JP6426810B2 - 支援システム - Google Patents
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Description
本発明は、異状発生時に自衛消防隊の活動を支援する技術に関し、特に異状の発生を迅速に自衛消防隊員に通知する技術に関する。
従来、自動火災報知設備等の防災設備の防災情報を防火対象物の管理者等に通知するためのシステムが提案されている。例えば、特許文献1では、防災設備の防災情報を出力する防災監視盤と、防災情報を受信するサーバ装置と、このサーバ装置と通信可能な携帯電話とを備えて構成された防災情報報知システムが提案されている。この防災情報報知システムでは、サーバ装置は、防災情報の報知先である携帯電話の電子メールアドレスを格納するアドレスDBを備え、防災監視盤から防災情報を受信すると、当該防災情報を報知するためのWebページの所在を特定するための特定情報を含んだ電子メールを携帯電話に送信する。一方、携帯電話は、サーバ装置から送信された電子メールを電子メーラにより出力するとともに、Webブラウザにてこの電子メールに含まれる特定情報に基づいてWebページのWebデータを取得して当該Webページを出力する。
しかしながら、上記の防災情報報知システムでは、携帯電話の利用者は、サーバ装置から報知された防災情報を閲覧するためには、まず電子メーラを起動してサーバ装置から送信された電子メールを取得し、さらにWebブラウザを起動してこの電子メールに含まれる特定情報に基づいてWebページを取得し、出力しなければならない。携帯電話の利用者は、これらの操作を能動的に行う必要があり、防災情報の迅速な取得に支障があった。
本発明は、上記課題に鑑み、火災等の異状発生時に当該異状を自衛消防隊の各隊員に迅速に通知することを目的とする。
(1)上述した課題を解決するため、本発明に係る支援システムは、建築物に配設された感知手段が感知した異状に基づいて異状信号を送出する自動警報設備と通信する支援装置と、自衛消防隊の隊員が携帯する端末とを具備する支援システムであって、前記支援装置は、前記異状信号に対応する異状情報を前記端末に通知するための通知手段と、前記自動警報設備と、通信回線を介して通信する支援装置通信部と、前記通知手段が前記端末を識別する第1の端末識別子と前記支援装置が前記端末を識別する第2の端末識別子とを関連付けて記憶する記憶部と、前記自動警報設備から異状信号を受信すると、前記異状信号に対応する異状情報を生成する生成部と、前記異状信号を受信すると、前記記憶部を参照して、当該異状情報の通知先となる前記第2の端末識別子を有する端末の第1の端末識別子を取得し、取得した第1の端末識別子と当該異状情報が生成されたことを示す情報とを含む通知要求を前記通知手段に対して送信する通知要求部と、前記異状情報の要求を受信すると、当該要求を発した端末を前記第2の端末識別子によって識別し、当該第2の端末識別子を有する端末に前記異状情報を通知する通知部と、を備え、前記端末は、当該端末を識別するための前記第1の端末識別子と前記第2の端末識別子とを記憶部に記憶し、前記第1の端末識別子により識別して前記異状情報を取得して表示部に表示させるための表示制御プログラムを前記記憶部に記憶し、前記通知要求により前記通知手段から前記第1の端末識別子とともに通知される前記異状情報が生成されたことを示す情報を受信されると、前記表示制御プログラムに従って、前記異状情報を要求する要求部と、前記要求部により要求され、前記通知部から取得された前記異状情報を前記表示部に表示させる表示制御部と、を備えることを特徴とする。
(2)また、本発明に係る支援システムは、(1)の構成において、前記通知要求により前記通知手段から前記第1の端末識別子とともに通知される前記異状情報が生成されたことを示す情報を受信すると、前記表示制御プログラムを起動する起動部を、前記端末はさらに備えたことを特徴とする。
上記の(1)又は(2)の構成によれば、火災等の異状発生時に、当該異状を自衛消防隊の隊員が携帯する端末毎に迅速に表示し、各隊員へ迅速に通知することができる。
1.実施形態
1−1.自動火災報知設備の構成
まず、本実施の形態に係る支援システム100と通信接続される、建築物に設置された自動警報設備としての自動火災報知設備200(以下、自火報設備200)について、図1に基づいて説明する。自火報設備200は、信号線C1と通信回線3とを介して支援システム100と通信接続される。
1−1.自動火災報知設備の構成
まず、本実施の形態に係る支援システム100と通信接続される、建築物に設置された自動警報設備としての自動火災報知設備200(以下、自火報設備200)について、図1に基づいて説明する。自火報設備200は、信号線C1と通信回線3とを介して支援システム100と通信接続される。
自火報設備200は、火災やガス漏れ等の異状を感知する感知手段としての火災感知器5、ガス漏れ検知器6等を有し、これらの感知手段は防火対象物である建築物に配設される。これらの感知手段は、信号線C4を介して、あるいは中継手段である中継器8と信号線C4とを介して、受信機10へ接続され、異状を感知すると異状感知信号を受信機10へ送出する。
これらの感知手段は、アドレス等の固有の識別子を有し、異状を感知したときはどの感知手段が異状を感知したか判別できるようになっているものがある。また、これらの感知手段が固有の識別子を有しない場合でも、これら感知手段が配設された区画を受信機10が特定できるような区画情報を有しており、感知手段が異状を感知したときはどの区画で異状が感知されたか判別できるようになっている。すなわち、自火報設備200は、感知手段に固有の識別子又は感知手段が配設された区画情報に基づいて異状を感知した場所を示す感知手段位置情報を有する。そして、これらの感知手段が異状を感知し、異状を感知した感知手段からの異状感知信号を受信した受信機10が、公知の蓄積機能等を有する図示しない火災判断手段で火災等の異状と判断すると、異状を感知した感知手段が感知した異状の内容と上記感知手段位置情報とを含めた異状信号を送出する。このとき異状信号に含まれる感知手段位置情報は、異状を感知した火災感知器5又はガス漏れ検知器6に固有の識別子又は区画番号等である。受信機10が送出する上記異状信号は、後述する支援システム100に送出されて異状の内容とその位置情報とを含む異状情報が作成され、自衛消防隊員が携帯する端末2へ異状情報をプッシュ通知させ、表示させる。このように通信回線3を介して火災等の上記異状信号を送出するために、受信機10は図示しない通信手段を備える。
また、自火報設備200は、地区音響警報装置としての音声警報装置7を有し、音声警報装置7は防火対象物である建築物に配設される。この地区音響警報装置は、直接に信号線C4を介して、又は、中継手段である中継器9と信号線C4とを介して、受信機10へ接続される。そして、音声警報装置7は、受信機10からの信号に応じて、火災感知放送、火災放送、非火災放送を出力する。なお、上記の地区音響警報装置は、音声警報装置7に限るものでない。例えば、図示しない非常警報設備や、図示しない地区ベルに代えてもよい。なお、自火報設備200は上記に限るものではなく、公知のあらゆる自動火災報知設備を適用し得るものである。例えば、無線式の火災感知器を有する等、自動火災報知設備における信号授受の一部又は全てを無線通信するものであってもよい。また、例えば、固有の信号線で火災感知器と受信機とを接続するP型システムであっても、共通の信号線で接続して多重伝送を行うR型システムであってもよい。そして、感知手段が火災等の異状を感知し、火災判断手段が火災等の異状としたときに、通信回線3を介して上記異状信号を送出する通信手段を備えるものであればよい。また、そのような通信手段が備わらない受信機を用いる場合であっても、受信機に接続して上記異状信号を通信回線3に送出可能な通信手段を設けるようにしてもよい。この通信手段は、受信機に通信インターフェースとして内蔵してもよいし、受信機の信号出力を受信して通信回線3へ異状信号を送出する通信インターフェースとして受信機の外部に設ける中継器であってもよい。
1−2.支援システムの構成
次に、本実施の形態に係る支援システム100の構成について、図1に基づいて説明する。支援システム100は、支援装置1と、自衛消防隊の隊員が所持し携帯する1以上の端末2と、通知装置4とで構成される。支援装置1と端末2と通知装置4とは、通信回線3を介して互いに通信する。通信回線3は、例えばインターネットであるが、これに限るものではない。例えば、IMT−2000に準拠した無線通信網や、iEEE802.11に準拠する無線LANなどであってもよい。通信回線3は、少なくとも端末2と無線通信で接続され、支援装置1及び通知装置4とは無線又は有線で接続され、支援装置1と端末2と通知装置4との間で通信を行う通信網である。なお、通信回線3は、受信機10とも無線又は有線で接続され、受信機10と支援システム100との間で通信を行う。
