配置態様を計画する人員
配置計算手段とを備えている。
【0007】この様な構成の本発明によれば、各作業者
の配置態様の計画は、各作業者の出勤を考慮して立てら
れる。このため、欠勤している作業者を除外し、出勤し
ている各作業者のみをそれぞれの作業工程に配置するこ
とができる。また、この計画は、各作業者の作業スキ
ル、及び各作業工程の作業内容と難易度を考慮して立て
られる。このため、各作業工程に、これらの作業工程の
難易度に応じたそれぞれの作業スキルの作業者を配置す
ることができる。
【0008】また、本発明においては、出勤確認手段
は、それぞれの作業者の出勤を確認するために、作業者
の固有情報を入力して認識するための固有情報認識手段
を備えている。
【0009】この様に作業者の固有情報を入力して認識
することにより、作業者の出勤を確認すれば、作業者の
出勤の確認に対する信頼度が高くなる。作業者の固有情
報の入力並びに認識は、例えば作業者が所有するICカ
ードや磁気カードからID番号等を読み取って照合した
り、作業者の指紋やアイリス(虹彩)等を読み取って照
合することにより行われる。
【0010】更に、本発明においては、作業者情報記憶
手段内の各作業者の作業スキルは、作業者の作業経験内
容と経験時間に応じた該作業者のスキルランクを含んで
いる。
【0011】ここでは、作業者の作業スキルとして、作
業者の作業経験内容と経験時間に応じた作業者のスキル
ランクを設定している。
【0012】また、本発明においては、作業内容記憶手
段は、該作業内容記憶手段内の各作業工程の難易度に応
じた該各作業工程のスキルランクを記憶している。
【0013】ここでは、作業工程の難易度に応じた作業
工程のスキルランクを設定している。
【0014】更に、本発明においては、人員配置計算手
段は、作業内容記憶手段内の各作業工程を難易度の高い
方から順次選択し、作業工程を選択する度に、この選択
した作業工程のスキルランクと作業者情報記憶手段内の
各作業者のスキルランクを照合することにより、該選択
した作業工程に応じた作業者を求め、作業者の配置態様
を計画している。
【0015】ここでは、各作業工程のうちの難易度の高
い方を優先させて、作業工程のスキルランクと各作業者
のスキルランクを照合することにより、作業工程に応じ
た作業者を求めている。これにより、難易度の高い作業
工程にスキルランクの高い作業者を配置し、難易度の低
い作業工程にスキルランクの低い作業者を配置すること
ができ、各作業工程にそれぞれの作業者を適確に配置す
ることができる。
【0016】また、本発明においては、人員配置計算手
段により計画された各作業者の配置態様を表示する表示
手段を更に備えている。
【0017】この様に計画された各作業者の配置態様を
表示することにより、計画の内容を速やかに確実に知ら
せることができる。
【0018】次に、本発明は、複数の作業工程を含む製
造工程で、複数の作業者をそれぞれの作業工程に配置す
る人員配置方法において、各作業者の出勤を確認する出
勤確認ステップと、各作業者の作業スキルを記憶する作
業者情報記憶ステップと、各作業工程の作業内容と難易
度を記憶する作業内容記憶ステップと、出勤確認ステッ
プにより確認された各作業者の出勤、作業者情報記憶ス
テップにより記憶された各作業者の作業スキル、及び作
業内容記憶ステップにより記憶された各作業工程の作業
内容と難易度に基づいて、各作業者の配置態様を計画す
る人員配置計算ステップとを含んでいる。
【0019】また、本発明は、複数の作業工程を含む製
造工程で、複数の作業者をそれぞれの作業工程に配置す
る人員配置方法を実現するプログラムを格納した記録媒
体において、各作業者の出勤を確認する出勤確認ステッ
プと、各作業者の作業スキルを記憶する作業者情報記憶
ステップと、各作業工程の作業内容と難易度を記憶する
作業内容記憶ステップと、出勤確認ステップにより確認
された各作業者の出勤、作業者情報記憶ステップにより
記憶された各作業者の作業スキル、及び作業内容記憶ス
テップにより記憶された各作業工程の作業内容と難易度
に基づいて、各作業者の配置態様を計画する人員配置計
算ステップとを含む人員配置方法を実現するプログラム
を格納している。
【0020】この様な本発明の人員配置方法及びその方
法を実現するプログラムを格納した記録媒体のいずれに
おいても、先に述べた様に各作業者の出欠を考慮して、
各作業者を製造工程の各作業工程に適確に配置すること
ができる。
【0021】尚、記録媒体としては、マスクROM、フ
ラッシュROMといった半導体記憶素子、ICカード、
ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、M
