JP2010180907A - 既設ガス配管の切断端部加工方法及び切断端部加工補助装置、既設ガス配管の切り廻し工法 - Google Patents

既設ガス配管の切断端部加工方法及び切断端部加工補助装置、既設ガス配管の切り廻し工法 Download PDF

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【課題】配管切り廻し工事等を行う場合に、可能な限り管内の残留ガスを残した状態で工事を行うことで、工事時間の短縮化を図る。
【解決手段】既設ガス配管Pの工事区間上流側でガス供給を遮断し、該工事区間で切断されたガス配管Pの端部P0を加工する方法であって、端部P0から設定距離Lだけ奥まった管内に、管内の残留ガスGを遮断する設定幅の不活性ガス封止層Nを形成し、不活性ガス封止層Nでの不活性ガス圧を設定圧に維持した状態で端部に対する加工を行う。
【選択図】図2

Description

本発明は、既設ガス配管の切断端部にフランジ部等を形成する加工を施す加工方法及びそれに用いる加工補助装置、又は既設ガス配管の切り廻し工法に関するものである。
例えば、図1に示したような既設ガス配管において、同図(a)におけるA−Bの配管区間に切り廻し工事を施す場合、先ず、A箇所の上流側のバルブV1,V2を閉止してA−B区間へのガス供給を遮断し、同図(b)に示すように、A−B区間の上流側の配管にN2封入用のパージコックVNを取り付ける。そして、A−B区間を含む下流側の配管内の残留ガスを全てN2等の不活性ガスで置換する。この際、下流側の配管が図示のように多系統に分岐している場合は系統毎にN2パージを行う必要がある。図示のように、例えば下流側にバルブV3,V4,V5が存在する配管P1,P2,P3に分岐する場合には、バルブV4,V5を閉止して配管P1のパージを行い、バルブV3,V5を閉止して配管P2のパージを行い、バルブV3,V4を閉止して配管P3のパージを行うことになる。このようにしてA−B区間を含む下流側のN2パージが完了した後、A箇所とB箇所で管路を切断し、この切断箇所に切り廻し配管PRの両端を溶接する。
また、下記特許文献1には、残留ガスが存在する管路の切断を安全に行うことができるパイプ切断機の技術が開示されており、切断時にカッターの刃部等に冷却用流体を供給することが記載されている。
特開2004−136387号公報
配管切り廻し工事等では、工事区間の下流側へのガス供給停止をできる限り短時間にすることが求められ、夜間作業で翌朝復旧といった限られた時間内で工事を完了することが求められる。しかしながら、前述した従来の配管切り廻し工事等では、工事区間を含む下流側の広範囲に亘って不活性ガスパージが必要になり、そのために膨大な時間を要する問題がある。
また、工事区間を含む下流側の広範囲に亘って不活性ガスパージを行った場合、接続工事後の燃焼ガスパージ(不活性ガスやエアの管外放出)にも時間がかかることになり、工事後の復旧に時間を要する問題が生じる。特に、図1に示したように、工事区間の下流側が多系統に分岐している場合には、配管系統毎にパージ作業を行わなければならないので、そのために要する時間は工事全体で要する時間の大半を占めることになり、パージ作業の時間短縮が工事時間を短縮する上で不可欠な検討事項になっている。
また、工事区間を含む下流側の広範囲に亘ってパージ作業を行った場合、既設ガス管容積によっては管内の残留ガスや管内に封入した不活性ガスを大量に管外に取り出すことになるが、工事現場によっては取り出したガスをその場で処理することができない場合があり、その場合には処理が可能な場所までホースを延長してガスを輸送することになるので、そのための手間と時間を要して工事時間が長期化する問題がある。
また、管外に取り出す残留ガスや不活性ガスの量が多くなると、工事現場によっては処理場所が確保できない場合があり、工事可能な現場が制限される問題や専用の回収設備や保安要員の配置等で施工コストが高くなる問題が生じる。