次に、本実施の形態に係る支援システム100の構成について、図1に基づいて説明する。支援システム100は、支援装置1と、自衛消防隊の隊員が所持し携帯する1以上の端末2と、通知装置4とで構成される。支援装置1と端末2と通知装置4とは、通信回線3を介して互いに通信する。通信回線3は、例えばインターネットであるが、これに限るものではない。例えば、IMT−2000に準拠した無線通信網や、iEEE802.11に準拠する無線LANなどであってもよい。通信回線3は、少なくとも端末2と無線通信で接続され、支援装置1及び通知装置4とは無線又は有線で接続され、支援装置1と端末2と通知装置4との間で通信を行う通信網である。なお、通信回線3は、受信機10とも無線又は有線で接続され、受信機10と支援システム100との間で通信を行う。
1−3.支援装置の構成
次に、支援システム100を構成する支援装置1の構成について、図2に基づいて説明する。支援装置1は、自衛消防隊員による活動を支援するための装置である。支援装置1は、通信部13と、記憶部12と、制御部11とを有する。
次に、支援システム100を構成する支援装置1の構成について、図2に基づいて説明する。支援装置1は、自衛消防隊員による活動を支援するための装置である。支援装置1は、通信部13と、記憶部12と、制御部11とを有する。
[通信部]
通信部13は、信号線C2と通信回線3とを介して、端末2、通知装置4及び受信機10と制御情報等を通信するインターフェースである。なお、通信部13は、信号線C2に代えて無線通信で通信回線3と接続するようにしてもよい。このように、支援装置1の通信部13をネットワーク経由等の通信回線3を介して通信させることにより、自火報設備200が設置された防火対象物の外部に支援装置1を設けることが可能である。また、端末2及び通知装置4とは通信回線3を介して通信する一方で、受信機10とは直接、有線接続又は無線接続されるようにしてもよい。すなわち通信部13は、受信機10と通信する第1の通信部と、端末2及び通知装置4と通信回線3を介して通信する第2の通信部とにより構成されてもよい。
通信部13は、信号線C2と通信回線3とを介して、端末2、通知装置4及び受信機10と制御情報等を通信するインターフェースである。なお、通信部13は、信号線C2に代えて無線通信で通信回線3と接続するようにしてもよい。このように、支援装置1の通信部13をネットワーク経由等の通信回線3を介して通信させることにより、自火報設備200が設置された防火対象物の外部に支援装置1を設けることが可能である。また、端末2及び通知装置4とは通信回線3を介して通信する一方で、受信機10とは直接、有線接続又は無線接続されるようにしてもよい。すなわち通信部13は、受信機10と通信する第1の通信部と、端末2及び通知装置4と通信回線3を介して通信する第2の通信部とにより構成されてもよい。
[記憶部]
記憶部12は、ROM、フラッシュメモリ、ハードディスク等の不揮発性の記憶手段であり、自衛消防隊員の活動を支援するための処理を実行するプログラムを記憶する。また、記憶部12は、隊員データベース(図において「データベース」を「DB」と表記する)121を有する。隊員データベース121は、すべての自衛消防隊の隊員について、各隊員が所持する端末2の、後述する第1の端末識別子と第2の端末識別子とを関連付けて記憶する。第1の端末識別子は、後述する通知装置4が端末2を識別する端末識別子であり、例えばデバイストークンである。第2の端末識別子は、支援装置1が端末2を識別する端末識別子としての端末IDである。この第2の端末識別子は、自火報設備200が設置された建築物毎に設けた物件IDとその建築物毎の端末IDとを組み合わせた識別子であってもよい。このようにすると、支援装置1は、複数の建築物について、当該建築物と関連付けられた端末に異状情報を通知することが可能となる。なお、第1の端末識別子と第2の端末識別子とを共通の端末識別子とし、支援装置1と通知装置4とが共通の端末識別子で端末2を識別できるようにしてもよい。また、隊員データベース121は、上記に加えて、さらに各隊員の属性情報を関連付けて記憶するようにしてもよい。なお、属性情報とは、自衛消防隊の各役割に対する適性を示し、その優先順位を記憶するようにしてもよく、火災等の異状発生時に、活動に参加できる人員で自衛消防隊を編成する際に有用な情報となる。また、隊員が互いに識別可能とする程度の個人情報として、顔写真や氏名およびその読み仮名並びに電話番号を記憶しておいてもよい。このようにすると、火災等の異状発生時に、普段は面識のない者同士で自衛消防隊を編成した際に、隊員同士が互いを認識する上で有用な情報となる。特に、テナントビル等、異なる組織の構成員同士を連携させて自衛消防隊の活動に当たらせる上で有用である。
記憶部12は、ROM、フラッシュメモリ、ハードディスク等の不揮発性の記憶手段であり、自衛消防隊員の活動を支援するための処理を実行するプログラムを記憶する。また、記憶部12は、隊員データベース(図において「データベース」を「DB」と表記する)121を有する。隊員データベース121は、すべての自衛消防隊の隊員について、各隊員が所持する端末2の、後述する第1の端末識別子と第2の端末識別子とを関連付けて記憶する。第1の端末識別子は、後述する通知装置4が端末2を識別する端末識別子であり、例えばデバイストークンである。第2の端末識別子は、支援装置1が端末2を識別する端末識別子としての端末IDである。この第2の端末識別子は、自火報設備200が設置された建築物毎に設けた物件IDとその建築物毎の端末IDとを組み合わせた識別子であってもよい。このようにすると、支援装置1は、複数の建築物について、当該建築物と関連付けられた端末に異状情報を通知することが可能となる。なお、第1の端末識別子と第2の端末識別子とを共通の端末識別子とし、支援装置1と通知装置4とが共通の端末識別子で端末2を識別できるようにしてもよい。また、隊員データベース121は、上記に加えて、さらに各隊員の属性情報を関連付けて記憶するようにしてもよい。なお、属性情報とは、自衛消防隊の各役割に対する適性を示し、その優先順位を記憶するようにしてもよく、火災等の異状発生時に、活動に参加できる人員で自衛消防隊を編成する際に有用な情報となる。また、隊員が互いに識別可能とする程度の個人情報として、顔写真や氏名およびその読み仮名並びに電話番号を記憶しておいてもよい。このようにすると、火災等の異状発生時に、普段は面識のない者同士で自衛消防隊を編成した際に、隊員同士が互いを認識する上で有用な情報となる。特に、テナントビル等、異なる組織の構成員同士を連携させて自衛消防隊の活動に当たらせる上で有用である。
また、記憶部12は、役割データベース(図において「データベース」を「DB」と表記する)122を有するようにしてもよい。役割データベース122は、役割毎の作業内容を予め記憶しておき、また、後述する編成部116を備えた場合は、編成部116が決定した隊員毎の役割を記憶し、さらに隊員データベース121を参照して、役割毎に隊員が互いに識別可能とする程度の個人情報(顔写真、氏名およびその読み仮名並びに電話番号)を取得してこれを記憶するようにしてもよい。ここで役割とは、例えば「指揮係」や「通報連絡係」や「消火係」や「避難誘導係」等である。このようにすると、効率よく、且つ、隊員の属性に応じて適正な役割を与えるように、自衛消防隊を自動的に編成することを可能とする。
また、記憶部12は、設置場所データベース(図において「データベース」を「DB」と表記する)123を有する。設置場所データベース123は、火災感知器5やガス漏れ検知器6といった複数の感知手段について、感知手段に固有の識別子又は感知手段が配設された区画情報に基づく感知手段位置情報と建築物における位置を特定する建物位置情報とを関連付けて記憶する。
設置場所データベース123は、受信機10を介して異状を感知した感知手段位置情報として与えられる火災感知器5又はガス漏れ検知器6に固有の識別子(又は感知手段が配設された区画情報としての区画番号)と、例えば、棟、階、フロアにおける座標(又は区画)で示される建築物における位置情報としての建物位置情報(又は区画)のデータとを関連付けて記憶する。
例えば、識別子「AL2」で表される感知器が配設された位置情報としての建物位置情報を、「1棟(建物)・20階(階層)・X1Y2(平面座標)」というように、感知器の設置座標情報として記憶部12に記憶する。また、例えば、感知器「AL2」の建物位置場所を「1棟(建物)・20階(階層)・第1区画(区画)」というように、感知器が配設された区画情報として記憶部12に記憶する。建物位置情報として記憶するデータは上記に限るものではなく、感知手段が配設された位置を自衛消防隊員が把握できる程度の情報でよい。また、感知手段が配設された位置情報である感知手段位置情報と関連付けて記憶され、後述する複数の端末位置情報と比較し、互いの位置関係を把握できるようなデータであってもよい。例えば、異状を感知した感知手段(例えば、火災感知器5)に最も近い端末2を、あるいは、異状を感知した感知手段から所定の範囲内に位置する1以上の端末2を、特定できるようなデータである。