Oディスク、CDROM、DVDROM等を挙げること
ができ、プログラムを記録することが可能であれば他の
種類の記録媒体であっても良い。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面を参照して詳細に説明する。
【0023】図1は、本発明の人員配置システムの一実
施形態を示すブロック図である。本実施形態の人員配置
システム10では、例えばファクシミリ装置の製造工程
に含まれる各作業工程にそれぞれの作業者を適確に配置
する。
【0024】この人員配置システム10は、各種の情報
を入力するためのキーボードやインターフェース等から
なるデータ入力装置11と、各作業者の出勤を確認する
ための出勤確認装置12と、各作業者の作業スキルを記
憶する作業者情報データベース13と、製造工程に含ま
れる各作業工程の作業内容と難易度を記憶する作業内容
データベース14と、各作業者の配置態様の計画を表示
画面に表示する表示装置15と、各作業者の配置態様の
計画を記録用紙に記録して出力するプリンタ出力装置1
6と、この人員配置システム10を統括的に制御する演
算制御装置17とを備えている。
【0025】出勤確認装置12は、作業者の固有情報を
入力して認識するための個人認識部18を含んでいる。
個人認識部18は、例えば各作業者のID番号と氏名を
対応づけて予め記憶したデータベースを備えており、作
業者が所有するICカードや磁気カードからID番号を
読み取り、この読み取ったID番号をデータベースの各
ID番号と照合することにより、作業者の氏名を認識す
る。あるいは、個人認識部18は、各作業者の指紋やア
イリス(虹彩)と氏名を対応づけて予め記憶したデータ
ベースを備えており、作業者の指紋やアイリスを検出
し、この検出した指紋やアイリスをデータベースの各指
紋や各アイリスと照合することにより、作業者の氏名を
認識する。出勤確認装置12では、ファクシミリ装置の
製造ラインの稼働日に、個人認識部18によって各作業
者を認識し、認識した各作業者の氏名、つまり出勤して
いる各作業者の氏名を記憶しておく。
【0026】演算制御装置17は、CPU等からなり、
人員配置計算部19を含んでいる。人員配置計算部19
は、出勤確認装置12により確認された各作業者の出
勤、作業者情報データベース13内の各作業者の作業ス
キル、及び作業内容データベース14内の各作業工程の
作業内容と難易度に基づいて、各作業者の配置態様を計
画する。
【0027】作業者情報データベース13は、データ入
力装置11を操作することにより、例えば図2に示す様
な作業者情報21を各作業者別に入力し、各作業者の作
業者情報21をメモリ(図示せず)に記憶してなる。図
2の作業者情報21は、作業者の氏名、職務資格、所
属、入社年月日、実務経験、保有資格、スキル認定、移
動歴、経験職務、現職経験作業、及び特記事項からな
る。ここで、保有資格は、人事情報であって、公的な認
定試験や社内の検定試験の合格実績を示している。作業
工程の作業内容によっては、資格を保有していなけれ
ば、作業に従事することができないので、資格を参照し
て、作業者の適合性を調べる。資格によっては、手当て
が付与される。現職経験作業は、複数種類の作業内容の
経験時間とスキルランクを示している。経験時間は、各
作業内容別に累積して求められる。スキルランクは、そ
の作業内容の経験時間に応じて設定される。また、スキ
ルランクは、A、B、C、Dという4段階で表わされる
ものであって、スキルランクAが最も高く、B、C、D
という順序で段階的に低くなる。これらの作業内容のス
キルランクの総合評価を求め、この総合スキルランクを
スキル認定として求める。この総合スキルランクも、
A、B、C、Dという4段階で表わされる。特記事項
は、作業者の作業内容の制約等を示している。ここで
は、腰痛のため、重量物を取り扱う作業及び立ち作業が
免除されている。その他には、妊婦や疾病等を原因とす
る作業内容の制約がある。
【0028】作業内容データベース14は、データ入力
装置11を操作することにより、例えば図3に示す様な
作業内容情報22を入力し、この作業内容情報22をメ
モリに記憶してなる。この作業内容情報22は、ファク
シミリ装置の製造ラインの名称、この製造ラインの各作
業工程の番号、名称、作業内容、難易度、スキル認定、
使用設備と治工具、作業姿勢、及び資格からなる。難易
度は、1〜5で表わされるものであって、難易度5が最
も高く、4、3、2、1という順序で段階的に低くな
る。スキル認定は、その作業工程の作業を行うのに要求
される作業者の総合スキルランクを示している。ここで
は、難易度と総合スキルランクが相関しており、難易度