本発明は、このような問題に対処することを課題の一例とするものである。すなわち、既設ガス配管に対して工事区間の上流側でガス供給を遮断して配管切り廻し工事等を行う場合に、可能な限り管内の残留ガスを残した状態で工事を行うことで、不活性ガスパージや燃焼ガスパージに要する時間を省き工事時間の短縮化を図ること、残留ガスや不活性ガスの管外放出を極力少なくして、どのような工事現場の環境であっても安全且つ低コストでの施工を行うことができること、配管の切り廻し工事においては、配管の任意の箇所を切断して、切断端部にフランジを形成することで、切り廻し範囲を必要最小限に抑えることができること、等が本発明の目的である。
このような目的を達成するために、本発明による既設ガス配管の切断端部加工方法及び加工補助装置、既設ガス配管の切り廻し工法は、以下の各独立請求項に係る特徴を少なくとも具備するものである。
一つには、既設ガス配管の工事区間上流側でガス供給を遮断し、該工事区間で切断されたガス配管の端部を加工する方法であって、前記端部から設定距離だけ奥まった管内に、管内の残留ガスを遮断する設定幅の不活性ガス封止層を形成し、該不活性ガス封止層での不活性ガス圧を設定圧に維持した状態で前記端部に対する加工を行うことを特徴とする。
また一つには、既設ガス配管の工事区間上流側でガス供給を遮断し、該工事区間で切断されたガス配管の端部を加工するための加工補助装置であって、設定間隔を維持した状態で前記端部から管内に挿入される一対の遮断部材と、前記一対の遮断部材を前記端部から設定距離だけ奥まった管内に挿入し、前記端部の外から前記各遮断部材を拡径操作する操作部と、前記一対の遮断部材間に連通し、該一対の遮断部材の前記端部側の遮断部材に形成される2つの接続部とを備え、前記接続部の一方を不活性ガス供給源に接続すると共に、他方を圧力計に接続することを特徴とする。
また一つには、工事区間の上流側で既設ガス配管のガス供給を遮断する工程と、前記工事区間の両端で前記既設ガス配管を切断する工程と、前記既設ガス配管の切断された端部から設定距離だけ奥まった管内に、管内の残留ガスを遮断する設定幅の不活性ガス封止層を形成する工程と、該不活性ガス封止層での不活性ガス圧を設定圧に維持した状態で前記端部にフランジ部を溶接する工程と、前記不活性ガス封止層を取り除いて、前記工事区間に対応した切り廻し配管の両フランジ端部を前記フランジ部にそれぞれ接続し、該接続後に前記切り廻し配管へのガス流通を開放することを特徴とする既設ガス配管の切り廻し工法。
このような特徴を有する本発明は、既設ガス配管に対して工事区間の上流側でガス供給を遮断して配管切り廻し工事等を行う場合に、可能な限り管内の残留ガスを残した状態で工事を行うことで、不活性ガスパージや燃焼ガスパージに要する時間を省き工事時間の短縮化を図ることができる。また、残留ガスや不活性ガスの管外放出を極力少なくして、どのような工事現場の環境であっても安全且つ低コストで施工を行うことができる。配管の切り廻し工事においては、配管の任意の箇所を切断して、切断端部にフランジを形成することで、切り廻し範囲を必要最小限に抑えることができる。
従来技術の説明図である。 本発明の実施形態に係る既設ガス配管の切断端部加工方法を説明する説明図である。 本発明の実施形態に係る既設ガス配管の切断端部加工補助装置を説明する説明図である。 本発明の実施形態に係る既設ガス配管の切り廻し工法を説明する説明図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図2は本発明の一実施形態に係る既設ガス配管の接続端部加工方法を示す説明図である。この方法は、既設ガス配管Pの工事区間上流側でガス供給を遮断し、該工事区間で切断されたガス配管Pの端部P0を加工する方法であって、端部P0から設定距離Lだけ奥まった管内に、管内の残留ガスGを遮断する設定幅の不活性ガス封止層Nを形成し、不活性ガス封止層Nでの不活性ガス圧を設定圧に維持した状態で端部P0に対する加工を行うものである。