また、記憶部12は、現場情報データベース(図において「データベース」を「DB」と表記する)124を有する。現場情報データベース124は現場情報として、例えば、異状発生場所を示す場所情報を記憶する。さらに、自衛消防隊員により確認された異状発生場所の状態を示す状態情報、自衛消防隊員により撮影された異状発生場所を示す画像情報を関連付けて記憶するようにしてもよい。また、さらに、当該画像情報を報告した端末2の端末ID、等を対応づけて記憶するようにしてもよい。このようにすると、自衛消防隊において現場情報を共有することが可能となり、防災センタで現場情報を確実に把握することもできる。
また、記憶部12は、作業状況データベース(図において「データベース」を「DB」と表記する)125を有するようにしてもよい。作業状況データベース125は、例えば、端末2の端末IDと、端末2を携帯する自衛消防隊員に割り当てられた作業を示す作業情報と、その作業の進捗状況を示す情報とを対応づけて記憶する。このようにすると、自衛消防隊において作業状況の情報を共有することが可能となり、防災センタで作業状況を確実に把握することもできる。
また、記憶部12は、避難状況データベース(図において「データベース」を「DB」と表記する)126を有するようにしてもよい。避難状況データベース126は、例えば、自衛消防隊員によって避難状況が確認された場所を示す場所情報と、当該隊員によって確認された避難人数と、当該隊員が携帯する端末2の端末IDとを対応づけて記憶する。このようにすると、自衛消防隊において避難状況の情報を共有することが可能となり、さらに、防災センタで避難状況を確実に把握することもできる。
また、記憶部12は、防災設備データベース(図において「データベース」を「DB」と表記する)127を有するようにしてもよい。防災設備データベース127は、例えば、防災設備の名称と、区画(例えば、フロア(階層)等)と、作業マニュアルとしての復旧マニュアルとを関連付けて記憶する。ここで、復旧マニュアルは、防災設備を復旧するための作業手順に関する情報であり、例えば、複数のWebページにより構成される。このようにすると、必ずしも防災設備に関する知識が十分ではない者であっても、必要な作業手順等の情報を任意に参照しながら、適切な作業に当たることが可能となる。
[制御部]
制御部11は、記憶部12に記憶されたプログラムに基づいて支援装置1の各部の動作を制御する制御手段である。制御部11は、図示せぬCPU等の演算処理装置を備え、その機能的構成として、受付部111、登録部112、生成部113、通知要求部114、通知部115を備える。さらに、編成部116を備えるようにしてもよい。
制御部11は、記憶部12に記憶されたプログラムに基づいて支援装置1の各部の動作を制御する制御手段である。制御部11は、図示せぬCPU等の演算処理装置を備え、その機能的構成として、受付部111、登録部112、生成部113、通知要求部114、通知部115を備える。さらに、編成部116を備えるようにしてもよい。
受付部111は、通信部13を介して受信機10から送出される異状信号を受信し、受け付ける受付手段である。また、受付部111は、通信部13を介して端末2から送出される各種の要求信号や応答信号を受信して受け付ける。
登録部112は、自衛消防隊員が携帯する端末2の第1の端末識別子と第2の端末識別子とを対応づけて隊員データベース121に登録する登録手段である。また、登録部112は、記憶部12が有するデータベースに応じて、以下のように情報を記憶させるようにしてもよい。例えば、記憶部12が現場情報データベース124を有する場合は、端末2から受信した現場情報を現場情報データベース124に記憶させる。また、記憶部12が作業状況データベース125を有する場合は、端末2から受信した作業の進捗状況情報を作業状況データベース125に記憶させる。また、記憶部12が避難状況データベース126を有する場合は、端末2から受信した避難状況情報を避難状況データベース126に記憶させる。
生成部113は、受信機10から受信した異状信号に基づいて、端末2に通知する警報情報を生成する生成手段である。具体的には、例えば、異状信号に含まれる感知手段の識別子と設置場所データベース123とに基づいて異状内容と異状の発生場所とを特定し、また、異状信号の受信日時から異状の発生日時を特定して、これらの情報を通知する警報情報を生成する。この警報情報は、端末2に対して異状を通知するための異状情報の一例である。また、生成部113は、生成した警報情報を識別するための警報番号を生成する。この警報番号は、異状情報を識別するための情報識別子の一例である。
通知要求部114は、生成部113により生成された警報情報のプッシュ通知を通知装置4に対して要求する通知要求手段である。通知要求部114は、生成部113により生成された警報番号と、プッシュ通知の送信先となる端末2を通知装置4が識別する第1の端末識別子のリストとを含む、プッシュ通知の送信要求を通知装置4に対して送信する。この第1の端末識別子は、プッシュ通知サービス提供者の通知装置4が端末2を識別するために端末2に割り当てるデバイストークンであってもよい。
通知部115は、端末2から受信した警報番号により識別される異状情報としての警報情報の送信要求を受付部111が受け付けると、当該警報情報を端末2に対して通知する通知手段である。また、通知部115は、記憶部12が役割データベース122又は防災設備データベース127を有する場合、端末2からの要求を受けて、自衛消防隊員に対して割り当てられる役割に関する情報や、復旧マニュアルに関する情報を端末2に対して通知するようにしてもよい。
また、隊員データベース121が隊員の属性情報を記憶するものであり、さらに、通知部115からの警報情報が自衛消防隊の活動への参加の可否を問い合わせるメッセージを含むものであったとき、制御部11が編成部116を備えるようにしてもよい。この編成部116は、端末2から受信した応答信号が自衛消防隊への参加が可能であるとする旨の応答信号であった場合に、例えば、隊員データベース121に記憶される当該隊員の属性情報を参照して当該隊員に対して役割を自動的に決定する、自衛消防隊の自動編成手段である。
端末2が測位システムに基づいて端末位置情報を取得する測位手段を備える場合、編成部116は、異状位置情報と端末位置情報とに基づいて自衛消防隊を組織編成するようにしてもよい。編成部116は、決定した隊員毎の役割を役割データベース122に記憶しておく。なお、測位システムとしては、例えば、人工衛星を用いた測位システムとして、GPS(Global Positioning System)、GLONASS、Galileo、IRNSS(Indian Regional Navigational Satellite System)、QZSS(Quasi−Zenith Satellite System)等を利用することができる。また、これら人工衛星を用いた測位システムの衛星電波を利用できない屋内における測位システムとしては、擬似衛星GPS(スードライト)、GPSリピータ、IMES(Indoor MEssaging System)、無線LAN測位システム、QRコード(登録商標)や電子タグ等の電子標識による測位システム、等を利用することができる。
1−4.通知装置の構成
次に、支援システム100を構成する通知装置4の構成について、図3に基づいて説明する。図3は通知装置4の構成を示すブロック図である。通知装置4は、支援装置1からの通知要求を受けて警報情報を端末2に対してプッシュ通知するための装置である。ここで、プッシュ通知とは、通知装置4が端末2からのリクエストによらずに能動的に端末2に対してメッセージを通知する仕組みである。この通知装置4は、制御部41と、記憶部42と、通信部43とを有する。
次に、支援システム100を構成する通知装置4の構成について、図3に基づいて説明する。図3は通知装置4の構成を示すブロック図である。通知装置4は、支援装置1からの通知要求を受けて警報情報を端末2に対してプッシュ通知するための装置である。ここで、プッシュ通知とは、通知装置4が端末2からのリクエストによらずに能動的に端末2に対してメッセージを通知する仕組みである。この通知装置4は、制御部41と、記憶部42と、通信部43とを有する。
[制御部]
制御部41は、CPU、ROM、RAMなどを有し、CPUがROM又は記憶部42に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより通知装置4の各部を制御する。制御部41は、その機能的構成として、受付部411、通知部413を備え、さらに登録部412を備えるようにしてもよい。
制御部41は、CPU、ROM、RAMなどを有し、CPUがROM又は記憶部42に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより通知装置4の各部を制御する。制御部41は、その機能的構成として、受付部411、通知部413を備え、さらに登録部412を備えるようにしてもよい。
受付部411は、通信部43を介して支援装置1から受信するプッシュ通知の送信要求を受け付ける受付手段である。また受付部411は、通信部43を介して端末2又は支援装置1から受信する、プッシュ通知の登録要求を受け付けるようにしてもよい。