が高い程、総合スキルランクも高くなる。資格は、その
作業工程の作業を行うのに必要な資格の有無及び種類を
示す。
【0029】尚、スキルランク及び難易度は、より少な
い段階で表しても、より多い段階で表しても構わない。
【0030】さて、この様な構成の人員配置システム1
0においては、図4のフローチャートに示す処理を行う
ことにより、製造工程の各作業工程にそれぞれの作業者
を適確に配置する。
【0031】まず、データ入力装置11を操作すること
により、生産計画として、製造されるファクシミリ装置
の機種名、生産台数、及び1台のファクシミリ装置を生
産するのに要する標準時間(以下STと称す)を入力す
ると共に、就業時間(1日の全作業時間)を入力する
(ステップS1)。演算制御部17は、ファクシミリ装
置の機種名、生産台数、ST、及び就業時間を作業内容
データベース14に記憶する。
【0032】次に、演算制御部17の人員配置計算部1
9は、生産台数、ST、及び就業時間を次式(1)に代
入して、製造ラインに必要な作業者の人数を求める(ス
テップS2)。
【0033】 (必要な作業者の人数)=(生産台数)×(ST)/(就業時間) …(1) 例えば、生産台数が1000台であり、STが15分で
あり、就業時間が480分である場合は、上式(1)よ
り、1000×15/480=31.25という演算を
行う。更に、小数点以下を切り上げ、必要な作業者の人
数として32人を求める。
【0034】引き続いて、人員配置計算部19は、出勤
している各作業者の氏名を出勤確認装置12から受け取
り(ステップS3)、出勤している各作業者の人数が必
要な作業者の人数以上であるか否かを判定する(ステッ
プS4)。
【0035】ここで、出勤している各作業者の人数が必
要な作業者の人数以上であれば(ステップS4で「Ye
s」)、人員配置計算部19は、就業時間と生産台数を
次式(2)に代入して、製造ラインのタクトタイムを求
める(ステップS7)。
【0036】 (タクトタイム)=(就業時間)×60秒/(生産台数) …(2) 例えば、就業時間が480分であり、生産台数が100
0台である場合は、上式(2)より、480×60/1
000=28.8という演算を行い、タクトタイムとし
て28.8秒を求める。
【0037】また、出勤している各作業者の人数が必要
な作業者の人数未満であれば(ステップS4で「N
o」)、人員配置計算部19は、応援人員を手配する
(ステップS5)。この応援人員の手配は、作業者と同
様に、出勤確認装置12により製造工程の各管理者の氏
名を確認して、出勤している各管理者の氏名を人員配置
計算部19に受け取った後に、人員配置計算部19によ
り出勤している各作業者と各管理者の合計人数を求める
というものである。そして、人員配置計算部19は、出
勤している各作業者と各管理者の合計人数が必要な作業
者の人数以上であるか否かを判定し(ステップS6)、
出勤している各作業者と各管理者の合計人数が必要な作
業者の人数以上であれば(ステップS6で「Ye
s」)、ステップS7に移って、タクトタイムを求め
る。
【0038】更に、出勤している各作業者と各管理者の
合計人数が必要な作業者の人数未満であれば(ステップ
S6で「No」)、人員配置計算部19は、出勤してい
る各作業者と各管理者の合計人数、就業時間、及びST
を次式(3)に代入して、この合計人数で生産し得る生
産台数を逆算し、更に、この生産台数と就業時間を上式
(2)に代入して、製造ラインのタクトタイムを求める
(ステップS8)。
【0039】 (生産台数)=(合計人数)×(就業時間)/ST …(3) 例えば、出勤している各作業者と各管理者の合計人数が
30人であり、就業時間が480分であり、STが15
分である場合は、上式(3)より、30×480/15
=960という演算を行い、この合計人数で生産し得る
生産台数として960台を求める。更に、上式(2)よ
り、480×60/960=30という演算を行い、タ
クトタイムとして30秒を求める。
【0040】この後、人員配置計算部19は、出勤して
いる各作業者(又は出勤している各作業者及び各管理者
(以下各作業者と称す))、ST、生産台数、タクトタ
イム、作業者情報データベース13内の各作業者の作業
者情報21、及び作業内容データベース14内の作業内
容情報22を用いて、製造工程の各作業工程にそれぞれ
の作業者を適確に配置するというシミュレーションを行
う(ステップS9)。
【0041】このシミュレーションでは、まず出勤して
いる各作業者の氏名に応じて、作業者情報データベース
13内の各作業者の作業者情報21のうちから出勤して
いる各作業者のものを選択する。そして、図3の作業内
容情報22を参照して、資格を要求される作業工程があ