既設ガス配管Pは工事区間の上流側でガス供給を遮断しても管内に残留ガスGが残る。従来工法では、この残留ガスGを全て不活性ガス(例えば窒素N2ガス)で置換するパージ作業を行い、その後の切断・接続作業を行っていたが、本発明の実施形態では、このパージ作業を省いて、残留ガスが存在する状態で既設ガス配管Pを切断し、切断後の端部P0から設定距離Lだけ奥まった管内に不活性ガス封止層Nを形成している。この際の切断には、例えば前述した特許文献1に示されるような安全なパイプ切断機等を用いることができる。端部P0に対しての加工としては、端部P0にフランジ部Fを溶接する加工を行うことができる。
これによると、長時間を要するパージ作業を省くことができ、工事時間の大幅な短縮化が可能になる。また、管内の残留ガスや不活性ガスを管外に大量に放出することがないので、どのような工事現場の環境であっても工事が可能になると共に、ガス処理に要する手間や設備、人員等を省けるので、施工コストを削減することも可能になる。また、不活性ガス封止層Nが端部P0から設定距離Lだけ離れたところに形成されるので、端部P0に溶接等の加工を施しても、不活性ガス封止層Nの封止性能が低下するほどの熱が伝わることがなく、残留ガスGを加工箇所から離したところで確実に封止して安全に加工作業を行うことができる。残留ガスGを遮断する手段として不活性ガス封止層Nを形成しているので、不活性ガス封止層N内の圧力を残留ガスGの管内圧力より若干高く設定することで越しガスの発生を防ぎ、安全に端部P0の加工を施すことができる。
不活性ガス封止層Nは、端部P0から管内に挿入された一対の遮断部材11,12の間に形成される。この一対の遮断部材11,12は、例えば切断端部加工補助装置1を用いることで、設定間隔を維持した状態で管内に挿入することができる。そして、一対の遮断部材11,12の端部P0側の遮断部材12に不活性ガス封止層Nに連通する2つの接続部13,14を形成し、一方の接続部13を不活性ガス供給源2(例えばN2ボンベ)に接続すると共に、他方の接続部14を圧力計3に接続する。圧力計3をみながら不活性ガス供給源2からの供給圧を調整することで、不活性ガス封止層N内の充填圧力を設定圧に維持することができる。
各接続部13,14は管外に延出される耐熱管(ステンレス管等)15,16を介して不活性ガス供給源2又は圧力計3に接続されることが好ましい。これによって、溶接等を行う端部P0を通過して管外に延出される部分が耐熱管15,16になり、熱の影響で不具合が生じるのを防ぐことができる。図示の例では、耐熱管15,16はバルブ17,18を介して延長ホース19,20に接続されている。
ここで、設定距離Lは、フランジ部F溶接時の熱が伝搬しても不活性ガス封止層Nの封止性能が低下しない距離に設定される。例えば、溶接時であっても不活性ガス封止層Nの温度が80℃以下になるように設定する。設定距離Lを過剰に離すと、端部P0から取り扱い難くなると共に接続時のエア混入量が増えることになるので、必要最小限の距離に設定することが好ましい。
図3は、本発明の実施形態に係る既設ガス配管の切断端部加工補助装置を説明する説明図である。前述した不活性ガス封止層Nは、例えば図示のような加工補助装置1によって形成することができる。この加工補助装置1は、設定間隔を維持した状態で端部P0から管内に挿入される一対の遮断部材11,12と、一対の遮断部材11,12を端部P0から設定距離Lだけ奥まった管内に挿入し、端部P0の外から各遮断部材11,12を拡径操作する操作部21と、一対の遮断部材11,12間に連通し、一対の遮断部材11,12の端部P0側の遮断部材12に形成される2つの接続部13,14とを備え、一方の接続部13を不活性ガス供給源2に接続すると共に、他方の接続部14を圧力計3に接続している。各接続部13,14が管外に延出される耐熱管15,16を介して不活性ガス供給源2又は圧力計3に接続されることは前述したとおりである。図示の例では、バルブ17,18には延長ホース19,20に接続するための接続コネクタ17A,18Aが備えられている。