登録部412を備える場合は、例えば、端末2からプッシュ通知の登録要求を受信すると、通知装置4が端末2を識別する識別子である第1の端末識別子を生成し、この第1の識別子を通知先データベース421に登録するとともに、端末2に割り当てて記憶させるようにしてもよい。このように端末2に割り当てられる第1の端末識別子は、プッシュ通知サービス提供者の通知装置4が端末2に割り当てるデバイストークンであってもよい。このとき通知装置4は、通知装置4が端末2と通信する上で端末2を通信先として特定する識別子として端末2の通信アドレス等の通信識別子を、端末2からのプッシュ通知の登録要求の際に取得し、デバイストークン等と関連付けて第1の端末識別子として通知先データベース421に記憶させるようにしてもよい。また、登録部412は、支援装置1からプッシュ通知の登録要求を受信すると、通知装置4が端末2を識別する識別子である第1の端末識別子を、支援装置1から指定されて通知先データベース421に登録するようにしてもよい。この第1の端末識別子は、支援装置1が端末2を識別する識別子である第2の端末識別子と共通であってもよい。
通知部413は、支援装置1からプッシュ通知の送信要求を受信すると、この送信要求に含まれる第1の端末識別子を有する端末2をプッシュ通知の送信先とし、送信要求に含まれる警報番号を送信する。通知先データベース421を備える場合、これに前記第1の端末識別子が登録されていたときに前記警報番号を送信するようにしてもよい。また、通知部413は、通知装置4が端末2に割り当てた第1の端末識別子を当該端末2に対して通知するようにしてもよい。前記デバイストークンは、このように割り当てられて端末2に通知され、通知されたデバイストークンは端末2に記憶される。また、通知部413は、通知装置4が端末2に割り当てた第1の端末識別子を支援装置1に通知し、支援装置1が端末2を識別する識別子である第2の識別子と関連付けられて支援装置1に記憶されるようにしてもよい。
[記憶部]
記憶部42は、ROM、フラッシュメモリ、ハードディスク等の不揮発性の記憶手段であり、制御部41のCPUに読み込まれて実行されるプログラムを記憶する。また、記憶部22は、通知先データベース(図において「データベース」を「DB」と表記する)421を有するようにしてもよい。通知先データベース421を有する場合は、プッシュ通知の送信先の端末2の第1の端末識別子を記憶する。なお、前記デバイストークンは、第1の端末識別子として通知先データベース421に記憶される。また、前記通信識別子を前記デバイストークンと関連付けて第1の端末識別子として通知先データベース421に記憶するようにしてもよい。
記憶部42は、ROM、フラッシュメモリ、ハードディスク等の不揮発性の記憶手段であり、制御部41のCPUに読み込まれて実行されるプログラムを記憶する。また、記憶部22は、通知先データベース(図において「データベース」を「DB」と表記する)421を有するようにしてもよい。通知先データベース421を有する場合は、プッシュ通知の送信先の端末2の第1の端末識別子を記憶する。なお、前記デバイストークンは、第1の端末識別子として通知先データベース421に記憶される。また、前記通信識別子を前記デバイストークンと関連付けて第1の端末識別子として通知先データベース421に記憶するようにしてもよい。
[通信部]
通信部43は、信号線C3と通信回線3とを介して、端末2及び支援装置1と制御情報等を通信するインターフェースである。
通信部43は、信号線C3と通信回線3とを介して、端末2及び支援装置1と制御情報等を通信するインターフェースである。
なお、通知装置4は、上記に限るものではなく、プッシュ通知で送信されるメッセージは、電子メールやショートメッセージや独自の形式のデータであってもよい。また、例えば、GCMサービスを提供するGCMサーバや、APNサービスを提供するAPNSサーバ等、プッシュ通知サービス提供者が設けたプッシュ通知用通知装置であってもよい。
1−5.端末の構成
次に、支援システム100を構成する端末2の構成について、図4に基づいて説明する。図4は端末2の構成を示すブロック図である。
次に、支援システム100を構成する端末2の構成について、図4に基づいて説明する。図4は端末2の構成を示すブロック図である。
端末2は、制御部21と、記憶部22と、通信部23と、表示部24とを有し、さらに、操作部25と、カメラ26とを有してもよい。端末2は、防火対象物である建築物の各所で任命された自衛消防隊の隊員が携帯する携帯型の端末装置であり、例えばスマートフォンやタブレット端末等である。表示部24が備える画面241に重ねて操作者の指等が触れたことを検出する、操作部25が有するタッチパネル251が設けられる。
[制御部]
制御部21は、図示せぬ演算処理装置としてのCPU等を有し、CPUが記憶部22等に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより端末2の各部を制御する。制御部21は、その機能的構成として、要求部211、受付部212、起動部214、表示制御部215を備え、さらに、通知部213を備えるようにしてもよい。
制御部21は、図示せぬ演算処理装置としてのCPU等を有し、CPUが記憶部22等に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより端末2の各部を制御する。制御部21は、その機能的構成として、要求部211、受付部212、起動部214、表示制御部215を備え、さらに、通知部213を備えるようにしてもよい。
要求部211は、支援装置1に対して、通知装置4から受信した通知に含まれる警報番号に対応する警報情報の送信を要求する要求手段である。また、要求部211は、通知装置4に対してプッシュ通知の登録要求を送信するようにしてもよい。また、要求部211は、支援装置1に対して、通知装置4に割り当てられた自機の第1の識別子、例えば前記デバイストークンの登録要求を送信するようにしてもよい。その他、要求部211は、支援装置1に対して、自衛消防隊員に割り当てられた役割に関する情報や、現在稼動中の防災設備の情報や、復旧マニュアルを要求する要求信号を送信するようにしてもよい。
受付部212は、通信部23を介して通知装置4から通知される、第1の端末識別子と警報番号とを受け付ける受付手段である。また、受付部212は、通信部23を介して支援装置1から通知される警報情報を受け付ける。また、受付部212は、自衛消防隊員に対して割り当てられる役割に関する情報や、復旧マニュアルに関する情報を受け付けるようにしてもよい。
通知部213は、支援装置1に対して、各種情報を通知する通知手段として備えられるようにしてもよい。例えば、自衛消防隊の活動への参加要請に対して参加の可否を応答する情報や、現場情報や、作業の進捗状況情報や、避難状況情報を通知する通知手段である。
起動部214は、通知装置4からの通知を受信すると、記憶部22に記憶される防災支援アプリ221を起動する起動手段である。起動部214は、自衛消防隊員による操作を待たずに自動的に防災支援アプリ221を起動する。また、起動部214は、通知装置4からの現場撮影を要求する通知や、自衛消防隊員による操作部25の操作に応じて、記憶部22に記憶されるカメラアプリ222を起動する。
表示制御部215は、支援装置1から通知される警報情報に基づいて警報画面や地図表示画面を表示部24に表示させる表示制御手段である。また表示制御部215はその他にも、メインメニュー画面、写真撮影画面、現地報告画面、行動指示画面、避難報告画面、役割表示画面、復旧マニュアル選択画面、設定画面、電話画面等の各種画面を表示部24に表示させるようにしてもよい。
[記憶部]
記憶部22は、フラッシュメモリやSSD(ソリッドステートドライブ)などの不揮発性の記憶手段であり、制御部21のCPUに読み込まれて実行されるプログラムを記憶する。また、記憶部22は、防災支援アプリ221を有する。この防災支援アプリ221は、自衛消防隊員の活動を支援するための処理を実行するプログラムである。この防災支援アプリ221は、通知装置4から受信した通知に含まれる警報番号に対応する警報情報の送信を要求部211より支援装置1に要求させ、この要求に応じて支援装置1より通知される警報情報であるWebページを表示部24に表示させるアプリ(すなわち、ブラウザ)に取得させ、例えば、支援装置1から提供された警報情報に基づいて表示部24に警報画面を表示させる。また、記憶部22は、カメラアプリ222を有する。このカメラアプリ222は、カメラ26を制御するためのプログラムである。また、記憶部22は、電話帳データベース(図において「データベース」を「DB」と表記する)223を有するようにしてもよい。電話帳データベース223は、連絡先の電話番号を記憶する。