れば、出勤している各作業者の作業者情報21のうちか
ら該資格を含む作業者のものを選択し、この作業者の氏
名を該作業工程に割り付ける。
【0042】引き続いて、作業内容情報22を参照し
て、最も高い総合スキルランクAを要求される作業工
程、つまり高い難易度の作業工程を選択し、出勤してい
る各作業者の作業者情報21のうちから総合スキルラン
クAを含む作業者のものを選択し、この作業者の氏名を
該作業工程に割り付ける。例えば、作業内容情報22に
おける各番号4、5の作業工程に総合スキルランクAを
要求されているので、総合スキルランクAを与えられた
それぞれの作業者の氏名を各番号4、5の作業工程に割
り付ける。このとき、総合スキルランクAを与えられた
各作業者の数が総合スキルランクAを要求される各作業
工程の数よりも多ければ、該各作業者の作業者情報21
を参照して、経験時間のより長い作業者の氏名を優先し
て作業工程に割り付ける。また、総合スキルランクAを
与えられた各作業者の数が総合スキルランクAを要求さ
れる各作業工程の数よりも少なければ、2番目の総合ス
キルランクBを含む作業者の作業者情報21を選択し、
この作業者の氏名を該作業工程に割り付け、それでも作
業者が足りなければ、3番目の総合スキルランクC、4
番目の総合スキルランクDという様に、作業者の総合ス
キルランクを順次低くし、その都度、作業者の氏名を作
業工程に割り付ける。
【0043】更に、作業内容情報22を参照して、次に
高い総合スキルランクBを要求される作業工程があれ
ば、残りの各作業者の作業者情報21のうちから最も高
い総合スキルランクを含む作業者のものを選択し、この
作業者の氏名を該作業工程に割り付ける。
【0044】以降同様に、作業工程に要求される総合ス
キルランクを順次低くし、その都度、残りの各作業者の
作業者情報21のうちから最も高い総合スキルランクを
含む作業者のものを選択し、この作業者の氏名を該作業
工程に割り付ける。
【0045】この様なシミュレーションにより、各作業
工程に最も適確なそれぞれの作業者を割り付けることが
でき、生産性の高い製造ラインを計画することができ
る。
【0046】尚、作業者の作業能力を向上させるため
に、実際よりも高い作業者の総合スキルランクを該作業
者の作業者情報21に含ませて、より高い総合スキルラ
ンクを要求される作業工程に該作業者を意図的に割り付
けても良い。また、作業者情報21の特記事項に該当す
る作業工程に作業者を割り付けない様にする。例えば、
作業者情報21の特記事項として、座り作業が指定され
ていれば、立ち作業を要求される作業工程に作業者を割
り付けない。
【0047】次に、人員配置計算部19は、図5に示す
様な記入表31を表示装置15の表示画面に表示し、表
示画面上で、この記入表31の各欄に生産台数、就業時
間、ST、必要な作業者の人数、及び作業内容情報22
等を記入する。このとき、データ入力装置11を操作す
ることにより、必要な情報を追加して記入表31の欄に
記入したり、作業工程の作業内容を変更することができ
る。更に、データ入力装置11を操作することにより、
記入表31のボタン31aをクリックすると、これに応
答して人員配置計算部19は、図6に示す様なステップ
S9のシミュレーションの結果を記載したデータ表33
を表示装置15の表示画面に表示し(ステップS1
0)、このデータ表33をプリンタ出力装置16により
記録用紙に記録させて、この記録用紙を出力させる(ス
テップS11)。このデータ表33には、各作業工程に
対応してそれぞれの作業者の氏名が記入されている。
【0048】また、製造ラインの稼動により各作業者の
経験時間やスキルランクが変動するので、人員配置計算
部19は、作業者情報データベース13をアクセスし
て、該各作業者の作業者情報21を更新する。
【0049】この様に本実施形態では、各作業者の出勤
を確認し、出勤している各作業者の総合スキルランクと
各作業工程に要求される総合スキルランクを参照して、
難易度の高い作業工程に総合スキルランクの高い作業者
を配置し、難易度の低い作業工程に総合スキルランクの
低い作業者を配置し、各作業工程にそれぞれの作業者を
適確に配置している。このため、製造ラインの稼動直前
であっても、始業時の立ち上りロスを最小限に抑えつ
つ、各作業者を適確に配置することができる。更に、各
作業者の適確な配置により、所定のタクトタイムを維持
しつつ、生産性の向上を図ることができる。
【0050】尚、本発明は、上記実施形態に限定される
ものではなく、多様に変形することができる。例えば、
作業内容は、製品に応じて任意に設定することができ
る。また、如何なる製品の製造工程並びに製造ラインに
も、本発明を適用することができる。更に、本発明は、
