JP2017004083A - 支援システム - Google Patents
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Abstract
Description
1−1.自動火災報知設備の構成
まず、本実施の形態に係る支援システム100と通信接続される、建築物に設置された自動警報設備である自動火災報知設備200(以下、自火報設備200)について、図1に基づいて説明する。自火報設備200は、信号線C1と通信回線3とを介して支援システム100と通信接続される。
次に、本実施の形態に係る支援システム100の構成について、図1に基づいて説明する。支援システム100は、支援装置1と、自衛消防隊の隊員が所持し携帯する1以上の端末2と、通知装置4とで構成される。なお、端末2には、自衛消防隊の役割を選定された隊員が所持する端末2A、自衛消防隊の隊員候補でありながら、その役割が選定されていない隊員候補が所持する端末2B、防災センタに設置される端末2C、があり、これらを総称して端末2とする。支援装置1と端末2と通知装置4とは、通信回線3を介して互いに通信する。通信回線3は、例えばインターネットであるが、これに限るものではない。例えば、IMT−2000に準拠した無線通信網や、iEEE802.11に準拠する無線LANなどであってもよく、また、当該建築物内に設けた無線通信網をインターネット等の通信回線3にゲートウェイを介して接続して一体的に運用するようにしてもよい。通信回線3は、少なくとも端末2と無線通信で接続され、支援装置1とは無線又は有線で接続され、支援装置1と端末2との間で通信を行う通信網である。なお、受信機10は、通信回線3を介して無線又は有線で支援システム100と接続され、受信機10と支援システム100との間で通信を行うが、受信機10は通信回線3を介することなく無線又は有線で支援装置1と直接接続されるようにしてもよい。
次に、支援システム100を構成する支援装置1の構成について、図2に基づいて説明する。支援装置1は、自衛消防隊員による活動を支援するための装置であり、通信部13と、記憶部12と、制御部11とを有する。支援装置1は、例えばサーバであり、クラウドコンピューティングの機能によって構成されるクラウドサーバであってもよい。
通信部13は、信号線C2と通信回線3とを介して、端末2および受信機10と制御情報等を通信するインターフェースである。なお、通信部13は、信号線C2に代えて無線通信で通信回線3と接続するようにしてもよい。このように、支援装置1の通信部13をネットワーク経由等の通信回線3を介して通信させることにより、自火報設備200が設置された防火対象物の外部に支援装置1を設けることが可能である。また、端末2とは通信回線3を介して通信する一方で、受信機10とは直接、有線接続又は無線接続されるようにしてもよい。すなわち通信部13は、端末2と通信回線3を介して通信する第1の通信部と、受信機10と通信する第2の通信部と、により構成されてもよい。なお、支援装置1は、端末2との間で互いに識別して通信を確立するために、通信識別子を備えて後述する記憶部12に記憶するようにしてもよい。
記憶部12は、ROM、フラッシュメモリ、ハードディスク等の不揮発性の記憶手段であり、自衛消防隊員の活動を支援するための処理を実行するプログラムを記憶する。また、記憶部12は、部隊候補データベース(図において「データベース」を「DB」と表記する)121を有する。
制御部11は、記憶部12に記憶されたプログラムに基づいて支援装置1の各部の動作を制御する制御手段である。制御部11は、図示せぬCPU等の演算処理装置を備え、その機能的構成として、編成部111、情報生成部112、発信部113を備える。更に、異状断定部114を備えるようにしてもよい。
次に、支援システム100を構成する端末2の構成について、図4に基づいて説明する。図4は端末2の構成を示すブロック図である。