記憶部22は、フラッシュメモリやSSD(ソリッドステートドライブ)などの不揮発性の記憶手段であり、制御部21のCPUに読み込まれて実行されるプログラムを記憶する。また、記憶部22は、防災支援アプリ221を有する。この防災支援アプリ221は、自衛消防隊員の活動を支援するための処理を実行するプログラムである。この防災支援アプリ221は、通知装置4から受信した通知に含まれる警報番号に対応する警報情報の送信を要求部211より支援装置1に要求させ、この要求に応じて支援装置1より通知される警報情報であるWebページを表示部24に表示させるアプリ(すなわち、ブラウザ)に取得させ、例えば、支援装置1から提供された警報情報に基づいて表示部24に警報画面を表示させる。また、記憶部22は、カメラアプリ222を有する。このカメラアプリ222は、カメラ26を制御するためのプログラムである。また、記憶部22は、電話帳データベース(図において「データベース」を「DB」と表記する)223を有するようにしてもよい。電話帳データベース223は、連絡先の電話番号を記憶する。
また、記憶部22には、自己の端末識別子として、第1の端末識別子、第2の端末識別子が記憶される。
第1の端末識別子は、通知装置4においてはプッシュ通知の際にその送信先の端末2を識別する識別子である。端末2においては防災支援アプリ221を使用する通知であることを識別可能とする識別子であり、例えばデバイストークンであってもよい。このとき、さらに、通知装置4と通信する上での通信識別子としての通信アドレスを記憶するようにしてもよい。通信アドレスは、後述するように、通知装置4に対してプッシュ通知の登録を行う際に、送信先のアドレスとして用いられる。デバイストークンは、後述するように、通知装置4に対してプッシュ通知の登録作業を行うことによって取得し、記憶部22に記憶するようにしてもよいし、また、これに限定されず、例えば、予め記憶されるようにしてもよい。
第2の端末識別子は、支援装置1との通信用の端末識別子、例えば端末IDであり、予め記憶されていてもよいし、また、これに限定されず、詳細に説明しないが、後述する図15の設定画面において、端末ID等の各種項目を設定し、支援装置1との間で、各種項目の設定登録作業を行うことにより、記憶部22に記憶されるようにしてもよい。
第1の端末識別子は、通知装置4においてはプッシュ通知の際にその送信先の端末2を識別する識別子である。端末2においては防災支援アプリ221を使用する通知であることを識別可能とする識別子であり、例えばデバイストークンであってもよい。このとき、さらに、通知装置4と通信する上での通信識別子としての通信アドレスを記憶するようにしてもよい。通信アドレスは、後述するように、通知装置4に対してプッシュ通知の登録を行う際に、送信先のアドレスとして用いられる。デバイストークンは、後述するように、通知装置4に対してプッシュ通知の登録作業を行うことによって取得し、記憶部22に記憶するようにしてもよいし、また、これに限定されず、例えば、予め記憶されるようにしてもよい。
第2の端末識別子は、支援装置1との通信用の端末識別子、例えば端末IDであり、予め記憶されていてもよいし、また、これに限定されず、詳細に説明しないが、後述する図15の設定画面において、端末ID等の各種項目を設定し、支援装置1との間で、各種項目の設定登録作業を行うことにより、記憶部22に記憶されるようにしてもよい。
[通信部]
通信部23は、支援装置1や通知装置4と通信を行うために、無線通信によって通信回線3と接続するインターフェースである。
通信部23は、支援装置1や通知装置4と通信を行うために、無線通信によって通信回線3と接続するインターフェースである。
[表示部]
表示部24は、液晶などを利用した画面241を備え、制御部21からの指示に応じてこの画面241に画像が表示される。
表示部24は、液晶などを利用した画面241を備え、制御部21からの指示に応じてこの画面241に画像が表示される。
[操作部]
操作部25は、タッチパネル251を有する。タッチパネル251は、例えば操作者の指などの指示体によって操作され、表示部24の画面241に重なる領域における位置を指示する操作者の操作を検出する。タッチパネル251は例えば、画面241に重ねられた透明な静電容量方式のタッチパネルである。
操作部25は、タッチパネル251を有する。タッチパネル251は、例えば操作者の指などの指示体によって操作され、表示部24の画面241に重なる領域における位置を指示する操作者の操作を検出する。タッチパネル251は例えば、画面241に重ねられた透明な静電容量方式のタッチパネルである。
1−6.支援システムの動作
1−6−1.プッシュ通知
支援システム100において実行されるプッシュ通知に関する動作の一例について、第1の端末識別子としてデバイストークンを利用する例を、図5のシーケンス図に基づいて説明する。
1−6−1.プッシュ通知
支援システム100において実行されるプッシュ通知に関する動作の一例について、第1の端末識別子としてデバイストークンを利用する例を、図5のシーケンス図に基づいて説明する。
端末2を携帯する自衛消防隊員は、デバイストークンを利用した警報情報のプッシュ通知を受けるにあたり、予め通知装置4に対してプッシュ通知の登録を行う必要がある。そこで、端末2を携帯する自衛消防隊員は、防災支援アプリ221を端末2にインストールした後に、当該アプリを起動、操作して、要求部211を介して通知装置4に対してプッシュ通知の登録要求を送信する(S101)。この登録要求には端末2の通信アドレスが含まれる。
この登録要求を受信した通知装置4の登録部412は、端末2の識別情報となるデバイストークンを生成し、このデバイストークンを端末2の通信アドレスと対応づけて通知先データベース421に登録する(S102)。そして、通知装置4の通知部413は、このデバイストークンを当該端末2に割り当てて返信する(S103)。
このデバイストークンを受信した端末2は、受信したデバイストークンを記憶部22に記憶する。これにより、端末2は、通知装置4からの通知を受信したときに、第1の端末識別子であるデバイストークンを受信することによって、防災支援アプリ221を使用する通知であることを識別可能とすることができる。さらに、端末2は、要求部211を介してデバイストークンの登録要求を支援装置1に対して送信する(S104)。この登録要求には端末2の第2の端末識別子である端末IDとデバイストークンが含まれる。この登録要求を受信した支援装置1の登録部112は、隊員データベース121において、受信した端末IDと対応づけてデバイストークンを登録する(S105)。
以上の登録処理を経た後に、受信機10から異状信号を受信すると(S106)、支援装置1の生成部113は、当該異状の発生を通知する警報情報を生成する(S107)。具体的には、例えば、異状信号に含まれる感知手段の識別子と設置場所データベース123とに基づいて異状内容と異状の発生場所とを特定し、また、例えば、異状信号の受信日時から異状の発生日時を特定して、これらの情報を通知する警報情報を生成する。また、生成部113は、生成した警報情報を識別するための警報番号を生成する。そして、支援装置1の通知要求部114は、この警報番号を通知する要求を通知装置4に対して送信する(S108)。この送信要求には、送信先となる端末2のデバイストークンと生成された警報番号とが関連付けられて含まれる情報のリストとして送信される。
この警報番号通知要求を受信した通知装置4の通知部413は、受信した送信要求に含まれるデバイストークンのリストと通知先データベース421とに基づいてプッシュ通知の送信先となる通信アドレスを特定する。そして、特定した通信アドレスに対して、デバイストークンと警報番号を通知する(S109)。
この通知を受信した端末2の起動部214は、デバイストークンを受信することによって、防災支援アプリ221を使用する通知であると判断し、防災支援アプリ221が起動されていない状態の場合、当該アプリを起動する(S110)。このとき起動部214は、自衛消防隊員による操作を待たずに自動的に防災支援アプリ221を起動する。そして、端末2の要求部211は、起動した防災支援アプリ221に従って、通知に含まれる警報番号に対応する警報情報の送信を支援装置1に対して要求する(S111)。換言すると、警報番号に対応する警報情報の送信要求を支援装置1に対して送信する。この送信要求には警報番号と送信元としての端末IDとが含まれる。
この送信要求を受信した支援装置1の通知部115は、受信した送信要求に含まれる警報番号に対応する警報情報を、端末IDを送信先として、端末2に対して返信する(S112)。この警報情報を受信した端末2の表示制御部215は、受信した警報情報に基づいて警報画面(図6参照)を表示部24に表示させる(S113)。この際、端末2は、図示せぬスピーカを介して警報音又は警報メッセージを放音し、警報画面の表示を自衛消防隊員に報知してもよい。
この警報画面には、例えば、警報表示2411と、状態選択ボタン2412a及び2412bとが表示される。警報表示2411には、発生した異状の内容、発生日時、発生場所が表示される。また、端末2を携帯する自衛消防隊員に自衛消防隊の活動への参加の可否を問い合わせるメッセージが表示される(図6参照)。