人員配置システムだけではなく、人員配置方法及びその
方法を実現するプログラムを格納した記録媒体をも含
む。記録媒体としては、マスクROM、フラッシュRO
Mといった半導体記憶素子、ICカード、ハードディス
ク、フロッピーディスク、MOディスク、CDROM、
DVDROM等を挙げることができ、プログラムを記録
することが可能であれば他の種類の記録媒体であっても
良い。
【0051】
【発明の効果】以上説明した様に本発明によれば、各作
業者の配置態様の計画は、各作業者の出勤を考慮して立
てられる。このため、欠勤している作業者を除外し、出
勤している各作業者のみをそれぞれの作業工程に配置す
ることができ、製造ラインの稼動直前であっても、始業
時の立ち上りロスを最小限に抑えつつ、各作業者の配置
態様を計画することができる。また、この計画は、各作
業者の作業スキル、及び各作業工程の作業内容と難易度
を考慮して立てられる。このため、各作業工程に、これ
らの作業工程の難易度に応じたそれぞれの作業スキルの
作業者を配置することができ、各作業者の適確な配置に
より、所定のタクトタイムを維持しつつ、生産性の向上
を図ることができる。
【0052】また、本発明によれば、作業者の固有情報
を入力して認識することにより、作業者の出勤を確認し
ているので、作業者の出勤の確認に対する信頼度が高
い。
【0053】更に、本発明によれば、作業者の作業スキ
ルとして、作業者の作業経験内容と経験時間に応じた作
業者のスキルランクを設定している。また、作業工程の
難易度に応じた作業工程のスキルランクを設定してい
る。更に、各作業工程のうちの難易度の高い方を優先さ
せて、作業工程のスキルランクと各作業者のスキルラン
クを照合することにより、作業工程に応じた作業者を求
めている。これにより、難易度の高い作業工程にスキル
ランクの高い作業者を配置し、難易度の低い作業工程に
スキルランクの低い作業者を配置することができ、各作
業工程にそれぞれの作業者を適確に配置することができ
る。
【0054】また、本発明によれば、計画された各作業
者の配置態様を表示することにより、計画の内容を速や
かに確実に知らせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の人員配置システムの一実施形態を示す
ブロック図である。
【図2】図1のシステムにおける作業者情報データベー
ス内の作業者情報の概念を示す図である。
【図3】図1のシステムにおける作業内容データベース
内の作業内容情報の概念を示す図である。
【図4】図1のシステムによる処理を示すフローチャー
トである。
【図5】図1のシステムにおける表示装置に表示される
記入表を示す図である。
【図6】図1のシステムにおいてシュミレーションによ
り求められたデータ表を示す図である。
【符号の説明】
10 人員配置システム 11 データ入力装置 12 出勤確認装置 13 作業者情報データベース 14 作業内容データベース 15 表示装置 16 プリンタ出力装置 17 演算制御装置 18 個人認識部 19 人員配置計算部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の作業工程を含む製造工程で、複数
    の作業者をそれぞれの作業工程に配置する人員配置シス
    テムにおいて、 各作業者の出勤を確認する出勤確認手段と、 各作業者の作業スキルを記憶する作業者情報記憶手段
    と、 各作業工程の作業内容と難易度を記憶する作業内容記憶
    手段と、 出勤確認手段により確認された各作業者の出勤、作業者
    情報記憶手段内の各作業者の作業スキル、及び作業内容
    記憶手段内の各作業工程の作業内容と難易度に基づい
    て、各作業者の配置態様を計画する人員配置計算手段と
    を備えることを特徴とする人員配置システム。
  2. 【請求項2】 出勤確認手段は、それぞれの作業者の出
    勤を確認するために、作業者の固有情報を入力して認識
    するための固有情報認識手段を備えることを特徴とする
    請求項1に記載の人員配置システム。
  3. 【請求項3】 作業者情報記憶手段内の各作業者の作業
    スキルは、作業者の作業経験内容と経験時間に応じた該
    作業者のスキルランクを含むことを特徴とする請求項1
    に記載の人員配置システム。
  4. 【請求項4】 作業内容記憶手段は、該作業内容記憶手
    段内の各作業工程の難易度に応じた該各作業工程のスキ
    ルランクを記憶することを特徴とする請求項1に記載の
    人員配置システム。
  5. 【請求項5】 人員配置計算手段は、作業内容記憶手段