各部構造の一例を説明すると、遮断部材11は一対の挟持板部11A,11Bによってゴムリング等の封止部11Cを挟持する構造を有し、遮断部材12は一対の挟持板部12A,12Bによってゴムリング等の封止部12Cを挟持する構造を有する。挟持板部11Bと挟持板部12Aとの間は間隔保持筒部22によって連結されており、その間隔が不活性ガス封止層Nの設定幅に合うように保持されている。遮断部材12には管状の接続部13,14が貫通して、前述したように接続部13,14が遮断部材11,12間に連通している。
操作部21は、端部P0から設定距離Lだけ奥まった管内に遮断部材11,12を挿入するために必要な長さを有し、挟持板部11Bに一端が連結される挿入筒部21Aと、挿入筒部21A内に配備されて遮断部材11,12と間隔保持筒部22を通って先端が挟持板部11Aに連結される操作軸部21Bを有する。操作軸部21Bの基端側には所定の長さにねじ部21B1が形成され、そのねじ部21B1が挿入筒部21Aの基端部に固着されたねじ部21Cに螺合している。
このような切断端部加工補助装置1は、図3(a)の状態で端部P0から管内に挿入され、遮断部材11の先端が設定距離Lだけ奥まった管内に位置するように保持される。そして、その状態で操作軸部21Bを挿入筒部21Aに対して相対的に回転操作することで、挿入筒部21Aに対して操作軸部21Bを管外方向に摺動させる。これによって、図3(b)に示すように、挟持板部11Aが挟持板部11B側に、挟持板部12Bが挟持板部12A側にそれぞれ近接することになり、挟持板部11A,11Bで封止部11Cが圧迫され、挟持部材12A,12Bで封止部12Cが圧迫されることになって、各封止部11C,12Cがそれぞれ拡径して管内面に密着する。
図3(b)に示した状態で、封止部11C,12Cを管内面に密着させた後、接続部13を介して遮断部材11,12間に不活性ガスを充填させる。圧力計3によって充填圧を確認しながら、設定圧に到達した時点でバルブ17,18を閉止し、設定圧の不活性ガス封止層Nを遮断部材11,12間に形成する。このような切断端部加工補助装置1を用いることで、管路Pの端部P0から設定距離Lだけ奥まった管内に簡易に不活性ガス封止層Nを形成することができる。
図4は、本発明の実施形態に係る既設ガス配管の切り廻し工法を説明する説明図である。ここでは、前述した切断端部加工補助装置1を用い前述した切断端部加工方法を実行して、既設ガス配管の切り廻し工事を行う例を説明する。
図示の既設ガス配管は、図1(a)に示したと同様の配管系である。先ず、バルブV1,V2を閉止して、工事区間A,Bの上流側で既設ガス配管Pのガス供給を遮断する。その後、工事区間A,Bの下流側の配管系に繋がる消費機器で管内の残留ガスを燃焼して工事区間の管内圧力を大気圧まで低下させる。そして、工事区間A,Bの両端で既設ガス配管Pを切断する。この際、ガス配管P内には残留ガスが残っているので、切断時の安全性を確保することが必要になる。
そして、既設ガス配管Pの切断された端部P0に切断端部加工補助装置1を挿入し、図2に示すように、端部P0から設定距離Lだけ奥まった管内に、管内の残留ガスGを遮断する設定幅の不活性ガス封止層Nを形成する。そして、不活性ガス封止層Nでの不活性ガス圧を設定圧に維持した状態で端部P0にフランジ部Fを溶接する。
端部P0にフランジ部Fを形成すると、切断端部加工補助装置1を引き抜いて管内の不活性ガス封止層Nを取り除き、フランジ部Fに別途遮断部材(差し板)を取り付ける。そして、遮断部材を装着した状態で切り廻し配管PR側のフランジ部FRを両フランジ部Fに仮接続し、両フランジ部FR間の配管を形成する。切り廻し配管PRが形成されて両フランジ端部FRをフランジ部Fにそれぞれ接続する際に前述した遮断部材を取り除き、両フランジ端部FRをフランジ部Fに接続した後に切り廻し配管PRへのガス流通を開放する。
このような既設ガス配管の切り廻し工法によると、図1に示した従来工法と比較して、N2封入用のパージコックVNを取り付ける工程、A−B区間を含む下流側の配管内の残留ガスを全てN2等の不活性ガスで置換する工程、封入した不活性ガスを燃焼ガスに置換する工程を省くことができる。これらのパージ作業に要する時間は、工事時間全体での占める割合が大きいことから、これらの工程を省略することで大幅に工事時間を短縮することが可能になる。また、残留ガスや不活性ガスを大量に管外に放出することがないので、工事現場の環境に影響なく工事を施工することが可能になり、これら放出ガスの処理が不要になるので施工コストを低減することが可能になる。