状態選択ボタン2412a及び2412bは、それぞれ自衛消防隊の活動への参加の可否を応答するためのボタンである。状態選択ボタン2412aは参加を了解することを、状態選択ボタン2412bは参加が不可能であることを返答するためのボタンである。また、状態選択ボタン2412a及び2412bは、次の画面への遷移を指示するためのボタンでもある。例えば、次の画面は、異状発生場所をシンボルで示した地図表示画面である(図7を参照)。なお、警報表示を行うだけであれば、警報表示2411に自衛消防隊の活動への参加の可否を問い合わせるメッセージは不要であり、活動への参加の可否を応答するボタン2412a、2412bは不要である。このとき、状態選択ボタン2412a、2412bに代えて、単に次の画面への遷移を指示するための遷移指示ボタンを表示し、当該ボタンが選択された場合には、地図表示画面(図7参照)を表示させてもよい。あるいは、遷移指示ボタンも表示することなく、警報画面を表示してから所定時間経過後に自動的に地図表示画面(図7を参照)を表示するようにしてもよい。
以上説明したように、本実施形態に係る支援システム100ではプッシュ通知により警報情報が端末2に通知されるため、各自衛消防隊員は異状事態を迅速に把握することができる。また、プッシュ通知により自衛活動への参加の可否の問い合わせが行われるため、自衛活動への参加の可否の確認を迅速に行うことができる。
1−6−2.防災支援アプリの画面遷移
次に、端末2において防災支援アプリ221により提供される画面の遷移について、図6〜図16を参照して説明する。
次に、端末2において防災支援アプリ221により提供される画面の遷移について、図6〜図16を参照して説明する。
図6の警報画面が表示されている状態において状態選択ボタン2412a及び2412bのいずれかが操作されると、端末2の通知部213は、操作されたボタンに対応する応答信号を支援装置1に送信する。この応答信号には端末2の端末IDが含まれる。この応答信号を受信した支援装置1の編成部116は、受信した応答信号が自衛消防隊の活動への参加が可能である旨を応答するものであった場合には、隊員データベース121に記憶される当該隊員の属性情報を参照して、当該隊員に対して役割を決定することができる。そして、決定した役割を、当該隊員が携帯する端末2の端末IDと対応づけて役割データベース122に登録する。すなわち、在館しない等、参加不可能な人員を除いて自衛消防隊を編成することが可能となるので、活動に参加できる人員だけで実効性のある自衛消防隊を編成することができるものである。
また、状態選択ボタン2412a及び2412bのいずれかが操作されると、端末2の表示制御部215は、支援装置1から受信した警報情報に基づいて地図表示画面(図7参照)を表示部24に表示させる。
この地図表示画面には、例えば、タイトル表示2413と、地図表示2414と、警報表示2415と、選択ボタン2416a〜2416eとが表示される。タイトル表示2413には、表示画面のタイトルが表示される。地図表示2414には、異状発生場所付近の平面地図が表示される。この平面地図には例えば異状感知信号を送出した感知手段の設置位置がバツ印で表示される。この平面地図には端末2の現在位置も表示されてもよい。また、この平面地図は拡大又は縮小されてもよい。警報表示2415には、異状の発生日時と発生場所とが表示される。選択ボタン2416a〜2416eは、それぞれ後述するメインメニュー画面、写真撮影画面、地図表示画面、行動指示画面、避難報告画面といった他の画面への遷移を指示するためのボタンである。
自衛消防隊員はこの地図表示画面を参照することで異状事態を把握することができる。
自衛消防隊員はこの地図表示画面を参照することで異状事態を把握することができる。
この地図表示画面において例えば選択ボタン2416a(「メイン」)が操作されると、端末2の表示制御部215は、メインメニュー画面(図8参照)を表示部24に表示させる。
このメインメニュー画面には、例えば、タイトル表示2413と、選択ボタン2417a〜2417hと、警報表示2415と、選択ボタン2416a〜2416eとが表示される。選択ボタン2417a〜2417hは、それぞれ後述する写真撮影画面、地図表示画面、行動指示画面、避難報告画面、役割表示画面、復旧マニュアル選択画面、設定画面、電話画面への遷移を指示するためのボタンである。
このメインメニュー画面において例えば選択ボタン2417a(「現地状況報告」)が操作されると、端末2の起動部214はカメラアプリ222を起動する。また、端末2の表示制御部215は、写真撮影画面(図9参照)を表示部24に表示させる。
この写真撮影画面には、例えば、操作指示表示2418と、写真撮影ボタン2419と、選択ボタン2416a〜2416eとが表示される。操作指示表示2418には例えば、異状発生現場の撮影を自衛消防隊員に促すメッセージが表示される。写真撮影ボタン2419は、カメラ26に対して被写体の画像情報の生成を指示するためのボタンである。また、写真撮影ボタン2419は、次の画面への遷移を指示するボタンでもある。
この写真撮影画面において写真撮影ボタン2419が操作されると、カメラ26は被写体の画像情報を生成し、端末2の表示制御部215は、現地報告画面(図10参照)を表示部24に表示させる。
この現地報告画面には、例えば、操作指示表示2418と、場所選択メニュー2420と、状況選択ボタン2421a及び2421bと、撮り直しボタン2422とが表示される。操作指示表示2418には例えば、写真の撮影場所の選択とその場所の状況を報告することを自衛消防隊員に促すメッセージが表示される。場所選択メニュー2420は、写真の撮影場所を選択するためのメニューである。状況選択ボタン2421a及び2421bは、それぞれ写真の撮影場所の状態を支援装置1に報告することを指示するためのボタンである。状況選択ボタン2421aは火災の発生を、状況選択ボタン2421bは異状がないことを報告するためのボタンである。撮り直しボタン2422は、写真を撮り直すために上記の写真撮影画面に遷移することを指示するためのボタンである。
この現地報告画面において場所選択メニュー2420により場所が選択されて、状況選択ボタン2421a及び2421bのいずれかが操作されると、端末2の通知部213は、操作されたボタンに対応する応答信号を支援装置1に送信する。この応答信号には、現地報告画面において選択された場所情報及び状態情報と、カメラ26により生成された画像情報とが含まれる。この応答信号を受信した支援装置1の登録部112は、応答信号に含まれる場所情報、状態情報及び画像情報を、第2の端末識別子である端末IDと対応づけて現場情報データベース124に登録する。このように自衛消防隊員は、現地報告機能を利用することで、現場の状況を支援装置1に報告することができる。
次に、図8のメインメニュー画面において選択ボタン2417b(「平面地図」)が操作されると、端末2の表示制御部215は、上述の地図表示画面(図7参照)を表示部24に表示させる。地図表示画面については上述の通りである。
次に、図8のメインメニュー画面において選択ボタン2417c(「行動指示」)が操作されると、端末2の表示制御部215は、行動指示画面(図11参照)を表示部24に表示させる。この行動指示画面の表示に先立ち、端末2の要求部211は、端末2を携帯する自衛消防隊員に割り当てられている役割に関する情報を要求する要求信号を支援装置1に対して送信する。この要求信号には第2の端末識別子である端末2の端末IDが含まれる。要求信号を受信した支援装置1の通知部115は、役割データベース122を参照して当該隊員に割り当てられている役割とその作業内容を特定して、これらの情報を含む応答信号を端末2に対して送信する。この応答信号を受信した端末2の表示制御部215は、受信した応答信号に基づいて行動指示画面を表示部24に表示させる。
この行動指示画面には、例えば、タイトル表示2413と、行動指示表示2423と、状況選択ボタン2424a及び2424bと、警報表示2415と、選択ボタン2416a〜2416eとが表示される。行動指示表示2423には例えば、端末2を携帯する自衛消防隊員に割り当てられている役割と、その役割に応じた作業内容とが表示される。状況選択ボタン2424a及び2424bは、それぞれ作業の進捗状況を支援装置1に報告することを指示するためのボタンである。状況選択ボタン2424aは作業が完了したことを、状況選択ボタン2424bは作業が完了していないことを報告するためのボタンである。
この行動指示画面において状況選択ボタン2424a及び2424bのいずれかが操作されると、端末2の通知部213は、操作されたボタンに対応する応答信号を支援装置1に送信する。この応答信号には第2の端末識別子である端末2の端末IDが含まれる。この応答信号を受信した支援装置1の登録部112は、応答信号により通知された作業の進捗状況を、端末IDと対応づけて作業状況データベース125に登録する。このように行動指示機能を利用することにより自衛消防隊員は自身の作業の進捗状況を支援装置1に報告することができる。
次に、図8のメインメニュー画面において選択ボタン2417d(「避難報告」)が操作されると、端末2の表示制御部215は、避難報告画面(図12参照)を表示部24に表示させる。