制御部21は、図示せぬ演算処理装置としてのCPU等を有し、CPUが記憶部22等に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより端末2の各部を制御する制御手段である。また、制御部21は、当該端末2を発信先とする支援装置1から発信される支援情報を取得して表示部24に表示させる。このとき制御部21は、当該端末2を発信先とする支援装置1から発信される支援情報に基づいて起動するようにしておくことが望ましい。すなわち、平常状態では端末2の制御部21は休止状態としておき、当該端末2を発信先とする支援装置1からの支援情報が通信部23を介して受信されると、制御部21を起動させる図示しない起動手段としての起動部を備えるとよい。なお、これに限らず制御部21を常に起動させておき、当該端末2を発信先とする支援装置1からの支援情報を常時受信し取得できるようにしてもよい。このとき、制御部21は、定期的に支援装置1にアクセスし、当該端末2に対する支援情報がある場合に、この支援情報を支援装置1から取得するようにしてもよい。なお、本実施形態では、端末2が支援装置1からの支援情報を随時取得できるものとして説明し、当該端末2を発信先とする支援装置1からの支援情報に基づいて制御部21を起動させる構成については後述する。
記憶部22は、フラッシュメモリやSSD(ソリッドステートドライブ)などの不揮発性の記憶手段であり、制御部21のCPUに読み込まれて実行されるプログラムを記憶する。また、記憶部22は、防災支援アプリ221を有する(図示せず)。この防災支援アプリ221は、自衛消防隊員の活動を支援するための処理を実行するプログラムである。この防災支援アプリ221は、支援装置1から発信された支援情報を表示部24に表示させる。また、記憶部22には、自己の識別子としての端末識別子が記憶される。この端末識別子は、支援装置1との通信用の端末識別子、例えば端末IDであり、予め登録されていてもよいし、また、支援装置1との間で、各種項目の設定登録作業を行うことにより、記憶部22に記憶されるようにしてもよい。
通信部23は、通信回線3を介して支援装置1と通信を行うための通信手段であり、無線通信によって通信回線3と接続するインターフェースである。なお、端末2は、支援装置1との間で互いに識別して通信を確立するために、通信識別子を備えて記憶部22に記憶するようにしてもよい。
表示部24は、液晶などを利用した画面241を備え、制御部21からの指示に応じてこの画面241に画像が表示され、例えば支援装置1から発信された支援情報に基づく画像が表示される。
操作部25は、当該端末2を所持する隊員又は隊員候補が、表示部24の表示を選択操作したり、情報を発信する操作をしたりする操作手段であり、例えばタッチパネル251を有する。タッチパネル251は、例えば操作者の指などの指示体によって操作され、表示部24の画面241に重なる領域における位置を指示する操作者の操作を検出する。タッチパネル251は例えば、画面241に重ねられた透明な静電容量方式のタッチパネルである。
次に、支援システム100の動作について、図5のシーケンス図に基づいて説明する。
支援システム100における災害対応編成は、自火報設備200からの火災信号に基づいて実行する。まず、自火報設備200における火災の感知について説明する。自火報設備200に備わる火災感知器5(図1参照)は、火災に起因する物理現象を検出することに基づいて火災を感知する。火災そのものを検出するわけではないので、火災ではないにもかかわらず一定の条件を満たすと火災感知器5は火災を感知したものと判定してしまう場合もある。したがって、自火報設備200の受信機10から発信される火災信号を受け付けたとき、支援システム100は、後述する現場確認に基づいて判断することにより信頼性の高い火災断定を行うことができる。ここでは説明の便宜上、自火報設備200(受信機10)が発信した火災信号(S101)を受け付けることによって支援装置1に災害対応編成を実行させるものとして説明する。なお、自火報設備200が設置された建築物の防災関連設備では、火災感知器5が火災を感知したことに加え、所定の条件を満たすことによって、火災であると断定し、火災断定信号を発信するものがある。例えば、現場確認結果による火災断定の操作入力があること、図示しない発信機や非常電話の操作が行われたこと、火災感知した火災感知器5とは異なる区画の火災感知器5が火災を感知して火災が拡大したと判断できること、火災感知器5が火災を感知してから火災確認されぬまま所定時間が経過したこと、等のいずれかである。このような火災断定信号(S109)を受け付けたときも、支援装置1に災害対応編成を実行させる。なお、上記において、火災は本発明における異状の一例であり、火災信号は本発明における異状信号の一例であり、火災断定は本発明における異状断定の一例である。本発明における異状感知は、火災感知だけに限るものではなく、平常時とは異なる状態であって当該建築物において自衛消防隊の対応を要したり、当該建築物からの避難を要したりする、あらゆる非常事態の感知を含むものである。