また、このような配管の切り廻し工法によると、ガス配管の任意の箇所を切断して、切断端部にフランジを形成することができるので、切り廻し範囲を必要最小限に抑えることができ、その点でも効率的な工事を行うことが可能になる。
1:切断端部加工補助装置,2:不活性ガス供給源,3:圧力計,
11,12:遮断部材,13,14:接続部,15,16:耐熱管,
17,18:バルブ,19,20:延長ホース,21:操作部,
P:既設ガス配管,P0:端部,F:フランジ部,N:不活性ガス封止層,
L:設定距離

Claims (8)

  1. 既設ガス配管の工事区間上流側でガス供給を遮断し、該工事区間で切断されたガス配管の端部を加工する方法であって、
    前記端部から設定距離だけ奥まった管内に、管内の残留ガスを遮断する設定幅の不活性ガス封止層を形成し、該不活性ガス封止層での不活性ガス圧を設定圧に維持した状態で前記端部に対する加工を行うことを特徴とする既設ガス配管の切断端部加工方法。
  2. 前記不活性ガス封止層は、前記端部から管内に挿入された一対の遮断部材の間に形成され、該一対の遮断部材の前記端部側の遮断部材に前記不活性ガス封止層に連通する2つの接続部を形成し、一方の前記接続部を不活性ガス供給源に接続すると共に、他方の前記接続部を圧力計に接続することを特徴とする請求項1に記載された既設ガス配管の切断端部加工方法。
  3. 前記各接続部は管外に延出される耐熱管を介して前記不活性ガス供給源又は前記圧力計に接続されることを特徴する請求項1又は2に記載された既設ガス配管の切断端部加工方法。
  4. 前記端部に対する加工は、当該端部にフランジ部を溶接することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載された既設ガス配管の切断端部加工方法。
  5. 前記設定距離は、前記フランジ部溶接時の熱が伝搬して不活性ガス封止層の封止性能が低下しない距離に設定されることを特徴とする請求項4に記載された既設ガス配管の切断端部加工方法。
  6. 既設ガス配管の工事区間上流側でガス供給を遮断し、該工事区間で切断されたガス配管の端部を加工するための加工補助装置であって、
    設定間隔を維持した状態で前記端部から管内に挿入される一対の遮断部材と、
    前記一対の遮断部材を前記端部から設定距離だけ奥まった管内に挿入し、前記端部の外から前記各遮断部材を拡径操作する操作部と、
    前記一対の遮断部材間に連通し、該一対の遮断部材の前記端部側の遮断部材に形成される2つの接続部とを備え、
    前記接続部の一方を不活性ガス供給源に接続すると共に、他方を圧力計に接続することを特徴とする既設ガス配管の切断端部加工補助装置。
  7. 前記各接続部は管外に延出される耐熱管を介して前記不活性ガス供給源又は前記圧力計に接続されることを特徴する請求項6に記載された既設ガス配管の切断端部加工補助装置。
  8. 工事区間の上流側で既設ガス配管のガス供給を遮断する工程と、
    前記工事区間の両端で前記既設ガス配管を切断する工程と、
    前記既設ガス配管の切断された端部から設定距離だけ奥まった管内に、管内の残留ガスを遮断する設定幅の不活性ガス封止層を形成する工程と、
    該不活性ガス封止層での不活性ガス圧を設定圧に維持した状態で前記端部にフランジ部を溶接する工程と、
    前記不活性ガス封止層を取り除いて、前記工事区間に対応した切り廻し配管の両フランジ端部を前記フランジ部にそれぞれ接続し、該接続後に前記切り廻し配管へのガス流通を開放することを特徴とする既設ガス配管の切り廻し工法。
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