この避難報告画面には、例えば、タイトル表示2413と、避難報告表示2425と、場所選択メニュー2426と、入力フィールド2427と、取消ボタン2428と、消去ボタン2429と、報告ボタン2430と、警報表示2415と、選択ボタン2416a〜2416eとが表示される。避難報告表示2425には例えば、避難状況を確認した場所と避難人数とを支援装置1に報告することを自衛消防隊員に促すメッセージが表示される。場所選択メニュー2426は、避難状況を確認した場所を選択するためのメニューである。入力フィールド2427には、確認した避難人数が入力される。取消ボタン2428は、場所選択メニュー2426と入力フィールド2427に入力されたデータを消去して、前の画面に遷移することを指示するためのボタンである。消去ボタン2429は、場所選択メニュー2426と入力フィールド2427に入力されたデータの消去を指示するためのボタンである。報告ボタン2430は、場所選択メニュー2426と入力フィールド2427に入力されたデータを支援装置1に報告することを指示するためのボタンである。
この避難報告画面において場所選択メニュー2426により場所が選択され、入力フィールド2427に避難人数が入力された状態で報告ボタン2430が操作されると、端末2の通知部213は、選択された場所情報と入力された避難人数情報とを含む応答信号を支援装置1に対して送信する。この応答信号には第2の端末識別子である端末2の端末IDが含まれる。この応答信号を受信した支援装置1の登録部112は、応答信号に含まれる場所情報及び避難人数情報を、第2の端末識別子である端末IDと対応づけて避難状況データベース126に登録する。このように避難報告機能を利用することにより自衛消防隊員は建物内の避難状況を支援装置1に報告することができる。
次に、図8のメインメニュー画面において選択ボタン2417e(「自衛消防隊」)が操作されると、端末2の表示制御部215は、役割表示画面(図13参照)を表示部24に表示させる。この役割表示画面の表示に先立ち、端末2の要求部211は、支援装置1に対して、すでに編成されている自衛消防隊に関する情報を要求する要求信号を送信する。この要求信号を受信した支援装置1の通知部115は、役割データベース122を参照して各自衛消防隊員に割り当てられている役割を特定して、それらの情報を含む応答信号を端末2に対して送信する。この応答信号を受信した端末2の表示制御部215は、受信した応答信号に基づいて役割表示画面を表示部24に表示させる。
この役割表示画面には、例えば、タイトル表示2413と、役割表示2431と、警報表示2415と、選択ボタン2416a〜2416eとが表示される。役割表示2431には例えば、各自衛消防隊員に対して割り当てられた役割が表示される。よって、この役割表示画面を参照することにより自衛消防隊員は、各隊員に割り当てられている役割を把握することができる。
次に、図8のメインメニュー画面において選択ボタン2417f(「復旧マニュアル」)が操作されると、端末2の表示制御部215は、復旧マニュアル選択画面(図14参照)を表示部24に表示させる。この復旧マニュアル選択画面の表示に先立ち、端末2の要求部211は、支援装置1に対して、現在稼動中の防災設備のリストを要求する要求信号を送信する。この要求信号を受信した支援装置1の通知部115は、防災設備データベース127を参照して、現在稼動中の防災設備を特定し、それらの復旧マニュアルIDのリストを含む応答信号を端末2に対して送信する。この応答信号を受信した端末2の表示制御部215は、受信した応答信号に基づいて復旧マニュアル選択画面を表示部24に表示させる。
この復旧マニュアル選択画面には、例えば、タイトル表示2413と、選択ボタン2432a〜2432dと、警報表示2415と、選択ボタン2416a〜2416eとが表示される。選択ボタン2432a〜2432dは、それぞれ対応する防災設備の復旧マニュアルの表示を指示するためのボタンである。
この復旧マニュアル選択画面において選択ボタン2432a〜2432dのいずれかが操作されると、端末2の要求部211は、操作されたボタンに対応する復旧マニュアルを要求する要求信号を支援装置1に対して送信する。この要求信号には復旧マニュアルのIDが含まれる。この要求信号を受信した支援装置1の通知部115は、防災設備データベース127を参照して、要求された復旧マニュアルのデータを特定し、このデータを含む応答信号を端末2に対して送信する。この応答信号を受信した端末2の表示制御部215は、図示せぬ復旧マニュアル画面を表示部24に表示させる。このように復旧マニュアル機能を利用することで自衛消防隊員は、復旧を必要とする防災設備の復旧マニュアルを取得することができる。
次に、図8のメインメニュー画面において選択ボタン2417g(「設定」)が操作されると、端末2の表示制御部215は、設定画面(図15参照)を表示部24に表示させる。
この設定画面には、例えば、タイトル表示2413と、入力フィールド2433a〜2433fと、表示領域2434と、登録ボタン2435と、警報表示2415と、選択ボタン2416a〜2416eとが表示される。入力フィールド2433a〜2433fには、それぞれサーバURL(本実施形態では支援装置1のURL)、物件ID、ユーザID、ユーザパスワード、第2の端末識別子である端末ID、端末パスワードが入力される。表示領域2434には、端末2に対して通知装置4から発行された第1の端末識別子であるデバイストークンが表示される。登録ボタン2435は、入力フィールド2433a〜2433fに入力されたデータを記憶部22に記憶させることを指示するためのボタンである。
なお、詳細には説明しないが、支援システム100の立ち上げ時において、支援装置1の記憶部12と端末2の記憶部22との間で、各入力フィールド2433a〜2433fの各種項目が1対1の対応関係となるように設定登録する。そのため、各入力フィールド2433a〜2433fには、記憶部22に現在記憶されている設定値が表示されるので、変更が必要な入力フィールド2433a〜2433fに対して変更値を入力することとなる。そして、登録ボタン2435を操作することによって、支援装置1との間で、各種項目の設定登録変更作業が行われる。
次に、図8のメインメニュー画面において選択ボタン2417h(「電話」)が操作されると、端末2の表示制御部215は、電話画面(図16参照)を表示部24に表示させる。
この電話画面には、例えば、選択タブ2436a〜2436cと、入力フィールド2437と、クリアボタン2438と、登録ボタン2439と、数字ボタン2440と、発信ボタン2441と、選択ボタン2442a〜2442cとが表示される。選択タブ2436a〜2436cは、それぞれダイヤル表示、発信履歴表示、着信履歴表示への切り替えを指示するためのタブである。入力フィールド2437には、発信先の電話番号が入力される。クリアボタン2438は、入力フィールド2437に入力されたデータの消去を指示するためのボタンである。登録ボタン2439は、入力フィールド2437に入力された電話番号を電話帳データベース223に登録することを指示するためのボタンである。発信ボタン2441は、入力フィールド2437に入力された電話番号への発信を指示するためのボタンである。選択ボタン2442a〜2442cは、それぞれ電話帳画面、伝言メモ選択画面、メインメニュー画面への遷移を指示するためのボタンである。この電話機能を利用することで自衛消防隊員は、例えば防災センタに電話発信することができる。
2.変形例
上記の実施形態は下記のように変形してもよい。また、下記の変形例は他の1以上の変形例と組み合わせてもよい。
上記の実施形態は下記のように変形してもよい。また、下記の変形例は他の1以上の変形例と組み合わせてもよい。
2−1.変形例1
上記の実施形態に係る警報画面(図6参照)では、自衛消防隊員に対して自衛活動への参加の可否を問い合わせるメッセージが表示されているが、このメッセージに加えて又は代えて、自衛消防隊員に異状の発生現場の確認を要請するメッセージを表示するようにしてもよい。すなわち、現場の確認を要請するメッセージをプッシュ通知により端末2に通知するようにしてもよい。その場合、自衛消防隊員による現地報告を迅速化するために、端末2の起動部214は、プッシュ通知受信時に、防災支援アプリ221に加えてカメラアプリ222も同時に起動するようにしてもよい。
上記の実施形態に係る警報画面(図6参照)では、自衛消防隊員に対して自衛活動への参加の可否を問い合わせるメッセージが表示されているが、このメッセージに加えて又は代えて、自衛消防隊員に異状の発生現場の確認を要請するメッセージを表示するようにしてもよい。すなわち、現場の確認を要請するメッセージをプッシュ通知により端末2に通知するようにしてもよい。その場合、自衛消防隊員による現地報告を迅速化するために、端末2の起動部214は、プッシュ通知受信時に、防災支援アプリ221に加えてカメラアプリ222も同時に起動するようにしてもよい。
例えば、警報画面には、自衛消防隊員に異状の発生現場の確認を要請するメッセージに加えて、自衛消防隊員が現場確認可能かどうかを支援装置1に報告することを指示するための、「現場確認可」と「現場確認不可」の状態選択ボタンを表示する。そして、「現場確認可」の状態選択ボタンが選択された場合には、地図表示画面(図7を参照)を表示させてから所定時間経過後に自動的に、又は地図表示画面(図7参照)を表示させることなく写真撮影画面(図9)を表示部24に表示するようにする。 なお、状態選択ボタンの代わりに、単に次の画面への遷移を指示するための遷移指示ボタンとしてもよい。