    内の各作業工程を難易度の高い方から順次選択し、作業
    工程を選択する度に、この選択した作業工程のスキルラ
    ンクと作業者情報記憶手段内の各作業者のスキルランク
    を照合することにより、該選択した作業工程に応じた作
    業者を求め、作業者の配置態様を計画することを特徴と
    する請求項3及び4に記載の人員配置システム。
  6. 【請求項6】 人員配置計算手段により計画された各作
    業者の配置態様を表示する表示手段を更に備えることを
    特徴とする請求項1に記載の人員配置システム。
  7. 【請求項7】 複数の作業工程を含む製造工程で、複数
    の作業者をそれぞれの作業工程に配置する人員配置方法
    において、 各作業者の出勤を確認する出勤確認ステップと、 各作業者の作業スキルを記憶する作業者情報記憶ステッ
    プと、 各作業工程の作業内容と難易度を記憶する作業内容記憶
    ステップと、 出勤確認ステップにより確認された各作業者の出勤、作
    業者情報記憶ステップにより記憶された各作業者の作業
    スキル、及び作業内容記憶ステップにより記憶された各
    作業工程の作業内容と難易度に基づいて、各作業者の配
    置態様を計画する人員配置計算ステップとを含むことを
    特徴とする人員配置方法。
  8. 【請求項8】 複数の作業工程を含む製造工程で、複数
    の作業者をそれぞれの作業工程に配置する人員配置方法
    を実現するプログラムを格納した記録媒体において、 各作業者の出勤を確認する出勤確認ステップと、 各作業者の作業スキルを記憶する作業者情報記憶ステッ
    プと、 各作業工程の作業内容と難易度を記憶する作業内容記憶
    ステップと、 出勤確認ステップにより確認された各作業者の出勤、作
    業者情報記憶ステップにより記憶された各作業者の作業
    スキル、及び作業内容記憶ステップにより記憶された各
    作業工程の作業内容と難易度に基づいて、各作業者の配
    置態様を計画する人員配置計算ステップとを含む人員配
    置方法を実現するプログラムを格納した記録媒体。
JP2001182185A 2001-06-15 2001-06-15 人員配置システム、人員配置方法、及びその方法を実現するプログラムを格納した記録媒体 Pending JP2002373235A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001182185A JP2002373235A (ja) 2001-06-15 2001-06-15 人員配置システム、人員配置方法、及びその方法を実現するプログラムを格納した記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001182185A JP2002373235A (ja) 2001-06-15 2001-06-15 人員配置システム、人員配置方法、及びその方法を実現するプログラムを格納した記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002373235A true JP2002373235A (ja) 2002-12-26

Family

ID=19022335

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001182185A Pending JP2002373235A (ja) 2001-06-15 2001-06-15 人員配置システム、人員配置方法、及びその方法を実現するプログラムを格納した記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002373235A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010181979A (ja) * 2009-02-03 2010-08-19 Hitachi Ltd 緊急時人員割当方法、緊急時人員割当システム、および管理サーバ
JP2014191377A (ja) * 2013-03-26 2014-10-06 Hitachi Systems Ltd 作業担当者割当方法および作業担当者割当システム
KR20180090236A (ko) * 2018-08-03 2018-08-10 주식회사 제이원 내공시공량 및 실시공량 산출 방법과 작업자 배치 추천 및 시공효율 평가 방법
JP7404158B2 (ja) 2020-06-04 2023-12-25 株式会社日立製作所 業務負荷平準化システム、プロジェクト管理サーバ、及び業務負荷平準化方法