上述したように、自火報設備200からの火災信号(S101)に基づいて、支援システム100が現場確認要員を選定し、現場確認に基づいて火災と断定する工程を設けることが望ましい。
上述したように自衛消防隊を編成するに当たり、限られた隊員候補から役割の定数を充足するように編成するためには、一人の隊員に複数の役割を兼務させたい場合が発生し得る。しかしながら、指揮等の専念すべき役割に選定された隊員が他の役割に選定されたり、異なる場所で同時に活動するような無理な選定がされたりすると、編成された自衛消防隊が有効に機能しないことは自明である。一方、連続的に活動しているわけではない役割もあり、異なる場所で同時に活動することがないような役割は、兼務可能な役割の対象となり得る。したがって、専念すべき役割に選定された隊員が他の役割に選定されたり、異なる場所で同時に活動するような無理な選定がされたりすることがないようにし、更に、予め定めた兼務可能な役割を兼務させて役割毎の定数を満たすことができるようにする仕組みが必要となり得る。なお、自衛消防隊の役割としては、一般的に次のものが上げられる。指揮係は、指揮所の設置、避難・消火活動の状況把握、隊長の指示・命令の伝達、必要資材の結集及び資料・情報等の確保を行う。通報連絡係は、消防機関への通報の確認と、隊長への災害状況報告及び隊長の指示・命令の伝達、外部との連絡を行う。消火係は、消火器又は屋内消火栓設備等を活用して適切な初期消火を行う。避難誘導係は、在館者を安全な場所に誘導・引率する。安全防護係は、排煙口の操作及び防火戸、防火シャッター、防火ダンパーの封鎖等を行う。救護係は、負傷者等の応急手当を行い、救急隊と密接な連絡をとり、速やかに負傷者等を病院に搬送できるように適切な対応をとる。これらのような役割が本部隊および地区隊(フロア毎等)で編成されるが、各役割は固定的ではなく自由に統合・細分でき、例えば、持ち出し用に管理されている印章、重要データ・書類、現金等を持ち出す非常持出係等を追加設置することもできる。
上述した自衛消防隊の編成における説明では、支援システム100が提供する支援情報は、端末2Aに対する役割情報および行動指示情報であったが、支援システム100が支援情報を提供する対象は端末2Aに限るものではなく、また、提供する支援情報は役割情報と行動指示に限るものではない。例えば、自衛消防隊の役割に選定されなかった隊員候補が所持する端末2Bに支援情報を提供してもよい。また、支援情報としては、火災感知情報、火災断定情報、非火災情報を提供するようにしてもよい。上記の火災感知情報、火災断定情報、非火災情報は、それぞれ本発明における、少なくとも現場確認要員を発信先とする異状信号に基づく異状感知情報、少なくとも選定された隊員を発信先とする異状断定情報、異状信号が誤報であったときに少なくとも異状感知情報の発信先を発信先とする非火災情報、の一例である。
以上が実施形態の説明であるが、この実施形態の内容は以下のように変形し得る。また、以下の変形例を組み合わせてもよい。
上述した実施形態において、支援装置1の記憶部12が備える第1の記憶領域としての部隊候補データベース121は、自衛消防隊の役割と、その役割毎の定数と、優先して隊員を選定する役割の順位である役割優先順位と、隊員候補情報として自衛消防隊の役割毎に優先して選定される順位である選定優先順位と、を関連付けて記憶するものであれば、その形態は如何なるものであってもよい。例えば、図3に記したような、役割毎に選定優先順位の順に隊員候補を登録することに代えて、図12に示すように、役割毎に隊員候補と対応させて選定優先順位を登録するようにしてもよい。例えば、図12において本部隊本部長の役割には、隊員候補番号001、002、003、009に対応して、それぞれ選定優先順位1、2、3、4が登録されている。そして、編成部111は、本部隊本部長の役割に対する選定優先順位を参照し、選定優先順位1、2、3、4の順に隊員候補番号001、002、003、009を検索して隊員を選定する。このように構成しても、優先すべき役割に対して優先して選定されるべき隊員候補が選定され、自衛消防隊を適切に編成することができる。また、不在者を除外したとしても選定優先順位の高い隊員候補が選定され、ひいては自衛消防隊を適切に編成することができる。