2−2.変形例2
上記の変形例1において通知装置4は、異状の発生現場から所定の範囲内に存在する端末2に対してのみ、カメラアプリ222を起動させるプッシュ通知を送信するようにしてもよい。この場合、例えば支援装置1は予め各端末2の位置情報を把握しておき、異状の発生現場から所定の範囲内(例えば、異状の発生現場と同一フロア又は同一区画)に存在する端末2に対してのみ、カメラアプリ222を起動させるプッシュ通知を送信するよう通知装置4に対して要求するようにしてもよい。ここで、端末2の位置情報は、隊員データベース121に予め登録されている各自衛消防隊員の所在情報であってもよいし、端末2の図示せぬ測位部により測位され支援装置1に通知される現在位置情報であってもよい。
上記の変形例1において通知装置4は、異状の発生現場から所定の範囲内に存在する端末2に対してのみ、カメラアプリ222を起動させるプッシュ通知を送信するようにしてもよい。この場合、例えば支援装置1は予め各端末2の位置情報を把握しておき、異状の発生現場から所定の範囲内(例えば、異状の発生現場と同一フロア又は同一区画)に存在する端末2に対してのみ、カメラアプリ222を起動させるプッシュ通知を送信するよう通知装置4に対して要求するようにしてもよい。ここで、端末2の位置情報は、隊員データベース121に予め登録されている各自衛消防隊員の所在情報であってもよいし、端末2の図示せぬ測位部により測位され支援装置1に通知される現在位置情報であってもよい。
2−3.変形例3
上記の実施形態において、支援装置1は、通知装置4の機能を備えてもよい。すなわち、支援装置1と通知装置4とは一体化してもよい。
上記の実施形態において、支援装置1は、通知装置4の機能を備えてもよい。すなわち、支援装置1と通知装置4とは一体化してもよい。
2−4.変形例4
上述した実施形態では、感知手段自体が固有の識別子を有し、異状を感知した感知手段を特定できるような多重伝送を行うようなR型システムを一例として説明したが、本発明に係る支援システム100が対象とする自火報設備200はこれに限るものではないことは先に述べた通りである。さらに、P型システムであっても、感知手段自体が固有の識別子を有し、スイッチング式の異状感知信号を送出する際に固有の識別子のデータを重畳させて伝送し、異状を感知した感知手段を特定できるようなシステムであってもよい(例えば、特許第4058100号を参照)。このように、自火報設備200は、迅速な確認を期待できる点で、異状位置情報は、上記のように異状を感知した感知手段を特定でき、異状を確認すべき範囲が限定されるようなシステムであることが望ましい。
上述した実施形態では、感知手段自体が固有の識別子を有し、異状を感知した感知手段を特定できるような多重伝送を行うようなR型システムを一例として説明したが、本発明に係る支援システム100が対象とする自火報設備200はこれに限るものではないことは先に述べた通りである。さらに、P型システムであっても、感知手段自体が固有の識別子を有し、スイッチング式の異状感知信号を送出する際に固有の識別子のデータを重畳させて伝送し、異状を感知した感知手段を特定できるようなシステムであってもよい(例えば、特許第4058100号を参照)。このように、自火報設備200は、迅速な確認を期待できる点で、異状位置情報は、上記のように異状を感知した感知手段を特定でき、異状を確認すべき範囲が限定されるようなシステムであることが望ましい。
2−5.変形例5
上述した実施形態では、感知手段が感知する異状とは火災やガス漏れであったが、他の異状を感知するようにしてもよい。例えば、漏電や水漏れや地震などを感知する感知手段であってもよい。要するに、感知手段は、それが作動した場合に人が現場で状況を確認したり現地対応をしたりする意味がある種類の異状を感知するものであればよい。
上述した実施形態では、感知手段が感知する異状とは火災やガス漏れであったが、他の異状を感知するようにしてもよい。例えば、漏電や水漏れや地震などを感知する感知手段であってもよい。要するに、感知手段は、それが作動した場合に人が現場で状況を確認したり現地対応をしたりする意味がある種類の異状を感知するものであればよい。
1…支援装置、2…端末、3…通信回線、4…通知装置、5…火災感知器、6…ガス漏れ検知器、7…音声警報装置、8…中継器、9…中継器、10…受信機、11…制御部、12…記憶部、13…通信部、21…制御部、22…記憶部、23…通信部、24…表示部、25…操作部、26…カメラ、41…制御部、42…記憶部、43…通信部、100…支援システム、111…受付部、112…登録部、113…生成部、114…通知要求部、115…通知部、116…編成部、121…隊員データベース、122…役割データベース、123…設置場所データベース、124…現場情報データベース、125…作業状況データベース、126…避難状況データベース、127…防災設備データベース、200…自火報設備、211…要求部、212…受付部、213…通知部、214…起動部、215…表示制御部、221…防災支援アプリ、222…カメラアプリ、223…電話帳データベース、411…受付部、412…登録部、413…通知部、421…通知先データベース、2411…警報表示、2412…状態選択ボタン、2413…タイトル表示、2414…地図表示、2415…警報表示、2416…選択ボタン、2417…選択ボタン、2418…操作指示表示、2419…写真撮影ボタン、2420…場所選択メニュー、2421…状況選択ボタン、2422…撮り直しボタン、2423…行動指示表示、2424…状況選択ボタン、2425…避難報告表示、2426…場所選択メニュー、2427…入力フィールド、2428…取消ボタン、2429…消去ボタン、2430…報告ボタン、2431…役割表示、2432…選択ボタン、2433…入力フィールド、2434…表示領域、2435…登録ボタン、2436…選択タブ、2437…入力フィールド、2438…クリアボタン、2439…登録ボタン、2440…数字ボタン、2441…発信ボタン、2442…選択ボタン、C1,C2,C3,C4…信号線、X…無線通信回線
Claims (2)
- 建築物に配設された感知手段が感知した異状に基づいて異状信号を送出する自動警報設備と通信する支援装置と、自衛消防隊の隊員が携帯する端末とを具備する支援システムであって、
前記支援装置は、
前記異状信号に対応する異状情報を前記端末に通知するための通知手段と、前記自動警報設備と、通信回線を介して通信する支援装置通信部と、
前記通知手段が前記端末を識別する第1の端末識別子と前記支援装置が前記端末を識別する第2の端末識別子とを関連付けて記憶する記憶部と、
前記自動警報設備から異状信号を受信すると、前記異状信号に対応する異状情報を生成する生成部と、
前記異状信号を受信すると、前記記憶部を参照して、当該異状情報の通知先となる前記第2の端末識別子を有する端末の第1の端末識別子を取得し、取得した第1の端末識別子と当該異状情報が生成されたことを示す情報とを含む通知要求を前記通知手段に対して送信する通知要求部と、
前記異状情報の要求を受信すると、当該要求を発した端末を前記第2の端末識別子によって識別し、当該第2の端末識別子を有する端末に前記異状情報を通知する通知部と、
を備え、
前記端末は、
当該端末を識別するための前記第1の端末識別子と前記第2の端末識別子とを記憶部に記憶し、
前記第1の端末識別子により識別して前記異状情報を取得して表示部に表示させるための表示制御プログラムを前記記憶部に記憶し、
前記通知要求により前記通知手段から前記第1の端末識別子とともに通知される前記異状情報が生成されたことを示す情報を受信されると、前記表示制御プログラムに従って、前記異状情報を要求する要求部と、
前記要求部により要求され、前記通知部から取得された前記異状情報を前記表示部に表示させる表示制御部と、
を備える
ことを特徴とする支援システム。 - 前記通知要求により前記通知手段から前記第1の端末識別子とともに通知される前記異状情報が生成されたことを示す情報を受信すると、前記表示制御プログラムを起動する起動部を、前記端末はさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の支援システム。
Priority Applications (1)
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JP2017181348A JP6426810B2 (ja) | 2017-09-21 | 2017-09-21 | 支援システム |
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-
2017
- 2017-09-21 JP JP2017181348A patent/JP6426810B2/ja active Active
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