JP7431588B2 (ja) 2020-01-16 2024-02-15 株式会社東芝 作業者の管理システム、作業者の管理方法、及びプログラム

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010181979A (ja) * 2009-02-03 2010-08-19 Hitachi Ltd 緊急時人員割当方法、緊急時人員割当システム、および管理サーバ
JP2014191377A (ja) * 2013-03-26 2014-10-06 Hitachi Systems Ltd 作業担当者割当方法および作業担当者割当システム
KR20180090236A (ko) * 2018-08-03 2018-08-10 주식회사 제이원 내공시공량 및 실시공량 산출 방법과 작업자 배치 추천 및 시공효율 평가 방법
KR101969488B1 (ko) * 2018-08-03 2019-04-16 주식회사 제이원 내공시공량 및 실시공량 산출 방법과 작업자 배치 추천 및 시공효율 평가 방법
JP7431588B2 (ja) 2020-01-16 2024-02-15 株式会社東芝 作業者の管理システム、作業者の管理方法、及びプログラム
JP7404158B2 (ja) 2020-06-04 2023-12-25 株式会社日立製作所 業務負荷平準化システム、プロジェクト管理サーバ、及び業務負荷平準化方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5416322B2 (ja) 作業管理システム、作業管理端末、プログラム及び作業管理方法
WO2019056710A1 (zh) 供应商推荐方法、装置及计算机可读存储介质
US11610670B1 (en) System and method of dynamically generating work assignments
JP2014211766A (ja) 要員管理システム、及び要員管理方法
US10699225B2 (en) Production management support apparatus, production management support method, and production management support program
US20110295647A1 (en) Manufacturing plan drawing-up system and method
JP2005276003A (ja) 作業指示システム
Agnihothri et al. Cross‐training Decisions in Field Services with Three Job Types and Server–Job Mismatch
JP2006244342A (ja) プロジェクト計画算出方法及びシステム
JP2009289056A (ja) 人員配置計画支援装置
JP2002373235A (ja) 人員配置システム、人員配置方法、及びその方法を実現するプログラムを格納した記録媒体
JP2007213141A (ja) 人員配置システム、人員配置方法、人員配置プログラム、及びこの人員配置プログラムを格納した記録媒体
JP2021144756A (ja) プロジェクト計画策定システム
US5506783A (en) Method and apparatusa for determining supply sequence of products ot be processed to production line
JPH1011498A (ja) 営業マネジメント支援システム
CN110472926A (zh) 价值管理服务器、价值管理方法以及计算机可读记录介质
US8290608B2 (en) Manufacturing instruction equipment, program, manufacturing instruction system, and manufacturing instruction method
JP2796409B2 (ja) 日程管理方法及び装置
JP2021093067A (ja) 情報処理システムおよび情報処理方法
JP2009080759A (ja) セル生産方式工程管理方法
JPH0698557B2 (ja) 作業負荷表示装置
JP2021089497A (ja) 生産現場における不具合の管理方法、その管理装置、その管理プログラム
JPH09223175A (ja) 販売業務支援方法
JP2001117983A (ja) 原価管理装置及び記録媒体
JP2000322119A (ja) 代替ロット決定システム