支援装置1の記憶部12が備える第1の記憶領域としての部隊候補データベース121は、上述した実施形態で述べた構成に限るものではない。部隊候補データベース121は、自衛消防隊の役割と、その役割毎の定数と、優先して隊員を選定する役割の順位である役割優先順位と、隊員候補情報とを関連付けて記憶する。上述した実施形態では、隊員候補情報に、自衛消防隊の役割毎に優先して選定される順位である選定優先順位を隊員候補の属性情報として記憶するものであったが、この属性情報として役割毎の隊員の適性度を記憶することに代えてもよい。このとき、編成部111は、隊員候補の適性度に基づいて隊員を選定するようにするとよい。例えば、図13に示したように、役割毎に各隊員候補の適性度を数値化して登録する。図13の例では、本部隊本部長の役割には、隊員候補番号001、002、003、009に対応して、それぞれ適性度10、9、8、6が登録されている。そして、編成部111は、本部隊隊長の役割に対する適性度を参照し、その値が高い順に隊員候補番号001、002、003、009を検索して隊員を選定する。なお、適性度には各隊員候補の訓練結果をそれぞれの適性度に反映させるようにしてもよい。例えば、消防訓練で参加した役割に基づいて、当該役割に対する習熟として適性度を加算するように登録し、記憶させるようにすることができる。また、支援装置1又は図示しない訓練用サーバに訓練用プログラムを設け、端末2を用いて訓練プログラムを実行するようにし、訓練結果として獲得した得点を反映するように、当該隊員候補の属性情報として記憶されている適性度を支援装置1が更新するようにしてもよい。この訓練プログラムとしては、隊員候補が単独で実施する仮想訓練を採用できる。この仮想訓練としては、設問に対する回答に基づいて採点するようなeラーニングの手法や、所定の役割に用いる消防用設備への移動を実際に行って測位手段や当該消防用設備に設けた電子標識等でその移動の成否を判定する訓練や、更に当該消防用設備の操作方法に対する設問に対する回答をその操作するとした部位で成否を確認する訓練、等を採用することができる。このような仮想訓練プログラムを用いることにより、平常時に隊員候補が自らの能力を高めることができる。また、所定の火災想定で実行するシミュレーションに基づいて、自衛消防隊が集団で実施する仮想消防訓練のプログラムを行うようにしてもよい。このように、隊員候補の役割毎の適性度を隊員候補の属性情報として記憶するように構成することにより、優先すべき役割に対して最も高い適性を有する隊員候補が選定され、自衛消防隊を適切に編成することができる。また、不在者を除外したとしても高い適性を有する隊員候補が選定され、ひいては自衛消防隊を適切に編成することができる。また、選定優先順位に基づいて隊員を選定した後、定数を充足しない役割について適性度に基づいて補充する隊員を選定して定数を充足するようにしてもよい。
上述した実施形態において編成部111が隊員候補から隊員を選定する前に、情報生成部112は、隊員候補に自衛消防隊への参加を要請する参加要請情報を生成し、これを隊員候補が所持する端末2に表示させ、編成部111は、その参加要請情報に対して許諾する旨の応答があった端末2に対応する隊員候補を対象として自衛消防隊を編成するようにしてもよい。
上述した実施形態において、支援装置1が隊員候補の在館情報を取得するようにし、該在館情報に基づいて、編成部111が不在者を除外した隊員候補から隊員を選定するようにしてもよい。在館情報は、当該建築物の入退館を管理する入退館システムに基づいて取得してもよいし、端末2の位置情報に基づいて取得するようにしてもよい。そして、編成部111は、在館する隊員候補を対象として自衛消防隊の編成を実行することによって、不在者を除外して自衛消防隊を編成できる。
上述した実施形態において、支援装置1は複数の建築物を識別可能に登録するようにし、複数の建築物の自衛消防隊を支援するようにしてもよい。それぞれの防火対象物である建築物は、それぞれ固有の識別子である施設識別子を有し、それぞれの自火報設備200は異状信号としての火災信号を発信する際に、この施設識別子をも発信するようにしておく。そして、支援装置1の記憶部12は、この施設識別子を、第1の記憶領域としての部隊候補データベース121と対応させて更に記憶しておく。このように構成することにより、支援装置1は、複数の建築物の自衛消防隊を支援することができ、多数の建築物の自衛消防隊を一つの支援装置1で支援することも可能とする。ひいては、平常時には経済的に何ら生産しない支援システムの経済的負担を軽減することが可能となり、このような支援装置1を運営し、支援システムによる自衛消防隊への支援をサービスとして提供する事業を可能とする。
上述した実施形態において、支援装置1から発信された支援情報を端末2にリアルタイムで表示させるために、端末2からのリクエストによらずに端末2に対して能動的に情報を取得させるプッシュ型情報通知の技術を用いることができる。端末2が休止状態であってもプッシュ型情報通知に基づいて端末2を起動させ、支援情報を強制的に表示させるように制御する構成の一例について、以下に説明する。
上述した実施形態において、支援装置1は、クラウドコンピューティングシステムの機能によって構成されるようにしてもよい。ここで述べるクラウドコンピューティングシステムとは、通信回線3によるネットワーク上に設けられた複数のネットワーク機器に、ソフトウェアや情報を格納しておき、端末2が通信回線3にアクセスすることによって、ネットワーク上に設けられた前記複数のネットワーク機器を支援装置1として利用可能とする技術である。例えば、ネットワーク上に設けられた複数のクラウドサーバが互いに連携して、支援装置1として機能するものである。このように構成することにより、ネットワーク上のクラウドサーバを増設することにより、支援システム100の規模を容易に拡大することができる。また、端末2からの支援装置1へのアクセスを複数のクラウドサーバに分散させることを可能とするので、一つの支援装置1にアクセスが集中して機能不全に陥ることを防止することができる。
上述した実施形態では、端末2を自衛消防隊が所持し、携帯するモバイル端末2A、2Bとして説明したがこれに限るものではない。支援システム100は、据置型のPC、例えば、デスクトップPCやラップトップPC、等を用いた端末2を、端末2Cとして防災センタ等の自衛消防活動の活動拠点や遠隔地の監視センタ等に設置するようにしてもよい(図1を参照)。
上述した実施形態において、現場確認要員からの異状確認情報に基づいて、支援装置1の異状断定部114が火災か否かを判定していたが、支援装置1は発信部113から異状確認情報に基づいた火災断定情報又は非火災情報を発信するようにし、この情報に基づいて当該建築物に備わる非常用放送設備より火災放送又は非火災放送をさせるようにしてもよい。このとき、非常用放送設備は、支援装置1からの上記情報を取得できるように、通信回線3に接続する通信部を備えるようにするとよい。
上述した実施形態において、感知手段が感知する異状とは火災やガス漏れ等であったが、他の異状を感知するようにしてもよい。例えば、漏電や水漏れなどを感知する感知手段であってもよい。要するに、感知手段は、それが作動した場合に人が現場で状況を確認したり現地対応をしたりする意味がある種類の異状を感知するものであればよい。また、例えば、深夜に不審者を人感センサが感知したり、窓センサが窓ガラスの破壊を感知したりした場合、支援装置1は、端末2を携帯する警備員に対して現場確認を指示したり、警備会社や所轄警察署へ通報するようにしてもよい。
Claims (10)
- 通信手段と表示手段と操作手段とを有する端末と、通信回線を介して前記端末と通信する通信手段と、建築物に配設された感知手段が感知した異状に基づいて異状信号を発信する自動火災報知設備と通信して該異状信号を取得する受付手段と、前記異状信号又は隊員が前記端末から発信する情報に基づいて生成される支援情報を前記通信手段から発信させる発信手段と、を有する支援装置と、を具備する支援システムであって、
前記端末は、前記支援情報を取得して前記表示手段に表示させる制御手段を備え、
前記支援装置は、
自衛消防隊の役割と、優先して隊員を選定する役割の順位である役割優先順位と、隊員候補情報と、を関連付けて記憶する第1の記憶領域を有する記憶手段と、
前記異状信号に基づいて、前記記憶部の第1の記憶領域を参照して前記役割優先順位の上位順に不在者を除外して前記役割毎に前記隊員候補から隊員を選定して自衛消防隊を編成する災害対応編成を実行する編成手段と、
選定された隊員に対応する前記端末を発信先とする役割情報を前記発信手段から発信させる支援情報として生成する支援情報生成手段と、
を備え、自衛消防隊の活動を支援することを特徴とする支援システム。 - 請求項1において、
前記編成手段は、前記異状信号を取得すると、当該異状信号に基づいて異状発生場所を特定するとともに、前記記憶部の第1の記憶領域を参照して不在者を除外して前記隊員候補情報より前記異状発生場所に対応する地区隊の隊員候補を現場確認要員として選定する初期対応編成を実行し、異状が発生したと断定されてから前記災害対応編成を実行し、
前記支援情報生成手段は、前記初期対応編成の後、前記現場確認要員を発信先とする異状確認指示を前記発信手段から発信させる支援情報として更に生成し、
前記現場確認要員が前記異状を確認することによる前記操作手段の操作に基づく異状確認情報が対応する端末から発信されることに基づいて異状が発生したと断定する断定手段と、
を備えることを特徴とする支援システム。 - 請求項1又は2において、
前記編成手段は、前記異状信号を取得すると、当該異状信号に基づいて異状発生場所を特定するとともに、当該異状発生場所の階に対応する地区隊とその直上階に対応する地区隊について、他の地区隊よりも優先して前記災害対応編成を実行する
ことを特徴とする支援システム。 - 請求項1乃至3において、
第1の記憶領域は前記隊員候補の前記隊員候補情報として前記自衛消防隊の役割毎に優先して選定される順位である選定優先順位を記憶し、前記編成手段は前記役割毎に前記選定優先順位に基づいて前記隊員候補から隊員を選定することを特徴とする支援システム。 - 請求項1乃至3において、
第1の記憶領域は前記隊員候補の前記隊員候補情報として前記役割毎の適性度を記憶し、前記編成手段は前記適性度に基づいて前記隊員候補から隊員を選定することを特徴とする支援システム。 - 請求項1乃至5において、
前記記憶手段は前記役割毎に兼務を禁止又は許可する他の役割を関連付けて記憶する第2の記憶領域を更に有し、前記編成手段は第2の記憶領域を参照して兼務を禁止する複数の役割に隊員が選定されないように前記編成を行うことを特徴とする支援システム。 - 請求項1乃至6において、
前記編成手段が前記隊員候補から隊員を選定する前に、前記支援情報生成手段は、前記隊員候補に自衛消防隊への参加を要請する参加要請情報を生成し、これを前記隊員候補の所持する前記端末に表示させ、前記編成手段は、該参加要請情報に対して許諾する旨の応答があった端末に対応する隊員候補を対象として自衛消防隊を編成することを特徴とする支援システム。 - 請求項1乃至7において、
前記編成手段が前記隊員候補から隊員を選定した後に、前記支援情報生成手段は、選定された隊員が所持する端末に当該隊員が選定された役割への参加を要請する参加要請情報を生成し、これを当該端末に表示させ、前記編成手段は、該参加要請に対して許諾する旨の応答がなかった端末に対応する役割を対象として代替要員を選定することを特徴とする支援システム。 - 請求項1乃至8において、
前記支援装置は、当該建築物の入退館を管理する入退館システムに基づく在館者情報、又は、前記端末の測位手段が取得する自己の位置情報、に基づいて前記隊員候補の在館情報を取得し、
前記編成部は、在館する隊員候補を対象として前記選定を実行することによって、不在者を除外して自衛消防隊を編成できるようにした
ことを特徴とする支援システム。 - 請求項1乃至9において、
前記支援情報生成手段は、前記支援情報として、前記編成手段が編成した自衛消防隊を構成する部隊毎の構成隊員を示す部隊一覧情報を更に生成し、
前記発信手段は、少なくとも部隊を指揮する役割に選定された隊員に対応する端末からの要求に基づいて、当該端末を発信先として対応する部隊の前記部隊一覧情報を発信し、当該端末に表示させる
ことを特徴とする支援システム。
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